JPH0363054A

JPH0363054A - 超音波機器

Info

Publication number: JPH0363054A
Application number: JP1200793A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Sakakawa; 坂川　光男; Koji Toyooka; 孝司豊岡; Kenji Nonomura; 野々村　謙二; Eizo Kawano; 川野　栄三; Takashi Taniguchi; 剛史谷口; Matsuro Kanehara; 松郎金原
Original assignee: Nitto Denko Corp
Current assignee: Nitto Denko Corp
Priority date: 1989-08-02
Filing date: 1989-08-02
Publication date: 1991-03-19
Anticipated expiration: 2012-09-30
Also published as: JP2659591B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、超音波治療器や超音波診断装置等の超音波機
器に関する。

〈従来の技術〉一般に、超音波治療器は、超音波発振体に高周波電力を
印加することにより発生する超音波を、人体の患部また
は経穴等に照射して、温熱作用、鎮痛作用およびξクロ
な機械的振動作用を与えることによって治療効果を得る
医療機器で、腰痛、神経痛さらには肩凝り等の治療に有
効であることが知られている。

一方、超音波診断装置は、超音波発振体から発生する超
音波を人体の患部等に照射し、その人体内部からの超音
波反射像を撮像してその像によりに診断を行う医療機器
である。

これらの医療機器において、効率のよい治療、あるいは
正確な診断を行うためには、超音波発振体を備えたパッ
ド等を人体に充分に密着させる必要がある。

〈発明が解決しようとする課題〉ところが、従来の超音波治療器においては、パッドと人
体との密着度が良好であるが否かを知ることは不可能で
、このため、パッドの密着が悪い場合であっても治療を
続けてしまい、結果として充分な治療効果を得ることが
できないという問題がある。なお、超音波診断機器につ
いても同様なことが言え、診断を正確に行えないことが
ある。

く課題を解決するための手段〉本発明は、上記の問題点を解決すべくなされたもので、
その構成を実施例に対応する図面を参照しつつ説明する
と、本発明は、高周波発振回路２と超音波発振体３を接
続する導線りに、超音波発振体３によって反射される高
周波電力を検出する回路手段４を接続したことによって
特徴づけられる。

〈作用〉超音波発振体と人体との密着度が悪いと、高周波発振回
路側のインピーダンスと超音波発振体のインピーダンス
と間に差異が生し、これにより、高周波発振回路からの
高周波電力の一部は超音波発振体の入力端において反射
される。従って、この反射電力の量、いわゆるリターン
ロスを検出すれば、その検出値から超音波発振体の人体
への密着度の良否を知ることが可能になる。

〈実施例〉図面は本発明実施例の構成を示すブロック図であって、
超音波治療器に本発明を適用した例を示す。

高周波発振回路２は、出力停止スイッチＳ２および電源
スイッチＳＬを介して電源１に接続されており、この高
周波発振回路２の出力側には、素子バッド３０に設けら
れた超音波発振体３が導線りにより接続されている。

なお、出力停止スイッチＳ２は後述する制御回路７によ
り開閉制御されるスイッチで常時は閉である。また、超
音波発振体３としては、例えばジルコン酸鉛−チタン酸
鉛（ＰＺＴ）系のセラミック振動子に音響整合層を一体
形成したものを用いる。

さて、導線りに反射波検出回路４が接続されている。こ
の反射波検出回路４は二つの方向性結合器が背中合わせ
に接続された回路となっており、一方の方向性結合器４
１は、コンデンサＣ２によるＣ結合とカレント・トラン
スＴによるＭ結合により構成され、高周波発振回路２か
らの進行波の信号のみが採り込まれる。また、他方の方
向性結合器４２も同様に、コンデンサＣ２によるＣ結合
と共用のカレント・トランスＴによるＭ結合により構成
されており、この方向性結合器４２には超音波発振体３
からの反射波の信号のみが採り込まれる。

各方向性結合器４１．４２おいては、Ｃ結合とＭ結合と
の高周波電圧がダイオードＤ、またはＤ２により比較さ
れ、その各高周波電圧は電圧検出器ＶｌまたはＶ２によ
ってそれぞれ検出される。すなわち、電圧検出器Ｖ１に
より高周波発振回路２からの進行波の電圧信号ｖｉのみ
が検出され、また、電圧検出器Ｖ２によって超音波発振
体３からの反射波の電圧信号Ｖｒのみが検出される。

各電圧検出器ＶｌおよびＶ２の出力信号■□および■、
はそれぞれ除算器５に人力される。除算器５は信号ｖｒ
を信号■工て除した信号Ｖ　、／　Ｖ　、をを出力して
比較器６に供給する。比較器６は、この入力信号Ｖ、／
Ｖ、と、あらかじめ設定された基準値を比較し、信号Ｖ
、／Ｖ、が基準値以上になったときに信号を発生するよ
う構成されており、その信号は制御回路７に入力される
。制御回路７は比較器６からの信号が入力された時点で
、ＬＥＤ等のランプ８を点灯し、同時に出力停止スイッ
チＳ２をＯＦＦとするよう構成されている。

以上の本発明実施例によると、除算器５の出力信号は、
高周波発振回路２から超音波発振体３への進行波と超音
波発振体３による反射波との電力比（リターンロス）、
すなわち、高周波発振回路２側のインピーダンスと超音
波発振体３側のインピーダンスとの差に相関した値とな
る。

従って、素子バッド３０と人体との密着不良によって生
じる上記インピーダンス差の許容限度に対応する信号Ｖ
、／Ｖ、の値を、前もって調査しておき、その値をもっ
て比較器６０基準値としておけば、超音波発振体３を備
えた素子バッド３０と人体との密着度の良否をランプ８
の点灯により知ることができる。しかも、密着不良のと
きには、高周波発振回路２の出力が自動的に停止される
。

また、超音波発振体３と導線りとの接触不良や導線り自
体の断線等が生じたときには、除算器５の出力は上記の
基準値を瞬時に超えるので、その異常をランプ８の点灯
により知ることも可能となる。

なお、ランプ８の点灯に代えて、例えばブザー等により
警報を発生するよう構成してもよい。

また、以上の実施例において、比較器６は必ずしも必要
ではなく、例えば除算器５の出力信号をアナログあるい
はデジタル的に表示するよう構成してもよい。この場合
、高周波発振回路２と超音波発振体３とのマツチング状
態が定量的に表示され、その表示値が一定の値を超える
か否かで、素子バッド３０の人体への密着度の良否を知
ることができる。

さらに、本発明実施例では、反射波検出回路４をＣＭ型
方向性結合器を用いて構成しているが、例えばリターン
ロス・ブリッジ回路等、他の回路手段により構成しても
よい。

以上は、本発明を超音波治療器に適用した例について説
明したが、本発明はこれに限られることなく、超音波診
断装置にも適用可能である。

〈発明の効果〉本発明によれば、高周波発振回路と超音波発振体とを接
続する配線に、その超音波発振体により反射される高周
波電力を検出する回路手段を接続したので、その回路手
段の出力から、超音波発振体を備えたパッド等と人体と
の密着度の良否を知ることができ、これにより、例えば
超音波治療器において、効率の悪い状態での治療を続け
ることを防止できる。また、超音波発振体と導線との接
触不良や導線自体の断線等が生じた場合に、その異常を
知ることも可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明実施例の構成を示すブロックである。・−電源・・高周波発振回路・・超音波発振体・・反射波検出回路４２・・・方向性結合器・・除算器・・比較器８・・・ランプＬ・・・導線

Claims

【特許請求の範囲】

　高周波発振回路と、その回路に電気的に接続される超
音波発振体を有し、その超音波発振体を、被治療体の患
部等にあてがい、上記高周波発振回路からの高周波によ
り振動させることによって、被治療体に超音波を照射す
る機器において、上記高周波発振回路と上記超音波発振
体を接続する導線に、上記超音波発振体によって反射さ
れる高周波電力を検出するための回路手段を接続したこ
とを特徴とする、超音波機器。