JPH0363546B2 - - Google Patents

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JPH0363546B2
JPH0363546B2 JP57102345A JP10234582A JPH0363546B2 JP H0363546 B2 JPH0363546 B2 JP H0363546B2 JP 57102345 A JP57102345 A JP 57102345A JP 10234582 A JP10234582 A JP 10234582A JP H0363546 B2 JPH0363546 B2 JP H0363546B2
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JP
Japan
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dihydroxy
compound according
acid
methyl ester
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JP57102345A
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JPS584763A (ja
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Sukubara Uerunaa
Raadeyuhieru Berunto
Shuarutsu Noruberuto
Fuoaburyutsugen Herumuuto
Erugaa Uarutaa
Rooge Orafu
Taun Maikeruuharorudo
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Bayer Pharma AG
Original Assignee
Schering AG
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Publication date
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Publication of JPH0363546B2 publication Critical patent/JPH0363546B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C405/00Compounds containing a five-membered ring having two side-chains in ortho position to each other, and having oxygen atoms directly attached to the ring in ortho position to one of the side-chains, one side-chain containing, not directly attached to the ring, a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, and the other side-chain having oxygen atoms attached in gamma-position to the ring, e.g. prostaglandins ; Analogues or derivatives thereof
    • C07C405/0008Analogues having the carboxyl group in the side-chains replaced by other functional groups
    • C07C405/0016Analogues having the carboxyl group in the side-chains replaced by other functional groups containing only hydroxy, etherified or esterified hydroxy groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C405/0041Analogues having the carboxyl group in the side-chains replaced by other functional groups containing nitrogen

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規△8,9−プロスタグランジン誘導体
及びその製法に関する。 プロスタグランジン及びその類以化合物に関す
る多くの文献から、これら物質群はその生物学的
及び薬理学的特性のために人も含めた哺乳類の処
置に好適であることは公知である。しかしなが
ら、医薬品としてのその使用はしばしば困難につ
きあたる。多くの天然のプロスタグランジンは
種々の酵素行程により迅速に代謝分解されるの
で、治療目的のためには作用時間は短かすぎる。
すべての構造変換は作用時間並びに活性の選択性
を上昇させる目的を有する。 新規△8,9−プロスタグランジン誘導体はきわだ
つた作用特異性、天然のプロスタグランジンより
良好な作用、より長い作用時間及び特に経口投与
に好適であるということが判明した。新規△8,9
プロスタグランジンは化学的に安定である。 本発明は一般式、 〔式中、R1は基−CH2OH又は
【式】 (ここでR2は水素原子又はC1〜C4−アルキル基を
表わす)、又は基
【式】(ここでR3は水 素、アセチル基、メチルスルホニル基又はイソプ
ロピルスルホニル基を表わす)を表わし、Aは−
CH2−CH2−又はシス−CH=CH−基を表わし、
Bは−CH2−CH2−、又はトランス−CH=CH−
又は−C≡C−基を表わし、Wは遊離のヒドロキ
シメチレン基又は遊離の
【式】基を表わし、 ここでOH−基はα−又はβ−位であつてよく、
D及びEは一緒になつて直接結合を表わすか、又
はDは弗素原子で置換されていてもよい炭素原子
数1〜10の直鎖又は分枝鎖のアルキレン基を表わ
し、Eは酸素原子又は硫黄原子又は直接結合又は
−C≡C−結合又は−CR6=CR7−基(ここでR6
及びR7は異なつており、水素原子又は塩素原子
又はアルキル基を表わす)を表わし、R4は遊離
の又は官能的に変換したヒドロキシ基を表わし、
R5はハロゲン又は置換されていてよいアリール
基により置換されていてよいアルキル基、アルキ
ル基で置換されていてよいシクロアルキル基、置
換されていてよいアリール基、又はヘテロ環基を
表わす〕の△8,9−プロスタグランジン誘導体並び
にR2が水素原子を表わす場合は生理学的に認容
性の塩基との塩に関する。 アルキル基R2としては炭素原子数1〜4のも
の、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ジ
メチルアミノプロピル基、イソブチル基、ブチル
基を挙げることができる。 R3としては生理学的に認容性の酸残基を挙げ
ることができる。有利な酸としては例えば、酢酸
をあげることができる。スルホン酸としては例え
ばメタンスルホン酸及びイソプロパンスルホン酸
を挙げることができる。 W及びR4中のヒドロキシ基は例えばエーテル
化又はエステル化により官能的に変換していてよ
く、W中の変換したヒドロキシ基はα−又はβ−
位であつてよい。 エーテル残基及びアシル残基としては専門家に
公知の残基をあげることができる。容易に脱離性
のエーテル残基、例えばテトラヒドロピラニル
−、テトラヒドロフラニル−、α−エトキシエテ
ル−、トリメチルシリル−、ジメチルシリル−、
tert−ブチル−シリル−及びトリベンジル−シリ
ル基が有利である。アシル残基としてはとりわけ
例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル及びベ
ンゾイル基を挙げることができる。 アルキル基R5としては直鎖及び分枝鎖の飽和
及び不飽和のアルキル基を表わし、有利に炭素原
子数1〜10、特に1〜6の飽和アルキル基であ
り、これらは場合により置換されていてよいアリ
ール基で置換されていてよい。例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル
基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ブテニル基、イソブテ
ニル基、プロペニル基、ペンテニル基、ベンジル
基、m−及びp−クロルベンジル基をあげること
ができる。アルキル基R5がハロゲンで置換され
ている場合、ハロゲンとしては弗素、塩素及び臭
素をあげることができる。 シクロアルキル基R5は環中に炭素原子3〜10、
有利に3〜6個有していてよい。この環は炭素原
子数1〜4のアルキル基で置換されていてよい。
例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、メチル−シクロヘキ
シル及びアダマンチルである。 置換もしくは未置換のアリール基R5としては
例えば、フエニル、1−ナフチル及び2−ナフチ
ルであり、これらはそれぞれハロゲン原子1〜3
個、フエニル基、それぞれ炭素原子数1〜4のア
ルキル基1〜3個、クロルメチル基、フルオルメ
チル基、トリフルオルメチル基、カルボキシル
基、アルコキシ基又はヒドロキシ基により置換さ
れていてよい。フエニル環の3−及び4−位で弗
素、塩素、アルコキシ又はトリフルオルメチル基
により、又は4位でヒドロキシ基により置換され
ているのが有利である。 ヘテロ環基R5としては5−及び6−員の、少
なくともヘテロ原子1個、有利に窒素、酸素又は
硫黄を有するヘテロ環を挙げることができる。例
えば、2−フリル、2−チエニル、2−ピリジ
ル、3−ピリジル、4−ピリジル、オキサゾリ
ル、チアゾリル、ピリミジニル、ピリダジニル、
ピラジニル、3−フリル、3−チエニル等であ
る。 アルキレン基Dとしては直鎖又は分枝鎖で飽和
及び不飽和のアルキレン基であり、有利には炭素
原子1〜10、特に1〜5の飽和のものがあげら
れ、これらは場合により弗素原子で置換されてい
てよい。例えば:メチレン、フルオルメチレン、
ジフルオルメチレン、エチレン、1,2−プロピ
レン、エチルエチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ペンタメチレン、1,1−ジフルオルエ
チレン、1−フルオルエチレン、1−メチル−テ
トラ−メチレン、1−メチル−トリ−メチレン、
1−メチレン、エチレン、1−メチレン−テトラ
メチレンを挙げることができる。 塩形成のためには生理学的に認容性の塩を形成
することが専門家に公知である無機及び有機塩基
が好適である。例えばアルカリ金属水酸化物、例
えば水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム、アル
カリ土類金属水酸化物、例えば水酸化カルシウ
ム、アンモニア、アミン、例えばエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、N−メチルグルカミン、モルホリン、トリス
−(ヒドロキシメチル)−メチルアミン等である。 アルキル基R6及びR7としては直鎖及び分枝鎖
の炭素原子数1〜6、特に1〜4のアルキル基を
あげることができ、有利にはR2としてすでに記
載したと同様のものである。 更に、本発明は本発明による一般式の△8,8
プロスタン誘導体の製法に関し、この方法は一般
〔式中、R1
【式】又は
【式】 を表わし、A,B,D,E,R2,R3及びR5は前
記のものを表わし、R4及びW中の遊離OH基は保
護されている〕の化合物を自体公知法で中間体の
9−スルホン酸エステルを介して塩基と反応さ
せ、場合により引き続き任意の順序で、保護され
たヒドロキシ基を遊離し、及び/又は遊離ヒドロ
キシ基をエステル化及び/又はエーテル化し、及
び/又は二重結合を水素添加し、及び/又はエス
テル化カルボキシル基
【式】を鹸化 し、及び/又はカルボキシル基(R2=H)をエ
ステル化し、及び/又は遊離カルボキシル基
(R2=H)をアミド
【式】に変換 し、及び/又は遊離又はエステル化カルボキシル
【式】を環元することを特徴とす る。 一般式の化合物の9−スルホン酸エステルへ
の変換は自体公知法でアルキルスルホニルクロリ
ド又はアリールスルホニルクロリドもしくはアル
キルスルホン酸無水物又はアリールスルホン酸無
水物とアミン、例えばピリジン、トリエチルアミ
ン又はDMAPの存在下に−60℃〜+100℃の間、
有利に−20℃〜+50℃の間の温度で行なう。9−
スルホネートの除去は塩基、有利にテトラブチル
アンモニウムフルオリドで不活性溶剤、例えばジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチル燐酸トリアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等中
で0℃〜100℃、有利に20℃〜80℃で行なう。 一般式のR1が−CH2OH基を表わす化合物へ
の環元はエステル又はカルボン酸の環元に好適な
環元剤、例えばリチウムアルミニウムヒドリド、
ジイソブチルアルミニウムヒドリド等を用いて実
施する。溶剤としてはジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメトキシエタン、トルオール等
を挙げることができる。環元は−30℃〜使用した
溶剤の沸点まで、有利に0℃〜30℃で実施する。 官能的に変換したヒドロキシ基の遊離は自体公
知法で行なう。例えば、ヒドロキシ保護基、例え
ばテトラヒドロピラニル基の脱離は有機酸、例え
ば蓚酸、酢酸、プロピオン酸等の水溶液中、又は
無機酸、例えば塩酸の水溶液中で実施する。溶解
性の改良のためには有利に水と混和性の不活性有
機溶剤を加える。好適な有機溶剤は例えばアルコ
ール、例えばメタノール及びエタノール、及びエ
ーテル、例えばジメトキシエタン、ジオキサン及
びテトラヒドロフランである。有利にテトラヒド
ロフランを使用する。脱離は有利に20℃〜80℃の
温度で実施される。 アシル基の鹸化は例えばアルカリ金属炭素塩、
アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水素化物
又はアルカリ土類金属水酸化物でアルコール中又
はアルコールの水溶液中で行なう。 アルコールとしては脂肪族アルコール、例えば
メタノール、エタノール、ブタノール等で、有利
にメタノールをあげることができる。アルカリ金
属炭酸塩及びアルカリ金属水酸化物としてはカリ
ウム塩及びナトリウム塩を挙げることができる。
有利にはカリウム塩である。 アルカリ土類金属炭酸塩及びアルカリ土類金属
水酸化物としては例えば炭酸カルシウム、水酸化
カルシウム及び炭酸バリウムが好適である。この
反応は−10℃〜−70℃、有利に+25℃で行なわれ
る。 R1としてエステル基
【式】(ここで、 R2は炭素原子数1〜10のアルキル基を表わす)
の導入は専門家に公知の方法で行なわれる。1−
カルボキシ−化合物を例えばジアゾ炭化水素と自
体公知法で反応させる。ジアゾ炭化水素でのエス
テル化は、例えば不活性溶剤、有利にジエチルエ
ーテル中のジアゾ炭化水素の溶液に同じ、又は他
の不活性溶剤、例えば塩化メチレン中の1−カル
ボキシ化合物を加えることにより行なう。1〜30
分間して反応が終了した後、この溶剤を除去し、
エステルを常法で精製する。ジアゾアルカンは公
知であるか、又は公知法により製造することがで
きる(Org.Reactions、第8巻、第389−394頁
(1954))。 R1としてエステル基
【式】(ここで、 R2は置換又は未置換のアリール基を表わす)の
導入は専門家に公知の方法により行なう。例え
ば、1−カルボキシ化合物とジシクロヘキシルカ
ルボジイミドを有する相応するアリールヒドロキ
シ化合物とを好適な塩基、例えばピリジン又はト
リエチルアミンの存在下に不活性溶剤中反応させ
る。溶剤としては塩化メチレン、エチレンクロリ
ド、クロロホルム、酢酸エステル、テトラヒドロ
フラン、有利にクロロホルムを挙げることができ
る。この反応を−30℃〜+50℃の温度で、有利に
10℃で実施する。 先ず得られる生成物中に含有されるC=C−二
重結合を環元する場合には自体公知法で水素添加
を行なう。 5,6−二重結合の水素添加は自体公知法で、
低温、有利に約−20℃で、水素雰囲気中で貴金属
触媒の存在下に実施する。触媒としては例えば10
%炭素上パラジウムが好適である。 5,6−二重結合及び13,14−二重結合の両方
を水素添加するならば、より高い温度、有利に約
20℃で行なう。 R2が水素原子である一般式のプロスタグラ
ンジン誘導体は相応する無機塩基の好適量で中和
して塩に変換することができる。例えば化学量論
量の塩基を含有する水中に相応するPG−酸を溶
解し、水を留去し、水と混和性の溶剤、例えばア
ルコール又はアセトンを加えた後、固体無機塩が
得られる。 常法で行なわれるアミン塩の製造のためには、
PG−酸を例えば好適な溶剤、例えばエタノール、
アセトン、ジエチルエーテル、アセトニトリル又
はベンゾール中に溶かし、少なくとも化学量論量
のアミンをこの溶液に加える。この際、この塩は
ふつうに固体の形で生じるか又は溶剤を蒸発させ
た後常法で単離される。 R1としてアミド基
【式】の導入は専門 家に公知の方法で行なわれる。一般式(R2
H)のカルボン酸を先ず3級アミン、例えばトリ
エチルアミンの存在下にクロル蟻酸イソブチルエ
ステルと共に混合無水物とする。この混合無水物
と相応するアミドのアルカリ塩又はアンモニア
(R3=H)との反応は不活性溶剤又は溶剤混合
物、例えばテトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ン、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸ト
リアミド中で−30℃〜+60℃、有利に0℃〜30℃
の温度で行なわれる。 R1としてアミド基
【式】を導入するた めのその他の可能性は、遊離ヒドロキシ基が場合
により中間的に保護されている一般式(R2
H)の1−カルボン酸を一般式 O=C=N−R3 () 〔式中R3は前記のものを表わす〕の化合物と
反応させることよりなる。 一般式(R2=H)の化合物と一般式のイ
ソシアネートとの反応は場合により3級アミン、
例えばトリエチルアミン又はピリジンの添加下に
行なわれる。反応は溶剤なしに、又は不活性溶
剤、例えばアセトニトリル、テトラヒドロフラ
ン、アセトン、ジメチルアセトアミド、塩化メチ
レン、ジエチルエーテル、トルオール中で−80℃
〜100℃、有利に0〜30℃の温度で行なわれる。 出発物質がプロスタン基中にOH−基を含有し
ている場合、これらのOH基も反応する。プロス
タン基中に遊離ヒドロキシル基を有する最終生成
物を所望とするならば、出発物質中のヒドロキシ
ル基が有利に容易に脱離性のエーテル基又はアシ
ル基で中間的に保護されている出発物質からはじ
めるのが有利である。 PGE−誘導体に比較して新規△8,9−プロスタ
グランジンは大きな安定性によりすぐれている。 一般式の新規△8,9−プロスタン誘導体は類似
の作用スペクトルにおいて相応する天然のプロス
タグランジンより著しく改良され(高い特異性)、
かつ特に明らかに長い作用を示すので、これらの
化合物は重要な薬剤である。 新規のプロスタグランジン−類似物質は強く黄
体退縮性に作用する。すなわち黄体退縮
(Luteolyse)の開始のために、相応する天然のプ
ロスタグランジンにおけるより著しくわずかな投
与量で十分である。 特に経口又は膣内投与による堕胎の惹起のため
にも、天然のプロスタグランジンに比較して新規
プロスタグランジン類似物質は著しく少量でたり
る。 麻酔ラツト及び単離されたラツト子宮の等張性
子宮収縮を記録する際に、本発明による物質が天
然のプロスタグランジンにおけるより著しく作用
を示し、かつその作用やより長く保持されるとい
うことが示された。 新規プロスタグランジン誘導体は1回の腸管内
及び腸管外適用により月経を誘発するか又は妊娠
を中断するために好適である。更に該化合物は家
兎、牛、馬、豚等のような哺乳動物の雌において
性周期の同期化に好適である。更に本発明による
プロスタグランジン誘導体は診断又は治療処置の
ための準備としての頚管拡張に好適である。 本発明による抗受胎作用物質の良好な組織特異
性は、他の平滑筋器管、例えばモルモツト一回腸
又は単離した家兎気管での検査において、これら
器管は天然のプロスタグランジンによるよりも著
しく僅かな刺激がかんさつされる。本発明による
物質は気管支鎮けい作用も有する。更に、鼻粘膜
の腫脹がひくように作用する。 本発明による作用物質は胃酸分泌を抑制し、細
胞保護及び潰瘍治瘉効果を示し、これにより非ス
テロイド性消炎物質の不所望な後作用(プロスタ
グランジン−合成−抑制因子)に対して作用す
る。例15からの化合物はモルモツトで良好な堕胎
作用を示し、例17からの化合物は胃での細胞保護
に強く作用する。 これら化合物のいくつかは血圧降下、不整脈に
おける調整及び血小板凝集の抑制に作用し、更
に、これらの作用から明らかになる使用可能な範
囲にも作用する。 医学上の使用には、作用物質を吸入、経口、腸
管外又は局所(例えば膣)適用に好適な形にする
のがよい。 吸入のためにはエーロゾル溶液を製造するのが
有利である。 経口投与には例えば錠剤、糖衣丸又はカプセル
が好適である。 腸管外適用には無菌の、注入可能な、水性又は
油性溶液を使用する。 膣適用には例えば坐薬が好適であり、通常であ
る。 こうして本発明は一般式の化合物、常用の助
剤及び担体を基礎とする医薬品にも関する。 本発明による作用物質を、例えば堕胎を惹起す
るための、周期を調節するための、出産を起こす
ための、又は高血圧の治療のための調剤を製造す
るためにガーレン式製剤において公知で常用の助
剤と組み合わせて使用すべきである。これらの目
的のためにも、他の使用のためにも調剤は活性化
合物0.01〜50mgを含有していてよい。 次に実施例につき本発明を詳細に説明するが、
本願発明はこれにより限定されるものではない。 例 1 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テト
ラノル−5,8,13−プロスタトリエン酸メチ
ルエステル ピリジン9ml中の(5Z,13E)−(9S,11R,
15R)−9−ヒドロキシ−11,15−ビス−(テトラ
ヒドロピラン−2−イルオキシ)−16−フエノキ
シ−17,18,19,20−テトラノル−5,13−プロ
スタジエン酸メチルエステル(塩化メチレン中の
相応する酸と0.5モルエーテル性ジアゾメタン溶
液とから0℃で製造)2.85gの溶液にp−トルオ
ールスルホン酸クロリド1.9gを0℃で加え、氷
浴温度で16時間、20℃で48時間撹拌する。引き続
き水6mlを加え、20℃で3時間撹拌し、エーテル
で希釈し、順次、水、5%硫酸、5%炭酸水素ナ
トリウム溶液及び水と振盪する。硫酸マグネシウ
ム上で乾燥させ、真空中で濃縮する。この際、無
色油状物質として9−トシレート3.3gが得られ
る。 IR:2950、2875、1734、1600、1590、1496、
1365、1240、974/cm。 無水テトラヒドロフラン90ml中の前記得られた
9−トシレート3.3gの溶液にテトラブチルアン
モニウムフルオリド6gを加え、3時間22℃でア
ルゴン雰囲気下に撹拌する。引き続き、エーテル
300mlで希釈し、水で3回振盪し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥させ、真空中で濃縮する。残分をシ
リカゲルでのクロマトグラフイーにより精製す
る。ヘキサン/エーテル(4+1)で無色油状物
質として(5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ビ
ス−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−16
−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノル−
5,8,13−プロスタトリエン酸メチルエステル
1.8gが得られる。 IR:2960、2855、1730、1600、1588、1495、
970/cm。 保護基脱離のために前記得られた△8,9−化合物
1.8gを16時間22℃で、酢酸、水、テトラヒドロ
フラン(65+35+10)からなる混合物60mlと共に
撹拌し、引き続き真空中で濃縮する。残分をシリ
カゲルでのクロマトグラフイーにより精製する。
溶離剤としてエーテルを用いて、無色油状物質と
して表題化合物0.95gが得られる。 IR:3600、3420(幅広)、2930、2855、1730、
1600、1588、971/cm。 例 2 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−8,13−プロスタジエン酸メチルエステル 例1と同様にして(13E)−(9S,11R,15R)−
9−ヒドロキシ−11,15−ビス−(テトラヒドロ
ピラン−2−イルオキシ)−16−フエノキシ−17,
18,19,20−テトラノル−13−プロステン酸メチ
ルエステル1.35gから無色油状物質として(13E)
−(11R,15R)−11,15−ビス−(テトラヒドロ
ピラン−2−イルオキシ)−16−フエノキシ−17,
18,19,20−テトラノル−8,13−プロスタジエ
ン酸メチルエステル800mgが得られる。 IR:2960、2858、1730、1600、1588、1496、
972/cm。 例1と同様にして保護基を脱離した後、無色油
状物質として表題化合物0.4gが得られる。 IR:3610、3400(幅広)、2930、2856、1730、
1600、1588、972/cm。 1H−NMR(CDCl3):δ=3.68(3H、s、
【式】)、5.36(1H、q、I=4Hz、H− 9)、4.09〜4.29(1H、m、H−11)、5.63〜5.71
(2H、H−13,14)、4.44〜4.62(1H、m、H−
15)、3.78〜4.04(2H、m、H−16)、6.87〜7.40
(5H、m、芳香族H)。 例 3 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−(m−クロルフエノキシ)−17,18,19,
20−テトラノル−8,13−プロスタジエン酸メ
チルエステル 例1と同様にして、(13E)−(9S,11R,15R)
−9−ヒドロキシ−1,1,15−ビス−(テトラ
ヒドロピラン−2−イルオキシ)−16−(m−クロ
ルフエノキシ)−17,18,19,20−テトラノル−
13−プロステン酸メチルエステル0.6gから油状
物質として(13E)−(11R,15R)−11,15−ビス
−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−16−
(m−クロルフエノキシ)−17,18,19,20−テト
ラノル−8,13−プロスタジエン酸メチルエステ
ル0.35gが得られる。 IR:2958、2860、1730、1600、1588、970/
cm。 例1により保護基を脱離した後、無色油状物質
として表題化合物0.2gが得られる。 IR:3600、3410(幅広)、2930、2855、1731、
1600、1588、972/cm。 例 4 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
キシ−16,16−ジメチル−5,8,13−プロス
タトリエン酸メチルエステル 例1と同様にして(5Z,13E)−(9S,11R,
15R)−11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−2
−イルオキシ)−16,16−ジメチル−9−ヒロド
キシ−5,13−プロスタジエン酸メチルエステル
2.75gから(5Z,13E)−(11R,15R)−16,16−
ジメチル−11,15−ビス−(テトラヒドロピラン
−2−イルオキシ)−5,8,13−プロスタトリ
エン酸メチルエステル1.6gが無色油状物質とし
て得られる。 IR:2960、2855、1732、975/cm。 例1により保護基を脱離させた後表題化合物
0.8gが得られる。0.8gが無色油状物質として得
られる。 IR:3610、3400(幅広)、2940、2850、1732、
975/cm。 例 5 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16,16−ジメチル−8,13−プロスタジエン
酸メチルエステル 例1と同様にして(13E)−(9S,11R,15R)−
11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)−16,16−ジメチル−9−ヒドロキシ−
13−プロステン酸メチルエステル300mgから
(13E)−(11R,15R)−16,16−ジメチル−11,
15−ビス−(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
シ)−8,13−プロスタジエン酸メチルエステル
170mgが無色油状物質として得られる。 IR:2955、2860、1732、1495、975/cm。 例1による保護基の脱離後、無色油状物質とし
て表題化合物90mgが得られる。 IR:3600、3410(幅広)、2940、2855、1732、
975/cm。 例 6 (5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒ
ドロキシ−16−メチル−5,8,13−プロスタ
トリエン酸メチルエステル 例1と同様にして(5Z,13E)−(9S,11R,
16RS)−11,15α−ビス−(テトラヒドロピラン−
2−イルオキシ)−9−ヒドロキシ−16−メチル
−5,13−プロスタジエン酸メチルエステル1.4
gから(5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−
ビス−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−
16−メチル−5,8,13−プロスタトリエン酸メ
チルエステル0.85gが無色油状物質として得られ
る。 IR:2960、2655、1730、1495、974/cm。 例1により保護基を脱離した後、無色油状物質
として表題化合物0.5gが得られる。 IR:3610、3400(幅広)、2935、2855、1730、
974/cm。 例 7 (5Z,13E)−(11R,15RS)−11,15−ジヒド
ロキシ−15−メチル−5,8,13−プロスタト
リエン酸メチルエステル 例1と同様にして、(5Z,13E)−(9S,11R,
15RS)−11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−
2−イルオキシ)−9−ヒドロキシ−15−メチル
−5,13−プロスタジエン酸メチルエステル0.65
gから(5Z,13E)−(11R,15RS)−11,15−ビ
ス−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−15
−メチル−5,8,13−プロスタトリエン酸メチ
ルエステル0.35gが無色油状物質として得られ
る。 IR:1732、970/cm。 例1により保護基を脱離した後、無色油状物質
として表題化合物0.26gが得られる。 IR:3600、3420(幅広)、2932、2856、1732、
970/cm。 例 8 (5Z,13E)−(11R,15R,16RS)−11,15−
ジヒドロキシ−16−フルオル−5,8,13−プ
ロスタトリエン酸メチルエステル 例1と同様にして(5Z,13E)−(9S,11R,
15R,16RS)−11,15−ビス−(テトラヒドロピ
ラン−2−イルオキシ)−9−ヒドロキシ−16−
フルオル−5,13−プロスタジエン酸メチルエス
テル0.8gから(5Z,13E)−(11R,15R,16RS)
−11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−2−イ
ルオキシ)−16−フルオル−5,8,13−プロス
タトリエン酸メチルエステル0.50gが無色油状物
質として得られる。 IR:2958、1735、976/cm。 例1により保護基を脱離した後、表題化合物
0.29gが油状物質として得られる。 IR:3610、3400(幅広)、2930、2857、1735、
976/cm。 例 9 (5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒ
ドロキシ−16,19−ジメチル−5,8,13,18
−プロスタテトラエン酸メチルエステル 例1と同様にして(5Z,13E)−(9S,11R,
16RS)−11,15α−ビス−(テトラヒドロピラン−
2−イルオキシ)−9−ヒドロキシ−16,19−ジ
メチル−5,13,18−プロスタトリエン酸メチル
エステル2.4gから(5Z,13E)−(11R,16RS)−
11,15α−ビス−(テトラヒドロピラン−2−イ
ルオキシ)−16,19−ジメチル−5,8,13,18
−プロスタテトラエン酸メチルエステル1.5gが
無色油状物質として得られる。 IR:2960、1732、972/cm。 例1により保護基を脱離させた後、表題化合物
0.78gが無色油状物質として得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2932、2855、1732、
972/cm。 例 10 (13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒドロキ
シ−16,19−ジメチル−8,13,18−プロスタ
トリエン酸メチルエステル 例1と同様にして(13E)−(9S,11R,16RS)
−11,15α−ビス−(テトラヒドロピラン−2−
イルオキシ)−9−ヒドロキシ−16,19−ジメチ
ル−13,18−プロスタジエン酸メチルエステル
600mgから、(13E)−(11R,16RS)−11,15α−ビ
ス−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−
16,19−ジメチル−8,13,18−プロスタトリエ
ン酸メチルエステル350mgが無色油状物質として
得られる。 IR:2962、1731、972/cm。 例1により保護基を脱離した後、無色油状物質
として表題化合物180mgが得られる。 IR:3610、3410(幅広)、2930、2855、1731、
972/cm。 例 11 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
キシ−16,16,19−トリメチル−5,8,13,
18−プロスタテトラエン酸メチルエステル 例1と同様にして(5Z,13E)−(9S,11R,
15R)−11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−2
−イルオキシ)−9−ヒドロキシ−16,16,19−
トリメチル−5,13,18−プロスタトリエン酸メ
チルエステル1.35gから(5Z,13E)−(11R,
15R)−11,15−ビス−(テトラヒドロ−ピラン−
2−イルオキシ)−16,16,19−トリメチル−5,
8,13,18−プロスタテトラエン酸メチルエステ
ル0.75gが無色油状物質として得られる。 IR:2960、2855、1732、974/cm。 例1により保護基を脱離した後無色油状物質と
して表題化合物0.4gが得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2942、2850、1732、
974/cm。 例 12 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16,16,19−トリメチル−8,13,18−プロ
スタトリエン酸メチルエステル 例1と同様にして(13E)−(9S,11R,15R)−
11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ−9−ヒドロキシ−16,16,19−トリメチ
ル−13,18−プロスタジエン酸メチルエステル
600mgから(13E)−(11R,15R)−11,15−ビス
−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−16,
16,19−トリメチル−8,13,18−プロスタトリ
エン酸メチルエステル330mgが無色油状物質とし
て得られる。 IR:2962、2853、1733、974/cm。 例1により保護基を脱離した後無色油状物質と
して表題化合物185mgが得られる。 IR:3610、3400(幅広)、2940、2855、1733、
974/cm。 例 13 (13E)−(11R,15S)−11,15−ジヒドロキシ
−8,13−プロスタジエン酸メチルエステル 例1と同様にして(13E)−(9S,11R,15S)−
11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)−9−ヒドロキシ−13−プロステン酸メ
チルエステル280mgから(13E)−(11R,15S)−
11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)−8,13−プロスタジエン酸メチルエス
テル170mgが無色油状物質として得られる。 IR:2960、2860、1732、976/cm。 例1により保護基を脱離した後、無色油状物質
として表題化合物90mgが得られる。 IR:3600、3410(幅広)、2930、2855、1732、
976/cm。 例 14 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テト
ラノル−5,8,13−プロスタトリエン酸 例1により製造したメチルエステル790mgをエ
タノール及び水中の水酸化カリウムからなる溶液
(製造:エタノール75ml及び水25ml中に水酸化カ
リウム2gを溶かす)20mlと5時間撹拌する。引
き続き、10%クエン酸溶液でPH4にし、塩化メチ
レンで3回抽出し、有機抽出物を1回塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で濃
縮する。溶離剤として塩化メチレン/イソプロパ
ノール(95+5)を用いてシリカゲルで残分をク
ロマトグラフイーにかけることにより表題化合物
610mgが無色油状物質として得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2930、2858、1710、
1600、1587、1493、970/cm。 例 15 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−8,13−プロスタジエン酸 例14と同様にして、例2により製造したメチル
エステル0.3gから表題化合物0.24gが油状物質
として得られる。 IR:3600、3410(幅広)、2935、2856、1710、
1600、1590、970/cm。 例 16 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−(m−クロルフエノキシ)−17,18,19,
20−テトラノル−8,13−プロスタジエン酸 例14と同様にして、例3により製造したメチル
エステル0.4gから表題化合物0.36gが無色油状
物質として得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2930、2856、1710、
1598、1588、973/cm。 例 17 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
キシ−16,16−ジメチル−5,8,13−プロス
タトリエン酸 例14と同様にして、例4により製造したメチル
エステル0.45gから表題化合物0.36gが無色油状
物質として得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2940、2850、1708、
974/cm。 例 18 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16,16−ジメチル−8,13−プロスタジエン
酸 例14と同様にして、例5により製造したメチル
エステル120mgから表題化合物95mgが無色油状物
質として得られる。 IR:3600、3410(幅広)、2940、2855、1708、
974/cm。 例 19 (5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒ
ドロキシ−16−メチル−5,8,13−プロスタ
トリエン酸 例14と同様にして、例6により製造したメチル
エステル0.25gから表題化合物0.2gが無色油状
物質として得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2935、2855、1710、
974/cm。 例 20 (5Z,13E)−(11R,15RS)−11,15−ジヒド
ロキシ−15−メチル−5,8,13−プロスタト
リエン酸 例14と同様にして、例7により製造したメチル
エステル0.2gから表題化合物0.17gが無色油状
物質として得られる。 IR:3600、3420(幅広)、2935、2855、1710、
972/cm。 例 21 (5Z,13E)−(11R,15R,16RS)−11,15−
ジヒドロキシ−16−フルオル−5,8,13−プ
ロスタトリエン酸 例14と同様にして、例8により製造したメチル
エステル0.4gから表題化合物0.3gが無色油状物
質として得られる。 IR:3610、3400(幅広)、2930、2855、1709、
976/cm。 例 22 (5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒ
ドロキシ−16,19−ジメチル−5,8,13,18
−プロスタテトラエン酸 例14と同様にして、例9により製造したメチル
エステル0.7gから表題化合物0.6gが無色油状物
質として得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2935、2855、1710、
972/cm。 例 23 (13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒドロキ
シ−16,19−ジメチル−8,13,18−プロスタ
トリエン酸 例14と同様にして、例10により製造したメチル
エステル0.45gから表題化合物0.38gが無色油状
物質として得られる。 IR:3600、3410(幅広)、2930、2855、1710、
972/cm。 例 24 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
キシ−16,16,19−トリメチル−5,8,13,
18−プロスタテトラエン酸 例14と同様にして、例11により製造したメチル
エステル0.21gから表題化合物0.17gが無色油状
物質として得られる。 IR:3600、3410(幅広)、2940、2850、1709、
974/cm。 例 25 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16,16,19−トリメチル−8,13,18−プロ
スタトリエン酸 例14と同様にして、例12により製造したメチル
エステル130mgから無色油状物質として表題化合
物110mgが得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2940、2855、1708、
974/cm。 例 26 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,11,15−トリ
ヒドロキシ−16−フエノキシ−17,18,19,20
−テトラノル−5,8,13−プロスタトリエン テトラヒドロフラン12ml中の例1により製造し
たメチルエステル200mgの溶液にリチウムアルミ
ニウムヒドリド300mgを0℃で少量宛加え、0℃
で45分間、20℃で20分間アルゴン雰囲気下に撹拌
する。引き続き、試薬の過剰を0℃で酢酸エステ
ルを滴加することにより分解し、5分間撹拌し、
水2ml及びエーテル60mlを加え、20℃で3時間撹
拌する。濾過し、エーテルで洗浄し、濾液を硫酸
マグネシウムで乾燥させ、真空中で濃縮する。酢
酸エステル/ヘキサン(4+1)でシリカゲル上
残留物をクロマトグラフイーにかけると表題化合
物165mgが無色油状物質として得られる。 IR:3600、3430(幅広)、3000、2930、2858、
1600、1588、1495、972/cm。 例 27 (13E)−(11R,15R)−1,11,15−トリヒド
ロキシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テ
トラノル−8,13−プロスタジエン 例26と同様にして、例2により製造したメチル
エステル180mgから表題化合物155mgが無色油状物
質として得られる。 IR:3600、3440(幅広)、3000、2930、2857、
1600、1588、1494、972/cm。 例 28 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,11,15−トリ
ヒドロキシ−16,16−ジメチル−5,8,13−
プロスタトリエン 例26と同様にして、例4により製造したメチル
エステル250mgから表題化合物210mgが無色油状物
質として得られる。 IR:3600、3415(幅広)、2935、2856、974/
cm。 例 29 (5Z,13E)−(11R,16RS)−16−メチル−1,
11,15α−トリヒドロキシ−5,8,13−プロ
スタトリエン 例26と同様にして、例6により製造したメチル
エステル140mgから表題化合物110mgが無色油状物
質として得られる。 IR:3600、3400(幅広)、2935、2855、973/
cm。 例 30 (5Z,13E)−(11R,16RS)−16,19−ジメチ
ル−1,11,15α−トリヒドロキシ−5,8,
13,18−プロスタテトラエン 例26と同様にして、例9により製造したメチル
エステル220mgから表題化合物180mgが無色油状物
質として得られる。 IR:3610、3430(幅広)、2933、2855、972/
cm。 例 31 (13E)−(11R,16RS)−16,19−ジメチル−
1,11,15κ−トリヒドロキシ−8,13,18−
プロスタトリエン 例26と同様にして、例10により製造したメチル
エステル155mgから表題化合物130mgが無色油状物
質として得られる。 IR:3600、3430(幅広)、2933、2855、972/
cm。 例 32 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラ
ノル−5,8,13−プロスタトリエン酸−メチル
スルホンアミドジメチルホルムアミド5ml中の
(5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキ
シ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−5,8,13−プロスタトリエン酸(例14によ
り製造)200mgの溶液にクロル蟻酸イソブチルエ
ステル90mg及びトリエチルアミン70mgを0℃で加
える。30分後に、メチルスルホンアミドのナトリ
ウム塩300mg(メチルスルホンアミドとナトリウ
ムメチレートとから製造)及びヘキサメチル燐酸
トリアミド2mlを加え、5時間20℃で撹拌する。
引き続き、クエン酸塩緩衝液(PH4)で希釈し、
酢酸エステルで抽出し、抽出物を塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で濃縮す
る。塩化メチレンを用いてシリカゲル上残分をク
ロマトグラフイーにかけると表題化合物131mgが
油状物質として得られる。 IR:3600、3410、2948、2860、1720、1600、
1588、976/cm。 例 33 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−8,13−プロスタジエン酸−メチルスルホ
ンアミド 例32と同様にして(13E)−(11R,15R)−11,
15−ジヒドロキシ−16−フエノキシ−17,18,
19,20−テトラノル−8,13−プロスタジエン酸
(例15により製造)150mgから表題化合物95mgが油
状物質として得られる。 IR:3600、3410、2952、2860、1722、1600、
1589、976/cm。 例 34 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16,16−ジメチル−8,13−プロスタジエン
酸−メチルスルホンアミド 例32と同様にして、(13E)−(11R,15R)−11,
15−ジヒドロキシ−16,16−ジメチル−8,13−
プロスタジエン酸(例18により製造)200mgから
表題化合物115mgが油状物質として得られる。 IR:3600、3405(幅広)、2942、2855、1720、
974/cm。 例 35 (13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒドロキ
シ−16,19−ジメチル−8,13,18−プロスタ
トリエン酸−メチルスルホンアミド 例32と同様にして、(13E)−(11R,16RS)−
11,15α−ジヒドロキシ−16,19−ジメチル−
8,13,18−プロスタトリエン酸(例23により製
造)200mgから表題化合物100mgが無色油状物質と
して得られる。 IR:3600、3410(幅広)、2943、2860、1722、
976/cm。 例 36 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−8,13−プロスタジエン酸−イソプロピル
スルホンアミド (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノル
−8,13−プロスタジエン酸(例15により製造)
210mgをジメチルホルムアミド5ml中に溶かし、
0℃でクロル蟻酸イソブチルエステル80mg及びト
リエチルアミン60mgを加える。30分後、イソプロ
ピルスルホンアミドのナトリウム塩(イソプロピ
ルスルホンアミド及びナトリウムメチレートから
製造)200mg及びヘキサメチル燐酸トリアミド2
mlを加え、25℃で3時間撹する。後処理のため
に、クエン酸塩緩衝液(PH4)100mlを加え、酢
酸エステルで数回抽出し、有機相を塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で濃
縮する。塩化メチレンを用いてシリカゲル上で残
分をカラムクロマトグラフイーにかけると、表題
化合物120mgが油状物質として得られる。 IR:3600、3400、2955、2866、1725、1601、
1588、1125、976/cm。 例 37 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−8,13−プロスタジエン酸−アセチルアミ
ド メタノール10ml中の(13E)−(11R,15R)−
11,15−ビス−(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)−16−フエノキシ−17,18,19,20−テ
トラノル−8,13−プロスタジエン酸メチルエス
テル(例2により製造)557mgの溶液をアルゴン
雰囲気下に6時間2N水酸化ナトリウム水溶液2
mlと共に撹拌する。真空中で濃縮し、塩水50mlで
希釈し、クエン酸でPH4.5とし、数回酢酸エステ
ルで抽出する。有機抽出物を塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウム上で乾燥させ、真空中で濃縮する。
残分として(13E)−(11R,15R)−11,15−ビス
−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−16−
フエノキシ−17,18,19,20−テトラノル−8,
13−プロスタジエン酸540mgが得られる。 アセチルアミドを形成するために、アセトニト
リル15ml中にこの酸を溶かし、トリエチルアミン
130mgを加え、アセトニトリル10ml中のアセチル
イソシアネート102mgの溶液を0℃で滴加する。
更に20℃で2時間撹拌し、クエン酸塩緩衝液(PH
4)100mlで希釈し、エーテルで数回抽出し、有
機相を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥
させ、真空中で濃縮する。保護基の脱離のため
に、残分を氷酢酸/水/テトラヒドロフラン
(65/35/10)15mlと40℃で4時間撹拌し、次い
で真空中蒸発乾涸する。0.1〜0.5%イソプロピル
アルコールの添加下に塩化メチレンを用いてシリ
カゲル上残分をクロマトグラフイーにかける。表
題化合物200mgが油状物質として得られる。 IR:3600、3405、2948、2860、1710、1600、
1588、978/cm。 例 38 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−8,13−プロスタジエン酸−アミド テトラヒドロフラン5ml中の(13E)−(11R,
15R)−11,15−ジヒドロキシ−16−フエノキシ
−17,18,19,20−テトラノル−8,13−プロス
タジエン酸(例15により製造)210mgの溶液にク
ロル蟻酸イソブチルエステル80mg及びトリエチル
アミン60mgを加え、0℃で1時間撹拌する。引き
続き、0℃で10分間アンモニアガスを導入し、次
いで1時間25℃で放置する。後処理のために水で
希釈し、塩化メチレンで数回抽出し、抽出物を塩
水と振盪し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真
空中で濃縮する。精製のために塩化メチレン/1
%イソプロピルアルコールを用いてシリカゲル上
クロマトグラフイーにかける。表題化合物130mg
が油状物質として得られる。 IR:3600、3540、3410、2960、2858、1665、
1600、1588、974/cm。 例 39 (13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒドロキ
シ−16,19−ジメチル−8,13,18−プロスタ
トリエン酸アミド 例38と同様にして(13E)−(11R,16RS)−11,
15α−ジヒドロキシ−16,19−ジメチル−8,
13,18−プロスタトリエン酸(例23により製造)
200mgから表題化合物110mgが油状物質として得ら
れる。 IR:3600、3450、2962、2848、1668、978/
cm。 例 40 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキシ
−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
ル−8,13−プロスタジエン酸−トリス(ヒド
ロキシメチル)アミノメタン塩 アセトニトリル70ml中の(13E)−(11R,15R)
−11,15−ジヒドロキシ−16−フエノキシ−17,
18,19,20−テトラノル−8,13−プロスタジエ
ン酸(例15により製造)390mgの溶液に65℃で水
0.4ml中のトリス−(ヒドロキシメチル)−アミノ
メタン122mgの溶液を加える。撹拌下に20℃に冷
却し、溶剤から傾瀉分離し、残分を真空中乾燥さ
せる。表題化合物320mgがワツクス様物質として
得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中R1は基−CH2OH又は【式】(こ こでR2は水素原子又はC1〜C4−アルキル基を表
    わす)、又は基【式】(ここでR3は水素、 アセチル基、メチルスルホニル基又はイソプロピ
    ルスルホニル基を表わす)を表わし、Aは−CH2
    −CH2−又はシス−CH=CH−基を表わし、B
    は−CH2−CH2−、又はトランス−CH=CH−又
    は−C≡C−基を表わし、Wは遊離のヒドロキシ
    メチレン基又は遊離の【式】基を表わし、こ こでOH−基はα−又はβ位であつてよく、D及
    びEは一緒になつて直接結合を表わすか、又はD
    は弗素原子で置換されていてもよい炭素原子数1
    〜10の直鎖又は分枝鎖のアルキレン基を表わし、
    Eは酸素原子または硫黄原子又は直接結合又は−
    C≡C−結合又は−CR6−=CR7−基(ここでR6
    及びR7は異なつており、水素原子又は塩素原子
    又はアルキル基を表わす)を表わし、R4は遊離
    の又は官能的に変換したヒドロキシ基を表わし、
    R5はハロゲン又は置換されていてよいアリール
    基により置換されていてよいアルキル基、アルキ
    ル基で置換されていてよいシクロアルキル基、換
    されていてよいアリール基、又はヘテロ環基を表
    わす]のΔ8,9−プロスタグランジン誘導体並びに
    R2が水素原子を表わす場合は生理学的に認容性
    の塩基との塩。 2 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒド
    ロキシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テト
    ラノル−5,8,13−プロスタトリエン酸メチル
    エステルである特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 3 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキ
    シ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノ
    ル−8,13−プロスタジエン酸メチルエステルで
    ある特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキ
    シ−16−(m−クロルフエノキシ)−17,18,19,
    20−テトラノル−8,13−プロスタジエン酸メチ
    ルエステルである特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 5 (5Z,13E)−11R,15R)−11,15−ジヒド
    ロキシ−16,16−ジメチル−5,8,13−プロス
    タトリエン酸メチルエステルである特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 6 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロキ
    シ,16,16−ジメチル−8,13−プロスタジエン
    酸メチルエステルである特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。 7 (5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジ
    ヒドロキシ−16−メチル−5,8,13−プロスタ
    トリエン酸メチルエステルである特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 8 (5Z,13E)−(11R,15RS)−11,15−ジヒ
    ドロキシ−15−メチル−5,8,13,18−プロス
    タテトラエン酸メチルエステルである特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 9 (5Z,13E)−(11R,15R,16RS)−11,15
    −ジヒドロキシ−16−フルオル−5,8,13−プ
    ロスタトリエン酸メチルエステルである特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 10 (5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−
    ジヒドロキシ,16−19−ジメチル−5,8,13,
    18−プロスタテトラエン酸メチルエステルである
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 11 (13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒド
    ロキシ−16,19−ジメチル−8,13,18−プロス
    タトリエン酸メチルエステルである特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 12 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒ
    ドロキシ−16,16,19−トリメチル−5,8,
    13,18−プロスタテトラエン酸メチルエステルで
    ある特許請求の範囲第1項記載の化合物。 13 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16,16,19−トリメチル−8,13,18−プ
    ロスタトリエン酸メチルエステルである特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 14 (13E)−(11R,15S)−11,15−ジヒドロ
    キシ−8,13−プロスタジエン酸メチルエステル
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 15 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒ
    ドロキシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テ
    トラノル−5,8,13−プロスタトリエン酸であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。 16 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラ
    ノル−8,13−プロスタジエン酸である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 17 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16−(m−クロルフエノキシ)−17,18,
    19,20−テトラノル−8,13−プロスタジエン酸
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 18 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒ
    ドロキシ−16,16−ジメチル−5,8,13−プロ
    スタトリエン酸である特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。 19 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16,16−ジメチル−8,13−プロスタジエ
    ン酸である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 20 (5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−
    ジヒドロキシ−16−メチル−5,8,13−プロス
    タトリエン酸である特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。 21 (5Z,13E)−(11R,15RS)−11,15−ジ
    ヒドロキシ−15−メチル−5,8,13−プロスタ
    トリエン酸である特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 22 (5Z,13E)−(11R,15R,16RS)−11,
    15−ジヒドロキシ−16−フルオル−5,8,13−
    プロスタトリエン酸である特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。 23 (5Z,13E)−(11R,16RS)−11,15α−
    ジヒドロキシ−16,19−ジメチル−5,8,13,
    18−プロスタテトラエン酸である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 24 (13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒド
    ロキシ−16,19−ジメチル−8,13,18−プロス
    タトリエン酸である特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。 25 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒ
    ドロキシ−16,16,19−トリメチル−5,8,
    13,18−プロスタテトラエン酸である特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 26 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16,16,19−トリメチル−8,13,18−プ
    ロスタトリエン酸である特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。 27 (5Z,13E)−(11R,15R)−1,11,15−
    トリヒドロキシ−16−フエノキシ−17,18,19,
    20−テトラノル−5,8,13−プロスタトリエン
    酸である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 28 (13E)−(11R,15R)−1,11,15−トリ
    ヒドロキシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−
    テトラノル−8,13−プロスタジエンである特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 29 (5Z,13E)−(11R,15R)−1,11,15−
    トリヒドロキシ−16,16−ジメチル−5,8,13
    −プロスタトリエンである特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。 30 (5Z,13E)−(11R,16RS)−16−メチル
    −1,11,15α−トリヒドロキシ−5,8,13−
    プロスタトリエンである特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。 31 (5Z,13E)−(11R,16RS)−16,19−ジ
    メチル−1,11,15α−トリヒドロキシ−5,
    8,13,18−プロスタテトラエンである特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 32 (13E)−(11R,16RS)−16,19−ジメチ
    ル−1,11,15α−トリヒドロキシ−8,13,18
    −プロスタトリエンである特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。 33 (5Z,13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒ
    ドロキシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テ
    トラノル−5,8,13−プロスタトリエン酸−メ
    チルスルホンアミドである特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。 34 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラ
    ノル−8,13−プロスタジエン酸−メチルスルホ
    ンアミドである特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 35 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16,16−ジメチル−8,13−プロスタジエ
    ン酸メチルスルホンアミドである特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 36 (13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒド
    ロキシ−16,19−ジメチル−8,13,18−プロス
    タトリエン酸−メチルスルホンアミドである特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 37 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラ
    ノル−8,13−プロスタジエン酸イソプロピルス
    ルホンアミドである特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。 38 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラ
    ノル−8,13−プロスタジエン酸−アセチルアミ
    ドである特許請求の範囲第1項記載の化合物。 39 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラ
    ノル−8,13−プロスタジエン酸−アミドである
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 40 (13E)−(11R,16RS)−11,15α−ジヒド
    ロキシ−16,19−ジメチル−8,13,18−プロス
    タトリエン酸−アミドである特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 41 (13E)−(11R,15R)−11,15−ジヒドロ
    キシ−16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラ
    ノル−8,13−プロスタジエン酸−トリス(ヒド
    ロキシメチル)−アミノ−メタン塩である特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。 42 一般式 [式中R1は基−CH2OH又は【式】(こ こでR2は水素原子又はC1〜C4−アルキル基を表
    わす)、又は基【式】(ここでR3は水素、 アセチル基、メチルスルホニル基又はイソプロピ
    ルスルホニル基を表わす)を表わし、Aは−CH2
    −CH2−又はシス−CH=CH−基を表わし、B
    は−CH2−CH2−、又はトランス−CH=CH−又
    は−C≡C−基を表わし、Wは遊離のヒドロキシ
    メチレン基又は遊離の【式】基を表わし、こ こでOH−基はα−又はβ位であつてよく、D及
    びEは一緒になつて直接結合を表わすか、又はD
    は弗素原子で置換されていてもよい炭素原子数1
    〜10の直鎖又は分枝鎖のアルキレン基を表わし、
    Eは酸素原子または硫黄原子又は直接結合又は−
    C≡C−結合又は−CR6−=RC7−基(ここでR6
    及びR7は異なつており、水素原子又は塩素原子
    又はアルキル基を表わす)を表わし、R4は遊離
    の又は官能的に変換したヒドロキシ基を表わし、
    R5はハロゲン又は置換されていてよいアリール
    基により置換されていてよいアルキル基、アルキ
    ル基で置換されていてよいシクロアルキル基、置
    換されていてよいアリール基、又はヘテロ環基を
    表わす]のΔ8,9−プロスタグランジン誘導体並び
    にR2が水素原子を表わす場合は生理学的に認容
    性の塩基との塩を製造するために、一般式 [式中、R1は基【式】又は 【式】を表わし、A,B,D,E,R2, R3及びR5は前記のものを表わし、R4及びW中の
    OH−基は保護されている]の化合物を自体公知
    法で中間体の9−スルホン酸エステルを介して塩
    基と反応させ、かつ場合により引続き任意の順序
    で、保護されたヒドロキシ基を遊離し、及び/又
    は遊離ヒドロキシ基をエステル化及び/又はエー
    テル化し、及び/又は2重結合を水素添加し、及
    び/又はエステル化カルボシキル基
    【式】を鹸化し、及び/又はカルボ シキル基(R2=H)をエステル化し、及び/又
    は遊離カルボシキル基(R2=H)をアミド
    【式】に変換し、及び/又は遊離 又はエステル化カルボシキル基
    【式】を環元することを特徴とする Δ8,9−プロスタグランジン誘導体の製法。
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