JPH0369628A - 複合材成形用基布 - Google Patents

複合材成形用基布

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JPH0369628A
JPH0369628A JP1205117A JP20511789A JPH0369628A JP H0369628 A JPH0369628 A JP H0369628A JP 1205117 A JP1205117 A JP 1205117A JP 20511789 A JP20511789 A JP 20511789A JP H0369628 A JPH0369628 A JP H0369628A
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JP
Japan
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yarn
warp
weft
thermoplastic synthetic
reinforcing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1205117A
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English (en)
Inventor
Satoshi Shimizu
諭 清水
Takayoshi Fujita
隆嘉 藤田
Yoshimasa Takahashi
高橋 良誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は引張り強度が大きく、目づれが少ないので取扱
い性が良くしかも特性が良好な複合材成形用基布に関す
る。
(従来の技術) 目づれを防止し取扱性を良好とする熱可塑性繊維と補強
繊維から成る複合材成形用基布としではこれまでにも融
着糸を捲きつけた補強繊維を含む経糸を一方向に配列さ
せ、融着糸を捲き付けた緯糸を重ね合わせた後熱接着処
理を施して固定した基布(特開昭63−68362号公
報)等が知られているが、製織と熱接着処理を同時又は
連続的に行わないと目づれが生じ易く取扱い性が悪いと
いった問題があった。また融着糸が入っていることで成
型後の複合材の物性がそこなわれるという問題もあった
。また補強繊維を含む経糸を一方向に又は多方向に配列
させた後トリコツ)Wなどで固定した基布も知られてい
るが糸が交差していないので目づれの問題が充分に解決
されているとはいえない事に加え、製編の際にハリによ
り補強繊維が損傷を受け、基布の強度が低下したものと
なった。
次に一般に2軸以上の多軸織物も知られているがこれま
でに知られているこの種の織物は経糸と緯糸の太さや糸
物性等に余り大きな差がないので、経糸と緯糸の交差に
より目づれは生じにくく取扱い性は比較的良好だが織ク
リンプのため補強、繊維が屈■し、強力利用率が低いと
いう問題点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は従来の複合材成形用基布とは異なり引張り強度
が大きく、シかも目づれが少ない複合材成形用基布を提
供するものである。
(課題を解決するための手段) 即ち本発明は、経糸に熱可塑性合成繊維糸条Aを、緯糸
に熱可塑性合成繊維糸条Aと下記特性を有する補強繊維
糸条Bとが重量比率で20:80〜90:10の割合で
混繊されてなる複合糸Cを配してなる基布であって、前
記緯糸複合糸は前記経糸の10倍以上の太さであること
を特徴とする複合材成形用基布である。
補強繊維糸条B:強度(DT)≧5.0g/d1伸度(
DE)57.0%、 融点(TmB)≧TmA+10℃ TmA:熱可塑性合成繊維糸条Aの融点(℃)以下に本
発明を更に詳細に説明する。
まず、経糸の全成分と緯糸の一成分を構成する熱可塑性
合成繊維糸条Aは実質的に同種のポリマーから成る糸条
であれば好ましい。異種のポリマーであれば基布を成形
した後に加熱−冷却処理を施して複合材成形体のマトリ
ックス成分として時に相分離が生じる傾向にある。
補強繊維糸条Bの強度は複合材成形体に要求される特性
に応じて選ばれるが強度は5.0g/d以上なければな
らない。強度が5.0g/dより低いと複合材成形体の
強度も低くなるため本発明からは除外される。
又、補強繊維糸条Bの伸度は7.0%以下でなければな
らない。伸度が7.0%を越える補強繊維を強化繊維と
して使用すると最大強度を発揮する前にマトリックス成
分が破壊されるため複合材成形体を強化する目的を遺戒
することができない。
また本発明では熱可塑性合成繊維糸条Aを溶融凝固させ
てマトリックス成分を形成させるので前記補強繊維糸条
Bは前記熱可塑性合成繊維糸条Aの融点より10℃以上
高い温度においても熱的に安定でなければならない。熱
的に不安定であれば複合材成形体となった時に補強繊維
として機能するだけの物性を保てなくなる。なおこの場
合の熱的に不安定な状態とは熱により分解・溶融・軟化
などが生じ主に強度、弾性率等が低下することを言う。
更に緯糸として用いられる複合糸Cは前記熱可塑性合成
繊維糸条Aと補強繊維糸条Bとは混繊されている。混繊
による分散度は25%以上であれば好ましい。分散度が
25%未満であれば熱可塑性繊維を溶融・凝固し複合材
成形体にした時にマトリックス成分と補強繊維のなじみ
が悪くなり、成形体に荷重がかかった際に剥離が生じ補
強効果が低下する傾向にあり好ましくない。
また緯糸に使用される熱可塑性合成繊維の乾熱収縮率は
10%以下であることが好ましい。これは溶融する際幅
固定を確実に行わないと補強糸がたるみやすいからであ
る。
なおここで使用した強度・伸度・重量比・分散度及び乾
熱収縮率は下記の手順により求めた。
■)重量比 W(%) DM :熱可塑性合成繊維糸条のデニール(、de)S
GM:   //    //    の比重DK =
補強繊維糸条のデニール(de)SGK:   // 
 の比重 2)強度(DT)及び伸度(DE) JIS  L−1013に準拠してオリエンチック■社
製テンシロンにより、つかみ長200□冒、引張速度1
00%/ rB i n% H=5 (’)測定ヲ行イ
、平均値を算出した。
3)分散度(%) (1)  複合糸(緯糸)の断面写真を撮影す・る。
(2) 熱可塑性合成繊維のフィラメンl−Aと接触し
ている(もしくはフィラメントAを動かせば接触するで
あろう)補強繊維のフィラメントBの数を数える。
(3)  下記式に従って分散度を算出する。
(分散度)=−X100(%) A A:熱可塑性合成繊維のフィラメントと接触している補
強繊維フィラメント本数 B:補強繊維の全フィラメント数 4)乾熱収縮率(%) JIS  L−1013に準拠してn==5の測定を行
い平均値を算出した。
綿糸に用いる複合糸Cの製造方法はどのような方法を用
いても良いが、電気及び/あるいは流体などを用いた力
学的作用を利用して繊維を開繊した後複合する方法がこ
のましい。
またこの時複合糸Cの単位長さ当りの補強繊維糸条Bの
長さは熱可塑性合成繊維糸条Aの長さより実質的に短い
ことが好ましい。複合糸Cの単位長さ当りの補強繊維糸
条Bの長さが熱可塑性合成繊維糸条Aの長さより長いと
、この複合糸Cで製織した基布を溶融・冷却して複合成
形体に成型するに際し、補強繊維糸条Bがたるんだまま
成型されるので成形体を補強する効果を十分に発揮でき
ないためである。
次に本発明の基布に用いる緯糸の太さは少なくとも経糸
の太さの10倍以上でなければならない。
10倍未満であれば製織を行った時に緯糸に織クリンプ
が生じてしまう。緯糸に織クリンプが生じた基布を複合
材成形体に成型すると補強繊維糸条Bはクリンプ形態の
まま成形体中に含まれるため補強効果を十分に果たすこ
とができない。この様に緯糸に織クリンプを生じさせな
い簡単で有効な手段として緯糸の太さを経糸の太さの1
0倍以上にすることが必要である。また緯糸挿入を行う
際には補強繊維糸条Bに損傷を与えない様に注意する必
要がある。そのためにも緯糸の捲き返し回数を極力少な
くなる製織方法が好ましく、片レピア織機などを使用す
るのが特に好ましい。そして経糸に用いる熱可塑性合成
繊維糸条Aの物性も重要となる。上述の様に緯糸に織ク
リンプを発生させない様に製織するには経糸の物性は伸
度(DE)が30%以上及び、乾熱収縮率(SHD)が
10%以下であることが好ましい。経糸の伸度が30%
未満では製織の際に発生した張力を吸収することができ
なくなり、織クリンプが発生するため好ましくない。同
様に経糸の乾熱収縮率(SHD)が10%を越えると補
強繊維のデニール・物性にもよるが基布を加熱して熱可
塑性合成繊維糸条Aを溶融する過程で緯糸に織クリンプ
を発生させる程の収縮が生じてしまうので好ましくない
本発明において経糸及び緯糸に用いる熱可塑性合成繊維
糸条A及び前記熱可塑性合成繊維糸条Aと実質的に同種
のポリマーから成る糸条とは好ましくはナイロン6、ナ
イロン66、ナイロン46等のポリアミド系合成繊維糸
条、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル系合成繊維糸条及びポリエチ
レン、ポリプロプレン等のポリオレフィン系合成繊維糸
条、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテ
ルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルサ
ルホン、ポリエーテルイミドなどの合成繊維糸条、等溶
融可能な熱可塑性合成繊維を対象とする。
更に本発明において補強繊維とは好ましくは炭素繊維、
ガラス繊維、セラミックス繊維、芳香族ポリアミド繊維
、全芳香族ポリエステル繊維及び超高分子量ポリエチレ
ン繊維等の高弾性、高剛性、高強度の繊維を対象とする
(実施例) 実施例1、比較例1〜3 緯糸中の強化繊維として各種デニールの市販のEガラス
繊維(DT : 5.56g/d 1D E : 2.
8%)、熱可塑性合成繊維としてポリエチレンテレフタ
レート繊維を用いて糸デニール及び構成率を変えて複合
糸を作成した。この複合糸を緯糸に、複合糸リー成分と
して用いた熱可塑性合成繊維を経糸に使用して片レピア
織機を用いて織物を製織した。
でき上がった織物を一定長に切断し、厚さが5.0m1
1程度になるまで積層し、金型に入れ加熱[290’C
]加圧[+7 、OKg/cJ ]条件で5分間処理を
行った。その後金型をはずし表面温度で90℃になるま
で約30分間空冷して幅15.0m+*X長さ7Q、Q
mmX厚さ3.0開のガラス繊維強化プリプレグシート
を得た。
このガラス繊維強化ブリプレゲシートをJISK−70
55に準拠して支点間距離48.0−+=、曲げ速度3
.0mm/分で3点曲げ試験を行い曲げ強度及び曲げ弾
性率を得た。これら一連のテストにおいて経糸と緯糸の
太さ比及び構成率を変更した時のガラス繊維強化プリプ
レグシート物性を第1表に示す。
この様に比較例1では緯糸と経糸の太さ比が10倍未満
であるため製織した際に緯糸に織クリンプが生じた。そ
してそのままプリプレグシートに成型されたことでプリ
プレグシート中で補強繊維が蛇行してしまい、補強繊維
の性能を十分に発揮することができなかったためプリプ
レグシートの物性が低下したものである。
次に比較例2では織物の緯糸として使用した複合糸中の
補強繊維の重量比率が20%に満たないため、プリプレ
グシートの曲げ物性が低い。また比較例3では同様に補
強繊維が80%をこえたので複合装置で複合される際に
補強繊維が損傷してしまい、プリプレグシートの曲げ物
性が低くなったのである。
この様に比較例1〜3のプリプレグシートは何れもコン
ポジットとしての性能が不充分であったのに対し、実施
例1は補強繊維の損傷を極力抑えることができたのに加
え、製織時に織クリンプを生じなかったので曲げ物性が
良好になった。これはプリプレグシート性能として十分
満足できるものであった。
実施例2 比較例4〜7 強化繊維、熱可塑性合成繊維の素材の組合せを変えて緯
糸を作成した。この際緯糸中の補強繊維の重量比率を6
5%、緯糸と経糸の太さを16.0になる様に設定して
織物を得た後、実施例1、比較例1〜3に示した成型手
順と同じ方法でプリプレグシートを得た。この時に使用
した素材及び複合糸とプリプレグシートの物性を第2表
に示す。
また曲げ物性も実施例1、比較例1〜3に示した測定法
で評価した。
:緯糸(複合糸C) :熱可塑性合成繊維糸条 :補強繊維糸条 :熱可塑性合成繊維 (経糸)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 経糸に熱可塑性合成繊維糸条Aを、緯糸に熱可塑性合成
    繊維糸条Aと下記特性を有する補強繊維糸条Bとが重量
    比率で20:80〜90:10の割合で混繊されてなる
    複合糸Cを配してなる基布であって、前記緯糸複合糸C
    は前記経糸の10倍以上の太さであることを特徴とする
    複合材成形用基布。 補強繊維糸条B:強度(DT)≧5.0g/d、伸度(
    DE)≦7.0%、 融点(TmB)≧TmA+10℃ TmA:熱可塑性合成繊維糸条Aの融点(℃)
JP1205117A 1989-08-08 1989-08-08 複合材成形用基布 Pending JPH0369628A (ja)

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JP1205117A JPH0369628A (ja) 1989-08-08 1989-08-08 複合材成形用基布

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002535157A (ja) * 1999-01-18 2002-10-22 トワロン プロダクツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 2組の糸の高い線密度比を有する織物を含む耐貫通性材料
JP2012057276A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Ichimura Sangyo Co Ltd 織編用糸とこれを用いた織編物並びに無機繊維補強樹脂成形品とその製造方法

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