JPH0369676A - 合成樹脂製床材およびその製法 - Google Patents
合成樹脂製床材およびその製法Info
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- JPH0369676A JPH0369676A JP20770289A JP20770289A JPH0369676A JP H0369676 A JPH0369676 A JP H0369676A JP 20770289 A JP20770289 A JP 20770289A JP 20770289 A JP20770289 A JP 20770289A JP H0369676 A JPH0369676 A JP H0369676A
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
髪果上皮豊亙光互
本発明は、不織布が積層ないし埋設された合成樹脂製床
材およびその製法に関する。
材およびその製法に関する。
丈来立挟凰
合成樹脂製床材の寸法安定性や補強の改善を目的として
、ガラス繊維不織布などを床材中に積層ないし埋設する
ことは従来から行なわれているが、従来は一般に1枚の
不織布を使用していた。また、米国特許第4,654,
244号明細書には2枚の不織布を床材中に埋設するこ
とが記載されているが、不織布の方向性については顧り
みられていない。
、ガラス繊維不織布などを床材中に積層ないし埋設する
ことは従来から行なわれているが、従来は一般に1枚の
不織布を使用していた。また、米国特許第4,654,
244号明細書には2枚の不織布を床材中に埋設するこ
とが記載されているが、不織布の方向性については顧り
みられていない。
しかしながら、塩化ビニル樹脂などを主体とする合成樹
脂製床材においては、塩化ビニル樹脂の配向方向(製造
時における床材の流れ方向)に徐々に収縮する傾向があ
った。ガラス繊維不織布を埋設することにより、このよ
うな収縮や寸法変化を抑えることが可能であるが、より
改善が望まれていた。
脂製床材においては、塩化ビニル樹脂の配向方向(製造
時における床材の流れ方向)に徐々に収縮する傾向があ
った。ガラス繊維不織布を埋設することにより、このよ
うな収縮や寸法変化を抑えることが可能であるが、より
改善が望まれていた。
また、接着剤を使用することなく、置敷タイルを床上に
置き並べて施工する、所謂置敷き工法が近年採用されて
いる。この置敷タイルは。
置き並べて施工する、所謂置敷き工法が近年採用されて
いる。この置敷タイルは。
接着剤を使用しないことから低温で施工し、室温が上昇
するにつれて膨張するが、この逃げ場が無いと、突き上
げ事故に発展することも考えられる。
するにつれて膨張するが、この逃げ場が無いと、突き上
げ事故に発展することも考えられる。
ガラス繊維不織布を補強材として置敷タイルに埋設する
ことにより、熱膨張率を小さくすることができるが、こ
の場合にも熱膨張率に不織布に起因する方向性が見られ
、方向によっては、例えば不織布の縦方向(製造時の流
れ方向)では熱膨張を小さくする効果が十分でも、横方
向では不十分であり、突き上げ事故を誘発する恐れがあ
った。これは、不織布の繊維が製造時に縦方向(流れ方
向)に配向する傾向があり、繊維の方向と一致した方向
(縦方向)への動きに対しては抵抗性があるが、横方向
には配向している繊維が少ないため、抵抗性が小さいた
めと考えられる。
ことにより、熱膨張率を小さくすることができるが、こ
の場合にも熱膨張率に不織布に起因する方向性が見られ
、方向によっては、例えば不織布の縦方向(製造時の流
れ方向)では熱膨張を小さくする効果が十分でも、横方
向では不十分であり、突き上げ事故を誘発する恐れがあ
った。これは、不織布の繊維が製造時に縦方向(流れ方
向)に配向する傾向があり、繊維の方向と一致した方向
(縦方向)への動きに対しては抵抗性があるが、横方向
には配向している繊維が少ないため、抵抗性が小さいた
めと考えられる。
が じようとする
本発明者らは、不織布の床材補強材としての機能につい
て鋭意検討した結果、不織布を構成する繊維がその製造
時にある程度一方向に配向する傾向があることに着目し
た。
て鋭意検討した結果、不織布を構成する繊維がその製造
時にある程度一方向に配向する傾向があることに着目し
た。
不織布は、例えば、抄紙法などによりウェブと呼ばれる
繊維の集合体を作り、この繊維間を結合剤等で結合する
ことにより得られるが、抄紙時に繊維が流れ方向(ウェ
ブの形成方向)にある程度配向し、得られる帯状不織布
を構成する繊維も、帯状不織布の長さ方向に配向してい
る。
繊維の集合体を作り、この繊維間を結合剤等で結合する
ことにより得られるが、抄紙時に繊維が流れ方向(ウェ
ブの形成方向)にある程度配向し、得られる帯状不織布
を構成する繊維も、帯状不織布の長さ方向に配向してい
る。
不織布はその製法により程度の差があるが、上記のよう
に繊維が特定の方向に多少配向する傾向を有している。
に繊維が特定の方向に多少配向する傾向を有している。
不織布は、−船釣に言えば方向性を持たないことがその
特徴の1つとされている。しかし、厳密には前述のごと
く流れ方向に多少配向しており、物によってはわずかな
方向性が重大な意味を持つものもあり、合成樹脂製床材
、特に置敷タイルにおける補強材がこれに該当する。
特徴の1つとされている。しかし、厳密には前述のごと
く流れ方向に多少配向しており、物によってはわずかな
方向性が重大な意味を持つものもあり、合成樹脂製床材
、特に置敷タイルにおける補強材がこれに該当する。
すなわち、本発明は、不織布のもつ方向性に着目し、寸
法安定性等に優れた合成樹脂床材およびその製法を提供
するものである。
法安定性等に優れた合成樹脂床材およびその製法を提供
するものである。
見亘立盪履
本発明の合成樹脂製床材は、構成する繊維の配向方向が
互いに直交する2枚の不織布を、合成樹脂製床材中に埋
設ないし積層したことを特徴とする。 本発明の合成樹
脂製床材の製法は。
互いに直交する2枚の不織布を、合成樹脂製床材中に埋
設ないし積層したことを特徴とする。 本発明の合成樹
脂製床材の製法は。
第1の不織布に、合成樹脂層を介するかまたは介さずに
第2の不織布を、不織布を構成する繊維の配向方向が第
1の不織布と第2の不織布とで直角に交差するように積
層し、得られた不織布積層体を補強材として床材中に埋
設ないし積層することを特徴とする。
第2の不織布を、不織布を構成する繊維の配向方向が第
1の不織布と第2の不織布とで直角に交差するように積
層し、得られた不織布積層体を補強材として床材中に埋
設ないし積層することを特徴とする。
以下、添付図面に沿って本発明をさらに詳細に説明する
。
。
第工図は本発明の合成樹脂用床材を、置敷用床材(タイ
ル)に応用した実施例を示す断面図であり、第2図は層
構成を、特に第1および第2の不織布21.23につい
て模式的に示す分解斜視図である。基材層11上に第1
の不織布21.中間層13、第2の不織布23、仕上層
15およびトップコート層17が順次積層されている。
ル)に応用した実施例を示す断面図であり、第2図は層
構成を、特に第1および第2の不織布21.23につい
て模式的に示す分解斜視図である。基材層11上に第1
の不織布21.中間層13、第2の不織布23、仕上層
15およびトップコート層17が順次積層されている。
基材層11および中間層13は、床材に適5度の重量を
付与する目的も兼ねており、塩化ビニルなどの合成樹脂
を主体とし、比較的多くのフィラーを含んでいる。
付与する目的も兼ねており、塩化ビニルなどの合成樹脂
を主体とし、比較的多くのフィラーを含んでいる。
仕上層15は、塩化ビニルなどの合成樹脂から形成され
ており、必要に応じて印刷模様を施したり、発泡体から
m或してクツション性を付与したり、エンボス処理を施
したりしてもよい。
ており、必要に応じて印刷模様を施したり、発泡体から
m或してクツション性を付与したり、エンボス処理を施
したりしてもよい。
トップコート層17は、透明ないし半透明の合成樹脂フ
ィルムから形成されており、耐摩耗性を付与して床材を
保護するなどの機能を有する。
ィルムから形成されており、耐摩耗性を付与して床材を
保護するなどの機能を有する。
この床材の層厚の一例を示せば、基材層11゜中間層1
3および仕上層15の厚さが1.5mm、 トップコ
ート層17の厚さが0.5mm、床材全体の厚さが約5
、5mmである。
3および仕上層15の厚さが1.5mm、 トップコ
ート層17の厚さが0.5mm、床材全体の厚さが約5
、5mmである。
本発明では、このような床材の内部にガラス繊維などか
ら成る第1の不織布21および第2の不織布23が埋設
されている。第1および第2の不織布21.23は必要
に応じて樹脂により含浸処理されている。
ら成る第1の不織布21および第2の不織布23が埋設
されている。第1および第2の不織布21.23は必要
に応じて樹脂により含浸処理されている。
第2図に模式的に示すように、第1の不織布21は、不
織布を構成する繊維25が、図中のX方向に配゛向して
いる。一方、第2の不織布23は、不織布を構成する繊
維25が図中のY方向に配向している。不織布の配向性
は一般にその製造工程に依るので、市販されている不織
布の縦横を逆にして2枚組み合わされば、配向方向を逆
にすることができる。
織布を構成する繊維25が、図中のX方向に配゛向して
いる。一方、第2の不織布23は、不織布を構成する繊
維25が図中のY方向に配向している。不織布の配向性
は一般にその製造工程に依るので、市販されている不織
布の縦横を逆にして2枚組み合わされば、配向方向を逆
にすることができる。
以下の表−lは、不織布シートの方向性を示すデータの
一例であり、平均径9μm、平均長13noaのグラス
ファイバーを用いた市販ガラス繊維不織布の物性値を示
す。
一例であり、平均径9μm、平均長13noaのグラス
ファイバーを用いた市販ガラス繊維不織布の物性値を示
す。
縦方向(長さ方向)と横方向(幅方向)とで物性値に差
があることが判る。
があることが判る。
表−1
このように、第1および第2の不織布21.23の繊維
の配向方向が直交しているので、床材全体として不織布
の補強効果の方向性がなくなり、X方向、Y方向共に熱
膨張力が小さく、しかも寸法安定性、強度に優れた床材
が得られる。特に、従来のように不織布1枚を埋設した
場合は、配向方向と直角方向との寸法安定性は余り改良
できなかったが、本発明の床材ではこのような問題も解
決できる。既述のように特に置敷用床材は、熱膨張率が
大きいと突き上げ事故を起こす恐れがあるが、第工図お
よび第2図に示した沫タイルではあらゆる方向に熱膨張
率が小さいので、このような突き上げ事故を防止できる
。
の配向方向が直交しているので、床材全体として不織布
の補強効果の方向性がなくなり、X方向、Y方向共に熱
膨張力が小さく、しかも寸法安定性、強度に優れた床材
が得られる。特に、従来のように不織布1枚を埋設した
場合は、配向方向と直角方向との寸法安定性は余り改良
できなかったが、本発明の床材ではこのような問題も解
決できる。既述のように特に置敷用床材は、熱膨張率が
大きいと突き上げ事故を起こす恐れがあるが、第工図お
よび第2図に示した沫タイルではあらゆる方向に熱膨張
率が小さいので、このような突き上げ事故を防止できる
。
第1図に示した置敷用床タイル(大きさ=500X 5
00mm、厚さ: 5.5mm)に準じて、ガラス繊維
不織布の補強効果を確認した。
00mm、厚さ: 5.5mm)に準じて、ガラス繊維
不織布の補強効果を確認した。
試料としては、次の■〜■を作威し、温度変化により床
タイルが縦方向または横方向に伸びた長さを測定し、そ
の結果を表−1に示した。
タイルが縦方向または横方向に伸びた長さを測定し、そ
の結果を表−1に示した。
失盈藍旦Σヱ上
試料の:2枚のガラス繊維不織布を、互いに縦横逆にし
て埋設 試料■:2枚のガラス繊維不織布を、互いに同方向に埋
設(不織布の配向方向は、 床タイルを構成する合成樹脂シート の流れ方向と一致) 試料■ニガラス繊維不織布を1枚のみ、埋設試料■ニガ
ラス繊維不織布を埋設せず 表−1:温度変化によるタイルの伸び(mm)表−1の
ように、本発明の床タイル(試料Nα■)によれば、熱
膨張率が低く抑えられ、しかもこの効果が床材の縦横両
方向で得られ、特に横方向が顕著に改善されていること
が判る。
て埋設 試料■:2枚のガラス繊維不織布を、互いに同方向に埋
設(不織布の配向方向は、 床タイルを構成する合成樹脂シート の流れ方向と一致) 試料■ニガラス繊維不織布を1枚のみ、埋設試料■ニガ
ラス繊維不織布を埋設せず 表−1:温度変化によるタイルの伸び(mm)表−1の
ように、本発明の床タイル(試料Nα■)によれば、熱
膨張率が低く抑えられ、しかもこの効果が床材の縦横両
方向で得られ、特に横方向が顕著に改善されていること
が判る。
第3図は1本発明の床材の他の実施例を示す断面図であ
り、基材層11上に、第1の不織布21゜第2の不織布
23、仕上層15およびトップコート層17が積層され
ている。第1および第2の不織布21.23が中間樹脂
層を介することなく直接積層されている以外は、第1図
の構成と同じである。置敷床材として用いられる場合の
各層厚の一例を挙げれば、基材層11が2 、5mm、
仕上層15が1.5mm、トップコート層17が0.5
開、床材全体で約5mmである。
り、基材層11上に、第1の不織布21゜第2の不織布
23、仕上層15およびトップコート層17が積層され
ている。第1および第2の不織布21.23が中間樹脂
層を介することなく直接積層されている以外は、第1図
の構成と同じである。置敷床材として用いられる場合の
各層厚の一例を挙げれば、基材層11が2 、5mm、
仕上層15が1.5mm、トップコート層17が0.5
開、床材全体で約5mmである。
また、図示しないが、第1の不織布21.あるいは第工
および第2の不織布21.23の積層体は、床材の最下
層に位置していてもよい。
および第2の不織布21.23の積層体は、床材の最下
層に位置していてもよい。
本発明の床材は、上記の如き2枚の不織布を組み合わせ
て、各層を積層することにより得られるが、予め、不織
布積層体を製造し、これを床材中に埋設することによっ
て、簡便に製造することができる。
て、各層を積層することにより得られるが、予め、不織
布積層体を製造し、これを床材中に埋設することによっ
て、簡便に製造することができる。
第4図は、この製法の実施例を示す説明図である。巻回
された第1の不織布21が搬送され、スプレー装置31
で樹脂を含浸され、さらに積層帯域に運ばれる。第1の
不織布21は、長さ方向。
された第1の不織布21が搬送され、スプレー装置31
で樹脂を含浸され、さらに積層帯域に運ばれる。第1の
不織布21は、長さ方向。
即ちこの搬送方向に繊維の配向方向を有する。
一方、第2の不織布23は、予め樹脂含浸が施され、第
1の不織布21と同じ幅の方形の不織布として調製され
、供給コンベア33により吸引ロール35に供給される
。
1の不織布21と同じ幅の方形の不織布として調製され
、供給コンベア33により吸引ロール35に供給される
。
第2の不織布23は、第1の不織布21と繊維の配向方
向を逆にするために、不織布シートを長さ方向で切断し
て方形としたのち、これを90度回転させた状態で、供
給コンベア33により供給する。
向を逆にするために、不織布シートを長さ方向で切断し
て方形としたのち、これを90度回転させた状態で、供
給コンベア33により供給する。
吸引ロール35は、軸49を中心に回転し、その周面に
は内部の空洞部と連通ずる吸引口37を有する。吸引ロ
ール35の空洞部には固定翼39が、吸引ロール35の
内周面と摺接して気密的に設けられており、この固定翼
39により空洞部が負圧室41と常圧室43とに区分け
されている。負圧室4Iは、排気口45を介して真空ポ
ンプ(図示せず)により低圧雰囲気に引かれている。
は内部の空洞部と連通ずる吸引口37を有する。吸引ロ
ール35の空洞部には固定翼39が、吸引ロール35の
内周面と摺接して気密的に設けられており、この固定翼
39により空洞部が負圧室41と常圧室43とに区分け
されている。負圧室4Iは、排気口45を介して真空ポ
ンプ(図示せず)により低圧雰囲気に引かれている。
第2の不織布23が供給コンベア33により吸引ロール
35に搬送されると、第2の不織布23は、負圧室41
に連通する吸引口37により引かれて吸引ロール35に
密着され、ヒータ47に加熱されながらこの状態で運ば
れ第1の不織布21と当接する。この時点で吸引口37
は固定翼片39の右側の常圧室43と連通して大気に開
放され、第2の不織布23は吸引ロール35を離れて第
1の不織布21上に載置、一体化され、繊維の配向方向
が直交した第1および第2の不織布21.23から成る
不織布積層体51が得られる。
35に搬送されると、第2の不織布23は、負圧室41
に連通する吸引口37により引かれて吸引ロール35に
密着され、ヒータ47に加熱されながらこの状態で運ば
れ第1の不織布21と当接する。この時点で吸引口37
は固定翼片39の右側の常圧室43と連通して大気に開
放され、第2の不織布23は吸引ロール35を離れて第
1の不織布21上に載置、一体化され、繊維の配向方向
が直交した第1および第2の不織布21.23から成る
不織布積層体51が得られる。
この不織布積層体51を用いて、その片側に基材層11
を、他面側に仕上層15およびトップコート層17を形
成すれば、第2図に示した床材が得られる。
を、他面側に仕上層15およびトップコート層17を形
成すれば、第2図に示した床材が得られる。
また、第4図で、第1の不織布21に第2の不織布23
を載置するに先立って、第1の不織布21上にポリ塩化
ビニル樹脂などの合成樹脂層(中間層13:第1図参照
)を形成し、この樹脂層を介して第2の不織布を載置、
一体化することによっても不織布積層体が得られる。第
2の不織布23の少なくとも片面に合成樹脂層を形成し
、これを第1の不織布21上に載置、一体化することに
よっても、同様の不織布積層体が得られる。
を載置するに先立って、第1の不織布21上にポリ塩化
ビニル樹脂などの合成樹脂層(中間層13:第1図参照
)を形成し、この樹脂層を介して第2の不織布を載置、
一体化することによっても不織布積層体が得られる。第
2の不織布23の少なくとも片面に合成樹脂層を形成し
、これを第1の不織布21上に載置、一体化することに
よっても、同様の不織布積層体が得られる。
このような不織布積層体の下側に基材層1工を、上側に
仕上層15およびトップコート層17を設けることによ
り、第1図に示した床材が得られる。
仕上層15およびトップコート層17を設けることによ
り、第1図に示した床材が得られる。
以上のようにして得られた不織布積層体は、方向性がな
く、熱膨張による寸法安定性、経時による寸法安定性、
強度付与の点で優れており、これを補強材として適宜の
床材に積層ないし埋設することにより、方向性を持つこ
となしに床材の特性を改善することができる。
く、熱膨張による寸法安定性、経時による寸法安定性、
強度付与の点で優れており、これを補強材として適宜の
床材に積層ないし埋設することにより、方向性を持つこ
となしに床材の特性を改善することができる。
見映立羞呆
本発明の合成樹脂製床材によれば、構成する繊維の配向
方向が互いに直交する2枚の不織布を埋設することによ
り、熱膨張率、寸法安定性、強度などの方向性がなくな
り、これら特性が全ての方向に改善された床材が得られ
る。この床材は特に、従来不満足であった床材の横方向
の寸法安定性を改良でき、熱膨張率をあらゆる方向に対
して小さく抑えることができるので、置敷用床材として
好適である。
方向が互いに直交する2枚の不織布を埋設することによ
り、熱膨張率、寸法安定性、強度などの方向性がなくな
り、これら特性が全ての方向に改善された床材が得られ
る。この床材は特に、従来不満足であった床材の横方向
の寸法安定性を改良でき、熱膨張率をあらゆる方向に対
して小さく抑えることができるので、置敷用床材として
好適である。
また、本発明によれば、中間に合成樹脂層を必要により
介して、互いに$#Imの配向方向が直交する2枚の不
織布を積層、一体化することにより、熱膨張率などに方
向性がない不織布積層体が得られる。この不織布積層体
を補強材として床材中に積層ないし埋設することにより
、床材に対して方向性が生じることなく均質に、熱膨張
率の改善効果等を付与することができる。
介して、互いに$#Imの配向方向が直交する2枚の不
織布を積層、一体化することにより、熱膨張率などに方
向性がない不織布積層体が得られる。この不織布積層体
を補強材として床材中に積層ないし埋設することにより
、床材に対して方向性が生じることなく均質に、熱膨張
率の改善効果等を付与することができる。
第1図は、本発明の床材の実施例を示す断面図、第2図
はその分解斜視図である。 第3図は、本発明の床材の他の実施例を示す断面図であ
る。 第4図は、本発明の床材の製法を示す説明図である。 11・・・基材層 15・・・仕上層 21・・・第1の不織布 25・・・繊維 33・・・供給コンベア 37・・・吸引口 41・・・負圧室 45・・・排気口 51・・・不織布積層体 13・・・中間層 17・・・トップコート層 23・・・第2の不織布 31・・・スプレー装置 35・・・吸引ロール 39・・・固定翼 43・・・常圧室 47・・・ヒータ
はその分解斜視図である。 第3図は、本発明の床材の他の実施例を示す断面図であ
る。 第4図は、本発明の床材の製法を示す説明図である。 11・・・基材層 15・・・仕上層 21・・・第1の不織布 25・・・繊維 33・・・供給コンベア 37・・・吸引口 41・・・負圧室 45・・・排気口 51・・・不織布積層体 13・・・中間層 17・・・トップコート層 23・・・第2の不織布 31・・・スプレー装置 35・・・吸引ロール 39・・・固定翼 43・・・常圧室 47・・・ヒータ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、合成樹脂製床材中に、構成する繊維の配向方向が互
いに直交する2枚の不織布を埋設ないし積層したことを
特徴とする合成樹脂製床材。 2、第1の不織布に、合成樹脂層を介するかまたは介せ
ずに第2の不織布を、不織布を構成する繊維の配向方向
が第1の不織布と第2の不織布とで直角に交差するよう
に積層し、得られた不織布積層体を補強材として床材中
に埋設ないし積層することを特徴とする合成樹製床材の
製法。 3、周面に吸引口を有し、該吸引口内を負圧−常圧に変
換しうる吸引ロールに、吸引口内を負圧として第2の不
織布を保持せしめ、この第2の不織布を第1の不織布上
に搬送し、次いで、上記吸引口内を常圧として第2の不
織布を吸引ロールから離脱せしめるとともに第1の不織
布上に載置せしめ、積層一体化する請求項1記載の製法
。 4、第2の不織布または第1の不織布に、その少なくと
も片面に予め合成樹脂層が形成されている請求項3記載
の製法。 5、上記積層一体化に先立って、第1および第2の不織
布に合成樹脂を含浸せしめる請求項3または4記載の製
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20770289A JP2838217B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 合成樹脂製床材およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20770289A JP2838217B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 合成樹脂製床材およびその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0369676A true JPH0369676A (ja) | 1991-03-26 |
JP2838217B2 JP2838217B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=16544153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20770289A Expired - Fee Related JP2838217B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 合成樹脂製床材およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838217B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05214803A (ja) * | 1992-02-05 | 1993-08-24 | Toli Corp Ltd | 置き敷きタイル |
WO2000061362A1 (fr) * | 1999-04-14 | 2000-10-19 | Mitsui Chemicals, Inc. | Lamine |
EP1219408A2 (en) * | 2000-12-27 | 2002-07-03 | Mitsui Chemicals, Inc. | Laminated product having surface protection layer |
-
1989
- 1989-08-09 JP JP20770289A patent/JP2838217B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05214803A (ja) * | 1992-02-05 | 1993-08-24 | Toli Corp Ltd | 置き敷きタイル |
WO2000061362A1 (fr) * | 1999-04-14 | 2000-10-19 | Mitsui Chemicals, Inc. | Lamine |
EP1219408A2 (en) * | 2000-12-27 | 2002-07-03 | Mitsui Chemicals, Inc. | Laminated product having surface protection layer |
EP1219408A3 (en) * | 2000-12-27 | 2004-01-21 | Mitsui Chemicals, Inc. | Laminated product having surface protection layer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2838217B2 (ja) | 1998-12-16 |
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