JPH0364598B2 - - Google Patents

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JPH0364598B2
JPH0364598B2 JP60244235A JP24423585A JPH0364598B2 JP H0364598 B2 JPH0364598 B2 JP H0364598B2 JP 60244235 A JP60244235 A JP 60244235A JP 24423585 A JP24423585 A JP 24423585A JP H0364598 B2 JPH0364598 B2 JP H0364598B2
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JP
Japan
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membrane
electrolytic cell
membrane unit
gasket
ion exchange
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JP60244235A
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Neiru Biibaa Richaado
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Dow Chemical Co
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Dow Chemical Co
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Publication date
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Publication of JPH0364598B2 publication Critical patent/JPH0364598B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B9/00Cells or assemblies of cells; Constructional parts of cells; Assemblies of constructional parts, e.g. electrode-diaphragm assemblies; Process-related cell features
    • C25B9/70Assemblies comprising two or more cells
    • C25B9/73Assemblies comprising two or more cells of the filter-press type
    • C25B9/75Assemblies comprising two or more cells of the filter-press type having bipolar electrodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B13/00Diaphragms; Spacing elements
    • C25B13/04Diaphragms; Spacing elements characterised by the material
    • C25B13/08Diaphragms; Spacing elements characterised by the material based on organic materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B9/00Cells or assemblies of cells; Constructional parts of cells; Assemblies of constructional parts, e.g. electrode-diaphragm assemblies; Process-related cell features
    • C25B9/70Assemblies comprising two or more cells
    • C25B9/73Assemblies comprising two or more cells of the filter-press type
    • C25B9/77Assemblies comprising two or more cells of the filter-press type having diaphragms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電解槽に使用するための膜に関し、更
に詳しくは膜のガスケツト担持面に圧縮力を加え
る際の引き裂きに耐性をもつ膜ユニツトに関す
る。
電解槽に使用するための多くの周知の膜があ
る。たとえば代表的な膜としてイー・アイ・デユ
ポン・ド・ヌムール・アンド・カンパニーによつ
て製造されているNafion膜または旭硝子株式
会社によつて製造されているFlemionのような
パーフロロ化カルボン酸系もしくはスルホン酸系
カチオン交換膜があげられる。これらの膜は代表
的にはシートの形で入手することができ、単極ま
たは2極の電極をもつフイルタプレス型または平
板型電解槽中で使用される。2極のフイルタプレ
ス型電解槽は米国特許第4111779号および同第
4108742号に記載されている。これらの電解槽は
たとえばアルカリ金属ハロゲン化物水溶液を電解
してハロゲン(たとえば塩素)とアルカリ金属水
酸化物(たとえば水酸化ナトリウム)を製造する
のに使用される。一般に、2極のフイルタプレス
型電解槽は直列配置のいくつかの2極ユニツトセ
ルから構成されている。1つの2極ユニツトセル
は隔壁で仕切られた陽極および陰極室をもつ。代
表的には、陽極および陰極は隔壁の向き合つた面
に取り付けられる。膜が通常は2つの隣接ユニツ
トセルの間に介在せしめられて陽極室を陰極室か
ら分離する。複数個の陽極および陰極の枠が平行
に取り付けられており、長手方向の圧縮クランプ
手段を陽極と陰極の枠およびこれらの枠の間に介
在させた膜に適用して電解槽全体を形成させる。
膜と陽極もしくは陰極の枠との間にガスケツト
を介在させて電解槽に液洩れのない性質すなわち
液体および気体を洩らさないシールを与えて、陽
極室と陰極室との間での又は大気中への電解液の
洩れを防ぐのが通常の習慣である。電解槽は腐食
環境下で代表的に操作されるので電解槽に液体お
よび気体を洩らさない完全なシールを与えるのが
重要である。一般に、ガスケツトの片面を電極枠
の横方向の面と接触させ、ガスケツトの他面を膜
の周辺面の片面と接触させる。
代表的なガスケツト材料としてゴムまたはエラ
ストマーのような弾性物質があげられる。商業的
2極膜電解槽は通常、膜と電極枠との間にエチレ
ン−プロピレン(EPM)またはエチレン−プロ
ピレン−ジエン(EPDM)をガスケツト材料と
して使用する。これらの材料は枠部材を介して枠
に圧力を加える際に変形して外側に膨張する傾向
がある。ガスケツトが外側に膨張すると、ガスケ
ツトと接触してある種の膜はそれらが外側に変形
するガスケツトの圧力下で引張られるとき延伸す
る傾向がある。隣接電極枠上に使用するガスケツ
トの下にある膜の延伸は枠を圧縮して液洩れのな
い槽を作ろうとするときに膜の破損もしくは引き
裂きを生ぜしめることがある。また、弾性ガスケ
ツトはシールを行うのに高い圧縮力を必要とし、
これが膜の破損もしくは引き裂きの危険性を増大
させる。
膜に引き裂きまたは破損が生じると、操作中の
電流効率は減少し、電流使用量は著しく増大し然
も槽の電解操作効率は減少する。余りにも大きい
電流効率および/または電解操作効率の減少は全
電解槽の費用の嵩むシヤツト・ダウンを必要と
し、破損した膜の取り換えをも必要とする。
本発明によれば、アルカリ金属ハロゲン化物の
電解によるアルカリ金属水酸化物とハロゲンの製
造用の且つ少なくとも1つの陽極枠部材と少なく
とも1つの陰極枠部材を備えるフイルタプレス型
の電解槽に使用するイオン交換膜ユニツトであつ
て、 (a) 電解槽中で使用するイオン交換膜材料の少な
くとも1層、および (b) ガスケツトに接触し圧縮力を受けたときガス
ケツトと膜ユニツトとの間に流体洩れのないシ
ールを形成する補強材の少なくとも1層を備
え、該補強材を該膜材料のガスケツト担持面の
まわりの該膜材料の少なくとも1つの面に熱シ
ールさせて成ることを特徴とするイオン交換膜
ユニツト、が提供される。
更に本発明によれば、アルカリ金属ハロゲン化
物の電解によるアルカリ金属水酸化物とハロゲン
の製造用のフイルタプレス型の電解槽であつて、
少なくとも2つの電極枠部材、これらの2つの隣
接電極枠部材間に介在して少なくとも2つの電極
室を分離する少なくとも1つの膜ユニツト、およ
びこの膜ユニツトと1つの電極枠部材との間に介
在する少なくとも1つのガスケツトを備える電解
槽において; 該膜ユニツトが電解槽中で使用するイオン交換
膜材料の少なくとも1層、およびガスケツトに接
触し圧縮力を受けたときガスケツトと膜ユニツト
との間に流体洩れのないシールを形成する補強材
の少なくとも1層を備え、そして該補強材を該膜
材料のガスケツト担持面のまわりの該膜材料の少
なくとも1つの面に熱シールさせて成る膜ユニツ
トであることを特徴とする電解槽、が提供され
る。
更にまた本発明によれば、アルカリ金属ハロゲ
ン化物の電解によるアルカリ金属水酸化物とハロ
ゲンの製造用の電解槽をシールする方法であつ
て、 (a) 電解槽の少なくとも2つの隣接電極枠部材の
間に少なくとも1つの膜ユニツトを介在させ、 (b) 電解槽の少なくとも1つの電極枠部材と膜ユ
ニツトとの間に少なくとも1つのガスケツト部
材を介在させ、そして (c) この電極枠部材を介して電解槽に圧縮力を加
える、 ことから成る電解槽のシール方法において; 該膜ユニツトとして、電解槽中で使用するイオ
ン交換膜材料の少なくとも1層、およびガスケツ
トに接触し圧縮力を受けたときガスケツトと膜ユ
ニツトとの間に流体洩れのないシールを形成する
補強材の少なくとも1層を備え、そして該補強材
を該膜材料のガスケツト担持面のみのまわりの該
膜材料の少なくとも1つの面に熱シールさせて成
る膜ユニツトを使用することを特徴とする電解槽
のシール方法、が提供される。
本発明の種々の具体例が添付図面に示してある
が、これらの図面中同じ符号は同じ構成要素を示
す。
第1図は本発明のイオン交換膜ユニツトの透視
図であつて、膜シートの周辺にそつて補強材を備
える膜シートを示すものである。
第2図は本発明の別の具体例の透視図であつ
て、膜シートの周辺にそつて複数個の開口と1つ
の補強材を備える膜シートを示すものである。
第3図は第1図の線3−3にそつてとつた横断
面図である。
第4図は本発明の別の具体例の横断面図であつ
て、膜シートの1つの平らな周辺面上に補強材を
備える膜を示すものである。
第5図は第2図の線5−5にそつてとつた横断
面図である。
第6図は第1図のイオン交換膜ユニツトを備え
る電解槽シリーズ組立体の一部を示す断面図であ
る。
第1図を参照して、そこには膜材料で作つたシ
ート11がその向き合つた平面上の膜の周辺部分
に取り付け、接合もしくは接着した補強材の層1
2と共に示してある。第3図には膜11の両面に
且つ膜のガスケツト担持面にそつてのみ固着させ
たストリツプとして補強材12が更に明瞭に示し
てある。第4図には膜の一平面にのみ且つ膜の周
辺ガスケツト担持面によつてのみ固着させた補強
材12が示してある。「ガスケツト担持面」は電
解槽の電極枠の周辺におけるシールを行うために
圧縮力を受ける膜シートの周辺部分と定義され
る。第1図において、補強材12は額縁の形状を
している。然し、本発明の膜ユニツトまたは構造
体は長方形シートに限定されず、円形またはその
他の所望の形状でありうることが理解されるべき
である。
膜11はイオン交換能をもつ材料で作られてい
る。このような膜は電解液のハイドロダイナミツ
ク・フローおよび電解中に生じるガス生成物の通
過に対して実質的に不浸透性である。好適なのは
複数個の懸垂スルホン酸基またはカルボン酸基あ
るいはスルホン酸基とカルボン酸基との混合物を
もつフロロカーボンポリマーから成るもののよう
なカチオン交換樹脂である。「スルホン酸基」お
よび「カルボン酸基」なる用語は加水分解のよう
なプロセスによつて適当に酸基を転化し又は酸基
から転化するスルホン酸塩およびカルボン酸塩を
も包含することを意味する。カルボン酸型のカチ
オン交換膜の例は旭硝子株式会社からFlemion
なる商標名で商業的に入手しうる。カチオン交換
能をもつ好適な膜の別の例は、イー・アイ・デユ
ポン・ド・ヌムール・アンド・カンパニーによつ
てNafionなる商標名で市販されているパーフ
ロロスルホン酸膜である。
補強材12は膜11のガスケツト担持面を強化
するのに好適な任意の材料で作ることができる。
補強材12は膜と同じ材料または異なつた材料で
ありうる。好ましくは、補強材12は膜材料より
も重いスクリム(scrim)をもつべきである。膜
と補強材の双方は電解槽中に存在する電解液媒質
と接触する際に安定である耐蝕、非汚染性の物質
から作られるべきである。本発明により使用しう
る好適な材料として、次のものがあげられるがこ
れらに限定はされない。フツ素含有ポリマーたと
えばポリテトラフロロエチレン(PTFE)、フツ
化エチレン−プロピレンコポリマー(FEP)、お
よびパーフロロアルコキシ樹脂(PFA);ポリサ
ルフアイドポリマー;ポリ塩化ビニル;フロロエ
ラストマーたとえばViton(イー・アイ・デユ
ポン・ド・ヌムール・アンド・カンパニーの商標
名);およびクロロスルホン化ポリエチレンたと
えばHypalon(イー・アイ・デユポン・ド・ヌ
ムール・アンド・カンパニーの商標名)。
補強材12は当業技術において周知の任意の方
法によつて、たとえば接着剤による接合、熱シー
ル、または超音波シールによつて、膜11に取り
付け又は固着することができるけれども、補強材
を膜に熱シールするのが好ましい。
第2図および第5図において、膜11はその周
辺もしくはガスケツト担持面にそつて孔もしくは
開口13を含む。補強材12はガスケツト担持面
に固着して膜11の両側の開口を覆う。このよう
な開口13をもつ膜は膜の片面の補強材12が膜
を通り開口13を介して反対側の面の補強材12
に至る結合を作るのを可能にする。これは膜材料
に取り付けるのが困難な補強材を接合させるとき
に特に有用である。一般に、補強材と膜材料が非
類似物質から作られているとき、膜の周辺に開口
を設けて補強材の膜への追加の固着を与えるべき
である。
第6図を参照して、そこには電解槽組立体が示
してあり、符号10によつて一般的に示される膜
ユニツトは膜11とこの膜の両面に取り付けた補
強材12とから成り、この膜ユニツトが2つの電
極枠ユニツト14の間に介在せしめられる。ガス
ケツト18は膜ユニツト10と電極枠14との間
に介在させることができる。ガスケツト18を膜
ユニツト10と2つの隣接電極枠14との間に介
在させるもの本発明の範囲内にある。フイルタプ
レス型電解槽に使用される任意のガスケツトを使
用することができる。圧縮後に高い容量抵抗と良
好な安定性をもつ限り、ガスケツトは耐蝕性材料
で作るべきである。ガスケツト14に好適な物質
はたとえばEPDM、塩素化ポリエチレン
(CPE)、ポリテトラフロロエチレン(たとえば
イー・アイ・デユポン・ド・ヌムール・アンド・
カンパニー製のテフロン)、および補強アスベス
トでありうる。陽極15および陰極16は電極枠
14を介してコネクター17に電気的に接続され
る。上記の電解槽組立体は米国特許第4111779号
および同第4108742号に記載されているようなフ
イルタプレス型の2極電解槽の代表的なものであ
る。任意のフイルタ型電解槽を本発明に使用する
ことができる。
電極枠14の周辺のシールを行うために、ガス
ケツト18を2つの隣接する電極枠14の間に介
在させてこの電極組立体に圧縮力を加える。圧縮
力は当業者に知られている任意の手段によつて、
たとえばこれらの枠を一緒にクランプすることに
よつて又は水圧機を使用することによつて、加え
ることができる。好ましくは水圧機を使用して電
極枠、ガスケツトおよび膜を一緒に締め付ける。
加える実際の圧縮力はガスケツト用に使用する材
料の種類によつて決まる。
本発明を下記の実施例によつて更に具体的に説
明する。
実施例 1 米国デラウエア州ウイルミントンのデユポン社
から入手したNafion901膜の10cm×10cm試験試
料をこの膜の両面の縁のまわりにPFAフロロプ
ラスチツクフイルムのストリツプを熱シールする
ことによつて補強した。当業技術において知られ
ている任意の熱シール技術を使用することができ
るが、この場合の熱シールはザ ダウ ケミカル
カンパニーへの契約のもとでEGCコーポレー
シヨン(米国テキサス州ヒユーストン)によつて
行われた。膜の陰極側に使用したフイルムの厚さ
は15ミルであり、膜の陽極側に使用したフイルム
の厚さは5ミリであつた。使用した実際の設計は
第1図および第3図に示した設計である。
実験室電解槽を使用して試験試料の試験を行つ
た。この電解槽は陽極室枠と陰極室枠とから成る
ものであつた。陽極室枠は可能な割れ目腐食問題
を避けるために2酸化ルテニウム被覆で被覆した
ガスケツト区域の下に配置したチタン面をもつチ
タンから作つたものであつた。この電解槽の陰極
室枠はアクリルポリマーから作つたものであつ
た。電解槽の陽極は2酸化ルテニウム被覆をもつ
チタンから作つたものであり、陰極はニツケル陰
極であつた。
使用したガスケツトはザ・プリンス・ラハー・
アンド・プラスチツク・カンパニー・インコーポ
レーテツド(米国ニユーヨーク州バツフアロー)
から購入したEPDM製の厚さ6mmのガスケツト
であつた。このガスケツトを単一のEPDMゴム
シートから切断して9.5cm(外側から外側)およ
び7.62cm(内側から内側)の寸法をもつ額縁状の
ものを作つた。従つてこのガスケツト面の幅は
9.5mmであり、ガスケツト全面積は32.65cm2であつ
た。このガスケツトを膜の両面に使用し、接触荷
重を補強表面上に分布させた。
9.5mm直径のボルトをねじつて12フイート・ポ
ンド(16.3ジユール)の力で陽極室と陰極室とを
一緒にプレスした。膜とガスケツトはボルト荷重
から合計8.626Kgの力を受けた。ガスケツトの下
の膜に及ぼす力は25.856kpaに相当した。この試
験試料に使用した力は下記の比較例Aに記載の試
験試料に使用した力よりも10倍大きかつた。
この実施例の電解槽を操作し、陽極液の塩を
200g/の塩化ナトリウム濃度に制御しながら
32重量%の苛性ソーダを製造した。電解槽の温度
は90℃に保ち、荷重アンペアは突出した陽極区域
cm2当たり0.31アンペアの電流密度に保つた。試験
を210日間行つたが、この期間中の苛性の平均電
流効率は95%であり、平均電解槽電圧は3.5ボル
トであつた。この電解槽は洩れなしに操作され、
複雑な問題なしに遂行しえた。
電解槽解体後に膜を肉眼観察したところ、膜は
すぐれた状態にあることがわかり、ガスケツト接
触および荷重の区域に引き裂き又は破損は認めら
れなかつた。すなわち、本発明の補強の概念は膜
を破損から保護し、下記の比較例Aで使用した膜
よりすぐれた成功を収めた改良を示した。
比較例 A 米国デラウエア州エイルミントンのデユポン社
から入手したNafion324膜の249cm×127cmの試
験試料をこの試験に使用した。膜のガスケツト面
は補強しなかつた。
この試験に使用した電解槽は米国特許出願継続
番号第472792号(1983年3月7日出願)に記載さ
れているものであり、1.22m×3.05mの公称寸法
をもつ2極平板型電解槽として工業的に周知の型
のものである。この電解槽は酸化ルテニウム被覆
をもつチタン陽極と鋼陰極を備えていた。
使用したガスケツトはザ・プリンス・ラバー・
アンド・プラスチツク・カンパニー(米国ニユー
ヨーク州バツフアロー)から購入したEPDMゴ
ム製の4.76mmの厚さのガスケツトであつた。この
EPDMの仕様書は“EPDM for Chlor−Alkali
Service.Prince#6962”を含む。単一のEPDMゴ
ムシートからガスケツトを切断して長辺方向に
2.47m(外側から外側)および2.37m(内側から
内側)、短辺方向に1.25m(外側から外側)およ
び1.15m(内側から内側)の寸法をもつ額縁状の
ものを作つた。従つてガスケツト面の幅は5.1cm
であつた。ガスケツトの全面積は3.676cm2であつ
た。このガスケツトを膜の両側に使用し、接触荷
重を補強面上に分布させた。
フイルタプレス配置の水圧シリンダを使用して
この電解槽ユニツトを一緒にプレスした。水圧プ
レスの作用から受ける合計の力は78.152Kgであつ
た。膜に及ぼす力は2.080kpaに相当した。
これらの電解槽を操作して、陽極液の塩を200
g/の塩化ナトリウム濃度に制御しながら12〜
16重量%の苛性ソーダを製造した。電解槽の温度
は90℃に保ち、D.C.電流は10.0キロアンペアに制
御した。従つてアンペア荷重は突出した陽極区域
のcm2当たり0.31アンペアの電流密度であつた。こ
の試験を199日間行つたが、この期間中の苛性の
平均電流効率は82〜84%であり、これはNafion
324の予想苛性電流効率よりも4%低かつた。
電解槽解体後に膜を肉眼観察したところ、膜は
ガスケツトの下の区域において及びガスケツトに
隣接する区域においてひどい破損を受けることが
わかつた。ガスケツトの荷重力は膜をひどく延伸
し亀裂させて全体の電解槽性能を不満足なものに
した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のイオン交換膜ユニツトの透視
図であつて、膜シートの周辺にそつて補強材を備
える膜シートを示すものである。第2図は本発明
の別の具体例の透視図であつて、膜シートの周辺
にそつて複数個の開口と1つの補強材を備える膜
シートを示すものである。第3図は第1図の線3
−3にそつてとつた横断面図である。第4図は本
発明の別の具体例の横断面図であつて、膜シート
の1つの平らな周辺面上に補強材を備える膜を示
すものである。第5図は第2図の線5−5にそつ
てとつた横断面図である。第6図は第1図のイオ
ン交換膜ユニツトを備える電解槽シリーズ組立体
の一部を示す断面図である。 10……膜ユニツト、11……膜材料、12…
…補強材、13……開口、14……電極枠、15
……陽極、16……陰極、17……コネクター、
18……ガスケツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルカリ金属ハロゲン化物の電解によるアル
    カリ金属水酸化物とハロゲンの製造用の且つ少な
    くとも1つの陽極枠部材と少なくとも1つの陰極
    枠部材を備えるフイルタプレス型の電解槽に使用
    するイオン交換膜ユニツトであつて、 (a) 電解槽中で使用するイオン交換膜材料の少な
    くとも1層、および (b) ガスケツトに接触し圧縮力を受けたときガス
    ケツトと膜ユニツトとの間に流体洩れのないシ
    ールを形成する補強材の少なくとも1層を備
    え、該補強材を該膜材料のガスケツト担持面の
    まわりの該膜材料の少なくとも1つの面に熱シ
    ールさせて成ることを特徴とするイオン交換膜
    ユニツト。 2 補強材の組成が膜材料と同じ組成である特許
    請求の範囲第1項記載のイオン交換膜ユニツト。 3 膜材料が少なくとも1つの開口をもち、補強
    材がこの開口を通して膜材料に熱シールされる特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載のイオン
    交換膜ユニツト。 4 補強材が0.076〜0.51mmの厚さをもつ特許請
    求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の
    イオン交換膜ユニツト。 5 補強材が膜材料のものより重いスクリムをも
    つ特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項
    に記載のイオン交換膜ユニツト。 6 膜材料が複数個の懸垂スルホン酸基、カルボ
    ン酸基またはスルホン酸基とカルボン酸基との混
    合物をもつフロロカーボンポリマーから構成され
    ている特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか
    1項に記載のイオン交換膜ユニツト。 7 アルカリ金属ハロゲン化物の電解によるアル
    カリ金属水酸化物とハロゲンの製造用のフイルタ
    プレス型の電解槽であつて、少なくとも2つの電
    極枠部材、これらの2つの隣接電極枠部材間に介
    在して少なくとも2つの電極室を分離する少なく
    とも1つの膜ユニツト、およびこの膜ユニツトと
    1つの電極枠部材との間に介在する少なくとも1
    つのガスケツトを備える電解槽において; 該膜ユニツトが電解槽中で使用するイオン交換
    膜材料の少なくとも1層、およびガスケツトに接
    触し圧縮力を受けたときガスケツトと膜ユニツト
    との間に流体洩れのないシールを形成する補強材
    の少なくとも1層を備え、そして該補強材を該膜
    材料のガスケツト担持面のまわりの該膜材料の少
    なくとも1つの面に熱シールさせて成る膜ユニツ
    トであることを特徴とする電解槽。 8 アルカリ金属ハロゲン化物の電解によるアル
    カリ金属水酸化物とハロゲンの製造用の電解槽を
    シールする方法であつて、 (a) 電解槽の少なくとも2つの隣接電極枠部材の
    間に少なくとも1つの膜ユニツトを介在させ、 (b) 電解槽の少なくとも1つの電極枠部材と膜ユ
    ニツトとの間に少なくとも1つのガスケツト部
    材を介在させ、そして (c) この電極枠部材を介して電解槽に圧縮力を加
    える、 ことから成る電解槽のシール方法において; 該膜ユニツトとして、電解槽中で使用するイオ
    ン交換膜材料の少なくとも1層、およびガスケツ
    トに接触し圧縮力を受けたときガスケツトと膜ユ
    ニツトとの間に流体洩れのないシールを形成する
    補強材の少なくとも1層を備え、そして該補強材
    を該膜材料のガスケツト担持面のみのまわりの該
    膜材料の少なくとも1つの面に熱シールさせて成
    る膜ユニツトを使用することを特徴とする電解槽
    のシール方法。
JP60244235A 1984-11-05 1985-11-01 電解槽用のイオン交換膜ユニツト Granted JPS61117294A (ja)

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