JPH0371A - 流体処理装置 - Google Patents

流体処理装置

Info

Publication number
JPH0371A
JPH0371A JP1165186A JP16518689A JPH0371A JP H0371 A JPH0371 A JP H0371A JP 1165186 A JP1165186 A JP 1165186A JP 16518689 A JP16518689 A JP 16518689A JP H0371 A JPH0371 A JP H0371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
porous block
treated
blood
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1165186A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiko Nogawa
淳彦 野川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Publication of JPH0371A publication Critical patent/JPH0371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、人工肺、人工旧り人工肺、血漿分離器及び/
又は血)α濃縮器等の医療用機器、或いは浄水器等の一
般的なフィルタ装置に用いて好適な流体処理装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、人工肺等として中空糸型流体処理装置が用いられ
ている。この中空糸型流体処理装置は、筒状ハウジング
内に中空糸束を配置し、該中空糸束の両端部を該ハウジ
ングの両端部にボッチインクすることにて固定し、両ボ
ッティング部分の外側に開口する中空糸の両端開口部を
それぞれ第1の流体流入口と第1の流体流出口として該
中空糸内径部に第1の流体を流し、両ボッティング部分
の内側に位置する中空糸とハウジング内面との間の空間
を第2の流体のための流体流路とし、この第2の流体流
路に第2の流体を流し、第1の流体と第2の流体との間
で物質移動(流体処理)を行なうものである。
[発明が解決しようとする課題] 然しなから、上記従来の中空糸型流体処理装置には以下
の問題点がある。
■流体処理に関与しないボッティング部分の存在により
、装置内のデッドボリュームか大きく、例えば小型にし
て一定の流体処理性能を確保する等に困難がある。
■第2の流体流路はハウジング内にて、多数の中空糸ま
わりに広く連続するものであるため、ハウジングの一端
に設けた第2の流体流入口から他端に設けた第2の流体
流出口へ至る流体の流動経路が不確定であり、安定した
流体処理性能を確保するのに困難がある。特に第2の流
体が血液の場合、流路か固定されていす、中空糸束内に
疎密を有していると血液の流れる部分と流れない部分と
ができて、性能にはらつきがでることがある。
■求められるガス交換性能に合わせた人工肺の形状(大
きさ)により、他の例えばリザーバーや熱交換器の形状
(大きさ)が決定されるので、人工肺の大型化によって
他の回路構成品も大きくなり、プライミングボリューム
が大きくなる。例えば、中空糸を用いた人工肺の基本形
状は筒状であり、外形を自由に設計できない。即ち、従
来の人工肺では、形状の設計に制約があり、必ずしも全
体から見て最適な形状ではなかった。
■従来の中空糸、平膜を用いた人工肺では、流路の構成
に制約があり、例えばツリー状、網状の流路を形成する
ことは不可能に近い。
本発明は、デッドボリュームがなく、且つ流体の流動経
路を確定して安定した流体処理性能を確保し、更に外形
及び流路の形態を自由な形状に設定できる流体処理装置
を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、被処理流体流出入口と添加
流体流出入口を有するハウジングと、該ハウジング内に
収納され、多数の連続した空孔な有する多孔質ブロック
とを備え、該多孔質ブロックは一方から他方へ貫通する
流体流路を有し、添加流体がその流入口から前記空孔を
経てその流出口に至る経路と、被処理流体が添加流体と
混ざり合うことなくその流入口から前記流体流路を経て
その流出口に至る経路を備え、被処理流体と添加流体が
接する部分において、被処理流体と添加流体との間て物
質移動が行なわれるように構成したものである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の流体処理
装置において、前記添加流体流入口と連通ずるように設
けられ、多孔質ブロック内に延びるスリット状の添加流
体流入路と、添加流体流出口と連通ずるように設けられ
、該多孔質ブロック内に延びるスリット状の添加流体流
出路とを、前記被処理流体のための流体流路を含む一定
厚みの多孔質部分を挟む状態で該多孔質ブロック内に交
互に設けたものである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の流
体処理装置において、前記被処理流体のための流体流路
を網状に設けたものである。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに
記載の流体処理装置において、前記被処理流体が血液で
あり、前記添加流体が酸素を含むガスであり、人工肺を
構成したちのである。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに
記載の流体処理装置において、前記被処理流体流路内壁
に透析作用を有する基材を備えてなり前記被処理流体が
血液であり、前記添加流体か透析液であり、人工腎臓を
構成したものである。
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の流体処理
装置において、前記基材がセルロース系物質で形成され
たものである。
請求項7に記載の本発明は、被処理流体流出入口を有す
るハウジングと、該ハウジング内に収納され、多数の連
続した空孔な有する多孔質ブロックとを備え、該多孔質
ブロックは一方から他方へ貫通する流体流路を有し、被
処理流体がその流入口から前記流体流路を経てその流出
口に至る経路を備え、前記空孔中に物質処置要素を留置
させる状態下で、被処理流体と物質処理要素が接する部
分において、被処理流体が物質処理要素により処理され
るように構成したものである。
請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載の本発明に
おいて、前記被処理流体流路内壁に半透膜を備え、前記
被処理流体が血液であり、前記物質処理要素が肝細胞で
あり、血液が上記半透膜を介する状態で肝細胞と接して
処理され、人工肺を構成したものである。
請求項9に記載の本発明は、請求項7に記載の本発明に
おいて、前記多孔質ブロックが親水性であり、前記被処
理流体が血液であり、前記物質処理要素が肝細胞であり
、血液中の血漿が前記流体流路から前記空孔な経る過程
で肝細胞と接して処理され、人工肺を構成したものであ
る。
請求項10に記載の本発明は、被処理流体流入口と濾過
流体流出口を有するハウジングと、該ハウジング内に収
納され、多数の連続した空孔を有する多孔質ブロックと
を備え、該多孔質ブロックは流体流路を有し、被処理流
体がその流入口から上記流体流路に至る経路と、被処理
流体中の特定物質が上記流体流路から前記空孔な経てそ
の流出口に至る経路を備え、被処理流体中の特定物質を
濾過するように構成したものである。
請求項11に記載の本発明は、請求項10に記載の流体
処理装置において、前記多孔質ブロックが親水性であり
、前記被処理流体が水であり、前記特定物質が純水であ
り、浄水器を構成したものである。
請求項12に記載の本発明は、被処理流体流出口と濾過
流体流出口を有するハウジングと、該ハウジング内に収
容され、多数の連続した空孔を有する多孔質ブロックと
を備え、該多孔質ブロックは流体流路を有し、被処理流
体がその流入口から上記流体流路に至る経路と、上記流
体流路から前記空孔を経て上記濾過流体流出口に至る経
路を備え、被処理流体中の特定物質を濾過するように構
成したものである。
請求項13に記載の本発明は、請求項12に記載の流体
処理装置において、前記多孔質ブロックが親水性であり
、前記被処理流体が血液であり、前記濾過流体及び特定
物質が血漿であり、血漿分離器及び/又は血液濃縮器を
構成したものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、以下の■〜■の作用
効果がある。
■多孔質ブロックの全体を物質移動に関与せしめること
となり、装置内のデッドボリュームを実質的にゼロにで
き、例えば小型にして一定の物質移動性能を容易に確保
てきる。
■添加流体の流動経路は多孔質ブロックが備える多数の
空孔にて確定され、被処理流体の流動経路は多孔質ブロ
ックに設けた流体流路にて確定される。従って、流体の
流れ方にばらつきが生じに<<、安定した物質移動性能
を確保できる。
■多孔質ブロックの外形がいかなる形状であっても、装
置を構成することができ、その外形を自由な形状に設定
できる。
■多孔質ブロック内に形成する流体流路をツリー状、網
状等のいかなる形状にも設定することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、以下の■の作用効果
がある。
■多孔質ブロック内に設けられる被処理流体のための流
体流路の略全域まわりに、添加流体をスムースに導入で
きるスリット状の添加流体流入路と、該添加流体をスム
ースに排出できるスリット状の添加流体流出路とを設け
た。従って、該被処理流体のための流体流路を取り囲む
多孔質部分における、添加流体の流動経路長が短くなり
、添加流体の圧損が少なくなる。又、多孔質ブロックの
略全域において略均等に物質移動作業を営むことができ
る。即ち、低圧損にして、多孔質ブロックの略全域を有
効に活用でき、物質移動性能を向上できる。
請求項3に記載の本発明によれば、以下の■の作用効果
がある。
■多孔質ブロック内において、添加流体流路となる空孔
に接する、被処理流体流路を網状にすると、各交点にお
いて流体の撹拌が起こり、物質移動性能を向上できる。
請求項4に記載の本発明によれば、以下の■の作用効果
がある。
■上記■〜■の作用効果を享受できる人工肺を形成でき
る。
請求項5.6に記載の本発明によれば、以下の■の作用
効果がある。
■上記■〜■の作用効果を享受できる人工腎臓を形成で
きる。
尚、人工肺や人工腎臓においては、血液かガス流路や透
析液流路の側に流れ込まないように構成する必要がある
が、その方法としては、■多孔質ブロック自体をポリプ
ロピレン等の疎水性材料にて形成する方法、■多孔質ブ
ロックの多孔質表面を撥水化処理する方法、■多孔質ブ
ロックを貫通する流体流路と多孔質ブロックの空孔とを
シリコーン等の隔壁で仕切る方法(この場合、ガス交換
、或いは透析液交換は拡散の原理で、シリコーン等の隔
壁の分子間隙を利用して行なわれる)等がある。
請求項7に記載の本発明によれば、以下の■〜0の作用
効果がある。
■多孔質ブロックの全体を物質処理に関与せしめること
となり、装置内のデッドボリュームを実質的にゼロにて
き、例えば小型にして一定の物質処理性能を容易に確保
できる。
[相]被処理流体の流動経路は多孔質ブロックに設けた
流体流路にて確定される。従って、流体の流れ方にばら
つきが生じに<<、安定した物質処理性能を確保できる
■多孔質ブロックの外形がいかなる形状であっても、装
置を構成することができ、その外形を自由な形状に設定
できる。
[相]多孔買ブロック内に形成する流体流路をツリー状
、網状等のいかなる形状にも設定することができる。
請求項8.9に記載の本発明によれば、以下の■の作用
効果がある。
■上記■〜0の作用効果を享受できる人工肝を形成でき
る。
尚、人工肝においては、血液が多孔質ブロックの空孔内
に留置せしめられている肝細胞に接するチャンスを多く
するように構成する必要があるが、その方法としては、
■多孔質ブロック自体をセルロース等の親水性材料にて
形成する方法、■多孔質ブロックの多孔質表面を親水化
処理する方法等がある。
請求項10に記載の本発明によれば、以下の[相]〜O
の作用効果がある。
[相]多孔質ブロックの全体を特定物質の濾過処理に関
与せしめることとなり、装置内のデッドボリュームを実
質的にゼロにでき、例えば小型にして一定の濾過性能を
容易に確保できる。
■被処理流体の流動経路は多孔質ブロックに設けた流入
口から流体流路に至る経路にて確定され、特定物質の流
動経路は多孔質ブロックに設けた上記流体流路から空孔
を経て流出口に至る経路にて確定される。従って、流体
の流れ方にばらつきが生じに<<、安定した物質分離処
理性能を確保てきる。
■多孔質ブロックの外形がいかなる形状であっても、装
置を構成することができ、その外形を自由な形状に設定
できる。
■多孔質ブロック内に形成する流体流路をツリー状、網
状等のいかなる形状にも設定することかできる。
請求項11に記載の本発明によれば、以下の@の作用効
果がある。
■上記■〜Oの作用効果を享受できる浄水器を形成でき
る。
請求項12に記載の本発明によれば、以下のO〜○の作
用効果がある。
■多孔質ブロックの全体を特定物質の濾過処理に関与せ
しめることとなり、装置内のデッドボリュームを実質的
にゼロにでき、例えば小型にして一定の濾過性能を容易
に確保できる。
■被処理流体の流動経路は多孔質ブロックに設けた流入
口から流体流路に至る経路、及び上記流体流路から空孔
な経て濾過流体流出口に至る経路にて確定される。又、
被処理流体中の特定物質を濾過されたの後の流体の流動
経路も、上記流体流路から被処理流体流出口に至る経路
にて確定される。従って、流体の流れ方にばらつきが生
じにくく、安定した濾過性能を確保できる。
■多孔質ブロックの外形がいかなる形状であっても、装
置を構成することができ、その外形を自由な形状に設定
できる。
@多孔質ブロック内に形成する流体流路をツリー状、網
状等のいかなる形状にも設定することができる。
請求項13に記載の本発明によれば、以下のOの作用効
果がある。
O上記■〜@の作用効果を享受できる血漿分離器及び/
又は血液a縮器を形成できる。
又、本発明において、「多孔質ブロック」とは断面内に
多数の空孔を有する流体を意味し、「連続した空孔」と
は多孔質ブロックにおける例えば添加流体流入口の側か
ら被処理流体の流路の側に渡って中断することなく連続
して延在する空孔を意味する。
[実施例] 第1図は本発明に係る人工肺を示す模式図、第2図は第
1図の多孔質ブロックを示す断面図、第3図は本発明に
係る人工肺を示す模式図、第4図は第3図の要部を示す
模式図、第5図(A)、(B)、(C)、(D)はそれ
ぞれ第4図のA−A線、B−Bii[、C−C線、D−
D線に沿う断面図、第6図は本発明に係る人工腎臓を示
す模式図、第7図は第6図の多孔質ブロックを示す断面
図、第8図は本発明に係る人工肺を示す模式図、第9図
は第8図の多孔質ブロックを示す断面図、第10図は本
発明に係る他の人工肺を示す模式図、第11図は第10
図の多孔質ブロックを示す断面図、第12図は第10図
に示した人工肺の製造過程を示す模式図、第13図(A
)は本発明に係る浄水器を示す模式図、第13図(B)
は第13図(A)の端面図、第13図(C)は第13図
(A)の断面図、第14図は第13図に示した浄水器の
変形例を示す断面図、第15図(A)は本発明に係る浄
水器の他の例を示す模式図、第15図(B)は第15図
(A)の断面図、第16図は第15図に示した浄水器の
変形例を示す模式図、第17図は本発明に係る血漿分離
器/血液濃縮器を示す模式図、第18図は第17図の多
孔質ブロックを示す断面図である。
(人工肺) 第1図の人工肺10は、ハウジング11の中間部に多孔
質ブロック12を配設し、ハウジング11の内部におけ
る多孔質ブロック12の一端側を血液流入室13A、他
端側を血液流出室13Bとしている。
人工肺10は、第2図に示す如く、多数の空孔な備える
上記多孔質ブロック12に、該多孔質ブロック12を貫
通し、且つ該多孔質ブロック12の空孔径より大きい孔
径の複数の血液流路14を更に設けている。
この実施例の多孔質ブロック12は、ポリプロピレンに
流動パラフィンを添加し、その硬化後にパラフィンを抽
出することにて形成された。又、この実施例において、
多孔質ブロック12は第2図に示す如(2hm角X l
ll@m高さの直方体状に形成され、多孔質ブロック1
2の空孔の表面平均孔径(多孔質ブロック12の表面露
出部の空孔径)は1000Å以下、空孔率は50%であ
る。又、血液流路14の孔径は200μ諺、孔間隔は5
00μ■、総花数は1500ケである。更に、多孔質ブ
ロック12の本体に対する血液流路14の総接触面積は
0 、01 m’である。
尚、上記空孔率Vは、多孔質ブロック12を含水させ、
含水時の重量W1を測定し、乾燥時の重量をW2.′ポ
リプロピレンの密度をρとする時、にて定義される。
更に、多孔質ブロック12は、上記多孔質ブロック12
の空孔の一端側に酸素流入口15Aを設け、他端側に酸
素流出口15Bを設け、該空孔に酸素(添加流体)を流
すこととしている。
又、多孔質ブロック12は、上記多孔質ブロック12に
設けた血液流路14の一端側に血液流入室13Aを介し
て、血液流入口16Aを設け、他端側に血液流出室13
Bを介して、血液流出口16Bを設け、該血液流路14
に血液(被処理流体)を流すこととしている。
以上により、人工肺10は、酸素と血液とか接する部分
において、酸素と血液との間で、酸素の移動を行なう。
然るに、上記人工肺1oにおいて、酸素流量を5 mj
/min、 、血液流量を5 mi! /l1in、と
して酸素と血液を循環した結果、流人血液のヘモクロビ
ン含有量が12g/dQ、静脈血酸素飽和度か65%で
ある時、流出血液の動脈血酸素含有量は92%となり、
良好な酸素加性能が得られた。
次に、上記人工肺10の作用効果について説明する。上
記人工肺10によれば、下記■〜■の作用効果を奏する
■多孔質ブロック12の全体を物質移動に関与せしめる
こととなり、装置内のデッドボリュームを実質的にゼロ
にてき、例えば小型にして一定の酸素加性能を容易に確
保できる。
■酸素の流動経路は多孔質ツロツク12か備える多数の
空孔にて確定され、血液の流動経路は多孔質ブロック1
2に設けた血液流路14にて確定される。従って、流体
の流れ方にばらつきが生じにくく、安定した酸素加性能
を確保できる。
■多孔質ブロック12の外形がいかなる形状てあっても
、装置を構成することができ、その外形を自由な形状に
設定できる。
■多孔質ブロック12内に形成する血液流路14をツリ
ー状、網状等のいかなる形状にも設定することがてきる
第3図の人工肺20も、上記人工肺10と略同様にして
、多数の空孔を備える多孔質ブロック21に、該多孔質
ブロック21を貫通し、且つ該多孔質ブロック21の空
孔径より大きな孔径の血液流路22を更に設けている。
又、人工肺20は、上記多孔質ブロック21の空孔の一
端側に酸素流入口23Aを設け、他端側にH3’A流出
口23Bを設け、該空孔に酸素を流すとともに、上記血
液流路22の一端側に血液流入口24Aを設け、他端側
に血液流出口24Bを設け、該血液流路22に血液を流
し、酸素と血液との間て、酸素の移動を行なう。
ここで、上記人工肺20にあっては、第4図、第5図に
示す如く、上記多孔質ブロック21の酸素流入口23A
から該多孔質ブロック21内に延びるスリット状の酸素
流入路25Aと、該多孔質ブロック21の酸素流出口2
3Bから該多孔質ブロック21内に延びるスリ゛ット状
の酸素流出路25Bとを、上記血液流路22を含む一定
厚みの多孔質部分を挾む状態て該多孔質ブロック21内
に交互に設けている。この実施例において、酸素流入路
25A、酸素流出路25Bの厚みは300μm、幅は0
.3+nmは、隣り合う酸素流入路25Aと酸素流出路
25Bに挟まれる多孔室部分の厚みは500μmである
更に、上記人工肺20にあっては、上記血液流路22を
網状に設けている。この網状K R22は、例えばポリ
プロピレンにて多孔質ブロック21を製造する時、溶融
ポリプロピレンにアルミニウム製網状部材を埋め込む如
くにし、このポリプロピレンの硬化後に、網状アルミニ
ウムを酸で溶解除去することにて形成できる。
次に、上記人工肺20の作用効果について説明する。
上記人工肺20によれば、前記人工肺10が奏する前記
■〜■の作用効果に加えて、下記■、■の作用効果を奏
する。
■多孔質ブロック21内に設けられる血液流路22の略
全域まわりに、酸素をスムースに導入できるスリット状
の酸素流入路25Aと、該酸素をスムースに排出できる
酸素流出路25Bとを設けた。従って、該血液流路22
を取り囲む多孔質部分における、酸素の流動経路長が短
くなり、酸素の圧損か少なくなる。又、多孔質ブロック
21の略全域において略均等に酸素加作業を営むことが
てきる。即ち、低圧損にして、多孔質ブロック21の略
全域を有効に活用でき、酸素加性能を向上できる。
■多孔質ブロック21内において、酸素の流動経路とな
る空孔に接する、血液流路22が網状の交点において撹
拌され、結果として、酸素加性能を1旬上できる。
尚、本発明の実施において、前記人工肺1oの血液流路
14を、上記人工肺20の血液流路22と同様の網状流
路にて形成してもよい。
(人工腎臓) 第6図の人工腎l130は、ハウジング31の中間部に
多孔質ブロック32を配設し、ハウシング31の内部に
おける多孔質ブロック32の一端側を血液流入室33A
、他端側を血液流出室33Bとしている。
人工腎臓30は、第7図に示す如く、多数の空孔をfi
lffえる上記多孔質ブロック32に、該多孔質ブロッ
ク32を貫通し、且っ該多孔質ブロック32の空孔径よ
り大きい孔径の複数の血液流路34を更に設けている。
この実施例の多孔質ブロック32は、ポリプロピレンに
流動パラフィンを添加し、その硬化後にパラフィンを抽
出することにて形成された。又、この実施例において、
多孔質ブロック32は第2図に示す如(20u+m角×
101111高さの直方体状に形成され、多孔質ブロッ
ク32の空孔の表面平均孔径(多孔質ブロック32の血
液流路34内表面の空孔径)は 1.0μm1空孔率は
50%である。又、血液流路34の孔径は200μI、
孔間隔は500μm、総花数は1500ケである。更に
、多孔質ブロック32の本体に対する血液流路34の総
接触面禎は0.01m”である。
この時、血液流路34の内壁には、透析作用を有する基
材35が設けられている。基材35はセルロース系物質
にて形成される。
更に、多孔質ブロック32は、上記多孔質ブロック32
の空孔の一端側に透析液流入口35Aを設け、他端側に
透析液流出口35Bを設け、該空孔に透析液(添加流体
)を流すこととしている。
又、多孔質ブロック32は、上記多孔質ブロック32に
設けた血液流路34の一端側に血液流入室33Aを介し
て、血液流入口36Aを設け、他端側に血液流出室33
Bを介して、血液流出口36Bを設け、該血液流路34
に血液(被処理流体)を流すこととしている。
以上により、人工腎1id30は、透析液と血液とが接
触する部分において、透析液と血液との間で、透析液の
移動を行なう。
ところで、人工腎臓30の血液流路34に基材35を設
ける方法は、例えば銅アンモニアセルロース等の金属ア
ンモニアセルロースからなるセルロース系原液を多孔質
ブロック32の血液流路34に通して、血液流路34の
内壁を湿潤させてから、その血液流路34に例えば水酸
化アンモニウム等のアルカリ水溶液からなる凝固性液を
流して凝固再生せしめられる。凝固再生された基材35
は、水洗を行なって付着している凝固性液を除去した後
、必要により該基材35に残存している銅等の金属を除
去するために脱金属処理を施し、次いで水洗される。
次に、上記人工腎臓30の作用効果について説明する。
上記人腎臓30によれば、下記■〜■の作用効果を奏す
る。
■多孔質ブロック32の全体を物質移動に関与せしめる
こととなり、装置内のデッドボリュームを実質的にゼロ
にでき、例えば小型にして一定の透析性能を容易に確保
できる。
■透析液の流動経路は多孔質ブロック32が備える多数
の空孔にて確定され、血液の流動経路は多孔質ブロック
32に設けた血液流路34にて確定される。従って、流
体の流れ方にばらつきが生じに<<、安定した透析性能
を確保できる。
■多孔質ブロック32の外形がいかなる形状であっても
、装置を構成すること−ができ、その外形を自由な形状
に設定できる。
■多孔質ブロック32内に形成する血液流路34をツリ
ー状、網状等のいかなる形状にも設定することができる
尚、本発明の実施において、人工腎臓30の血液流路3
4を、前記人工肺20の血液流路22と同様の網状流路
にて形成しても良い。
(人工肺) 第8図の人工肺40は、ハウジング41の内部に多孔質
ブロック42を配設し、ハウジング41の内部における
多孔質ブロック42の一端側を血液流入室43A、他端
側を血液流出室43Bとしている。
人工肺40は、第9図に示す如く、多数の空孔を備える
上記多孔質ブロック42に、該多孔質ブロック42を貫
通し、且つ該多孔質ブロック42の空孔径より大きい孔
径の複数の血液流路44を更に設けている。
この実施例の多孔質ブロック42は、ポリプロピレンに
流動パラフィンを添加し、その硬化後にパラフィンを抽
出し、更にその多孔質表面を親水化処理することにて形
成された。尚、多孔質ブロック42の全体を親水性材料
にて構成するものであっても良い。又、この実施例にお
いて、多孔質ブロック42は第9図に示す如く20■角
X 10+am高さの直方体状に形成され、多孔質ブロ
ック42の空孔の表面平均孔径(多孔質ブロック42の
血液流路44内表面の空孔径)は1.0μl、空孔率は
50%である。又、血液流路44の孔径は200μm、
孔間隔は500μ+++、総花数は1500ケである。
更に、多孔質ブロック42の本体に対する血液流路44
の総接触面積は0.01rn’である。
この時、血液流路44の内壁には、セルロース系物質か
らなる半透WA45が設けられている。
更に、多孔質ブロック42は、上記多孔質ブユック42
の空孔の一端側に肝細胞/培養液流入口45Aを設け、
他端側に培養液流出口45Bを設けている。これにより
、人工肝40は、肝細胞/培養液流入口45Aから該空
孔にブタ等哨乳動物から採取した肝細胞(物質処理要素
)及びこれを培養する培養液を注入し、肝細j泡を該空
孔中に留置させるとともに、培養液流出口45Bから培
養液を排出する。
又、多孔質ブロック42は、上記多孔質ブロック42に
設けた血液流路44の一端側に血液流入室43Aを介し
て、血液流入口46Aを設け、他端側に血液流出室43
Bを介して、血液流出口46Bを設け、該血液流路44
に血)α(被処理流体)を流すこととしている。
これにより、人工肝40にあっては、血液流路44を流
れる血液が半透膜45を介する状態で、空孔中に留置さ
れている肝細胞に接して処理された後、血液流出室43
Bに流出し、ひいては血液流出口46Bから流出する。
第10図、第11図の人工肝40Aは、上記第6図、第
9図の人工肝40の変形例である。この人工肝40Aか
上記人工肝40と異なる点は、血液流路44に半透[4
5を備えず、45Aを肝細胞流入口とし、45Bを処理
された血漿流出口としたことにある。この時、血液流路
44、を流れる血液中の血漿は、血液流路44から多孔
質ブロック42の空孔を経る過程で、空孔中に留置され
ている肝細胞に接して処理された後、血漿流出口45B
から流出する。血漿流出口45Bから流出した血漿は、
血液流路44から流出する血液と、血液流出室43Bに
て合流し、ひいては血液流出口46Bから流出する。
尚、上記人工肝40Aにあっては、空孔を経由して肝細
胞に接する血漿が肝細胞のための培養液としても機能す
るから、人工肝40における如く培養液を供給すること
を要しない。
以上により、人工肝40.40Aは、血液中の有毒成分
を肝細胞の解毒作用により無毒化し、更に血液中に不足
している必要成分を肝細胞の代謝作用により補う処理を
行なう。
尚、人工肝40Aにおいて、多孔質ブロック42の内部
の空孔径は、肝細胞が通過できる50μI以上であり、
血液流路44に開口する空孔径は肝細胞及び血球が通過
出来ない0.O1〜0.5μ■であるように設定される
のが良い、このような空孔径の調整は、例えば第12図
に示す如く、多孔質ブロック42の成形時に、血液流路
44を形成するための芯金47に設けた中空通路48に
冷却水を流し、芯金47まわりを急冷することにてその
急冷部分の空孔径だけを小さくできる。49は成形容器
である。
又、人工肝40.40Aにあっては、血漿分離器を付帯
して備え、血液中の血球と血漿とを分離して濾過血漿の
みを血液流路44に供給しても良い。この時、人工肝4
0.40Aにて処理された有用血漿は、血液分離器で分
離された血球と再び混合して生体の静脈系へ環流される
又、人工肝40.40Aにあっては、多孔質ブロック4
2において肝細胞の生存及び活性の補強を行なう手段と
して、酸素濃度、PN2温度等を常に一定の条件に保持
する装置、及び肝細胞の培養のために必要な成分の補給
装置を付帯して備える。
次に、上記人工肝40.40Aの作用効果について説明
する。上記入工肝40.40Aによれば、下記■〜■の
作用効果を奏する。
■多孔質ブロック42の全体を物質処理に関与せしめる
こととなり、装置内のデッドボリュームを実質的にゼロ
にてき、例えば小型にして一定の物質処理性能を容易に
確保できる。
■血液の流動経路は多孔質ブロック42に設けた血液流
路44にて確定される。従って、流体の流れ方にばらつ
きが生じに<<、安定した物質処理性能を確保てきる。
■多孔質ブロック42の外形がいかなる形状であっても
、装置を構成することができ、その外形を自由な形状に
設定できる。
■多孔質ブロック42内に形成する血液流路44をツリ
ー状、網状等のいかなる形状にも設定することができる
尚、本発明の実施において、人工肺40.40Aの血液
流路44を、前記人工肺20の血液流路22と同様の網
状流路にて形成しても良い。
(浄水器) 第13図の浄水器50は、水流人口51Aと純水流出口
51Cを有するハウジング52と、該ハウジング52内
に収納され、多数の連続した空孔を有する親水性の多孔
質ブロック53とを備えて構成される。この時、多孔質
ブロック53にあっては、水流人口51Aの側から該多
孔質ブロック53内に伸び、且つ該多孔質ブロック53
の空孔径より大きい孔径の複数の水流入路54を有し、
水が水流人口51Aから水流入路54に至る経路と、該
水が上記水流入路54から前記空孔な経て純水流出口5
1Cに至る経路を備え、該水に混入している異物を除い
た純水を得る。
この実施例の多孔質ブロック53は、ポリプロピレンに
流動パラフィンを添加し、その硬化後にパラフィンを抽
出し、更にその多孔質表面を親水化処理することにて形
成された。尚、多孔質ブロック53の全体を親水性材料
にて構成するものであっても良い。又、この実施例にお
いて、多孔質ブロック53は第13図に示す如く直径2
0[11[11φX 30mn+高さの円柱体状に形成
され、多孔質ブロック53の空孔の表面平均孔径(多孔
質ブロック53の表面露出部の空孔径)は1.(]μm
以下、空孔率は50%である。又、水流入路54の孔径
は200μl、孔間隔は 500μm、総孔数は150
0ケである。更に、多孔質ブロック53の本体に対する
水流入路54の総接触面積は0.01rn”である。
尚、浄水器50の多孔質ブロック53にあっては、第1
4図に示す如く、上述の水流入路54に加えて、純水流
出口51Cの側から該多孔質ブロック53内に伸び、且
つ該多孔質ブロック53の空孔径より大きい孔径の複数
の純水流出路55を、各水流入路54と交互に有するも
のであっても良い。
次に、上記浄水器50の作用効果について説明する。上
記浄水器50によれば、下記■〜■の作用効果を奏する
■多孔質ブロック53の全体を親水性物質としての純水
の分離処理に関与せしめることとなり、装置内のデッド
ボリュームを実質的にゼロにでき、例えば小型にして一
定の物質分離処理性能を確保てきる。
■水の流動経路は多孔質ブロック53に設けた水流人口
51Aから水流入路54に至る経路にて確定され、純水
の流動経路は多孔質ブロックに設けた上記水流入路54
がら空孔(第14図の例では更に純水流出路55を経て
)純水流出口51Cに至る経路にて確定される。従って
、流体の流れ方にばらつきが生しにくく、安定した物質
分離処理性能を確保できる。
■多孔質ブロック53の外形かいかなる形状であっても
、装置を構成することかでき、その外形を自由な形状に
設定できる。
■多孔質ブロック53内に形成する水流入路54、純水
流出路55をツリー状、網状等のいかなる形状にも設定
することかてきる。
尚、本発明の実施において、浄水器5oの水流入路54
、純水流出路55を前記人口肺20の血液流路22と同
様の網状流路にて形成しても良い。
第15図の浄水器60は、水流人口61Aと水流出口6
1Bと純水流出口61. Cを有するハウジング62と
、該ハウジング62内に収納され、多数の連続した空孔
な有する親水性の多孔質ブロック63とを備えて構成さ
れる。この時、多孔質ブロック63にあっては、水流人
口61Aの側から該多孔質ブロック63の内部を貫通し
て水流出口61Bの側に開口し、且つ該多孔質ブロック
63の空孔径より大きい孔径の複数の水流路64を有し
、水か水流人口61Aから水流路64を経て水流出口6
1Bに至る経路と、該水が上記水流路64から前記空孔
を経て純水流出口61Cに至る経路を備え、該水に混入
している異物を除いた純水を得る。
この実施例の多孔質ブロック63は、前述した浄水器5
0の多孔質ブロック53と同一の材質、熱間等の寸法形
状にて構成される。
尚、浄水器63にあっては、水流路64から純水流出口
61Cに至る純水側経路の圧損が高いのて、この圧損な
低減するため、■前述の第12図の方法により、水流路
64に開口する空孔径だけを小とし、その他の部分の空
孔径を大きくする構造、或いは■第16図に示す如く、
多孔質ブロック63の内部で、隣合う水流路64に挾ま
れる部分に、該多孔質ブロック63の空孔径より大きい
孔径の純水流出路65を設け、この純水流出路65を純
水流出口61Cに開口する構造等を採用てきる。
尚、上記浄水器50.60と略同様の形態にて、オイル
を濾過するオイルフィルタ、空気を濾過するエアフィル
タ等の一般的なフィルタ装置を構成することもできる。
この時、上述の多孔質ブロック53.63は必ずしも親
水性であることを要しない。
(血漿分離器及び/又は血液濃縮器) 第17図の血漿分離器(及び/又は血液濃縮器)70は
、血液流入ロア1Aと濃厚血球成分流出ロア1Bと血漿
流出ロア1Cを有するハウシング72と、該へウジング
72内に収納され、多数の連続した空孔を有する親水性
の多孔質ブロック73とを備えて構成される。この時、
多孔質ブロック73にあっては、血液流入ロアLAの側
から、該多孔質ブロック73の内部を貫通して濃厚血球
成分流出ロア1Bの側に開口し、且っ該多孔質ブロック
73の空孔径より大きい孔径の複数の血液流路74を有
し、血液が血液流入ロア1Aから血液流路74を経て濃
厚血球成分流出ロア1Bに至る経路と、該血液中の血漿
が該血液流路74から前記空孔を経て血漿流出ロア1C
に至る経路を備え、血漿を濾過分離し、同時に濃厚血球
成分を得る。
この実施例の多孔質ブロック73は、ポリプロピレンに
流動パラフィンを添加し、その硬化後にパラフィンを抽
出し、更にその多孔質表面を親水化処理することにて形
成された。尚、多孔質ブロック73の全体を親水性材料
にて構成するものであっても良い。又、この実施例にお
いて、多孔質ブロック73は第18図に示ず如<20I
IIIl角X 10mm高さの直方体状に形成され、多
孔質ブロック73の空孔の表面平均孔径(多孔質ブロッ
ク73における血液流路74表面の空孔径)は約3.0
μm、空孔率は70%である。又、血液流路74の孔径
は200μ履、孔間隔は500μm、総孔数は1500
ケである。更に、多孔質ブロック73の本体に対する血
液流路74の総接触面積は0.01m’である。
次に、上記血漿分離器70の作用効果について説明する
。上記血漿分離器70によれば、下記■〜■の作用効果
を奏する。
■多孔質ブロック73の全体を濾過処理に関与せしめる
こととなり、装置内のデッドボリュームを実質的にゼロ
にでき、例えは小型にして一定の濾過性能を容易に確保
できる。
■血液の流動経路は多孔質ブロック73に設けた血液流
入ロア1Aから血液流路74に至る経路にて確定され、
血漿の流動経路は上記血液流路74がら空孔を経て血漿
流出ロア1Cに至る経路に’cri定される。又、血液
中の血漿を濾過されたの後の濃厚血球成分の流動経路も
、上記血液流路74から濃厚血球成分流出ロア1Bに至
る経路にて確定される。従って、流体の流れ方にばらつ
きが生じに<<、安定した濾過性能を確保できる。
■多孔質ブロック73の外形がいがなる形状であっても
、装置を構成することができ、その外形を自由な形状に
設定できる。
■多孔質ブロック73内に形成する血液流路74をツリ
ー状、網状等のいかなる形状にも設定することができる
尚、本発明の実施において、血漿分離器70の血液流路
74を、前記人工肺20の血液流路22と同様の網状流
路にて形成しても良い。
尚、本発明の実施において、多孔質ブロックは、例えば
特開昭58−93733号公報に記載される如くの公知
の種々の製法にて製造できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、デッドボリュームがなく
、且つ流体の流動経路を確定して安定した流体処理性能
を確保し、更に外形を自由な形状に設定できる流体処理
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る人工肺を示す模式図、第2図は第
1図の多孔質ブロックを示す断面図、第3図は本発明に
係る人工肺を示す模式図、第4図は第3図の要部を示す
模式図、第5図(A)(B)、(C)、(D)はそれぞ
れ第4図の、A −A線、B−B線、C−C線、D−D
線に沿う断面図、第6図は本発明に係る人工腎臓を示す
模式図、第7図は第6図の多孔質ブロックを示す断面図
、第8図は本発明に係る人工肺を示す模式図、第9図は
第8図の多孔質ブロックを示す断面図、第10図は本発
明に係る他の人工肺を示す模式図、第11図は第10図
の多孔質ブロックを示す断面図、第12図は第10図に
示した人工肺の製造過程を示す模式図、第13図(A)
は本発明に係る浄水器を示す模式図、第13図(B)は
第13図(A>の端面図、第13図(C)は第13図(
A)の断面図、第14図は第13図に示した浄水器の変
形例を示す断面図、第15図(A)は本発明に係る浄水
器の他の例を示す模式図、第15図(B)は第15図(
A)の断面図、第16図は第15図に示した浄水器の変
形例を示す模式図、第17図は本発明に係る血漿分離器
/血液濃縮器を示す模式図、第18図は第17図の多孔
質ブロックを示す断面図である。 10.20・・・人工肺、 12.21・・・多孔質ブロック、 14.22・・・血液流路(流体流路)、15A、23
A・・・酸素流入口 (添加流体流入口)、 15B、23B・・・酸素流出口 (添加流体流出口)、 16A、24A・・・血液流入口 (被処理流体流入口)、 16B、24B・・・血液流出口 (被処理流体流出口)、 25A・・・酸素流入路(添加流体流入路)、25B・
・・酸素流出路(添加流体流出路)、30・・・人工腎
臓、 31・・・ハウジング、 32・・・多孔質ブロック、 34・・・血液流路(流体流路)、 35A・・・透析液流入口(添加流体流入口)35B・
・・透析液流出口(添加流体流出口)36A・・・血液
流入口(被処理流体流入口)36B・・・血液流出口(
被処理流体流出口)40.40A・・・人工肺、 41…ハウジング、 42・・・多孔質ブロック、 44・・・血液流路(流体流路)、 45・・・半透膜、 46A・・・血液流入口(被処理流体流入口)、46B
・・・血液流出口(被処理流体流出口)、5o、60・
・・浄水器、 51A、61A・・・水流入口 (被処理流体流入口)、 51C161C・・・純水流出口 (浸水性物質流出口)、 52.62・・・ハウジング、 53.63・・・多孔質ブロック、 54・・・水流入路(流体流路)、 64・・・水流路(流体流路)、 7o・・・血漿分離器、 71A・・・血液流入口(被処理流体流入口)、71B
・・・濃厚血球成分流出口 (被処理流体流出口)、 1C・・・血漿流出口(濾過流体流出口)2・・・バジ
ング、 3・・・多孔質ブロック、 4・・・血液流路(流体流路)。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被処理流体流出入口と添加流体流出入口を有する
    ハウジングと、該ハウジング内に収納され、多数の連続
    した空孔を有する多孔質ブロックとを備え、該多孔質ブ
    ロックは一方から他方へ貫通する流体流路を有し、添加
    流体がその流入口から前記空孔を経てその流出口に至る
    経路と、被処理流体が添加流体と混ざり合うことなくそ
    の流入口から前記流体流路を経てその流出口に至る経路
    を備え、被処理流体と添加流体が接する部分において、
    被処理流体と添加流体との間で物質移動が行なわれるよ
    うに構成した流体処理装置。
  2. (2)前記添加流体流入口と連通するように設けられ、
    多孔質ブロック内に延びるスリット状の添加流体流入路
    と、添加流体流出口と連通するように設けられ、該多孔
    質ブロック内に延びるスリット状の添加流体流出路とを
    、前記被処理流体のための流体流路を含む一定厚みの多
    孔質部分を挟む状態で該多孔質ブロック内に交互に設け
    てなる請求項1記載の流体処理装置。
  3. (3)前記被処理流体のための流体流路を網状に設けて
    なる請求項1又は2記載の流体処理装置。
  4. (4)前記被処理流体が血液であり、前記添加流体が酸
    素を含むガスであり、人工肺を構成する請求項1〜3の
    いずれかに記載の流体処理装置。
  5. (5)前記被処理流体流路内壁に透析作用を有する基材
    を備えてなり、前記被処理流体が血液であり、前記添加
    流体が透析液であり、人工腎臓を構成する請求項1〜3
    のいずれかに記載の流体処理装置。
  6. (6)前記基材がセルロース系物質で形成された請求項
    5記載の流体処理装置。
  7. (7)被処理流体流出入口を有するハウジングと、該ハ
    ウジング内に収納され、多数の連続した空孔を有する多
    孔質ブロックとを備え、該多孔質ブロックは一方から他
    方へ貫通する流体流路を有し、被処理流体がその流入口
    から前記流体流路を経てその流出口に至る経路を備え、
    前記空孔中に物質処置要素を留置させる状態下で、被処
    理流体と物質処理要素が接する部分において、被処理流
    体が物質処理要素により処理されるように構成した流体
    処理装置。
  8. (8)前記被処理流体流路内壁に半透膜を備え、前記被
    処理流体が血液であり、前記物質処理要素が肝細胞であ
    り、血液が上記半透膜を介する状態で肝細胞と接して処
    理され、人工肝を構成する請求項7記載の流体処理装置
  9. (9)前記多孔質ブロックが親水性であり、前記被処理
    流体が血液であり、前記物質処理要素が肝細胞であり、
    血液中の血漿が前記流体流路から前記空孔を経る過程で
    肝細胞と接して処理され、人工肝を構成する請求項7記
    載の流体処理装置。
  10. (10)被処理流体流入口と濾過流体流出口を有するハ
    ウジングと、該ハウジング内に収納され、多数の連続し
    た空孔を有する多孔質ブロックとを備え、該多孔質ブロ
    ックは流体流路を有し、被処理流体がその流入口から上
    記流体流路に至る経路と、被処理流体中の特定物質が上
    記流体流路から前記空孔を経てその流出口に至る経路を
    備え、被処理流体中の特定物質を濾過するように構成し
    た流体処理装置。
  11. (11)前記多孔質ブロックが親水性であり、前記被処
    理流体が水であり、前記特定物質が純水であり、浄水器
    を構成する請求項10記載の流体処理装置。
  12. (12)被処理流体流出入口と濾過流体流出口を有する
    ハウジングと、該ハウジング内に収納され、多数の連続
    した空孔を有する多孔質ブロックとを備え、該多孔質ブ
    ロックは流体流路を有し、被処理流体がその流入口から
    上記流体流路に至る経路と、上記流体流路から前記空孔
    を経て上記濾過流体流出口に至る経路を備え、被処理流
    体中の特定物質を濾過するように構成した流体処理装置
  13. (13)前記多孔質ブロックが親水性であり、前記被処
    理流体が血液であり、前記濾過流体及び特定物質が血漿
    であり、血漿分離器及び/又は血液濃縮器を構成する請
    求項12記載の流体処理装置。
JP1165186A 1989-02-03 1989-06-29 流体処理装置 Pending JPH0371A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2398189 1989-02-03
JP1-23981 1989-03-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0371A true JPH0371A (ja) 1991-01-07

Family

ID=12125740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1165186A Pending JPH0371A (ja) 1989-02-03 1989-06-29 流体処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0371A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE212009000055U1 (de) 2008-05-20 2011-01-20 Siemens Vai Metals Technologies Gmbh Vorrichtung zum Verbessern von Genauigkeitseigenschaften von Handhabungsgeräten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE212009000055U1 (de) 2008-05-20 2011-01-20 Siemens Vai Metals Technologies Gmbh Vorrichtung zum Verbessern von Genauigkeitseigenschaften von Handhabungsgeräten

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7985336B2 (en) Systems, methods and devices relating to a cellularized nephron unit
US9713668B2 (en) Multi-staged filtration system for blood fluid removal
US3734851A (en) Method and device for purifying blood
JP6450324B2 (ja) マイクロ流体装置中の不要な粒子の対流クリアランスを増大させるためのシステムおよび方法
JP2012517307A (ja) 生物学的流体の処理装置
US20070119781A1 (en) Apparatus and method for enhanced hemodialysis performance
GB1571560A (en) Device and method for effecting mass transfer functions
JPS6046983B2 (ja) 血液処理装置
JPH06505640A (ja) 整流透析器、膜及び方法
JP2004529723A (ja) 改善された透析液灌流を有する血液透析機
JP2018524033A (ja) 生物学的液体を処理するための入口部分を備える装置
US20200147287A1 (en) Optimized hemodialyzer for blood purification
CA1135632A (en) Plasma treatment apparatus
EP1397196A1 (en) Hemodialyzer headers
JPH08508935A (ja) 揺動濾過装置によって溶質を濃縮するための方法
JPH0261265B2 (ja)
Dukhin et al. Outside-in hemofiltration for prolonged operation without clogging
TW200424004A (en) Filtering method
RU2108144C1 (ru) Ацетатцеллюлозная полупроницаемая мембрана в виде полого волокна, способ изготовления половолоконной полупроницаемой ацетатцеллюлозной мембраны, гемодиализатор и прибор для обработки экстракорпоральной крови
JPH0371A (ja) 流体処理装置
CN108697987A (zh) 用于过滤流体的系统和方法
WO2010073320A1 (ja) 血液浄化処理装置
JPS6316147B2 (ja)
JPS61232860A (ja) 血漿分離用ポリスルホン中空糸
JP4190361B2 (ja) 中空糸型の体液処理器、これに用いる中空糸束およびそれらの製造方法