JPH036514Y2 - - Google Patents

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JPH036514Y2
JPH036514Y2 JP1984191361U JP19136184U JPH036514Y2 JP H036514 Y2 JPH036514 Y2 JP H036514Y2 JP 1984191361 U JP1984191361 U JP 1984191361U JP 19136184 U JP19136184 U JP 19136184U JP H036514 Y2 JPH036514 Y2 JP H036514Y2
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handbrake
vehicle
transfer
vehicle speed
wheels
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JP1984191361U
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は車両の四輪駆動装置の改良に関するも
のである。
(ロ) 従来技術 フルタイム或いはパ−トタイムにて車両を四輪
駆動する装置は周知である。この種の装置は、エ
ンジン回転を走行車速に対応して減速するトラン
スミツシヨンを有しており、このトランスミツシ
ヨンの出力回転をトランスフアを介してそれぞれ
のドライブシヤフトにより、フロントデフおよび
リヤデフに動力を伝達するものである。
ところで、車両走行時にハンドブレ−キを操作
する場合が考えられる。つまり、テクニツク的に
スピンタ−ンをしようとする場合やあるいは誤ま
つてハンドブレ−キを引いてしまう場合のことを
いう。
これは通常あまり行なわれることはないが、も
しこのような状況が発生すると、後輪のみに急制
動力がかかり、前輪側より過大な入力がパワ−ト
レイン系を介してリヤシヤフトまで一気に伝達さ
れることになる。これは一般にエンジンより入力
されるトルクより大きくなるのでその為パワ−ト
レイン系に破損をきたす恐れがあつた。
従つて、この点を考慮して設計するので、一般
に要する強度以上の設定となり設計の自由度が規
制されると共に、通常的には品質過剰であり、軽
量化、コンパクト化、コスト化の阻害要素であつ
た。
(ハ) 考案の目的 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、たとえ車両走行時にハンドブレ−キを操作
したとしてもパワ−トレイン系に過大な負荷を発
生し破損等を起こす恐れがなく、速やかに負荷を
解消することができ、設計上の自由度を著しく向
上することのできる四輪駆動装置を提供すること
にある。
(ニ) 考案の構成 上記目的を達成するため、本考案は、後輪制動
用ハンドブレ−キを有する車両であつてエンジン
回転をトランスミツシヨンおよびトランスフアを
介して一方はフロントドライブシヤフトによりフ
ロントデフ、前輪に、他方はリヤドライブシヤフ
トによりリヤデフ、後輪にそれぞれ伝達する車両
の四輪駆動装置において、前記ハンドブレ−キ操
作時であつて、前記パワ−トレイン系に所定以上
の負荷を生じた時に前輪とトランスフアとの間の
連動を解除する解除手段が設けられていることを
特徴とするものであり、解除手段はトランスフア
とフロントデフ間に介設されたトルクリミツタか
らなることを特徴とするものであり、又、解除手
段は、車速を検出する車速センサと、ハンドブレ
−キの動作状態を検出するハンドブレ−キセンサ
と前記両センサの検出信号に基づき車速が基準値
を越えかつその速度でハンドブレ−キが操作され
たときを異常走行状態と判断し異常信号を出力す
るマイクロコンピユ−タと、前記異常信号の入力
により駆動指令を発する駆動回路と、前輪とトラ
ンスフア間に介設され前記駆動指令によりトラン
スフアとフロントデフ間の動力伝達を解除する電
磁クラツチとからなることを特徴とするものであ
る。
(ホ) 実施例 本考案の第1実施例装置は、フルタイム四輪駆
動車に適用した場合を示し第1図に示すよるに、
エンジン1の回転を車速に対応させて減速するト
ランスミツシヨン3を有しており、このトランス
ミツシヨン3の出力回転はトランスフア5に入力
されている。そして、このトランスフア5のリヤ
ドライブシヤフト11にはドライブギヤ(図示せ
ず)が設けられており、このドライブギヤはリヤ
デフ12のリヤデフケ−ス13に設けられたリン
グギヤ(図示せず)とかみ合つている。リヤデフ
ケ−ス13内には差動伝達機構が設けられてお
り、リヤデフケ−ス13の回転が後輪15の車軸
17に伝達されるようになつている。
一方、トランスフア5のフロントドライブシヤ
フト21はフロントデフ22に伝達されており、
このフロントデフ22の回転はフロントデフケ−
ス23内に設けた差動伝達機構を介して前輪25
の車軸27に伝わるようになつている。そして、
トランスフア5とフロントデフ22間、すなわ
ち、フロントドライブシヤフト21の途中には、
解除手段としてのトルクリミツタ29が介設され
ている。このトルクリミツタ29は、フロントド
ライブシヤフトに所定値すなわち、限界値を越え
るトルクがかかつたときに、結合部がスリツプ回
転を行なうものである。
さらに、前記四輪駆動車は、図示していないが
後輪制動用のハンドブレ−キを有し、駐車時にこ
のハンドブレ−キを操作して車両を停止できるよ
うにしてある。しかして、ハンドブレ−キは、後
輪制動用であるがため、駐車時以外に、走行中に
これを操作して、スピンタ−ンを行なうことがで
きるものである。そこで、運転者は、車両の向き
を素早く変えるためにスピンタ−ンを行なう場合
が想定される。
したがつて、ハンドブレ−キが操作され、パワ
−トレイン系に急激に過大な負荷を生じても、ト
ルクリミツタ29内でのスリツプ回転によつて過
剰トルクが緩和され、前記パワ−トレイン系に破
損を生じることがない。
第2図には本考案の第2実施例が示されてお
り、上記第1実施例と同一部材には同一符号を付
してその説明を省略する。
第2実施例が第1実施例と異なる点は、解除手
段を機械的な手段としてトルクリミツタ29でな
く電気的な手段としての電磁クラツチ30を用い
て構成した点である。そしてこの電磁クラツチ3
0は第2図に示す駆動手段によつて作動される。
すなわち、この駆動手段は、車速を検出する車速
センサ31と、ハンドブレ−キの動作状態を検出
するハンドブレ−キセンサ33と、両センサ3
1,33からの検出信号に基ずき車両の異常走行
状態を判断し、異常信号を出力するマイクロコン
ピユ−タ35と、異常信号により、電磁クラツチ
30のクラツチ解除作動を行なう駆動回路37と
からなる。なお、前記マイクロコンピユ−タ35
には車速の基準値がインプツトされており、車速
31の検出信号により演算された車速が基準値を
越え、かつハンドブレ−キセンサ33がハンドブ
レ−キの作動状態を検出したとき(例えば、ハン
ドブレ−キセンサ33がオン信号を出力したと
き)、異常走行状態と判断して異常信号を出力す
る。
本第2実施例は上記構成からなり、以下にその
作用を第3図のフロ−チヤ−トに基づいて説明す
る。
まず、車両のスタ−ト後に、車速センサ31か
ら常時車速の読み込みが行なわれる(ステツプS
1)。すなわち、車速センサ31の検出信号に基
づき、マイクロコンピユ−タ35は、時々刻々の
車速を演算する。そして、この演算値はマイクロ
コンピユ−タ35にインプツトされている車速基
準値と比較され((ステツプS2)、演算値が車速
基準値よりも小さい場合には、この車速の読み出
しおよび演算値と車速基準値との比較動作を繰り
返す。これに対対し、演算値が車速基準値を越え
た場合は、ハンドブレ−キセンサ33からの信号
読み込みを行なう(ステツプS3)。ついでハン
ドブレ−キの作動が判断される(ステツプS4)。
この場合ハンドブレ−キが作動されていない状
態、すなわち、ハンドブレ−キセンサ33の検出
信号がオフのときは、繰り返しこのハンドブレ−
キセンサ33の信号読み込みを行なう、これに対
し、ハンドブレ−キセンサ33がハンドブレ−キ
の作動を検出したときは、異常信号を駆動回路3
7に発する(ステツプS5)。そして、駆動回路
37の動作により電磁クラツチ30のクラツチ解
除が行なわれる。これら車速の読み込みからクラ
ツチ解除に至る一連の動作は車両走行時に繰り返
し行なわれる。なお、車速基準値よりも小さくな
つたとき、又はハンドブレ−キの作動が解除され
たときには、マイクロコンピユ−タ35からの異
常信号の出力が停止され(ステツプS7)、電磁
クラツチ30は再びクラツチ結合されることにな
る(ステツプS8)。
上述の如く、第2実施例によれば、車両走行時
にハンドブレ−キが作動され、車両が異常走行状
態そなつても、この異常事態が自動的に検知さ
れ、適切な解除作用が行なわれる。このためパワ
−トレイン系が破損されるという従来装置におけ
る問題は解消される。
(ヘ) 考案の効果 本考案は前述したように構成されているので、
たとえ、車両走行時にハンドブレ−キが操作され
たとしても、解除手段の作動が行なわれることと
なり、従来装置において発生したパワ−トレイン
系の破損による弊害を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す概念図、第
2図は本考案の第2実施例を示すブロツク図、第
3図は第2実施例のフロ−チヤ−ト図である。 1……エンジン、3……トランスミツシヨン、
5……トランスフア、11……リヤドライブシヤ
フト、12……リヤデフ、21……フロントドラ
イブシヤフト、22……フロントデフ、29……
トルクリミツタ(解除手段)、30……電磁クラ
ツチ(解除手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 後輪制動用ハンドブレ−キを有する車両であ
    つて、エンジン回転をトランスミツシヨンおよ
    びトランスフアを介して一方はフロントドライ
    ブシヤフトによりフロントデフ、前輪に、他方
    はリヤドライブシヤフトによりリヤデフ、後輪
    にそれぞれ伝達する車両の四輪駆動装置におい
    て、前記ハンドブレ−キ操作時であつて、前記
    パワ−トレイン系に所定以上の負荷を生じた時
    に前輪とトランスフアとの間の連動を解除する
    解除手段が設けられていることを特徴とする車
    両の四輪駆動装置。 (2) 解除手段はトランスフアとフロントデフ間に
    介設されたトルクリミツタからなることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の車
    両の四輪駆動装置。 (3) 解除手段は、車速を検出する車速センサと、
    ハンドブレ−キの動作状態を検出するハンドブ
    レ−キセンサと、前記両センサの検出信号に基
    づき車速が基準値を越えかつその速度でハンド
    ブレ−キが操作されたときを異常走行状態と判
    断し異常信号を出力するマイクロコンピユ−タ
    と、前記異常信号の入力により駆動指令を発す
    る駆動回路と、前輪とトランスフア間に介設さ
    れ前記駆動指令によりトランスフアとフロント
    デフ間の動力伝達を解除する電磁クラツチとか
    らなることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の車両の四輪駆動装置。
JP1984191361U 1984-12-19 1984-12-19 Expired JPH036514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984191361U JPH036514Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

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JP1984191361U JPH036514Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61106436U JPS61106436U (ja) 1986-07-05
JPH036514Y2 true JPH036514Y2 (ja) 1991-02-19

Family

ID=30748798

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984191361U Expired JPH036514Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856925A (ja) * 1981-09-29 1983-04-04 Fuji Heavy Ind Ltd 2,4輪駆動切換制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856925A (ja) * 1981-09-29 1983-04-04 Fuji Heavy Ind Ltd 2,4輪駆動切換制御装置

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Publication number Publication date
JPS61106436U (ja) 1986-07-05

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