JPH0373792B2 - - Google Patents

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JPH0373792B2
JPH0373792B2 JP23685987A JP23685987A JPH0373792B2 JP H0373792 B2 JPH0373792 B2 JP H0373792B2 JP 23685987 A JP23685987 A JP 23685987A JP 23685987 A JP23685987 A JP 23685987A JP H0373792 B2 JPH0373792 B2 JP H0373792B2
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JP
Japan
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hot water
storage tank
electric heater
water
water storage
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JP23685987A
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Yasuhiko Kurachi
Kazumi Mori
Hisao Koizumi
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Toshiba Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Chubu Electric Power Co Inc
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Priority to EP88308704A priority patent/EP0309199B1/en
Priority to DE8888308704T priority patent/DE3878118T2/de
Priority to US07/247,274 priority patent/US4959526A/en
Publication of JPS6479542A publication Critical patent/JPS6479542A/ja
Publication of JPH0373792B2 publication Critical patent/JPH0373792B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H1/00Water heaters, e.g. boilers, continuous-flow heaters or water-storage heaters
    • F24H1/18Water-storage heaters
    • F24H1/185Water-storage heaters using electric energy supply
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H9/00Details
    • F24H9/12Arrangements for connecting heaters to circulation pipes
    • F24H9/13Arrangements for connecting heaters to circulation pipes for water heaters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電気ヒータを熱源とする貯湯形の給
湯装置に関する。
(従来の技術) 電気ヒータを熱源として用いた給湯装置は、瞬
間形と貯湯形とに分類される。瞬間形は、大容量
の電気ヒータを用いて水を瞬時に一定温度まで加
熱して供給する構成となつている。また貯湯形
は、予め貯湯槽内に一定温度の湯を蓄えておき、
この湯を必要時に供給する構成となつている。瞬
間形では、通常、5〜20kwと言つた大容量の電
気ヒータを使用しない限り充分な出湯量が得られ
ない。このため、一般住宅では専ら貯湯形が用い
られている。
ところで、貯湯形の給湯装置は、通常、外面が
断熱材で覆われた貯湯槽を備えている。この貯湯
槽内の下部は給水管に接続されており、また上部
は給湯管を介して蛇口に接続されている。貯湯槽
内の下部にはシース形の電気ヒータが配置されて
いる。そして、湯を使用しない時間帯、たとえば
深夜に電気ヒータに給電し、深夜のうちに貯湯槽
内の水全体を、たとえば80℃に加熱しておく使い
方がなされる。電気ヒータに給電する方式として
は、任意の時刻から電気ヒータに給電を開始して
貯湯槽内の水全体が一定温度に達した時点で電気
ヒータへの給電を停止する随時給電方式と、電力
料金の安い深夜に電気ヒータに給電を開始して貯
湯槽内の水全体が一定温度に達した時点で電気ヒ
ータへの給電を停止する深夜給電方式とがある。
一般には、経済性の面から深夜給電方式が広く採
用されている。深夜給電方式の場合には、たとえ
ば毎日、一定時刻が到来すると動作を開始するタ
イマスイツチが設けられ、このタイマスイツチに
よつて電気ヒータへの給電が制御される。このタ
イマスイツチは電力供給者の管理下におかれ、ユ
ーザーは手を触れることができないようになつて
いる。
しかしながら、このような給湯装置にあつて
は、次のような問題があつた。すなわち、随時給
電方式を採用した給湯装置を例にとると、電気ヒ
ータに給電すると、貯湯槽内の水が自然対流によ
つて徐々に加熱される。このときの、貯湯槽内の
水の温度上昇速度は電気ヒータの容量と貯湯槽の
容積とによつて決まる。前述の如く、大容量の電
気ヒータを一般家庭用機器に組み込むことは困難
である。また、貯湯形としての機能を充分発揮さ
せるためには、少なくとも数100の容積を有し
た貯湯槽を用いる必要がある。したがつて、貯湯
槽内の水の温度上昇速度はそれほど速くはない。
そして、貯湯槽内の水全体が、たとえば80℃まで
加熱された時点で電気ヒータへの給電が停止され
る。このことから判るように、随時給電方式を採
用した給湯装置では、貯湯槽内の水を使用に適し
た80℃まで温度上昇させるのに長時間を必要と
し、速応性に欠ける問題があつた。また、上述し
た説明から判かるように、実際に必要な湯量とは
無関係に貯湯槽内の水の全部が設定された温度、
つまり80℃に加熱される。このため、たとえば実
際に必要とする湯量が100であつたとし、貯湯
槽の容積が300であつたとすると、200分を80
℃に加熱するのに要しエネルギが無駄に消費され
ることになる。このことは深夜給電方式を採用し
たものについても同様に言える。深夜給電方式の
給湯装置では、給電時間帯が決められているた
め、日中に万一にも湯が不足するような事態を回
避するために容積の大きい貯湯槽を用いる傾向に
ある。したがつて、設置スペースを広く必要とす
るばかりか、電力を無駄に消費する割合いが大き
くなることもある。また、深夜給電方式を採用し
た従来の給湯装置では、深夜に貯湯槽内に80℃の
湯を蓄えるので、日中湯を使用するときには待ち
時間なしで80℃の湯を使用できる反面、昼間、貯
湯槽内の湯がなくなると使用できない不便さがあ
る。
そこで最近、上述した不具合を解消するため
に、貯湯槽と並列に電気ヒータを熱源とした気泡
ポンプを接続し、この気泡ポンプを選択的に動作
させることによつて貯湯槽内に一定温度の湯の槽
を温度層状性を持たせて任意の厚みに蓄えること
ができるようにした給湯装置が提案されるに至つ
た。この給湯装置は、貯湯槽内に使用に適した、
たとえば80℃の湯を必要な量だけ短時間に蓄える
ことができる。したがつて、速応性を充分満足さ
せることができ、また速応性に富むので容積の大
きな貯湯槽を必要とせず、しかも無駄な電力消費
を抑制できる等の利点を備えている。
しかし、この新しいタイプの給湯装置にあつて
も、季節によつて給水温度が変動すると、この変
動に対応して貯湯槽内に蓄えられる湯の温度が変
動し、使い難いと言う問題があつた。また、気泡
ポンプを動作させると、気泡の破壊音が発生し、
これが原因して設置場所が制限される問題もあつ
た。
(発明が解決しようとする問題点) このように、貯湯槽と並列に気泡ポンプを設け
た給湯装置は、自然対流加熱方式を採用したもの
に比べて多くの利点を備えているが、貯湯温度が
季節的な影響を受けるとともに、いわゆる騒音を
発生する問題があつた。
そこで本発明は、貯湯槽と並列に加熱器として
の気泡ポンプを設けたことによる特徴を損うこと
なく、貯湯温度の安定化および騒音の低減化を図
れる給湯装置を提供することを目的としている。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明に係る給湯装置では、貯湯槽内の下部と
上部とに通じるように気泡ポンプが設けられてい
る。この気泡ポンプは、貯湯槽内の下部と上部と
の間に貯湯槽とで閉ループを構成する関係に接続
された接続管と、この接続管内の特定区間に位置
する水を加熱するための電気ヒータと、接続管内
で上記特定区間の両側位置にそれぞれ配置され接
続管を通して貯湯槽内の下部から貯湯槽内の上部
へと向かう水の流れだけを許容する下部逆止弁お
よび上部逆止弁と、接続管内の上記特定区間に設
けられ下部逆止弁を介して案内された水を管壁を
介して上記特定区間内の水と熱交換させた後に上
記特定区間へ案内する案内管とで構成されてい
る。そして、電気ヒータを付勢する手段を設けて
いる。
(作用) 電気ヒータに給電すると、特定区間に位置する
水が加熱され、その一部が沸騰を開始する。この
沸騰によつて、特定区間の圧力が急速に上昇し、
この圧力上昇で上部逆止弁が開く。このため、上
部逆止弁を介して、たとえば80℃の湯が貯湯槽内
の上部へと送り出される。一方、沸騰によつて生
成された気泡が案内管の出口近傍まで上昇する
と、案内管出口に存在している水によつて冷却さ
れる。この結果、気泡が凝縮される。気泡が消滅
すると、特定区間の圧力が低下して下部逆止弁を
介して貯湯槽内の下部から特定区間へ水が流入す
る。このとき、案内管を通して供給される水は案
内管内を通る間に特定区間内の高温の水と熱交換
して温度上昇する。このため、案内管を通して特
定区間に供給される水の温度Tcは、貯湯槽内の
下部水温Twより高く、特定区間に位置する水の
温度Tsに近付く。上部逆止弁を介して送り出さ
れる湯の温度Thは、TsとTcと差に左右される。
したがつて、上記のように熱交換用の案内管を介
して特定区間に水を導く構成であると、Twの変
化幅に比べてThの変化幅を狭く、つまり給水温
度が変化しても貯湯温度の変動を小さく抑えるこ
とが可能となる。また、案内管から特定区間に供
給される水の温度Tcは特定区間に位置する水の
温度Tsに近付くので、気泡を消滅させる力が弱
い。したがつて、気泡の破壊音も小さくなる。
上述した動作は電気ヒータに通電されている間
繰り返される。したがつて、貯湯槽内には、この
貯湯槽内の上部から80℃の湯が層状に徐々に溜
り、下方へと拡大していくことになる。電気ヒー
タへの給電を停止すると、貯湯槽内の80℃の湯の
層はそのまま、つまり温度層状性を保つた状態で
蓄えられる。
(実施例) 第1図には本発明の一実施例に係る給湯装置が
示されている。
同図において、11は縦長の貯湯槽を示し、1
2は貯湯槽11を覆うように設けられた断熱機構
を示している。
貯湯槽11の下壁部分には、この貯湯槽11内
に給水するための給水口13が形成されており、
この給水口13は給水管14に接続されている。
なお、給水管14の途中には貯湯槽11内に流入
する水の水圧を1Kg/cm2以下の値まで減圧する減
圧弁15が直列に接続されている。貯湯槽11の
上壁部分には、この貯湯槽11内の湯を外部へ導
くための出湯口16が形成されており、この出湯
口16は給湯管17を介して厨房や浴室等に配置
された蛇口18に接続されている。
断熱機構12内には、気泡ポンプ20が埋め込
まれている。この気泡ポンプ20は、下端開口部
が貯湯槽11の下壁部分に形成された吸込み口2
1に接続され、上端開口部が貯湯槽11の上壁部
分に形成された吐出口22に接続され、貯湯槽1
1とで閉ループを形成する接続管23と、この接
続管23内の特定区間に位置する水、この例では
中間部に位置する水を加熱するための電気ヒータ
24a,24bと、接続管23内で上述した中間
部の両側位置にそれぞれ設けられ接続管23内を
通つて吸込み口21から吐出口22に向かう方向
の水の流れだけを許す逆止弁25,26とで構成
されている。
接続管23は、第2図にも示すように、軸心線
を上下方向に向けて配置された、たとえば厚み
1.5mm、内径34mm、長さ70cmで両端開口が閉じら
れた銅あるいはアルミニウム製の中間接続管27
と、一端部が中間接続管27の下部閉塞壁28に
設けられた孔29に液密に通じるとともに他端部
が吸込み口21に通じた下部接続管30と、一端
部が中間接続管27の上部閉塞壁31に設けられ
た孔32に液密に通じるとともに他端部が吐出口
22に通じた上部接続管33とで構成されてい
る。中間接続管27内の下部には仕切り板34が
設けてあり、この仕切板34の中央部には孔35
が形成されている。そして、孔35の内側には第
1の案内管36の下端部が液密に接続されてい
る。この第1の案内管36は、たとえば外径が14
mmのステンレス鋼管で形成されており、その上端
側は中間接続管27の軸心線に沿つて上方まで延
びている。中間接続管27内の上方位置にも仕切
り板37が設けてあり、この仕切り板37の中央
部には孔38が形成されている。そして、仕切り
板37の下面には中間接続管27より小径で、第
1の案内管36より大径の第2の案内管39の上
端部が孔38に通じる関係に接続されている。こ
の第2の案内管39も、たとえばステンレス鋼管
で形成されており、その下端側は第1の案内管3
6の上部を覆う位置まで延びている。第2の案内
管39内で第1の案内管36の上端部に近接した
位置には仕切り板40が設けられている。また、
仕切り板40と仕切り板37との間に位置する部
分の周壁には孔41が複数形成されている。
電気ヒータ24a,24bは、たとえば2kwと
4kwのシース形のもので、中間接続管27の周壁
外面で仕切り板34と第2の案内管39の下端部
との間に位置する部分に巻回され、ろう付けされ
ている。
逆止弁25は、中間接続管27の下部閉塞壁2
8によつて形成された弁座と、この弁座の上に載
置された耐熱プラスチツク材製のボール42とで
構成されており、下部接続管30から中間接続管
27へ向かう方向の流れだけを許容する。逆止弁
26は、仕切り板37によつて形成された弁座
と、この弁座の上に載置された耐熱プラスチツク
材製のボール43とで構成されており、中間接続
管27から上部接続管33へ向かう方向の流れだ
けを許容する。
断熱機構12の外側面には端子ボツクス44が
設けてあり、この端子ボツクス44を介して電気
ヒータ24a,24bが第3図に示す給電制御装
置45,46に接続されている。給電制御装置4
5は、商用電源で電気ヒータ24aを選択的に付
勢するためのもので、手動操作式のスイツチ47
を投入した状態で、タイマスイツチ48のつまみ
49を回転操作して時限設定を行なつた後、押釦
スイツチ50を押圧操作すると、タイマスイツチ
48で設定された時限だけ電気ヒータ24aに給
電できるように構成されている。一方、給電制御
装置46は、電力料金の安い深夜給電方式を実現
するためのものである。すなわち、この給電制御
装置46は、タイマとスイツチ類との組み合わせ
によつて構成されており、毎日、決まつた時刻、
たとえば夜の11時が到来すると、電気ヒータ24
bに給電を開始する。そして、貯湯槽11の下部
に配設された温度センサ51の出力S1を導入し、
貯湯槽11内の下部水温がたとえば80℃まで温度
上昇した時点で電気ヒータ24bへの給電を停止
するように構成されている。なお、第1図中52
は流量調整弁を示し、53は公知の浮き子式ガス
を抜き弁を示している。
次に、上記のように構成された給湯装置の作用
および使用例を説明する。
まず、貯湯槽11内は低温の水で満たされてお
り、また蛇口18は閉じらているものとする。こ
の状態では水の流れが全くないので逆止弁25,
26は共に閉じられており、また気泡ポンプ20
の接続管23内は低温の水で満たされている。
この状態でタイマスイツチ48のつまみ49を
操作して所望とする時限に設定する。次に、スイ
ツチ47を投入した後、押釦スイツチ50を押圧
操作する。この操作によつて、電気ヒータ24a
への給電が開始される。電気ヒータ24aへ給電
が開始されると、中間接続管27の内面で電気ヒ
ータ24aの内側に位置する部分に接触している
水が急速に加熱される。そして、中間接続管27
内の水の一部が沸騰点に達すると、第4図aに示
すように蒸気泡61が発生して急速に水の体積が
増加し、中間接続管27内の圧力が上昇する。こ
の結果、逆止弁26が開いて第4図a中実線矢印
62で示すように熱い湯が中間接続管27から上
部接続管33へと送り出される。そして、蒸気泡
61が浮力で上昇して第2の案内管39の下端部
位置まで達すると、この蒸気泡61は上記近傍に
存在する比較的冷たい水によつて冷やされて凝縮
する。この結果、中間接続管27内の圧力が低下
する。中間接続管27内の圧力が低下すると、第
4図bに示すように逆止弁26が閉じ、代りに逆
止弁25が開いて図中実線矢印63で示す如く下
部接続管30を介して貯湯槽11内の下部に存在
している冷たい水が中間接続管27内へと流れ込
む。この流入によつて中間加熱管27内の温度が
さらに低下し、蒸気泡61が急速に消滅する。蒸
気泡61が消滅すると下部接続管30を介しての
水の流入が止まる。この結果、中間接続管27内
の温度が再び上昇に転じ、再び蒸気泡61が発生
する。以下、上述した動作がタイマスイツチ48
で設定された時限内で繰返される。したがつて、
中間接続管27から間欠的に、たとえば80℃の熱
い湯が送り出される。
この送り出された80℃の湯は、上部接続管33
を通つて吐出口22から貯湯槽11内の上部へと
送り込まれる。このため、貯湯槽11内には80℃
の湯64が上から層状、つまり温度層状性を保つ
た状態で溜る。この層の厚み、つまり80℃の湯量
は電気ヒータ24aの付勢時間、つまりタイマス
イツチ48の時限を変えることによつて自由に設
定できることになる。上述した説明は、給電制御
装置45を使用して随時貯湯する場合の例である
が、この実施例の場合には深夜給電方式を実現す
る給電制御装置46が設けられているので、夜の
11時が到来すると、自動的に電気ヒータ24bに
給電され、同様な動作を行なつて貯湯層11内に
80℃の湯が蓄えられる。
ところで、上記のように構成された気泡ポンプ
20であると、給水管14を介して貯湯槽11内
に供給される水の温度が季節等によつて変動して
も、この変動幅に比べて気泡ポンプ20から送り
出される湯の温度の変動幅を小さくでき、しかも
気泡が破壊するときの音を小さくできる。すなわ
ち、気泡ポンプ20の加熱空間である中間接続管
27内への給水は、中間接続管27内に配置され
た第1の案内管36および第1の案内管36と第
2の案内管39との間を経由して行われる。これ
らの管はいずれも熱伝導性を備えている。したが
つて、気泡ポンプ20内の水および熱の流れをモ
デル化すると、第5図に示すように描くことがで
きる。下部接続管30から供給された温度Twの
水は、第1の案内管36内を上昇する間に電気ヒ
ータ65から熱供給を受けて温度Tsで沸騰して
いる沸騰室66内の水67と熱交換して温度Tb
に上昇する。その後、第1の案内管36と第2の
案内管39との間を下降する時、沸騰室66から
上昇してきた温度Tsの水と熱交換してTcまで温
度上昇する。そして、上部逆止弁26からは温度
Tsより低い温度Thの水が送り出される。
今、給水温度Twが、Tw1,Tw2(Tw1<Tw2
の2つのケースについて第6図を参照しながら考
察してみることにする。
給水温度がTw1のときTbがTb1、給水温度が
Tw2のときTbがTb2とし、平均温度をそれぞれ
Tm1,Tm2とすると、 Tm1=(Tw1+Tb1)/2 ……(1) Tm2=(Tw2+Tb2)/2 ……(2) となる。Tb1−Tw1=△t1,Tb2−Tw2=△t2と
し、Ts−Tm1=△T1,Ts−Tm2=△T2とする。
第1の案内管36内を流れる水量が一定、第1の
案内管36の熱伝達率が一定であるとし、沸騰室
66内の水67から第1の案内管36を介して内
部の水に伝わる伝熱量QをQ=k△Tとすると、 2つのケースの伝熱量は、 qC△t1=k△T1 ……(3) qC△T2=k△T2 ……(4) となる。なお、qは第1の案内管36内の流量
(Kg/s),cは水の比熱(J/Kg℃)である。
(3),(4)式に(1),(2)式を代入すると、 qC(Tb1-Tw1)=k{Ts-(Tw1+Tb1)/2}
……(5) qC(Tb2-Tw2)=k{Ts-(Tw2+Tb2)/2}
……(6) となる。したがつて、(1),(2),(3),(4)より、 Tb2−Tb1=(B/A)(Tw2-Tw1) ……(7) が得られる。ただし、(B/A)は、{2qc−
k}/{2qc+k}である。この(B/A)は1
より小さい。したがつて、給水温度がTw1から
Tw2に変化したとき、Tbの変化の大きさTb2
Tb1はTw2−Tw1より小さくなる。つまり、給水
温度が変化しても、気泡ポンプ20の出湯温度の
変化幅は、給水温度の変化幅より小さく、出湯温
度を安定させることが可能となる。なお、実施例
の場合には第2の案内管39を設けているので、
この第2の案内管39内を下降する間に沸騰室6
6から上昇する上昇湯流と熱交換してさらにTc
まで温度上昇する。一方、上昇湯流は熱交換によ
つて温度が下がり温度Thとなつて送り出される。
したがつて、(7)式を用いて説明したした例より、
さらに給水温度の影響が少なく、気泡ポンプ20
の出湯温度を一層安定させることができる。
また、上述の如く、加熱空間である中間接続管
27内には熱交換によつて予熱された水が供給さ
れる。この供給された水の冷却作用は弱い。この
ため、気泡を凝縮させる力が弱く、この結果、気
泡の破壊音も小さくなる。したがつて、騒音の発
生も抑制できることになる。
第7図は実施例と同様な構成に試作した気泡ポ
ンプの実験結果を示すオシログラムである。横軸
は電気ヒータへ通電開始した時点からの時間を示
している。給水温度が25℃から45℃まで変化して
も、出湯温度はそれほど変化していない。第8図
は、この実験結果を纏めたものである。図中実線
は実施例の特性であり、図中一点鎖線は第1の案
内管36および第2の案内管39をなくし、予熱
することなく中間接続管27内へ給水したときの
特性である。この図からも判かるように、実施例
のものでは給水温度の変化幅に比べて出湯温度の
変化幅を大幅に小さくできる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるも
のではない。すなわち、実施例では、独立した電
気ヒータ24a,24bを設け、一方を随時給電
方式用とし、他方を深夜給電方式用としている
が、1つの電気ヒータだけを設け、随時給電方式
だけで運転するようにしてもよい。また、深夜給
電方式を採用した場合には、時間帯による電力料
金の異なりや、各家庭における湯の使用形態を考
慮に入れて、その給電の仕方を種々選択するよう
にしてもよい。また、気泡ポンプの構成も種々変
形できる。たとえば、第9図に示すように、中間
接続管27の外面にアルミニウムブロツク71を
固着し、このブロツク71内にシース形の電気ヒ
ータ24a,24bを埋め込むようにしてもよ
い。また、第2の案内管39は省略することもで
きる。さらに、第1の案内管36の構成材料は目
標とする出湯温度変動幅等によつて選択されるこ
とは勿論である。また、逆止弁の弁体もボールに
限らず板式のものでもよい。さらに、実施例で
は、気泡ポンプの下部接続管に流量調整弁を介在
させているが、絞り管を介在させ、この絞り管に
流量調整機能を発揮させるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、貯湯槽に並
列に加熱器としての気泡ポンプを設けたことによ
る効果は勿論のこと、気泡ポンプが有している出
湯温度の季節的な変動や騒音の発生を抑制でき、
使い易さを一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る給湯装置の要
部縦断面図、第2図は同給湯装置に組み込まれた
気泡ポンプの要部縦断面図、第3図は同給湯装置
に組み込まれた給電制御装置の概略構成図、第4
図は気泡ポンプの動作を説明するための図、第5
図および第6図は気泡ポンプにおける給水温度の
変動と出湯温度の変動との関係を説明するための
図、第7図は試作した気泡ポンプの各部温度を示
すオシログラム、第8図は同気泡ポンプの出湯温
度特性を参考例と比較して示す図、第9図aは気
泡ポンプの変形例を示す縦断面図、同図bはaに
おけるX−X線に沿つて切断し矢印方向に見た図
である。 11……貯湯槽、14……給水管、17……給
湯管、20……気泡ポンプ、23……中間接続
管、24a,24b……電気ヒータ、25,26
……逆止弁、30……下部接続管、33……上部
接続管、36……第1の案内管、39……第2の
案内管、45,46……給電制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 貯湯槽と、この貯湯槽内に上記貯湯槽の下部
    より給水する給水管と、前記貯湯槽内の上部を蛇
    口に接続する給湯管と、前記貯湯槽の近傍に配置
    され上記貯湯槽内の下部と上部との間に上記貯湯
    槽とで閉ループを構成する関係に接続された接続
    管と、この接続管内の特定区間に位置する水を加
    熱するための電気ヒータと、前記接続管内で前記
    特定区間の両側位置にそれぞれ配置され上記接続
    管を通して前記貯湯槽内の下部から上記貯湯槽内
    の上部へと向かう水の流れだけを許容する下部逆
    止弁および上部逆止弁と、前記接続管内の前記特
    定区間に設けられ前記下部逆止弁を介して案内さ
    れた水を管壁を介して上記特定区間内の水と熱交
    換させた後に上記特定区間へ案内する案内管と、
    前記電気ヒータを付勢する手段とを具備してなる
    ことを特徴とする給湯装置。 2 前記案内管は、前記下部逆止弁を介して案内
    された水を上記特定区間の軸心線に沿つて上記特
    定区間を越えた位置まで案内する第1の案内管
    と、この第1の案内管から流出した水の流れを前
    記特定区間側に向けて強制的に折返えさせる第2
    の案内管とで構成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の給湯装置。 3 前記電気ヒータは、第1の電気ヒータと第2
    の電気ヒータとで構成されており、前記電気ヒー
    タを付勢する手段は、予め決められた通りに前記
    第1の電気ヒータに給電する自動動作式の第1の
    給電制御装置と前記第2の電気ヒータに選択的に
    給電する第2の給電制御装置とで構成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の給
    湯装置。 4 前記第2の給電制御装置は、時限を任意に設
    定可能なタイマ回路と、操作スイツチと、この操
    作スイツチが操作された時点から上記タイマ回路
    で設定された時限終了時点までの間、前記第2の
    電気ヒータに給電する回路とを含んでいることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の給湯装
    置。
JP23685987A 1986-07-03 1987-09-21 Hot-water supplier Granted JPS6479542A (en)

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NO884181A NO167105C (no) 1987-09-21 1988-09-20 Varmtvannsbereder.
EP88308704A EP0309199B1 (en) 1987-09-21 1988-09-20 Hot water boiling apparatus
DE8888308704T DE3878118T2 (de) 1987-09-21 1988-09-20 Kochendwarmwassergeraet.
US07/247,274 US4959526A (en) 1986-07-03 1988-09-21 Storage type electric water heater having a closed circulation loop with a bubble pump

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NO167105B (no) 1991-06-24
DE3878118T2 (de) 1993-07-15
EP0309199A3 (en) 1990-08-08
JPS6479542A (en) 1989-03-24
EP0309199B1 (en) 1993-02-03
NO167105C (no) 1991-10-02
EP0309199A2 (en) 1989-03-29
DE3878118D1 (de) 1993-03-18
NO884181L (no) 1989-03-22

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