JPH0372590A - 蓄熱ボードの製造方法 - Google Patents

蓄熱ボードの製造方法

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JPH0372590A
JPH0372590A JP1208786A JP20878689A JPH0372590A JP H0372590 A JPH0372590 A JP H0372590A JP 1208786 A JP1208786 A JP 1208786A JP 20878689 A JP20878689 A JP 20878689A JP H0372590 A JPH0372590 A JP H0372590A
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Toshio Sarada
皿田 俊男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、床や壁等や植木鉢の内部に装填して蓄熱体
として使用したり、単独で蓄熱容器としても使用できる
蓄熱ボードの製造方法に関する。
(従来の技術) 輻射熱を利用した暖房装置は、室内をムラなく加熱して
人体の温点を快く刺激するため、快適な暖房システムを
構威し得る。近時、このような暖房装置に、主として省
エネルギーを目的として、蓄熱構造を加えたものが使用
されるようになってきた。すなわち、安価な深夜電力を
用いて発生させた熱や太陽熱、あるいは、他の熱源の廃
熱等を蓄熱材に蓄熱しておき、暖房時にその熱を利用し
ようと言うものである。
蓄熱材としては、これまで、コンクリートやレンガ等の
!gli熱蓄熱熱炉熱材られてきた。しかし、最近では
、これら顕熱蓄熱材よりも体積あたりの蓄熱量が大きく
、しかも、一定温度で蓄放熱が行える潜熱蓄熱材が多用
されるようになってきた。
潜熱蓄熱材は、固体−液体間、固体−固体間等の相変化
に伴う潜熱を利用するもので、たとえば、塩化カルシウ
ム6水塩、硫酸ナトリウム10水塩等の水和塩や、パラ
フィン類、脂肪酸エステル等が知られている。
この潜熱蓄熱材を蓄熱ボードとして床や壁等に施工しよ
うとすれば、潜熱蓄熱材のうち、上記例示のものは、使
用時に液体となるため密封容器中に封入しておくか、特
開昭63−201434号公報に示されるように、下記
に述べるような方法で潜熱蓄熱材粒子を作ってそれを容
器に充填しなければならない。
すなわち、各潜熱蓄熱材粒子は、従来と同様に、オリフ
ィス法、相分離法、気中懸濁法のマイクロカプセル化の
手法を用いて樹脂を材料とするマイクロカプセル中に潜
熱蓄熱材を封入したり、活性炭や木材チップ等の連続多
孔性吸収体に潜熱蓄熱材融解液を吸収させたり、ゴム等
の樹脂と潜熱蓄熱材とを混練して樹脂マトリクス中に潜
熱蓄熱材を組み込んだり、ポリオレフィンがその融点以
上に熱せられた結晶質有機系蓄熱材中に浸漬されると1
1潤する性質を利用してポリオレフィン粒子に潜熱蓄熱
材を含浸させる等して形成すればよいのである。
ここで、第1O図に示すように、潜熱蓄熱材を吸収また
は含浸させて潜熱蓄熱材粒子2゛を形威し、それを粉粒
体3°と共に袋体1゛に納めることにより、多数の潜熱
蓄熱材粒子2°を1つの袋体loで扱うということは、
すでに特開昭63−201433号公報で言及されてお
り、一般にも行われているが、この様に充填しただけで
は潜熱蓄熱材粒子2′および粉粒体3°が、袋体l′内
部で移動して下記の様な問題が発生していた。
(発明が解決しようとする課題) ■袋体1′内部に発生する独立した空気の層のため、蓄
熱ボード自体の熱伝導が悪くなり、効率の良い蓄放熱が
行えない。
■第11図に示すように、袋体l°内部の潜熱蓄熱材粒
子2”に偏りが発生し、蓄熱ボード1に凹凸が出来て発
熱体8°等との接触が悪くなり、やはり効率の良い蓄放
熱が行えない。
■袋体内部の潜熱蓄熱材粒子2”および粉粒体3゜が袋
体l゛内部移動するため、強度が弱く、蓄熱ボードA°
を水平に持ち上げると中央で腰折れしたりして作業がや
りにくい。
これを解決しようとすれば、袋の大きさを変えずに充填
量を増すことが考えられるが、充填後の袋体loの形状
は、第12図に示すように、円柱状に近づき中央が高く
なるため、上記■に対する改善とはならない。
本発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的
とするところは、充分な強度を保持し、かつ蓄放熱が良
く、また、作業性の良い蓄熱ボードを得ることができる
蓄熱ボードの製造方法を提供するにある。
(!1題を解決するための手段) すなわち、本発明は、潜熱蓄熱材を吸収あるいは含浸さ
せた潜熱蓄熱材粒子に粉粒体を付着させ、袋体内に充填
後、加熱加圧して成型するようにし、上記目的を達成し
ている。
(作用) 潜熱蓄熱材粒子と粉粒体とを別々に袋体内に入れたもの
では、内部でそれらが移動してしまい強度が劣るが、上
記構成として充填すればそのようなことがなく、充分な
強度が得られる。また、平板状にできるため、蓄放熱が
良く、さらに、強度が向上することから、腰折れもなく
、作業性も良好となる。
(実施例〉 本発明は潜熱蓄熱材を上述の方法で吸収させたり、含浸
させて潜熱蓄熱材粒子を作り、その表面に、例えば焼石
こう、タルク、酸化アル亀ニウム等の粉粒体を付着させ
、それを袋体内に充填した後、加熱加圧して所望の形状
、例えば平板状に成型することを特徴としている。
すなわち、第1図は蓄熱ボードの斜視図、第2図はその
c、−cm線の断面図で、これらの図中1は蓄熱ボード
Aの袋体、1. aはそのシール部、2は袋体l内に充
填された潜熱蓄熱材粒子で、この潜熱蓄熱材粒子2の表
面に粉粒体3が付着されている。この粉粒体3は含浸後
に付着させるのが有効である。
粉粒体3を潜熱蓄熱材粒子2の表面に付着させる方法と
しては、含浸後の潜熱蓄熱材粒子2表面に潜熱蓄熱材が
液体として残っている状態で混合機を用いて前記粉粒体
3と潜熱蓄熱材粒子2とを撹拌すれば良く、粉粒体3は
均一に各潜熱蓄熱材粒子2に付着されることが望ましい
、そして、これを袋体l内に充填し袋の口をシールした
もの、つまり第3図に示すように構成されたものを、第
4図に示すように、型4の中に入れ込み、上下に配した
熱板5によって加熱加圧して成型を行う。
上記において、袋体1は筒状の両端が開口した袋でも良
く、片端が開口した袋でも良いが、いずれにしても充填
した後、開口した部分をシールして袋体lとして型4内
に入れる。
また、型4は板の上に4側面を規制する枠が取りつけら
れた形状となっている。つまり、加圧した時、潜熱蓄熱
材粒子2間に存在する空気層へ潜熱蓄熱材粒子2が入り
込み隙間なく充填された状態にするためには上面・下面
周囲と圧力が逃げないよう規制する枠が必要なためであ
る。
しかして、熱板5の温度としては、潜熱蓄熱材粒子2が
融解する温度以下で潜熱蓄熱材が融解する温度以上であ
る必要がある。ポリオレフィンにパラフィンを含浸させ
た潜熱蓄熱材粒子2では、大体、温度は60〜150℃
程度、加熱時間は30秒〜5分位が適当である。
また、加圧時間は少なくとも袋体lの内側に接する潜熱
蓄熱材粒子2内の潜熱蓄熱材が融解する熱量を与えるこ
とが出来る時間が必要であり、加熱加圧した後の蓄熱ボ
ードAの断面は、第5図に示すように、各潜熱蓄熱材粒
子2が隙間なく充填されており、熱伝導は良好である。
そして、加熱することにより、袋体1の内側に接する潜
熱蓄熱材粒子2から滲み出した潜熱蓄熱材によって、潜
熱蓄熱材粒子2相互が接着もしくは周囲に付着した粉粒
体3が固結することにより潜熱蓄熱材粒子2を間接的に
固定するため、蓄熱ボードAとしての強度が増すことに
なる。
強度としては、例えば、幅250*m X長さ800m
m×厚さ20m5の蓄熱ボードAで中央に4〜5Kgの
荷重をかけても座屈することがなく、施工時の作業に支
障のない強度であると好適である。
なお、袋体1の材質としてアル壽箔の内面にポリオレフ
ィンをラミネートしたフィルムを用いた場合、加熱によ
って内面のポリオレフィンが溶けて潜熱蓄熱材粒子2が
少なくとも一層分袋体l内面に接着され、さらに強度を
増すことが出来る。
第6図は上記のようにして構成された蓄熱ボードAを床
下に施工した例を示すもので、6は床仕上材の如き床構
戒材、7は根太の如き床構成材、8は上下に配された蓄
熱ボードA間に介設された適宜の発熱体であり、発熱体
8の熱を蓄熱ボードAに蓄熱することができるようにな
っている。
なお、第7図ないし第9図は上記構成の蓄熱ボードAを
製造する場合における袋体lの他のシール方法を示すも
のである。
すなわち、潜熱蓄熱材粒子2を袋体1に充填後、開口部
を単純にシールして密封すると、第4図に示した型4に
納めて加熱・加圧成型した状態では、第7図に示すよう
に潜熱蓄熱材粒子2間に含まれていた空気aが潜熱蓄熱
材粒子2間から追い出され、どこにも逃げるところがな
くなって潜熱蓄熱材粒子2と袋体lとの間に溜り、潜熱
蓄熱材粒子2と袋体lとが接着されない状態となって蓄
熱ボードAの強度が低下するおそれがある。
この場合、第8図およびそのE、−B*線断面の第9図
に示すように、加熱・加圧成型時に潜熱蓄熱材粒子2間
から追い出された空気aの逃げ道を袋体lの開口部の一
部もしくは全部を未シール部11aとして残すことによ
って確保し、加熱加圧成型後にその未シール部11aを
シールすることによって密封すれば良い。
なお、潜熱蓄熱材粒子2からの潜熱蓄熱材の滲み出しが
粉粒体3の付着量を増すことにより、全て粉粒体3に吸
収される状態であれば未シール部11aをそのまま残し
て蓄熱ボードAとすることも可能である。
また、上記の問題は加熱加圧成型時に空気aが潜熱蓄熱
材粒子2間に存在することから発生する81ffである
ため、他の方法として加熱加圧成型前に袋体l内の空気
aを抜き減圧状態で密封しても同様の効果がある。
なお、上記実施例では床や壁等に用いると好適な蓄熱ボ
ードについて説明したが、洋らん等を栽培する植木鉢に
も適用し得る。すなわち、洋らんは寒さに弱く、冬期の
夜曲のような非暖房時にはその育成に支障を来たすこと
がある。このため、上記構成の蓄熱ボードを植木鉢と適
宜組合わせるか、蓄熱ボード自体を植木鉢形状に成型す
れば、昼間、太陽熱を蓄熱させ、夜間にそれを放熱させ
急激な温度の低下を防ぐことができる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、潜熱蓄熱材を吸収あるい
は含浸させた潜熱蓄熱材粒子に粉粒体を付着させ、袋体
内に充填後、加熱加圧して底型するようにしたから、潜
熱蓄熱材粒子と粉粒体とを別々に単に袋体に入れたもの
ではそれらが袋体内部で移動してしまい強度が弱いが、
本発明ではそのようなことがなく、強度が向上し、所望
の形状、すなわち平板状にでき蓄放熱が良く、また、作
業時に中央で腰折れしたりすることもなく、作業がしや
すい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる蓄熱ボードの斜視図、
第2図は同上のC+  Cm線断面図、第3図は第1図
中D+−Dm線に沿って断面とした加熱前の断面図、第
4図は型に納めた蓄熱ボードを熱板で加熱・加圧する状
態説明図、第5図は底型された本発明の蓄熱ボードの断
面図、第6図は本発明の施工例、第7図ないし第9図は
袋体のシール方法の工程説明図、第10図ないし第12
図は従来の製造工程説明図である。 A・・・蓄熱ボート ド・・袋体 2・・・潜熱蓄熱材粒子 3・・・粉粒体 第10図 11図 第11図 第2図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 潜熱蓄熱材を吸収あるいは含浸させた潜熱蓄熱材粒子に
    粉粒体を付着させ、袋体内に充填後、加熱加圧して成型
    することを特徴とした蓄熱ボードの製造方法。
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