JPH036424Y2 - - Google Patents

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JPH036424Y2
JPH036424Y2 JP1980107670U JP10767080U JPH036424Y2 JP H036424 Y2 JPH036424 Y2 JP H036424Y2 JP 1980107670 U JP1980107670 U JP 1980107670U JP 10767080 U JP10767080 U JP 10767080U JP H036424 Y2 JPH036424 Y2 JP H036424Y2
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density polyethylene
heavy
bag
coefficient
outer layer
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JP1980107670U
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JPS5737739U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は重包装用袋に関し、さらに詳しくは滑
面と不滑面とを備え、しかも充分な強度を有する
重包装用袋に関する。
米麦や肥料、飼料などの重包装用袋として低密
度ポリエチレン袋が使用されている。この重包装
用袋は内容物充填後、段積みが行なわれたり、パ
レツト輸送が行なわれる場合が多く、積重ね時に
荷崩れしないことが要求されるが、従来のものは
この要求を充分に満たしてはいない。また、内容
物充填時には、袋開口のためにフイルム内面が滑
り易いことが必要であり、袋体の開口性は自動充
填の適否に重要な影響を与える要素である。
本考案は、開口性が良好で、かつ外表面が滑り
にくい重包装用袋の提供を目的としている。すな
わち本考案は、メルトインデツクス0.5〜5.0の低
密度ポリエチレンおよび高密度ポリエチレンを原
料とし、外層を静摩擦係数が0.45以上の低密度ポ
リエチレンとし、内層を静摩擦係数が0.40以下の
高密度ポリエチレンとした二層フイルムからなる
重包装用袋を提供するものである。
外層を形成する低密度ポリエチレンとしては、
密度0.90〜0.94、メルトインデツクス(以下MIと
略す。)0.5〜5.0のものがあり、エチレンの単独
重合体のほか酢酸ビニル含量が30%以下のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を包含する。
また内層を形成する高密度ポリエチレンとして
は、一般フイルム成形用のものが使用でき、密度
0.94〜0.97,MI0.03〜0.3、好ましくは0.04〜0.1の
ものがある。
本考案の重包装用袋は、上記2種類のポリエチ
レンを原料としてインフレーシヨン成形法を行な
うことによつて得られる。その場合に、ブロー比
を2.5以上、好ましくは3.5〜6.5とすべきであり、
成形温度は低密度ポリエチレンを180〜220℃と
し、高密度ポリエチレンについては成形可能な温
度であればよい。
本考案の重包装用袋は、外層が静摩擦係数
(tanθ)0.45以上の低密度ポリエチレンであり、
内層が静摩擦係数0.40以下の高密度ポリエチレン
である。また、内外層よりなる二層フイルムの厚
みは15〜150μ、好ましくは30〜120μとし、内外
層の厚みの比については外層/内層=5〜40/95
〜60、好ましくは7〜30/93〜70とする。外層が
薄くなると、均一な二層にならないで外面に光沢
むらが生じ、また外層が厚くなると、成形不能と
なる。内外層の接着は、通常は成形時にダイ内接
着によつて行なわれる。このフイルムを常法によ
りヒートシール、切断すれば、重包装用袋を得る
ことができる。
本考案の重包装用袋は、上記のような静摩擦係
数を有しており、外表面の静摩擦係数は0.45以上
であるので、滑りにくく、20段以上も積み上げる
ことができ、段積みしたときに滑り落ちたり、パ
レツト積みの移送に際して荷崩れしたりすること
が有効に防止できる。
また、本考案の袋を構成する二層フイルムはイ
ンパクト強度が2000Kg・cm/cm以上であり、しか
も引裂強度の縦横バランスが良好でMD/TD比
が0.05以上である。そのため、機械的強度が大
で、しかもいわゆる腰の強いフイルムであり、重
包装用袋に適したものである。こゝで重包装用袋
とは5〜20Kg未満のセミ重袋および20Kg以上の重
袋を意味し、主として米小麦などの穀類や肥料、
飼料等の充填用に有用である。また、本考案の袋
は内層が静摩擦係数0.40以下であるため、滑り易
く開口性にすぐれており、特に自動充填の際にお
けるトラブルの発生が必常に少ない。
次に本考案の実施例を示す。
実施例 1 内層樹脂として高密度ポリエチレン(密度
0.955,MI0.05、商品名:出光ポリエチレン
640UF、出光石油化学(株)製)を用い、外層樹脂と
して低密度ポリエチレン(密度0.934,MI3.0、商
品名:ペトロセン219、東洋曹達工業(株)製)を用
いて内層80%、外層20%の割合で押出し、ダイス
温度210℃でインフレーシヨン成形(ダイス径75
mmφ、フイルム肉厚100μ、折径500mm)した。
得られたフイルムをヒートシール、切断して鶏
糞用袋(巾500mm、長さ800mm)に供した。この袋
の静摩擦係数は外表面が0.70、内表面が0.25であ
り、開口性が良好であり、しかも20Kg詰の袋を30
段積みしたときに滑り落ちることが全くなかつ
た。
実施例 2 内層樹脂として高密度ポリエチレン(密度
0.955,MI0.05、商品名:出光ポリエチレン
640UF、出光石油化学(株)製)を用い、外層樹脂と
して低密度ポリエチレン(密度0.924,MI3.0、商
品名:ペトロセン205、東洋曹達工業(株)製)を用
いて内層80%、外層20%の割合で押出し、ダイス
温度200℃、ダイス径50mmφ、ブロー比4.3の成形
条件でフイルム肉厚50μ、折径340mmのフイルム
を得た。
得られたフイルムから製袋(巾340mm、長さ560
mm)して精米10Kgを充填した。この袋の静摩擦係
数は外表面が0.60、内表面が0.25であり、開口性
が良好で順調に充填作業を行なうことができた。
また、充填後の袋を20段積みしたところ滑り落ち
ることが全くなかつた。
実施例 3 実施例1において、外層樹脂として低密度ポリ
エチレン(密度0.921,MI0.6、商品名:ペトロセ
ン175、東ソー(株)製)を用いたこと以外は、実施
例1と同様にしてフイルムを得、製袋した。
得られた袋の静摩擦係数は、外表面が0.53、内
表面が0.25であり、開口性が良好で、しかも20Kg
詰めの袋を20段積みしたときに滑り落ちることが
なかつた。
比較例 1 実施例1において、外層樹脂として低密度ポリ
エチレン(密度0.923,MI0.3、商品名:ペトロセ
ン173、東ソー(株))を用いたこと以外は、実施例
1と同様にしてフイルムを得、製袋した。
得られた袋の静摩擦係数は、外表面が0.37、内
表面が0.25であり、開口性は良好であつたもの
の、20Kg詰めの袋を10段積みしたところ崩れてし
まつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の重包装用袋の1実施例の正面
図、第2図は該袋を構成するフイルムの断面図で
ある。図中1はヒートシール部、2は内層樹脂、
3は外層樹脂である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 メルトインデツクス0.5〜5.0の低密度ポリエ
    チレンおよび高密度ポリエチレンを原料とし、
    外層を静摩擦係数が0.45以上の低密度ポリエチ
    レンとし、内層を静摩擦係数が0.40以下の高密
    度ポリエチレンとした二層フイルムからなる重
    包装用袋。 2 外層と内層の厚みの比が外層/内層=5〜
    40/95〜60である実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の重包装用袋。 3 インパクト強度が2000Kg・cm/cm以上であ
    り、引裂強度がMD/TD比0.05以上である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の重包装用
    袋。
JP1980107670U 1980-07-31 1980-07-31 Expired JPH036424Y2 (ja)

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JPS5737739U JPS5737739U (ja) 1982-02-27
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JPS606457A (ja) * 1983-06-27 1985-01-14 出光石油化学株式会社 筒状積層フイルム
JP6684065B2 (ja) * 2015-03-30 2020-04-22 大王製紙株式会社 包装体及び衛生薄葉紙製品

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JPS5115557A (en) * 1974-07-30 1976-02-07 Masami Shimizu Sharyosokozuidono reikyakuhoho
JPS5574861A (en) * 1978-12-01 1980-06-05 Mitsubishi Petrochemical Co Wrapping film
JPS56117651A (en) * 1980-02-22 1981-09-16 Asahi Chemical Ind Laminated inflation film for heavy packing bag and its manufacture

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