JPH0373307B2 - - Google Patents

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JPH0373307B2
JPH0373307B2 JP58501353A JP50135383A JPH0373307B2 JP H0373307 B2 JPH0373307 B2 JP H0373307B2 JP 58501353 A JP58501353 A JP 58501353A JP 50135383 A JP50135383 A JP 50135383A JP H0373307 B2 JPH0373307 B2 JP H0373307B2
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JP
Japan
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container
chamber
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sterile
liquid
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JP58501353A
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Suteiibun Piason
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Baxter International Inc
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Baxter International Inc
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Description

請求の範囲 1 互いに混合すべき医療用薬液の第1の成分お
よび第2の成分を収容している二つの別々の無菌
閉鎖容器と、該容器間に無菌通路を選択的に確立
するための無菌カツプリングを備える医療用薬液
成分混合装置であつて、 前記無菌カツプリングは、 (a) 端部を含みかつ該容器の一方へ固着された閉
鎖された第1のアクセス手段と、 (b) 端部を含みかつ該容器の他方へ固着された閉
鎖された第2のアクセス手段と、 (c) 前記第1および第2のアクセス手段の両方を
少なくともそれらの前記端部において永久的に
固着しかつ前記端部を互いに無菌の離れた関係
に埋設する接合ブロツクを備え、 (d) 前記第1および第2のアクセス手段の一方
は、前記アクセス手段を通路連通に選択的にも
たらしそれによつて前記第1および第2のアク
セス手段を通つて前記容器間に無菌通路を確立
するため、前記端部間の前記接合ブロツクを刺
通し得る流体通路を有する刺通エレメントを含
んでいることを特徴とする医療用薬液成分混合
装置。
2 前記刺通エレメントは、前記第1および第2
のアクセス手段を通つて無菌通路を確立するた
め、対応するアクセス手段の前記端部から前記接
合ブロツクを通つて少なくとも前記第1および第
2のアクセス手段の他方の前記端部まで前記接合
ブロツクを刺通し得る第1項の医療用薬液成分混
合装置。
3 前記第1および第2のアクセス手段の一方に
設けられた導管を含み、 前記刺通エレメントは、前記アクセス手段を通
路連通に選択的にもたらしそれによつて前記導管
を通つて両容器間に無菌通路を確立するため、前
記端部間の前記接合ブロツクを刺通し得る第1項
の医療用薬液成分混合装置。
4 前記接合ブロツクは、前記端部への熱移転に
よつて前記端部を滅菌するように、前記端部のま
わりに加熱溶融した材料から成型される第1項、
第2項または第3項の医療用薬液成分混合装置。
5 前記接合ブロツクは、少なくとも約260℃の
温度を有する溶融材料から成型される第4項の医
療用薬液成分混合装置。
6 前記接合ブロツクは射出成型によつて形成さ
れる第4項の医療用薬液成分混合装置。
7 前記接合ブロツクはプラスチツクである第4
項の医療用薬液成分混合装置。
8 前記プラスチツクは熱可塑性である第7項の
医療用薬液成分混合装置。
9 前記接合ブロツクは少なくとも主としてポリ
スチレンとゴム状ポリオレフインのブロツク共重
合体よりなる第8項の医療用薬液成分混合装置。
10 前記接合ブロツクは少なくとも約260℃の
温度を有する溶融材料から成型される第9項の医
療用薬液成分混合装置。
11 前記刺通エレメントは前記導管を含んでい
る第3項の医療用薬液成分混合装置。
12 前記導管および前記刺通エレメントは前記
第1および第2のアクセス手段の同じ一方に含ま
れている第3項の医療用薬液成分混合装置。
13 前記導管は前記第1および第2のアクセス
手段の一方に含まれ、前記刺通エレメントは前記
第1および第2のアクセス手段の他方に含まれて
いる第3項の医療用薬液成分混合装置。
14 前記第2のアクセス手段は前記容器の他方
中のゴム栓を含んでいる第1項、第2項または第
3項の医療用薬液成分混合装置。
15 前記第1のアクセス手段は前記容器の一方
へ装着されかつそれと連通している針を含み、前
記刺通エレメントは前記針を含んでいる第1項、
第2項または第3項の医療用薬液成分混合装置。
16 前記容器の一方は薬剤バイアルである第1
項または第2項の医療用薬液成分混合装置。
17 互いに混合すべき医療用薬液の第1の成分
および第2の成分を収容している二つの別々の無
菌閉鎖容器と、該容器間に無菌通路を選択的に確
立するための無菌カツプリングを備える医療用薬
液成分混合装置を製作する方法であつて、 (a) 端部を有しかつ前記容器のそれぞれへ固着さ
れた閉鎖された第1および第2のアクセス手段
であつて、その一方は刺通エレメントを含んで
いる前記二つの容器の第1および第2のアクセ
ス手段の前記端部を互いにあらかじめ定めた距
離関係に配置し、 (b) 前記第1および第2のアクセス手段の両方の
少なくとも前記端部のまわりに溶融材料を射出
成型し、 (c) 同時に、射出成型された溶融材料からの熱転
移によつて前記第1および第2のアクセス手段
の両方の前記端部を滅菌し、 (d) 射出された溶融材料を冷却し、同時に前記端
部の両方を互いに無菌の離れた関係に包囲埋設
する前記刺通エレメントの刺通によつて前記第
1および第2のアクセス手段を通つて前記容器
間に無菌通路を選択的に確立することができる
接合ブロツクを前記第1および第2のアクセス
手段の前記端部間に形成する諸工程を含むこと
を特徴とする前記方法。
18 前記(a)および(b)の工程は、 前記第1および第2のアクセス手段の前記端部
をあらかじめ密着関係に付勢し、次に少なくとも
前記端部のまわりに、前記付勢に打ち勝ちそして
前記端部を離れた関係に分離するように前記溶融
材料を射出成型する工程を含む第17項の方法。
本発明の背景 多くの薬剤は、患者へ静脈内注射で放出される
前に希釈液と混合される。希釈液は、例えばデキ
ストロース溶液、食塩水または単に水であつても
よい。多くのそのような薬剤は粉末形で供給さ
れ、そしてガラスバイアル中に包装される。化学
療法に使用されるあるもののような他の薬剤は、
液状でガラスバイアル中に包装される。
粉末状薬剤はよく知られた態様で、液体を混合
のためバイアル中へ注射器を用いて復元され、該
注射器は最後には混合した溶液をバイアルから吸
引する。薬剤が患者へ放出される前に希釈されな
ければならないときは、該薬剤がしばしば希釈液
の容器中へ注射され、その場合は該容器は患者へ
放出のため投与セツトへ接続することができる。
さらに特別には、希釈液は、ガラスびんまたはイ
リノイ州デイヤフイールドのトラベノール、ラボ
ラトリーズ、インコーポレイテツドによつてミニ
バツグおよびバイアフレツクスなる名称で販売さ
れている可撓性プラスチツク容器中に包装され
る。これら容器は容器中味を容器から患者へ放出
する投与セツトへ接続するための投与ポートを有
する。薬剤は典型的には、容器上の注射部位を通
つて容器へ添加される。
薬剤は種々の理由で希釈液と別々に包装するこ
とができる。最も重要な理由の一つは、ある薬剤
は希釈液と混合する時その有効性を維持し得ず、
そのため実質的な期間貯蔵できないことである。
ある場合には、薬剤と希釈液は有意な時間の間混
合し続けないであろう。また、薬剤を製造する多
くの会社が静脈内放出用の容器中の医療用液を提
供する営業に従事していないため、薬剤が希釈液
から別個に包装される。
従つて、医師、看護婦、薬剤飾または他の医療
従事者は、薬剤と希釈液を混合しなければならな
い。これは数多くの問題を提供する。復元操作の
時間消費である。オペレーターは開始前適切な希
釈液と注射器を準備しなければならない。しばし
ば粉末状薬剤はバイアルの底でケーキとなる。こ
のため液体を注射器からバイアル中に注射する
時、液体と粉末薬剤との間の接触面積は最初全く
小さく、そのため混合操作をもつと時間消費とす
る。限られたバイアル容積のため、希釈液中の増
加する薬剤濃度は復元プロセスの終了をますます
困難にする。オペレーターは繰り返してバイアル
中へ溶液を注射し、混合し、そして溶液を吸引す
ることによつてこれを解決しようと試みることが
できるが、しかしこれは余分の注射および注射器
の運動を必要とし、それによつて汚染の可能性を
増す。また、薬剤および/または液体の全部をバ
イアル外へ出すことはしばしば困難であり、その
ため復元操作を実施するのに必要な時間を増す。
復元操作は好ましくは無菌状態で実施されなけ
ればならない。オペレーターを正当化できるよう
にもつと注意深くし、そしてもつと時間を消費す
るそのような要件に加えて、無菌状態はしばしば
維持するのが困難である。ある場合には、その下
で復元操作が実施される層流フードが必要となり
得る。
例えばある種の化学療法剤のようなある種の薬
剤は有毒である。復元中該薬剤へのオペレーター
の露出は、もしオペレーターが日常そのような薬
剤で仕事し、そしてそれらへ繰り返して露出され
るならば特に危険である。
さらに別の問題は、希釈液容器はそれへ注射さ
れた薬剤を、または少なくともそれを導出すべき
患者の名前を標識されなければならないので、復
元操作はどの容器がどの薬剤を含んでいるかにつ
いて混乱の源を提供することである。
薬剤と希釈液の別々の貯蔵のための閉鎖システ
ムは最も有益であろうということがわかる。しか
しながら最近まである種々の要因が、商業的に実
現可能な、正当に安価なベースでそのような閉鎖
システムを阻止していた。薬剤と希釈液のための
別々の、選択的に連通するコンパートメントを有
する閉鎖システムの製造を困難にした一要因は、
滅菌操作でつた。一例として、可撓性プラスチツ
ク容器の場合、との中に希釈液が入つた容器は水
蒸気滅菌もしくはオートクレーブ滅菌によつて滅
菌される。しかしながら、そのような滅菌操作の
間発生する熱は多くの薬剤の有効性まで破壊する
であろう。他方、エチレンオキシドガスの使用の
ような他の滅菌手段は薬剤には害はないが、しか
し希釈液に害がある。薬剤と希釈液を別々に滅菌
し、そして二つの成分を滅菌後別々に貯蔵するた
めの別々のコンパートメントを有する単一容器中
に組合わせるためのシステムが、本出願と同時に
出願され、本発明の護受人へ護渡された、ウイリ
アム、シユネルの名前の“滅菌した液体混合シス
テム”と題する、代理人書類記号AO−1200の米
国特許出願に示されている。
これらの考慮は、薬剤および希釈液を種々の滅
菌工程の間保護する手段がない限り、システムは
別々の薬剤および希釈液容器をそれらを別々に滅
菌した後に組合わせることによつて構成すべきこ
とを要求する。これは二つの容器間の無菌接続の
製作を必要とする。無菌接続は、例えばすべて本
発明の護受人へ護渡された米国特許第4157723号、
第4265280号および1979年4月6日に出願され、
許可された米国特許出願第027575号中に示されて
いるように公知である。それらに開示されている
コネクターは高度に信頼し得る無菌接続を提供す
る。しかしながら、それらは接続を形成するため
に別個の輻射エネルギー源、従つて該エネルギー
源を作動するためのパワー源を使用する。
そのような閉鎖システムの他の要件は、希釈液
を収容している容器から、粉末薬剤を収容してい
る容器への水蒸気透過を防止しなければならない
ことである。
以前に論じたように、ある種の粉末薬剤は、た
とえ少量の液を含む貯蔵において薬剤有効性を破
壊する。
最後に、そのような閉鎖システムは、薬剤と希
釈液との容易で完全な混合を容易にするような態
様で構成されなければならない。
本発明の概要 本発明は二つの別々の容器間に無菌通路を選択
的に確立することを許容する無菌カツプリングに
関する。本発明の無菌カツプリングは、薬剤バイ
アルの修正なしで標準構造の薬剤バイアルへ直接
つくることができる。この無菌カツプリングは
別々の容器中の2分の別々の滅菌を可能とする
が、しかしなお該成分の無菌状態での混合を可能
とする態様で該成分の貯蔵のための閉鎖システム
を可能にする。
各容器はアクセス手段を含む。成型された接合
ブロツク(以下単に「接合体」という。)が該ア
クセス手段の両方の少なくとも端部分のまわりに
該端部分を無菌の離れた関係に埋設するように永
久に固着される。該アクセス手段の一方は端部分
間の接合体を刺通し、容器間にアクセス手段を通
つて無菌の通路をそれによつて確立することがで
きる刺通エレメントを含む。好ましい具体例にお
いては、成型された接合体は、端部分のまわりに
加熱された溶融プラスチツクを射出成型すること
によつて形成されたプラスチツク材料である。該
接合体は、溶融材料から端部分への熱移転によつ
て後で無菌カツプリングとなる滅菌された端部分
を提供する。
本発明はさらに、二つの別々の容器のそれぞれ
のアクセス手段間に、無菌の離れた関係を確立
し、そして維持し、該アクセス手段を通つて容器
間に無菌通路を将来選択的に確立することを許容
する方法に関する。
本発明はさらに、二つの別々の容器のそれぞれ
アクセス手段間に無菌通路を選択的に確立する方
法を提供する。
最後に、本発明は溶融材料を低圧力供給源から
金型内部中へ射出成型する方法にも関する。低圧
力射出成型は、例えば容易に破損されるガラスバ
イアルのまわりに接合体を射出成型することを望
むときに必要である。
図面の説明 第1図は閉鎖システムの斜視図である。
第2図は第1図に見える圧縮し得るチヤンバー
の斜視図である。
第3A図は第2図の線3A−3Aに沿つた断面
図である。
第3B図は保持チユーブおよび破断し得るカニ
ユーレの一部断面拡大破断図である。
第4図は図面上の図示の容易ため90゜回転した
製作中の閉鎖システムの一部概略側面図である。
第5図は製作中の第1図に図示したシステムの
一部断面正面図である。
第6図は第1図に図示した閉鎖システムに使用
した無菌カツプリングの部分断面図である。
第7図は無菌通路の確立を図示している閉鎖シ
ステムの一部断面部分図である。
第8図は開いた破断カニユーレを図示している
第7図に示した図である。
第9図は液体移送を図示している一部破断正面
図である。
第10図は液体交換を図示している一部破断正
面図である。
第11図、第12A図および第12B図は液体
を容器からチヤンバーに移す工程を図示している
容器の正面図である。
第13図は無菌カツプリングの別の具体例を図
示する。
第14図は無菌カツプリングのさらに別の具体
例を図示する。
第15図および第16図はそれぞれ無菌通路の
確立の前および後の、第14図の無菌カツプリン
グの一部断面部分図である。
好ましい具体例の詳細な説明 第1図ないし第3図を参照すると、第1図に閉
鎖システム20が見られる。圧縮し得るチヤンバ
ー22が設けられ、それは圧縮し得るチヤンバー
22のまわりに外側シール28を形成するように
合体シールされた可撓性プラスチツクシート2
4,26からつくることができる。プラスチツク
シート24,26は例えばポリ塩化ビニル材料で
つくることができ、そして外側シール28は、例
えばヒートシールまたは高周波(RF)シールと
することができる。圧縮し得るチヤンバー22
は、貯槽コンパートメント30と、選択的に気体
をトラツプするコンパートメント32とを含む。
貯槽および気体トラツプコンパートメント30,
32は、閉鎖端36と開放端38とを有する内壁
34によつて部分的に区切られている。内壁34
は、2枚の可撓性プラスチツクシートをヒートシ
ールまたはRFシールすることによつて形成する
ことができる。内壁34は外側シール28の延長
としてもよい。内壁38の開放端38は増加した
強度のため幅広の丸いシール40とすることがで
きる。
内壁34は内壁34の長さに沿い、そして閉鎖
端36において気体トラツプおよび貯槽コンパー
トメント32,30を隔離する。内壁34は開放
端38のまわりで気体トラツプおよび貯槽コンパ
ートメント32,30間の開いた流路42を形成
する。
外側シール28と内壁34とは、好ましい具体
例において圧縮し得るチヤンバー22に一般にJ
字形状を与える。貯槽コンパートメント30はJ
字形状の長脚に相当し、そして気体トラツプコン
パートメント32はJ字形状の短脚に相当する。
内壁34は長脚と短脚とを分離する。
圧縮し得るチヤンバー22へのアクセス手段4
4が気体トラツプコンパートメント32に隣接し
て位置する。好ましい具体例においては、該アク
セス手段はプラスチツク針ハブ48に装着された
標準構造でよい針46を含んでいる。チヤンバー
アクセス手段44は、ポリ塩化ビニル材料で作り
得るようなプラスチツク可撓性スリーブ50をさ
らに含んでいる。スリーブ50はその第1の端5
6において針ハブ42へ溶剤接着のような慣用手
段により接着することができる。チヤンバーアク
セス手段44は、スリーブの第2の端58におい
てスリーブ50へ接着されそしてそれを閉鎖する
膜52をさらに含んでいる。膜52は環状リブ5
4を含んでいる。膜52もプラスチツク材料でよ
い。
スリーブ50の第1の端56は破断し得るカニ
ユーレ62の中空端60中に固着される。そのよ
うな破断し得るカニユーレは公知であり、そして
例えばすべて本発明の護受人へ護渡された米国特
許第4181140号、第4294274号および1979年10月18
日出願の許可された米国特許出願第086102号に示
されているように構成することができる。第3A
図および3B図を参照すると、破断し得るカニユ
ーレ62は、保持部材64の側壁68中に1個ま
たは2個以上の開口66を有する中空保持部材6
6中に収容されることができることが見られ、該
開口はJ字形の圧縮し得るチヤンバー22の短脚
の頂部近くに位置している。破断し得るカニユー
レ62は破断部分72を含み、該部分はフイン7
3を有し、そして脆弱部分70において中空端6
0から選択的に破断することができる。
第1および3B図に最良に見られるように、外
側シール28は保持部材64の側壁68のまわり
に形成される。もしRFシールが用いられるなら
ば、保持部材64の側壁68は、RF源の印加時
プラスチツクシート24,26へ、そして破断カ
ニユーレ62の中空端60へ同時にシールされる
であろう。
圧縮し得るチヤンバー22は、水、デキストロ
ース溶液または食塩水のような無菌希釈液でよい
第1の成分74を収容する。他の希釈液も勿論可
能である。
この閉鎖システムは、好ましくは可撓性プラス
チツクシート24,26を貫通して設けた開口9
8のような懸垂手段を含んでいる。圧縮し得るチ
ヤンバー22は、好ましくは患者の静脈系へ放出
するための投与セツト(図示せず)へ接続するこ
とができる選択的に開かれるポート100を含ん
でいる。
第1図および第6図を参照すると、接合体76
がチヤンバーアクセス手段44の端部78を包囲
している。好ましい具体例においては、接合体7
6は射出成型し得るプラスチツク材料でつくられ
る。接合体76はチヤンバーアクセス手段44を
容器80へ接続する。容器80は粉末または液状
薬剤のような第2の成分82を収容する。好まし
い具体例においては、容器80は標準的構造のガ
ラスバイアルであり、これは新しい薬剤容器を再
型押しする必要なしにそのような標準的バイアル
中の他の源から薬剤を閉鎖システム20中へ導入
することを許容する。容器80がそのような標準
的構造の薬剤バイアルである時、それは典型的に
はゴム栓84および容器80の口88のまわりの
金属バンド86を含み、該金属バンド86はゴム
栓84を容器80中に保持している。ゴム栓84
および金属バンド86は共に容器80へのアクセ
ス手段90を構成する。後で記載するように、チ
ヤンバーアクセス手段44も、または容器アクセ
ス手段90も、こゝに記載した特定の構造に制限
されるものではなく、むしろ広範囲の構造を含む
ことができる。
容器80は、可撓性プラスチツクシート24か
ら延び、そしてその端94において他方の可撓性
プラスチツクシート26へヒートシールされたフ
ラツプ92によつてゆるく保持されることができ
る。プラスチツク小袋96を容器80のまわりに
かぶせることができる。プラスチツク小袋96
は、それに対し容器80が容易に滑り得るポリオ
レフイン材料製とすることができる。ポリオレフ
イン材料は、可撓性プラスチツクシート24,2
6をそれでつくることができる例えばポリ塩化ビ
ニルよりも低い摩擦係数を持つている。
閉鎖システム20は、圧縮し得るチヤンバー2
2と容器80とを、それぞれの中味を別々に滅菌
した後に合体することによつて製造することがで
きる。例えば、第2図に見られる装置102を第
1の成分で充填した後、それはポリプロピレンの
ようなプラスチツク材料の閉じた袋(図示せず)
へ入れることができる。装置102は次に圧縮し
得るチヤンバー22の内部および第1の成分74
を滅菌するため、オートクレーブ滅菌されること
ができる。次に装置102は袋から取出され、第
4図に示すように可撓性プラスチツクシート24
およびフランプ92が上を向くように作業場にお
いて好ましくは水平表面103上に置かれる。第
4図は紙面上の図示容易のため90゜回転してある。
オートクレープ滅菌前装置102の袋入れは、装
置のための清浄な環境を促進するのに役立つが、
しかし袋入れなしでも破れない。この工程後、装
置は直接作業場へ運ぶことができる。
フラツプ92はチヤンバーアクセス手段44か
ら遠方へ折られる。次に容器80が水平表面10
3上に置かれる。容器アクセス手段90の端部分
104はチヤンバーアクセス手段44の端部分7
8と密着関係に付勢される。端部分78,104
は例えば機構106のような任意の適当な付勢手
段によつて付勢されることができる。
第5図に見られるように、次に金型110が、
そぞれチヤンバーアクセス手段44および容器ア
クセス手段90の端部分78,104のまわりに
置かれる。溶融した材料112が次に供給ライン
114を通つて端部分78,104のまわりの金
型内部120へ射出される。溶融した材料112
はプラスチツク、好ましくは熱可塑性プラスチツ
クであることが予知されるが、しかし以下記載す
る要求に合致する他の溶融材料も使用し得ること
が考えられる。好ましい具体例においては、溶融
した材料はシエル、オイル、カンパニーから
Kratonなる商標名で販売されているプラスチツ
クである。
Kratoはポリスチレンとゴム状ポリオレフイン
材料のブロツク共重合体であると信じられる。許
容し得る他のプラスチツクは、デユポン社によつ
て販売されているDelrinである。該プラスチツク
は刺通し得るが、しかし刺通時心抜きに抵抗性で
なければならない。射出された溶融材料112の
圧力は端部分78,104間の付勢に打ち勝ち、
そして端部分を第6図に示すような離れた関係に
引き離す。
溶融状態になるためには、溶融したプラスチツ
クのような溶融材料は全く熱いであろう。射出成
型中、溶融材料は射出された溶融材料112から
の熱移転によつて両方のアクセス手段の端部分7
8,104を滅菌することがわかつた。Kraton
を使用する時、端部分78,104を滅菌するた
めは500〓(260℃)またはそれ以上の温度が保た
れなければならない。一般に溶融材料112のた
めのより高い温度は射出成型時の熱移転の滅菌能
力を改善するであろう。
加熱された溶融材料112の射出前に、端部分
78,104上に水をスプレーすることは、これ
は好ましい具体例において必要であるとは信じら
れないが、熱移転の滅菌能力を改善し得ることが
判明した。
溶融材料112は次に一体の接合体76へ冷却
され、端部分78,104を包囲し、そして端部
分を第6図に示すように無菌の離れた関係に保
つ。アクセス手段44,90間に無菌の離れた関
係を確立し、そして維持することに加え、前述の
方法はそれによつて例えば針46のような刺通エ
レメントを、例えば第7および8図に見られるよ
うに両方のアクセス手段44,90を通つて圧縮
し得るチヤンバー22と容器80との無菌通路1
18を選択的に確立するため、接合部76を通つ
て刺通できる構造を提供する。
アクセス手段間に無菌の離れた関係を確立しそ
して維持するための前述の方法は、端部分78,
104を付勢することなく実施し得るものと信じ
られる。その代わりに、端部分はあらかじめ定め
た離れた関係に固定または維持することができ
る。溶融材料が次に両方のアクセス手段44,9
0の少なくとも端部分78,104のまわりに射
出されることができる。この代替法においては、
溶融材料の射出成型自体は端部分78,104を
引き離さないが、しかし該工程は端部分を滅菌す
る。
好ましい具体においては、溶融材料の射出成型
は容器80の容器アクセス手段90のまわりのみ
で起きるので、熱移転の最小量のみが溶融材料1
12と容器80中の粉末薬剤のような第2の成分
との間に起き、そのため薬剤の有効性を維持する
ものと信じられる。容器80としてガラスバイア
ルを使用する時、ガラスは溶融材料112とバイ
アル内の第2の成分83との間の熱移転に対する
良い絶縁体として役立つ。ゴム栓84も良い絶縁
体である。
アクセス手段44,90間に無菌の離れた関係
を確立し、そして維持するための前述の方法は、
特に記載したチヤンバー22と容器80のアクセ
ス手段へ制限されないことが理解できる。事実、
任意の2個の容器をチヤンバー22および容器8
0の代わりに使用し得る。
前記したように、好ましい具体例における容器
80はバイアルの口88にゴム栓84を有するガ
ラスバイアルである。ガラス構造およびゴム栓8
4の使用のため、容器80は強い応力へさらされ
ることはできない。この理由のため、接合体79
を形成するための前記の射出成型工程は、金型内
部120への低圧力供給でなされなければならな
い。溶融材料112は10PSI(0.7Kg/cm2)より低
い圧力、好ましくは約5PSI(0.35Kg/cm2)の圧力
で射出される。この低圧力射出成型は金型内部1
20がいつ充満されたかを決定するさもなければ
有用な技術を不可能にする。例えば射出サイクル
の終了はしばしば供給ライン中の背圧をモニター
することによつて決定される。溶融材料の背圧が
一定レベル以上に上昇する時、金型内部は充満し
ていることが知られ、そしてそれ以上のプラスチ
ツクの射出がその時停止される。低射出成型圧要
求のもとでは、しかしながら溶融材料112の背
圧の顕著な上昇を決定するのが困難である。もし
背圧が上昇するのを許容すれば、該圧力はゴム栓
84を容器80へ吹き込むか、または容器80を
破壊するかも知れない。
射出サイクル終了を決定する他の手段は、供給
ラインを通つて金型内部中へ射出された溶融材料
の量を測定することを含む。そのような測定手段
は高価であり得るし、そして正確な測定を実施す
ることはしばしば困難である。
射出サイクルの終了を決定する問題の解決法
は、第5図に見られるように開いた通路122を
設けることによつて解決される。好ましくは開い
た通路122は、金型110を構成する2個の半
割金型の一方の側に形成した溝である。開いた通
路122は金型内部122と金型110の外部と
の間を延びている。開いた通路122は、好まし
くは供給ライン114から離れて設けられるが、
しかしこれは必ずしも必要なものと信じられる。
開いた通路は金型内部に比較して相対的に狭く、
そして好ましい具体例においては溶融材料が
Kratonである時約0.030インチないし約0.060イン
チ(約0.0762cmないし0.1524cm)の範囲内であ
る。溶融材料が金型内部120を充填し終わつた
後、それは開いた通路122へ入る。通路122
中の溶融材料112の存在をそのとき感知し、そ
のとき溶融材料の低圧力供給を止める。
開いた通路122の金型内部側端を供給ライン
114から遠方へ配置することにより、そして最
も重要なことは開いた通路122を狭くすること
により、開いた通路122は溶融材料112に対
する最大抵抗を持つた通路となり、そしてそのた
め金型内部120が充填された後でのみ溶融材料
112で充填されるものと信じられる。この目的
は、開いた通路122を最大抵抗の通路とするこ
とであるが、しかし該通路の閉塞を防止し、そし
て溶融材料が通路122へ進入することを許容す
ることである。このため、溶融材料がもつと高粘
度である時は、通路122は材料112が開いた
通路に進入することを許容しそして通路122を
閉塞を防止するためにもつと広いことを要するで
あろうが、しかし溶融材料112に対する最大抵
抗の通路となる程十分に狭いであろう。
もし射出成型プロセスが人手で実施されるなら
ば、通路122中の溶融材料の存在は肉眼により
感知することができ、そのときオペレーターは材
料供給への圧力の適用を止める。自動化操作にお
いては、通路122中への溶融材料の感知は、例
えば開いた通路122の内側へ、または開いた通
路122の外側123に接続したマイクロスイツ
チ(図示せず)を含む、種々の手段によつて実施
することができる。マイクロスイツチは低圧力供
給源へ接続し、それを制御することができる。
溶融材料112が冷え、接合体76となる時、
容器80および圧縮し得るチヤンバー22のよう
な2個の別々の容器間に無菌通路118の選択的
確立を可能とする無菌カツプリング124が形成
される。閉鎖システム20において、無菌カツプ
リング124は、チヤンバーアクセス手段44、
容器アクセス手段90およびアクセス手段44,
90の少なくとも端部分78,104のまわりに
接合された成型した接合体76を含み、それによ
り該接合体は端部分を無菌の離れた関係に保つ。
無菌カツプリングはさらに、針46のような刺通
エレメントを含み、該針はアクセス手段を通路連
通に選択的にもたらし、そして容器80と圧縮し
得るチヤンバー22間にアクセス手段44,90
を通つて無菌通路118を確立するように、端部
分78,104間の接合部76を刺通することが
できる。好ましい具体例においては、該針はチヤ
ンバーアクセス手段44内に収容され、そしてそ
の一部である。針46は無菌通路118が形成さ
れた時容器80とチヤンバー22間の導管を形成
する。しかしながら刺通エレメントは針46であ
る必要はなく、そして刺通エレメントがまた導管
でもある必要はない。それ自体流体通路を含んで
いる限り他の刺通エレメントおよび導管形状を無
菌カツプリング124に使用することができる。
実際無菌カツプリング124は前記閉鎖システム
20に使用することに限定されない。例えば、無
菌カツプリング124は一つの容器への第1のア
クセス手段と、他の容器への第2アクセス手段を
含むことができ、それにより接合体76は第1お
よび第2のアクセス手段の少なくとも端部のまわ
りに永久的に固定されることができる。刺通エレ
メントは、対応するアクセス手段からの端部分か
ら接合体を通つて第1および第2のアクセス手段
の他方の少なくとも端部分へ、両方の容器間に両
方のアクセス手段を通つて無菌通路を確立する態
様において、好ましくはプラスチツク接合体を刺
通できなければならない。
閉鎖システム20に無菌カツプリング124を
形成した時、ゆるくはまる開いた端部の小袋96
が例えば第1図に見られるように容器80のまわ
りにかぶせられる。次にフラツプ92が容器80
の上に引き下げられ、そしてその先端94におい
て可撓性プラスチツクシート26へヒートシール
される。プラスチツクシート26、フラツプ92
および小袋96は容器を閉じ込めるが、しかし該
容器の軸方向運動は許容する。前に述べたよう
に、プラスチツクシート26およびフラツプ94
はポリ塩化ビニル材料製とすることができる。そ
のような材料は非常に高い摩擦係数を有し、それ
により容器80の圧縮し得るチヤンバー22に対
する軸方向運動を阻害する。プラスチツク小袋9
4は単に摩擦係数を減らし、そして容易の軸方向
運動を容易にするために設けられる。プラスチツ
ク小袋96は、例えばポリプロピレンのようなポ
リオレフインでよい。
閉鎖システム20は成分の別々の貯蔵と、それ
ら成分の無菌条件下の選択的混合を提供する。圧
縮し得るチヤンバー22中の第1の成分74と、
容器80中の第2の成分82とは、最初第7およ
び8図に図示するように、無菌カツプリング12
4の接合体76内に無菌通路118を形成するこ
とによつて混合される。好ましい具体例において
は、無菌通路118は刺通エレメント、この場合
は針46を膜52およびチヤンバーアクセス手段
44の端部分78を通つて押し込むことによつて
形成される。膜52を刺通した後、針46は接合
体76および容器80のゴム栓84を刺通する。
ゴム栓84は容器アクセス手段の一部である。針
46の内部はそのとき第2の成分を収容している
容器80の内部と連通している。刺通エレメント
は、単に容器80およびチヤンバーアクセス手段
44をつかみ、それらを互いに向かつて押すこと
によつて容器に向かつて押し付けられる。閉鎖シ
ステム20は容器80の軸方向運動を許容する。
容器80および針46が第7図に見られるよう
に互いに押し付けられる時、スリーブ50はその
可撓性構造のため潰れる。スリーブ50および膜
52はチヤンバーアクセス手段44を接合体内に
保持すのに役立つ。膜52のまわりの環状リブ5
2は膜52を接合体76内にとどめる助けをす
る。もし接合体76が針46のまわりに直接成型
されたならば、針46を接合体76から引き抜く
ことが可能であろう。本発明のそのような構造も
可能であると信じられるが、スリーブ50および
膜52を含んでいるチヤンバーアクセス手段44
が好ましい。
破断し得るカニユーレ62は、液体第1成分7
4をチヤンバーアクセス手段44から隔離し、破
断カニユーレが開かれる前にスリーブ50に液体
がたまるのを防止する。加えて、破断カニユーレ
62は、圧縮し得るチヤンバー22内に貯えられ
た第1成分74の汚染がないことのそれ以上の保
証を提供する。チヤンバー22および容器80の
内部間の無菌通路118を完全に開くため、破断
カニユーレ62を開かなければならない。これは
圧縮し得るチヤンバー22の外部からカニユーレ
62を操作することによつて行われる。破断部分
72が中空端60に対して折り曲げられ、脆弱部
分70においてカニユーレ62を割る。もし望む
ならば、破断部分72はその後で中空端60から
離れて保持部材64の下まで押し下げることがで
きる。破断カニユーレ62は、保持部材64と摩
擦係合するフイン73を破断部分72上に含むよ
うに設計することができる。このため破断部分7
2は保持部材64中に捕捉され、チヤンバー22
中をゆるく浮遊しない。
無菌通路が開かれた後、そして破断カニユーレ
が開かれた後、容器80とチヤンバー22間の流
体の流れは、針46通り、そして破断カニユーレ
62のフイン73のまわりおよび保持部材64に
形成された開口6を通つてなされる。無菌通路1
18が形成された時は、気体トラツプおよび貯槽
コンパートメント32,30は、それぞれ第1お
よび第2の成分74,82の適切な混合を容易に
するように選択的に位置することができる。
混合操作は第9図ないし第12図を参照して最
善に見られる。この方法は、第1成分74のいく
らかを少なくともいくらかの空気128が容器に
存在した後容器80内へ移し、容器中の液のいく
らかとチヤンバー22中の液のいくらかとを交換
し、そして最後に容器80中の液をチヤンバー2
2中へ空にする工程を含む。
図示した具体例においては、液体第1成分74
は少量の空気または他の気体と共に圧縮し得るチ
ヤンバー22に貯えられる。第1成分74は、も
し容器80中にいくらかの空気が貯えられている
ならば圧縮し得るチヤンバー中に空気なしで包装
することができる。粉末薬剤はしばしば部分真空
下の薬剤バイアル中に貯えられるが、しかしなが
ら、およびこのため追加の空気が本発明の実施の
ために必要である。このため空気128はチヤン
バー22中に貯えられる。
チヤンバー22から容器80への液の移行は、
液体第1成分74が第9図に見られるようにチヤ
ンバーアクセス手段44へ隣接するまでチヤンバ
ー22を操作することによつて達成される。可撓
性プラスチツクシート24,26でできているチ
ヤンバー22は人手で圧縮することができ、それ
により液体のいくらかをチヤンバーから容器80
内の第2の混合成分82との接触に押し出すこと
ができる。
もし第9図に示すように、気体トラツプコンパ
ートメント32および容器80が貯槽コンパート
メント30の下に来るように閉鎖システム20を
水平に保てば、液体はもつとも容易に移行され
る。容器80が全部液体で充填される前に圧縮を
停止することが重要である。もし容器80が真空
包装されるならば、容器を液体で全部充填するこ
とが可能であろう。
第1成分74のいくらかが容器80に入つた
後、容器80は閉鎖システムを振とうすることに
よつてかきまぜられる。これは第1成分74を第
2成分82と混合する。第2成分が粉末である場
合には、容器のかきまぜは成分間の混合を開始す
るのにもつとも有用である。このことは、成分間
の少ない接触表面積しか提供しない、粉末が一塊
にケーキ化した場合に特に然りである。かきまぜ
は第2成分を小さい粒子に粉砕することを助け
る。
液体移行工程の後、容器80中の液体のいくら
かが第10図に最良にみられるようにチヤンバー
22中の液体のいくらかと交換される。最初、チ
ヤンバーは、気体トラツプコンパートメント32
中の気体ではなく、液体がチヤンバーアクセス手
段44に隣接するまで、そしてチヤンバーアクセ
ス手段44が気体トラツプコンパートメント32
の上になるまで、チヤンバーが操作される。圧縮
し得るチヤンバーのJ字形状は、閉鎖システム2
0を第10図に示す直立位置に保持しながら、チ
ヤンバー22中の液体がチヤンバーアクセス手段
44に隣接することを許容する。チヤンバー22
中の空気128は全部貯槽コンパートメント30
中に貯えることができる。これは、気体トラツプ
コンパートメント32中の空気128が開放路4
2を通つて流れるように閉鎖システム20の位置
を操作することによつて達成される。
次にチヤンバーは人手で圧縮されることがで
き、それはチヤンバー22の気体トラツプコンパ
ートメント中の液体を容器80中へ押し出す。こ
の圧縮工程中、容器80中の液体より上の容器8
0中の空気は与圧される。チヤンバーの圧縮はそ
の時停止さる圧縮を停止する時容器中の与圧空気
は容器から液体のいくらかをチヤンバー22中へ
押し出す。液体第1成分74は今やそれと混合し
た第2成分82のいくらかを持つている。
圧縮し得るチヤンバー22の独特の形状でなけ
れば、液体交換工程は、チヤンバーアクセス手段
44が気体トラツプコンパートメントの下になる
ようにシステム20を逆転し、次にチヤンバーを
押すことによつて実行されるであろう。
次に、チヤンバーへそれを圧縮する力を加えな
がら、閉鎖システムは容器80中の空気が容器8
0中の液体の上部に位置するように約180゜回転さ
れるであろう。そのときだけチヤンバー22の圧
縮を停止することができ、それにより液体を容器
80からチヤンバー22中へ押し出す。
混合方法の液体交換工程は第2成分82のいく
らかをチヤンバー22中へ移し、そしてその中に
第2成分82の低濃度を有する液体第1成分74
の追加量を容器80に残つている第2成分のいく
らかの量と接触させる。濃度の低い混合物を第2
成分82の残りの部分と接触させることにより、
第2成分74,82の完全な混合が容易化され
る。液体交換工程は、もし必要ならば、またはも
し完全な混合を確実にすることを望むならば数回
反復し得る。各液体混合工程が終了した後、閉鎖
システム20は混合を容易にするためかきまぜる
ことができる。第2成分が例えば粉末薬剤である
時、液体交換工程の反復はもつとも有用である。
第1および第2の成分間の完全な混合が達成さ
れた後、または全部の粉末が溶解した後、容器中
の液体は、容器80の中に第1または第2成分7
4,82を実質上少しも残さずに、チヤンバー中
へ移される。この液体を空にする工程は第11,
12Aおよび12B図に最良に見られる。最初、
チヤンバー22は貯槽コンパートメント30中の
空気128の少なくともいくらかが気体トラツプ
および貯槽コンパートメント32,30間の開い
た流路42を通つて気体トラツプコンパートメン
ト32へ入るまで操作される。これは閉鎖システ
ム20を第11図に点線で示した第10図の位置
から、第11図に実線で示した水平位置へ約90゜
回転することによつて行われる。空気128が内
壁34をまわつて、開いた通路42を通り、そし
て気体トラツプコンパートメント32中へ流れる
のを確実にするため、ポートチユーブ端130が
懸垂端132よりいくらか高くなるまで閉鎖シス
テム20を回転することが望ましい。これは第1
1図に線134によつて概的に図示されている。
次に、チヤンバーは気体トラツプコンパートメ
ント3中の空気128がチヤンバーアクセス手段
44に隣接するまで操作される。この配置は、閉
鎖システム20が反時計方向へ約90゜回転した第
12A図に図示されている。内壁34は、気体ト
ラツプおよび貯槽コンパートメント32,30を
区切り、そして部分的に隔離することに加えて、
空気の少なくとも一部をチヤンバーアクセス手段
44に隣接する気体トラツプコンパートメント3
2中に前記のように選択的にとじ込めることを可
能にする。液体を容器から空にする次の工程は、
チヤンバーを第12A図に示すように圧縮するこ
とである。この圧縮は気体コンパートメント32
中の空気の少なくともいくらかを容器80中へ圧
入し、それによつて容器80中の液体より上の空
気128を与圧する。チヤンバーの圧縮をその時
停止し、そして第12B図に示すように、容器8
0中の今や与圧された空気は容器中の液体を無菌
通路118を通つてチヤンバー22中へ押し出
す。
混合が今や完了する。均一な混合物は圧縮し得
るチヤンバー22内にある。閉鎖システム20は
今やチヤンバー22中の混合物を患者へ放出する
ための供給容器として使用することができる。投
与セツトのスパイクをこの流体放出を実施するた
めにポート100中へ挿入することができる。
本発明のユニークなデザインの圧縮し得るチヤ
ンバー22は、前記した無菌カツプリング124
なしでも使用することができる。その間に開放流
路を持つた選択的に気体をトラツプするコンパー
トメントと貯槽コンパートメントを有する圧縮し
得るチヤンバーは、ある容器と組み合わせた、ま
たはそれへ将来接続するため、成分を別々に貯蔵
しそして選択的に混合するための、またはその中
に貯えられた液体第1成分と、奨来接続される容
器中に貯えられた第2成分とを混合するための装
置となり得る。装置が圧縮し得るチヤンバーと容
器とを含む時、閉鎖システム20はそのような装
置であるが、しかし容器およびチヤンバーはチヤ
ンバーと容器間に選択的に開かれた任意の通路に
よつて接続されることができ、接合体76の使用
に限定されない。例えば、容器80およびチヤン
バー22はその中に破断カニユーレを持つ導管で
ある選択的に開かれた通路を持つことができる。
この選択的に開かれた通路は前述のものと異なる
構造を持つことができる。容器および圧縮し得る
チヤンバーの少なくとも一方は気体も収容する。
この装置は無菌状態が必要でないときさえも2成
分を混合するために有用である。
装置が容器を含まない時は、装置102は例え
ば第2図に示されているものでよい。装置102
は気体トラツプコンパートメントへのアクセス手
段を含み、そのためこのアクセス手段44は選択
的に別の容器へ接続し、該容器とチヤンバーとの
間に選択的にに開かれた通路を形成することがで
きる。
第14図ないし第16図は、前記した無菌カツ
プリングの別の具体例を図示する。この具体例に
おいては、圧縮し得る主チヤンバー138と圧縮
し得る補助チヤンバー140を含む閉鎖装置13
6が提供される。チヤンバー138,140は例
えばポリ塩化ビニルの可撓性プラスチツクシート
からつくることができる。区域141は装置13
6へ均一な外観を与える以外の機能を持たない。
ポート100′は主チヤンバー138と装置1
36の外部との間の選択的連通を提供する。
チユーブ142,144は、それぞれ主および
補助チヤンバー138,140から延び、それら
と連通している。チユーブ144,142のそれ
ぞれの先端146,148は、針で刺通し得るプ
ラスチツクまたはゴム材料でつくることができる
キヤツプ部分150によつて閉鎖されている。可
撓性スリーブ50′の第1の端56′がキヤツプ部
分150へ接続される。スリーブ50′の第2の
端58′は刺通し得る膜52′へ接続され、それに
よつて閉鎖される。スリーブ50′内には2本の
両端がとがつた針152,154が収容される。
チユーブ142,144、キヤツプ部分150、
スリーブ50′、膜52′および両端がとがつた針
152,154は全部で容器、この場合は主およ
び補助チヤンバー138,140の両方を含んで
いる容器への第1のアクセス手段を構成する。前
に記載したような接合体76′が、膜52′、スリ
ーブ50′、キヤツプ部分150、針152,1
54およびチユーブ142,144を含んでいる
第1のアクセス手段の端部分78′のまわりに固
着される。接合部76′はまた容器80′のゴム栓
84′のまわりにも固着される。この具体例にお
いては、ゴム栓84′は第2の容器、この場合に
は容器80′への第2のアクセス手段の一部であ
る。
液体第1成分74′は主チヤンバー138中に
貯えられる。第2成分82′は容器80′中に貯え
られる。補助チヤンバー140は混合が望まれる
まで空に保たれ、その時は容器80′が第1のア
クセス手段へ向かつて押される。両端がとがつた
針152,154の両方が接合体76′,栓8
4′およびキヤツプ部分150を刺通する。その
とき開いた流体通路が第16図に見られるように
確立される。該流体通路は主チヤンバー138か
らチユーブ142および両端がとがつた針152
を通つて容器80′中へ延びている。該流体通路
は容器80′から両端がとがつた針154および
チユーブ144を通つて補助チヤンバー140中
へ続いている。
混合は、最初主チヤンバー138を圧縮し、そ
の中の液体を容器80′中へ、そして該容器から
補助チヤンバー140へ押し出すことによつて達
成される。次に、補助チヤンバー140が圧縮さ
れ、流体を容器80′を通つて主チヤンバー13
8中へ逆流させる。このサイクルは第1および第
2の成分74′,82′が混合されるまで反復され
る。次にポート100′が開かれ、そして混合物
を放出することができる。流れパターンを確立す
るため主および補助チヤンバー138,140お
よび容器80′の使用は、本発明と同時に出願さ
れ、そして本発明の護受人へ護渡された代理人記
号PP−1203の「液体および固体を混合するため
の容器」と題するKaufmanらの米国特許出願に
開示されている。
前記閉鎖装置136は、J字形状のチヤンバー
なしで、無菌カツプリングを使用する無菌通路を
提供する。
無菌カツプリングのさらに他の具体例が第13
図に見られる。こゝでは接合体76″はゴム栓8
4″のまわりに固着され、容器80″または他の容
器へのアクセス手段としての役目を果たしてい
る。接合体76″は容器80″を他の容器、すなわ
ち第1成分貯蔵ユニツト156へ接続している。
貯蔵ユニツト156へのアクセス手段は一端にお
いて貯蔵ユニツトの入口ポート160へ、そして
他端において接合体76″の他端へ接続された可
撓性の風船158を含んでいる。貯蔵ユニツトア
クセス手段はさらに1本の両端がとがつた針16
4と、そして2本の一端がとがつた針166,1
68をその中に取り付けて持つている針ハウジン
グ162を含む。針ハウジング162はさらに、
風船内部159と、一端がとがつた針166,1
68それぞれの間の一方向流体通路を提供する逆
止弁170,172を含んでいる。接合体76″
はゴム栓84″と貯蔵ユニツトアクセス手段との
間の無菌カツプリングを提供する。
貯蔵ユニツト156と容器80″との間の連通
は、二つの容器を相互に向かつて近付け、それに
よつて風船158を図示するように圧縮し、針ハ
ウジング162を接合体76″および入口ポート
160両方へ向かつて押すことによつて確立され
る。針164,166はゴム栓84″を刺通する。
針164,168は入口ポート160を刺通す
る。その時流体が貯蔵ユニツト156から一端が
とがつた針168を通つて、そして逆止弁172
を通つて風船内部159中へ移ることができる。
該流体は風船内部159から逆止弁170および
針166を通つて容器80″中へ続くことができ
る。流体は容器80″から貯蔵ユニツト156中
へ両端がとがつた針164を通つて流れることが
自由である。風船158および逆止弁170,1
72は、風船内で第1および第2の成分74″お
よび82″の混合物を提供する。風船158はポ
ンプ作用を実施するため反復して圧縮することが
でき、それによつて第1および第2の成分74″
および82″を混合する。
いくつかの具体例および特徴をこゝに記載し、
添付図面に図示したが、種々のそれ以外の修飾が
本発明の範囲を逸脱することなしに可能であるこ
とは明らかであろう。
JP50135383A 1982-04-06 1983-03-14 無菌カップリングを備える医療用薬液成分混合装置 Granted JPS59500600A (ja)

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PCT/US1983/000358 WO1983003540A1 (en) 1982-04-06 1983-03-14 Sterile coupling

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JP50135383A Granted JPS59500600A (ja) 1982-04-06 1983-03-14 無菌カップリングを備える医療用薬液成分混合装置

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