JPH0372797B2 - - Google Patents

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JPH0372797B2
JPH0372797B2 JP60183475A JP18347585A JPH0372797B2 JP H0372797 B2 JPH0372797 B2 JP H0372797B2 JP 60183475 A JP60183475 A JP 60183475A JP 18347585 A JP18347585 A JP 18347585A JP H0372797 B2 JPH0372797 B2 JP H0372797B2
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JP
Japan
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slat
ladder cord
cord
slats
ladder
Prior art date
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JP60183475A
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Kazuo Tsuchida
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Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd filed Critical Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPS6245885A publication Critical patent/JPS6245885A/ja
Publication of JPH0372797B2 publication Critical patent/JPH0372797B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はブラインドのスラツトをラダーコー
ドに挿通するための組立装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、ブラインドの組立てに際し、スラツトを
ラダーコードに挿通するには、あらかじめ所定の
長さに切断されるとともに昇降コードを挿通する
ための挿通孔が穿孔された多数枚のスラツトを竿
に吊下支持されたラダーコードに手作業で挿通し
ていた。ところが、このようなスラツト挿通作業
は極めて非能率的であつた。そこで、スラツト挿
通作業を合理化するために、ブラインド組立装置
が提案され、所望のブラインドの高さや幅、すな
わちスラツトの長さに応じてその都度初期設定を
行えば、所定の長さに切断されかつ所定位置に昇
降コード挿通孔が穿孔されたスラツトがラダーコ
ードに順次挿通されるようになつていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような従来のブラインド組立装置は、ス
ラツトをラダーコードに挿通する際、同スラツト
とラダーコードとの引つ掛かりを防止するために
ラダーコードを上下方向に緊張して、ラダーコー
ドの各横糸間にスラツトを確実に挿通するように
なつている。ところが、ラダーコードの縦糸の間
隔はスラツトの幅より若干大きい程度の寸法に形
成されてされているだけであり、この寸法的にあ
まり余裕のないラダーコードの縦糸間にスラツト
を挿通する際に、スラツトとラダーコードとの間
に引つ掛かりが生じ易く、ブラインド組立装置の
円滑な動作に支障を来たすという問題点があつ
た。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解決するために、ラダ
ーコードへのスラツト材挿−に同ラダーコードの
スラツト材挿通位置の縦糸を外側に押し広げると
ともに、同ラダーコードのスラツト材挿通位置の
横糸間にスラツトを案内する二枚一組の案内片
を、前記スラツト材の上下に位置するように挿通
機に設けた構成としている。
(作用) 上記手段により、スラツト材6は第一、第二の
案内片78,82により、縦糸が外側へ押し広げ
られたラダーコード15の横糸間に挿通される。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に
従つて説明すると、第1図に示すようにブライン
ド組立装置1は板状のスラツト材を湾曲成形する
ための成形装置2と、その成形装置2で成形れる
スラツト材を所定の長さに切断するとともに昇降
コードを挿通するための挿通孔を形成した後ラダ
ーコードに挿通するスラツト挿通装置3と、その
スラツト挿通装置3の作動を制御するための制御
装置4とから構成されている。
成形装置2のコイル受け5にはアルミ薄板を長
く連続形成したスラツト材6が装着されている。
成形装置2の上部にはスラツト材6を湾曲形成す
るための一対のフオーミングローラ7a,7bが
設けられ、同成形装置2内の後記駆動モータ29
により回転駆動される。そして、コイル受け5か
ら引き出されるスラツト材6は複数の案内ローラ
8によりフオーミングローラ7a,7bに導か
れ、同フオーミングローラ7a,7bにより挟圧
されて湾曲成形されるようになつている。
スラツト挿通装置3の一側にはフオーミングロ
ーラ7a,7bで成形されたスラツト材6を後記
スラツト挿通機13に送り出すための一対の送り
ローラ9a,9bが設けられている。その送りロ
ーラ9a,9bはスラツト挿通装置3内の後記ス
テツプモータ30により駆動され、フオーミング
ローラ7a,7bにより成形されたスラツト材6
が複数の案内ローラ10により同送りローラ9
a,9bに導かれている。そして、フオーミング
ローラ7a,7bにより成形されたスラツト材6
は送りローラ9a,9bにより後記挿通機13に
向かつて送り出され、その送り量は送りローラ9
a,9bの回転量すなわちステツプモータの回転
角に基いて設定されるようになつている。
スラツト挿通装置3には前記送りローラ9a,
9bから送られるスラツト材6に昇降コードを挿
通するための挿通孔を形成するための穿孔装置1
1とスラツト材6を所定の長さに切断するための
切断装置12がスラツト材6の進路上に配設され
ている。この穿孔装置11及び切断装置12は後
記するポンプ28から送られる圧搾空気により動
作するエアシリンダ(図示しない)により駆動さ
れ、送りローラ9a,9bからスラツト材6が所
定長さ送られると、穿孔装置11により挿通孔が
形成され、また切断装置12によりスラツト材6
が切断されるようになつている。
スラツト挿通装置3には穿孔装置11及び切断
装置12に続いて7台の挿通機13が配設されて
いる。この挿通機13は後記するポンプ28から
送られる圧搾空気により動作する後記第一及び第
二のエアシリンダ14a,14bにより駆動さ
れ、送りローラ9a,9bにより送られるスラツ
ト材6をそれぞれラダーコード15に挿通させる
とともに、所定長さに切断されたスラツト16を
上方へ送り、このような動作を繰り返すことによ
りラダーコード15に対し所定段のスラツト16
を自動的に挿通させるようになつている。
制御装置4の前面には多数の操作スイツチが設
けられている。その操作スイツチは、第2図に示
すようにスラツト16の長さを設定するための入
力キー17とその入力キー17による入力値を表
示する表示部18と、ブラインドの高さを設定す
るための入力キー19とその入力キー19による
入力値を表示する表示部20と、各挿通機13に
おいてラダーコード15を昇降コード挿通孔の左
右いずれに位置させるかを設定するための入力キ
ー21とその入力キー21による入力値を表示す
る表示部22と、このブラインド組立装置1に電
源を供給するための電源スイツチ23と、同じく
このブラインド組立装置1の作動を開始させるた
めのスタートスイツチ24と、その作動を一時的
に停止させるためのストツプスイツチ25とから
なつている。
次に、上記のように構成された制御装置4の電
気的構成を第3図に基いて説明すると、前記各ス
イツチ23,24,25及び各入力キー17,1
9,21の操作に基く出力信号は制御装置4内の
中央処理装置(以下CPUという)27に入力さ
れる。また、電源スイツチ23は前記エアシリン
ダ14a,14bや穿孔装置11及び切断装置1
2に圧搾空気を送るポンプ28と、前記フオーミ
ングローラ7a,7bを駆動する駆動モータ29
にも接続され、その操作により各装置に電源が投
入されるようになつている。
CPU27には前記送りローラ9a,9bを駆
動するステツプモータ30が駆動回路31を介し
て接続されるとともに、バルブ装置32に接続さ
れている。そのバルブ装置32は前記ポンプ28
と穿孔装置11、切断装置12のエアシリンダや
各挿通機13のエアシリンダ14a,14bとの
間に介在され、CPU27からの出力信号に基い
てポンプ28と各エアシリンダ14a,14bと
の間の空気圧回路を開閉制御するようになつてい
る。
CPU27に接続されるプラグラム用メモリ3
3は読み出し専用メモリ(ROM)で構成され、
CPU27を動作させるためのプログラムがあら
かじめ記憶され、CPU27はそのプラグラムに
基いて動作するようになつている。
そして、入力キー17,19,21によりブラ
インドのスラツトの長さ、ブラインドの高さ及び
昇降コードの挿通孔に対するラダーコード15の
振り分け構成が設定されると、CPU27はあら
かじめ設定されたプログラムに基いて入力された
スラツトの長さに対し昇降コードを挿通するため
の挿通孔を穿孔位置を算出し、所定数のパルス信
号を出力することによりステツプモータ30を所
定角度駆動してスラツト材6を挿通機13側へ移
動させた後にバルブ装置32に信号を出力して穿
孔装置11を作動させる。そして、このような動
作を繰り返してスラツト材6に複数の挿通孔を穿
孔した後、ステツプモータ30がスラツトの長さ
に対応する所定量回転されると、CPU27はバ
ルブ装置32に信号を出力して切断装置12を作
動させ、スラツト材6を所定長さのスラツト16
に切断するようになつている。また、スラツト1
6が切断されると、CPU27はバルブ装置32
に信号を出力して挿通機13を作動させてラダー
コード15に挿通されたスラツト16を上方へ移
動させ、ステツプモータ30に信号を出力してス
ラツト材6を再び挿通機13方向へ移動させるよ
うになつている。
次に、挿通機13の詳細な構造を第4図から第
14図に基いて説明すると、挿通機13は基板3
4の下部に前後一対のガイド板35a,35bが
固着され、そのガイド板35a,35bの左右両
側にはそれぞれ上下に2個ずつ計8個のガイドロ
ーラ36が対向して回転可能に支持されている。
そして、両ガイド板35a,35b間において上
下に位置するガイドローラ36の間に基台37の
前後両側部が挿通されることにより、挿通機13
は基台37上を第1図左右方向に移動可能に支持
されている。
基板34上に配設された可動板38はその後端
部において基板34まで螺入されたボルト39で
基板34上を回動可能に支持されている。その可
動板38の一側には第一の支持板40が立設固定
され、その第一の支持板40の上端にはほぼ半円
盤状のカム体41が軸42により回転可能に支持
されている。同じく可動板38の一側には第一の
支持板40に隣接してT字形をなす第二の支持板
43が立設固定され、その第二の支持板43の上
部前端には押え板44の後端が固定されている。
そして、その押え板44の先端には上方へ開口す
る湾曲部44aが形成されている。
可動板38の後端には支柱45が立設固定さ
れ、その支柱45の上端には第一のエアシリンダ
14aが軸46により第4図矢印A方向に回動可
能に吊下支持され、その第一のエアシリンダ14
aの上部及び下部には前記バルブ装置32と連絡
される上部エアチユーブ47a及び下部エアチユ
ーブ47bがそれぞれ接続されている。そして、
前記CPU27により開閉制御されるバルブ装置
32を介してポンプ28から送られる圧搾空気が
上部エアチユーブ47aあるいは下部エアチユー
ブ47bから第一のエアシリンダ14a内へ注入
されると、同第一のエアシリンダ14aの下方へ
突出軸48が出没するようになつている。
突出軸48の下端は、軸49によりカム体41
に対し回動可能に連結され、同突出軸48の出没
によりカム体41は第5図に示す状態から第6図
に鎖線で示す状態の範囲内で回転されるようにな
つている。
可動板38の他側には案内柱50が立設固定さ
れ、その案内柱50に設けられたガイドレール5
0aに沿つて移動体51が上下動可能に支持され
ている。また、移動体51と可動板38とはコイ
ルスプリング(図示しない)で連結され、移動体
51はそのコイルスプリングの付勢力により常に
は可動板38側すなわち下方へ付勢されている。
その移動体51のカム体41側の側面にはカムロ
ーラ52が回転可能に支持されている。そして、
第5図に示すように第一のエアシリンダ14aの
突出軸48が同シリンダ14a内にほぼ没入した
状態では、カムローラ52がカム体41により押
し上げられて移動体51が最上位置に保持され、
この状態から突出軸48が同シリンダ14aから
突出されると、第6図に示すようにカムローラ5
2はカム体41に沿つて下方へ移動可能となるた
め、移動体51は前記コイルスプリングの付勢力
及びその自重により同図に示す最下限まで下降す
るようになつている。
移動体51の前端下部には水平方向に突出され
る3本の持上げ棒53a,53b,53cの基端
が固着されている。これ等3本の持上げ棒53
a,53b,53cの内2本の持上げ棒53a,
53bは第7図に示すように、押え板44の下方
に位置するようにして突出され、その左方に他の
1本の持上げ棒53cが突出している。そして、
前記押え板44の湾曲部44aに支持される吊下
棒54から吊下支持されるラダーコード15が右
方の持上げ棒53a,53bの間に挿通されてい
る。
第4図及び第7図に示すように、基板34の左
右両側には同基板34の前方へ突出する一対の支
持部材55が固定され、その支持部材55の先端
部からそれぞれ前後に2本ずつガイド軸56が上
方へ突出されている。このガイド軸56の前後の
間隔は、第4図に示すようにスラツト16を挿通
して同スラツト16を前後に移動不能に支持し得
る間隔に形成され、スラツト16の幅は15mmとな
つている。
各ガイド軸56の外側にはそれぞれ一対のスト
ツパ57a,57bが軸58により回動可能に支
持されている。そのストツパ57a,57bは、
軸58より上部でコイルスプリング59により連
結されて互いに近づく方向へ付勢されているが、
第7図に示すようにそれぞれ各ガイド軸56に係
合する回動規制片60が設けられているので、常
には第4図に示す状態に位置するようになつてい
る。ストツパ57a,57bの相対向する側面
は、第4図に示すようにその下部が対称状に抉ら
れてスラツト挿通部61がそれぞれ形成され、そ
のスラツト挿通部61から上方へは両ストツパ5
7a,57bが徐々に近づく斜辺62となつてい
る。そして、持上げ棒53a,53b,53cが
第6図に示す位置にある状態で、前記送りローラ
9a,9bによりスラツト材6が挿通機13に挿
通されると、同スラツト材6はこのスラツト挿通
部61に挿通され、その状態で持上げ棒53a,
53b,53cによりスラツト16が持上げられ
ると、同スラツト16により両ストツパ57a,
57bがコイルスプリング59の付勢力に抗して
外側すなわち第4図矢印B方向へ押し広げられ、
スラツト16がストツパ57a,57bより上方
まで持上げられると、同ストツパ57a,57b
は第4図に示す原位置に復帰し、この状態で持上
げ棒53a,53b,53cが下降してもスラツ
ト16はストツパ57a,57b上に支持される
ようになつている。
第4図に示すように、前方のガイド板35aの
前面には取付板63が固着されている。その取付
板63の前面には前記ラダーコード15を適宜に
緊張するためのテンシヨンプーリー64が同取付
板63に対し回転可能に支持されている。そのテ
ンシヨンプーリー64の基端部には、一端が取付
板63に固定され他端が同プーリー64に固定さ
れた捩りコイルスプリング65が配設され、同プ
ーリー64は常に第7図矢印C方向へ付勢されて
いる。
テンシヨンプーリー64の後部側板64aには
その外周部一側に係止軸66が突出され、その係
止軸66の回動軌跡上に位置して同係止軸66に
係合する係止片67はその基端が取付板63に固
定されている。そして、捩りコイルスプリング6
5で付勢されるテンシヨンプーリー64は、常に
は第7図に示す位置でその回転が阻止されるよう
になつている。
テンシヨンプーリー64の軸部64bには、同
プーリー64の軸芯に対し前記係止軸66の反対
側へ突片68が突出されている。そして、その突
片68には第9図に示すように前記ラダーコード
15の横糸が掛けられて、第7図に示すように係
止軸66が係止片67に係合した状態ではラダー
コード15を下方へ引いて適宜に緊張するように
なつている。
テンシヨンプーリー64の下方には可動ローラ
69及び固定ローラ70が設けられて、ラダーコ
ード15とテンシヨンプーリー64とを確実に係
合させながら同ラダーコード15を下方からテン
シヨンプーリー64に向かつて案内するようにな
つている。また、可動ローラ69は軸71を回動
支点としたアーム72の先端部に固定され、その
アーム72は取付板63を支点としたコイルスプ
リング73の付勢力により、第7図に示すように
常には固定ローラ70に当接する位置まで回動さ
れ、このブラインド組立装置1の始動に際し、コ
イルスプリング73の付勢力に抗して可動ローラ
69を同図に鎖線で示す位置まで回動させれば、
ラダーコード15をテンシヨンプーリー64及び
各ローラ69,70間に容易に挿通できるように
なつている。
テンシヨンプーリー64の側方には取付棒74
が設けられている。この取付棒74はその先端が
前記取付板63とガイド板35aを貫通するネジ
孔に螺入され、基台37を押圧するまで螺入すれ
ば、この挿通機13が基台37に対し移動不能に
固定されるようになつている。従つて、この取付
棒74を操作すれば、挿通機13を基台37上に
おいて所望位置に移動させて固定できるようにな
つている。
前記可動板38上には2本の作動杆75,76
が配設されている。その第一の作動杆75は第1
0図に示すように、基端の軸77を支点として可
動板38上を回動可能に支持され、先端にはスラ
ツト材6をラダーコード15の横糸間に案内する
ための第一の案内片78が取着されている。その
案内片78はラダーコード15方向に尖端部78
aを有する金属の薄板にて形成され、第7図に示
すように尖端部78aに向かつて高くなる斜面と
なつている。
前記第一の作動杆75の基端近傍には連接杆8
0の基端が軸79により同第一の作動杆75の上
方において可動板38に対し回動可能に支持さ
れ、その連接杆80の先端には軸81により第二
の作動杆76の基端が回動可能に連結されてい
る。そして、第二の作動杆76の先端には同じく
金属の薄板で形成される第二の案内片82が取着
され、その第二の案内片82は第7図に示すよう
にラダーコード15方向に向かつて低くなる斜面
となつている。
第一及び第二の作動杆75,76の中間部にお
いてその上部に位置する連接板83はほぼ三角形
状に形成され、第一の作動杆75の右方(第10
図下方)においてその第一の頂部は軸84により
可動板38に対し回動可能に支持され、第二の頂
部には長穴85が形成されるとともに第一の作動
杆75から突出される軸86が同長穴85に移動
可能に挿通され、第三の頂部は軸87により第二
の作動杆76の中間部に回動可能に支持されてい
る。
第一の作動杆75の中間部にはカム軸88が上
方へ突出され、その先端は第5図に示すように前
記カム体41の外周に設けられるガイド溝89内
へ突出されている。そのガイド溝89は、カム体
41の外周面を展開した状態では、第12図に示
すようにその全長の中間部から一方にかけてカム
体41の一側から他端に向かう斜状部が形成さ
れ、カム体41が第5図に示す状態に位置すると
きには、カム軸88はガイド溝89の第12図に
実線で示すD位置に存在し、カム体41が第6図
に示す位置まで回転されると、カム軸88は第1
2図E位置へ相対移動し、カム体41がさらに第
6図に鎖線で示す位置まで回転されると、カム軸
88は第12図F位置まで相対移動するようにな
つている。従つて、カム体41が第6図に実線で
示す位置から鎖線で示す位置まで回転されると、
カム軸88が第10図矢印G方向へ移動されるた
め、第一の作動杆75は軸77を回動支点として
同方向へ回動されるようになつている。
第一の作動杆75が第10図矢印G方向へ回動
されると、軸86も同方向へ回動されるため、連
接板83が軸84を回動支点として矢印H方向へ
回動される。すると、軸87も同方向へ回動され
るため、第二の作動杆76は連接杆80を回動さ
せながら矢印I方向すなわち前方へ移動されるよ
うになつている。
従つて、カム体41が第6図に実線で示す位置
から鎖線で示す位置まで回転されると、第一及び
第二の作動杆75,76は第10図に示す状態か
ら第11図に示す状態まで移動されるようになつ
ている。そして、両作動杆75,76がこのよう
に移動された状態では、第7図及び第14図に示
すように第一の案内片78と第二の案内片82が
スラツト材6の挿通路の上下にそれぞれ位置し、
第一の案内片78の尖端部78aがラダーコード
15内の縦糸間に突出して同縦糸をそれぞれ外側
へ押し広げるようになつている。
挿通機13の右方の支持部材55には第二のエ
アシリンダ14bが固定され、前記バルブ装置3
2に連絡されるエアチユーブ90が接続されてい
る。その第二のエアシリンダ14bの突出軸91
は常に支持部材55に設けられた貫通孔92内に
位置し、前記ポンプ28からバルブ装置32を経
て圧搾空気がこの第二のエアシリンダ14bに送
られると、第13図に示すように突出軸91が可
動板38を押圧することによりボルト39を回動
支点として同可動板38が回動されるようになつ
ている。
第10図に示すように、可動板38の先端と第
二のエアシリンダ14b側の支持部材55とはコ
イルスプリング93で連結されて、可動板38は
常に同支持部材55方向へ付勢されている。そし
て、第13図に示す状態から突出軸91が貫通孔
92内へ没入すれば、可動板38はコイルスプリ
ング93の付勢力により回動されて、第10図に
示す状態に復帰するようになつている。
上記のように可動板38が移動されると、同可
動板38に取着された前記各部材は同可動板38
と一体に移動するが、前記持上げ棒53a,53
b,53c及び第一、第二の案内片78,82は
第二のエアシリンダ14bの突出軸91が貫通孔
92内に位置するときには第7図に実線で示す状
態に位置し、その突出軸91が貫通孔から突出さ
れると同図に鎖線で示す状態に位置するようにな
つている。すなわち、持上げ棒53a,53b間
を挿通されるラダーコード15は可動板38の移
動により同図に実線で示す位置から鎖線で示す位
置まで移動され、両位置の間においてスラツト1
6のJ位置には昇降コードの挿通孔が位置してい
る。従つて、可動板38の移動によりラダーコー
ド15は昇降コードの挿通孔の両側に振り分けら
れるようになつている。
次に、上記のように構成されたブラインド組立
装置1の作用を第15図のフローチヤーに従つて
説明する。
さて、このブラインド組立装置1はその始動に
先立ち、組立てようとするブラインドの高さ、ス
ラツト16の長さ及び各スラツト16に穿孔され
る昇降コードの挿通孔に対するラダーコード15
の振り分け方を設定して入力する必要がある。そ
こで、電源スイツチ23の操作の後に制御装置4
の入力キー17,19,21で上記条件を入力す
ると(ステツプ1)、CPU27はあらかじめプラ
グラム用メモリ33に記憶されたプログラムによ
り、このブラインド組立装置1で組立て得るスラ
ツト幅である15mmと入力されたブラインドの高さ
の数値とに基づいて、組立てようのするブライン
ドのスラツト16の段数を算出するとともに、入
力されたスラツトの長さの数値に基いて昇降コー
ドを挿通するための挿通孔の穿孔位置を算出する
(ステツプ2)。
そして、例えば組立てようとするブラインドの
スラツトの長さが、第1図に示すように7本のラ
ダーコード15を要する長さに設定されれば、次
に作業者は各挿通機13を基台37上において各
ラダーコード15に対応する位置に移動させて取
付棒74で固定し、ラダーコード15の上端を係
着した吊下棒54を押え板44先端の湾曲部44
aに支持させてラダーコード15を同押え板44
から吊下支持し、そのラダーコード15を第7図
に示すように持上げ棒53a,53bの間に挿通
するとともに、テンシヨンプーリー64、可動ロ
ーラ69及び固定ローラ70に掛装する。この
時、可動ローラ69を第8図に鎖線で示す状態に
回動し、テンシヨンプーリー64を捩れコイルス
プリング65の付勢力に抗して同図に示すように
回動させ、この状態でラダーコード15をテンシ
ヨンプーリー64及び固定ローラ70に掛装し、
可動ローラ69を同図に実線で示す原位置に復帰
させれば、第7図及び第9図に示すようにテンシ
ヨンプーリー64の突片68がラダーコード15
の横糸に係合して同ラダーコード15を下方へ付
勢するため、ラダーコード15は吊下棒54とテ
ンシヨンプーリー64との間で弛むことなく緊張
される。
各挿通機13及びそのラダーコード15の設定
を終えた後、作業者がスタートスイツチ24を押
すと(ステツプ3)、CPU27はバルブ装置32
に信号を出力して各挿通機13の第一のエアシリ
ンダ14aを作動させ、突出軸48を最大限突出
させる(ステツプ4)。すると、カム体41は第
6図に鎖線で示す位置まで回転され、この状態で
は同図に示すように移動体51が下降されて持上
げ棒53a,53b,53cが同図及び第7図に
示すようにストツパ57a,57bのスラツト挿
通部61より下方に位置する。また、カム体41
が上記のように回転されると、第10図の状態に
あつた第一の作動杆75のカム軸88はカム体4
1のガイド溝89により同図に示す矢印G方向へ
移動されるため、第一の作動杆75は軸77を回
動支点として同方向へ回動される。このように第
一の作動杆75が回動されると、連接板83によ
り第二の作動杆76は第10図矢印I方向へ移動
され、この結果両作動杆75,76は第11図に
示す位置まで移動される。
また、このように移動された両作動杆75,7
6先端の第一及び第二の案内片78,82は第7
図に実線で示すように位置する。すなわち、第一
の案内片78はその尖端部78aがラダーコード
15の縦糸間に侵入して、第14図に示すように
その上下の横糸の中間部よりやや下方において同
ラダーコード15の縦糸を外側へ押し広げ、第二
案内片82は第7図に示すように第一の案内片7
8の左方すなわちスラツト材6の挿通路上の前方
において斜め上方に位置している。
上記のように各挿通機13の第一のエアシリン
ダ14aの突出軸48が最大限突出されると、
CPU27は次にステツプモータ30の駆動回路
31に信号を出力して同ステツプモータ30を所
定角度作動させ、送りローラ9a,9bを回転さ
せてすでにフオーミングローラ7a,7bで湾曲
形成されているスラツト材6を穿孔装置に向かつ
て移動させる(ステツプ5)。そして、CPU27
によりあらかじめ算出された穿孔位置に基いてス
テツプモータ30を所定角度作動させると、次に
CPU27はバルブ装置32に信号を出力して穿
孔装置11を作動させ、昇降コードを挿通するた
めの挿通孔を穿孔させる(ステツプ6)。
挿通孔を一つ穿孔させたCPU27は、次にそ
のスラツト材6にさらに穿孔する必要があるか否
かを判別する(ステツプ7)。今、第1図に示す
ように7本のラダーコード15を要する長さのス
ラツト16を形成するためには、CPU27によ
りその1本おきのラダーコード15位置すなわち
計4か所に昇降コードの挿通孔が穿孔されるべく
その穿孔位置があらかじめ算出されているとする
と、CPU27はさらに穿孔する必要があること
を判別し、あらかじめ算出された穿孔位置データ
に基いてステツプモータ30を所定角度作動させ
るとともに(ステツプ5)、その後に穿孔装置1
1を作動させて挿通孔を穿孔させ(ステツプ6)、
このような動作を繰り返してスラツト材6に所定
間隔を隔てて4か所に挿通孔を穿孔させる。
このような穿孔動作の過程で、送りローラ9
a,9bにより挿通機13側へ順次送られるスラ
ツト材6は、第1図に示す7台の挿通機13にお
いて左側の挿通機13から順に挿通される。そし
て、第7図に示すように各挿通機13に対しスラ
ツト材6は、左側のストツパ57aのスラツト挿
通部61から両案内片78,82に案内されて、
第一の案内片78により押し広げられたラダーコ
ード15の縦糸間に挿通され、右側のストツパ5
7aのスラツト挿通部61を経て次の挿通機13
に導かれる。
上記のようにして一枚のスラツトに対する所定
数すなわち上記の場合には計4か所の挿通孔が穿
孔されると、CPU27はその旨を判別し(ステ
ツプ7)、次にあらかじめ設定されたスラツトの
所定の長さに基いてステツプモータ30を所定角
度作動させてスラツト材6をさらに送り(ステツ
プ8)、その後バルブ装置32に信号を出力して
切断装置12を作動させてスラツト材6をあらか
じめ設定された所定の長さのスラツト16に切断
する(ステツプ9)。そして、この状態では第1
図に示すようにスラツト16はすべての挿通機1
3においてそれぞれラダーコード15に挿通さ
れ、第7図に示すように前記挿通孔は各挿通機1
3において持上げ棒53bやや左方のJ位置に達
する状態となる。
このようにしてスラツト16が切断されると、
次にCPU27はバルブ装置32に信号を出力し
て第一のエアシリンダ14aを作動させてその突
出軸48を同シリンダ14a内に没入させる(ス
テツプ10)。そして、まずカム体41が第6図に
鎖線で示す状態から実線で示す状態まで回転され
ると、第一の作動杆75のカム軸88はカム体4
1のガイド溝89内を第12図F位置からE位置
まで相対移動されるため、第11図に示す状態に
あつた第一及び第二の作動杆75,76は第10
図に示す状態に復帰する。従つて、第一及び第二
の案内片78,82は第8図に示すように持上げ
棒53a,53bと同53cとの中間に移動し、
この状態では持上げ棒53a,53b,53cは
両案内片78,82に当接することなく上方へ移
動できる状態となる。
この状態から、カム体41がさらに第5図に示
す状態まで回転されると、同カム体41によりカ
ムローラ52が上方へ持ち上げられるため、移動
体51が上方へ移動され、同移動体51に伴つて
持上げ棒53a,53b,53cが上方へ持上げ
られる。すると、スラツト16は同持上げ棒53
a,53b,53cによりストツパ57a,57
bの上方まで持上げられる。そして、スラツト1
6がストツパ57a,57bのスラツト挿通部6
1から上方へ移動する際に、ストツパ57a,5
7bはスラツト16よりコイルスプリング59の
付勢力に抗して外側へそれぞれ回動され、スラツ
ト16がストツパ57a,57bより上方へ持上
げられると、同ストツパ57a,57bはコイル
スプリング59の付勢力により第4図に示す原位
置に復帰する。
また、持上げ棒53a,53b,53cが持上
げられてスラツト16が持上げられると、そのス
ラツト16によりラダーコード15が持ち上げら
れるため、第8図に示すようにテンシヨンプーリ
ー64が捩りコイルスプリング65の付勢力に抗
して回転され、やがてラダーコード15の横糸が
突片68から外れてテンシヨンプーリー64は第
7図に示す状態まで回転復帰し、この状態では突
片68は一段下方の横糸に係合して再びラダーコ
ード15を緊張する。従つて、スラツト挿通部6
1に挿通されたスラツト材6が切断されてストツ
パ57a,57b上方まで持上げられると、ラダ
ーコード15も上方へ一段移動され、その状態で
テンシヨンプーリー64により再び緊張される。
上記のように持上げ棒53a,53b,53c
が上方へ持上げられてスラツト16がストツパ5
7a,57bより上方へ持上げられると、CPU
27は次にバルブ装置32に信号を出力して第一
のエアシリンダ14aの突出軸48を再び突出さ
せて(ステツプ11)、カム体41を第6図に鎖線
で示す状態まで回転させ、持上げ棒53a,53
b,53c及び両案内片78,82を第7図に実
線で示す状態に位置させる。
この状態から、CPU27は次にあらかじめ入
力されたブラインドの高さに基いて算出された枚
数のスラツト16がラダーコード15に挿通され
たか否かを判別し、未だ所定枚数のスラツト16
がラダーコード15に挿通されていないことを判
別すると(ステツプ12)、CPU27は次にあらか
じめ設定されたラダーコード15を振り分け構成
に基いて可動板38を移動させるか否かを判別す
る(ステツプ13)。今、ラダーコード15は20枚
のスラツト16を一区切りとして挿通孔の左右に
振り分けるべくあらかじめ設定されているとする
と、CPU27は可動板38を移動させない旨を
判別し、その後は前記のような動作(ステツプ5
〜ステツプ13)を繰り返してスラツト16をラダ
ーコード15に挿通し、このような動作によりラ
ダーコード15に挿通されたスラツト16は、第
7図に示すようにストツパ57a,57b上に順
次積層される。
このようにして、20枚のスラツト16をストツ
パ57a,57b上に積層させると、CPU27
は次にラダーコード15を挿通孔に対し振り分け
る必要がある旨を判別し(ステツプ13)、バルブ
装置32に信号を出力して第二のエアシリンダ1
4bを作動させ(ステツプ14)、その突出軸91
を突出させる。すると、第13図に示すように可
動板38はボルト39を回動支点として回動され
るため、可動板38上に設けられた各部材は同可
動板38とともに移動され、両案内片78,8
2、各持上げ棒53a,53b,53c及びラダ
ーコード15が第7図に鎖線で示すように移動さ
れる。そして、このように可動板38を移動させ
た状態でCPU27はその後前記のような動作
(ステツプ5〜ステツプ13)を繰り返してスラツ
ト16を順次ストツパ57a,57b上に積層さ
せ、この状態で20枚のスラツト16がストツパ5
7a,57b上へ移動されると、CPU27は再
びバルブ装置32に信号を出力して(ステツプ
13、ステツプ14)第二のエアシリンダ14bの突
出軸91を支持部材55内に没入させて可動板3
8を第11図に示す状態に復帰させた後、前記動
作(ステツプ5〜ステツプ12)を繰り返し、この
ようにしてスラツト16がラダーコード15に順
次挿通されてストツパ57a,57b上に積層さ
れる。なお、挿通孔が穿孔されていない位置に対
応する挿通機13についてはラダーコード15を
振り分ける必要がないので、CPU27からその
旨の信号は出力されない。
そして、あらかじめ設定されたブラインドの高
さに基いて算出された枚数のスラツト16がラダ
ーコード15に挿通されると、CPU27はその
旨を判別して(ステツプ12)、ステツプモータ3
0の駆動回路31、フオーミングローラ7a,7
bの駆動モータ、及びバルブ装置32への信号の
出力を停止して成型装置2及びスラツト挿通装置
3の作動を停止させ、スラツト挿通作業を終了す
る。
このようにしてラダーコード15に挿通された
多数段のスラツト16の挿通孔に昇降コードを挿
通し、その昇降コード及びラダーコード15の下
端をボトムレールに連結するとともに、上端をヘ
ツドボツクス内のスラツト昇降装置及び角度調節
装置に連結すれば、ブラインドの組立てが終了す
る。
以上のようにこのブラインド組立装置1は、制
御装置4の入力キー17,19により組立てよう
とするブラインドの高さ及びスラツトの長さを入
力すれば、同制御装置4内のCPU27によりス
ラツト16の段数及び昇降コードの挿通孔の穿孔
位置が自動的に算出される。そして、CPU27
はその算出データに基いてフオーミングローラ7
a,7b、送りローラ9a,9b、穿孔装置1
1、切断装置12及び各挿通機13を駆動回路3
1やバルブ装置32等を介して作動させて、あら
かじめ設定されたスラツト16の長さに基く所定
位置に挿通孔を自動的に穿孔し、スラツト材6を
所定長さのスラツト16に切断し、これと同時に
そのスラツト16をラダーコード15に順次挿通
させ、このようにして所定枚数のスラツト16を
ラダーコード15に自動的に挿通させる。従つ
て、このブラインド組立装置1は制御装置4の入
力キー17,19により組立てようとするブライ
ンドの高さ及びそのスラツト16の長さを設定す
れば、スラツト16の長さに基く所定位置に挿通
孔が穿孔されるとともにスラツト16が所定長さ
に切断され、そのようなスラツト16がラダーコ
ード15に所定枚数挿通され、以上の動作が自動
的に行われるので、高さやスラツトの長さがそれ
ぞれ異なるような多品種のブラインドを組立てる
場合にも、その高さやスラツトの長さを入力キー
17,19で入力するだけで、ラダーコード15
に対し所定のスラツト16を所定段数極めて容易
に挿通することができる。
また、制御装置4の入力キー21によりスラツ
ト16の挿通孔に対するラダーコード15の振り
分け構成をスラツト16の枚数として入力すれ
ば、CPU27は上記実施例のように例えば20枚
のスラツト16がラダーコード15に挿通される
度に、バルブ装置32を介して第二のエアシリン
ダ14bを作動させて可動板38を第11図に示
す状態及び第13図に示す状態のいずれかに移動
させ、各持上げ棒53a,53b,53cを第7
図に実線及び鎖線で示す位置のいずれかに移動さ
せた状態でラダーコード15に対するスラツト材
6の挿通を行うため、ラダーコード15は挿通孔
が位置するJ位置の左右両側に20枚のスラツト1
6毎に振り分けられる。そして、このようにして
ラダーコード15に挿通された多数段のスラツト
16に対し、その挿通孔に昇降コードを挿通して
ブラインドを組立てれば、ラダーコード15は20
枚のスラツト16毎に昇降コードの左右に振り分
けられる。
従つて、このブラインド組立装置1は制御装置
4の入力キー21によりスラツト16の所望の枚
数を入力すれば、その設定枚数毎にラダーコード
15を挿通孔の左右に自動的に振り分けることが
でき、このようなスラツト16の挿通孔に昇降コ
ードを挿通すれば、同ラダーコード15が昇降コ
ードに支持されるため、このようにして組立てら
れたブラインドはその使用時においてスラツト1
6に対するラダーコード15のずれを防止するこ
とができる。
上記のような挿通機13によるスラツト16の
ラダーコード15に対する挿通は、CPU27に
より第一のエアシリンダ14a、送りローラ9
a,9bが制御されて行われる。
すなわち、第一のエアシリンダ14aによりカ
ム体41が第6図に鎖線で示す位置まで回転され
た状態では、持上げ棒53a,53b,53cは
同図及び第7図に実線で示すように最下位置すな
わちストツパ57a,57bのスラツト挿通部6
1より下方に位置し、第一及び第二の案内片7
8,82は第11図及び第7図に実線で示す位置
に移動され、第二の案内片78は第14図に示す
ようにその尖端部78aがラダーコード15の縦
糸間に侵入して両縦糸を外側へ押し広げる。そし
て、この状態でCPU27により送りローラ9a,
9b及び穿孔装置11が作動されて、スラツト材
6が挿通孔を穿孔されながら挿通機13方向に順
次移動されると、同スラツト材6は各挿通機13
において第7図に示すように左方の支持部材55
に支持されたストツパ57a,57b間のスラツ
ト挿通部61から両案内片78,82に案内され
てラダーコード15の押し広げられた縦糸間に導
かれ、この後右方の支持部材55に支持されたス
トツパ57a,57b間のスラツト挿通部61を
経てその右方あるいは次の挿通機13に導かれ
る。
このように、スラツト材6が挿通機13に挿通
される際にはスラツト材6の挿通経路において各
ラダーコード15の前方には第一及び第二の案内
片78,82が位置し、下部に位置する第一の案
内片78はスラツト材6を下方からガイドすると
ともにラダーコード15の縦糸を外側へ押し広げ
てスラツト材6との引つ掛かりを防止し、上部に
位置する第二の案内片82はスラツト材6を上方
からガイドする。従つて、この挿通機13はスラ
ツト材6とラダーコード15との引つ掛かりを防
止しながら同スラツト6をラダーコード15に確
実に挿通することができる。
上記のように各挿通機13にスラツト材6が挿
通されて同スラツト材6が所定長さ送られ、切断
装置12によりスラツト材6が所定長さのスラツ
ト16に切断されると、CPU27により第一の
エアシリンダ14aが作動されてカム体41が第
5図に示す位置まで回転され、持上げ棒53a,
53b,53cが同図及び第8図に示すようにス
トツパ57a,57bの上方まで移動され、第一
及び第二の案内片78,82が第10図に示す位
置まで移動される。
このとき、第6図に鎖線で示す状態からまず同
図に実線で示す状態まで回転されると、第一の作
動杆75のカム軸88がカム体41のガイド溝8
9内を第12図F位置からE位置まで相対移動す
るため、第一及び第二の案内片78,82は第1
0図及び第8図に示すように移動して、持上げ棒
53a,53bと同53cとの間に位置する。そ
して、この状態からカム体41が第5図に示す状
態までさらに回転されると、同カム体41により
カムローラ52が上方へ持上げられるため、持上
げ棒53a,53b,53cが第8図に示す状態
まで持上げられる。
また、この状態から第一のエアシリンダ14a
が作動されてカム体41が第6図に鎖線で示す状
態まで回転されると、前記動作とは反対にまず持
上げ棒53a,53b,53cが第7図に実線で
示す位置まで下降され、その後第一及び第二の案
内片78,82が同図に実線で示す位置まで移動
される。
以上のように、この挿通機13は持上げ棒53
a,53b,53cと第一及び第二の案内片7
8,82とが第一のエアシリンダ14aによりカ
ム体41を介して作動される。従つて、持上げ棒
53a,53b,53cと第一及び第二の案内片
78,82とが作動するタイミングは常に一定と
なるため、両者が衝突するようなことはなく、ス
ラツト16のラダーコード15に対する挿通作業
を円滑にかつ確実に行うことができる。
さらに、挿通機13による上記のようなスラツ
ト挿通作業時において、持上げ棒53a,53
b,53cが持上げられてスラツト16が持上げ
られると、そのスラツト16によりラダーコード
15が持上げられるため、第8図に示すようにテ
ンシヨンプーリー64が捩りコイルスプリング6
5の付勢力に抗して回転され、やがてラダーコー
ド15の横糸が突片68から外れてテンシヨンプ
ーリー64は第7図に示す状態まで回転復帰し、
この状態では突片68は一段下方の横糸に係合し
て再びラダーコード15を緊張する。
従つて、上記のようなスラツト挿通作業時にお
いてラダーコード15はその横糸にテンヨンプー
リー64の突片68が順次係合して常に適宜に緊
張されるので、第14図に示すような第一の案内
片78によるラダーコード15の拡開を確実に行
わせて、同ラダーコード15へのスラツト材6の
挿通を円滑にかつ確実に行うことができる。そし
て、このようなテンシヨンプーリー64の構成
は、第7図に示すようにその軸芯が持上げ棒53
a,53bより左方に位置し、突片68はその軸
芯を中心といた短い回動半径で回動されるので、
ラダーコード15の横糸の係脱が容易に行われ
る。さらに、テンシヨンプーリー64下方の可動
ローラ69及び固定ローラ70によりラダーコー
ド15はテンシヨンプーリー64に対し確実に係
合され、可動ローラ69を同図に鎖線で示すよう
に回動すれば、同プーリー64及び各ローラ6
9,70間に容易に挿通することができる。
なお、前記実施例では入力キー17でスラツト
16の長さを設定したが、スラツトの長さに代え
てブラインドの幅を入力することにより、CPU
27でスラツト16の長さ及び昇降コード挿通孔
の穿孔位置を算出するようにしてもよい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明はスラツト材6
をラダーコード15に挿通する際には案内片7
8,82により縦糸が外側へ押し広げられたラダ
ーコード15の横糸間にスラツト材6が案内され
るので、スラツト材6挿通時におけるスラツト材
6とラダーコード15の引つ掛かりを未然に防止
してブラインド組立装置を円滑に作動させること
ができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したブラインド組立
装置の一実施例を示す正面図、第2図はその制御
装置の正面図、第3図はこのブラインド組立装置
の電気的構成及び空気圧回路の構成を示すブロツ
ク図、第4図は挿通機の側面図、第5図及び第6
図は挿通機のカム体の動作を示す側面図、第7図
及び第8図はスラツト挿通のための動作を示す挿
通機の正面図、第9図はテンシヨンプーリーに係
合するラダーコードを示す斜視図、第10図及び
第11図は第一及び第二の作動杆の動作を示す平
面図、第12図はカム体のガイド溝を示す同カム
体外周面の展開図、第13図は可動板が回動した
状態を示す平面図、第14図は第一の案内片がラ
ダーコードを拡開した状態を示すラダーコードの
正面図、第15図はCPUの動作を示すフローチ
ヤートである。 ブラインド組立装置……1、スラツト材……
6、挿通機……13、ラダーコード……15、第
一の案内片……78、第二の案内片……82。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ラダーコード15へのスラツト材6挿通時に
    同ラダーコード15のスラツト材6挿通位置の縦
    糸を外側に押し広げるとともに、同ラダーコード
    15のスラツト材6挿通位置の横糸間にスラツト
    を案内する二枚一組の案内片78,82を、前記
    スラツト材6の上下に位置するように挿通機13
    に設けたことを特徴とするブラインド組立装置。 2 案内片はスラツト材6の下部に位置して同ス
    ラツト材6をラダーコード15の横糸間に案内す
    るとともに同ラダーコード15の縦糸を外側へ押
    し広げる第一の案内片78と、スラツト材6の上
    部に位置しスラツト材6をラダーコード15の横
    糸間に案内する第二の案内片82とからなる特許
    請求の範囲第1項に記載のブラインド組立装置。
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JPS5816075A (ja) * 1981-07-21 1983-01-29 C Uyemura & Co Ltd ステンレススチ−ル用電解剥離液

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JPS6245885A (ja) 1987-02-27

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