JPH0365568B2 - - Google Patents

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JPH0365568B2
JPH0365568B2 JP58042369A JP4236983A JPH0365568B2 JP H0365568 B2 JPH0365568 B2 JP H0365568B2 JP 58042369 A JP58042369 A JP 58042369A JP 4236983 A JP4236983 A JP 4236983A JP H0365568 B2 JPH0365568 B2 JP H0365568B2
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pen
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Description

【発明の詳細な説明】 (利用分野) 本発明は、座標入力方式に係り、特に操作性の
良い座標入力方式に関する。
(従来技術) 従来の座標入力装置には、電磁誘導方式、静電
誘導方式、磁歪効果を利用するなど、さまざまな
位置検出原理によるものがある。これらの位検出
原理は、すでに周知であるので、ここでは、その
説明を省略するが、基本的には、座標検出面と入
力ペンとの電気、磁気的結合によつて、座標値を
検出するものである。
このような座標入力装置においては、入力ペン
は、特殊なものが必要となる。また、座標位置を
検出するためには、入力ペンより得る信号を、座
標検出回路に供給しなければならない。このた
め、必ず入力ペンと座標検出回路とを接続する信
号線が必要となる。
座標入力装置の一利用方法においては、入力ペ
ンを座標検出面に、ある程度近づけることにより
入力ペンと、座標検出面との電気、磁気的などの
結合により、入力ペンの座標位置を検出し、この
検出信号によりCRT上のカーソルを動かせて、
目で入力ペンの座標位置を知ることができる。
より具体的には、通常、次のように行なわれて
いる。座標検出面上に配置した図面上の入力すべ
き点の近傍に入力ペンを置き、そして、CRTの
カーソルを見ながら目と手のフイードバツクによ
り、入力ペンを、入力すべき点に位置させる。続
いて、入力すべき旨を、入力指示手段を用いて、
座標入力装置あるいは、この座標入力装置の出力
信号をもとに、図形処理などを行なう処理装置に
知らせている。
また、別の座標入力装置の利用方法には、次の
ようなものがある。座標入力装置の座標検出面
と、CRTなどの表示画面とを対応させ、表示画
面上に表示された、メニユーなどを選択するとき
に、まず、入力ペンを座標検出面上で移動させ、
これに対応して、表示画面上でも、入力ペンの座
標位置に対応する表示画面上のカーソルなどを移
動させる。そして、目と手のフイードバツクよ
り、表示画面上で、カーソルを、選択すべきムニ
ユー上に移動させる。次に、このメニユーを選択
すべき旨を、入力指示手段によつて知らしめると
いうように使用する。
前述の入力指示手段としては、通常、座標入力
装置の入力ペンに、入力ペンを座標検出面に一定
以上の押圧で押したか、否かによつて、作するス
イツチを内蔵させている。このスイツチのオン、
オフの情報は、座標入力装置を介して、図形処理
などの処理装置に供給される。
第1図は上記した従来の座標入力装置の一例を
示す。この座標入力装置は、座標検出面、座標検
出回路および出力回路などを含む座標入力装置本
体1と、入力ペン2(入力ペンの座標検出面に対
して圧着しているか否かを検出するペンアプ/ダ
ウン(UP/DOWN)スイツチを内蔵)と、前記
入力ペン2と座標入力装置本体1とを結ぶ信号3
と、出力信号端子4とより構成されている。4−
1,4−2はX,Y座標値に対応し、4−3は、
ペンアプ/ダウンスイツチの状態に対応する信号
の出力端子である。
前記した従来の座標入力装置においては、入力
ペン2が特殊で、しかも信号線3が必要なこと
は、操作者にとつては、非常に操作性が悪い。
また、前記入力ペン2は、ボーペンのような形
態であり、内部に、上下移動可能な芯と、この芯
の上下の移動に対応して動作するアプ/ダウンス
イツチと、座標検出面との電気、磁気的結合を検
出する手段とより構成されている。
このように、ペンアプ/ダウンスイツチは、機
械的に構成されているので、スイツチのオンから
オフまで、およびオフからオンまでスイツチを反
転するためには、約1〜2mmくらい、入力ペンを
上下に移動させなければならない。
このため、このような入力ペン2では、手書き
による文字や、細かな図形の入力には適さない
し、これらの座標入力装置は、高価なものであ
る。
このような観点から、近年、通常の鉛筆やボー
ルペンで、入力できる感圧式座標入力装置が開発
され、操作性の改善、特に入力ペン2のコードレ
ス化および装置の低価格化が図られている。
感圧式座標入力装置としては、特公昭57−
37910号公報、同57−37909号公報、同57−19476
号公報、特開昭56−87134号公報に提案されてい
る。
この感圧式座標入力装置の構成および、その座
標位置検出原理は、以下の如くである。
第2図に、感圧式座標入力装置の座標入力部の
構成の略図を示す。
51,53は平面抵抗シートで各平面抵抗シー
ト51,53の両端に、縁側電極部51a,51
b,53a,53bを有し、それぞれ、端子51
c,51d,53c,53dを有している。
52は、感圧導電性ゴムシートである。
第3図に、座標位置検出原理を示す。
平面抵抗シート51,53の端子51c,51
d間および、端子53c,53d間の抵抗値を、
それぞれRX,RYとし、今、第2図で示すpの位
置が入力ペン(鉛筆、ボールペン等)で押圧され
たとすると、感圧導電性ゴムシート52は、点p
において、厚さ方向の抵抗値が押圧の力に比例し
て、急激に低下する。ここで、そのときの点pの
感圧導電性ゴムシート52の厚さ方向の抵抗値を
RPとする。このとき点p以外の部分の感圧導電
性ゴムシートの厚さ方向の抵抗値は、ほぼ無限大
と考えてよい値をとる。すなわち、感圧導電性ゴ
ムシート52は、押圧された一点でのみ、上下方
向に電気的に導通するものである。
第3図のような結線で、電流源54より一定電
流I0を供給すれば、この電流I0は、端子51c,
51dより分流して平面抵抗シート51に流れこ
む。続いて、平面抵抗シート51の点pより感圧
導電性ゴムシート52の導通抵抗RPを介して、
平面抵抗シート52の点p′に流れこみ、さらに、
端子53c,53dに分流されて、接地に流れて
いく。
このとき、端子51c,51d,53c,53
dに流れる電流をi1,i2,i3i4とすれば、 i1+i2=I0 (1) i3+i4=I0 (2) の関係が成立し、しかも、i1とi2の電流は、点p
によつて分割された、端子51c,51dまでの
抵抗値に逆比例する電流が流れる。また、同様に
i3とi4の電流も、点p′によつて分解された端子5
3c,53dまでの抵抗値に逆比例する電流が流
れる。
ここで、点pから縁端電極部51aあるいは、
51bまでの物理的距離と、抵抗値が比例するも
のとすれば、点pの位置は、i1あるいは、i2を検
出することによつて、得ることができる。同様
に、点p′の、縁端電極部53aから、あるいは、
53bからの位置は、i3あるいは、i4を検出する
ことによつて得ることができる。
この原理から明らかなように、感圧式座標入力
装置では、入力ペンによつて、一定値以上の力で
押圧しなければ、入力ペンの座標位置は検出でき
ない。なんとなれば、感圧ゴムシート52を導通
させるに必要な圧力以下で、入力ペンを押圧して
も、感圧導電性ゴムシート52の導通抵抗値RP
はほぼ無限大状態にあり、電流i1,i2,i3,i4が、
流れないからである。
よつて、入力ペンを、一定値以上の力で押圧し
ている否か、つまり、感圧導電性ゴムシート52
の導通抵抗値RPが一定値以下か否かを検出する
必要がある。これに使われるのが入力ペンアプ/
ダウン検出手段である。なお、アプ(UP)は、
一定値押圧以下ダウン(DOWN)は、一定値押
圧以上を示す。
第4図は、従来の感圧式座標入力装置の具体的
な回路構成を示したものである。
541,55a,55b,55cはそれぞれ差
動増巾器で、r1,r2.r3,r4は、それぞれ第3図の
電流i1,i2,i3i4を測定するための微小抵抗RTは、
入力ペンアプ/ダウン検出のための抵抗である。
ここで、この構成の動作を簡単に説明する。
今、入力ペンを一定値以上の力で押圧している
とすれば、差動増巾器541の正相入力端子に
は、電圧源542の電圧VIが入力される。一方、
逆相入力端子には、差動増巾器541の出力電圧
が、抵抗r1,r2,RX,RY,r3,r4で構成される抵
抗値RFと抵抗RTによつて分圧されて入力される。
つまり、差動増巾器541は、前述の抵抗値RF
と抵抗値RTによりフイードバツク増巾器構成と
なつている。よつて、抵抗RTの両端の電圧はVI
となり、RTを流れる電流は、VI/RTとなる。こ
こで、差動増巾器541の出力電圧の最大値を
VOMAXとすれば、 (RT+RF/RT)VI<VOMAX (3) なる条件であれば、RTを流れる電流は、一定値
となる。つまり、抵抗RTの両端電圧は、常にVI
と同じ電圧になる。
ここで、入力ペンの押力を小さくしていくと、
感圧導電性ゴムシートの導通抵抗RPは大きくな
つていく。つまり、抵抗値RFが大くなつていく。
そして、抵抗値RFが (VOMAX/VI−1)RT を越えると、前記(3)式の条件を満たさなくなり、
抵抗RTの両端電圧は、電圧VIより下がつていく。
感圧導電性ゴムシート52の導通抵抗RPが無限
大近くなると、抵抗RTの両端電圧は、接地電位
に近くなる。
よつて、抵抗RTの両端電圧を見ることによつ
て、入力ペンの押圧の強さを検出することができ
る。第4図では、差動増巾器55cで、この抵抗
RTの両端電圧と、比較電圧VT(<VI)とを比較し
て、入力ペンのアプ/ダウンの状態を検出してい
る。端子56Zは、この出力端子である。
入力ペンがダウン状態のときのX,Y座標値
は、第4図に示すように、微小抵抗r2,r4の両端
電圧、つまり、第3図における電流i2,i4を差動
増巾器55a,55bによつて検出し、端子56
X,56Yより出力している。逆に言えば、端子
56X,56Yの出力は、入力ペンがダウン状
態、つまり端子56Zの出力がハイレベルのとき
のみ有効である。
以上説明したように感圧式座標入力装置は、入
力ペンが、コードレスで、通常の鉛筆、ボールペ
ンによつて、座標を入力できるという利点および
座標検出原理が単純で、装置の小型化、低価格化
ができるという利点がある。しかし、その反面、 (1) 一定値以上の力で押圧しないと座標を入力で
きない。
(2) 入力ペンがコードレスであり、通常の鉛筆、
ボールペンであるがゆえに、前述した、特殊ペ
ン(アプ/ダウンスイツチ内蔵型)を利用する
座標入力装置による操作者の座標入力意志を伝
達する入力指示手段としてのスイツチを入力ペ
ンに付加することはできないという特徴があ
る。したがつて、何らかの方法で、前記入力指
示手段を実現しなければ、ならないという難点
がある。
現在では、上記(2)の実現手段がなく、感圧式座
標入力装置の用途が限定され、量産化よる価格低
減を阻害している。
また、該(2)の入力指示手段として、感圧式座標
入力装置にキースイツチを設け、これを操作者が
押圧(手あるいは入力ペンで)する方法も充分考
えられる。しかし、これでは、操作者が入力ペン
を押圧しながら、たびたび、そのスイツチを押圧
するという操作をしなければならず、操作者に、
特殊ペンを利用する座標入力装置以上の、負坦を
しいることになる。
以上のように、入力ペンを座標検出面に対して
アプ又はダウンして、座標検出面との電気磁気的
結合を検出するようにした従来の座標入力装置に
おいては、入力ペンに機械的に構成されたスイツ
チを内蔵したり、入力ペンと座標入力装置本体と
の間にコードを設けたりすることが必要であつ
た。このため、操作性が悪いという欠点があつ
た。
また、従来の感圧式座標入力装置においては、
操作性の良い入力指示手段が存在しないという欠
点があつた。
(目 的) 本発明の目的は、座標入力装置における操作者
の座標入力意志を、従来のような入力ペンに内蔵
した機械的に構成されたスイツチ、あるいは感圧
式座標入力装置に取付けられたキースイツチ等を
用いずに装置に知らすことのできる操作性の良い
座標入力方式を提供するにある。
(概 要) 本発明の特徴は、入力ペンが座標検出面に所定
値以上の力で押圧されているか否か、あるいは入
力ペンが座標検出面に対して所定間隔以下に近接
しているか否かを検出するペンアプ/ダウン検出
手段、該入力ペンがダウン状態で座標検出面上を
移動しているか停止しているかを検出する入力ペ
ン移動/停止検出手段、該入力ペン移動/停止検
出手段の出力が停止を示す出力のとき、その停止
出力状態の継続時間を計測する停止継続時間計測
手段、該停止継続時間計測手段の出力がある設定
値を越えたか否かを比較する時間比較手段、該時
間比較手段の出力が否定的から、肯定的に変化し
たときの、入力ペンの座標位置を記憶する座標位
置記憶手段を備え、該時間比較手段の出力が肯定
的の状態で、該入力ペンアプ/ダウン検出手段の
出力がダウン出力からアプ出力に変化したとき
に、該座標位置記憶手段に記憶されている座標値
を、操作者が入力しようとした座標値として出力
するようにした点にある。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第5図により説明す
る。
図において、6は標本化回路、7は標本化タイ
ミング信号発生回路、8は入力ペン移動/停止検
出回路、9は停止継続時間計測回路、10は時間
比較回路、11は座標値記憶回路、12は入力指
示検出回路、13は指示音発生装置である。
次に、本実施例の動作を説明する。
第4図で示した感圧式座標入力装置の出力であ
るX座標値、Y座標値および入力ペンアプ/ダウ
ン信号が、第5図の標本化回路に入力される。端
子56X,56YがX,,Y座標値に対応する信
号端子、端子56Zが、入力ペンアプ/ダウン信
号に対応する信号端子である。これらの入力信号
は、アナログ値であるので、標本回路6におい
て、デイジタル値に変換される。また標本化のタ
イミングは、標本化タイミング信号発生回路7よ
り供給される標本化タイミング信号である一定時
間Δtごとのパルス列に対応して行なわれる。
標本化回路6において、一定時間Δtごとに標
本化されたデイジタル値に変換された、X座標
値、Y座標値および入力ペンアプ/ダウン信号
を、60X,60Y,60Zとすれば、これら
は、端子6X,6Y,6Zより出力される。これ
と共に、以下、操作者が入力しようと意図してい
るX,Y座標値および、それを入力しようとする
操作者の意志を検出するために、入力ペン移動/
停止検出回路8に供給される。
入力ペン移動/停止検出回路8は、入力ペンア
プ/ダウン信号6Zがダウン(一定値以上の力
で、入力ペンが座標検出面を押圧している状態
で、論理的にハイレベル)状態のときのみ、標本
化されたX,Y座標値系列より、入力ペンが移動
しているか否か、つまり、X,Y座標値が変化し
ているか否かを検出するものである。
第6図に、この入力ペン移動/停止検出回路8
の一構成例を示している。
第6図において、81,82はX,Y座標値を
記憶する現座標値記憶回路、前座標値記憶回路、
83は距離計算回路、84は距離比較回路であ
る。
現座標値記憶回路81は、入力ペンアプ/ダウ
ン信号60Zが、ダウン状態のとき、標本化タイ
ミング信号70に同期してX,Y座標値である信
号60X,60Yの値を取り込み記憶する。
つまり現座標値記憶回路81のデータ取り込み
タイミングは、第6図に示すように、入力ペンア
プ/ダウン信号60Zと標本化タイミング信号7
0との論理積がAND回路85によつてとられ、
AND回路85の出力より供給される。
またこのAND回路85の出力は、前座標値記
憶回路82にも、データ取り込みタイミング信号
として供給される。
前座標値記憶回路82の入力データは、現座標
値記憶回路81の出力データとなつているので、
前座標値記憶回路82に記憶されているX,Y座
標値は、現座標値記憶回路81に記憶されている
X,Y座標値より1標本化データ、つまり、Δt
時間前の標本化データとなる。
言いかえれば、現座標値記憶回路81と前座標
値記憶回路82には、時間Tiの座標値と、時間
Ti-1(Ti−Ti-1=Δt)の座標値が記憶されている。
これら、現座標値記憶回路81と前座標値記憶
回路82のX,Y座標値は、それぞれ距離計算回
路83に供給され、両者の座標値間の距離が計算
される。
ここで、現座標値記憶回路81に記憶されてい
るX,Y座標値を(XN,YN)、前座標値記憶回
路82に記憶されているX,Y座標値を(XO
YO)とすれば、距離計算回路83は、2点間の
距離として、 d1=√(NO2+(NO2 (4) あるいは、 d2=|XN−XO|+|YN−YO| (5) を計算する。d1は、2点間のユークリツド距離、
d2は、シテイ・ブロツク距離に対応するものであ
る。これ以外に、距離として2点間に対応する距
離を計算するものであれば、どのような距離を用
いてもよいことは言うまでもない。
このようにして、現座標値記憶回路81、前座
標値記憶回路82に記憶されている2点間の距離
が計算され、距離比較回路84に供給される。
距離比較回路84は、距離計算回路83の出力
830と、設定値THdとを比較する。距離比較
回路84は、距離計算回路83の出力830が、
設定値THdより大なるときには、入力ペンは、
座標検出面上を、一定値以上の力で押圧され、か
つ移動しているものと判断し、論理的ハイレベル
を出力する。逆に、距離計算回路83の出力83
0が設定値THdより小なるときには、入力ペン
は、座標検出面上で、一定値以上の力で押圧さ
れ、かつほぼ一定の点で停止している、つまり移
動していないものと判断し、論理的ロウ(Low)
レベルを出力する。
つまり、入力ペン移動/停止検出回路8は、一
定時間における入力ペンの移動距離を検出し、移
動距離が設定値以上か否かによつて、移動か停止
かを検出するものである。
ここの説明および第6図では、一定時間を、標
本化周期時間であるΔtとしたが、この限りでは
ない。例えば、現座標値記憶回路81、前座標値
記憶回路82のデータ取り込みを、n×Δtごと
に行なつて、n×Δt時間における入力ペン座標
値の移動距離を検出してもよいことは言までもな
い。ただし、上記nは、整数値である。
このようにして得られた入力ペン移動/停止検
出回路8の出力信号80は、停止継続時間計測回
路9に供給され、停止状態の継続時間が計測され
る。
第7図に、停止継続時間計測回路9の構成例を
示す。図において、91,93は反転回路、92
はAND回路、94はOR回路、95はカウンタで
ある。
前述の入力ペン移動/停止検出回路8の出力信
号80は、反転回路91を介してAND回路92
に入力される。またAND回路92には、標本化
タイミング信号発生回路7の標本化タイミング信
号70および入力ペンアプ/ダウン信号60Zが
入力される。
つまり、AND回路92は、入力ペンがダウン
状態(信号60Zは、論理的ハイレベル)でか
つ、入力ペンが停止状態(信号80は、論理的ロ
ウレベル)のときのみ、標本化タイミング信号7
0を、出力し、これを、カウンタ95のクロツク
入力端(CL)に供給する。カウンタ95は、こ
のクロツク入力端(CL)に入力されるクロツク
を数えカウントアツプしていく。
また、信号60Zを反転した反転回路93の出
力と信号80とがOR回路94を介して、カウン
タ95のリセツ端子に入力されている。つまり、
入力ペン移動/停止検出回路8の出力信号80が
移動状態(論的ハイレベル)とき、および、入力
ペンがアプ状態(信号60Zは、論的ロウレベ)
のとき、カウンタ95のカウント値をリセツトす
る。
再び第5図に戻つて説明する。停止継続時間計
測回路9の出力信号90は、時間比較回路10に
供給され、設定値THtと比較される。
時間比較回路10は、停止継続時間計測回路9
の出力信号90つまり停止継続時間が、設定値
THtより大なるとき出力に論理的ハイレベルを
出力し、そうでないときに論理的ロウレベルを出
力する。
この時間比較回路10の出力信号100は、指
示音発生装置13、座標値記憶回路11および入
力指示検出回路12に供給される。
指示音発生装置13は、時間比較回路10の出
力信号100の論理的ロウレベルからハイレベル
への立上がりを検出して、指示音発生回路131
を動作させ、音量調節器132を介して、指示音
例えば、ベル音、クリツク音などをスピーカ13
3より出力する。そして、入力ペンが、設定値
THt時間以上、入力ペンが停止状態にある旨を、
入力ペン操作者に知らせる。
座標値記憶回路11は、時間比較回路10の出
力信号100の立上がりを検出してそのときの、
X,Y座標値(信号60X,60Y)を取り込み
記憶する。つまり、座標値記憶回路11は、入力
ペンが停止状態なり、設定値THt時間経過後の
座標値データを取り込み記憶する。そして、端子
11X,11Yより、そのX,Y座標値を出力す
る。
入力指示検出回路12は、先の時間比較回路1
0の出力信号100と、入力ペンアプ/ダウン信
号60Zを取り込み、入力ペンアプ/ダウン信号
60Zの立下がり(入力ペンがダウン状態からア
プ状態への変化で、論的ハイレベルからロウレベ
ルへの変化)を検出する。そして、そのとき、時
間比較回路10の出力信号100が論理的ハイレ
ベル(入力ペンの停止状態が設定値THt時間を
越えている状態)のときのみ、その旨を入力指示
検出回路12の出力として端子12Zより出力す
る。
以上説明した、本実施例の動作タイミングをま
とめて、第8図に示す。
第8図において、 1は、標本化タイミング信号70である。
2は、標本化回路6のX,Y座標値の出力信号
60X,60Yの変化を示す。
3は、標本化回路6の入力ペンアプ/ダウン信
号60Zである。ここでは、時間T3から、T24
でダウン状態としている。
4は、入力ペンアプ/ダウン信号の立下がりを
検出した立下がりパルスである。
5,6は、入力ペン移動/停止検出回路8の現
座標値記憶回路81、前座標値記憶回路82に記
憶されるX,Y座標値データの変化のようすを示
したものである。
7は、入力ペン移動/停止検出回路8の出力信
号80で、ここでは、時間T3〜T4区間、入力ペ
ンは停止状態にありT5〜T12区間、入力ペンが移
動し、T13以後、入力ペンが停止状態にあるとし
ている。よつて、出力信号80は、2クロツク遅
延して、時間T7〜T14区間が論理的ハイレベルに
なつている。
8は、停止継続時間計測回路9の出力信号90
で、7に示した、信号80の論理的ロウレベル
(停止状態)を、標本化タイミング信号70のク
ロツクで、カウントしている。この出力が設定値
THt時間を越えると9に示すように、時間比較
回路10の出力信号100は、論理的ハイレベル
になる。
この信号100の粒上がりに対応して座標値記
憶回路11に、時間T23でのX,Y座標値が取り
込まれる。これを、10に示している。
そして、入力ペンアプ/ダウン信号60Zの立
下がりパルス4に対応して、11の入力指示信号
120が入力指示検出回路12より出力される。
以上説明したように、本実施例によれば、操作
者が、座標検出面上に入力ペン(鉛筆、ボールペ
ンなど)を一定値以上の力で押圧し、そして、入
力しようとする点まで移動させて一定時間入力ペ
ンを停止させれば、停止したときの座標値を記憶
する。そして、操作者が入力ペンを座標検出面よ
りはなすか、あるいは、押圧の力を一定値以下に
すれば、その操作者の動作を検出し、これを、操
作者が先の座標値を入力しようと意図したものと
判断し、入力指示信号として出力することができ
る。
この座標入力装置の出力を用いて、例えば表示
画面上のメニユーを選択し、形などの処理を行な
う図形処理装置は、端子6X,6Y,6Zより得
られるX,Y座標値および入力ペンアプ/ダウン
信号を用いて、表示画面上のカーソルを移動さ
せ、端子12Zにパルスが出力したとき、端子1
1X,11Yより、X,Y座標値を取り込み、こ
の座標値が、どのメニユーに対応するかを判断し
て、メニユーに対応する処理を行なう。
なお、上記の実施例は感圧式座標入力装置を例
にして説明したが、本発明はこれに限定されず、
入力ペンと座標検出面との電気・磁気的結合を利
用する座標入力装置にも適用することができる。
すなわち、従来の特殊ペンに内蔵されている入
力ペンアプ/ダウン検出スイツチを除去し、座標
入力装置本体側に、座標検出可能な範囲内に、入
力ペンが座標検出面に近接しているか否かを検出
する手段を設ければ、この手段に、感圧式座標入
力装置の入力ペンアプ/ダウン検出回路と全く同
じ動作をさせることができる。
この手段は、入力ペンと座標検出面との電気、
磁気的結合の度合が一定値以上か否かによつて、
入力ペンのアプ/ダウンを検出するものであれば
よい。
このようにすれば、特殊ペンを利用する従来の
座標入力装置の入力ペンに内蔵されている機械的
に構成された入力ペンアプ/ダウン検出スイツチ
を除去でき、入力ペンの操作性を改良することが
できる。
(効 果) 本発明によれば、本発明を感圧式座標入力装置
に応用した場合には、従来の入力ペンアプ/ダウ
ン検出スイツチを入力ペンに内蔵したコード付特
殊入力ペンによる座標入力方法と殆んど同じ動作
で、座標入力が可能となる。
すなわち、座標入力の操作方法は、従来の特殊
ペン利用のものが、入力ペンを座標検出面上を移
動させ、入力すべき点に来たときそこに該入力ペ
ンを止め、入力ペンのアプ/ダウンスイツチを動
作させるべく、押圧するのに対し、本発明では、
入力ペン(鉛筆、ボールペン他)を、座標検出面
上に押圧させて、移動させ、入力すべき点に位置
して、一定時間後、入力ペンを座標検出面より離
せば良い訳である。
この操作方法は、例えば入力指示手段として、
感圧式座標入力装置にキースイツチを設け、これ
を操作者が手で押圧する方法よりも、操作が入力
ペン1つの操作で座標入力が可能で、操作者の負
担を大巾に低減することができる。
また、本発明は入力ペンがダウン状態で座標検
出面上を移動しているか停止しているかを検出す
る入力ペン移動/停止検出手段を具備しているの
で、入力ペンで描いた1ストロークの終点を的確
に検出でき、座標入力の精度を向上させることが
できる。
また、本発明を、入力ペンと座標検出面との電
気、磁気的結合によつて座標位置を検出する方式
の座標入力装置適用した場合には、前記のよう
に、入力ペンアプ/ダウン検出スイツチを入力ペ
ンから除去できる。このため、入力ペンの操作性
を従来のものより、大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は特殊ペン利用の座標入力装置斜視図、
第2図は感圧式座標入力装置の座標入力部の分解
斜視図、第3図は感圧式座標入力装置の座標位置
検出原理説明図、第4図は感圧式座標入力装置の
座標位置検出回路図、第5図は本発明の一実施例
のブロツク図、第6図は入力ペン移動/停止検出
回路のブロツク図、第7図は停止継続時間計測回
路のブロツク図、第8図は上記一実施例の主要部
の信号の動作タイミング図である。 6……標本化回路、7……標本化タイミング信
号発生回路、8……入力ペン移動/停止検出回
路、9……停止継続時間計測回路、10……時間
比較回路、11……座標値記憶回路、12……入
力指示検出回路、13……指示音発生装置、83
……距離計算回路、84……距離比較回路、95
……カウンタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力ペンが座標検出面に所定値以上の力で押
    圧されているか否か、あるいは入力ペンが座標検
    出面に対して所定間隔以下に近接しているか否か
    を検出するペンアプ/ダウン検出手段、該入力ペ
    ンがダウン状態で座標検出面上を移動しているか
    停止しているかを検出する入力ペン移動/停止検
    出手段、該入力ペン移動/停止検出手段の出力が
    停止を示す出力のとき、その停止出力状態の継続
    時間を計測する停止継続時間計測手段、該停止継
    続時間計測手段の出力が、ある設定値を越えたか
    否かを比較する時間比較手段、該時間比較手段の
    出力が否定的から、肯定的に変化したときの、入
    力ペンの座標位置を記憶する座標位置記憶手段を
    備え、該時間比較手段の出力が肯定的の状態で、
    該入力ペンアプ/ダウン検出手段の出力が、ダウ
    ン出力から、アプ出力に変化したときに、該座標
    位置記憶手段に記憶されている座標値を、操作者
    が入力しようとした座標値として、出力するよう
    にしたことを特徴とする座標入力方式。 2 前記入力ペン移動/停止検出手段が、時間t
    の入力ペンの座標値Ptを記憶する現座標値記憶
    手段、時間tより一定時間(標本化周期時間)前
    の時間t−1の入力ペンの座標値Pt−1を記憶
    する前座標値記憶手段、該現座標値記憶手段と該
    前座標値記憶手段に記憶されている座標値Ptとpt
    −1の距離を計算する距離計算手段、該距離計算
    手段の出力が一定値以上か否かを比較する距離比
    較手段で構成され、該距離比較手段の出力が肯定
    的か否定的かを、入力ペンが移動しているか、停
    止しているかに対応させるようにしたことを特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項記載の座標入力
    方式。 3 前記時間比較手段の出力が否定的から肯定的
    に変化したときに指示音を発生する指示音発生手
    段を具備し、入力ペンが所定値以上の力で押圧さ
    れ、あるいは入力ペンが座標検出面に対して所定
    間隔以下に近接され、しかも、入力ペンが座標検
    出面上に停止している時間が、予定値以上のと
    き、その旨を、操作者に、指示音で知らせるよう
    にしたことを特徴とする前記特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の座標入力方式。 4 前記指示音発生手段が、出力の指示音の音量
    を可変するボリユーム手段を有することを特徴と
    する前記特許請求の範囲第3項記載の座標入力方
    式。
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