JPH0365696A - 沸騰水型原子炉の熱中性子束検出器用の固定形炉内校正装置 - Google Patents

沸騰水型原子炉の熱中性子束検出器用の固定形炉内校正装置

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JPH0365696A
JPH0365696A JP2150105A JP15010590A JPH0365696A JP H0365696 A JPH0365696 A JP H0365696A JP 2150105 A JP2150105 A JP 2150105A JP 15010590 A JP15010590 A JP 15010590A JP H0365696 A JPH0365696 A JP H0365696A
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Monty A Ross
モンティ・アレン・ロス
Timothy J O'neil
ティモシー・ジョセフ・オニール
Chu Edward M Dean
エドワード・ミン・ディーン・チュ
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/10Structural combination of fuel element, control rod, reactor core, or moderator structure with sensitive instruments, e.g. for measuring radioactivity, strain
    • G21C17/108Measuring reactor flux
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は原子炉内における熱中性子束の監視に関するも
のである。更に詳しく言えば、本発明は対または群を成
して配置された通常の局部出力検出器およびγ線温度計
を含む新規な検出器集合体に関するものであって、かか
るγ線温度計からの出力を熱収支と関係づけることによ
って実用寿命期間中における局部出力検出器の校正を行
うことができる。
従来の沸騰水型原子炉(BWR)の内部で起こる核反応
については、熱中性子束またはγ線束を測定することに
よって反応状態を監視することができる。
熱中性子束は好適な測定値である。なぜなら、それは出
力に正比例すると共に、核分裂電離箱から即時に得られ
る信号を威すからである0代替測定値としてのγ線束は
、原子炉の要求安全条件のために必要な即時応答性を示
さない、それ故、γ線温度計によって測定されたγ線束
は、沸騰水型原子炉における反応状態を監視しかつそれ
を即座に制御する目的のためには使用されていない。
沸騰水型原子炉の熱中性子束は局部出力検出器によって
監視される。かかる局部出力検出器は、核分裂性物質で
被覆された陰極を有している。かかる核分裂性物質は、
ff1lJとoiUとの混合物から戒るのが通例である
 ff1Uは中性子束に比例した信号を与えるために役
立つ一方、234Uは検出器の寿命を延ばすために役立
つ、熱中性子は!3SUと反応し、それによって生じた
核分裂破片が通常の局部出力検出器の内部に存在する不
活性ガス雰囲気(通例はアルゴン〉を電離させる。その
結果、陽極と陰極との間には電荷の流れが生じ、それに
よってDCg流が流れる。かかるDC電流の強さは、炉
心内における熱中性子束を実質的にリアルタイムで表示
するものである。
沸騰水型原子炉の局部出力検出器は、多数の集合体を威
しながら炉心内に挿入される。各々の集合体は鉛直方向
に伸びていて、通例は互いに離隔した4個の局部出力検
出器を含んでいる。各々の検出器は、熱中性子束をリア
ルタイムで読取って原子炉内の反応状態を表わす出力を
与え得るような電気回路に接続されている。大形の原子
炉は30〜50個程度の検出器集合体を含み、従って全
部で約120〜200個の局部出力検出器を含むことを
理解すべきである。かかる局部出力検出器においては、
それらの実用寿命期間にわたって有限量のmUが使用さ
れる。その結果、感度は熱中性子に対する暴露量と共に
変化するから、それらを定期的に校正しなければならな
いのである。
現在、校正は移動層炉内プローブ(TIP)を用いて行
われている0通例、かかる移動層炉内プローブは原子炉
から引出されている。なぜなら、移動層炉内プローブは
局部出力検出器と同じ基本構造を有しており、従ってそ
れらの感度はwUの燃焼の結果として使用期間と共に変
化するからである。
使用に際しては、移動形炉内プローブの校正が行われる
のが通例である。詳しく述べれば、約5個の移動形炉内
プローブが沸騰水型原子炉の共通部分に独立に挿入され
る。沸騰水型原子炉が定常状態で運転され、そしてエネ
ルギー収支の解析が行われる。移動形炉内プローブの挿
入は、半剛性ケーブルの一端に該プローブを取付け、そ
して管系内にそれらを挿入することによって行われる。
定常運転中において完全な炉心走査を行った後、移動形
炉内プローブの読みと熱収支とを併用することによって
局部出力検出器が校正される。
その後、校正済みの移動形炉内プローブが特別に設計さ
れた管系を通して挿入される。がかる管系は格納容器の
導管を通って原子炉容器の内部にまで伸びている。これ
らの導管内に、遠隔側の末端にTIPを取付けた半剛性
のケーブルが配置される0次いで、大形の駆動機構によ
ってTIPが管系内に送り込まれるが、かかる系全体は
電子式駆動制御ユニットによって制御される。ケーブル
はいわゆる「剪断弁」を通過する。ケーブルおよびTI
Pが引出されるまでには管系からの漏れがかなりの量に
達するものと考えられるから、剪断弁はケーブルに剪断
変形を加えて導管を密封し、それによって管系からの漏
れを防止するために役立つ0次いで、ケーブルは止め弁
を通過し、それによってTIPは格納容器の内部に入る
。最後に、ケーブルはいわゆる「インデクサ」に到達し
、次いで原子炉容器の内部に挿入される。これらのイン
デクサは、大形の沸騰水型原子炉内に存在する約170
個の局部出力検出器のそれぞれに割当てられた位置の近
傍に各々のTIPを導くための機械装置である0校正操
作に際して各々のTIPが辿る経路として、1台のイン
デクサは通例10の経路を有している。
言うまでもなく、上記のごとき系は精巧かつ複雑なもの
である。各々の局部出力検出器の校正は、TIPによる
局部的な熱中性子束の測定値に依存すると共に、挿入さ
れた半剛性ケーブルの末端の位置にも依存する。当然、
半剛性ケーブルの末端の位置は所要の校正を行うための
適正な経路と照合することが必要である。
また、所要の管系は原子炉容器の下方においてマトリク
ス状に配列された多数の管を含んでいる。
通例、原子炉容器の下方における所要の作業を行う際に
はそれらの管を取除くと共に、それの終了後には再び設
置することが必要である。
止め弁および剪断弁が存在するとは言え、原子炉由来の
放射性粒子を含有する水がかかる管系から漏れ出る可能
性はなおも存在する。その上、引出されたケーブルは放
射能を帯びていると共に、機械的な障害をもたらす可能
性もある。
γ線温度計は公知である。それらは原子炉内の反応から
生じるγ線出力を測定するものである。
残念ながら、γ線温度計によって測定されたγ線出力は
原子炉の安全運転のために必要とされるような過渡的出
力変化に対する即時応答性を有していない。それ故、γ
線温度計は沸騰水型原子炉における炉心の反応状態を監
視するためにこれまで使用されたことはなかった。
発明の要約 本発明に従えば、沸騰水型原子炉の炉心内において、鉛
直方向に沿って互いに離隔した通例4つの監視位置を有
する局部出力検出器集合体の改良が行われる。各々の監
視位置には通常の局部出力検出器が配置されている。か
かる局部出力検出器においては、熱中性子に暴露された
核分裂性物質が核分裂破片を生威し、それらがガスを電
離させ、それによって陽極と陰極との間に電流が流れる
本発明の改良によれば、各々の局部出力検出器に隣接し
て1個または2個のγ線温度計が配置される。各々のγ
線温度計は、γ線によって加熱される内部の塊状体、加
熱された塊状体の温度を測定するための熱電対、および
それと直列に接続された参照熱電対を含んでいる。かか
る通常の局部出力検出器およびγ線温度計は検出器集合
体の長さ方向に沿って互いに離隔しながら配置されてい
て、それらの各々は外部接続のためのケーブルおよびコ
ネクタを具備している。かかる□検出器集合体を炉心内
に挿入し、そして原子炉を定常状態で運転した場合、γ
線温度計を通常の原子炉熱収支と併用することによって
局部出力検出器を校正することができる。すなわち、γ
線束を熱収支の出力と照合することにより、実用寿命期
間を通じて局部出力検出器の校正を行うことができるの
である。
発明の目的、特徴および利点 本発明の目的の1つは、局部出力検出器の校正系を大幅
に簡略化することにある。そのため、熱中性子束測定用
の通常の局部出力検出器をγ線温度計に近接した状態で
配置して成る新規な検出器集合体が開示される。
上記のごとき検出器集合体の利点は、γ線温度計があま
り敏感でなく、従って長い実用寿命を有することである
。それ故、原子炉の定常運転に際してγ線温度計を補助
的な熱収支と共に使用することにより、それらに隣接し
た局部出力検出器の校正を行うことができるのである。
本発明のもう1つの目的は、沸騰水型原子炉内に存在す
る局部出力検出器を校正するための方法を提供すること
にある。かかる方法に従えば、原子炉を定常状態で運転
しながら熱収支を解析することにより、総合的な原子炉
出力が求められる。
その後、γ線温度計から読取られたγ線束が原子炉出力
と関係づけられる。他方、局部出力検出器から対応する
読みが得られる。これらの読みは使用期間に伴って変化
するが、γ線温度計から得られた結果に基づいてそれら
の校正が行われる。このようにして、隣接するγ線温度
計による局部出力検出器の信頼可能な校正を定期的に行
うことができるのである。
上記のごとき方法の利点は、先行技術に基づく移動形炉
内プローブの必要性が排除されることである。それ故、
先行技術において使用されていた駆動機構、駆動制御ユ
ニット、管、止め弁、剪断弁、インデクサおよびケーブ
ルの全てが不要となるのである。
本発明のその他の目的、特徴および利点は、添付の図面
を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによって自
ら明らかとなろう。
発明の詳細な説明 先ず第1図を見ると、原子炉容器Vのドームを取外して
局部出力検出器集合体Sを挿入しているところが示され
ている0通例、検出器集合体Sは炉内案内管24中に挿
入される。炉内案内管24は炉心支持板17の位置に上
端を有し、かつ原子炉容器Vの底部を貫通して伸びてい
る。
検出器集合体Sの炉心内に位置する部分は、炉内案内管
24の上方に伸びている。また、検出器集合体Sの上端
は上部案内板12に嵌まり込んでいる。その結果、最終
的に炉心内に保持された検出器集合体Sは鉛直方向に沿
って直立した状態にあり、そして炉心内の熱中性子束に
対する暴露量を測定するために役立つ。
第1図中には、沸騰水型原子炉の原子炉容器Vの一部分
が示されている。かかる原子炉容器炉内には、制御棒1
6によって制御される炉心15を包囲する炉心シュラウ
ド14が含まれている。原子炉の図示部分においては、
上部案内板12の上方に存在する水がジェットポンプ1
3によって吸込まれ、原子炉容器Vと炉心シュラウド1
4との間の空間を通して下方に流され、そして炉心下方
のプレナムP内に送り込まれる0次いで、水は炉心支持
板17を通って上方に流れ、そして炉心15を構成する
個々の燃料バンドル内に流入する。
また、19の位置において引出されたジェットポンプ用
の水が18の位置において導入され、それによって原子
炉内における所要の強制循環が達成される。
第1図中には、検出器集合体Sを挿入するための炉内案
内管24がただ1本だけ示されている。
言うまでもないが、挿入は炉心の上方から行われる。す
なわち、検出器集合体Sは炉心の上方から炉内案内管2
4の底部にまで挿入される。炉内案内管24の底部には
封止部が設けられている。検出器集合体Sは、上部案内
板12に近接した炉心15の上部から下方に伸びている
。各々の検出器集合体Sは通例4つの監視位置を有して
いる。これらの監視位置は、上部案内板12と炉心支持
板17との間に等間隔で配置されている。すなわち、そ
れらは原子炉内に存在する4つの鉛直方向位置からサン
プリングを行うように配置されているのである。
第1図中にはただ1本の炉内案内管24しか示されてい
ないが、実際には炉心15を監視するために多数の炉内
案内管が設置されていることを理解すべきである。たと
えば、43本の炉内案内管が存在し、従って個別に配線
された約170個の局部出力検出器が存在することも稀
ではない。
所要の測定値を得るため、局部出力検出器が様々な群を
威して組合わされることは当業者にとって自明であろう
。かかる組合せの方法は本発明にとって無関係であると
共に、局部出力検出器がらの読取りを行うための計装も
公知であるから、それらについてはこれ以上の説明を行
わない。
以上、原子炉内の監視位置について説明したので、次に
本発明に基づく典型的な局部出力検出器集合体の説明を
行うことにしよう。
第2A図を見ると、かかる検出器集合体の分解図が示さ
れている。この検出器集合体は、上部案内板12(第1
図参照)内に嵌まり込むばね圧縮部分44を有している
検出器集合体の活性部分を覆うため、被覆管50が設け
られているのが普通である。被覆管5゜内には、局部出
力検出器および同軸ケーブルが収容されていて、同軸ケ
ーブルはそれぞれの検出器から下方に伸び、炉内案内管
の底部に設けられた封止継手を通過し、そして外部コネ
クタに達している。かかる検出器集合体は半剛性の構造
を有しているから、炉内案内管24(第1図参照)内へ
の挿入は容易に行うことができる。
4つの相異なる鉛直方向位置く図中ははA、B、Cおよ
びDとして示されている)のそれぞれには、1群の通常
の局部出力検出器およびγ線温度計が互いに並列した状
態または鉛直方向に整列した状態で配置されている。
次に、第3および4図を参照しながら、先ず最初に通常
の局部出力検出器Mを説明し、次いでγ線温度計Tを説
明することにしよう。
第3図に示されるごとく、局部出力検出器Mは外側の円
筒形陰極60およびそれと同心的に配置された内側の円
筒形陽極62を含んでいる。陰極6oの陽極62に隣接
した側には、核分裂性物質から戒る薄い被膜64が設置
されている。かかる被膜64は23SUと234Uとの
混合物から成るのが通例である。当業界において公知の
通り 235[Jは局部出力検出器Mの使用期間中に消
費される一方、234Uは補充用の23SIJを生み出
して局部出力検出器Mの実用寿命を延ばす。
通例、陽極62はその両端において絶縁ブロック66に
より保持され、それによって周囲の陰極60と同心的に
配置されている。なお、両者間にはアルゴン雰囲気68
が存在することが好ましい。
通例、局部出力検出器Mからは同軸ケーブルが伸びてい
るが、それの中心導体69は陽極62に接続されており
、またそれの外部導体70は陰極60に接続されている
。かかるケーブルを通って流れるDC電流が熱中性子束
のリアルタイム測定値を威すわけである。
運転時には、熱中性子が被膜64中のmUに衝突する。
核分裂破片がアルゴン雰囲気68中に放出されて電離を
引起こす結果、電子が陽極62に向かって流れる一方、
反対極性のイオンが陰極60に向かって流れる。その結
果としてケーブル中に流れるDC電流が常法に従って読
取られる。
被膜64中の23sU含量は使用期間に伴って変化する
から、校正が必要となる。
次の第4図には、典型的なγ線温度計Tが略示されてい
る。
γ線温度計Tは包囲体72を含んでいて、それの一端に
は金属塊状体74が片持ち状態で収容されている。かか
る金属塊状体74はγ線束に正比例した温度を示す。
読取り用熱電対78および参照熱電対80が直列回路を
戒して接続されている。詳しく述べれば、(通例は炉心
内の温度安定部分に対応して配置された)参照熱電対8
0と読取り用熱電対78との間の温度差は1対の結線8
2および84上に電圧を生み出すが、この電圧は原子炉
出力に比例したγ線束を表わしている。
自明のことながら、γ線温度計Tは原子炉内において急
速に変化する反応状態には応答しない。
それ故、持続時間の短いγ線束の過渡的変化や急速に変
化するγ線束レベルを監視するためにγ線温度計Tを使
用することはできない。
以上、局部出力検出器およびγ線温度計の構造を説明し
たので、次に様々な鉛直方向位置A、B、CおよびDに
おいて使用されるセンサ群を説明することにしよう、第
2B図を見ると、本発明の好適な実施の態様が示されて
いる。かかる好適な実施の態様は、内部を通って流れる
上向きの水流を含むような被覆管70を有している。被
覆管70の内部空間72には、第1のγ線温度計T1お
よび第2のγ線温度計T2が配置されている。これらの
γ線温度計T、およびT2はそれぞれのケーブル74お
よび76に接続されている。これらのγ線温度計の中間
には局部出力検出器Mが配置されている。
局部出力検出器Mは両方のγ線温度計から僅かな距離d
だけ離隔していることが認められよう。
距離dは、熱中性子束が実質的に一様となるように選ば
れる。たとえば、1インチの離隔距離を使用することが
できる。
第2C図を見ると、■個の局部出力検出器Mおよび1個
のγ線温度計Tを有する実施の態様が示されている。こ
の場合にも、それらは内部空間72を通って流れる水流
を含むような被覆管70内に配置されている。この場合
にもまた、γ線温度計Tおよび局部出力検出器Mはそれ
ぞれのケーブル75および76に接続されている。
再び第2A図を参照しながら、局部出力検出器集合体の
各部について更に詳しく説明しよう、かかる検出器集合
体は(ばね圧縮部分44から成る)上端部80を有して
いる。かかる検出器集合体の実質的な長さの部分82は
炉心内に位置している。
それに続く部分84は炉心の下方かつ原子炉容器の内部
に位置している。
最後に、検出器集合体の下方の部分86は原子炉容器の
外部に位置している。
かかる検出器集合体は原子炉容器を貫通しているから、
圧力封止部88が必要となる。この圧力封止部は、原子
炉の加圧された内部からそれの外部への漏れを防止する
ために役立つ、計器類は、それぞれの局部出力検出器M
およびγ線温度計Tから伸びたケーブルの末端に接続さ
れる。各々の鉛直方向位置について、少なくとも1個の
局部出力検出器Mから伸びる1対の結線、および該位置
に使用された1個または2個のγ線温度計Tから伸びる
2本または4本の結線が存在している。
定常状態にある原子炉の出力を測定するために必要なエ
ネルギー収支は、5業技術の範囲内において公知である
かかるエネルギー収支がわかれば、γ線温度計の測定値
は任意所望の位置における反応の強度と関係づけること
ができる。その結果、各々の局部出力検出器Mに隣接し
て1個または2個のγ線温度計Tが配置されているから
、隣接したγ線温度計Tの読みを用いて各々の局部出力
検出器Mを校正することが可能となる。
γ線温度計は使用期間に伴って効率が低下するような部
分を含まないことが認められよう、それ故、いかなる熱
収支に対してもγ線温度計Tの出力は実質的に変化しな
いことが期待される。従って、校正の総合的な有効性に
関して追加の点検手段が得られることにもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は炉心内における核反応を監視するため本発明の
局部出力検出器集合体を炉内案内管中に挿入していると
ころを示す沸騰水型原子炉の略図、第2A図は原子炉の
炉心内に設置するように構成されかつ4組の局部出力検
出器およびγ線温度計を含むような本発明の局部出力検
出器集合体の拡大略図、第2B図は1個の局部出力検出
器と2個のγ線温度計との組合せを示す略図、第2C図
は1個の局部出力検出器と1個のγ線温度計との組合せ
を示す略図、第3図は局部出力検出器の側断面図、そし
て第4図はγ線温度計の側断面図である。 図中、12は上部案内板、14は炉心シュラウド、15
は炉心、17は炉心支持板、24は炉内案内管、44は
ばね圧縮部分、50は被覆管、60は陰極、62は陽極
、64は核分裂性物質の被膜、68はアルゴン雰囲気、
69は中心導体、70は外部導体、72は包囲体、74
は金属塊状体、78は読取り用熱電対、80は参照熱電
対、82および84は結線、Mは局部出力検出器、Sは
検出器集合体、Tはγ線温度計、そして■は原子炉容器
を表わす。 ILiL

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原子炉容器、前記原子炉容器内において起こる反応
    を閉込めるための炉心、および互いに離隔した位置にお
    いて前記原子炉容器の外部から前記炉心の底部に達する
    まで上向きに伸びかつ前記炉心内の熱中性子束を測定す
    るための局部出力検出器を含む検出器集合体を挿入する
    ために役立つ複数の直立した炉内案内管を具備する沸騰
    水型原子炉内で使用するための検出器集合体において、
    (a)陰極、前記陰極上に配置された核分裂性物質、陽
    極、並びに前記陽極および前記陰極のそれぞれに接続さ
    れかつ前記炉心内の位置から前記炉内案内管を通って前
    記原子炉容器外の位置にまで伸びる結線をそれぞれに有
    すると共に、前記検出器集合体の長さ方向に沿って互い
    に離隔した状態で配置された複数の局部出力検出器と、
    (b)前記検出器集合体の長さ方向に沿って前記局部出
    力検出器のそれぞれに近接した位置に配置された、前記
    局部出力検出器の数に対応する数のγ線温度計とを含ん
    でいて、前記検出器集合体を前記炉内案内管中に挿入し
    た場合には前記局部出力検出器が鉛直方向に沿って互い
    に離隔した位置における熱中性子束を測定するために役
    立つ一方、前記γ線温度計は規準値に対するそれの温度
    を監視して前記局部出力検出器の近傍における前記原子
    炉のγ線束を測定する結果、定常運転条件下においては
    前記γ線温度計の読みを用いて前記局部出力検出器を校
    正し得ることを特徴とする検出器集合体。 2、4個の局部出力検出器および4個または8個のγ線
    温度計を含む請求項1記載の検出器集合体。 3、沸騰水型原子炉の原子炉容器の内部に下方から伸び
    る直立した炉内案内管中に挿入された校正用検出器によ
    って局部出力検出器を校正するための方法において、(
    a)陽極、陰極、前記陰極上に配置された核分裂性物質
    、並びに前記陽極および前記陰極のそれぞれを監視電流
    読取り用計器の遠隔リード線に並列に接続するための無
    機物で絶縁された結線をそれぞれに有し、かつ長さ方向
    に沿って互いに離隔した状態で配置された複数の局部出
    力検出器を含む検出器集合体を用意し、(b)γ線を吸
    収しかつ吸収されたγ線束に応じて温度の変化を示す塊
    状体、読取り用熱電対および参照熱電対を含むγ線温度
    計を前記検出器集合体内において前記局部出力検出器の
    それぞれに近接した位置に配置し、(c)常法に従って
    前記熱電対の温度差を読取つて前記原子炉内のγ線束を
    求めるために役立つ1対のリード線に前記γ線温度計の
    それぞれを接続する結線を設置し、(d)定常出力状態
    で前記原子炉を運転し、(e)前記原子炉のエネルギー
    収支を解析して前記原子炉の出力を求め、(f)前記原
    子炉の任意の部分における出力を対応するγ線温度計の
    読みと関係づけ、(g)該γ線温度計に近接して配置さ
    れた対応する局部出力検出器の読みを求め、次いで(b
    )該局部出力検出器の読みから求めた中性子束を該γ線
    温度計の読みに対して校正することを繰返して前記局部
    出力検出器全体の校正を行う諸工程から成ることを特徴
    とする方法。
JP2150105A 1989-06-13 1990-06-11 沸騰水型原子炉の熱中性子束検出器用の固定形炉内校正装置 Expired - Lifetime JPH0631791B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/366,001 US5015434A (en) 1989-06-13 1989-06-13 Fixed in-core calibration devices for BWR flux monitors
US366,001 1989-06-13

Publications (2)

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