JPH036524Y2 - - Google Patents
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- JPH036524Y2 JPH036524Y2 JP13072383U JP13072383U JPH036524Y2 JP H036524 Y2 JPH036524 Y2 JP H036524Y2 JP 13072383 U JP13072383 U JP 13072383U JP 13072383 U JP13072383 U JP 13072383U JP H036524 Y2 JPH036524 Y2 JP H036524Y2
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- Japan
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- moderation
- mirror
- pedestal
- main body
- door
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 29
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、自動車のドアーミラーに関し、詳し
くはドアー外面所定位置に装着される台座にミラ
ー本体部を回転自在に装着し、台座に対して正位
置にあるミラー本体部に対して何らかの外力が加
わつたときに、該外力を吸収すべくミラー本体部
が前方または後方に倒れるようにしたドアーミラ
ーに関する。
くはドアー外面所定位置に装着される台座にミラ
ー本体部を回転自在に装着し、台座に対して正位
置にあるミラー本体部に対して何らかの外力が加
わつたときに、該外力を吸収すべくミラー本体部
が前方または後方に倒れるようにしたドアーミラ
ーに関する。
従来技術
近年採用されているドアーミラーは、第1図に
示すように、自動車のドアー(図示せず)の所定
位置に装着される台座1に、ミラー3を含むミラ
ー本体部2を図示の正位置より前方向X1または
後方向X2の方向に夫々回動し得るように装着し
てなる。このようにミラー本体部2を台座1に対
して回動自在とすることにより、新製品としての
自動車を運搬する際、このミラー本体部2をドア
ーの外面に略平行となるように倒して、自動車の
運搬をしやすくするとともに、自動車の使用中、
何らかの外力がこのミラー本体部2に加わつたと
き、それがX1方向またはX2方向に回動すること
により、当該外力を吸収することができ、従つて
ドアーミラーの毀損をまぬがれるとともに、外力
付与物の毀損もまぬがれる。尚、ミラー本体部2
の回転角度は、前方向X1に90゜〜120゜、また後方
向X2に90゜〜60゜回動できるようになつているのが
一般的である。
示すように、自動車のドアー(図示せず)の所定
位置に装着される台座1に、ミラー3を含むミラ
ー本体部2を図示の正位置より前方向X1または
後方向X2の方向に夫々回動し得るように装着し
てなる。このようにミラー本体部2を台座1に対
して回動自在とすることにより、新製品としての
自動車を運搬する際、このミラー本体部2をドア
ーの外面に略平行となるように倒して、自動車の
運搬をしやすくするとともに、自動車の使用中、
何らかの外力がこのミラー本体部2に加わつたと
き、それがX1方向またはX2方向に回動すること
により、当該外力を吸収することができ、従つて
ドアーミラーの毀損をまぬがれるとともに、外力
付与物の毀損もまぬがれる。尚、ミラー本体部2
の回転角度は、前方向X1に90゜〜120゜、また後方
向X2に90゜〜60゜回動できるようになつているのが
一般的である。
ところで、上記台座1とミラー本体部2の連結
構造は第2、3図に示すようになつている。
構造は第2、3図に示すようになつている。
すなわち、上記台座1は水平方向に張出す受部
1aを有し、該受部1aの所定位置には支柱1b
が立設されている。尚、図示のものにおいては、
この支柱1bは受部1aと一体的にした構成を示
しているが、これを受部1aとは別体のピンで構
成しこのピンを受部に固定する構造としたものも
ある。
1aを有し、該受部1aの所定位置には支柱1b
が立設されている。尚、図示のものにおいては、
この支柱1bは受部1aと一体的にした構成を示
しているが、これを受部1aとは別体のピンで構
成しこのピンを受部に固定する構造としたものも
ある。
一方、ミラー本体部2は、図中左端部に、ミラ
ーケース2aと一体的に固定された支持ブラケツ
ト7を介して回転スリーブ6が固定されている。
この回転スリーブ6は、図示の如く、上記支柱1
bに上方より外装されている。そして、上記支柱
1bの上端外周にはバネ座4が固定され、このバ
ネ座と上記回転スリーブ6の下部に形成したフラ
ンジ部6a間に圧縮コイルスプリング5を介装し
ている。しかして、上記ミラー本体部2は、回転
スリーブ6が支柱1bに対して回動することによ
り、上記方向X1,X2に自在に回動することがで
きる。
ーケース2aと一体的に固定された支持ブラケツ
ト7を介して回転スリーブ6が固定されている。
この回転スリーブ6は、図示の如く、上記支柱1
bに上方より外装されている。そして、上記支柱
1bの上端外周にはバネ座4が固定され、このバ
ネ座と上記回転スリーブ6の下部に形成したフラ
ンジ部6a間に圧縮コイルスプリング5を介装し
ている。しかして、上記ミラー本体部2は、回転
スリーブ6が支柱1bに対して回動することによ
り、上記方向X1,X2に自在に回動することがで
きる。
ところで、上記ミラー本体部2は台座1に対し
て容易に回動してはならず、正位置すなわち運転
者がミラー3を見るに適した位置においては、ミ
ラー本体部2を台座1に対して一定の力でその位
置を保持する必要がある。この目的を達成するた
め、例えば、第2、3、4図に示す如き節度機構
が採用されている。
て容易に回動してはならず、正位置すなわち運転
者がミラー3を見るに適した位置においては、ミ
ラー本体部2を台座1に対して一定の力でその位
置を保持する必要がある。この目的を達成するた
め、例えば、第2、3、4図に示す如き節度機構
が採用されている。
図示の節度機構は、受部1aの上面に3つの節
度突起A1、A2、A3を有し、一方、上記回転スリ
ーブ6のフランジ部6aの下面に夫々上記節度突
起に対応する節度凹部B1、B2、B3を有して成る
ものである。上記各節度突起A1、A2、A3および
節度凹部B1、B2、B3は夫々同心円上に位置して
いるとともに、節度状態でミラー本体部2を台座
1に対して最も安定させるために、互いに120゜を
成す3等分割位置に位置している。
度突起A1、A2、A3を有し、一方、上記回転スリ
ーブ6のフランジ部6aの下面に夫々上記節度突
起に対応する節度凹部B1、B2、B3を有して成る
ものである。上記各節度突起A1、A2、A3および
節度凹部B1、B2、B3は夫々同心円上に位置して
いるとともに、節度状態でミラー本体部2を台座
1に対して最も安定させるために、互いに120゜を
成す3等分割位置に位置している。
ところで、上記構成のものにおいては次の如き
問題がある。この種のドアーミラーにおいては、
通常ミラー本体部2が前方又は後方に倒れた状態
で、ミラー本体部2が車巾(自動車の最大巾)を
越えて突出することのないように設計される。ま
た、ミラー本体部2の前方向及び後方向の回動角
度範囲は、台座1側及びミラー本体部2側夫々に
設けたストツパー(図示せず)同士の当接により
規制される。自動車のドアーの脹み(側方突出
量)が十分大きい場合には、ミラー本体部2の前
後方向の回動範囲が相対的に小さくても、倒れ位
置のミラー本体部2の側方突出量は車巾内に収め
ることができ、この場合は特別問題は生じない。
ところが、自動車のドアーの脹みが相対的に小さ
い場合には、倒れ位置のミラー本体部2の突出量
を車巾内に納めようとすれば、ミラー本体部2の
前後方向の回動範囲を相対的に大きくしなければ
ならない。そして、その前方向又は後方向の回動
範囲が120゜に近づき、その結果、ミラー本体部2
が倒れ位置においてドアーの外面に接近してくる
と、次のような事態が生ずることがある。すなわ
ち、ミラー本体部2が例えば正位置から前方向に
回動せしめられたとき、前方倒れ位置において節
度突起と節度凹部が再び嵌合する場合がある。
今、ミラー本体部2の、上記ストツパーにより決
められる前方向の回動範囲が120゜に近い角度113゜
であつて、かつ、節度突起及び節度凹部の寸法構
成が第4図に示すとおりであり、さらに、前方向
の倒れ位置におけるミラー本体部2はドアーの外
面に非常に接近するものとする。このような構成
は、自動車のドアーの脹みが小さい場合、つまり
車巾が小さい場合、には一般的に生じ得る。そし
て今、ミラー本体部2が正位置にあり、節度突起
A1が節度凹部B1に節度突起A2が節度凹部B2に、
また節度突起A3が節度凹部B3に夫々嵌合してい
るとする。そしてミラー本体部2に外力が前方向
X1に加えられたとする。そうすれば、節度突起
および節度凹部が図示の寸法構成であると、第4
図に示すように、回転スリーブ6が110゜程度回転
したときに(フランジ部6aは受部1aに対して
図中右から左方向に移動する)、その各節度凹部
B1、B2、B3の端部が各節度突起A2、A3、A1の
頂部aと会合する(この状態のフランジ部6aを
二点鎖線で示している)。そうすれば、各節度凹
部B1、B2、B3は夫々傾斜面を有するため、上記
スプリング5のバネ力により、両者が正規の嵌合
位置に向けてスライドするため、前記したように
ミラー本体部2の上記ストツパーにより決められ
る回動範囲が113゜であるから、上記110゜の位置か
らこの113゜の位置まで、短い距離ながら、急速に
回転することになる(図中フランジ部6aが113゜
回転した状態を実線で示している)。そうすると、
ミラー本体部2の回動角度113゜のところすなわち
倒れ位置においては、ミラー本体部2はドアーの
外面に略接触する位置までくるから、上記各節度
突起と節度凹部との嵌合時(これは不完全な嵌合
である)に、ミラー本体部2が急激移動の慣性に
よりドアーの外面に一瞬衝突するという現象がお
こる。尚、この例では、倒れ位置においては、図
示するように、各節度突起A2、A3、A1は各節度
凹部B1、B2、B3に完全には嵌合しない。このよ
うな衝突現象が生じると、ミラー本体部2よりド
アー外面の塗装に傷がつくという問題がある。特
に自動車が新品である場合にはこれは大きな問題
となる。尚、前記したように、ミラー本体部2の
回動範囲を小さくできる場合は、各節度突起は倒
れ位置において節度凹部に嵌合しないため、この
ような問題が生じないのである。
問題がある。この種のドアーミラーにおいては、
通常ミラー本体部2が前方又は後方に倒れた状態
で、ミラー本体部2が車巾(自動車の最大巾)を
越えて突出することのないように設計される。ま
た、ミラー本体部2の前方向及び後方向の回動角
度範囲は、台座1側及びミラー本体部2側夫々に
設けたストツパー(図示せず)同士の当接により
規制される。自動車のドアーの脹み(側方突出
量)が十分大きい場合には、ミラー本体部2の前
後方向の回動範囲が相対的に小さくても、倒れ位
置のミラー本体部2の側方突出量は車巾内に収め
ることができ、この場合は特別問題は生じない。
ところが、自動車のドアーの脹みが相対的に小さ
い場合には、倒れ位置のミラー本体部2の突出量
を車巾内に納めようとすれば、ミラー本体部2の
前後方向の回動範囲を相対的に大きくしなければ
ならない。そして、その前方向又は後方向の回動
範囲が120゜に近づき、その結果、ミラー本体部2
が倒れ位置においてドアーの外面に接近してくる
と、次のような事態が生ずることがある。すなわ
ち、ミラー本体部2が例えば正位置から前方向に
回動せしめられたとき、前方倒れ位置において節
度突起と節度凹部が再び嵌合する場合がある。
今、ミラー本体部2の、上記ストツパーにより決
められる前方向の回動範囲が120゜に近い角度113゜
であつて、かつ、節度突起及び節度凹部の寸法構
成が第4図に示すとおりであり、さらに、前方向
の倒れ位置におけるミラー本体部2はドアーの外
面に非常に接近するものとする。このような構成
は、自動車のドアーの脹みが小さい場合、つまり
車巾が小さい場合、には一般的に生じ得る。そし
て今、ミラー本体部2が正位置にあり、節度突起
A1が節度凹部B1に節度突起A2が節度凹部B2に、
また節度突起A3が節度凹部B3に夫々嵌合してい
るとする。そしてミラー本体部2に外力が前方向
X1に加えられたとする。そうすれば、節度突起
および節度凹部が図示の寸法構成であると、第4
図に示すように、回転スリーブ6が110゜程度回転
したときに(フランジ部6aは受部1aに対して
図中右から左方向に移動する)、その各節度凹部
B1、B2、B3の端部が各節度突起A2、A3、A1の
頂部aと会合する(この状態のフランジ部6aを
二点鎖線で示している)。そうすれば、各節度凹
部B1、B2、B3は夫々傾斜面を有するため、上記
スプリング5のバネ力により、両者が正規の嵌合
位置に向けてスライドするため、前記したように
ミラー本体部2の上記ストツパーにより決められ
る回動範囲が113゜であるから、上記110゜の位置か
らこの113゜の位置まで、短い距離ながら、急速に
回転することになる(図中フランジ部6aが113゜
回転した状態を実線で示している)。そうすると、
ミラー本体部2の回動角度113゜のところすなわち
倒れ位置においては、ミラー本体部2はドアーの
外面に略接触する位置までくるから、上記各節度
突起と節度凹部との嵌合時(これは不完全な嵌合
である)に、ミラー本体部2が急激移動の慣性に
よりドアーの外面に一瞬衝突するという現象がお
こる。尚、この例では、倒れ位置においては、図
示するように、各節度突起A2、A3、A1は各節度
凹部B1、B2、B3に完全には嵌合しない。このよ
うな衝突現象が生じると、ミラー本体部2よりド
アー外面の塗装に傷がつくという問題がある。特
に自動車が新品である場合にはこれは大きな問題
となる。尚、前記したように、ミラー本体部2の
回動範囲を小さくできる場合は、各節度突起は倒
れ位置において節度凹部に嵌合しないため、この
ような問題が生じないのである。
上記従来例は、3組の節度突起・節度凹部を備
える節度機構について説明したが、その個数は
様々であり、例えば6組あるもの、あるいは9組
あるものも見られる。このように3より多い組数
の節度突起・節度凹部を有するものにおいては、
隣接する節度突起間の角度、あるいは隣接する節
度凹部間の角度は、組数が増えるに従つて小さく
なる。従つて、このような場合には、ミラー本体
部2を台座1に対して前方向X1または後方向X2
に回動して最終の倒れ位置まで到達するまでに、
その途中で節度突起と節度凹部との嵌合および解
除が行われることになり、従つて、その回動は円
滑にいかずガタガタと回動することになる。この
ような回動を繰返すと、節度突起に摩耗を生じ、
ひいては正位置におけるミラー本体部2の台座1
に対するガタつきが発生し、これが原因で、自動
車の走行中ミラー3が振動しその視認性が非常に
悪くなるという問題がある。また、さらに大きな
問題は、加わる外力を吸収するため、ミラー本体
部2は可能な限り前方向または後方向に回動する
ことが望まれるが、その回動途中で節度突起と節
度凹部とが嵌合状態となるため、これが1つのブ
レーキとなり、そこでミラー本体部2の回動が停
止する場合があることである。この場合、ミラー
本体部2および台座1には大きな衝撃が発生する
ことになり、上記節度機構を毀損してガタが発生
したり、またはミラー本体部内のミラー駆動機構
にも悪影響を及ぼすという問題がある。
える節度機構について説明したが、その個数は
様々であり、例えば6組あるもの、あるいは9組
あるものも見られる。このように3より多い組数
の節度突起・節度凹部を有するものにおいては、
隣接する節度突起間の角度、あるいは隣接する節
度凹部間の角度は、組数が増えるに従つて小さく
なる。従つて、このような場合には、ミラー本体
部2を台座1に対して前方向X1または後方向X2
に回動して最終の倒れ位置まで到達するまでに、
その途中で節度突起と節度凹部との嵌合および解
除が行われることになり、従つて、その回動は円
滑にいかずガタガタと回動することになる。この
ような回動を繰返すと、節度突起に摩耗を生じ、
ひいては正位置におけるミラー本体部2の台座1
に対するガタつきが発生し、これが原因で、自動
車の走行中ミラー3が振動しその視認性が非常に
悪くなるという問題がある。また、さらに大きな
問題は、加わる外力を吸収するため、ミラー本体
部2は可能な限り前方向または後方向に回動する
ことが望まれるが、その回動途中で節度突起と節
度凹部とが嵌合状態となるため、これが1つのブ
レーキとなり、そこでミラー本体部2の回動が停
止する場合があることである。この場合、ミラー
本体部2および台座1には大きな衝撃が発生する
ことになり、上記節度機構を毀損してガタが発生
したり、またはミラー本体部内のミラー駆動機構
にも悪影響を及ぼすという問題がある。
上記の如き従来例の問題は、ミラー本体部2が
台座1に対して正位置より前後の倒れ位置まで回
動する間に各節度突起と各節度凹部が途中で嵌合
することに原因がある。
台座1に対して正位置より前後の倒れ位置まで回
動する間に各節度突起と各節度凹部が途中で嵌合
することに原因がある。
本考案の目的
従つて、本考案は、ミラー本体部を台座に対し
て正位置から前後の倒れ位置まで回動する間、各
節度突起が各節度凹部に対して途中で嵌合しない
ようにして、正位置において各節度凹部に嵌合し
ていた各節度突起が一旦嵌合解除されると、各節
度突起が節度凹部を有する摺動面沿いに円滑に摺
動するようにし、もつてミラー本体部が台座に対
して円滑に回動するようにすることである。
て正位置から前後の倒れ位置まで回動する間、各
節度突起が各節度凹部に対して途中で嵌合しない
ようにして、正位置において各節度凹部に嵌合し
ていた各節度突起が一旦嵌合解除されると、各節
度突起が節度凹部を有する摺動面沿いに円滑に摺
動するようにし、もつてミラー本体部が台座に対
して円滑に回動するようにすることである。
本考案の構成・作用・効果
上記目的を達成するために、本考案は以下の如
く構成した。
く構成した。
すなわち、上記台座の受部に構成される上記節
度突起または節度凹部と上記回転スリーブの下部
フランジ部の下面に形成される上記節度凹部また
は節度突起の各組において、回動支点を中心とす
る同心円状に上記節度突起および節度凹部を夫々
配置するとともに、組毎に上記配置円の径寸法を
異ならせ、これにより、ミラー本体部が台座に対
して正位置より前後の各倒れ位置まで回動すると
き、各節度突起が対応する節度凹部より嵌合解除
された後は、節度凹部を有する摺動面沿いに他の
節度凹部に嵌合することなく円滑に摺動するよう
にし、もつてミラー本体部の台座に対する円滑な
回動を実現するようにした。
度突起または節度凹部と上記回転スリーブの下部
フランジ部の下面に形成される上記節度凹部また
は節度突起の各組において、回動支点を中心とす
る同心円状に上記節度突起および節度凹部を夫々
配置するとともに、組毎に上記配置円の径寸法を
異ならせ、これにより、ミラー本体部が台座に対
して正位置より前後の各倒れ位置まで回動すると
き、各節度突起が対応する節度凹部より嵌合解除
された後は、節度凹部を有する摺動面沿いに他の
節度凹部に嵌合することなく円滑に摺動するよう
にし、もつてミラー本体部の台座に対する円滑な
回動を実現するようにした。
尚、上記節度突起と節度凹部とは対を成してお
ればいいものであり、従つて、節度突起は、従来
例の如く台座の受部側に構成されるのもよくまた
回転スリーブの下部フランジ部の下面に構成され
るのもよい。
ればいいものであり、従つて、節度突起は、従来
例の如く台座の受部側に構成されるのもよくまた
回転スリーブの下部フランジ部の下面に構成され
るのもよい。
実施例
以下に、本考案を第5〜7図に示した実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
本実施例に係るドアーミラーの台座1とミラー
本体部2との連結部の構成は、第5図に示す如
く、第2図に示した従来例とほとんど同じであ
る。同一作用を成す同一部材は第2図と同じ符号
を付しその詳細な説明は省略する。
本体部2との連結部の構成は、第5図に示す如
く、第2図に示した従来例とほとんど同じであ
る。同一作用を成す同一部材は第2図と同じ符号
を付しその詳細な説明は省略する。
本実施例においては、第6,7図によく示すよ
うに、回転スリーブ6の下部フランジ部6aの下
面に形成した各節度凹部B1〜B3と、台座1の水
平張出受部1aの上面に設けた各節度突起A1〜
A3の配置構成が従来例と異なつている。
うに、回転スリーブ6の下部フランジ部6aの下
面に形成した各節度凹部B1〜B3と、台座1の水
平張出受部1aの上面に設けた各節度突起A1〜
A3の配置構成が従来例と異なつている。
節度突起A1と節度凹部B1、節度突起A2と節度
凹部B2、節度突起A3と節度凹部B3は夫々組を成
しており、ミラー本体部2の台座1に対する正位
置において各突起がこれに対応する凹部に嵌合す
るようになつている。この状態は第6図に示され
ている。上記各節度突起A1〜A3および各節度凹
部B1〜B3は夫々回転中心0に対して3等分され
た位置すなわち120゜毎に配置されている。しかし
ながら、各節度突起A1〜A3は夫々互いに異なる
円上に配置されており、また各節度凹部B1〜B3
も互いに異なる円上に配置されている。すなわ
ち、第7図によく示すように、1つの節度突起
A1は最も大きい円C1とその次の円C2の間に位置
しており、節度突起A2は上記円C2とその次に大
きい円C3の間に位置しており、さらに節度突起
A3は該円C3と最も小さい円C4の間に位置してい
る。一方、節度凹部B1は最も大きい円C1とその
次に大きい円C2の間に位置し、節度凹部B2は該
円C2とその次に大きい円C3の間に位置し、さら
に節度凹部B3は該円C3と最も小さい円C4の間に
位置している。
凹部B2、節度突起A3と節度凹部B3は夫々組を成
しており、ミラー本体部2の台座1に対する正位
置において各突起がこれに対応する凹部に嵌合す
るようになつている。この状態は第6図に示され
ている。上記各節度突起A1〜A3および各節度凹
部B1〜B3は夫々回転中心0に対して3等分され
た位置すなわち120゜毎に配置されている。しかし
ながら、各節度突起A1〜A3は夫々互いに異なる
円上に配置されており、また各節度凹部B1〜B3
も互いに異なる円上に配置されている。すなわ
ち、第7図によく示すように、1つの節度突起
A1は最も大きい円C1とその次の円C2の間に位置
しており、節度突起A2は上記円C2とその次に大
きい円C3の間に位置しており、さらに節度突起
A3は該円C3と最も小さい円C4の間に位置してい
る。一方、節度凹部B1は最も大きい円C1とその
次に大きい円C2の間に位置し、節度凹部B2は該
円C2とその次に大きい円C3の間に位置し、さら
に節度凹部B3は該円C3と最も小さい円C4の間に
位置している。
各節度突起A1〜A3および各節度凹部B1〜B3は
上記の配置構成であるので、各節度突起A1〜A3
のフランジ部6aの下面すなわち摺動面6b上の
軌道が夫々独立していることになる。すなわち、
1つの節度突起A1が摺動する軌道はフランジ部
6aの摺動面6b上の円C1とC2で囲まれる円軌
道であり、また節度突起A2の軌道は円C2とC3で
囲まれる円軌道であり、さらに節度突起A3の軌
道は円C3とC4で囲まれる円軌道である。従つて、
ミラー本体部2が台座1に対して正位置より前後
方向の倒れ位置まで回動されると、各節度突起
A1〜A3が夫々対応する節度凹部B1〜B3より一旦
嵌合解除なされた後は各専用軌道を摺動し、決し
て他の節度凹部に嵌合することはない。従つて、
このミラー本体部2の台座1に対する回動は極め
て円滑である。この故に、例えば新品自動車の搬
送時に、ミラー本体部2を手動により倒れ位置に
回動せしめるとき、円滑にドアー外面近傍まで回
動することができ、従つて、ミラー本体部2がド
アー外面に衝突するという問題もなく、また何ら
かの外力がミラー本体部2に加わつた際にも、そ
の外力を吸収すべく所定の位置までミラー本体部
2が回動し、途中で止まるといつたこともない。
従つて、節度機構の摩耗やガタ付き等の諸問題も
発生しにくくなる。
上記の配置構成であるので、各節度突起A1〜A3
のフランジ部6aの下面すなわち摺動面6b上の
軌道が夫々独立していることになる。すなわち、
1つの節度突起A1が摺動する軌道はフランジ部
6aの摺動面6b上の円C1とC2で囲まれる円軌
道であり、また節度突起A2の軌道は円C2とC3で
囲まれる円軌道であり、さらに節度突起A3の軌
道は円C3とC4で囲まれる円軌道である。従つて、
ミラー本体部2が台座1に対して正位置より前後
方向の倒れ位置まで回動されると、各節度突起
A1〜A3が夫々対応する節度凹部B1〜B3より一旦
嵌合解除なされた後は各専用軌道を摺動し、決し
て他の節度凹部に嵌合することはない。従つて、
このミラー本体部2の台座1に対する回動は極め
て円滑である。この故に、例えば新品自動車の搬
送時に、ミラー本体部2を手動により倒れ位置に
回動せしめるとき、円滑にドアー外面近傍まで回
動することができ、従つて、ミラー本体部2がド
アー外面に衝突するという問題もなく、また何ら
かの外力がミラー本体部2に加わつた際にも、そ
の外力を吸収すべく所定の位置までミラー本体部
2が回動し、途中で止まるといつたこともない。
従つて、節度機構の摩耗やガタ付き等の諸問題も
発生しにくくなる。
上記の如くして、上記実施例は本考案の所期の
目的を十分に達成することができる。
目的を十分に達成することができる。
第1図は台座に対してミラー本体部が回動する
方式のドアーミラーの斜視図、第2図は従来のド
アーミラーの台座とミラー本体部との連結部を示
す縦断面図、第3図は第2図の−線断面図、
第4図はミラー本体部2を台座に対して回動した
ときその節度突起と節度凹部とが嵌合する状態を
示す説明図、第5〜7図は本考案に係る実施例を
示し、第5図はミラー本体部と台座の連結部を示
す要部縦断面図、第6図は第5図の−線断面
図、第7図は回転スリーブ6の要部と台座1の水
平張出受部1aの要部を示す斜視図である。 1……台座、1a……水平張出受部、1b……
支柱、2……ミラー本体部、2a……ミラーケー
ス、3……ミラー、4……バネ座、5……コイル
スプリング、6……回転スリーブ、6a……フラ
ンジ部、6b……摺動面、7……支持ブラケツ
ト、O……支点、X1,X2……回転方向、A1〜A3
……節度突起、B1〜B3……節度凹部。
方式のドアーミラーの斜視図、第2図は従来のド
アーミラーの台座とミラー本体部との連結部を示
す縦断面図、第3図は第2図の−線断面図、
第4図はミラー本体部2を台座に対して回動した
ときその節度突起と節度凹部とが嵌合する状態を
示す説明図、第5〜7図は本考案に係る実施例を
示し、第5図はミラー本体部と台座の連結部を示
す要部縦断面図、第6図は第5図の−線断面
図、第7図は回転スリーブ6の要部と台座1の水
平張出受部1aの要部を示す斜視図である。 1……台座、1a……水平張出受部、1b……
支柱、2……ミラー本体部、2a……ミラーケー
ス、3……ミラー、4……バネ座、5……コイル
スプリング、6……回転スリーブ、6a……フラ
ンジ部、6b……摺動面、7……支持ブラケツ
ト、O……支点、X1,X2……回転方向、A1〜A3
……節度突起、B1〜B3……節度凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ドアー外面所定位置に装着される台座の水平張
出受部に垂直軸を設け、該垂直軸に、ミラー本体
部のミラーケースに一体的に固定された回転スリ
ーブを回転自在に外装してミラー本体部を台座に
対して回動自在とし、かつ上記台座の水平張出受
部上面と上記回転スリーブの下端フランジ部下面
とに3組以上の節度突起と節度凹部を相対応せし
めて形成し、ミラー本体部が台座に対し正位置に
節度されるようにしたドアーミラーにおいて、 上記各組において、節度突起と節度凹部を回動
支点を中心とする同心円状に配置するとともに、
組毎に、上記配置円の径寸法を異ならせたことを
特徴とする自動車のドアーミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13072383U JPS6037450U (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 自動車のドア−ミラ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13072383U JPS6037450U (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 自動車のドア−ミラ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6037450U JPS6037450U (ja) | 1985-03-15 |
JPH036524Y2 true JPH036524Y2 (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=30295781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13072383U Granted JPS6037450U (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 自動車のドア−ミラ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037450U (ja) |
-
1983
- 1983-08-23 JP JP13072383U patent/JPS6037450U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6037450U (ja) | 1985-03-15 |
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