JPH037103Y2 - - Google Patents

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JPH037103Y2
JPH037103Y2 JP1987058445U JP5844587U JPH037103Y2 JP H037103 Y2 JPH037103 Y2 JP H037103Y2 JP 1987058445 U JP1987058445 U JP 1987058445U JP 5844587 U JP5844587 U JP 5844587U JP H037103 Y2 JPH037103 Y2 JP H037103Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、紙くずなどを処理するための廃棄物
圧縮装置に関する。
(従来の技術) 従来、紙くずなどを処理するため、これを圧縮
して体積を小さくし、梱包して廃棄するようなも
のが知られている。
この場合、一般的には、廃棄物を受箱内に装着
したビニールなどの収納袋内に圧縮機構で収納圧
縮し、廃棄物を収納袋とともに受箱から取出した
後、新たに受箱に収納袋を装着して、つぎの圧縮
作動を行なうようにしている。しかし、このよう
な処理作業によると、、シユレツダーによる大量
の細断紙を処理するような場合、廃棄物を取出し
てからつぎの圧縮作動を行なうまでの作業に多く
の時間を要し、連続処理ができない。
そこで、実公昭60−32952号公報に記載されて
いるように、受箱内にコンテナを出入自在に設
け、処理作業を連続的にかつ円滑に行なえるよう
にした装置が提案されている。しかし、上記公報
に記載の廃棄物圧縮装置は、コンテナ供給装置の
ターンテーブルに設けたガイド溝から受箱の底部
に設けたガイド溝に沿つてコンテナの底部に設け
たガイドを摺動させて、コンテナを機械的手段に
より自動的に出し入れするものであり、コンテナ
はキヤスターを有しておらず、このコンテナを手
動で任意の場所へスムーズに移動させることがで
きるものではない。また、複数のコンテナを載せ
るターンテーブルを設けているため、大型になる
とともに、製作コストが高くなる。
また、特開昭53−38174号公報には、キヤスタ
ー付きのコンテナ内に塵芥などをコンパクタによ
り圧縮充填する装置が記載されている。しかし、
この従来の装置では、塵芥などの圧縮時の荷重す
なわち圧縮力をコンテナのみが直接受けるため、
このコンテナに高強度が要求され、コンテナの重
量が大きくなり、このコンテナについての作業性
がやや劣る。これとともに、コンテナに投入口と
排出口とがあり、投入口に蓋体、排出口に扉を設
けているため、コスト高になる。
そこで、上記実公昭60−32952号公報に記載さ
れているような受箱内にキヤスター付きのコンテ
ナを出入自在に設けることも考えられるが、その
キヤスターを受箱の内底面に当接させたとする
と、一般的にキヤスターの耐荷重が圧縮機構のラ
ムによる圧縮力よりも遥かに小さいため、コンテ
ナにおけるキヤスターと反対側の開口部から廃棄
物が押し込まれるときの荷重によりキヤスターが
破損するおそれがある。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように、従来の装置では、受箱内に廃棄
物を直接収納するようにしていたため、圧縮され
た廃棄物を受箱から取出してからつぎの圧縮作動
を行なうまでに多くの時間を要する問題点があ
り、また、受箱内にコンテナを出入自在に設けた
実公昭60−32952号公報に記載の装置も、コンテ
ナにキヤスターがなかつたため、コンテナを手動
でもスムーズに移動させることができるものでは
なかつた。一方、コンテナにキヤスターのある特
開昭53−38174号公報に記載の装置では、圧縮力
をコンテナのみが直接受けることなどのために、、
コンテナの重量が大きくなり、その取扱いが面倒
になつていた。そこで、受箱内にキヤスター付き
のコンテナを出入自在に設けることも考えられる
が、キヤスターを受箱の内底面に当接させたとす
ると、耐久性が低下するおそれがある。
本考案は、上述のような点を改良しようとする
もので、受箱内にコンテナを出入自在に設けるこ
とにより、処理作業を連続的にかつ円滑に行なえ
るようにするとともに、耐久性を低下させること
なく、コンテナを手動でもスムーズに移動させる
ことができるようにすることを目的とするもので
ある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の廃棄物圧縮装置は、廃棄物の投入室2
と、この投入室2の後方に設けられ投入室2内を
進退移動する圧縮用のラム7を有する圧縮機構5
と、上記投入室2の前方に上面の収納開口部13
が投入室2の開口した前面と対向するよう回動反
転自在に設けられかつ一側面にコンテナ出入開口
部14を形成した受箱12と、この受箱12内に
コンテナ出入開口部14から出入自在に設けられ
た上面開口形のコンテナ36とを備え、上記コン
テナ36における上面開口部と反対側の底面に複
数のキヤスター37を突設し、また、上記受箱1
2の底面に上記各キヤスター37が1つずつ入る
複数の孔部27を開口形成して、上記コンテナ3
6の底面を上記受箱12の内底面に当接させ、さ
らに、上記受箱12を反転させてこの受箱12の
収納開口部13を開放した状態で上記キヤスター
37に当接して上記受箱12の内底面から上記コ
ンテナ36の底面を離れさせる浮上用部材28を
備えたものである。
(作用) 本考案の廃棄物圧縮装置は、投入室2に投入さ
れた廃棄物を圧縮機構5のラム7により圧縮し
て、受箱12の収納開口部13およびコンテナ3
6の上面開口部を介して、受箱12内のコンテナ
36内に収納する。このとき、コンテナ36の底
面にある複数のキヤスター37は受箱12の底面
の複数の孔部27に1つずつ入つており、、互い
に当接されたコンテナ36の底面および受箱12
の底面が圧縮に伴う荷重を受け、キヤスター37
には荷重がかからない。そして、圧縮後、受箱1
2を回動反転させてから、この受箱12の側面の
コンテナ出入開口部14を介して廃棄物の入つた
コンテナ36を出す。このとき、受箱12の反転
によりこの受箱12の収納開口部13が開放され
るのに伴い、浮上用部材28がキヤスター37に
当接して、受箱12の内底面からコンテナ36の
底面が離れ、これにより、孔部27にキヤスター
37が引つ掛かることなく、これらキヤスター3
7によりコンテナ36を移動させられるようにな
る。ついで、別のコンテナ36をやはりキヤスタ
ー37により移動させて、受箱12内に入れ、受
箱12を逆に回動させてこの受箱12の収納開口
部13を投入室2の開口した前面に対向させてか
ら、つぎの圧縮作動を行なう。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
1は支台で、この支台1上に横向き角筒状をな
す廃棄物の投入室2が支持されており、この投入
室2の上面開口部の上部にホツパー3が設けられ
ている。
上記投入室2の後面開口部に投入室2と同断面
形状の枠体4が連設され、この枠体4内に圧縮機
構としての圧縮用シリンダ装置5が設けられ、こ
の圧縮用シリンダ装置5のピストンロツド6の先
端部に圧縮用のラム7が取付けられ、このラム7
の後方上部に上板8が延出されている。そして、
圧縮用シリンダ装置5の作動によりピストンロツ
ド6の進退を介してラム7が投入室2の後端部か
らこの投入室2の前面開口部より若干前方の位置
の間を進退移動するようになつている。
また、上記投入室2の上面開口部の両側には、
光電管セツトからなる光電管装置9が設けられて
いる。
上記投入室2の前面開口部の前下方近傍に位置
する支軸11により、上記支台1に受箱12が反
転回動自在に支持されている。この受箱12に
は、収納開口部13が上面に形成されているとと
もに、コンテナ出入開口部14が一側面に形成さ
れており、上記支軸11は上記収納開口部13の
後方近傍に位置している。そして、上記受箱12
は、その収納開口部13が上記投入室2の前面開
口部に対向する位置から上方へ向いた位置まで回
動するようになつている。
また、上記投入室2の前面開口部の側方下部に
ロツク用シリンダ16の基部が軸着され、このロ
ツク用シリンダ16のピストンロツド17の先端
部が、上記前面開口部の上方に回動自在に軸支さ
れたシヤフト18に基部が固定されたアーム19
の先端部に軸着されている。また、上記シヤフト
18には一対のフツク20が固定されており、一
方、上記受箱12の前面上部には上記フツク20
が係脱自在に係合される一対のピン21が設けら
れている。そして、ロツク用シリンダ16の作動
によりピストンロツド17を介してアーム19と
シヤフト18とフツク20とが一体的に回動して
このフツク20がピン21に係脱され、このピン
21のフツク20への係合により、受箱12が投
入室2に対向した状態に保持されるようになつて
いる。
さらに、上記支台1の底部に反転用シリンダ2
3の基部が軸着され、この反転用シリンダ23の
ピストンロツド24の先端部が上記受箱12の後
方に軸着されている。そして、反転用シリンダ2
3の作動によりピストンロツド17の進退を介し
て受箱12が回動反転するようになつている。
また、上記受箱12の外面には左右一対のチヤ
ンネル部26が形成されており、これらチヤンネ
ル部26には上記受箱12の底面に位置して前後
一対の孔部27がそれぞれ開口形成されている。
一方、上記支台1の底部前方には、上記受箱12
の底面のチヤンネル部26にそれぞれ入る一対の
浮上用部材としての枕板28が設けられている。
また、上記受箱12のコンテナ出入開口部14
と対向する内側面には、上下一対の長孔31が形
成され、かつ、左右一対のマグネツトキヤツチヤ
32が設けられているとともに、リミツトスイツ
チ(図示せず)が設けられている。また、上記受
箱12内の前面および後面には板ばねからなる保
持体34が設けられている。
36は上記受箱12内にそのコンテナ出入開口
部14から出入される上面開口形のコンテナで、
このコンテナ36における上面開口部と反対側の
底面に上記受箱12の孔部27にそれぞれ1つず
つ入る4つのキヤスター37が突設されている。
そして、上記受箱12の収納開口部13が投入室
2の前面開口部に対向した状態では、上記コンテ
ナ36の底面が上記受箱12の内底面に当接し、
また、この受箱12を反転させてその収納開口部
13を上向きに開放した状態では、上記枕板28
がキヤスター37に下方から当接して上記受箱1
2の内底面から上記コンテナ36の底面が上方へ
離れるようになつている。
また、上記コンテナ36の一方の側面には取手
38が設けられており、他方の側面には、上記受
箱12の長孔31にそれぞれ係合される上下一対
のピン39が突設されているとともに、上記受箱
12のマグネツトキヤツチヤ32に吸着される左
右一対の鉄片40が設けられている。そして、上
記コンテナ36内にビニールなどの収納袋41が
着脱自在に装着される。
つぎに、作動を説明する。
コンテナ36は、受箱12を反転させてその収
納開口部13を上に向け開放させた状態で、この
受箱12内に装着する。すなわち、たとえば取手
38を持つてキヤスター37によりコンテナ36
を走行させつつ、予め収納袋41を装着しておい
たこのコンテナ36をコンテナ出入開口部14か
ら受箱12内に入れる。このとき、受箱12の底
面のチヤンネル部26には枕板28が入つている
ので、チヤンネル部26の孔部27にキヤスター
37が引掛つてコンテナ36が動かなくなること
はない。そして、コンテナ36が受箱12内に完
全に入ると、コンテナ36のピン39が受箱12
の長孔31の上部に係合され、コンテナ36の鉄
片40が受箱12のマグネツトキヤツチヤ32に
吸着されるとともに、受箱12の一対の保持体3
4が弾性的にコンテナ36に挾着されて、コンテ
ナ36がしつかりと装着される。また、各キヤス
ター37の下部が孔部27内にそれぞれ少し入
る。
このようにしてコンテナ36が完全に装着され
たことをリミツトスイツチが検出すると、反転用
シリンダ23が作動して受箱12が支軸11を中
心として90゜回動し、この受箱12の収納開口部
13が投入室2の前面開口部に対向する。このと
き、枕板28からキヤスター37が離れるのに伴
つて、コンテナ36の自重により、各キヤスター
37の全体が各孔部27にそれぞれ入るととも
に、コンテナ36の底面が受箱12の内底面に当
接する。つぎに、ロツク用シリンダ16が作動し
てフツク20が受箱12のピン21に係合され、
受箱12が投入室2の前方に係止される。
常時は、ラム7は投入室2の前端部に位置して
おり、廃棄物がホツパー3に投入されると、これ
を光電管装置9が検出して圧縮用シリンダ装置5
が作動され、ラム7が投入室2の後端部に後退す
る。この際、ラム7の上板8上にある廃棄物は投
入室2内にかき落される。ついで、圧縮用シリン
ダ装置5が前進作動され、ラム7が第2図および
第4図に鎖線で示すように、受箱12内まで前進
して、投入室2内の廃棄物を受箱12の収納開口
部13およびコンテナ36の上面開口部を介し
て、このコンテナ36内に押し込んで圧縮する。
このとき、ラム7による圧縮を伴う荷重がコン
テナ36にかかるが、この状態でコンテナ36の
ピン39は受箱12の長孔31の下部に位置し、
コンテナ36の各キヤスター37は受箱12の底
面の各孔部27をそれぞれ介して外方へ突出して
おり、コンテナ36の底面が受箱12の内底面に
当接している。したがつて、圧縮に伴う荷重は広
いコンテナ36の底面および受箱12の底面が受
けることになり、キヤスター37に集中荷重がか
からないので、このキヤスター37が破損するこ
とがない。しかも、孔部27は各キヤスター37
にそれぞれ対応した独立したものになつているの
で、孔部が受箱12の底面においてコンテナ出入
開口部14へ抜ける切欠き状になつているような
場合に比べ、受箱12の強度が高く、圧縮力に確
実に抗することができる。
上述のような圧縮動作を廃棄物の投入とともに
繰り返し、コンテナ36内の廃棄物が所定圧の圧
縮状態になると、これを圧力スイツチが検知し
て、ロツク用シリンダ16が作動され、フツク2
0が受箱12のピン21から外れる。つぎに、反
転用シリンダ23が作動して受箱12が支軸11
を中心として90゜回動反転し、受箱12の収納開
口部13およびコンテナ36の上面開口部が上を
向いて開放される。その際、コンテナ36の上面
開口部は次第に上向きとなつて行き、また、支軸
11が収納開口部13の後方近傍に位置している
ことにより、コンテナ36の上面開口部のストロ
ークが小さいので、これら開口部13から廃棄物
がこぼれにくい。
また、上述のようにして受箱12を回動させて
その収納開口部13を開放した状態では、受箱1
2のチヤンネル部26に枕板28が入り、この枕
板28上にキヤスター37が載つて押し上げら
れ、受箱12の内底面からコンテナ36の底面が
浮き上がるように離れるとともに、キヤスター3
7が孔部27から抜けて受箱12の底面に近付
く。また、コンテナ36のピン39は受箱12の
長孔31の上部に移動する。そして、取手38を
持つてキヤスター37によりコンテナ36を走行
させつつ、このコンテナ36をコンテナ出入開口
部14から受箱12外へ引き出す。このとき、上
述のように枕板28によりキヤスター37が持ち
上がつているので、キヤスター37が機能するよ
うになる。すなわち、これらキヤスター37は受
箱12の孔部27に引つ掛かることなく、これら
孔部27からスムーズに出て、キヤスター37に
よりコンテナ36をスムーズに移動させることが
できる。
とくに、大量の廃棄物を処理している場合に
は、廃棄物の入つたコンテナ36を出した後、予
め収納袋41を装着しておいた別のコンテナ36
を受箱12内に直ちに入れれば、コンテナ36を
迅速に交換でき、処理作業を連続的にかつ円滑に
行なうことができる。すなわち、受箱12内にコ
ンテナ36を出入自在に設けたことにより、とく
に、圧縮された廃棄物を受箱12から出してから
つぎの圧縮動作までに要する作業時間を短くする
ことができる。
また、コンテナ36にはキヤスター37が設け
られているので、受箱12からの出し入れを含め
て、コンテナ36を任意の場所に手動でも楽に移
動させることができる。
さらに、受箱12にはかなりの強度が要求され
るものの、コンテナ36は、強度をもつた受箱1
2に支持されているため、比較的低強度で軽量な
ものにすることができる。したがつて、キヤスタ
ー37があることとあいまつて、コンテナ36の
取扱いがよりいつそう容易なものとなる。もちろ
ん、受箱12が回動することも、この受箱12に
対するコンテナ36の取り出しおよび装填の作業
性を向上させている。
ところで、上述した実公昭60−32952号公報に
記載の装置では、投入室と受箱との間に圧縮室を
設け、この圧縮室内にラムと受箱との間に介在す
る仕切用のゲートを開閉自在に設けている。そし
て、ゲートを閉じ、圧縮室内で廃棄物を圧縮した
後、この廃棄物を圧縮室外のコンテナに移すよう
にしている。そのため、寸法、重量がやや大きく
なり、製作コストも高くなる。また、廃棄物の圧
縮物をつくる上で、圧縮完了後ゲートを開き、圧
縮物をコンテナに押し出し、受箱を開き、この受
箱からコンテナを取り出し、受箱に次のコンテナ
を入れ、受箱を閉じ、ゲートを閉じるというやや
多い工程が必要であり、時間もかかり、効率がや
や悪い。さらに、一度圧縮したものを圧縮室から
コンテナへ移すため、その際に、圧縮物の復元力
による体制膨脹が起こり、圧縮密度が下がる。
これに対して、前記実施例の装置では、ゲート
がなく、コンテナ36内で直接圧縮を行なうた
め、小形、軽量化できるとともに、低コストにで
きる。また、圧縮物をつくる上で、圧縮完了後受
箱を開き、この受箱からコンテナを取り出し、受
箱に次のコンテナを入れ、受箱を閉じるという少
ない工程でよく、時間もあまりかからず、効率が
よい。さらに、廃棄物をコンテナに直接圧縮しつ
つ押し込むので、圧縮物の圧縮密度が高くなる。
それにもかかわらず、上述のように、ラム7が
受箱12内に少し入つた位置で停止した後、受箱
12を反転させることにより、ラム7自体が蓋体
の機能をもてることと、受箱12の支軸11の位
置とのために、専用の蓋体がなくても、廃棄物は
コンテナ36からほとんどこぼれない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、受箱内に圧縮された廃棄物が
収納されるコンテナを出入自在に設けたので、処
理作業を連続的にかつ円滑に行なうことができ、
また、コンテナは複数のキヤスターにより手動で
も任意の場所にスムーズに移動させることがで
き、さらに、受箱の底面に複数のキヤスターが1
つずつ入る孔部を設けて、コンテナの底面を受箱
の内底面に当接させたので、圧縮に伴う荷重に確
実に抗することができ、この荷重によりキヤスタ
ーが破損してしまうことがなく、耐久性を高くす
ることができる。これとともに、コンテナは比較
的低強度で軽量なものとできるので、低コストに
できるとともに、キヤスターがあることとあいま
つて、キヤスターの取扱いをよりいつそう容易な
ものとできる。そして、強度を高めるために、孔
部が各キヤスターにそれぞれ対応した独立したも
のになつているにもかかわらず、受箱を反転させ
てこの受箱の収納開口部を開放した状態でキヤス
ターに当接して受箱の内底面からコンテナの底面
を離れさせる浮上用部材を備えているので、受箱
に対してコンテナを出入する際には、キヤスター
が働くようになり、これらキヤスターが孔部に引
つ掛かるようなことなく、コンテナをスムーズに
移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の廃棄物圧縮装置の一実施例を
示す平面図、第2図はその側面図、第3図はその
正面図、第4図は第2図の受箱部の断面図、第5
図はそのコンテナの正面図である。 2……投入室、5……圧縮機構としての圧縮用
シリンダ装置、7……ラム、12……受箱、13
……収納開口部、14……コンテナ出入開口部、
27……孔部、28……浮上用部材としての枕
板、36……コンテナ、37……キヤスター。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 廃棄物の投入室と、この投入室の後方に設けら
    れ投入室内を進退移動する圧縮用のラムを有する
    圧縮機構と、上記投入室の前方に上面の収納開口
    部が投入室の開口した前面と対向するよう回動反
    転自在に設けられかつ一側面にコンテナ出入開口
    部を形成した受箱と、この受箱内にコンテナ出入
    開口部から出入自在に設けられた上面開口形のコ
    ンテナとを備え、 上記コンテナにおける上面開口部と反対側の底
    面に複数のキヤスターを突設し、 上記受箱の底面に上記各キヤスターが1つずつ
    入る複数の孔部を開口形成して、上記コンテナの
    底面を上記受箱の内底面に当接させ、 上記受箱を反転させてこの受箱の収納開口部を
    開放した状態で上記キヤスターに当接して上記受
    箱の内底面から上記コンテナの底面を離れさせる
    浮上用部材を備えたことを特徴とする廃棄物圧縮
    装置。
JP1987058445U 1987-04-17 1987-04-17 Expired JPH037103Y2 (ja)

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JPS63170100U JPS63170100U (ja) 1988-11-04
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338174A (en) * 1976-09-20 1978-04-07 Shin Meiwa Ind Co Ltd Container
JPS6032952U (ja) * 1983-08-11 1985-03-06 宇内金属工業株式会社 柱上安全帯用長さ調節金具

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JPS63170100U (ja) 1988-11-04

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