JPH0373882A - 放射線測定装置 - Google Patents

放射線測定装置

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JPH0373882A
JPH0373882A JP21049289A JP21049289A JPH0373882A JP H0373882 A JPH0373882 A JP H0373882A JP 21049289 A JP21049289 A JP 21049289A JP 21049289 A JP21049289 A JP 21049289A JP H0373882 A JPH0373882 A JP H0373882A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、医用X線撮像装置や産業用非破壊検査装置等
の各種分野に利用可能な放射線検出装置に関する。
〈従来の技術〉 放射線の測定方法としては、放射線検出器への放射線入
射により出力されるパルス信号を計数することによって
、入射放射線を測定するフォトン計数法、また、放射線
検出器の出力を積分することによって、入射放射線を測
定する積分法がある。
ところでフォトン計数法によると、入射放射線量が低い
場合には、放射線を正確に測定できるものの、入射放射
線量が高い場合には、放射線検出器の出力パルスがパイ
ルアップを起こすため、パルスの数え落としが生じると
いう問題がある。
一方、積分法によると、放射線検出器の出力を積分する
ので、パイルアップが生じても測定可能であるものの、
フォトン計数法に比べ検出器のオフセット出力の変動等
に起因する誤差が測定値に大きく効いてくるという問題
があり、低線量の放射線測定には不向きである。
そこで、従来、1台の装置にフォトン計数法の回路系、
および積分法の回路系を設け、入射放射線量に応じて、
いずれか一方の回路系を選択できる、広いダイナミック
レンジをもつ放射線測定装置を構築している。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上述の装置おいて、積分法による回路系は、
放射線検出器の出力を積分器により積分し、その積分器
の出力をラッチした後、A/D変換器によりディジタル
信号に変換するという方式を採っており、回路系が複雑
かつ大掛かりになるばかりでなく、A/D変換のために
余分な時間を要し、このため、応答性が遅いという問題
があった。
本発明の目的は、積分器やA/D変換器等を用いること
なく、低線量から高線量に亘る広範囲の放射線測定を行
うことのできる、放射線測定装置を提供することにある
く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、実施例に対応する
第1図を参照しつつ説明すると、本発明は、放射線入射
によって電流パルスを発生する放射線検出器1と、その
電流パルスを入力するI−■変換器2と、このI−V変
換器2の出力パルス信号を入力するパルス計数器(第1
のカウンタ)6aを備えた装置において、I−V変換器
2の入出力間に並列に接続され、その1−V変換器2の
出力があらかじめ設定した基準値v2を超えたときに「
閉」となるアナログスイッチ4と、そのアナログスイッ
チが、「閉」となる回数を計数する計数手段(第2のカ
ウンタ)6bと、その計数手段6bおよびパルス計数器
6aのそれぞれの出力に基づいて、入射放射線量の測定
情報を出力するデータ処理手段7を設けたことによっ特
徴づけられる。
く作用〉 基準値■2を、放射線検出器1に1個の放射線フォトン
が入射したときのI−V変換器2の出力波高値よりも高
い値に設定しておけば、入射放射線量が低く、パイルア
ップが生じていないときには、アナログスイッチ4は「
開」の状態が保持され、入射放射線量は、従来のフォト
ン計数法により計数される。
一方、入射放射線量が高い場合には、第2図に示すよう
に、I−V変換器2の出力にパイルアップが生じ、その
出力は時間とともに増加して基準値Vzを超える。この
とき、アナログスイッチ4は、I−V変換器2の出力が
基準値v2を超えた時点から所定時間経過後に「閉」と
なり、I−V変換器2の出力がゼロレベルに戻った時点
から所定時間経過後に「開」となり、この動作を順次繰
り返し、アナログスイッチ4が「閉」となった回数が後
段の計数手段6bによって計数される。
ここで、パイルアップが生じているときの、フォトン計
数法による回路系のパルス計数器6aに記録される計数
値は、パルス数え落としのために、真の計数値よりも低
い値となるが、このパルス計数器6aおよび計数手段6
bのそれぞれの計数値を、データ処理手段7において、
例えば、所定の重み付けを行った後、その両者を加算す
れば、データ処理手段7の出力は、パルス数え落とし分
が補正された、真の計数値に近似した情報となる。
〈実施例〉 第1図は、本発明実施例の構成を示すブロック図である
半導体放射線検出器1への放射線入射により出力される
電流パルス信号は、■−■変換器2に導かれ、その帰還
容量Czに充電され電圧信号に変換される。この電圧パ
ルス信号は、コンデンサC5を介して電圧増幅器3によ
って増幅された後、第1の電圧比較器5aによって、所
定波高値■1以上のパルス信号のみが抽出される。そし
て、電圧比較器5aによって弁別された有効パルスは、
第1のバイナリ−カウンタ6aにより計数される。
以上の回路系は、公知のフォトン計数法による回路系と
同様である。なお、I−V変換器2の出力信号は、電圧
増幅器3により増幅される同時に、コンデンサC5と増
幅器3により雑音成分が除去されて次段の電圧比較器5
aに導かれる。
さて、I−V変換器2の入出力間に、アナログスイッチ
4が並列に接続されている。このアナログスイッチ4は
、第2の電圧比較器5bの出力に従って開閉駆動するス
イッチで、電圧比較器5bの出力が「H」レベルのとき
に「開」、「L」レベルのときには「閉」となる。
第2の電圧比較器5bは、I−V変換器2の出力信号を
人力し、その入力信号が基準電圧V2以下のときにはr
H,レベルの信号を、以上のときには「L」レベルの信
号を出力する。その出力は第2のバイナリ−カウンタ6
bに入力される。バイナリ−カウンタ6bは、電圧比較
器5bの出力が「L」レベルになる回数、すなわちアナ
ログスイッチ4が「閉」となる回数を計数する。ここで
、電圧比較器5bの基準電圧V2は、放射線検出器1に
1個の放射線フォトンが入射したときのI−V変換器2
の出力波高値よりも高い値に設定されている。
以上の、第1および第2のカウン6aおよび6bの出力
は、データ処理装置7に導かれる。データ処理装置7は
、導かれた二つの計数値にそれぞれ所定の重み付けを行
った後、その両者を加算する。すなわち、例えば、第3
図(a)に示すように、第1のカウンタ6aの計数値の
入射フォトンに対するパルス数え落とし分を、第2のカ
ウンタ6bの計数値により補正して、同図(b)に示す
ような入射フォトンに比例する情報を出力するよう構成
されている。
第2図は、本発明実施例の作用を示す波形図である。
まず、入射放射線量が低く、パイルアップが生じていな
いときには、I−V変換器2の出力が第2の電圧比較器
5bの基準電圧v2を超えることはなく、アナログスイ
ッチ4は、常に「開」の状態を保持し、第2のカウンタ
6bには何も記録されない。従って、データ処理装置7
には、第1のカウンタ6aにより記録された計数値、す
なわち従来と同様のパルス計数法による計数値のみが入
力され、その計数値に応じた情報がデータ処理装置7か
ら出力される。
さて、入射放射線量が高い場合には、第2図に示すよう
に、I−V変換器2の出力にパイルアップが生じ、その
出力は時間とともに増加して基準電圧V2を超えること
になる。I−V変換器2の出力が基準電圧V2を超える
と、まずは、第2の電圧比較器5bの出力がrl、Jレ
ベルとなり、次いで、アナログスイッチ4が閉じる。ア
ナログスイッチ4が「閉」となることによって、I−V
変換器2の帰還容itc、に蓄積された電荷は瞬時にし
て放電され、I−V変換器2の出力が再びゼロレベルに
戻る。これにより、第2の電圧比較器5bの出力が「H
」レベルとなって、アナログスイッチ4が「開」となり
、I−V変換器2の出力が再び増加する。以上の動作が
順次繰り返され、第2の電圧比較器5bの出力が「L」
レベルとなった回数、すなわち、アナログスイッチ4が
「閉」となった回数が後段の第2のカウンタ6bによっ
て計数され、その計数値および第1のカウンタ6aによ
る計数値がデータ処理装置7に入力される。
なお、第2の電圧比較器5bの出力およびアナログスイ
ッチ4の開閉動作が遅延するのは、個々の機能部品が持
つ動作時間特性によるものである。
ここで、入射放射線量が高いときには、第1のカウンタ
6aによる計数値は、パルス数え落としのために、実際
の入射フォトン数よりも低い値となるが、そのパルス数
え落とし分を、データ処理装置において第2のカウンタ
6bの計数値、すなわち、I−V変換器2の出力積分値
に基づいて補正することにより、実際の入射フォトン数
に相関した測定情報を得ることできる。
なお、以上の本発明実施例においては、I−■変換器2
からカウンタ6a、6bまでの全ての回路を、集積回路
製造プロセスにより1チツプ内に集積することができる
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、積分器およびA
/D変換器等を用いることなく、従来のフォトン計数法
の回路系に、アナログスイッチおよび電圧比較器等を付
加するだけで、ダイナミックレンジの広い放射線測定装
置を構築できる。しかも、測定回路系が簡単で、かつ、
IC化が可能なことから、装置の小型化、簡略化をはか
ることができる。また、A/D変換のための時間が不要
となって、放射線測定値を、従来の装置よりも高速度に
得ることができる。さらに、アナログスイッチおよび電
圧比較器は、A/D変換器等に比して低電源電圧により
作動するので、消費電力の低減化をはかることができる
、という効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の構成を示すブロック図である。 第2図は本発明実施例の作用を示す波形図である。 第3図は、本発明実施例のデータ処理装置の機能を説明
するための図である。 1・・・半導体放射線検出器 2・・・I−V変換器 3・・・電圧増幅器 4・・・アナログスイッチ 5a・・・第1の電圧比較器 5b・・・第2の電圧比較器 6a・・・第1のバイナリ−カウンタ 6b・・・第2のバイナリ−カウンタ ・データ処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 放射線入射によって電流パルスを発生する放射線検出器
    と、その電流パルスを入力するI−V変換器と、このI
    −V変換器の出力パルス信号を入力するパルス計数器を
    備えた装置において、上記I−V変換器の入出力間に並
    列に接続され、そのI−V変換器の出力があらかじめ設
    定した基準値を超えたときに「閉」となるアナログスイ
    ッチと、そのアナログスイッチが「閉」となる回数を計
    数する計数手段と、その計数手段および上記パルス計数
    器のそれぞれの出力に基づいて、入射放射線量の測定情
    報を出力するデータ処理手段を設けたことを特徴とする
    、放射線測定装置。
JP21049289A 1989-08-15 1989-08-15 放射線測定装置 Expired - Lifetime JPH0619455B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010507797A (ja) * 2006-10-25 2010-03-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ X放射線を検出する装置、撮像装置及び方法
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