JPH037101Y2 - - Google Patents

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JPH037101Y2
JPH037101Y2 JP10607783U JP10607783U JPH037101Y2 JP H037101 Y2 JPH037101 Y2 JP H037101Y2 JP 10607783 U JP10607783 U JP 10607783U JP 10607783 U JP10607783 U JP 10607783U JP H037101 Y2 JPH037101 Y2 JP H037101Y2
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supply
cylinder
operating
hydraulic
punch
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上型と、上パンチ及び下パンチの位
置を制御する液圧回路を備えた複動液圧プレスに
関するものである。
(考案が解決すべき従来技術の問題点) 複動油圧プレスには、純油圧式と機械−油圧式
のものが従来知られている。しかし、前者の純油
圧式複動プレスでは、バルブ切替或いはポンプ制
御により上下パンチの位置、速度等を制御してい
るため、プレス動作を高速で行なえない。複数の
作動シリンダ間のインターロツクに確実性がな
い。油圧配管が複雑で、メンテナンスの点で難が
あり、油圧ユニツトが大きくなつてその据付けに
大きなスペースを要するという不具合を免れなか
つた。
また、後者の機械−油圧式複動プレスでは、プ
レス本体が高く、設置場所に制限を受ける。プレ
ス本体頭部にクランクシヤフト、フライホイール
等が配置されるので、重心が高く、かつ振れや振
動が生じ、安定性に難がある。油圧配管が複雑
で、メンテナンスに難がある。上下型の密着時、
上型下降速度が速くて大きな衝撃が生じるという
不具合を免れなかつた。
そこで、本出願人は、純油圧式複動プレスの駆
動機構を改良した次のようなカム−油圧式複動プ
レス、つまり複数の作動シリンダに、それぞれの
作動油圧を回転カムにより発生する油圧発生装置
を接続し、各作動シリンダ用の回転カムを同一の
駆動軸に設けてなる駆動機構を特徴とする複動液
圧プレスを開発した。
(考案の目的) 本考案は、このようなカム−油圧式複動プレス
における上型と上下パンチの位置制御装置として
創案されたもので、上下パンチの成形作動位置や
上型及び上下パンチの引戻位置を、回転カムの形
状により固定することなく、また負荷の変動、作
動液の圧縮等により変化させずに自在に制御でき
るようにした複動液圧プレスを提供することを目
的とする。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面により説明す
る。
図中1は上型を下降させる作動シリンダ、2は
上パンチを下降させる作動シリンダ、3,4は戻
しシリンダで、プレスフレームの上部に装着され
ている。作動シリンダ1,2のラム5,6は互に
摺動可能に嵌合しており、インナラム6はアウタ
ラム5の下端に装着してあるスライド7内まで摺
動可能に嵌入されている。スライド7には、上型
がボルスタ及びダイホルダを介して装着され、イ
ンナラム6の下端には、上パンチが装着されてい
る。戻しシリンダ3,4はそれぞれ、以上のよう
な上型用作動シリンダ1のアウタラム5と上パン
チ用作動シリンダ2のインナラム6とをシリンダ
作動後元の位置まで戻すためのものである。ま
た、8は下パンチ用作動シリンダ、9は戻しシリ
ンダで、プレスフレーム下部に装着してあるベツ
ドに装着されている。作動シリンダ8のラム10
の上端には、下パンチが装着されている。戻しシ
リンダ9は、以上のような下パンチ用作動シリン
ダ8のラム10をシリンダ作動後元の位置まで戻
すためのものである。かくして、上型用作動シリ
ンダ1により上型を下降して、ベツド上に装着し
てある下型と密接させた後、上パンチ用作動シリ
ンダ2と下パンチ用作動シリンダ8により上パン
チと下パンチを、上型と下型で形成されたキヤビ
テイ内に突入して、該キヤビテイ内の素材を加圧
し、プレス成形を行なう構成となつている。
次に、このような複動油圧プレスにおける油圧
回路を説明する。
作動シリンダ1,2,8にはそれぞれ、給排路
11,12,13を介して例えばシリンダ型の油
圧発生装置14,15,16が接続されている。
油圧発生装置14,15,16のラム17,1
8,19にはそれぞれ、ラム端に設けたコロ2
0,21,22を介して回転カム23,24,2
5が当接されている。回転カム23,24,25
は、モータ26により変速機27を介して駆動さ
れる駆動軸28に設けられている。給排路11,
12,13にはそれぞれ、モータ29により駆動
される油圧ポンプ30がリリーフ弁31とチエツ
ク弁32,33を介して接続されると共に、アキ
ユムレータ34がチエツク弁33を介して接続さ
れている。
上下パンチ用作動シリンダ2,8とその作動用
油圧発生装置15,16を接続する給排路12,
13には、プレス成形時には閉動作されており、
それぞれ該作動シリンダ2,8に設けたラム位置
検出器(図示せず)により閉動作される供給・停
止切換弁35,36が設けられ、、かつ、リリー
フ弁37,38が接続され、給排路13にはさら
に排出・停止切換弁39が接続されている。
上型用作動シリンダ1とその作動用油圧発生装
置14を接続する給排路11には、リリーフ弁4
0が接続されると共に、モータ29により駆動さ
れる油圧ポンプ41が給排・停止切換弁42を介
して接続されている。
また、戻しシリンダ3,4,9にはそれぞれ、
油圧ポンプ41がリリーフ弁43とチエツク44
とを介して給排路45,46,47により接続さ
れている。給排路45,46,47には圧力スイ
ツチ48とリリーフ49が接続されると共に、該
圧力スイツチ48により開閉される弁50を介し
てアキユムレータ51が接続されている。さら
に、給排路45,46,47の戻しシリンダ側に
は、プレス成形時に閉動作されており、プレス成
形後に開動作され、該戻しシリンダに設けたラム
位置検出器により閉動作される供給・停止切換弁
52,53,54が設けられている。
(作用) モータ29により油圧ポンプ30,41を駆動
することによつて、作動シリンダ1,2,8と油
圧発生装置14,15,16の油室と、給排路1
1,12,13内と、アキユムレータ34とには
圧油が供給され、油圧発生装置14,15,16
のラム17,18,19はコロ20,21,22
を介して回転カム23,24,25と当接保持さ
れると共に、戻しシリンダ3,4,9の油室と、
給排路45,46,47内と、アキユムレータ5
1とにも圧油が供給されている。この状態におい
て、モータ26により変速機27を介して駆動軸
28を回転し、これに設けてある回転カム23,
24,25を一定速度で回転すると、作動シリン
ダ1,2,8は、回転カム23,24,25の形
状に基き変化する油圧発生装置14,15,16
の吐出量によりラム速度が加速、減速されながら
作動する。
従つて、作動シリンダ1により上型は下降させ
られて下型と密接した後、作動シリンダ2,8に
より上下パンチは前記上型と下型で形成されたキ
ヤビテイ内に突入させられる。
ところで、上下パンチ用作動シリンダ2,8に
はラム位置検出器(図示せず)が設けられてお
り、該ラム位置検出器で設定されたラムストロー
クになると同時に、検出信号が供給・停止切換弁
35,36に発信されるから、供給・停止切換弁
35,36がラム位置検出器からの指令により閉
動作し、作動シリンダ2,8の作動は直ちに停止
するから、ラム位置検出器により設定されたラム
位置に上下パンチ用作動シリンダ2,8のラムを
精度よく停止させることができる。ラム停止後
も、油圧発生装置15,16からは作動シリンダ
2,8を作動させる油量が供給されるが、供給・
停止切換弁35,36の入側に位置するリリーフ
弁37,38の働きにより、供給された余剰油量
はタンクへ戻されるから、供給・停止切換弁3
5,36による作動シリンダ2,8の急速なラム
停止には何ら支障を生じない。
尚、タンクへの返戻によつて給排路12,13
に生じた不足油量は回転カム24,25の復帰工
程においてアキユムレータ34並びに油圧ポンプ
30から直ちに補充される。
一方、作動シリンダ1,2,8が作動すると、
戻しシリンダ3,4,9の油室からその作動量に
応じた油量が供給・停止切換弁52,53,54
のチエツク弁を介して押出され、リリーフ弁49
の働きでタンクへ戻る。これにより給排路45,
46,47内の油圧が一定圧以下に下がれば、圧
力スイツチ48が働いて弁50が開き動作するた
め、不足油量は油圧ポンプ41により供給される
よりも早く、アキユムレータ51により補充され
る。
尚、アキユムレータ51には並行して油圧ポン
プ41からの圧油が補充蓄圧される。
従つて、上下パンチは、上型と下型で形成され
たキヤビテイ内に突入させられた後、油圧発生装
置15,16が油量供給作動中でありながら、ラ
ム位置検出器で設定されたラム位置に作動シリン
ダ2と戻しシリンダ3、作動シリンダ8と戻しシ
リンダ9により停止支持される。
下パンチ駆動機構を無効化することにより下パ
ンチの停止を固定する場合、供給・停止切換弁3
6と供給・停止切換弁54とを押釦操作によつて
閉動作させ、かつ排出・停止切換弁39を押釦操
作によつて開動作させる。油圧発生装置16から
の油量は、給排路13から排出・停止切換弁39
を経てタンクへ排出されるから、、下パンチ駆動
機構は簡単な弁操作で無効となる。
また、給排路11には、別の油圧源である油圧
ポンプ41が給排・停止切換弁42を介して接続
されている。給排・停止切換弁42をa位置にセ
ツトすれば、油圧ポンプ41から油量が供給され
ることはない。このため、上型用作動シリンダ1
は油圧発生装置14から供給される油量のみによ
り作動する。回転カム23,24,25のプレス
成形直後の回転を、駆動軸28に設けてある回転
角度検出器(図示せず)により検出し、この信号
によりあるいは押釦操作により供給・停止切換弁
52,53,54を開動作させると、戻しシリン
ダ3,4,9には油圧ポンプ41により圧油が供
給され、該戻しシリンダ3,4,9が作動する。
このとき作動シリンダ1,2,8の油室から戻し
シリンダ3,4,9の作動量に応じた油量が押出
され、これに伴い油圧発生装置14,15,16
のラム17,18,19は回転カム側へ突出す
る。
従つて、プレス成形後供給・停止切換弁52,
54を開動作させて上下パンチ用戻しシリンダ
3,9を作動し、上下パンチが成形品から離れる
と同時に、供給・停止切換弁53を開動作させて
上型用戻しシリンダ4を作動することにより上下
パンチと上型を引戻すことができ、開状態の切換
弁52,53,54をラム位置検出器(図示せ
ず)からの信号で閉動作させることにより作動シ
リンダ1,2,8が精度よく停止でき、ラム位置
検出器のセツト位置に応じて引戻位置を自由に決
定できる。
回転カム23,24,25と油圧発生装置1
4,15,16のラム17,18,19とが当接
しない位に給排路11,12,13内の油圧が下
がつた場合、不足油量が油圧ポンプ30により供
給されるよりも早く、アキユムレータ34により
供給補充される。このため、次のプレス成形が可
能となる。
押釦操作によつて給排・停止切換弁42をb位
置にセツトすると共に、供給・停止切換弁53を
閉動作させると、油圧発生装置4が油量供給作動
状況にあるか否かにかかわらず、油圧ポンプ41
により作動シリンダ1に油量が供給されて、該作
動シリンダ1は作動する。一方、戻しシリンダ4
の油室からは作動シリンダ1の作動量に応じた油
量が押出されてリリーフ弁49の働きでタンクへ
排出される。このため、スライド7及び上型は下
降して位置が調整される。逆に、給排・停止切換
弁42をc位置にセツトすると共に、供給・停止
切換弁53を開動作させると、油圧ポンプ41か
ら油量が戻しシリンダ4に供給されて、該戻しシ
リンダ4が作動する。一方、作動シリンダ1の油
室から戻しシリンダ4の作動量に応じた油量が押
出され、油圧発生装置14からの供給油量ととも
にタンクへ排出される。このため、スライド7及
び上型は上昇し、下型との間を大きく開くことが
できる。
従つて、給排・停止切換弁42と供給・停止切
換弁53の操作によりスライド7及び上型の位置
を自在に調節できる。
(考案の効果) 以上の通り、本考案は、駆動軸を介して全回転
カムを回転することにより、電気的あるいは油圧
等のインターロツクを要せず各作動シリンダを連
動させて高速でかつスムーズなプレス動作を得る
と共に、プレス動作における各作動シリンダのラ
ム停止位置を回転カムの形状により固定せずに精
度良く設定することができる構成であるから、簡
単な駆動機構でありながら所望のプレス成形が可
能となる。従つて、カム−油圧式複動液圧プレス
の利点を有効に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例の装置構成を示す油圧回
路図である。 1……上型用作動シリンダ(アウタラム5)、
2……上パンチ用作動シリンダ(インナラム6)、
3,4,9……戻しシリンダ、7……スライド、
8……下パンチ用作動シリンダ(ラム10)、1
1,12,13……給排路、14,15,16…
…油圧発生装置(ラム17,18,19、コロ2
0,21,22)、23,24,25……回転カ
ム、26,29……モータ、27……変速機、2
8……駆動軸、30,41……油圧ポンプ、3
1,37,38,40,43,49……リリーフ
弁、32,33,44……チエツク弁、34,5
1……アキユムレータ、35,36,52,5
3,54……供給・停止切換弁、39……排出・
停止切換弁、42……給排・停止切換弁、45,
46,47……給排路、48……圧力スイツチ、
50……弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型を下降させる作動シリンダと、上パンチを
    下降させる作動シリンダと、下パンチを上昇させ
    る作動シリンダとを備え、上型を下型に密接させ
    た後、上型と下型で形成されたキヤビテイ内に上
    パンチ及び下パンチを突入して該キヤビテイ内の
    素材を加圧するようにした複動液圧プレスにおい
    て、前記各作動シリンダに、それぞれの作動液圧
    を回転カムにより発生する液圧発生装置を接続
    し、各作動シリンダ用の回転カムを同一の駆動軸
    に設け、上下パンチ用作動シリンダとその作動用
    液圧発生装置を接続する給排路に、プレス成形時
    に開動作しており、該作動シリンダに設けたラム
    位置検出器により閉動作される供給・停止切換弁
    を設け、かつリリーフ弁を接続し、上下パンチ、
    上型用作動シリンダのラムを引戻す戻しシリンダ
    を設け、上下パンチ、上型用戻しシリンダとその
    作動用液圧源を接続する給排路に、プレス成形時
    に閉動作されており、プレス成形後に開動作さ
    れ、該戻しシリンダに設けたラム位置検出器によ
    り閉動作される供給・停止切換弁を設け、かつリ
    リーフ弁を接続したことを特徴とする複動液圧プ
    レス。
JP10607783U 1983-07-08 1983-07-08 複動液圧プレス Granted JPS6015498U (ja)

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JPS6015498U JPS6015498U (ja) 1985-02-01
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