JPH0360887B2 - - Google Patents
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- JPH0360887B2 JPH0360887B2 JP11885782A JP11885782A JPH0360887B2 JP H0360887 B2 JPH0360887 B2 JP H0360887B2 JP 11885782 A JP11885782 A JP 11885782A JP 11885782 A JP11885782 A JP 11885782A JP H0360887 B2 JPH0360887 B2 JP H0360887B2
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 10
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 4
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
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- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D11/00—Process control or regulation for heat treatments
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、スラブ等の被加熱材料を加熱する加
熱炉の炉温設定方法に係るもので、特に被加熱材
料の炉幅方向すなわち長さ方向の温度勾配を所定
の値に確保し、かつ、被加熱材料を目標温度に保
持する炉幅方向の炉温設定方法に関する。
熱炉の炉温設定方法に係るもので、特に被加熱材
料の炉幅方向すなわち長さ方向の温度勾配を所定
の値に確保し、かつ、被加熱材料を目標温度に保
持する炉幅方向の炉温設定方法に関する。
加熱炉たとえば連続スラブ加熱炉(以下、単に
〓加熱炉〓と呼ぶ)ではエネルギーの消費量を最
小に抑えながら被加熱材料(以下〓スラブ〓とい
う)を後工程に適した温度に加熱するとともに目
標の生産量を確保するように操業されなければな
らない。
〓加熱炉〓と呼ぶ)ではエネルギーの消費量を最
小に抑えながら被加熱材料(以下〓スラブ〓とい
う)を後工程に適した温度に加熱するとともに目
標の生産量を確保するように操業されなければな
らない。
第1図は、代表的な加熱炉を示したブロツク図
である。
である。
スラブ1は装入口3から抽出口4まで炉壁10
に囲まれた予熱帯101、加熱帯102、均熱帯
103を通過する間に加熱され抽出目標温度にて
抽出される。各帯の炉内温度計5で検出された炉
内温度は減算器9へ帰還され、各帯の炉温は炉温
制御装置6によりバーナ2を操作し、オペレータ
の設定値θREF gになるよう制御される。また、スラ
ブ1はその長さ方向が加熱炉の炉幅方向になるよ
うに装入される。
に囲まれた予熱帯101、加熱帯102、均熱帯
103を通過する間に加熱され抽出目標温度にて
抽出される。各帯の炉内温度計5で検出された炉
内温度は減算器9へ帰還され、各帯の炉温は炉温
制御装置6によりバーナ2を操作し、オペレータ
の設定値θREF gになるよう制御される。また、スラ
ブ1はその長さ方向が加熱炉の炉幅方向になるよ
うに装入される。
一般に、加熱炉以後の圧延の工程においては、
製品の寸法や品質をよくするため、スラブ長さ方
向の温度勾配を所定の範囲に抑える必要がある。
このため、加熱炉抽出後の各工程におけるスラブ
長さ方向の温度降下分を考慮して、抽出時のスラ
ブ長さ方向の温度に勾配をつける操業が行なわれ
ている。これは加熱炉の炉幅方向つまり在炉スラ
ブにとつては長さ方向の炉内温度に勾配をつける
ことにより実現できる。
製品の寸法や品質をよくするため、スラブ長さ方
向の温度勾配を所定の範囲に抑える必要がある。
このため、加熱炉抽出後の各工程におけるスラブ
長さ方向の温度降下分を考慮して、抽出時のスラ
ブ長さ方向の温度に勾配をつける操業が行なわれ
ている。これは加熱炉の炉幅方向つまり在炉スラ
ブにとつては長さ方向の炉内温度に勾配をつける
ことにより実現できる。
従来、スラブ長さ方向に温度勾配をつける場合
は、オペレータの経験と勘に基づいて炉幅方向の
炉温制御装置の炉温設定を行なつていた。
は、オペレータの経験と勘に基づいて炉幅方向の
炉温制御装置の炉温設定を行なつていた。
さらに、近年、計算機の普及により、加熱炉シ
ステムにも計算機が導入されるようになり、時々
刻々のスラブ温度の計算をはじめ、所定のスラブ
温度を得るための設定炉温の計算等複算な演算処
理が可能になつたが、まだ十分な計算機制御をみ
るに至つていない。
ステムにも計算機が導入されるようになり、時々
刻々のスラブ温度の計算をはじめ、所定のスラブ
温度を得るための設定炉温の計算等複算な演算処
理が可能になつたが、まだ十分な計算機制御をみ
るに至つていない。
ここにおいて本発明は、上記の点に鑑み、スラ
ブの温度を目標値に確保し、スラブの長さ方向の
温度勾配を所定の値に確保する炉温を計算機の演
算により、精度よく設定する手段であり、製品の
寸法、品質の向上に寄与する加熱炉の炉温設定方
法を提供することを、その日的とする。
ブの温度を目標値に確保し、スラブの長さ方向の
温度勾配を所定の値に確保する炉温を計算機の演
算により、精度よく設定する手段であり、製品の
寸法、品質の向上に寄与する加熱炉の炉温設定方
法を提供することを、その日的とする。
本発明は、加熱炉の炉幅方向にその長さ方向が
置かれて装入される被加熱材料の温度及び長さ方
向の温度勾配を炉温制御装置を用いて制御する加
熱炉の炉温設定方法において、 前記加熱炉に装入された被加熱材料の第1の所
定点の所定温度と、 前記第1の所定点より前記長手方向に所定距離
離れた第2の所定点の所定温度と、 前記温度勾配の設定値と、 前記所定点の現在時刻より一定時間後の前記被
加熱材料の目標温度とから、 炉温を算出し設定する ことを特徴とする加熱炉の炉温設定方法である。
置かれて装入される被加熱材料の温度及び長さ方
向の温度勾配を炉温制御装置を用いて制御する加
熱炉の炉温設定方法において、 前記加熱炉に装入された被加熱材料の第1の所
定点の所定温度と、 前記第1の所定点より前記長手方向に所定距離
離れた第2の所定点の所定温度と、 前記温度勾配の設定値と、 前記所定点の現在時刻より一定時間後の前記被
加熱材料の目標温度とから、 炉温を算出し設定する ことを特徴とする加熱炉の炉温設定方法である。
以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
各図面において同一符号は同一もしくは相当部
分とする。
分とする。
第2図に表わす加熱炉を進行しているスラブと
ある帯をA−A′で切つた断面図を第3図に示す。
ただし、説明を簡単にするため、この帯の上部と
下部の炉温は等しい考え、第3図では上部のみを
表わしている。
ある帯をA−A′で切つた断面図を第3図に示す。
ただし、説明を簡単にするため、この帯の上部と
下部の炉温は等しい考え、第3図では上部のみを
表わしている。
第3図に示すように、炉幅方向に炉温制御装置
61,62が2台ある。
61,62が2台ある。
いま、設定炉温θREF g1が与えられると炉内温度計
51、減算器91及び炉温制御装置61によりバ
ーナ21を操作し、炉内温度がθg1に保たれる。
設定炉温θREF g2が与えられた場合にも同様に、炉内
温度計52、減算器92及び炉温制御装置62に
よりバーナ22を操作し、炉内温度θg2に保たれ
る。従つて、2台の炉温制御装置61,62に、
各々設定炉温θREF g1、θREF g2を与えれば、炉幅方向に
炉温勾配をつくることができる。
51、減算器91及び炉温制御装置61によりバ
ーナ21を操作し、炉内温度がθg1に保たれる。
設定炉温θREF g2が与えられた場合にも同様に、炉内
温度計52、減算器92及び炉温制御装置62に
よりバーナ22を操作し、炉内温度θg2に保たれ
る。従つて、2台の炉温制御装置61,62に、
各々設定炉温θREF g1、θREF g2を与えれば、炉幅方向に
炉温勾配をつくることができる。
しかして、炉内温度計51及び52の直下にあ
るスラブ1上の位置をスラブ先端部よりx1及びx2
とし、スラブ上位置x1におけるスラブ上表面温度
をθS1、同位置におけるスラブ厚さ方向の平均温
度(以後、単に平均温度とは厚さ方向の平均温度
という)をθM1、スラブ上位置x2におけるスラブ
上表面温度をθS2、同位置における平均温度をθM2
とする。
るスラブ1上の位置をスラブ先端部よりx1及びx2
とし、スラブ上位置x1におけるスラブ上表面温度
をθS1、同位置におけるスラブ厚さ方向の平均温
度(以後、単に平均温度とは厚さ方向の平均温度
という)をθM1、スラブ上位置x2におけるスラブ
上表面温度をθS2、同位置における平均温度をθM2
とする。
スラブ長さ方向の温度勾配は、スラブ上位置x1
における平均温度θM1と位置x2における平均温度
θM2を結ぶスラブ長さ方向の勾配である。
における平均温度θM1と位置x2における平均温度
θM2を結ぶスラブ長さ方向の勾配である。
従つて、スラブ長さ方向の温度勾配は、スラブ
上位置x1における平均温度θM1と位置x2における
平均温度θM2の差(以後、スラブ長さ方向の温度
差という)ΔθMできまる。すなわち、スラブ長さ
方向の温度勾配を所定の値に確保することは、こ
のスラブ長さ方向の温度差ΔθMを所定の値に確保
することである。
上位置x1における平均温度θM1と位置x2における
平均温度θM2の差(以後、スラブ長さ方向の温度
差という)ΔθMできまる。すなわち、スラブ長さ
方向の温度勾配を所定の値に確保することは、こ
のスラブ長さ方向の温度差ΔθMを所定の値に確保
することである。
本発明は、このスラブ長さ方向の温度差ΔθMを
所定の値に保つ炉温設定値θREF g1及びθREF g2を求める
ことにある。
所定の値に保つ炉温設定値θREF g1及びθREF g2を求める
ことにある。
ここで、時間の経過にともなうスラブ温度の変
化が第4図に示す場合を考える。
化が第4図に示す場合を考える。
現在時刻t0におけるスラブ上位置x1での表面温
度をθS1(t0)、平均温度をθM1(t0)とし、スラブ上
位置x2における表面温度をθS2(t0)、平均温度を
θM2(t0)とする。
度をθS1(t0)、平均温度をθM1(t0)とし、スラブ上
位置x2における表面温度をθS2(t0)、平均温度を
θM2(t0)とする。
一定時間Δt後に、スラブ長さ方向の温度差ΔθM
を所定の温度差ΔθREF Mにし、スラブ上位置x2にお
ける平均温度θM2(t0+Δt)を目標温度θREF Mに確保
する場合を考える。すなわち、スラブ上位置x2に
おける平均温度θM2をスラブの温度の代表点とす
る。
を所定の温度差ΔθREF Mにし、スラブ上位置x2にお
ける平均温度θM2(t0+Δt)を目標温度θREF Mに確保
する場合を考える。すなわち、スラブ上位置x2に
おける平均温度θM2をスラブの温度の代表点とす
る。
ところで、所定のスラブ長さ方向の温度差
ΔθREF Mは加熱炉抽出後の工程における温度降下を
考慮して与えられるものであり、目標温度θREF Mは
抽出時刻に抽出目標温度が確保され、省エネルギ
ーを考慮したスラブ温度昇温パターンより、炉内
スラブ位置毎に与えれらるものである。
ΔθREF Mは加熱炉抽出後の工程における温度降下を
考慮して与えられるものであり、目標温度θREF Mは
抽出時刻に抽出目標温度が確保され、省エネルギ
ーを考慮したスラブ温度昇温パターンより、炉内
スラブ位置毎に与えれらるものである。
時間(t0+Δt)における平均温度θM1(t0+Δt)
は、炉温θg1からの伝熱量q11および炉温θg2からの
伝熱量q21を受けて θM1(t0+Δt) =θM1(t0)+(2/cρhq11+q21)・Δt…(1式) q11=σΦ11{θ4 g1k−θ4 S1k(t0)}…(2式) q21=σΦ21{θ4 g2k−θ4 S1k(t0)}…(3式) となる。ただし、 σはステフアンボルツマン定数、 cは比熱、 ρは密度、 hは厚み、 Φ11は炉温θg1からスラブ上位置x1への実験等に
より求められる熱吸収率 Φ21は炉温θg2からスラブ上位置x2への実験等に
より求められる熱吸収率、 kは絶対温度を示す添字、 である。
は、炉温θg1からの伝熱量q11および炉温θg2からの
伝熱量q21を受けて θM1(t0+Δt) =θM1(t0)+(2/cρhq11+q21)・Δt…(1式) q11=σΦ11{θ4 g1k−θ4 S1k(t0)}…(2式) q21=σΦ21{θ4 g2k−θ4 S1k(t0)}…(3式) となる。ただし、 σはステフアンボルツマン定数、 cは比熱、 ρは密度、 hは厚み、 Φ11は炉温θg1からスラブ上位置x1への実験等に
より求められる熱吸収率 Φ21は炉温θg2からスラブ上位置x2への実験等に
より求められる熱吸収率、 kは絶対温度を示す添字、 である。
このとき、表面温度θS1(t0+Δt)は、本発明に
おいて解明された表面温度とスラブ内部平均温度
に関係づけその平均温度を制御するための熱伝導
解析により、 θS1(t0+Δt) =θM1(t0+Δt)+k1(q11+q21)…(4式) ここに、k1はスラブ1により決る定数である。
と表わすことができる。
おいて解明された表面温度とスラブ内部平均温度
に関係づけその平均温度を制御するための熱伝導
解析により、 θS1(t0+Δt) =θM1(t0+Δt)+k1(q11+q21)…(4式) ここに、k1はスラブ1により決る定数である。
と表わすことができる。
全く同様に、スラブ上位置x2については、
θM2(t0+Δt)
=θM2(t0)+2/cρh(q12+q22)・Δt…(5式)
q12=σΦ12{θ4 g1k−θ4 S2k(t0)}…(6式)
q22=σΦ22{θ4 g2k−θ4 S2k(t0)}…(7式)
ただし、
Φ12は炉温θg1からスラブ上位置x2への熱吸収
率、 Φ22は炉温θg2からスラブ上位置x2への熱吸収
率、 である。
率、 Φ22は炉温θg2からスラブ上位置x2への熱吸収
率、 である。
また、
θS2(t0+Δt)
=θM2(t0+Δt)+k1(q12+q22)…(8式)
となる。
ここで、時刻(t0+Δt)における、所定のスラ
ブ長さ方向の温度差をΔθREF Mとすれば θM1(t0+Δt)=θM2(t0+Δt)+ΔθREF M…(9式
) の関係にあり、時刻(t0+Δt)に目標温度θREF Mに
加熱するためスラブ上位置x2における平均温度
θM2(t0+Δt)は θM2(t0+Δt)=θREF M …(10式) とおく。このとき(9式)と(10式)より、スラ
ブ上位置x1における平均温度θM1(t0+Δt)は θM1(t0+Δt)=θREF M+ΔθREF M …(11式) となる。従つて(2式)、(3式)及び(11式)を
(1式)に代入したものと、(6式)、(7式)及び
(10式)を(5式)に代入したものを連立して、
炉温θg1と炉温θg2について解くと、 θg1=〔cρh/2Δtσ{(Φ22−Φ21)θREF/M
+Φ22ΔθREF/M−Φ22θM1+Φ21θM2}/Φ12Φ22−
Φ12Φ21※ ※+Φ22(Φ11+Φ21)θ4/slk−Φ21(
Φ12+Φ22)θ4/slk/ 〕1/4−273…(12式) θg2=〔cρh/2Δtσ{(Φ12−Φ11)θREF/M
+Φ12ΔθREF/M−Φ12θM1+Φ11θM2}/Φ12Φ21−
Φ11Φ22※ ※+Φ12(Φ11+Φ21)θ4/slk−Φ11(
Φ12+Φ22)θ4/slk/ 〕1/4−273…(13式) となる。
ブ長さ方向の温度差をΔθREF Mとすれば θM1(t0+Δt)=θM2(t0+Δt)+ΔθREF M…(9式
) の関係にあり、時刻(t0+Δt)に目標温度θREF Mに
加熱するためスラブ上位置x2における平均温度
θM2(t0+Δt)は θM2(t0+Δt)=θREF M …(10式) とおく。このとき(9式)と(10式)より、スラ
ブ上位置x1における平均温度θM1(t0+Δt)は θM1(t0+Δt)=θREF M+ΔθREF M …(11式) となる。従つて(2式)、(3式)及び(11式)を
(1式)に代入したものと、(6式)、(7式)及び
(10式)を(5式)に代入したものを連立して、
炉温θg1と炉温θg2について解くと、 θg1=〔cρh/2Δtσ{(Φ22−Φ21)θREF/M
+Φ22ΔθREF/M−Φ22θM1+Φ21θM2}/Φ12Φ22−
Φ12Φ21※ ※+Φ22(Φ11+Φ21)θ4/slk−Φ21(
Φ12+Φ22)θ4/slk/ 〕1/4−273…(12式) θg2=〔cρh/2Δtσ{(Φ12−Φ11)θREF/M
+Φ12ΔθREF/M−Φ12θM1+Φ11θM2}/Φ12Φ21−
Φ11Φ22※ ※+Φ12(Φ11+Φ21)θ4/slk−Φ11(
Φ12+Φ22)θ4/slk/ 〕1/4−273…(13式) となる。
すなわち、現在時刻t0におけるスラブ上位置x1
の平均温度θM1(t0)と表面温度θS1(t0)、位置x2の
平均温度θM2(t0)と表面温度θS2(t0)及び所定の
スラブ長さ方向の温度差ΔθREF Mと目標温度θREF Mよ
り、(12式)と(13式)で炉温θg1と炉温θg2を求
め、各々、炉幅方向の炉温制御装置61,62の
設定値をθREF g1、θREF g2とすれば、現在時刻t0よりΔ
t
時間で所定のスラブ長さ方向温度勾配をつけるこ
とができ、かつ、スラブ温度を目標温度に確保す
ることができる。
の平均温度θM1(t0)と表面温度θS1(t0)、位置x2の
平均温度θM2(t0)と表面温度θS2(t0)及び所定の
スラブ長さ方向の温度差ΔθREF Mと目標温度θREF Mよ
り、(12式)と(13式)で炉温θg1と炉温θg2を求
め、各々、炉幅方向の炉温制御装置61,62の
設定値をθREF g1、θREF g2とすれば、現在時刻t0よりΔ
t
時間で所定のスラブ長さ方向温度勾配をつけるこ
とができ、かつ、スラブ温度を目標温度に確保す
ることができる。
以上は、スラブ1本の長さ方向に温度勾配をつ
ける方法である。
ける方法である。
連続加熱炉では、スラブ1本の長さが短い場合
には炉幅方向に2本のスラブを装入するいわゆる
2列装入が行なわれる。この2列装入の場合に前
述の炉幅方向の炉内温度勾配の考え方を利用すれ
ば、炉幅方向に炉温勾配をつけることによつて、
2本のスラブを独立に目標温度に加熱することが
可能である。
には炉幅方向に2本のスラブを装入するいわゆる
2列装入が行なわれる。この2列装入の場合に前
述の炉幅方向の炉内温度勾配の考え方を利用すれ
ば、炉幅方向に炉温勾配をつけることによつて、
2本のスラブを独立に目標温度に加熱することが
可能である。
以下、第5図を用いてこの本発明の他の実施例
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
炉幅方向に2本のスラブS1,S2が装入されてい
る場合を考え、スラブS1を一定時間Δt1で目標温
度θREF M1に加熱し、スラブS2を一定時間Δt2で目標
温度θREF M2に加熱するための炉幅方向の炉温を求め
ることにする。
る場合を考え、スラブS1を一定時間Δt1で目標温
度θREF M1に加熱し、スラブS2を一定時間Δt2で目標
温度θREF M2に加熱するための炉幅方向の炉温を求め
ることにする。
まず、現在時刻t0におけるスラブS1の平均温度
をθM1(t0)、表面温度をθS1(t0)とし、スラブS2の
平均温度をθM2(t0)、表面温度θS2(t0)とする。
をθM1(t0)、表面温度をθS1(t0)とし、スラブS2の
平均温度をθM2(t0)、表面温度θS2(t0)とする。
いま、スラブS1をΔt1時間で、炉温θg1にて加熱
したとすると、時刻(t0+Δt1)におけるスラブ
S1の平均温度は、(2式)と(3式)の伝熱量
q11、q21を用いて θM1(t0+Δt1) =θM1(t0)+2/c1ρ1h1(q11+q21)Δt1 …(14式) ただし、 c1はスラブS1の比熱、 ρ1はスラブS1の密度、 h1はスラブS1の厚み、 となる。
したとすると、時刻(t0+Δt1)におけるスラブ
S1の平均温度は、(2式)と(3式)の伝熱量
q11、q21を用いて θM1(t0+Δt1) =θM1(t0)+2/c1ρ1h1(q11+q21)Δt1 …(14式) ただし、 c1はスラブS1の比熱、 ρ1はスラブS1の密度、 h1はスラブS1の厚み、 となる。
同様に、スラブS2をΔt2時間で、炉温θg2にて加
熱したとすると時刻(t0+Δt2)におけるスラブ
S2の平均温度は(6式)と(7式)の伝熱量q11、
q22を用いて θM2(t0+Δt2) =θM2(t0)+2/c2ρ2h2(q12+q22)Δt2 …(15式) ただし、 c2はスラブS2の比熱、 ρ2はスラブS2の密度、 h2はスラブS2の厚み、 となる。
熱したとすると時刻(t0+Δt2)におけるスラブ
S2の平均温度は(6式)と(7式)の伝熱量q11、
q22を用いて θM2(t0+Δt2) =θM2(t0)+2/c2ρ2h2(q12+q22)Δt2 …(15式) ただし、 c2はスラブS2の比熱、 ρ2はスラブS2の密度、 h2はスラブS2の厚み、 となる。
従つて、一定時間Δt1でスラブS1を目標温度
θREF M1に焼くために θM1(t0+Δt1)=θREF M1 …(16式) 同様に、一定時間Δt2でスラブS2を目標温度θREF M2
に焼くために θM2(t0+Δt)=θREF M2 …(17式) とおく。
θREF M1に焼くために θM1(t0+Δt1)=θREF M1 …(16式) 同様に、一定時間Δt2でスラブS2を目標温度θREF M2
に焼くために θM2(t0+Δt)=θREF M2 …(17式) とおく。
ここで(2式)、(3式)及び(16式)を(14
式)に代入したものと、(6式)、(7式)及び
(17式)を(15式)に代入したものを連立して、
炉温θg1、θg2について解くことができる。
式)に代入したものと、(6式)、(7式)及び
(17式)を(15式)に代入したものを連立して、
炉温θg1、θg2について解くことができる。
すなわち、第5図でスラブS1をΔt1時間で目標
温度θREF M1に加熱し、スラブS2をΔt2時間で目標温
度θREF M2に加熱するには、上述の手段で決つた炉温
炉温θg1と炉温θg2を各々炉温制御装置61と62
の炉温設定値θREF g1とθREF g2として与えてやればよい
。
温度θREF M1に加熱し、スラブS2をΔt2時間で目標温
度θREF M2に加熱するには、上述の手段で決つた炉温
炉温θg1と炉温θg2を各々炉温制御装置61と62
の炉温設定値θREF g1とθREF g2として与えてやればよい
。
これらは、スラブ上の炉温を独立に設定するこ
とにより始めて可能となるもので、2列装入時の
スラブ温度を各々独立に確保できる点では極めて
有効な方法である。
とにより始めて可能となるもので、2列装入時の
スラブ温度を各々独立に確保できる点では極めて
有効な方法である。
第6図は本発明の一実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
ク図である。
Gは本発明の起動信号でスラブ1を加熱炉から
抽出するとき生起する抽出信号を使用しても一定
周期信号でもよい。信号Gの起動がかかるとまず
スラブ温度演算装置7で現在時刻t0における対象
スラブ1のスラブ上位置x1とx2の平均温度θM1
(t0)、θM2(t0)及び表面温度θS1(t0)、θS2(t0
)を計
算する。このスラブ平均温度と表面温度の計算は
(1式)〜(8式)の関係を用いて計算してもよ
いし、周知の熱伝導方程式を計算機による数値計
算可能な形にして時々刻々計算してもよい。
抽出するとき生起する抽出信号を使用しても一定
周期信号でもよい。信号Gの起動がかかるとまず
スラブ温度演算装置7で現在時刻t0における対象
スラブ1のスラブ上位置x1とx2の平均温度θM1
(t0)、θM2(t0)及び表面温度θS1(t0)、θS2(t0
)を計
算する。このスラブ平均温度と表面温度の計算は
(1式)〜(8式)の関係を用いて計算してもよ
いし、周知の熱伝導方程式を計算機による数値計
算可能な形にして時々刻々計算してもよい。
次に、スラブ温度演算装置7の出力つまりスラ
ブ上位置x1における平均温度θM1(t0)、表面温度
θS1(t0)と、位置x2における平均温度θM2(t0)、表
面温度θS2(t0)と、スラブ温度昇温パターンより
決る目標温度θREF Mと、抽出時に必要なスラブ長さ
方向の温度勾配から決る対象スラブ炉内位置にお
ける所定のスラブ長さ方向の温度差ΔθREF Mとから、
炉幅方向に設定すべき炉温θg1、θg2を(12式)、
(13式)を用いて設定炉温演算装置8で計算する。
この設定炉温演算装置8の出力が、現在時刻t0よ
りΔt時間の間に設定すべき炉温θREF g1、θREF g2とな
る。
ブ上位置x1における平均温度θM1(t0)、表面温度
θS1(t0)と、位置x2における平均温度θM2(t0)、表
面温度θS2(t0)と、スラブ温度昇温パターンより
決る目標温度θREF Mと、抽出時に必要なスラブ長さ
方向の温度勾配から決る対象スラブ炉内位置にお
ける所定のスラブ長さ方向の温度差ΔθREF Mとから、
炉幅方向に設定すべき炉温θg1、θg2を(12式)、
(13式)を用いて設定炉温演算装置8で計算する。
この設定炉温演算装置8の出力が、現在時刻t0よ
りΔt時間の間に設定すべき炉温θREF g1、θREF g2とな
る。
この結果、スラブ上位置x1の直上炉温がθREF g1に
なるよう炉内温度計51及び炉温制御装置61に
よりバーナ21が調節される。同様にスラブ上位
置x2の直上炉温がθREF g2になるよう炉内温度計52
及び炉温制御装置62によりバーナ22が調節さ
れる。
なるよう炉内温度計51及び炉温制御装置61に
よりバーナ21が調節される。同様にスラブ上位
置x2の直上炉温がθREF g2になるよう炉内温度計52
及び炉温制御装置62によりバーナ22が調節さ
れる。
かくして、本発明によれば、スラブを加熱炉か
ら抽出時に、後工程より要求されるスラブ長さ方
向の温度勾配をつけることができる。しかも、計
算機による時々刻々のスラブ温度の計算を行なつ
ているので、対象スラブの厚み変化や指定された
スラブ長さ方向の温度勾配の値の変化に対して、
極めて精度よく炉温設定が可能である。このため
製品の品質、寸法精度の向上が期待できる。
ら抽出時に、後工程より要求されるスラブ長さ方
向の温度勾配をつけることができる。しかも、計
算機による時々刻々のスラブ温度の計算を行なつ
ているので、対象スラブの厚み変化や指定された
スラブ長さ方向の温度勾配の値の変化に対して、
極めて精度よく炉温設定が可能である。このため
製品の品質、寸法精度の向上が期待できる。
第1図は連続スラブ加熱炉の全体を表わす概要
図、第2図は加熱炉のある帯の平面図、第3図は
そのA−A′についての断面図における本発明の
一実施例の説明図、第4図はその各変数の温度一
時間特性図、第5図は本発明の他の実施例の説明
図、第6図は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ツク図である。 1,S1,S2…スラブ、2,21,22…バー
ナ、3…装入口、4…抽出口、5,51,52…
炉内温度計、6,61,62…炉温制御装置、7
…スラブ温度演算装置、8…設定炉温演算装置、
9,91,92…減算器、10…炉壁。
図、第2図は加熱炉のある帯の平面図、第3図は
そのA−A′についての断面図における本発明の
一実施例の説明図、第4図はその各変数の温度一
時間特性図、第5図は本発明の他の実施例の説明
図、第6図は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ツク図である。 1,S1,S2…スラブ、2,21,22…バー
ナ、3…装入口、4…抽出口、5,51,52…
炉内温度計、6,61,62…炉温制御装置、7
…スラブ温度演算装置、8…設定炉温演算装置、
9,91,92…減算器、10…炉壁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炉幅方向に温度勾配をつけることが可能な炉
温制御装置と炉幅方向の炉温を検出する温度計を
備え、 現在時刻より一定時間後に被加熱材料の温度を
目標値に確保し、 被加熱材料の炉幅方向である長さ方向の温度勾
配を所定の値にする炉幅方向の炉温を設定する加
熱炉の炉温設定方法において、 加熱炉の現在時刻での炉幅方向の一方の加熱手
段のある位置の被加熱材料の表面温度から導出さ
れる平均温度と、ならびに炉幅方向の他方の加熱
手段のある位置の被加熱材料の表面温度から導出
される平均温度と、 現在時刻から一定時間後の次の加熱手段のある
位置の被加熱材料の表面温度から導出される平均
温度と、ならびに炉幅方向の他方の加熱手段のあ
る位置の被加熱材料の表面温度から導出される平
均温度と、 所定の被加熱材料長さ方向の温度勾配から、 前記炉幅方向の炉温を設定する ことを特徴とする加熱炉の炉温設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11885782A JPS599125A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 加熱炉の炉温設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11885782A JPS599125A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 加熱炉の炉温設定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS599125A JPS599125A (ja) | 1984-01-18 |
JPH0360887B2 true JPH0360887B2 (ja) | 1991-09-18 |
Family
ID=14746851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11885782A Granted JPS599125A (ja) | 1982-07-08 | 1982-07-08 | 加熱炉の炉温設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599125A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6254024A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-09 | Nippon Steel Corp | 加熱炉の自動燃焼制御方法 |
JP2012237029A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Nippon Steel Corp | 鋳片の加熱方法 |
JP2012237028A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Nippon Steel Corp | 鋳片の加熱方法 |
-
1982
- 1982-07-08 JP JP11885782A patent/JPS599125A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS599125A (ja) | 1984-01-18 |
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