JPH036952B2 - - Google Patents

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JPH036952B2
JPH036952B2 JP58086654A JP8665483A JPH036952B2 JP H036952 B2 JPH036952 B2 JP H036952B2 JP 58086654 A JP58086654 A JP 58086654A JP 8665483 A JP8665483 A JP 8665483A JP H036952 B2 JPH036952 B2 JP H036952B2
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JP
Japan
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block copolymer
mixture
styrene
bituminous
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JP58086654A
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JPS59213786A (ja
Inventor
Akio Ando
Teruyoshi Myazawa
Osamu Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Application filed by Nitto Boseki Co Ltd filed Critical Nitto Boseki Co Ltd
Priority to JP8665483A priority Critical patent/JPS59213786A/ja
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  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、コンクリート構造物の打ち継ぎ部や
ジヨイント部などに使用されるシーリング材に関
するものである。 [従来の技術] スチレン−ブタジエンブロツク共重合体又はス
チレン−イソプレンブロツク共重合体を含有しな
いアスフアルト溶液を、ウレタンに含浸、乾燥し
て得られる従来のシーリング材は、低温、特に冬
季においては、アスフアルトがガラス化するため
施工時の圧縮回復が悪く且つべたつきにより施工
性も悪いとともにフレキシビリテイがないため折
れやすいなどの欠点を有していた。これらの点を
改良するには、針入度の大きいアスフアルトを使
用することが考えられるが、その場合は夏季の温
度の高い季節にアスフアルトが溶出するなどの新
たな問題を招来するため、この方法も到底採用し
得なかつた。一方特開昭52−151395号公報におい
て、イソシアネート変性による改質方法も提案さ
れているが、この方法ではシーリング材乾燥時に
毒性の強い未反応イソシアネートが揮散するなど
の製造上の毒性問題を招来し、これに対する満足
すべき解決策がなかつた。 [発明が解決しようとする課題] 本発明者等は、上記従来の問題点を解決するた
めに鋭意研究の結果、夏季特性を満足し且つ冬季
のフレキシビリテイ、回復特性も良好であり、し
かも製造上の問題もないシーリング材の開発に成
功し、本発明に到達した。 [課題を解決するための手段] 即ち本発明は、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体及び/又はスチレン−イソプレンブロツ
ク共重合体からなるブロツク共重合体と歴青物質
との重量比が、ブロツク共重合体5〜40重量%、
歴青物質95〜60重量%である混合物に有機溶媒を
添加し、混合物の濃度を40〜70重量%とした混合
物に対し、さらに高沸点、低気化性の脂肪族及
び/又は芳香族系炭化水素鉱油又はこれら鉱油分
をベースとしたプロセスオイルと、シリコーン撥
水消泡剤及び無機充填剤とを加えた混合液を、例
えば含浸若しくは塗布などによつてウレタンフオ
ームに30〜80重量%の含浸率で含有させて成るこ
とを特徴とするシーリング材である。 本発明で使用するスチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体またはスチレン−イソプレンブロツク
共重合体としては、スチレン含有量が50重量%以
下で且つ分子量も比較的小さい方のもの例えば25
%トルエン溶液の25℃に於ける粘度が20000cps以
下のものが好ましく、このようなものを使用する
と歴青物質と混合した場合の相溶性や低温フレキ
シビリテイが良好であり、しかも該ブロツク共重
合体と歴青物質の混合物を有機溶媒に溶解させて
得た混合液の粘度も低く押さえることができるの
で、ウレタンフオームへの含浸若しくは塗布が容
易にできる。この様なものとしては、具体的には
シエル石油化学からのカリフレツクスTR系SBS
(TR1101、TD1102、KX−65)、旭化成工業から
市販のタフプレンT−411、T−414、TR1184及
びに本エラストマーから市販のソルプレンが挙げ
られ、これらは単独もしくは混合物として使用す
ることができる。 使用し得る歴青物質としては、例えば針入度
200以下のストレートタイプ、セミブローンタイ
プ及びブローンタイプのアスフアルトが挙げら
れ、これらは単独もしくは混合物として使用する
ことができる。 ブロツク共重合体と歴青物質との重量比を、ブ
ロツク共重合体5〜40重量%、歴青物質95〜60重
量%としたのは、ブロツク共重合体が5重量%以
下では低温でのフレキシビリテイやベタツキを改
善することができないし、またブロツク共重合体
が40重量%以上であると、歴青物質との混合物を
ソルベントナフサ等の溶媒に溶解させてなる液の
粘度が大きくなり、低粘度で好ましい濃度40〜70
重量%に調整し得なくなるし、しかも低温特性の
改良もほぼ飽和状態になるので不経済でもあるか
らである。 本発明において用いられる脂肪族鉱油及び/又
は芳香族鉱油は軟化剤として作用するものであ
り、ブロツク共重合体には直接混合しないが歴青
物質に相溶する成分である。この様なものとして
は、好ましくは平均分子量300〜800の高沸点、低
気化性の脂肪族及び/又は芳香族系炭化水素鉱油
又はこれら鉱油分をベースとしたプロセスオイ
ル、例えば出光石油化学から市販のダイアナプロ
セスオイルPW、PS(パラフイン基プロセスオイ
ル)、ダイアナプロセスNS、NM、NP(ナフテン
基プロセスオイル)及びダイアナプロセスAC、
AH(アロマ基プロセスオイル)等を好適に使用
することができる。そして、本発明ではこれら鉱
油の添加量は、ブロツク共重合体と歴青物質との
混合物100重量部に対して、50重量部までが好ま
しい。 シリコーン撥水消泡剤としては、ジメチルシリ
コーンを中心とした油性シリコーンが挙げられ
る。このようなものとしては、例えば日東ユニカ
ー社から市販のL−45系シリコーンオイル及びR
系シリコーンレジン撥水剤を好適に使用すること
ができる。そしてシリコーン撥水消泡剤の好適添
加量は、ブロツク共重合体と歴青物質との混合物
100重量部に対して、最高で5重量部である。 無機充填剤としては、水酸化アルミニウム、ク
レー、マイカ、タルク、三酸化アンチモン、炭酸
カルシウム、石膏、チタン酸カリウムウイスカ
ー、シリカ、ガラス粉末、岩綿微粉末などの難燃
性を有するかまたは一般の無機充填剤を使用する
ことができるが、溶液の沈降性および得られる製
品の外観上の理由から、粒径10μm以下のものを
使用するのが好ましい。無機充填剤の添加量は、
ブロツク共重合体と歴青物質との混合物100重量
部に対して50重量部までとするのが好ましい。 このようなブロツク共重合体と歴青物質との混
合物又は該混合物に鉱油、シリコーン撥水消泡剤
及び無機充填剤を配合した混合物を溶解させる溶
媒としては、ソルベントナフサ、ガソリン、ケロ
シン等乾燥性と溶解性とを満足するものであるな
ら、どのようなものでも使用することができる。
このようなものとしては、例えばSp値
(Solubility parameter)7.5〜9.5の溶剤、沸点
100〜200℃程度の溶剤、例えば灯油、Aソルベン
ト又はこれらの混合溶剤のような石油溶剤が挙げ
られる。 このようにして得られた混合液を、含浸または
塗布等によつて含有させるウレタンフオームとし
ては、ポリエーテル若しくはポリエステル型ポリ
オールを用いて得られる独立もしくは連続セル構
造の嵩比重15Kg/m3以上の軟質ウレタンフオーム
が好適に使用できる。ウレタンフオームに含有さ
せる混合液の量は、シーリング剤の防水性能の点
から20〜90重量%とするのが良いのではあるが、
表面ベタツキ等による作業性、生産性などを考慮
すると30〜80重量%が特に好ましいので、本発明
ではこの範囲で用いることとした。 ウレタンフオームに前記混合液を含有させるに
は、例えば該混合物を常温もしくは加温してウレ
タンフオームに含浸若しくは塗布し、数回圧縮を
繰り返すことにより行うことができる。この場合
の圧縮度合いを変化させることによつて、ある範
囲内において、混合液の含有量をコントロールす
ることができる。 このようにして混合液を含有させたウレタンフ
オームを乾燥することによつて本発明のシーリン
グ材が得られるが、乾燥はウレタンフオームの熱
劣化しない温度で且つ溶媒の沸点以上の温度で行
うのが良い。例えばソルベントナフサを使用した
場合は、100℃付近で乾燥させるのが好ましい。 [実施例] 次ぎに実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。 比較例 1 嵩比重35Kg/m3、セル数30個/インチのエステ
ル型ポリウレタン軟質フオームに、針入度80〜
100のストレートアスフアルトの50重量%ソルベ
ントナフサ溶液を、乾燥上がりで含浸率が73.5重
量%(製品嵩比重0.15g/cm3)になるように含
浸、乾燥させて試験体を得た。 実施例 1 シエル化学(株)製スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体(商品名:カリフレツクスKX−65)を
比較例1と同じアスフアルトに固形分比で15重量
%ブレンドした混合物をソルベントナフサに50%
溶液になるように溶解したソルベントナフサ溶液
に、日本ユニカー(株)製シリコーンオイル(商品
名:L−45)を固形分として0.5重量%、出光興
産(株)製のアロマ基プロセスオイル(商品名:AC
−12)を10重量%及び無機充填剤(日東粉化(株)製
の商品名:伊熱ホワイト)5重量部添加混合した
含浸液を製造し、該含浸液を前記比較例1と同一
のウレタンフオームに含浸率75.0重量%(嵩比重
0.14g/cm3)の試験体を得た。 実施例 2 三共油化(株)製で針入度90〜100のブロンアスフ
アルト(商品名:Aspowder−100)とシエル化
学(株)製のスチレン−イソプレンブロツク共重合体
(商品名:カリフレツクスTR−1107)との固形
分比70:30重量%をソルベントナフサに50%溶液
となるように溶解させ、該ソルベントナフサ溶液
に、実施例1に記載のシリコーン、鉱油および無
機充填剤を実施例1と同じ割合になるように添加
して含浸液を得、該含浸液を嵩比重28Kg/m3、セ
ル数38個/インチのエーテル型ポリウレタン軟質
フオームへ含浸、乾燥させ、含浸率77.0重量%
(嵩比重0.12g/cm3)の試験体を得た。 このようにして得た試験体について、ベタ付
き、低温特性、加熱試験及び耐水性試験を行つ
た。結果を次表に示す。
【表】 試験はそれぞれ次のようにして行つた。 *1 ベタ付き試験は、試験体を25℃の室内に1
晩放冷した後、第1図に示すように切断し、
矢印の方向に離したり、くつつけたりして、
新鮮な切断面間のベタ付きをその触感により
判断した。尚図中1は切断箇所を示す。 *2 低温特性(折り曲げ)は、第2図に示す
100mm×20mm×20mmの大きさの試験体を−25
℃の低温恒温槽に1時間以上静置した後、急
激に折り曲げて(第2図におけるイとハを急
激につけて)折れるか折れないかを評価し
た。 低温特性(圧縮)は、第3図に示すように
20mm厚の試験体A、B(20×35×100mm)を重
ねて、矢印方向から急激に平行圧縮し、圧縮
されるかどうかを観察する。試験体Aは比較
例1の試験体であり、試験体Bは実施例1〜
4の試験体であり、試験は試験体の上下を変
えて繰り返した。第3図ではBが「圧縮でき
る」と評価される。 *3 加熱試験は、50mm以上の試験体を1/4に圧
縮し、80℃で72時間加熱した後冷却してから
圧縮を解き、圧縮用治具などに滲出若しくは
溶出したアスフアルトの状態を観察すること
によつて行つた。 *耐水圧試験(防水)は、第4図に示すように資
料2を1/4に平行圧縮し、これを第5図に示す
ようにセツトし、圧力計Pを見ながら、試料の
側面Dから水圧をかけ、一定水圧の時に安定時
間をとり、更に徐々に水圧を上昇させてC点側
から滲水した時の圧力計Pの読みによつて評価
した。 [発明の効果] 上表からも明らかなように本発明のシーリング
材はスチレン−ブタジエンブロツク共重合体及
び/又はスチレン−イソプレンブロツク共重合体
からなるブロツク共重合体と歴青物質との組み合
わせのほかに脂肪族及び/又は芳香族系鉱油又は
これら鉱油分をベースとしたプロセスオイルと、
シリコーン撥水消泡剤及び無機充填剤とを必須の
成分として含有するのでベタ付きがなく、耐熱性
に優れ、特に低温下に於ける柔軟性と耐水圧性に
優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、シーリング材のベタ付き試験を説明
するための図、第2図は、シーリング材の低温特
性、折り曲げを説明するための図、第3図は、シ
ーリング材の低温特性、圧縮を説明するための
図、第4図及び第5図は、シーリング材の耐水圧
試験を説明するための図である。 1:シーリング材切断箇所、2:シーリング材
試料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スチレン−ブタジエンブロツク共重合体及
    び/又はスチレン−イソプレンブロツク共重合体
    からなるブロツク共重合体と歴青物質との重量比
    が、ブロツク共重合体5〜40重量%、歴青物質95
    〜60重量%である混合物に有機溶媒を添加し、混
    合物の濃度を40〜70重量%とした混合物に対し、
    さらに高沸点、低気化性の脂肪族及び/又は芳香
    族系炭化水素鉱油又はこれら鉱油分をベースとし
    たプロセスオイルと、シリコーン撥水消泡剤及び
    無機充填剤とを加えた混合液を、ウレタンフオー
    ムに30〜80重量%の含浸率で含有させてなること
    を特徴とするシーリング材。
JP8665483A 1983-05-19 1983-05-19 シ−リング材 Granted JPS59213786A (ja)

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JP8665483A JPS59213786A (ja) 1983-05-19 1983-05-19 シ−リング材

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JPS59213786A JPS59213786A (ja) 1984-12-03
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS582453B2 (ja) * 1975-02-28 1983-01-17 日本電気株式会社 ダイキボハンドウタイシユウセキカイロソウチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS582453U (ja) * 1981-06-30 1983-01-08 日東電工株式会社 弾性シ−リング材

Patent Citations (1)

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JPS582453B2 (ja) * 1975-02-28 1983-01-17 日本電気株式会社 ダイキボハンドウタイシユウセキカイロソウチ

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JPS59213786A (ja) 1984-12-03

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