JPH0366683A - 抗精神病性化合物類 - Google Patents

抗精神病性化合物類

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JPH0366683A
JPH0366683A JP2204059A JP20405990A JPH0366683A JP H0366683 A JPH0366683 A JP H0366683A JP 2204059 A JP2204059 A JP 2204059A JP 20405990 A JP20405990 A JP 20405990A JP H0366683 A JPH0366683 A JP H0366683A
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アルバート アンソニー カー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抗精神病剤及び鎮痛剤として有用な新しい部
類のピペリジニルl\ンズイミダゾールトバミン拮抗剤
に間する。発明のもう一つの面は精神病の処置法と痛み
の処置法に間する。発明の更に一つの面は、これらの薬
剤を含有する製薬組成物類に間する。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明に従って、新しい部類の治療剤が発見された。こ
の薬剤は次式によって記述できる。
λ 式中YはCO又はCHO)lを表わし;TはCO又はC
HOHを表わし;Xは水素又はC1−6アルキルを表わ
し:nは3又は4を表わし;RとR1は各々独立に水素
、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン、
−〇H1又は−CF、を表す。
〔課題を解決する手段〕
これらの化合物はドパミン拮抗剤であり、従ってPk病
、精神分裂症等のような精神病の処置に有用である。化
合物類はまた、鎮痛剤でもあり、痛みの処置に使用でき
る。
本出願に使用されている用語について。
a)「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、又は臭
素原子のことである。
b)  ’C1−5アルキル」という用語は、メチル、
エチル、0−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、第三ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル等
のような、1−6個の炭素原子を含有する分枝鎖又は直
鎖アルキル基のことである。
C)  ’C5−eアルコキシ」という用語は、メトキ
シ、エトキシ、n−ブaボキシ、イソプロポキシ、n−
ブトキシ、イソブトキシ、第三ブトキシ、n−ペンチロ
キシ、n−ヘキシロキシ等のような、16個の炭素原子
を含有する直鎖又は分枝鎖アルコキシ基のことである。
d)「CO」という用語は次の構造 e− をもったカルボニル基のことである。
e)  r CHOHJという用語はヒドロキシメチレ
ン基のことである。
f)「ケタール」という用語は、次の置換基のことであ
る。
「製薬上受は入れられる酸付加塩」という表現は、式I
で表わされる塩基化合物又はその中間体の任意のものの
、任意の無毒性有機又は無機酸付加塩に当てはめる意図
がある。適当な塩類を生成する例示的な無機酸類は塩酸
、臭化水素酸、硫酸及び燐酸を包含する。I!i当な塩
類を生成する例示的な有v111はモノ−、ジー及びト
リカルボンfKI類を包含する。このような酸類の例は
、例えば酢酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロ
ン酸、コハク酸、ゲルタール酸、フマール酸、リンゴ酸
、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ヒ
ドロキシマレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、
フェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸、2−フェノキシ安
息香酸、p−)ルエンスルホン酸、及びメタンスルホン
酸と2−ヒドロキシェタンスルホン酸のようなスルホン
酸類である。モノ−又はジー酸塩類を生成でき、このよ
うな塩類は水和型又は実質的に無水型で存在できる。概
して、これらの化合物の酸付加塩類は水及び種々の親水
性有機溶媒中で増加した溶解度を示し、また酸付加塩類
はその遊離塩基型に比へて、しばしばより高い融点を示
す。
式■化合物類の幾つかは、非対称中心を含んでいる。本
出願で、式■て表わされる化合物類の一つへの任意の参
照は、特定的な光学異性体又はエナンチオマーないしジ
アステレオマーの混合物を包括する意図がある。特定的
な光学異性体は、キラル静止相でのクロマトグラフィや
、キラル塩形成とその後の選択的結晶化による分離を経
由する分割等のような、この技術で知られた手法によつ
て分離、回収できる。
Rが水素以外の場合の式■化合物類では、指定のベンズ
イミダゾール環上に二つまでのこのような置換基が生し
うる。これらの置換基は同じもの又は異なるものであり
うる。これらの置換基はベンズイミダゾール環の4.5
.6、又は7の任意の位置に置くことができる。R1が
水素以外の場合の化合物類では、指定のフェニル環上に
二つまでのこのような置換基が生しうる。これらの置換
基は、同じもの又は異なるものであってよく、オルト、
メタ、又はパラの任意の位置に置くことができる。
Xが水素原子で表わされる場合の式!化合物類では、式
I化合物類のベンズイミダゾール部分は二つの互変異性
体型で存在できる。この互変異性は平衡状態で存在する
位置異性体を生ずる。Xが水素で、ベンズイミダゾール
部分のフェニル環が単一の非水素置換基(すなわちRが
モノハロゲン原子、モノアルキル、モノアルコキシ、モ
ノヒドロキシ又はモノトリフルオロメチル官能基)で置
換されている場合の化合物類は、一定の平衡状態で位置
異性体混合物として固有に存在できる。これらの化合物
類はこの互変異性体の平衡のため、4.7−又は5,6
−位置異性体混合物として存在しよう。
この互変異性体の平衡は以下のように描くことができる
↑ ↓ バ 式I化合物類への任意の参照は、この互変異性で造られ
る互変異性体の任意のもの、又は位置異性体の任意のも
のを包括するものと考げされるへきである。
nが3であり、RとR1が水素又はハロゲンで表わされ
るのが、当面好ましい。
式Iに包括される例示的な化合物類は以下を包含する。
a) 4−[4(IH−ベンズイミダゾール−2−イル
ーカルボニルll−ピペリジニル]−1−(4−フルオ
ロフェニル)−i7タノン、 b) 4−[4−[(5−フルオロ−IH−ベンズイミ
ダゾール−2−イル)カルボニル]−1−ピペリジニル
]−1−(4−フルオロフェニル)−1−ブタノン、 c) 4−[4−[(1,5−ジメチル−IH−ヘンダ
イミダゾール−2−イル)カルボニル]−!−ピペリジ
ニル]−1−(4−フルオロフェニルll−ブタノン、 rl) 4−[4−[(5−フルオロ−Ill−ベンズ
イミダゾール−2−イル)カルボニルツー1−ピペリジ
ニル]−1−フェニル−1−ブタノン、 e) 5−フルオロ−α−[+−(4−(4−フルオロ
フェニル)−4−ヒドロキシブチル]−4−ピペリジニ
ル]−10−ベンズイミダゾール−2−メタノール。
f) 4−[4−[(5−クロロ−1)1−ベンズイミ
ダゾール−2−イル)ヒドロキシメチル]−1−ピペリ
ジニル]−1−(4−フルオロフェニル)−1−ブタノ
ン、 g> 4−[4−[(5,6−シクロロー10−ベンズ
イミダゾール−2−イル)カルボニル]−1−ピペリジ
ニル]−1−(4−フルオロフェニル)−1−ブタノン
、 h) 1−(4−フルオロフェニル)−4−[4−[[
1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ベン
ズイミダソール−2−イルコカルポニル]−1−ピペリ
ジニル]−1−ブタノン。
式I化合物類は、この技術で知られた手法を用いて合成
できる。これらの化合物類を調製する一つの方法は、Y
がcQ又はCHOHで表わされる場合の式Vで記述され
るピペリジニルベンズイミダソール中間体の一つを初め
に合成することてある。
YがCOで表わされる場合の中間体類は、下に反応経路
!で示されるとおりに調製できる。
反応経路i 段階A 式■ アシル化 ↓ 段111B 脱保護 ↓ 式11で、Rは式【のとおりであり、PはC1−6アル
キル、又は−CH2−0−(CH2)2−SしくCH3
)3(SEM基〉のようなシラン保護基である。幾つか
のその他の保護基、例えばビニル、ジメチルアミノメチ
ル、及びヒドロキシメチル(そのリチオ誘導体として)
も利用できる。式111で、EはC1−6アルキル・好
ましくはメチル又はエチルで表わされ、2はt−80C
のような適当な保護基である。式IVで、P、Z、及び
Rは上のとおりであり、YはCOで表わされる。
式Vで、Xは水素又はCt−eアルキルで表わされ、R
は式Iのとおり、またYはCOである。
式Vのピペリジニル中間体のtJ4ti!における初期
段階は、式11で記述されるベンズイミダゾール誘導体
と式111で記述されるピペリジニル誘導体との間でア
シル化反応を行なうことである。
当業者に明らかなように、存在しうる任意の保護基を除
いて、式11のベンズイミダゾールの非反応性置換基が
式Iのピペリジニルベンズイミダゾール中に現われるも
のに対応していることが好ましい、Xが最終生成物中で
水素で表わされる場合、上に確認された保護基の一つは
、アシル化に先立って、指定の窒素原子上に置かれるべ
きである。
所望の生成物中でXをC1−6アルキルとする場合は、
保護基は不要である。
式11のベンズイミダゾールの任意、のものをつくる方
法は、この技術に知られている。典型的には、これらは
適当に置換されたベンズイミダゾールをフルキルハライ
ドでN−アルキル化することによってつくられる。
式11の保護されたベンズイミダゾールをつくる方法は
、この技術で周知である0例えば、ベンズイミダゾール
を10%モル過剰のNa)lと接触させ、次にモル過剰
のCl−CH2−0−(CH2)2−5i(CH3)a
と30分ないし1時間接触させることにより、SEM基
をベンズイミダゾール上に置くことができる0反応は、
典型的には、ジメチルホルムアミドのような非プロトン
性溶媒中で、0℃ないし50℃の温度範囲で実施される
0式11の保護されたベンズイミダゾールは、例えばク
ーゲルロア蒸留のような、この技術で知られた手法を用
いて、回収、精製できる。
式111のピペリジニル誘導体で、EもZも最終生成物
中に保持されず、従って最終生成物の構造に無間係であ
る。式Illのピペリジニル誘導体をつくる方法も、こ
の技術で知られている。
式11のベンズイミダゾールと式111のピペリジニル
誘導体との間のアシル化反応は、この技術で知られた手
法を利用して実施できる。典型的には、式11のベンズ
イミダゾール誘導体の溶液をn−ブチルリチウムのよう
な有機リチウム化合物と、約5分ないし約30分の範囲
、より好ましくは約15分の時間に、約−90℃ないし
約・50℃の温度範囲、より好ましくは約−78℃で接
触させる。有機リチウム化合物は、利用されるベンズイ
ミダゾール誘導体のモル当たり、約1.0ないし約1.
1当量の量で存在し、より好ましくはベンズイミダゾー
ル誘導体とほぼ同量で存在しよう0反応は、典型的には
、テトラヒドロフランのような有機溶媒中で実施される
次に式Illのピペリジニル誘導体が、ベンズイミダゾ
ール誘導体に対してほぼ同じモル量で存在するまで、こ
れを反応帯域に添加し、反応媒体を約−78℃ないし約
0℃に温める0反応を約20分ないし約5時間の範囲の
時間、より好ましくは約30分間に持続させる。次に反
応を例えば飽和塩化アンモニウム水溶液やメタノールの
ようなプロトン源で停止さ仕る。
このアシル化反応によってつくられる式1vのピペリジ
ニル誘導体は、水の添加後の酢酸エチルでの抽出のよう
な、この技術で知られた手法によって回収できる。所望
のピペリジニルベンズイミダゾールは有機相に所在する
であろう、有機相を典型的には、更に合成に利用する前
に、乾燥し濃縮する。上記の脱保護反応の前に、式1■
のピペリジニルベンズイミダゾールを精製する必要はな
い。
所望により、この技術で知られたクロマトグラフィの手
法によって、これを精製できる。
反応順序の次の段階は、上でつくられるピペリジニルベ
ンズイミダゾールを脱保護反応にかけて、Zで表わされ
る保護基と、P(PはC1−6アルキルでないとの条件
つき)で表わされる保護基を除くことである。
この脱保護反応は、この技術で周知の手法を利用して実
施できる。典型的には、式1vの保護ピペリジニルベン
ズイミダゾールを温和な酸加水分解にかけると、分子上
にある保護基が除かれる。トリフルオロ酢酸が適した温
和な酸であり、典型的には0℃ないし室温で使用される
この加水分解でつくられる式Vの脱保護ピペリジニルベ
ンズイミダゾール中間体は、酢酸エチルでの抽出のよう
な、この技術で知られた手法によって回収できる0反応
帯域は、典型的には抽出に先立って、重炭酸ナトリウム
のような塩基で中和される。脱保護ピペリジニルベンズ
イミダゾールは、有機相に位置づけられよう、典型的に
は、更に精製する前に、有機相を乾燥、濃縮する。
式Vの脱保護ピペリジニルベンズイミダゾール。
中間体を、所望により、この技術で知られた手法によっ
て精製できる8例えば、一つの適当な手法は、上で得ら
れる濃縮物を、溶離剤として酢酸エチルのような有機溶
媒を利用するフラッシュ・クロマトグラフィにかけるこ
とである一溶Jil液を蒸発させ、生ずる生成物を例え
ばシクロヘキサンのような適当な溶媒から再結晶させる
ことができる。
その他の適当な溶媒系は、当業者に容易に明らかであろ
う。
YがCHOHで表わされる場合の式Vのピペリジニルベ
ンズイミダゾール中間体は、反応経路■で記述されると
おりにつくられる。
反応経路■ 段PIA ベンジル酸化 ↓ 段PJB 接触水素添加 λ 反応の段PaAで、Rが式Iでのとおりである場合の、
式vlで記述されるピリジニルベンズイミダゾールをベ
ンジル酸化にかけると、式Vllのピリジノイルベンズ
イミダソールがつくられる。このベンジル酸化は指定位
置で構造にカルボニル基を導入する。任意選択的段階B
で、C1−6アルキル基は、ベンズイミダソール部分の
指定窒素原子上に導入される。このアルキル化反応は、
式Iの最終生成物中にこのような置換基を所望する場合
に実施される。段階Cで、式Vll又はvlllのピリ
ジニルベンズイミダゾールを接触水素添加にかけると、
YがCHOHで表わされる場合の式Vのピペリジニルベ
ンズイミダソールがつくられる。この接触還元は、カル
ボニル基をヒドロキシメチレン基に転化し、ピペジン置
換基をピペリジン置換基に転化する。
式■1のピリジニルベンズイミダゾール類の製法は、こ
の技術で知られている。当業者に明らかなように、R置
換基が式1の最終生成物で所望されるものと同一である
のが好ましい。
式vlのピリジニルベンズイミダゾールのベンジル酸化
は、この技術で知られた手法を用いて実施できる。典型
的には、反応体を酢酸溶液中で、酸化セレン(IV)の
ような酸化剤と接触させ、約50℃ないし約70℃の4
度範囲で約10〜24時間にわたって、アルゴンのよう
な不活性雰囲ス下に加熱する。
酸化剤の使用量は決定的ではないが、典型的には13当
量の量で反応帯域に存在する。残った酸化剤があれば、
これを濾過によって除き、溶液を中和し、粗製ピリジニ
ルベンズイミダゾールケトンを有機溶媒での抽出によっ
て回収する。生ずる有機層を乾燥し、濃縮する。この酸
化でつくられる粗製カルボニル含有ピリジニルベンズイ
ミダゾールを反応の次段階に匣用するか、又はこれをこ
の技術で知られたとおりに精製できる。
段階Bの任意のN−アルキル化は、この技術で周知の手
法を用いて実施できる。典型的には式Vllのピリジニ
ルベンズイミダゾールの溶液をモル過剰の水素化ナトリ
ウムと接触させる。反応体を)・ルエンやDMFのよう
な溶媒中で、はぼ室温ないし約100 ’Cの温度範囲
で、0.5ないし5時間にわたって一緒にかきまぜる。
次にモル過剰量の適当なアルキルハライドを反応帯域に
加え、反応体をほぼ室温ないし約100℃の温度範囲で
0.5〜24時間にわたって一緒にかきまぜる0反応を
水の添加によって停止させ、生ずる式vlllのピリジ
ニルベンズイミダゾールは、酢酸エチルのような溶媒で
の抽出と、その後生ずる有機層の濃縮によって、反応帯
域から回収できる。任意に、この技術で知られたとおり
に、これをクロマトグラフィや再結晶によって、これを
精製できる。
式Vll又はν111のカルボニル含有ピリジニルベン
ズイミダゾールの接触水素添加は、この技術で知られた
手法を用いて実施できる。典型的には、式Vll又はv
lllの化合物をアルコール溶媒中で白金やロジウムの
ような触媒と接触させる。所望により、触媒を炭素、シ
リカ、又はこの技術で知られたその他任意の支持体に担
持てきる。触媒使用量は決定的でないが、典型的には、
1−20重量%で存在する0次に、反応帯域に1−10
0気圧の水素を仕込み、約4当量の水素が消費されるま
で反応を進める。触媒を濾過によって除き、生成物、す
なわちYがCHOHで表わされる場合の式Vのピペリジ
ニルベンズイミダゾールは、この技術で知られたとおり
に、抽出又は濃縮によって回収される。所望により、化
合物はこの技術で知られたとおりに、クロマトグラフィ
又は再結晶によって精製される。
YがCO又はCHOHて、またTがCOで表わされる場
合の式I化合物類は、下に反応経路111で描かれてい
るように、式■のピペリジニルベンズイミダゾール中間
体の一つと下の式1xで記述されるアルキレンフェニル
誘導体との間のN−アルキル化反応を経由してつくるこ
とができる。
反応経路■ N−アルキル化 ↓ 式■ 式Vで、Rは弐〇で定義されたとおりであり、Yは所望
の最終生成物に応してCO又はCHl)Hである。
式1xで、R1とnは式Iのとおりてあり、Aはハロゲ
ン原子である0式IXのアルキレンフェニル誘導体類は
、その製法とともに、この技術で知られている。
当業者に明らかなように1式Vのピベリジニルヘンズイ
ミダゾール中間体と式IXのアルキレンフェニル誘導体
の非反応性置換基が、最終生成物に現われるものに対応
するのが好ましい。例えば、所望の生成物が444−(
l1l−ベンズイミダゾール−2−イル−カルボニル)
−1−ピペリジニル]−1−(4−フルオロフェニル)
−1−ブタノンの場合、これは4−(2−ベンズイミダ
ゾイル)ピペリジンとρ−フルオローδ−クロロプチロ
フエノンとの間のN−アルキル化反応を実施することに
よってつくられる。
N−アルキル化反応を実施するに先立って、式1×のア
ルキレンフェニル誘導体のカルボニル部分にケタール保
護基を置くのが望ましい。これはR1がフッ素で表わさ
れる場合に特に望ましい。このケタール保護基は分子上
に置かれ、この技術で周知の手法を用いて、N−アルキ
ル化反応生成物から除去できる。
上の反応経路111に描かれたN−アルキル化は、この
技術で知られた手法に従って達成される。このN−アル
キル化反応は、典型的には、K2CO2、Na2CO3
、NaHCO3、又はKHCO3のような塩基の存在下
に実施されろ。典型的には、塩基は使用のピペリジニル
ベンズイミダソールのモル当たり約lないし約3当量の
量で反応帯域に存在しよう。
式Vのピペリジニルベンズイミダゾール中間体と式1×
のアルキレンフェニル誘導体が、はぼ同じモル量で反応
帯域に存在するのが好ましい、しかし、いずれかの反応
体の中程度の過剰量は反応に有害ではない。また、高温
で反応を実施するのも好ましい。典型的には、約50℃
ないし約100℃の温度範囲で、約30分ないし約48
時間にわたって、反応体を一緒にかきまぜる。反応は、
典型的には、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、
ジメチルスルホキシド、ベンセン又はトルエンのような
有機溶媒中でも実施されろ。
式■のビペリジニルヘンズイミダゾール誘導体は、水添
加後の酢酸エチルでの抽出のような、この技術で知られ
た手法に?だって、反応帯域から回収できる。所望のピ
ペリジニルベンズイミダゾールは、有機相に所在しよう
。有機相は、典型的には、慣用の手法を利用して、更に
精製する前に乾燥、J縮される。
ピペリジニルベンズイミダゾールを、この技術で知られ
た手法に従って精製できる0例えば、一つの適当な手法
は、上で得られる濃縮物を、溶離剤として酢酸エチルの
ような有機溶媒を利用するフラッシュ◆クロマトグラフ
ィにかけることである。溶離液を蒸発させ、生ずる生成
物を例えばシクロヘキサンのような適当な溶媒から再結
晶できる。その他の適当な溶媒系は、当業者に自明であ
ろう。
YとTがいずれもヒドロキシメチレン基(CHOH)で
表わされる場合の式1化合物類は、下の反応経路1vに
描かれた方法によってつくられる。
反応経路■ λ 式1  Y=CO又はCHOH,T=CO還二元 ↓ λ 式■、 Y=T=CHOH YがCO又はCHOHで表わされ、TがCOて表わされ
、またR、R,、及びnが所望の生成物中のとおりであ
る場合の式lて記述されるピペリジニルベンズイミダゾ
ール誘導体を還元反応にかけると、YとTが描かれたと
おりに、ともにCHOHで表わされ、R,R,及びnが
上に定義されたとおりである場合の式■の所望のピペリ
ジニル誘導体がつくられる。例えは、所望の生成物がα
−[1−[4−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロ
キシブチル]−4−ピペリジニル]−1H−ベンズイミ
ダソール−2−メタノールの場合、これは4−[4−(
1)I−ベンズイミダゾール−2−イル−カルボニル)
−1−ピペリジニル]−1−(4−フルオロフェニル)
−1−ブタノンを還元することによってつくられる。
還元反応は、この技術でP1′frJの手法を利用して
実施できる。典型的には、YがCO又はCHOI−1で
表わされ、TがCOで1表わされる場合の式Iのピペリ
ジニルベンズイミダゾールを、水素化ホウ素ナトリウム
又はカリウムのような還元剤と接触させる。
還元剤は、一般に約1ないし約4当量、より好ましくは
l・2当量の量で存在する。還元は、室温ないし溶媒の
還流温度の範囲の温度、好ましくは室温で実施される。
還元は、典型的には、メタノール、エタノール又はイソ
プロパノールのようなアルコール中で実施される。
還元ずみのピペリジニルベンズイミダゾールは、反応!
fall+で式i化合物類について既述のものと同様な
手法を用いて、回収、精製できる。
その代わりに、還元は、この技術で知られた手法に従っ
て、白金、ルテニウムのような触媒を利用して、水素添
加によって実施できる。
YがCOで表わされ、TがCHOHで表わされる場合の
式!化合物類も、この技術で知られた手法を利用してつ
くることができる。これらの化合物をつくる一つの方法
は、下の反応経路Vに描かれている。
反応経路V 段階A t二4五−も」5止 ↓ λ 式【a 段階B 駈豆1 ↓ Yが(:0で表わされ、XとRが式■でのとおりである
場合の式Vのピペリジニルベンズイミダゾール中間体は
、Bがシリル保護されたヒドロキシメチレン基で、Aが
ハロゲン原子、R1とnが式■でのとおりである場合の
式Xで記述されるアルキレンフェニル誘導体によってN
−アルキル化される。
このN−アルキル化は、R,R,、X及びnが式■での
とおりで、Yがカルボニル、及びBがシリル保護された
ヒドロキシメチレン基である場合の式Iaで描かれる保
護ピペリジニルベンズイミダゾールを生ずる0次に、所
望の式■化合物は、式Iaの保護ピペリジニルベンズイ
ミダゾールを脱保護にかけると、それによってシランエ
ーテル保護基はヒドロキシメチレン基に転化され、他の
置換基は未変化のまま残る。
式■のピペリジニルベンズイミダゾール出発材料中のR
とXで表わされる置換基は、所望の式■生成物中のもの
に対応すべきである。式Xのアルキレンフェニル誘導体
の非反応性置換基は、シランエーテル保護基を例外とし
て、所望生成物中のものに対応すべきである。Bは任意
適当なシラン保護基によって表わされる。適当なシラン
保護基の代表的な例は、t−ブチルジメチルシリル又は
t−ブチルジフェニルシリルを包含する0式Xのシリル
化されたアルキレンフェニル誘導体の製法は、この技術
で知られている。
例えば、式!の所望化合物がα−(4−フルオロフェニ
ル)−4−[4−(2−ベンズイミダゾイル)−1−ピ
ペリジンブタノール]の場合は、適当な出発材料は、4
−(2−ベンズイミダゾイル)ピペリジンと1・(4−
フルオロフェニル)−1)リフチルシリロキシ−4−ク
ロロブタンである。
式Vのピペリジニルベンズイミダゾールと式Xのシリル
化アルキレンフェニル誘導体との間のN−アルキル化反
応は、反応経路111のN−アルキル化と同じ方法で実
施できる。それによって生ずる式Iaの保護ピペリジニ
ルベンズイミダゾールは、抽出や濃縮のような、この技
術で知られる手法を用いて、反応帯域から回収できる。
この粗生成物を上に描かれた脱保護反応にかけるか、又
はクロマドグラフィ精製や適当な溶媒系からの再結晶の
ような、この技術で知られた手法を用いて、これを精製
できる。
脱保護反応は、この技術で周知の手法を用いて実施でき
る。典型的には、シリルエーテル保護基は、式1aのピ
ペリジニルベンズイミダゾールを、例えばフッ化テトラ
アチルアンモニウムのようなフッ化物イオン給源と、室
潅でテトラヒドロフランのような非プロトン性溶媒中で
接触させることによって除去される。
この脱保護反応を経由してつくられる式■のピペリジニ
ルベンズイミダゾールは、反応帯域に水を添加後、酢酸
エチルで抽出し、続いて生ずる有機相を乾燥し濃縮する
など、この技術で知られた手法によって、反応帯域から
回収できる。弐Iの粗製ピペリジニルベンズイミダゾー
ルは、式I化合物のmayについて反応経路111で論
じられに方法によって精製できる。
はとんとのその池の有機化合物類でのように、式l化合
物II並びに式■の中間体は、この技術で周知のその他
の手法を利用してつくることができる0例えば、YとT
がともにC)IOHで表わされる場合の式■化合物類は
、次の2段階反応g路によってもつくられる。初めに、
YがCHOHで表わされる場合の式Vで記述されるピペ
リジニル中間体と、反応経路Vの式Xて記述されるシリ
ル化アルキレンフェニル誘導体とで、N−アルキル化反
応が実施される。このN−アルキル化反応は、反応経路
111のN−アルキル化と同し方法で実施できる。この
N−アルキル化は、YがCHO)I STがシリル保護
されたヒドロキシメチレン基で表わされ、またR、R1
、及びnが式Iのとおりである場合の式Iで記述される
化合物を生ずる。次に、所望の式l化合物は、反応経路
Vで論しられた脱保護反応を用いて、シリルエーテル保
護基を除くことによってつくられる。所望の式l化合物
は、上の反応経路111で教示された手法を用いて、回
収、精製できる。
YがCHOHで表わされる場合の式Vのピペリジニルベ
ンズイミダゾール中間体は、下に描かれた代わりの反応
経路を経てもつくることができる。
反応経路■ 段FiA 式n 式×1 縮二合 ↓ 段階B 脱保護 ↓ λ Rが式Iのとおりで、PがC1−6アルキル、適当なシ
ラン保護基、又は反応経路Iで記述されたぞの他の保護
基の−っである場合の式11で既述されととおりのベン
ズイミダゾールと、2がt−BOC基のような適当な保
護基である場合の式×1で記述されるピペリジニルアル
デヒドとの間で、縮合反応が行なわれる。これは、R,
P、及びZが上に定義されたとおりで、Yがc HI)
Hで表わされろ場合の式V゛て記述される保護ピペリジ
ニルベンズイミダゾールを生ずる。次に、この保護され
たピペリジニルベンズイミダゾールを脱保護反応にかけ
ると、YがC110Hで表わされる場合の所望の式Vピ
ペリジニルベンズイミダソール中間体を生ずる。
式11のベンズイミダソールと式×1のピペリジニルア
ルデヒドの製法は、この技術で知られている。
当業者に明らかなように、ベンズイミダゾールの非反応
性lit換基が所望生成物のものに対応するのが好まし
い。Xを水素とする場合は、縮合反応に保護ベンズイミ
ダソールを利用する必要がある。
反応経路Iでのように、Xが水素原子で表わされる場合
は、典型的にはシラン保護基が利用される。
XがC4−6アルキルで表わされる場合は、この位置で
保護基を使用する必要はない。
縮合反応は、反応経路Iのアシル化について教示された
ものと同し方法を使用して、式111のピペリジニル誘
導体の代わりに式I1のビベリジニルアルデヒトを使用
して実施できる。生ずる生成物も、同しように回収され
、任意に精製できる。脱保護反応、並びに以後の回収及
び任意の精製も、反応経路Iで実施された脱保護反応と
同様に実施できる。
YがCHOHで表わされ、TがCI3又はCHO)Iで
表わされる場合の式■化合物類も、反応経路vlてすぐ
上に記述されたものと類似の反応経路を利用してつくる
ことができる0反応経路ν1で記述された式のベズイミ
ダゾールの一つと、式X11で記述されるアルデヒド誘
導体との間で、縮合反応が実施される。
式中nとR7は式Iでのとおりであり、またTを最終生
成物中で(Qで表わす時はTはケタール保護基てあり、
Tを最終生成物中でCHOHで表わす時はTはシリル保
護されたヒドロキシメチレン基である。
縮合反応は、反応経路vlですぐ上に教示されたものと
同様な方法で実施される。Pがシラン保護基で表わされ
る場合、又はTがシリル保護されたヒドロキシメチレン
基で表わされる場合は、これらは反応経路■及び反応経
#iVで上に教示された適当な方法を用いて、縮合反応
生成物から除去できる。Tがケタール保護基で表わされ
る場合は、これを希鉱酸の存在下に加水分解を経て除去
できる。
当業者に明らかなように、式Vのピペリジニルベンズイ
ミダゾール中にYて表わされる置換基は、この技術でχ
■られているとおり、標準的な酸化還元反応を利用して
操作できる。このように、この技術で知られた手法を用
いてカルボニル置換基を容易に還元でき、それによって
ヒドロキシメチレン置換基を生ずる。同様に、ヒドロキ
シメチレン基をカルボニル基へ酸化できる。
〔発明の効果〕
式r化合物類はドパミン拮抗剤であり、精神分裂症、1
桑病等のような精神疾患のfi置に有用である。化合物
類はドパミン拮抗剤であるから、これらはへロベリドー
ルやチオリダジンのような既知のドパミン拮抗剤が現在
処方されているような、任意の医学的症状の処置に有用
であろう。
これらの化合物の抗精神病的有用性を実証する一つの方
法は、密集状態のハツカネズミにおけるアンフェタミン
の致死量に拮抗する能力によるものである。この試験は
抗精神病活性を検出するための審査法としてこの技術で
周知である。
この試験を実施する一つの方法は、密集条件下にハツカ
ネズミ20匹を一緒に閉じ込めることである。第二の群
は、対照群として、同し条件下に閉じ込められる。典型
的には、29X18χ13 cmの寸法のケージが利用
される。
ハツカネズミ20匹の群にヒヒクル又は試験化合物0.
01−25 mg/kgをl1lJ内に投与する。約3
0分後、全群にd−アンフェタミンfJR酸塩20 m
g/kgをM膜内に投与する。対照群の約80%は18
〜24時間以内に死亡しよう。試験化合物を受けた群は
、対照群より統計的に低い死亡率を示すであろう。
式■化合物類はまた、セロトニン5)IT2受容体での
セロトニン効果を遮断する。これらの化合物は、例えば
ハロペリドールやクロルフロマシンのような、現在臨床
医に利用されるその他のドパミン拮抗剤より低い錐体外
路の副作用を示すであろう。
これらの抗精神病性状を現わすためには、化合物類は、
ドパミンがドパミン受容体に対してもつ効果に十分に拮
抗する量で投与される必要がある。
これらの化合物がこの拮抗効果を示す際の適量範囲は、
処置される特定疾病、患者の病状の程度、患者自身、投
与されろ特定化合物、投与経路、及び患者におけろ根底
となる池の@気の存在等に応して広い範囲に及んでいる
。典型的には、化合物類は一日当たり約0.01 m3
1kgないし約25 m31kgの適量範囲で、抗精神
病効果を示す。毎日の反復投与が望ましく、七に略述さ
れた諸条件に従って多様でありうる。典型的には、化合
物類は一日に1−4回投与されよう。
式I化合物類は、&I痛性状も現わし、痛みの処置に有
用である。
これらの化合物の鎮痛有用性を決定する一つの方法は、
次の試験手順に従うことである。5−10匹の群にl−
200IIg/kgの化合物を皮下又は胃内に投与する
。試験化合物を投与してから30分後、ハッカネズミに
0.25%V/V酢酸溶液0.4 n+Iを投与すべき
である。酢酸投与の5分後、痛みのきざしである、もが
きゃもだえの兆候について、ハツカネズミを観察する。
化合物を投与されたハッカネズミが試験期間中に痛みの
兆候(もがき、もだえ〉を示さないなら、化合物は有意
の鎮痛活性をもっと考えられる。
これらの化合物がこの鎮痛効果を示す適量範囲は、患者
が受けている痛みの水準、痛みの出所、患者自身、投与
される特定化合物、投与経路、及び患者における根底と
なる他の病状の存在等に応じて広範囲にわたる。典型的
には、化合物類は一日当たり約I Img/kgないし
約200 mg/kgO’)適量範囲で鎮痛効果を示す
。毎日の反復投与が望ましく、上に略述された条件に従
って多様であろう。典型的には、化合物類は一日に1−
4回投与されよう。
本発明化合物類は、種々の経路で投与できる。
経口投与されると、これらは有効である。化合物類はま
た、非経口的(皮下、静脈内、筋肉内、腹膜内、又は鞘
内〉に投与できる。
製薬組成物類は、この技術で知られた手法を利用して調
製できる。典型的には、化合物の拮抗量又は鎮痛量を製
薬上受は入れられる担体と清合する。
経口投与には、化合物をカプセル剤、丸薬、錠剤、トロ
ーチ剤、溶融剤、散剤、懸濁液、又は乳JA液のような
固体又は液体へ処方できる。固体単位適量形式は、例え
ば表面活性剤、潤滑剤、及び乳糖、庶糖、及びコーンス
ターチのような不活性充填剤を含有する通常のゼラチン
型のカプセルとするか、又は持続的放出製剤にてきる。
別の態様では、式■化合物は、アラビアゴム、コーンス
ターチ又はゼラチンのような結合剤、ポテトスターチや
アルギニン酸のような崩壊剤、及びステアリン酸やステ
アリン酸マグネシウムのような潤滑剤と鞘み合わせた乳
糖、庶糖、及びコーンスターチのような慣用の錠剤基剤
とともに錠剤化できる。
液体製剤は、この技術に知られた懸濁剤、甘み剤、風味
剤、及び防腐剤を含有する水性又は非水性の薬学的に受
は入れられる溶媒中に活性成分を溶解することによって
piI!される。
非経口投与には、化合物類は生理学的に受は入れられる
薬学担体中に溶解され、濱)夜又は懸濁液として投与さ
れる。適当な薬学担体の例は、水、食塩水、デキヌトa
−ス濱液、果糖溶液、エタノール、又はIJJ M物な
いし合成起源の油類である。
薬学担体は、この技術で知られたとおりに、防腐剤、緩
衝剤等も含有できる。
化合物類は、任意の不活性担体とン昆和てき、この技術
で知られたとおりに、患者の[l111清、犀等におけ
る化合物濃度を決定するために実験室検定に利用される
本出願で使用される用語について。
a)  r精神病」という用語は、患者、例えばヒトが
、人格の乱れや現実との接触の喪失を特徴とし、しばし
ば妄想、幻覚、又は錯覚を伴う器質的及びl又は感情的
起源の主要な精神疾患を経験する際の症状のことである
。本発明化合物類で処置できる精神病の代表的な例は、
精神分裂症と線屑を包含する。
b)  r処置」という用語は、患者の病気を軽減する
能力のことである。
c)  r無痛覚」という用語は、正常な痛みの感覚の
欠如又は正常な痛覚の病気のことである。
d)「患者」という用語は、例えばモルモット、ハツカ
ネズミ、ラット、猫、兎、犬、猿、チンパンジー 及び
ヒトのような温血動物のことである。
〔実施例〕
以下の実施例は、本発明を更に例示するために提示され
ている。これらは、いかなる形においても本発明を限定
するものと考えられてはならない。
実施例1 本実施例は、式vlで記述されるピリジニルベンズイミ
ダソールの製法を例示している。
4−ピリジル酢酸塩酸塩(72,4g、 417ミリモ
ル)と1.2−フェニレンジアミン(30,0g、 2
77ミリモル)の溶液を塩Wl (4,5M、 550
 ml)中で調製し、17時間還流した。冷却溶液を水
500 get中の炭酸ナトリウム150 gに徐々に
添加した。生ずる白色固体を濾過し、乾燥すると、白色
粉末47.8 gを生じ、これを酢酸エチルから再結晶
させると、薄い緑色板晶として2−(4−ピリジニルメ
チル)−18−ベンズイミダゾールを生じた。融点+8
5−186℃。
実施例2 本実施例は式Vl+で記述されるピリジニルベンズイミ
ダゾールの調製を例示している。
酢酸1.5リツトル中で、2−(4−ピリジニルメチル
)−IH−ベンズイミダゾール(35,0g、 167
ミリモル〉と酸化セL、 ン(IV)(31,8g、 
287ミリモル)ノ溶液をつくり、アルゴン下に60℃
で20時間かきまぜた。
熱い溶液をセライト詰め物に通して濾過し、濃縮してか
ら、5%重炭酸ナトリウム溶液で徐々に中和した。この
水性スラリーをジクロロメタンで2回抽出した。−緒に
した有機相を乾燥(MgSO4) L/、濾過、濃縮し
、生ずる固体を酢酸エチルから2回再結晶させると、所
望の生成物のIH−ベンズイミダゾール−2−イル−4
−ピリジニル−メタノンを薄い緑色の針晶として生した
。融点221−222℃。
実施例3 本実施例は、式Vで記述されるピペリジニルベンズイミ
ダゾールのIllを例示している。
0℃でかきまぜたエタノール50層1に、塩化アセチル
(2,5ml、 35ミリモル)を滴加した。5分かき
まぜた後、このエタノール性HCIをエタノール200
1中のIH−ベンズイミダソール−2−イル−4−ピリ
ジニル−メタノン(5,0g、 22.4ミリモル)に
添加した。
この溶液に酸化白金IV(0,5g)と水素(50lb
/1n2)を仕込み、20時時間上うした。溶液を濾過
、濃縮し、生ずる固体をメタノールから2−ブタノンで
再結晶させると、所望生成物として!H−ベンズイミダ
ゾールー2−イル−4−ピペリジニル−メタノール二塩
酸塩を生した。融点270−272℃。
実施例4 本実施例の目的は、式■て記述された還元ビペJジニル
ベンズイミダゾールと式I×で記述されるアルキレンフ
ェニル誘導体との間のN−アルキル化を例示することで
ある。
メチルスルホキシド85IIll中で10−ベンズイミ
ダゾール−2−イル−4−ビベリジニルメタノールニ塩
酸塩(5,80g、 19.1ミリモル〉、2−(3−
クロロプロピル)−2−(4−フルオロフェニル)−1
,3−ジオキソラン(6,60g+ 27.0ミリモル
)、重炭酸カリウム(L8g+58.0ミリモル)、及
びヨウ化カリウム(触媒量)の溶液を調製し、アルゴン
下に110℃で20時間かきまぜた。冷却溶液を水中に
注ぎ、クロロホルムで2回抽出した。−緒にした有機層
を水で2回洗い、乾燥(MgSO4) L/、オレンジ
色の油まで濃縮した。
油をシリカゲル(75\160 !11111)上でク
ロマトグラフィにかけ、クロロホルム中10%メタノー
ルて溶離した。適当なフラクションを一緒にし濃縮する
と、所望の生成物α−[+−[3−[2−(4−フルオ
ロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]プロ
ピル]−4−ピペリジニル]−18−ベンズイミダゾー
ルー2−メタノールをオフホワイト色の固体として生し
た。融点??−79℃。
実施例5 本実施例の目的は、式!のY位置のヒドロキシメチレン
置換基のカルボニルへの酸化と、ケタール保護基の加水
分解を例示することである。
ジクロロメタン13 lll1中の塩化オキサリル(0
,51m1.0.74 g、 5.8ミリモル)のかき
まぜた溶液に、窒素下−78℃で、−50″Cより低温
に保つような速度で、ジクロロメタン2.5 ml中の
ジメチルスルホキシド(0,91g、、 12ミリモル
)を添加した。−78℃で20分かきまぜてから、ジク
ロロメタン20 ml中のα−〔l・[3−[2−(4
−フルオロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イ
ルコブロピル]−4−ピペリジニル]−18−ベンズイ
ミダソール−2−メタノール(2,3g、 5.2ミリ
モル)を注射器から滴加した。−78℃で更に20分か
きまぜた後、トリエチルアミン(3,0ml、 22ミ
リモル)を加え、冷却浴を除き、溶液を1時間かきまぜ
た。水を加え、層を分離し、水層をジクロロメタンで抽
出した。−緒にした有機層を乾燥(MgSO4)し、シ
リカ詰め物に通して濾過(アセトンで溶離)した、溶離
液を濃縮すると、白色フオームを生じた。フオームをメ
タノール501に溶解し、10%塩酸で処理し、3時間
かきまぜた。溶液を5%重炭酸ナトリウムで中和し、′
l4Ii!シ、ジクロロメタンで2@抽出した。−緒に
した有機層を乾燥(M g S 04)し、濃縮し、生
ずる固体を酢酸エチルから再結晶させると、4−[4−
(IH−ベンズイミダゾール−2−イル−カルボニル)
−1−ピペリジニル]−1−(4−フルオロフェニル)
−1−ブタノンをオフホワイト色の固体として生じに、
融点155−156℃。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中YはCO又はCHOHを表わし;TはCO又はC
    HOHを表わし;Xは水素又はC_1_−_6アルキル
    を表わし;nは整数3又は4を表わし;RとR_1は各
    々独立に水素、C_1_−_6アルキル、C_1_−_
    6アルコキシ、ハロゲン、−OH、又は−CF_3を表
    わす]の化合物。 2、YがCOを表す、特許請求の範囲第1項に記載の化
    合物。 3、YがCHOHを表す、特許請求の範囲第1項に記載
    の化合物。 4、TがCOを表す、特許請求の範囲第2項に記載の化
    合物。 5、YがCHOHを表す、特許請求の範囲第2項に記載
    の化合物。 6、TがCOを表す、特許請求の範囲第3項に記載の化
    合物。 7、TがCHOHを表す、特許請求の範囲第3項に記載
    の化合物。 8、Xが水素又はメチルを表す、特許請求の範囲第1項
    に記載の化合物。 9、R_1が4−フルオロ−置換基である、特許請求の
    範囲第1項に記載の化合物。 10、特許請求の範囲第1項に記載の化合物の抗精神病
    量を含む、精神病の処置剤。 11、特許請求の範囲第1項に記載の化合物を投与する
    ことを含めてなる、ドパミン受容体においてドパミンの
    効果に拮抗する方法。 12、特許請求の範囲第1項に記載の化合物の鎮痛量を
    含む、無痛覚を生ずる薬剤。 13、不活性担体と混合された特許請求の範囲第1項の
    化合物を含めてなる、特許請求の範囲第1項に記載の組
    成物。 14、上記の不活性担体が製薬上許される担体である、
    特許請求の範囲第11項に記載の組成物
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