JPH0374318A - 育毛・養毛料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な養毛群に関するものである。

養毛群とは禿頭・脱毛症の発毛、健全な毛質の生育なら
びにそれらに対する予防、保全に対して使用する薬剤を
いう。従って本発明は医薬品ないし化粧品の分野におい
て利用される。

〔従来の技術〕

之等、禿や脱毛の原因として諸説が唱えられ、以って対
応する治療・回復も数多く試みられている。従来養毛剤
、育毛剤・発毛剤と称せられている薬剤の主成分はホル
モン、ビタミン、アミノ酸類、アセチルコリン誘導体等
の血管拡張剤、グリチルリチン酸等の抗炎症剤、セファ
ランチン・アントライン等の皮膚機能亢進剤、トウガラ
シチンキ・ノナン酸ベヘニル等の皮膚刺激剤、サルチル
酸・　ｄｊ２−カンフル等の清涼剤その他多岐に凡って
いる。また生薬エキスについても冬瓜、竹葉、猪苓、茨
苓、スギナ、等々多数出願のあるどころである。また特
殊なものとして５−α−デオキシターセ′、ペンタデカ
ン酸グリセリド、ミノキシジオール、エランイジン酸、
等更にはＣＯ２ガスに至るまで業界各社が発表している
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

老齢化に伴い、頭髪が次第に脱落してゆく自然禿と、円
型脱毛症の如き何等かの病的原因による脱毛とがあるが
、脱毛の原因およびその対策に両者を混同して論する傾
向にある。脱毛の機構は非常に複雑で男性ホルモンの活
性化を賞する５−α−レダクターゼが毛包細胞の分裂を
抑制するという尤もらしい説が最近提起されたが、斯様
に単純でないとする反説もある。（特開平１−１６５５
１０．特開平１−１６３１１４）従前は、着帽等のムレ
またフケ脂呂鳥等で頭皮の呼吸孔がつまり、毛母細胞の
血流が悪くなるのが原因といわれ、またス）　ｌ／スに
よるホルモン、栄養バランス不良が原因ともいわれ、ホ
ルモンに関しては男性ホルモン過多が頭頂部、女性ホル
モンは頭側部を支配するとの説もあり、結局遺伝的体質
と酒・コーヒー等の刺激物摂取の不節生であると諦らめ
説に落ち着くのである。

しかし、脱毛の当人にとっては重大率で、この治療の目
的に従来数十種以上の育毛・養毛剤が発表され、そのう
ち確実に効果があるものがあるとすれば、禿頭人はいな
い筈であるが、それらは大分にプラセボ効果はあるとし
ても万能というものでもない。故に昔から毛生え薬に関
して新しい商品が次々と生まれ、そして消えてゆくので
ある。

〔問題を解決するための手段〕

本発明者等は、２迄の諸説を充分含読の上、２等知識を
参考にして発毛・育毛に関する成分を探索した。実際的
には効果の有無は実験を行いその結果を判定する以外に
確認の方法はない。実験の第一段階はマウス検体発毛試
験であり、第二段階として製剤後はヒト養毛効果試験で
ある。数十種に及ぶ成分を取上げ実験の結果、フィチン
酸が有効なることを見出した。

フィチン酸は次式に示される構造を有し、イノジットの
燐酸エステルである。動物、植物体中に存在し、工業的
には米麦の精製副産物である糠から製造される。

Ｉ’１１．Ｉ ＝３ 角斥 この磐離体であるイノジットは動物体内において、何等
かの生理作用のあることが明らかになっている。即ちメ
ゾ型はビタミンＢ１複合体の内の一つでハッカネグスの
脱毛症に効力があることが明らかとなっており、活性型
はビオチン、パントテン酸、ヂアミンと併用して酵母の
発育を増進することが学術的に明らかになっている。ビ
タミン類の因果作用は最近再び医学的研究がすすめられ
ており、昔、ビオスと呼ばれたビタミン複合体から各物
質が分離されて皮膚及び毛髪に対する影響が次第に解明
されつつある。

フィチン酸はイノジットのエステル態であるため、イノ
ジットより動物の皮膚、粘膜より吸収し易い特性を有す
ることを実験より確δ忍したのである。

この燐酸エステルは水ならびに油に可溶型として、それ
自体また中和塩は乳化し易い特徴がある。

本発明はフィチン酸を配合した毛髪剤に係るものである
が、実験の結果それ単独で効果は認められるものの、従
来より使用されている育毛剤との併用も相乗効果として
δ忍められる場合があり之を拒むわけでない。また之等
を製剤とするための基剤、執剤、溶剤、可溶化剤、香料
、着色料等は当然含まれるものである。

例えば、塩化カルプロニウム、ミノキシジル、ジアゾキ
サイド等の血管拡張剤、エストラジオール等の女性ホル
モン剤、メチオニン等のアミノ酸類、ビタミン８群Ｈ，
Ｐ、　Ｆ、　Ｂ等のビタミン類、冬瓜夏草等の生薬類、
ペンタデカン酸、及びこれらのトリグリセリド類等の皮
膚機能亢進剤、オキセンドロン等の抵男性ホルモン剤、
ヒノキチオール、ヘキサクロロフェン、フェノール、Ｚ
ＰＴ、）コフェリルレチノエート、ビタミンＢエステル
類、硫化セレン、チオキソロン、イオウ、レゾルシン、
テトラクロロザリチルアニリド、オクタデシルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロリド等の第４級アンモニウム塩、塩
化ベンザルコニウム、セチルピリジニウムクロリド、ウ
ンデシレン酸、トリクロロカルバニリド及びピチオノー
ルアズレン等の抗フケ剤、グリチルリチン酸及びそのア
ンモニウｌ・塩等の誘導体、アラントイン、メントール
等の消炎或は清涼剤、トウガラシチンキ、ノニル酸ベヘ
ニルアミド等の刺激剤、ザリチル酸、亜鉛及びその化合
物、乳酸及びそのアルキルエステル、ビタミン類、生薬
成分等の薬剤、オリーブ油、マカデミアナツツ油、スク
ワラン等の動植物油、流動パラフィンに代表される炭化
水素油、イソプロピルミリステート、セチルイソオクタ
ノエート、２エチルへキシルパルミテート等のエステル
油、ミツロウ等のワックス類、高級脂肪酸、高級アルコ
ール等の油分、水、乳酸及びそのエチルエステル等の誘
導体、ポリエチレングリコール、ソルビトール等の多価
アルコール、エタノール等の低級アルコール、ムコ多糖
類（コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸及びそれらの塩
等）、ピロリドンカルボン酸塩、プロテオグリカン、コ
ラーゲン、グリセリン等の保湿剤、界面活性剤、香料、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、色素等を挙げることができ
、これらを一種又は二種以上混合して使用する。

本発明の養毛剤の剤型は、薬効を得るに適したものであ
れば任意の形態が使用でき、例えば、粉末、顆粒、散剤
、錠剤、カプセル剤、シロップ剤、原剤、注射剤、軟膏
剤等である。この中で外用剤が使用簡便な点から好まし
く、外用できるものであれば任意の形態でよく、例えば
、ローション、リニメント、乳液等の外用液剤、クリー
ム、軟膏、パスタ、パップ、ゼリー、スプレー等の外用
ｎ型剤等を挙げることができる。

〔実施例〕

実施例１．ヘアトニック組成物 フィチン酸　　　　　　　　　０．５０　（１１１％）
ヒノキチオール　　　　　　　００５ ビタミンＥアセテート　　　　　０．０５イソプロピル
アルコール　　　１５．００エチルアルコール　　　　
　　４０．００Ｐ、　Ｏ，Ｂ硬化ヒマシ油（４０Ｂ、０
）　　　０．５０水酸化ナトリウム　　　　　　　０．
３０アズレン　　　　　　　　　　　０．０１香料　　
　　　　　　　　　　　０．２０精製水を加え１００Ｗ
％とする。

７ 実施例２．ゲル状養毛組成物 フィチン酸 カンファー メントール グリチルリチン酸ジカリウム エチルアルコール グリセリン ヒドロキシプロピルセルローズ カルボキシビニルポリマー ラウリル酸ジェタノールアミド Ｐ、　Ｏ，ロノニルエーテル（３０Ｂ、Ｏ）水酸化カリ
ウム 精製水を加え 実施例３．ムース状整髪料 フィチン酸 加水分解コラーゲン ガフカット（※１） ルビスコール（※２ ユカフォーマー（※３） シリコーン ＝８ 塩化ステアリルメチルアンモニウム　　　　　　　　　
　　０．２パラオキシ安息香酸エステル　０．１ 黄色４号　　　　　　　　　　微量 香料　　　　　　　　　　　　微量 変性アルコール　　　　　　　１６．００精製水を加え
て１００とする。

以」二層液９０部とＬＰＧ　１０部をエアゾール缶に充
填し、製品とする。

※１　ポリビニルピロリドンジメチルエチルメタアクリ
レート ※２　ビニルピロリドン醋酸ビニル共重合体※３Ｎ−メ
タクリルＮ−ジメチルアンモニウム２−メチルカルボキ
シベタイン・メ タクリル酸ブチル共重合体（３０％液）〔発明の効果〕 上記実施例１〜３と、その比較例としてフィチン酸を配
合せず他は全く同一処方のものを製造し、両方の比較試
験を行った。

マウス発毛試験：検電周期の休止期にあるマウス１０匹
を１郡とし、シェーバ−でを部を刷毛し、それぞれの試
料を１日１回０．１ｍｌずつ塗布した。各試料の発毛効
果はマウスを部の発毛部分の面積を測定して５０％発毛
率に達するに要した平均日数で示す。なお対照区は５０
ｖ％エタノールを塗布したもので結果は第１表の如くで
ある。

第　　１　　表 無を比較した。実施例１〜３の製剤品を各々男性３名の
頭部片側に毎日塗布し、１００日後その塗布場所（ＭＩ
ｊＪ’Ｄ区）と対照反対側（比較区）の毛を３０本づつ
抜き、それぞれの毛根を調べ休止期毛根％として第２表
に示す。

第　　２　　表 根を顕微鏡下で観察し、毛根の形態から休止期毛根数を
計数し、その割合の増減によって効果の有上記の効果試
験の結果より明らかな様に、本発明品は養毛・育毛の効
果が著名にδ忍められる。また施用区の毛髪は概して太
くかつ黒色艷に富み、１− 白毛のないことが特長である。

安全性について、化粧品使用前例があり問題はない。

Ｌムと

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フィチン酸を配合することを特徴とする養毛料。