JPH0368775A - Cu―In―Se系化合物薄膜の作製方法 - Google Patents
Cu―In―Se系化合物薄膜の作製方法Info
- Publication number
- JPH0368775A JPH0368775A JP20129689A JP20129689A JPH0368775A JP H0368775 A JPH0368775 A JP H0368775A JP 20129689 A JP20129689 A JP 20129689A JP 20129689 A JP20129689 A JP 20129689A JP H0368775 A JPH0368775 A JP H0368775A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alcohol
- thin film
- selenium
- compound
- indium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 20
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 title claims description 46
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 11
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 32
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 24
- 229910052711 selenium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 24
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 20
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 10
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000011669 selenium Substances 0.000 claims description 42
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 28
- BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N Selenium Chemical compound [Se] BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- APFVFJFRJDLVQX-UHFFFAOYSA-N indium atom Chemical compound [In] APFVFJFRJDLVQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- JPJALAQPGMAKDF-UHFFFAOYSA-N selenium dioxide Chemical compound O=[Se]=O JPJALAQPGMAKDF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 229940082569 selenite Drugs 0.000 claims description 6
- MCAHWIHFGHIESP-UHFFFAOYSA-L selenite(2-) Chemical group [O-][Se]([O-])=O MCAHWIHFGHIESP-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims description 6
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 15
- 230000001476 alcoholic effect Effects 0.000 abstract description 4
- 238000001354 calcination Methods 0.000 abstract 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 22
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 18
- 239000011550 stock solution Substances 0.000 description 10
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 8
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 8
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 6
- 239000010408 film Substances 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 5
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 4
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- JXUKLFVKZQETHF-UHFFFAOYSA-N 1-$l^{1}-selanyl-n,n'-dimethylmethanimidamide Chemical compound CNC([Se])=NC JXUKLFVKZQETHF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910021591 Copper(I) chloride Inorganic materials 0.000 description 3
- KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N Isopropanol Chemical compound CC(C)O KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- DNIAPMSPPWPWGF-UHFFFAOYSA-N Propylene glycol Chemical compound CC(O)CO DNIAPMSPPWPWGF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- OXBLHERUFWYNTN-UHFFFAOYSA-M copper(I) chloride Chemical compound [Cu]Cl OXBLHERUFWYNTN-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M Chloride anion Chemical compound [Cl-] VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PSCMQHVBLHHWTO-UHFFFAOYSA-K indium(iii) chloride Chemical compound Cl[In](Cl)Cl PSCMQHVBLHHWTO-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 238000010583 slow cooling Methods 0.000 description 2
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 2
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Chemically Coating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は1例えば太陽電池等への利用が期待されている
Cu−1n−Ss系化合物薄膜半導体を薄膜状で多量に
且つ簡便に製造する方法に関するものである。
Cu−1n−Ss系化合物薄膜半導体を薄膜状で多量に
且つ簡便に製造する方法に関するものである。
CuInSe2化合物に代表されるCu−In−Se系
化合物薄膜半導体材料の製作法としては、真空蒸着法(
例えば特開昭57−502196号公報、米国特許第4
335266号明細書等)、またはスパッタ法(例えば
特開昭62−20381号公報、米国特許第44655
75号明細書)などのように真空下での作製方法が知ら
れている。また、大気中での製作法として・スプレー焼
成法(例えばProg、Crystal Growth
Charact。
化合物薄膜半導体材料の製作法としては、真空蒸着法(
例えば特開昭57−502196号公報、米国特許第4
335266号明細書等)、またはスパッタ法(例えば
特開昭62−20381号公報、米国特許第44655
75号明細書)などのように真空下での作製方法が知ら
れている。また、大気中での製作法として・スプレー焼
成法(例えばProg、Crystal Growth
Charact。
1979 vol、1. P、395〜403. 或い
は特開昭64−22034号公報等)も知られている。
は特開昭64−22034号公報等)も知られている。
前記のCu−In−Se系化合物薄膜作製方法のうち、
真空蒸着法やスパッタ法は真空下での作製法のために高
級装置を必要とし、その制御や維持管理も複雑であり、
必ずしも簡便な製造方法ではなく、多量且つ安価に製造
するには問題がある。
真空蒸着法やスパッタ法は真空下での作製法のために高
級装置を必要とし、その制御や維持管理も複雑であり、
必ずしも簡便な製造方法ではなく、多量且つ安価に製造
するには問題がある。
一方、スプレー焼成法は多量に作製するには適した方法
であるが、セレン元素源としてはジメチルセレノ尿素C
HsN HCSeN HCHsを使用するものであった
。ジメチルセレノ尿素は比較的高価で且つ純度的にも問
題があり、Cu−In−Se系半導体材料として利用す
る場合、その特性が微量の不純物によって大きく変化す
るため、セレン元素源としてのジメチルセレノ尿素は必
ずしも最適な化合物でなく、高純度で且つ入手が容易な
化合物の使用が望まれていた。
であるが、セレン元素源としてはジメチルセレノ尿素C
HsN HCSeN HCHsを使用するものであった
。ジメチルセレノ尿素は比較的高価で且つ純度的にも問
題があり、Cu−In−Se系半導体材料として利用す
る場合、その特性が微量の不純物によって大きく変化す
るため、セレン元素源としてのジメチルセレノ尿素は必
ずしも最適な化合物でなく、高純度で且つ入手が容易な
化合物の使用が望まれていた。
本発明はこのような従来のCu−In−Se系化合物薄
膜作製方法の問題点を解決することを目的としたもので
あり、Cu−In−5e系化合物薄膜を大量生産方式に
よって安価且つ簡易に製造できる方法を提供しようとす
るものである。
膜作製方法の問題点を解決することを目的としたもので
あり、Cu−In−5e系化合物薄膜を大量生産方式に
よって安価且つ簡易に製造できる方法を提供しようとす
るものである。
〔問題点を解決する手段〕
本発明は、スプレー焼成法によるCu−In−5e系化
合物薄膜作製において、セレン元素源として高純度化が
可能で入手が比較的容易なアルコール可溶性化合物を用
い、また、他の銅元素源、インジウム元素源にもアルコ
ール可溶性化合物を用いて、これらのアルコール溶液を
個別にあるいは混合して、加熱した基板上に不活性ガス
雰囲気中でスプレーすることを特徴とするものであり、
基板上にCu−1n−Se系化合物薄膜を簡易に焼成さ
せるものである。
合物薄膜作製において、セレン元素源として高純度化が
可能で入手が比較的容易なアルコール可溶性化合物を用
い、また、他の銅元素源、インジウム元素源にもアルコ
ール可溶性化合物を用いて、これらのアルコール溶液を
個別にあるいは混合して、加熱した基板上に不活性ガス
雰囲気中でスプレーすることを特徴とするものであり、
基板上にCu−1n−Se系化合物薄膜を簡易に焼成さ
せるものである。
すなわち本発明は、銅元素を含むアルコール可溶性化合
物(ただし、Co、In、Se以外の金属元素を含まな
い化合物)をアルコールに溶解し゛た銅系アルコール溶
液と、インジウム元素を含むアルコール可溶性化合物(
ただし、Cu、In、Se以外の金属元素を含まない化
合物)をアルコールに溶解したインジウム系アルコール
溶液と、セレン元素を含むアルコール可溶性化合物を溶
解したセレン系アルコール溶液(ただし、Cu、In、
Se以外の金属元素を含まない化合物)とを1加熱した
基板上に不活性ガス雰囲気中でスプレーすることからな
るCu−In−Se系化合物薄膜の作製方法を提供する
ものである。
物(ただし、Co、In、Se以外の金属元素を含まな
い化合物)をアルコールに溶解し゛た銅系アルコール溶
液と、インジウム元素を含むアルコール可溶性化合物(
ただし、Cu、In、Se以外の金属元素を含まない化
合物)をアルコールに溶解したインジウム系アルコール
溶液と、セレン元素を含むアルコール可溶性化合物を溶
解したセレン系アルコール溶液(ただし、Cu、In、
Se以外の金属元素を含まない化合物)とを1加熱した
基板上に不活性ガス雰囲気中でスプレーすることからな
るCu−In−Se系化合物薄膜の作製方法を提供する
ものである。
セレン元素源として具体的には亜セレン酸や二酸化セレ
ンが有効である。そのさい、基板温度は200’C〜5
00℃とするのがよく、また、各元素のスーy’レー1
比について、銅元素よりもインジウム元素を当量比以上
に多くしてスプレーとするのがよく、更にセレン元素は
インジウム元素との当量比以上に多くしてスプレーする
のが良い。
ンが有効である。そのさい、基板温度は200’C〜5
00℃とするのがよく、また、各元素のスーy’レー1
比について、銅元素よりもインジウム元素を当量比以上
に多くしてスプレーとするのがよく、更にセレン元素は
インジウム元素との当量比以上に多くしてスプレーする
のが良い。
〔発明の詳細な
説明者らは、Cu−In−Se系化合物の薄膜を簡便に
作製するために、スプレー焼成法について種々検討した
結果、銅、インジウム、セレンの各元素を含む化合物の
アルコール溶液を不活性ガス雰囲気中で加熱したガラス
板などの基板上にスプレーすることによって基板上に薄
膜状のCu−In−5e系化合物が得られることを見出
した。すなわち。
作製するために、スプレー焼成法について種々検討した
結果、銅、インジウム、セレンの各元素を含む化合物の
アルコール溶液を不活性ガス雰囲気中で加熱したガラス
板などの基板上にスプレーすることによって基板上に薄
膜状のCu−In−5e系化合物が得られることを見出
した。すなわち。
スプレー焼成法においてセレン元素源として高価なジメ
チルセレノ尿素を使用しなくてもCu−In−Se系化
合物の薄膜を作製することができたのである。具体的に
は1亜セレン酸や二酸化セレンのアルコール溶液を使用
することによってCu−1nSe系化合物の薄膜をガラ
ス板上に作製することができた。セレン元素源としてそ
の他のアルコール可溶性化合物(但しCu、In以外の
金属元素を含まないアルコール可溶性化合物)の使用も
種々検討したが、コスト的に亜セレン酸や二酸化セレン
が有利である。一方、Cu元素源やインジウム元素源と
しは、Cu、In、Se以外の金属元素を含まないアル
コール可溶性化合物の使用が可能であった。
チルセレノ尿素を使用しなくてもCu−In−Se系化
合物の薄膜を作製することができたのである。具体的に
は1亜セレン酸や二酸化セレンのアルコール溶液を使用
することによってCu−1nSe系化合物の薄膜をガラ
ス板上に作製することができた。セレン元素源としてそ
の他のアルコール可溶性化合物(但しCu、In以外の
金属元素を含まないアルコール可溶性化合物)の使用も
種々検討したが、コスト的に亜セレン酸や二酸化セレン
が有利である。一方、Cu元素源やインジウム元素源と
しは、Cu、In、Se以外の金属元素を含まないアル
コール可溶性化合物の使用が可能であった。
スプレー雰囲気に関しては2通常の大気中で実施した場
合にもCu−In−Se系化合物が合成することがわか
ったが、この場合には他の化合物の残存も認められた。
合にもCu−In−Se系化合物が合成することがわか
ったが、この場合には他の化合物の残存も認められた。
特にCu CIt+ I n CI31 亜セレン酸(
H,5eOs)の各アルコール溶液を混合して大気中で
スプレーした際には CuClとCuの析出が認められ
る場合があった。不活性ガス雰囲気とすればかような他
の化合物の残存は低減することができる。なお、再現性
のある結果を得るためには、各元素を含むアルコール溶
液を個別にスプレーするよりも9各アルコール溶液を混
合し1均一なスプレー原液として用いる方が望ましかっ
た。
H,5eOs)の各アルコール溶液を混合して大気中で
スプレーした際には CuClとCuの析出が認められ
る場合があった。不活性ガス雰囲気とすればかような他
の化合物の残存は低減することができる。なお、再現性
のある結果を得るためには、各元素を含むアルコール溶
液を個別にスプレーするよりも9各アルコール溶液を混
合し1均一なスプレー原液として用いる方が望ましかっ
た。
スプレー原液中の銅元素、インジウム元素、セレン元素
の混合比については、当量比で、胴元素よりもインジウ
ム元素を多くすべきであり、更にインジウム元素よりも
セレン元素を多くすべきであった。これは、Cuよりも
Inの方が揮発性が大きく、また、InよりもSeの方
が揮発性が大きいことによると考えられる0本発明者ら
の経験によると1 スプレー原液の組成化によっては、
目的とするCu−1n−Se系化合物以外にCuの析出
が認められる場合がしばしばあった。
の混合比については、当量比で、胴元素よりもインジウ
ム元素を多くすべきであり、更にインジウム元素よりも
セレン元素を多くすべきであった。これは、Cuよりも
Inの方が揮発性が大きく、また、InよりもSeの方
が揮発性が大きいことによると考えられる0本発明者ら
の経験によると1 スプレー原液の組成化によっては、
目的とするCu−1n−Se系化合物以外にCuの析出
が認められる場合がしばしばあった。
基板温度としては、150°Cのような低温であるとC
u−In−Se系化合物の生成は認められず、又。
u−In−Se系化合物の生成は認められず、又。
高過ぎるとCu−In−Se系化合物以外に他の物質も
生成して満足な結果が得られなかった。従って。
生成して満足な結果が得られなかった。従って。
スプレー原液の組成にもよるが、基板温度としては20
0°C〜500℃が適切である。
0°C〜500℃が適切である。
〔実施例1〕
塩化第二VA (Cu C1g)の0.1moI/ l
アルコール溶液(イソプロピルアルコールとプロピレン
グリコールからなるアルコール溶液、以下同じ)を1部
1 塩化インジウム (I n CIs) のO,1m
ol/ j!該デアルコール溶液1部、および亜セレン
酸(HよSso、)の0゜1mol/ f該アルコール
匈液を4部、それぞれ計り取ってガラス製噴霧器に入れ
混合した。
アルコール溶液(イソプロピルアルコールとプロピレン
グリコールからなるアルコール溶液、以下同じ)を1部
1 塩化インジウム (I n CIs) のO,1m
ol/ j!該デアルコール溶液1部、および亜セレン
酸(HよSso、)の0゜1mol/ f該アルコール
匈液を4部、それぞれ計り取ってガラス製噴霧器に入れ
混合した。
すなわち、銅元素、インジウム元素、セレン元素のモル
比が1=l:4であるアルコールのスプレー原液を準備
した。このように調整したスプレー原液を通常の大気中
または窒素ガス雰囲気中(酸素濃度1%以下)で300
″Cに加熱したガラス板上にスプレーした。そして、徐
冷後、このガラス板上に生じた膜をX線回折(X&II
:CuKα)で調べた。
比が1=l:4であるアルコールのスプレー原液を準備
した。このように調整したスプレー原液を通常の大気中
または窒素ガス雰囲気中(酸素濃度1%以下)で300
″Cに加熱したガラス板上にスプレーした。そして、徐
冷後、このガラス板上に生じた膜をX線回折(X&II
:CuKα)で調べた。
第1図に大気中でスプレー坑底した場合のX線回折記録
図を示した。第1図に見られるように。
図を示した。第1図に見られるように。
認められるピークはCuClとCuに関するものであり
、Cu−In−5e系化合物は認められなかった。
、Cu−In−5e系化合物は認められなかった。
第2図は窒素ガス雰囲気中でスプレー坑底した場合のX
線回折記録図である。矢印で示したピークはCuに関す
るピークであるが、他のピークはCu−In−Se系化
合物に関するものである。したがって1本方法よってC
u−1n−Se系化合物を合成できることが確認された
。なお、Cuの析出はスプレー原液中のCu含有量が多
すぎるためであると考えられる。
線回折記録図である。矢印で示したピークはCuに関す
るピークであるが、他のピークはCu−In−Se系化
合物に関するものである。したがって1本方法よってC
u−1n−Se系化合物を合成できることが確認された
。なお、Cuの析出はスプレー原液中のCu含有量が多
すぎるためであると考えられる。
〔実施例2〕
塩化第二ii (Cu Clりの0.1s+ol/ l
該アルコール溶液を0.5部、塩化インジウム (I
nCIs)の0.1mol/ f 該アルコール溶液を
1部、および亜セレン酸 (HzSeOs)の0.1m
ol/ I!、Mアルコール液を4部.それぞれ計り取
ってガラス製噴霧器に入れ混合した.すなわち、銅元素
,インジウム元素,セレン元素のモル比がo.s:i:
4であるアルコールのスプレー原液を準備した.このよ
うに調整したスプレー原液を窒素ガス雰囲気中(酸素濃
度1%以下)で250℃に加熱したガラス板上にスプレ
ーした.そして、徐冷後,このガラス板上に生した膜を
X線回折(X線: CuKα)で調べた。
該アルコール溶液を0.5部、塩化インジウム (I
nCIs)の0.1mol/ f 該アルコール溶液を
1部、および亜セレン酸 (HzSeOs)の0.1m
ol/ I!、Mアルコール液を4部.それぞれ計り取
ってガラス製噴霧器に入れ混合した.すなわち、銅元素
,インジウム元素,セレン元素のモル比がo.s:i:
4であるアルコールのスプレー原液を準備した.このよ
うに調整したスプレー原液を窒素ガス雰囲気中(酸素濃
度1%以下)で250℃に加熱したガラス板上にスプレ
ーした.そして、徐冷後,このガラス板上に生した膜を
X線回折(X線: CuKα)で調べた。
第3図にそのX線回折記録図を示した.第3図に見られ
るとおり,認められるピークはCu−In−Se系化合
物に関するものであり,Cuの析出はなかった.またこ
の膜はP形の伝導性を示した.従って本方法によれば,
半導体材料として使用し得るCu−In−Se系化合物
薄膜を作製できる。
るとおり,認められるピークはCu−In−Se系化合
物に関するものであり,Cuの析出はなかった.またこ
の膜はP形の伝導性を示した.従って本方法によれば,
半導体材料として使用し得るCu−In−Se系化合物
薄膜を作製できる。
本発明によれば,容易に人手し得る化合物を用いて簡単
なスプレー焼成法によりCu−1n−Se系化合物薄膜
を作製することができ.ダイオード等の半導体装置製作
工程の大幅な簡略化,および低コスト化に,大きく寄与
することが期待できる。
なスプレー焼成法によりCu−1n−Se系化合物薄膜
を作製することができ.ダイオード等の半導体装置製作
工程の大幅な簡略化,および低コスト化に,大きく寄与
することが期待できる。
第1図は銅系アルコール溶液,インジウム系アルコール
溶液およびセレン系アルコール溶液を空気中でスプレー
坑底した場合に得られた膜のX線回折記録図。 第2図は銅系アルコール溶液,インジウム系アルコール
溶液およびセレン系アルコール溶液を窒素ガス雰囲気中
でスプレー坑底した場合に得られた膜のX線回折記録図
であり,w4元素含有量が多いスプレー原液を用いた場
合に得られた膜のX線回折記録図。 第3図は本発明法によって得られたCu−In−Ss系
化合物薄膜のX線回折記録図である。
溶液およびセレン系アルコール溶液を空気中でスプレー
坑底した場合に得られた膜のX線回折記録図。 第2図は銅系アルコール溶液,インジウム系アルコール
溶液およびセレン系アルコール溶液を窒素ガス雰囲気中
でスプレー坑底した場合に得られた膜のX線回折記録図
であり,w4元素含有量が多いスプレー原液を用いた場
合に得られた膜のX線回折記録図。 第3図は本発明法によって得られたCu−In−Ss系
化合物薄膜のX線回折記録図である。
Claims (2)
- (1)銅元素を含むアルコール可溶性化合物をアルコー
ルに溶解した銅系アルコール溶液と,インジウム元素を
含むアルコール可溶性化合物をアルコールに溶解したイ
ンジウム系アルコール溶液と,セレン元素を含むアルコ
ール可溶性化合物を溶解したセレン系アルコール溶液と
を,加熱した基板上に不活性ガス雰囲気中でスプレーす
ることからなるCu−In−Se系化合物薄膜の作製方
法。 - (2)セレン元素を含むアルコール可溶性化合物は亜セ
レン酸または二酸化セレンである請求項1に記載のCu
−In−Se系化合物薄膜の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20129689A JPH0368775A (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | Cu―In―Se系化合物薄膜の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20129689A JPH0368775A (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | Cu―In―Se系化合物薄膜の作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0368775A true JPH0368775A (ja) | 1991-03-25 |
Family
ID=16438636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20129689A Pending JPH0368775A (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | Cu―In―Se系化合物薄膜の作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0368775A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008003635A1 (de) | 2007-03-30 | 2008-10-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Airbag-Jacke |
WO2012000594A1 (en) | 2010-06-29 | 2012-01-05 | Merck Patent Gmbh | Preparation of semiconductor films |
WO2012077243A1 (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-14 | Dowaホールディングス株式会社 | カルコゲン化合物粉及びカルコゲン化合物ペースト及びそれらの製造方法 |
WO2013159864A1 (en) | 2012-04-27 | 2013-10-31 | Merck Patent Gmbh | Preparation of semiconductor films |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63312980A (ja) * | 1987-06-16 | 1988-12-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多元化合物薄膜の製造方法 |
JPS6422034A (en) * | 1987-07-17 | 1989-01-25 | Fuji Electric Co Ltd | Sprayer for forming cuinse2 thin-film |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP20129689A patent/JPH0368775A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63312980A (ja) * | 1987-06-16 | 1988-12-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多元化合物薄膜の製造方法 |
JPS6422034A (en) * | 1987-07-17 | 1989-01-25 | Fuji Electric Co Ltd | Sprayer for forming cuinse2 thin-film |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008003635A1 (de) | 2007-03-30 | 2008-10-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Airbag-Jacke |
WO2012000594A1 (en) | 2010-06-29 | 2012-01-05 | Merck Patent Gmbh | Preparation of semiconductor films |
WO2012077243A1 (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-14 | Dowaホールディングス株式会社 | カルコゲン化合物粉及びカルコゲン化合物ペースト及びそれらの製造方法 |
JPWO2012077243A1 (ja) * | 2010-12-07 | 2014-05-19 | Dowaホールディングス株式会社 | カルコゲン化合物粉及びカルコゲン化合物ペースト及びそれらの製造方法 |
WO2013159864A1 (en) | 2012-04-27 | 2013-10-31 | Merck Patent Gmbh | Preparation of semiconductor films |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE2102582C3 (de) | Verfahren zur Herstellung von Filmen aus Einkristallverbindungen von Aluminiumnitrid oder Galliumnitrid | |
Calixto et al. | Compositional and optoelectronic properties of CIS and CIGS thin films formed by electrodeposition | |
Barron | MOCVD of group III chalcogenides | |
DE2840331A1 (de) | Verfahren zum aufbringen einer halbleitenden verbindung von elementen der gruppen iii und v des periodensystems | |
Korenstein et al. | Preparation and characterization of the skutterudite-related phases CoGe1. 5S1. 5 and CoGe1. 5Se1. 5 | |
KR20010031587A (ko) | 비스무스 함유 필름 증착용 무수 단핵트리스(β-디케토네이트)비스무스 조성물 및 그 제조 방법 | |
Hwang et al. | On the preparation of CuInS2 thin films by flash evaporation | |
JPH0368775A (ja) | Cu―In―Se系化合物薄膜の作製方法 | |
Wang et al. | Fabrication and sulfurization of Cu2SnS3 thin films with tuning the concentration of Cu-Sn-S precursor ink | |
Yoon et al. | Preparation of CuInSe2 thin films through metal organic chemical vapor deposition method by using di-μ-methylselenobis (dimethylindium) and bis (ethylisobutyrylacetato) copper (II) precursors | |
Nomura et al. | Sulfur‐Doped Indium Oxide Thin Films as a New Transparent and Conductive Layer Prepared by OMCVD Process Using Butylindium Thiolate. | |
US20150137039A1 (en) | Homogeneous Mixtures for Nanoparticle Synthesis | |
Becht et al. | Crystal structure and thermal behavior of some cerium complexes with the fluorinated β-diketonate ligand 6, 6, 6-trifluoro-2, 2-dimethyl-3, 5-hexanedione (fdh) | |
Sritharan et al. | MOCVD growth of ZnSe films using diethylselenide | |
RU2347299C1 (ru) | СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ ПОГЛОЩАЮЩЕГО СЛОЯ Cu2ZnSnS4 ДЛЯ СОЛНЕЧНЫХ ЭЛЕМЕНТОВ | |
Kim et al. | Preparation of CuGaS2 thin films by two-stage MOCVD method | |
Sharma et al. | Growth phases in the formation of semiconducting manganese indium sulphide thin film and their effect on the optical absorption | |
CN114411124A (zh) | 一种化学液相沉积法制备氧化铪薄膜的方法 | |
JPH02180715A (ja) | 1 3 6族化合物の製造方法 | |
Muravyeva et al. | Epitaxial growth of AIIBVI type compounds under quasi-equilibrium conditions | |
JPS61260593A (ja) | El薄膜の製造方法 | |
JPH04326526A (ja) | CuIn(Se1−xSx)2混晶薄膜の製造法 | |
Pernot et al. | Photo‐assisted chemical vapor deposition of gallium sulfide thin films | |
CN109133909B (zh) | 一种高性能稀土钡铜氧化物高温超导膜前驱液及其制备方法 | |
Serp et al. | A new OMCVD iridium precursor for thin film deposition |