JPH0374154B2 - - Google Patents

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JPH0374154B2
JPH0374154B2 JP61306278A JP30627886A JPH0374154B2 JP H0374154 B2 JPH0374154 B2 JP H0374154B2 JP 61306278 A JP61306278 A JP 61306278A JP 30627886 A JP30627886 A JP 30627886A JP H0374154 B2 JPH0374154 B2 JP H0374154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は廃水の処理装置に係り、特に廃水の浮
上分離と、浮上分離水の濾過と、浮上分離スカム
の濃縮とを連続的に行なうことができる廃水の浮
上・濾過・濃縮装置に関するものである。 [従来の技術] 浮上分離処理に適する廃水を処理する場合の一
般的な工程について説明する。 第5図のフローチヤートに示すように、廃水は
沈砂池等で前処理され、貯留槽等で調整された
後、薬注等の条件付けを施されて浮上分離設備に
送られる。浮上分離設備は一般に浮上分離槽と気
泡発生装置により構成されており、この設備で廃
水は汚濁成分をスカムとして浮上分離される。前
記気泡発生装置としては、廃水中に析出気泡を発
生させる加圧浮上形のものと、廃水中に分散気泡
を発生させる形式のものとが一般的に用いられて
いる。 浮上分離されたスカムは水分が多いため、濃縮
することによつて体積を減らす必要があり、一般
には自然沈降によつて濃縮される。汚泥をスラリ
ー状汚泥として搬出処分する場合には濃縮するだ
けで良いが、ケーク状汚泥とする必要がある場合
には、さらに脱水機等によつて脱水する必要があ
る。なお、スカムを濃縮しないで直接脱水する場
合もあるが、濃縮後脱水する場合に比べて効率が
良くない。 浮上分離処理を行なつても、分離水中には汚濁
物の浮き残りが出るため排水基準値が厳しくなつ
てきた昨今では、特別な場合を除いて分離水をさ
らに濾過するのが普通である。 分離水の濾過には、アンスラサイト・砂等を用
いた全自動急速濾過機が多く使用されている。ま
た濾過される浮上分離水の清澄度の監視は、一般
に操業員が巡回して目視で行なつているが、省力
化のために光学機器を用いた装置(光の吸収率や
反射率等を計測する装置、例えば可視光線を照射
して反射率を検知する濁度計等)も用いられるよ
うになつている。 [発明が解決しようとする問題点] 上記各装置より成る一連の廃水処理設備は、建
設面積を広く必要とし、工程が複雑であるため運
転・維持管理に多くの費用と人手を必要とし、さ
らに操作には熟練を要するという問題点があつ
た。このような問題点は、前記廃水処理設備を構
成する個々の装置が、それぞれ単一の機能しか持
たず、高価・複雑であるということから発生して
いる。即ち、個々の装置について問題点をあげる
と、まず前記濃縮装置によれば汚濁物を自然沈降
させるための大きな水槽と上澄水の抜き出しポン
プ等が必要となり、自然沈降のために濃縮率は上
がらず、上澄水の抜き方が難しいという問題点が
ある。さらに有機物よりなるスカムを取扱う場合
には、静置することによつて水槽の内容物が腐敗
し、臭気の発生・管路等の腐食・処理水の水質悪
化・有毒ガスの発生といつた問題が発生すること
もあつた。また前記濾過装置によれば、濾過塔本
体の他に、ポンプ2台(濾過用、逆洗用)、大き
な水槽(濾過原水槽及び逆洗水槽)、ブロワ、圧
力計、圧力スイツチ、自動弁、タイマ等が必要に
なり、その配管系統及び制御系統はきわめて複雑
であつた。また浮上分離水の清澄度を監視するた
めに用いられる前記濁度計のような装置は、装置
自体が複雑・高価なだけでなく、維持に要する手
間と費用が少なくないという問題点があつた。 [発明の目的] 小型で構造が単純なために操作しやすく、製
作・維持に要するコストが安価な廃水の浮上・分
離・濃縮装置を提供することを目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 次に上記の問題点を解決するための手段を実施
例に対応する図面を参照して説明する。 すなわち、本発明による廃水の浮上・濾過・濃
縮装置は、 上端が水面下に位置する堰板2によつて廃水が
導入される補助槽3と浮上分離槽1とに区画され
た浮上分離装置と、 前記浮上分離装置とは分離して設けられ、前記
浮上分離槽1から廃水が導入されるとともに内部
で微細気泡が形成され、この微細気気泡を前記補
助槽3内に送出する気泡発生装置4と、 前記浮上分離槽1内の廃水の水面に対して斜め
に設置され、循環駆動される無端濾布13の下半
部を廃水の水面下におき、該無端濾布13で廃水
を濾過して無端濾布13の内部に処理水を導くと
共に廃水の水面下から水面上に向けて循環してい
く上側の無端濾布13によつて水面上の汚濁物を
搬送・濃縮し、無端濾布13の両側面の少なくと
も廃水に浸る部分は閉鎖されている濾過・濃縮機
8と、 前記濾過・濃縮機8の閉鎖側面から濾過・濃縮
機8の内部に先端部が貫通して挿入され、濾過・
濃縮機8内部の処理水を外部に排水する配管と、 を具備することを特徴としている。 また、前記浮上分離槽に水質監視センサとして
の液面計6を設けることができる。 〔作用〕 汚濁物を含む廃水Wは、補助槽3に導入され、
この補助槽3には、同時に気泡発生装置4によつ
て形成された気泡が薬剤とともに導入される。 廃水W中の汚濁物は、微細気泡内に取り込まれ
て一体のスカムとなつて補助槽3の上層に分離浮
上し、堰2の上端を越えて浮上分離槽1の上層に
順次押されて移動し、濾過・濃縮機8の無端濾布
13に乗せられて無端濾布13とともに上方へ搬
送されていく。 汚濁物と分離水は、無端濾布13で濾過され、
無端濾布13の表面に汚濁物の架橋が形成される
とともに清澄な処理水が無端濾布13の閉鎖内部
に導かれる。 この閉鎖内部の処理水は、閉鎖側面より先端が
内部に貫挿された配管により外部に排水される。 また、汚濁物の付着水分は無端濾布を通して重
力により落下し、該汚濁物は上記上方へ搬送され
つつ濃縮されて濾過・濃縮機8の上端より取り出
される。 [実施例] 本発明の一実施例を第1図及び第2図によつて
説明する。 第1図において1は、浮上分離槽である。浮上
分離槽1内には堰板2によつて補助槽3が設けら
れている。補助槽3の底部には配管P1が接続さ
れており、外部から補助槽3内に廃水を導入でき
るようになつている。漏斗状に形成された浮上分
離槽1の最低部には配管P2が接続されており、
該配管P2は気泡発生装置4の入口4aに接続連
通されている。この気泡発生装置4は、空気量が
多いため浮上分離速度が早く、浮上分離されたス
カムを水流に乗せて後述する濾過・濃縮機8へと
送ることができる。そしてこの気泡発生装置4の
出口4bは前記配管P1に接続されている。また
浮上分離槽1の側壁には、他端が大気圧下に開放
されたL字型管5の一端が接続連通されており、
L字型管5内に導かれた液体の水位は浮上分離槽
1の水位と等しくなつている。そしてL字型管5
の他端には棒式レベル電極6が設けられており、
L字型管5内の水位を介して浮上分離槽1内の水
位を検知できるようになつている。 次に、補助槽3とは反対側の浮上分離槽1の壁
部には、水平面に対して所要の傾斜角度(本実施
例では例えば20゜〜35゜)で、傾斜壁板7が連設さ
れている。第1図には示していないが第2図に示
すように、傾斜壁板7の両側には浮上分離槽1の
壁板1aが垂設されており、後述する濾過・濃縮
機8の設置場所が構成されている。 第1図及び第2図に示すように、前記傾斜壁板
7の上には濾過・濃縮機8が所定の傾斜角度で、
下半部を廃水W内に浸漬させた状態で設置されて
いる。この傾斜角度は、廃水Wが含む汚濁物の性
質や装置全体の構成によつて種々に変更しうる
が、装置全体をコンパクトにまとめ、浮上分離し
た汚濁物(以下、スカムと呼ぶ。)を確実に搬送
するため、本実施例では特に20゜〜35゜に設定して
いる。 濾過・濃縮機8は、シール材9を介して壁板1
aに取付けられた一対の梯子状のフレーム10,
10を基体としている。浮上分離槽1外にある両
フレーム10,10の上端間には回動軸を水平に
して上部ドラム11が設けられ、浮上分離槽1の
廃水W内にある両フレーム10,10の下端間に
は底部ドラム12が回動軸を水平にして設けられ
ている。上部ドラム11及び底部ドラム12の間
には無端濾布13が巻装されており、この無端濾
布13には濾布緊張部14によつて所定の張力が
与えられている。そして駆動部15に連動連結さ
れた上部ドラム11によつて該無端濾布13は図
中時計回り方向に循環駆動され、水面下から水面
上へ向けて移動していく上側の無端濾布13aに
よつて、水面上のスカムを上方へ搬送していくよ
うに構成されている。前記無端濾布13の上側に
ある部分は、両フレーム10,10の上部間に設
けられた複数本の回動自在のローラ16によつて
支えられている。そして上側の無端濾布13aの
両端縁部は、両フレーム10,10の上部内面に
取付けられた上アングル17と、両フレーム1
0,10の最上部内面に取付けられた押え板18
とによつて摺動自在に挟持されている。また無端
濾布13aの端縁部と接触する押え板18の下面
には、少くとも廃液Wに浸る部分についてはシー
ル材19が設けてある。前記無端濾布13の下側
にある部分13bの内、廃液W内に位置する部分
は、両フレーム10,10の底部間に渡設・連結
された底板20の内面上に支えられている。そし
てその両端縁部は、両フレーム10,10の下部
内面に設けられた下アングル21によつて、前記
底板20の内面との間に摺動自在に挟持されてい
る。なお、浮上分離槽1外にある下側の無端濾布
13bは、両フレーム10,10間に設けられた
図示しないローラによつて支えられている。 以上説明したように、フレーム10,10と無
端濾布13によつて区画された濾過・濃縮機8の
内部は、浮上分離槽1とはシール材9,19等に
よつて分離されている。そして浮上分離槽1内の
廃水Wは、廃水Wの水面下にある上側の無端濾布
13aで濾過されて処理水となり、濾過・濃縮機
8の内部に入るように構成されている。そして浮
上分離槽1の壁板1aには抜出し管22が設けら
れており、該抜出し管22は廃水Wの水面下にあ
る底部ドラム12の近傍で濾過・濃縮機8の内部
に連通し、内部にたまつた処理水を外部に導くこ
とができるようになつている。抜出し管22には
外部の配管P3が接続されており、この配管P3
は浮上分離槽1内にある廃水Wの水面位置付近ま
で延設されている。そして、垂設された該配管P
3の開口端には処理水の流出管23が上下動自在
に設けられており、処理水が流出する高さを調節
することによつて濾過・濃縮機8内にある処理水
の水位を調整できるように構成されている。 次に、前記濾過・濃縮機8の上半部には濾布洗
浄部24が設けられており、浮上分離槽1内に回
帰していく無端濾過13を洗浄水の噴射によつて
洗浄できるようになつている。そして前記濾布洗
浄部24の下方には洗浄水受箱25が設けられて
おり、使用済の洗浄水等を浮けて、管P4から外
部の所定場所へ送れるようになつている。次に、
濾過・濃縮機8の上端部にある上部ドラム11の
下方には、スカムシユート26が設けられてい
る。上側の無端濾布13aに載せられて上方へ搬
送されながら水分を落下させて濃縮させてきたス
カムは、上部ドラム11で無端濾布13から離
れ、スカムシユート26内に落下するように構成
されている。 次に、以上の構成における作用について説明す
る。 第1図において、浮上分離槽1内の浮上分離水
W1と一部のスカムは管P2を介して気泡発生装
置4に吸込まれ、管P1から導入されてくる廃水
Wと共に補助槽3内に送り込まれる。この時、補
助槽3内に導入される廃水Wには必要に応じて薬
剤を添加してもよい。そして廃水Wが含む汚濁物
は、前記気泡発生装置4によつてつくられた気泡
や薬剤の働きにより、大部分が補助槽3内で浮上
分離される。浮上分離されたスカムは、気泡によ
り送りの力を受け、浮上分離槽1内の水流にのつ
て濾過・濃縮機8の方へ送られる。 濾過・濃縮機8は廃水Wの水面に対して斜めに
設置されており、循環駆動される無端濾布13の
下半部を浮上分離槽1内の廃水W中に浸漬させて
いる。スカムの一部と分離水W1は水面下にある
上側の無端濾布13aで速やかに濾過され、直ち
に無端濾布13aの表面には汚濁物の架橋が形成
される。架橋が形成されると、濾過によつて得ら
れる処理水はさらに清浄となり、濾過・濃縮機8
の内部には清澄な処理水W2が溜つていく。そし
て処理水W2は、抜出し管22・配管P3・流出
管23を経て外部に抜き出される。架橋が形成さ
れた上側の無端濾布13aは、廃水Wの水面下か
ら水面上に向けて循環していき、水面に浮上した
スカムを乗せて上方に搬送していく。スカムの付
着水分は上側の無端濾布13aを通して重力によ
り落下し、スカムは濃縮されていく。 濃縮されたスカムは上部ドラム11でスカムシ
ユート26内に落下する。濾布に対するスカムの
付着力が強い場合には、上部ドラム11付近に掻
き取り板を設けてスカムを掻き取るか、回転棒を
設けてスカムをたたき落すようにしてもよい。 浮上分離が不調になると浮上分離槽1内の水が
濁り(即ち分離水内に汚濁物が多くなり)、無端
濾布13は目詰りして濾過抵抗が大きくなるの
で、濾過・濃縮機8内にある処理水W2の水位に
対して浮上分離槽1内にある分離水W1の水位が
上昇してくる。従つて、浮上分離作用の異常、即
ち浮上分離水の水質異常は、浮上分離槽1の水位
増加として、前記棒式レベル電極6によつて自動
的に検知することができる。これを実験で確かめ
るため、汚泥の一部を水に分散させたものと、粘
土粒子(カオリナイト系)を水に分散させたもの
を用意し、これらを浮上分離槽1の廃水Wに量を
変化させて添加したところ、各添加量と浮上分離
槽1の水位上昇がほぼ比例していることが確認さ
れた。 以上説明した実施例において、無端濾布13の
材質・構造等は廃水・使用薬剤等の種類に合せて
適宜に選択すればよい。例えば織布の表面に短繊
維を静電植毛した素材等を利用することができ
る。また幅広の無端濾布を用いれば、同一性能で
濾過・濃縮装置の長さを短かくすることができ
る。また長さを変えなければ同装置を大型化し、
処理能力を向上させることができる。 また本実施例では、前記濾過・濃縮機8の設置
傾斜角を20゜〜35゜としたが、搬送・濃縮するスカ
ムがずり落ちなければこれより大きくてもよい
し、装置全体の設置スペースに余裕があればこれ
より小さくてもかまわない。 また前記気泡発生装置4には、析出気泡を発生
させる加圧浮上分離式のものや、分散気泡を発生
させる常圧浮上分離式のもの等がある。気泡発生
装置4は、廃水の性質や使用薬剤の種類等にあわ
せた適切な種類のものを選択すればよい。 このように第1実施例の装置によれば、気泡に
よる廃水の浮上分離と、分離水の濾過を同一槽内
で行なつているので、廃水の浮上分離・濾過・ス
カムの濃縮を簡単な装置で連続的に効率よく行な
うことができ、しかも浮上分離処理の異常をレベ
ル計といつた簡単な装置で直ちに検出することが
できるという効果がある。 次に本発明の第2実施例を第3図によつて説明
する。 この実施例は、ベルト式のスカムスキマ30が
浮上分離槽31の水面近傍に設けられた点と、浮
上分離槽31自体が若干大型となつている点と
が、前記第1実施例と異なつている。その他の部
分は、第1実施例とほぼ同様な構成とされている
ので、相当する部分には第1図の同じ符号を付し
て説明を省略する。 本実施例の気泡発生装置32が廃水中に発生さ
せる析出気泡の量は、前記第1実施例に比べて少
なくなつている。そのため、浮上分離速度が遅く
なると共にスカムの送りも悪くなつている。そこ
で、スカムスキマ30を矢印方向に駆動させ、水
面に浮んだスカムを濾過・濃縮機8に送るように
したものである。 次に、第1実施例の浮上・濾過・濃縮装置を試
験した結果について具体例をあげて説明する。 浮上分離槽1の直方体部分の寸法を0.5×1.0×
0.85mH、傾斜壁板7の傾斜角度を25゜とした。
そして濾過・濃縮機8については、幅0.4mの植
毛濾布を無端濾布13として採用し、上下のドラ
ム間距離を1m、濾布の送り速度を8m/分とし
た。そして廃水中には高分子凝集剤等の薬剤を添
加し、主として分散気泡によつて3.5m3/hの処
理速度で運転した結果、表に示すような分析値の
処理水を得ることができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る装置によれ
ば、浮上分離槽1とは堰板2によつて区画された
補助槽3内に、廃水と別途気泡発生装置4によつ
て形成した微細気泡とを導入させ、廃水内の汚濁
物を気泡内に取り込ませてスカムとして浮上さ
せ、このスカム層を堰板2を越えて浮上分離槽1
の上層に移動させて、浮上分離槽1内の濾過・濃
縮機8の無端濾布13によつて、スカムの分離と
濃縮とを連続的に行なわせるようにしたので、上
記スカムの分離時に浮上分離槽1内の廃水の流れ
が気泡等によつて乱されることがなくスカムの分
離と濃縮とを連続的に効率よく行なわせることが
出来る。 また、上記スカムを分離した処理水は、無端濾
布13により濾過され、濾過・濃縮機8の閉鎖内
部に導びかれ、該閉鎖側面より先端が内部に貫挿
された配管により外部に排出させるようにしたの
で、該処理水中に汚濁物が混入することがなく、
清澄な処理水として排出されることから、公害防
止も優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す構成図、第
2図は第1図の−切断線における拡大断面
図、第3図は本発明の第2実施例を示す構成図、
第4図は比較例の構成図、第5図は一般的な廃水
の浮上分離処理工程を示すフローチヤートの一例
である。 1,13……浮上分離槽、4,32……気泡発
生装置、8……濾過・濃縮機、13……無端濾
布、13a……上側の無端濾布、W……廃水、6
……水質監視センサとしての液面計である棒式レ
ベル電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上端が水面下に位置する堰板2によつて廃水
    が導入される補助槽3と浮上分離槽1とに区画さ
    れた浮上分離装置と、 前記浮上分離装置とは分離して設けられ、前記
    浮上分離槽1から廃水が導入されるとともに内部
    で微細気泡が形成され、この微細気泡を前記補助
    槽3内に送出する気泡発生装置4と、 前記浮上分離槽1内の廃水の水面に対して斜め
    に設置され、循環駆動される無端濾布13の下半
    部を廃水の水面下におき、該無端濾布13で廃水
    を濾過して無端濾布13の内部に処理水を導くと
    共に廃水の水面下から水面上に向けて循環してい
    く上側の無端濾布13によつて水面上の汚濁物を
    搬送・濃縮し、無端濾布13の両側面の少なくと
    も廃水に浸る部分は閉鎖されている濾過・濃縮機
    8と、 前記濾過・濃縮機8の閉鎖側面から濾過・濃縮
    機8の内部に先端部が貫通して挿入され、濾過・
    濃縮機8内部の処理水を外部に排水する配管と、 を具備することを特徴とする廃液の浮上・濾過・
    濃縮装置。 2 前記浮上分離槽に水質監視センサとしての液
    面計6が設けられた特許請求の範囲第1項記載に
    よる廃液の浮上・濾過・濃縮装置。
JP30627886A 1986-12-24 1986-12-24 廃水の浮上・濾過・濃縮装置 Granted JPS63162088A (ja)

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JP30627886A JPS63162088A (ja) 1986-12-24 1986-12-24 廃水の浮上・濾過・濃縮装置

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