JPH0363166A

JPH0363166A - 印刷装置

Info

Publication number: JPH0363166A
Application number: JP20074489A
Authority: JP
Inventors: Seiu Kamimoto; 神本　声宇
Original assignee: HOKOKU JUSHI KOGYO KK; TAKAHA SANGYO KK
Current assignee: HOKOKU JUSHI KOGYO KK; TAKAHA SANGYO KK
Priority date: 1989-08-01
Filing date: 1989-08-01
Publication date: 1991-03-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、被印刷面が、回転軸心に対し母線が傾斜して
いる回転体の外周面である被印刷物への印刷を施す装置
に関する。

（従来の技術）被印刷面が、回転軸心に対し母線が平行な回転体の外周
面、すなわち円筒面であるような被印刷物に対しては、
従来より印刷が行われてきた。

しかし、被印刷面が、回転軸心に対し母線が傾斜した回
転体の外周面、特にその外周面が曲面であるような被印
刷物に対しては、印刷を行う装置がなかった。

（発明が解決しようとする課題）そのため、そのような被印刷面には転写シールを貼り付
ける等して所望の線画、模様等を施していたが、非常に
能率の悪いものであった。

本発明は上記に鑑み、被印刷面が、回転軸心に対し母線
が傾斜した回転体の外周面である被印刷物に対し、その
被印刷面が曲面であっても印刷を施すことができる装置
を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明の特徴とするところは、被印刷面２が、回転軸心
３に対し母線４が傾斜した回転体の外周面である被印刷
物１への印刷を行う装置であって、外周面が版面１２と
された印刷ローラ９と、外周面が転写面１４とされた転
写ローラ１０と、前記被印刷物１を、前記回転体の回転
軸心３と同心に回転自在に支持する支持体１１とを備え
、版面１２から転写面１４を介して被印刷面２へ印刷イ
ンクを転写できるように、転写ローラ１０の回転軸心Ｉ
８に対し転写面１４の母線１９が、被印刷面２の母線４
の前記回転体回転軸心３に対する傾斜に対応して傾斜さ
れ、且つ、印刷ローラ９の回転軸心２０に対し版面１２
の母線２１が、転写面１４の母線１９の前記転写ローラ
回転軸心１８に対する傾斜に対応して傾斜され、さらに
、転写ローラ１０が弾性材により形成されている点にあ
る。

（発明の作用及び効果）印刷ローラ９の版面１２に供給された印刷インクは、印
刷ローラ９の回転と転写ローラ１０の回転とにより、転
写面１４に転写される。この転写面１４に転写された印
刷インクは、転写ローラ１０の回転と、支持体１１の回
転による被印刷物１の回転とにより、被印刷面２に転写
される。この際、被印刷面２の母線４が回転体回転軸心
３に対し傾斜していても、転写面１４及び版面１２の各
母％’１ｉ１９，２１がそれぞれの回転軸心１８．２０
に対し、被印刷面２の母線４の傾斜に対応して傾斜する
ことで、印刷インクの転写を行うことができる。特に、
転写ローラ１０が弾性材により形成されることで、被印
刷面２が曲面であっても、転写面１４の弾性変形により
印刷インクを転写できる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図乃至第３図に示す印刷装置は、芳香剤容器のカバ
ーとして用いられる第１図示の被印刷物１に印刷を施す
ものである。

その被印刷物１は合成樹脂型で、図中下方が開口するカ
ップ形状とされることで、その外周面は、回転軸心３に
対し母線４が傾斜した回転体の外周面とされている。こ
の外周面が被印刷面２とされ、花や蝶の模様が４色で印
刷される。また、母線４は曲線とされることで、被印刷
面２は中心に向かって僅かに凹む曲面とされている。

印刷装置は、基台５と、この基台５の外周に取付けられ
た４台の印刷ユニット６と、その基台５の上面に割出装
置７を介して取付けられた割出テーブル８とから構成さ
れている。各印刷ユニット６は、印刷ローラ９と転写ロ
ーラ１０とを備え、割出テーブル８の上面には周方向等
間隔に１２個の支持体１１が取付けられている。

基台５には転動輪６５と、上下高さ変更自在な支持脚６
６とが取付けられ、転動輪６５を介して移動自在で、支
持脚６６により床上に固定される。

割出テーブル８は円盤形状で、割出装置７により３０度
間隔で割出回転され、第３図中矢印Ｒ方向に回転するこ
とで、前記支持体１１を図中符号Ａ〜Ｌの１２位置に位
置決めする。

印刷ローラ９は円錐台形状で、その外周面が版面１２と
され、エツチング等により前記被印刷面２の模様に対応
した模様が形成されている。この印刷ローラ９はサーボ
モータ１３により図中矢印方向に回転駆動可能とされて
いる。また、その版面１２には、図外タンクからポンプ
により印刷インク供給水−ス２２を介して印刷インクが
供給され、スキージ−２３により掻き取られ、適量が付
着され、残りのインクは図外タンクに戻される。そのス
キージ−２３はバネ６７により版面１２に対し適当な弾
性力で接するものである。なお、印刷インクの色は、各
印刷ユニット６毎に異なるものとされることで４色印刷
がなされる。

転写ローラ１０は円錐台の一部を除去した形状で、その
外周面のうち円錐面部分が転写面１４とされている。こ
の転写ローラ１０はサーボモータ１５により図中矢印方
向に回転駆動可能とされている。また、転写ローラ１０
は弾性材により形成され、本実施例ではシリコンラバー
が用いられている。

支持体１１は円盤形状で、その底部から支軸１６が下向
突出され、この支軸１６を介して前記割出テーブル８に
縦軸中心に回転自在に支持されている。

また、支持体１１の上面には凹部１７が形成されている
。この凹部１７に被印刷物１の底部が嵌合されることで
、被印刷物１は支持体１１に、前記回転体の回転軸心３
と同心に回転自在に支持される。これにより、被印刷物
１は割出テーブル８により前記Ａ−Ｌの１２位置に位置
決めされる。本実施例ではＡ位置で支持体１１に被印刷
物１がオペレータにより嵌合され、Ｂ位置で後述のフレ
ーム処理がなされ、Ｃ位置で後述の浮き上がり規制がな
される。

また、Ｃ，Ｅ、　Ｇ、　　Ｉ位置で後述の被印刷物ｌの
回転位置決めがなされ、Ｄ、Ｆ、Ｈ，Ｊ位置で後述の印
刷がなされ、Ｅ、Ｇ、Ｉ、に位置で後述の乾燥処理がな
され、Ｌ位置で被印刷物１はオペレータにより支持体１
１から取外される。

そして、第１図に示すように、転写ローラ１０の回転軸
心１８に対し転写面１４の母線１９が、被印刷面２の母
線４の前記回転体３に対する傾斜に対応して傾斜され、
且つ、印刷ローラ９の回転軸心２０に対し版面１２の母
線２１が、転写面１４の母線１９の前記転写ローラ１８
に対する傾斜に対応して傾斜されている。すなわち、回
転軸心３、回転軸心１８、母線１９、回転軸心２０、母
線２１は一点で交わり、被印刷面２と転写面１４、及び
版面１２と転写面１４はそれぞれ面接触するものとされ
ている。これにより印刷ローラ９と転写ローラ１０との
相対回転により、版面１２に供給された印刷インクは、
その版面１２の模様部分が転写面１４に転写され、転写
ローラ１０と被印刷物１との相対回転により、その転写
面１４に版面１２から転写された印刷インクは被印刷面
２に転写される。すなわち、版面１２から転写面１４へ
の転写はいわゆるグラビア印刷と同様であり、転写面１
４から被印刷面２への転写はいわゆるオフセット印刷と
同様である。

なお、印刷の際の印刷ローラ９、転写ローラ１０及び被
印刷物ｌの回転は、印刷ローラ９はサーボモータ１３に
より回転し、転写ローラ１０は印刷ローラ９との接触摩
擦により回転し、被印刷物１は転写ローラ１０との接触
摩擦により回転する。

また、印刷の前後においては、印刷ローラ９、転写ロー
ラ１０及び被印刷物ｌはそれぞれ独立に回転駆動され、
被印刷面２の所望の周方向位置に印刷が施されるように
位置決めがなされる。

すなわち、印刷ローラ９はサーボモータ１３により、転
写ローラ１０はサーボモータ１５により回転駆動される
と共に、その周方向位置は図外制御装置からの信号によ
り定められる。

また、被印刷物１の周方向の位置決めは、前述のＣ，Ｅ
、　Ｇ、　　１位置において、第２図に示す位置決めユ
ニット４９を介してなされる。すなわち、位置決めユニ
ット４９は４台備えられ、そのＣ，Ｅ。

Ｇ、　　！位置の支持体１１の下方にあって、前記基台
５に取付けられている。各位置決めユニット４９はサー
ボモータを内蔵し、そのサーボモータにより回転駆動さ
れる第１位置決めローラ５０を備えている。一方、前記
支軸１６の下端には第２位置決めローラ５１が取付けら
れ、支持体１１がＣ，Ｅ、　Ｇ、　　１位置に位置する
と、第１位置決めローラ５０と第２位置決めローラ５１
とは接触するものとされている。

そして、図外制御装置からの信号によりサーボモータを
介して第１位置決めローラ５０を所定量回転させ、その
回転を第２位置決めローラ５１を介して支持体１１に伝
えることで、支持体１１に支持された被印刷物ｌの周方
向の位置決めがなされる。この位置決めの際、被印刷面
２の周方向位置を確認するため、Ｃ，Ｅ、Ｇ、Ｉ位置に
対応して、基台５にはセンサー５２が取付けられ、一方
、第１図に示すように、被印刷面２にはマーク５３が予
め印され、このマーク５３をセンサー５２で感知するこ
とで被印刷面２の周方向位置が確認される。

なお、支持体１１が慣性で回転するのを防止するため、
支持体１１の外周に周溝が形成され、その周溝にバンド
５７が巻掛けられ、このバンド５７の一端は、割出テー
ブル８に取付けられたブラケット５８に固定され、また
バンド５７の他端はそのブラケット５８にバネ５９を介
して固定されている。

前記、Ｂ位置におけるフレーム処理は、本実施例のよう
に被印刷物１が合成樹脂の場合、印刷面に加熱すると印
刷インクの付着性が良くなることから、基台５にフレー
ム処理装置５５を取付けて火炎により被印刷物ｌを加熱
している。この際支持体１１を回転させるため、基台５
には位置決めユニット４９と同様のユニットが取付けら
れている。

前記Ｃ位置における浮き上がり規制は、被印刷物ｌが印
刷ユニット６に対して上方に浮き上がると被印８１１［
２の所望位置に印刷できないことから、押さえシリンダ
６１により被印刷物ｌを押し下げるものである。この押
さえシリンダ６１はブラケット６２を介して基台５に取
付けられている。なお、印刷中に被印刷物Ｉが浮き上が
るのを規制するため、Ｄ、Ｆ、Ｈ，Ｊ位置で被印刷物Ｉ
の浮き上がりを規制するための浮き上がり規制アーム６
３が備えられている。この浮き上がり規制アーム６３は
、割出テーブル８から上方突出すると共に基台５に対し
固定された取付体６４に取付けられている。

前記Ｅ、Ｇ、Ｉ、に位置における乾燥処理は、各位置に
対応して基台５に熱風吹出器５６を取付け、位置決めの
ために回転する被印刷物ｌに熱風を吹き付けることで印
刷インクを乾燥させるものである。

そして、Ｌ位置に対応して搬送コンベヤ６８が設けられ
ている。

上記構成による被印刷物１への印刷は、オペレータが被
印刷切工を入位置で支持体１１に支持させ、次にＢ位ｉ
＆でフレーム処理装置５５によりフレーム処理を行い０
次にＣ位置で押さえシリンダ６１によって被印刷物１の
浮き上がりを規制すると共に、位置決めユニット４９、
センサー５２等によりＤ位置での印刷のための被印刷面
２の周方向位置決めを行う０次にＤ位置において、印刷
ユニット６により被印刷面２に印刷が施され、次にＣ位
置において熱風吹出器５６による乾燥処理と、位置決め
ユニット４９、センサー５２等によるＦ位置での印刷の
ための被印刷面２の周方向位置決めを行う。以後、同様
にして、Ｆ、Ｈ，Ｊ位置では被印刷面２にそれぞれ異な
った色で印刷が施され、Ｇ、　　！位置で乾燥処理と位
置決めとが行われ、Ｋ位置で乾燥処理が行われる。そし
て、Ｌ位置においてオペレータが支持体１１から被印刷
物ｌを取外し、搬送コンベヤ６８により被印刷物１を次
工程に搬送する。

なお、上記印刷装置では上記とは異なった被印刷物ｌに
対しても印刷を行うことができる。

すなわち、異なった模様を印刷したり、被印刷物１の回
転軸心３に対する母線４の傾斜や、母線４の形状、被印
刷物１の外径等が異なるものに対しては、印刷ローラ９
及び転写ローラ１０を交換する。そのため、印刷ローラ
９は印刷ローラ取付軸４０に対し着脱自在とされ、転写
ローラ１０は転写ローラ取付軸３４に対し着脱自在とさ
れている。また、回転軸心２０に対する母線２１の傾斜
、回転軸心１日に対する母線１９の傾斜、被印刷物１の
径や印刷位置の相違に対応するため、以下の構成とされ
ている。

印刷ユニット６は、基台５に対しレール４２を介し上下
動自在に取付けられた昇降台４３と、この昇降台４３に
レール４４を介して割出テーブル８の中心に向かって前
後動自在に取付けられた前後移動台４５とを備えている
。そして、昇降台４３には昇降ハンドル４６と前後動ハ
ンドル４７とが設けられ、昇降ハンドル４６を回転操作
すると、図外送り機構を介して昇降台４３が昇降し、前
後動ハンドル４７を回転操作すると、図外送り機構を介
して前後移動台４５が前後動し、その上下位置と前後位
置とを微調節可能としている。

また、レール４５から突出するブラケット２５には、側
面視く字状の第１取付体２６の下端が、枢軸２４中心に
揺動自在に取付けられている。この第１取付体２６に転
写ローラ１０が転写ローラ取付軸３４を介して取付けら
れている。その第１取付体２６は、前後移動台４５から
突出するブラケット２７に挿通されるボルト３１と図外
止めナツト及び、前後移動台４５から突出するブラケッ
ト２８に挿通されるボルト３２と図外止めナツトとによ
り、その揺動が固定される。

なお、そのボルト、ナツトを緩めたときに第１取付体２
６の揺動を許容するように、ポル）３１はブラケット２
７の長孔２９に、ボルト３２はブラケット２８の長孔３
０にそれぞれ挿通される。また、第１取付体２６の上端
には転写ローラ角度調節ネジ３３が螺合され、この転写
ローラ角度調節ネジ３３は前後移動台４５に回転自在か
つ軸方向移動不能に取付けられている。これにより、転
写ローラ角度調節ネジ３３を回転させることで第１取付
体２６を枢軸２４中心に揺動させ、転写ローラ１０の被
印刷物１と印刷ローラ９に対する相対角度の微１１節を
行うことができる。

また、第１取付体２６から突出するブラケット３６に第
２取付体３５の下端が、枢軸４１中心に揺動自在に取付
けられている。この第２取付体３５に印刷ローラ９が印
刷ローラ取付軸４０を介して揺動自在に取付けられてい
る。その第２取付体３５は、第１取付体２６から突出す
るブラケット３７に挿通されるボルト３８と図外ナツト
とにより、その揺動が固定される。なお、そのボルト・
ナツトを緩めたときに第２取付体３５の揺動を許容する
ように、ボルト３８はブラケット３７の長孔４８に挿通
される。また、第２取付体３５の上端に印刷ローラ角度
調節ネジ３９が螺合され、この印刷ローラ角度調節ネジ
３９は第１取付体２６に回転自在かつ軸方向移動不能に
取付けられている。これにより、印刷ローラ角度調節ネ
ジ３９を回転させることで第２取付体３５を枢軸４１中
心に揺動させ、印刷ローラ９の被印刷物１と転写ローラ
１０に対する相対角度の微調節を行うことができる。

なお、上記実施例では割出テーブル８により被印刷物ｌ
の位置変更を行ったが、直線的に動く送り装置により被
印刷物ｌの位置変更を行っても良い。また、多色印刷を
するものでなく、−色印刷をするものにも本発明は適用
できる。さらに、被印刷物ｌを支持体１１に支持させた
り、支持体１１から取外すのはオペレータにより行って
いるが、マニピュレータ等を用いて自動で行うようにし
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る印刷装置の側面図、第２
図は同平面図、第３図は同要部側面図である。１・・・被印刷物、２・・・被印刷面、３・・・回転軸
心、４・・・母線、９・・・印刷ローラ、１０・・・転
写ローラ、１１・・・支持体、１２・・・版面、１４・
・・転写面、１８・・・回転軸心、１９・・・母線、２０・・・回転軸心、２１・・・母線。特　許　出　願　大　　豊国樹脂工業株式会社同　　上
　　　鷹羽産業株式会社５３５

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被印刷面（２）が、回転軸心（３）に対し母線（
４）が傾斜した回転体の外周面である被印刷物（１）へ
の印刷を行う装置であって、外周面が版面（１２）とさ
れた印刷ローラ（９）と、外周面が転写面（１４）とさ
れた転写ローラ（１０）と、前記被印刷物（１）を、前
記回転体の回転軸心（３）と同心に回転自在に支持する
支持体（１１）とを備え、版面（１２）から転写面（１
４）を介して被印刷面（２）へ印刷インクを転写できる
ように、転写ローラ（１０）の回転軸心（１８）に対し
転写面（１４）の母線（１９）が、被印刷面（２）の母
線（４）の前記回転体回転軸心（３）に対する傾斜に対
応して傾斜され、且つ、印刷ローラ（９）の回転軸心（
２０）に対し版面（１２）の母線（２１）が、転写面（
１４）の母線（１９）の前記転写ローラ回転軸心（１８
）に対する傾斜に対応して傾斜され、さらに、転写ロー
ラ（１０）が弾性材により形成されていることを特徴と
する印刷装置。