JPH0361318B2 - - Google Patents

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JPH0361318B2
JPH0361318B2 JP61505350A JP50535086A JPH0361318B2 JP H0361318 B2 JPH0361318 B2 JP H0361318B2 JP 61505350 A JP61505350 A JP 61505350A JP 50535086 A JP50535086 A JP 50535086A JP H0361318 B2 JPH0361318 B2 JP H0361318B2
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crucible
induction
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Nikorai Iwanobichi Homin
Mihairu Petorobichi Chaikin
Uradeimiru Serugeebichi Marinofusuki
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FUSESO NAUCHINO ISUSUREDO PUROEKUTONO KONSUTO I TECH INST EREKUTOROSUWAROCHINOBO OBORUDOWANIA
Original Assignee
FUSESO NAUCHINO ISUSUREDO PUROEKUTONO KONSUTO I TECH INST EREKUTOROSUWAROCHINOBO OBORUDOWANIA
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Publication date
Application filed by FUSESO NAUCHINO ISUSUREDO PUROEKUTONO KONSUTO I TECH INST EREKUTOROSUWAROCHINOBO OBORUDOWANIA filed Critical FUSESO NAUCHINO ISUSUREDO PUROEKUTONO KONSUTO I TECH INST EREKUTOROSUWAROCHINOBO OBORUDOWANIA
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    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
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    • F27B14/06Crucible or pot furnaces heated electrically, e.g. induction crucible furnaces with or without any other source of heat
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    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

請求の範囲 1 円筒状の側壁を有する溶解るつぼ2,18を
収容した誘導ヒーター1,19と、該るつぼ2,
18に収容された溶湯4を通つて電気回路が完結
する電気アークプラズマ発生装置7とを含んで成
る誘導プラズマ炉において、該るつぼ2,18の
側壁が鉛直配設された導電性材料の部分要素3,
20によつて形成されており、該部分要素は相互
に電気的に絶縁されており、該部分要素の少なく
とも1つは、該プラズマ発生装置7のアーク10
の電流の方向が該るつぼ2,18の該部分要素
3,20の電流の方向と同方向または逆方向とな
るように、該プラズマ発生装置7の電気回路と直
列に接続されていることを特徴とする誘導プラズ
マ炉。
技術分野 本発明は、電気工学に関し、電気加熱装置、特
に誘導プラズマ炉に関する。
背景技術 種々の溶解炉の生産量および製造される金属も
しくは合金の品質は、溶解るつぼ内での溶湯の運
動の性質および強度に依存する。
装入材料の溶け落ち、溶湯全体の再加熱、溶湯
全体の温度の均一化、溶湯組成の均一化のような
金属もしくは合金の溶解過程の各段階、および溶
湯自体、溶湯/スラグ界面、および雰囲気/溶湯
界面での拡散過程は、積極的な撹拌によつて促進
され、その結果として全過程を通しての生産量が
実質的に増加する。
従来技術において広く知られている誘導溶解炉
では、誘導ヒーターの内側に、内側に耐火ライニ
ングを施された溶解るつぼが収容されている。こ
の炉では、るつぼ内でバツチすなわち装入材料、
溶湯、あるいは装入材料−溶湯混合物へ非接触で
エネルギーが伝達される。装入材料は、誘導ヒー
ターの電磁場によつて撹拌される。
商用周波数(50〜60Hz)を使う誘導溶解炉で
は、溶湯の運動が高速なので、固体の装入材料の
溶け落ちおよび溶湯の均質化が効果的に行なわれ
る。しかし、このことによつて、るつぼライニン
グが異常に損耗しかつ溶湯の酸化が著しいため、
金属が種々の不純物によつて汚染される。更に、
るつぼからの金属の噴出が起き得る。したがつ
て、このような炉の入力電力は300〜400KW/t
の範囲に限定される。
高い周波数(150〜10000Hz)を使う炉は、入力
電力を高めることはできるが、溶湯の運動速度が
かなり遅い。
知られているように、誘導溶解炉における自然
循環は、単相電源に接続された炉の誘導ヒーター
によつて、るつぼの上部および下部の鉛直面内の
2つの径路に沿つて行なわれ、溶湯はこれら両径
路内でそれぞれ別個に循環し、若干混合する。誘
導炉内でこのような循環が起るため、溶湯のメニ
スカス面は凸状になり、そのため、多量のスラグ
が必要になると共にスラグがるつぼ壁に向かつて
下降してるつぼライニングを破壊し、金属の汚染
を増加させる。
更に、スラグの加熱は溶湯からの熱伝達によつ
て行なわれるので、スラグ量が増加するとスラグ
の精錬能力は低下する。
溶湯の電気力学的な撹拌を向上させるために、
移動電磁場によつて装入材料を単一の径路で循環
させてるつぼ高さ全体に亘つて装入材料の撹拌と
メニスカスの低下とを行なう装置が、誘導溶解炉
に設けられている(A.E.Slukhotsky、V.S.
Nemkov、N.A.Pavlov、A.V.Bamune、
Ustanovka induktisonnogonagreva、
Energoisdat、Leningradskoe otdelenie、1981、
246−247)。
装入材料の加熱と撹拌とは同時または交互に行
なうことができる。加熱と撹拌を同時に行なう場
合には、別個の誘導ヒーターを用いて、一方のヒ
ーターによつて単相で加熱しながらもう一方のヒ
ーターによつて三相で撹拌する。これらのヒータ
ーには、一方の高周波電源を他方の高周波の干渉
から保護する電気的なフイルターが設けられてい
る。加熱と撹拌を交互に行なう場合には、交互に
別々の電源に接続された分割型誘導ヒーターが炉
に設けられている。しかし、誘導溶解炉の電源回
路をかなり複雑にしても、循環の態様は2通りし
かない。すなわち、誘導ヒーターを単相電源に接
続したときは2径路の循環となり、誘導ヒーター
を三相電源に接続したときは単一径路の循環とな
る。
誘導ヒーターの内側に溶解るつぼと電気回路が
溶湯を通つて完結する電気アークプラズマ発生装
置とを収容した誘導プラズマ炉が公知である。こ
の炉は誘導溶解炉に比較して金属もしくは合金の
溶解過程の生産量がたとえば2倍に増加するが、
そのために装入材料を局部と全体の両方で加熱し
ている。電気アークプラズマ発生装置のプラズマ
アークによつてスラグを加熱するので、溶湯の精
錬が強力に行なわれて非金属介在物と有害混入物
が排除されるため、高い品質の金属もしくは合金
が製造される。
プラズマ発生装置の使用によつて、不活性およ
び活性なプラズマ形成ガスの両方で溶湯を処理す
ることができる。したがつて、誘導プラズマ炉に
おける装入物の撹拌方法の構成は、炉の生産量の
増加と製造される金属もしくは合金の品質向上の
ために特に重要である。
もう一つの公知の誘導プラズマ炉は、円筒状側
壁を有する溶解るつぼを内側に収容した誘導ヒー
ターと、電気回路がるつぼ内の溶湯を通つて完結
する電気アークプラズマ発生装置とを具備する
(S.Asada、Dvukhtonnaya
plazmennoinduksionnaya pech na zavode g.
Shibukava、“Denki seiko”t.47、NT、1976、
p.p.60〜63)。るつぼの内面は、電気絶縁材料で
作られており、更に詳しくはマグネサイト・ライ
ニングを施されており、それによつてプラズマ発
生装置の回路を誘導ヒーターの回路から電気的に
絶縁している。
るつぼの底部には、プラズマ発生装置の回路を
完結させるための底部電極が設けられている。誘
導ヒーターは出力周波数150Hzの単相電源に接続
されている。溶解をるつぼ全体に亘つて撹拌する
ために、3つの誘導ヒーターを有する三相電磁装
置が設けられており、各誘導ヒーターは周波数60
Hzの三相電源の各相に接続されている。三相電磁
装置によつて、溶湯の循環を2径路から単一径路
へおよびその逆に変換することができる。単一径
路の循環の方向は、電源回路内で適当な切り換え
を行なうことによつて直ちに変えることができ
る。
このような誘導プラズマ炉は炉の構造が複雑で
あり、全体として大型になり、コスト的にも高
く、かつ装入材料の溶解期間に消費される最大出
力が小さい。
このような溶湯撹拌方式は、溶湯の循環を金属
もしくは合金の溶解における他の過程段階に適合
させることができない。たとえば、スラグの除去
および形成については、特にスラグを複数回形成
する場合には、金属上部の溶湯の運動を噴出口の
方へ向ける必要がある。更に、このような炉では
循環の特性と強度を、たとえば水平面から鉛直面
へ変えることができない。
発明の開示 本発明の基本的な課題は、溶解過程の段階に応
じて予め設定された溶湯循環の特性を提供するこ
とによつて誘導プラズマ炉の生産量を増加させる
ようなるつぼ構造およびるつぼとプラズマ発生装
置とを接続を有する誘導プラズマ炉を提供するこ
とである。
この課題は、本発明にしたがえば、円筒状の側
壁を有する溶解るつぼを収容した誘導ヒーター
と、該るつぼに収容された溶湯を通つて電気回路
が完結する電気アークプラズマ発生装置とを含ん
で成る誘導プラズマ炉において、該るつぼの側壁
が鉛直配設された導電性材料の部分要素によつて
形成されており、該部分要素は相互に電気的に絶
縁されており、該部分要素の少なくとも1つは、
該プラズマ発生装置のアークの電流の方向が該る
つぼの該部分要素の電流の方向と同方向または逆
方向となるように、該プラズマ発生装置の電気回
路と直列に接続されていることを特徴とする誘導
プラズマ炉によつて達成される。
このような誘導プラズマ炉のるつぼ構造によれ
ば、誘導ヒーターの電流と溶解るつぼ部分要素の
電流とによつて形成された磁界と溶湯中の諸電流
との電磁的な相互作用によつて、金属もしくは合
金の溶解過程の必要な段階に応じて、予め設定さ
れた溶湯循環を行なうことができる。したがつ
て、開示したるつぼ構造によれば、炉の構造を複
雑にすることなく、金属もしくは合金の溶解過程
の段階に応じて、誘導プラズマ炉において必要な
特性の溶湯循環を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
以下に、本発明を添付図面と関係づけて特定の
実施態様を参照して説明する。
第1図は、プラズマ発生装置のアークの電流の
方向とるつぼ部分要素の電流の方向とが同方向と
なるようにるつぼ部分要素の1つがプラズマ発生
装置の電気回路内に接続されている本発明に従つ
た誘導プラズマ炉を模式的に示す縦断面図、 第2図は、本発明に従つた第1図の線−に
沿つた断面図、 第3図は、プラズマ発生装置のアークの電流の
方向とるつぼ部分要素の電流の方向とが逆方向と
なるようにるつぼ部分要素の1つがプラズマ発生
装置の電気回路内に接続されている本発明に従つ
た誘導プラズマ炉を模式的に示す縦断面図、 第4図は、プラズマ発生装置のアークの電流の
方向とるつぼ部分要素の電流の方向とが逆方向と
なるようにるつぼ部分要素の6つがプラズマ発生
装置の電気回路内に接続されている本発明に従つ
た誘導プラズマ炉を模式的に示す縦断面図、 第5図は、本発明に従つた第4図の線−に
沿つた断面図、 第6図は、プラズマ発生装置のアークの電流の
方向とるつぼ部分要素の電流の方向とが同方向と
なるようにるつぼ部分要素の全部がプラズマ発生
装置の電気回路内に接続されている本発明に従つ
た誘導プラズマ炉を模式的に示す縦断面図、 第7図は、本発明に従つた第1図の誘導プラズ
マ炉の横断面において、発生する電磁場の側で溶
湯に働く力の作用とそれによる溶湯循環の特性を
示す模式図、 第8図a,bは、本発明に従つた第3図の誘導
プラズマ炉の縦断面において、それぞれプラズマ
発生装置の電気回路に接続されたるつぼ部分要素
の側とそれ以外のるつぼ部分要素の側とで、溶湯
に働く電磁気的な力の作用を示す模式図、 第9図は、本発明に従つた第3図の誘導プラズ
マ炉の縦断面において、溶湯循環の特性を示す模
式図、 第10図a,bは、本発明に従つた第4図の誘
導プラズマ炉の縦断面において、発生した電磁場
によつて溶湯に働く力の作用を示す模式図、 第11図は、本発明に従つた第4図の誘導プラ
ズマ炉の縦断面において、溶湯循環の特性を示す
模式図、 第12図a,bは、本発明に従つた第6図の誘
導プラズマ炉の縦断面において、発生した電磁場
によつて溶湯に働く力の作用を示す模式図、およ
び 第13図は、本発明に従つた第6図の誘導プラ
ズマ炉の縦断面において、溶湯循環の特性を示す
模式図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図において、誘導プラズマ炉は、内側に溶
解るつぼ2を収容した誘導ヒーター1を含む。誘
導ヒーター1は、公知の誘導プラズマ炉と同様
に、るつぼ2を囲んでらせん状の線に沿つて配設
された円形断面もしくは特別な断面形状の管の形
で作られている。溶解るつぼ2は円筒形であり、
その側壁は、導電性材料たとえばサーメツトで作
られ鉛直に配設された部分要素3(第1図および
第2図)によつて形成されている。第1図および
第2図に示した誘導プラズマ炉の実施態様におい
ては5つの部分要素3が示されている。これらの
部分要素3の個数および材質は溶解るつぼ2の全
体的な寸法によつて異なる。部分要素の個数は、
誘導プラズマ炉のエネルギー特性たとえば効率、
出力等を最適にするために、5〜35個の範囲で選
択することが望ましい。
部分要素3は他の導電性材料たとえばグラフア
イトや金属で作られていてもよい。部分要素3は
マグネサイト製の電気絶縁層6によつて互に電気
的に絶縁されており、電気絶縁層6は、各部分要
素3同士の間に配設されておりかつるつぼ2の内
側に向いた部分要素3の表面、底部、および部分
要素3の端面にも配設されている。層6の厚さは
電気的絶縁を行なうための材料および方法に依存
する。たとえば、Al2O3で電気的絶縁を行なう場
合には吹き付け法でAl2O3層を形成することがで
きる。
この誘導プラズマ炉は直流で作動する電気アー
クプラズマ発生装置7(第1図)をも含む。プラ
ズマ発生装置7はるつぼ2のカバー8に配設され
ており、プラズマアーク10によつて装入材料9
を加熱し溶解するために用いられる。カバー8の
内面はライニング層11で被覆されている。この
例では、るつぼ2(第1図)の部分12(第2
図)はるつぼ2の部分要素3の近くにあり、弓形
をしており、電気的絶縁は施されていない。この
部分12(第2図)によつて溶湯4(第1図)に
電流が供給され、溶湯4を通つてプラズマ発生装
置7の回路が完結する。
本発明の上記実施態様においては、るつぼ2の
部分要素3のうち、底部5(第1図)の部分12
(第2図)に隣接した1つがプラズマ発生装置7
の電気回路中に接続されている。プラズマ発生装
置7のアーク10を流れる電流の方向は部分要素
3を流れる電流の方向と同方向である(第1図に
おいて電流の方向を矢印で示した)。プラズマ発
生装置7の電流供給端子13,14は電源、すな
わち上記例では直流電源に接続される。
電源として交流電源を用いてもよい。直流プラ
ズマ発生装置を用いる場合には、整流器を介して
交流電源に接続しなくてはならない。交流プラズ
マ発生装置は交流電源からのみ電力供給を受け
る。必要な場合には、誘導ヒーターの電源を交流
電源として用いてもよい。
上記端子の一方たとえば13はるつぼ2の底部
に接続され、もう一方の端子14は部分要素3の
頂部に配設された電流リード部15に接続され、
部分要素3の底部に配設されたもう一方の電流リ
ード部16はプラズマ発生装置7に接続されてい
る。
第3図に示した誘導プラズマ炉の実施態様にお
いては、部分要素3は、部分要素3を流れる電流
の方向とアーク10を流れる電流の方向が逆方向
となるように、プラズマ発生装置7の回路中に接
続されている。この場合には、電流リード部15
は端子13に、プラズマ発生装置7は端子14に
それぞれ接続されている。るつぼ2の底部は電気
的絶縁性の層6で完全に覆れており、プラズマ発
生装置7の回路中に接続された部分要素3の内面
の部分17は電気的絶縁が施されておらず、溶湯
4へ電流を伝達する。
第4図に示した誘導プラズマ炉においては、溶
解るつぼ18が公知方法で作られた誘導ヒーター
19に囲まれており、分割型冷却るつぼを有する
公知の誘導炉と同様に作られた12個の部分要素2
0(第5図)を含んで成る。部分要素20の各々
は金属たとえば銅で作られており、冷却媒体とし
て用い得る水、ガス、または低温液体の循環通路
21を有する。
部分要素20は、るつぼ18の内側に向いた表
面および互に向き合つた表面のそれぞれに吹き付
けられた電気絶縁性材料たとえばAl2O3の層2
2,23によつて、相互に電気的に絶縁されてい
る。るつぼ18の内側に向いた部分要素20の表
面を、たとえばマグネサイトまたはアランダムの
電気絶縁層で付加的に被覆してもよい。
るつぼ18のカバー24はカバー8と同様に作
られている。
第1図と同様に作られた誘導ヒーター19の作
用下で、溶湯4の循環の特性を変えるために、る
つぼ18(第4図)の6個の部分要素20(第5
図)は並列接続され、他の部分要素のそれぞれを
介してプラズマ発生装置7の回路に直列に接続さ
れており、プラズマ発生装置7のアーク10を流
れる電流の方向と上記部分要素20を流れる電流
の方向とが逆方向になるようにしてある。これら
の部分要素20の頂部に配設された電流リード部
25は相互に接続されかつ端子13に接続されて
おり、部分要素20の各々の底部は電流リード部
26を介して底部27に接続されている。底部2
7には冷却媒体の循環のための通路23が設けら
れており、るつぼ18の内側に向いた底部27の
表面には電気的絶縁性の層29が設けられてい
る。
溶湯4に電流を供給するために、リング状でか
つ部分要素20を結合している底部27の部分3
0(第5図)には電気的な絶縁は施されていな
い。
第6図に示した誘導プラズマ炉は第4,5図に
示したものと類似しているが、るつぼ18の部分
要素20の全部がプラズマ発生装置7の回路中に
接続されており、アータ10の電流と部分要素2
0の電流が同方向に流れるようにしてある。その
ために、部分要素20の頂部に配設された電流リ
ード部31は端子14に接続され、部分要素20
の底部に配設された電流リード部32はプラズマ
発生装置7に接続されている。底部27は電気的
絶縁を全く施されておらず、端子13に接続され
ている。
第7,8a,b,10a,b,12a,b図に
おいて、電磁場によつて溶湯4に働く力の作用F
を矢印で示した。第1,2,3,4,5,6図の
誘導プラズマ炉内の溶湯の循環特性を、第7,
9,11,13図において閉塞線「l」で示し
た。
誘導プラズマ炉は次のように作動する。
るつぼ2に固体装入材料9(第1図)を装入
し、カバー8を閉じ、プラズマ発生装置7をアー
ク10の点火の態勢にする。次に誘導ヒーター1
およびプラズマ発生装置7に電圧を引加し、アー
ク10を開始する。
プラズマ発生装置7のアーク10および誘導ヒ
ーター1の電磁場の作用下で装入材料の溶解過程
が開始する。アーク10は装入材料の層を急速に
溶解し、溶湯4の表面とプラズマ発生装置7との
間で形成され、更にその熱を周囲の装入材料に付
与する。装入材料の溶解が進んで溶湯4の量が増
加するに伴つて、アーク10の長さが減少してア
ーク10から溶湯4への熱伝達の条件が悪化す
る。それと同時に、誘導ヒーター1から溶湯4へ
のエネルギーの導入の条件は向上する。装入材料
9の最終的な溶解および溶湯4の再加熱の過程段
階ではエネルギーの主要部分は誘導ヒーター1か
ら導入されるので、溶湯4の循環は自然な2径路
特性であり、この特性は熱−質量交換に対して望
ましい効果を有する。その後で、有害な混入物を
除去するために、スラグの一部を予め設定した手
順でカバー8の特別な穴(図示せず)を通してる
つぼ2の中の再加熱された溶湯4の表面に供給す
る。
スラグを溶湯4の表面全体に均一に分布させか
つ均一に加熱するために、溶湯4の循環の特性を
第7図の閉塞線「l」のようにする必要がある。
そのため、誘導ヒーター1に引加される電圧を
徐々に減少させるかまたは端子13,14に引加
される電圧を徐々に増加させることによつて、前
者の場合には誘導ヒーター1の電流を減少させ後
者の場合にはプラズマ発生装置7の回路の電流を
増加させる。
電流の方向を部分要素3とアーク10(結局溶
湯4)とで同一にすることによつて、プラズマ発
生装置7の回路中に接続された部分要素3の側で
溶湯4(第1図)に働く力の作用F(第7図)を
減少させると、溶湯4はるつぼ2の全体に亘つて
水平面内で循環する。循環の特性をこのようにす
ると、溶湯4の表面にはメニスカスが出現せず、
スラグはプラズマ発生装置7のアーク10の下で
妨害なしに配送され、スラグの溶け落ちおよび加
熱が促進されるので、炉の生産量が増加しかつる
つぼ2の全体で溶湯4の均質性が向上する。この
ようなるつぼ構造の実施態様によれば、誘導ヒー
ター1の電流またはプラズマ発生装置7のアーク
10の電流を徐々に変化させることによつて、溶
湯運動の特性を鉛直面内の循環から水平面内の循
環へ円滑に変えることができる。
高純度の金属もしくは合金の溶解過程ではスラ
グの形成と除去を複数回行なう。第3図に示した
誘導プラズマ炉を用いることによつて、るつぼ2
からのスラグ除去の過程を促進することができ
る。閉塞線「l」(第9図)で示した溶湯の循環
の特性によつて、るつぼ2の全高に亘る溶湯4
(第3図)の撹拌ができる。プラズマ発生装置7
の回路中に接続された部分要素3の頂部の側で、
電気的な絶縁性の層6で被覆された部分要素で
は、溶湯4(第3図)に働く力の作用1(第8
図a)は、電流の方向が部分要素3とアーク10
とで逆方向であるため、部分要素3(第3図)の
残部の側での力の作用2(第8図b)よりも大
きい。
スラグを除去する場所の近くにスラグを集積で
きる循環特性を予め設定するには、誘導ヒーター
1の電流とプラズマ発生装置7の回路の電流を
徐々に変化させて1F2 の関係を変える。
一般的に、高融点の金属もしくは合金、たとえ
ばタングステンの溶解は、冷却されたるつぼ18
(第4,5図)を有する誘導プラズマ炉で行なわ
れる。誘導ヒーター19およびプラズマ発生装置
7に電圧を印加する前に、部分要素20の通路2
1および底部27の通路28に冷却媒体を配送す
べきであり、溶解過程全体を通して冷却媒体の循
環を維持すべきである。誘導ヒーター19および
プラズマ発生装置7に電圧を印加した後に、アー
ク10が点火される。この場合、プラズマ発生装
置7の回路中に接続された部分要素20を流れる
電流の方向は、プラズマ発生装置7のアーク10
を流れる電流の方向と逆方向である。溶湯4の量
が増加するに伴つて、誘導ヒーター19の電磁場
の作用下で溶湯4が強力に撹拌されて溶湯4の表
面は凸形を呈する。この場合、溶湯4を流れるア
ーク10の電流は、プラズマ発生装置の回路中に
接続された、電気的に絶縁された部分要素20の
近くでは溶湯4の表面に沿つて流れる傾向があ
る。
したがつて、部分要素20の電磁場の力の作用
の成分として、るつぼ18の底部27に向う下向
きの成分であつてアーク10および溶湯4を流れ
る電流に作用する成分が溶湯4の頂部に生ずる。
この操作に伴つて、部分要素20の電流によつて
形成された電磁場と溶湯4を流れる電流との間の
同様な協同作用による成分が生ずる。この成分
は、溶湯4の周縁部から中心部に向かつており、
それによつて溶湯4をるつぼ18の部分要素20
から遠ざける力を増加させる。第一に、このこと
によつて熱損失が低減し、部分要素20の電気絶
縁層を破壊から保護し、第二に、このことは溶湯
の柱状体としての高さを増加させるので溶湯4と
装入材料との接触帯域が拡大して溶湯4による装
入材料の吸収および溶解の効果が向上する。その
結果生じて溶湯4(第4図)に働く力の作用
(第10a,b図)によつて、単一径路特性「l」
(第11図)の循環が溶湯4(第4図)を溶湯4
の吸収した装入材料と一緒にアーク10の直下の
軸に沿つて上向きに運ぶため、装入材料の溶け落
ち時間が短縮しかつるつぼ18の全高に亘る撹拌
によつてこの期間の終りまでに溶湯4の均質性が
向上する。
第6図に示した誘導プラズマ炉によれば、最終
的な溶解および溶湯の再加熱の期間において、プ
ラズマ発生装置7のアーク10の電流の方向と同
方向の電流が流れるるつぼ18の部分要素20を
プラズマ発生装置7の回路中に接続することによ
つて、溶湯4(第6図)に働く誘導ヒーター19
の電磁場の力の作用(第12a,b図)を減少
させて、誘導ヒーター19から導入される電力を
増加させることができる。(第12a,b図)
の作用下の循環特性「l」(第13図)は、誘導
ヒーター19の電磁場の作用下の循環特性と類似
しており、ただ溶湯4の循環速度だけが異なる。
この期間に誘導ヒーター19によつて溶湯4に導
入される電力を増加させることによつて炉の生産
量が大幅に向上する。
産業上の利用可能性 本発明の誘導プラズマ炉は、冶金技術におい
て、種々の、望ましくは高温の、金属もしくは合
金、たとえばタングステン系やモリブデン系の合
金の溶解過程を、特に高活性のスラグを多量に用
いて、行なうために用いることができる。
JP61505350A 1986-07-04 1986-07-04 誘導プラズマ炉 Granted JPH01500152A (ja)

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ATE57052T1 (de) 1990-10-15
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