JPH0360702A - 熱回収方法 - Google Patents
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- JPH0360702A JPH0360702A JP1192652A JP19265289A JPH0360702A JP H0360702 A JPH0360702 A JP H0360702A JP 1192652 A JP1192652 A JP 1192652A JP 19265289 A JP19265289 A JP 19265289A JP H0360702 A JPH0360702 A JP H0360702A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は新規な熱回収方法に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は、反応帯域から流出する
比較的低温度の反応混合物における凝縮潜熱の熱回収を
効率よく行うための方法に関するものである。
比較的低温度の反応混合物における凝縮潜熱の熱回収を
効率よく行うための方法に関するものである。
従来の技術
近年、化学工業界においては、省資源やエネルギーコス
トの低減化のために、プラントにおけるエネルギー消費
をできるだけ少なくする努力が払われており、特に最近
では、比較的低温度の蒸気流を処理して、そのエネルギ
ーを効率よく回収する技術の開発が積極的に行われてい
る。
トの低減化のために、プラントにおけるエネルギー消費
をできるだけ少なくする努力が払われており、特に最近
では、比較的低温度の蒸気流を処理して、そのエネルギ
ーを効率よく回収する技術の開発が積極的に行われてい
る。
例えば、スチレンの製造プロセスにおいて、90〜12
0℃の温度に冷却された圧力0.4.−1.2気圧の反
応器流出物で水を蒸発させ、生皮した水蒸気を1゜4〜
2.5気圧程度に圧縮し、この水蒸気をエチルベンゼン
、水及び水蒸気の混合物の調製に利用する方法(西ドイ
ツ公開特許第3,147.323号明細書)、あるいは
同じくスチレンの製造プロセスにおいて、93〜149
°Cの温度に冷却された反応器流出物により、反応器へ
供給するエチルベンゼン/水の共沸混合物を蒸発させた
のち、これを圧縮機により所定の反応圧力を有する反応
器へ供給する方法(特開昭62−255439号公報)
などが知られている。
0℃の温度に冷却された圧力0.4.−1.2気圧の反
応器流出物で水を蒸発させ、生皮した水蒸気を1゜4〜
2.5気圧程度に圧縮し、この水蒸気をエチルベンゼン
、水及び水蒸気の混合物の調製に利用する方法(西ドイ
ツ公開特許第3,147.323号明細書)、あるいは
同じくスチレンの製造プロセスにおいて、93〜149
°Cの温度に冷却された反応器流出物により、反応器へ
供給するエチルベンゼン/水の共沸混合物を蒸発させた
のち、これを圧縮機により所定の反応圧力を有する反応
器へ供給する方法(特開昭62−255439号公報)
などが知られている。
しかしながら、これらの方法においては、エネルギーの
回収を完全に行うことができず、大部分のエネルギーは
通常廃熱として放出されるため、経済的に不利になると
いう欠点がある。
回収を完全に行うことができず、大部分のエネルギーは
通常廃熱として放出されるため、経済的に不利になると
いう欠点がある。
すなわち、このような熱回収方法においては、反応器流
出物の温度が低いほど、該流出物からエネルギーを回収
するには、冷却用脱熱流体の温度を低くしなければなら
ず、したがって、水のような冷却用脱熱流体を用いて、
低温蒸気流からエネルギーを回収しようとする場合、熱
源である反応器流出物の温度が低いために、該冷却用脱
熱流体は圧力を下げないかぎり、熱源より低い温度で沸
騰しないことがあるなどの問題が生じる。一方、熱回収
用に反応器への供給原料であるエチルベンゼン/水のよ
うな共沸混合物を用いる場合、蒸発に必要な熱量がおの
ずから制約されるため、反応器流出物の低温域における
エネルギーを十分に回収することができないという欠点
がある。
出物の温度が低いほど、該流出物からエネルギーを回収
するには、冷却用脱熱流体の温度を低くしなければなら
ず、したがって、水のような冷却用脱熱流体を用いて、
低温蒸気流からエネルギーを回収しようとする場合、熱
源である反応器流出物の温度が低いために、該冷却用脱
熱流体は圧力を下げないかぎり、熱源より低い温度で沸
騰しないことがあるなどの問題が生じる。一方、熱回収
用に反応器への供給原料であるエチルベンゼン/水のよ
うな共沸混合物を用いる場合、蒸発に必要な熱量がおの
ずから制約されるため、反応器流出物の低温域における
エネルギーを十分に回収することができないという欠点
がある。
発明が解決しようとする課題
本発明は、このような事情のもとで、反応帯域から流出
する比較的低温度の反応混合物からの熱回収を、簡単な
手段でかつ効率よく行うための方法を提供することを目
的としてなされたものである。
する比較的低温度の反応混合物からの熱回収を、簡単な
手段でかつ効率よく行うための方法を提供することを目
的としてなされたものである。
課題を解決するための手段
本発明者らは前記目的を達成するために鋭意研究を重ね
た結果、冷却用脱熱流体として沸点の低い共沸組成混合
物を用い、反応帯域から流出する反応混合物をこの共沸
組成混合物と間接的に接触させて熱交換を行わせ、該共
沸組成混合物を気化させ、次いで気化した共沸組成混合
物を前記反応混合物を分留するだめの熱源用熱媒体とし
て利用することにより、その目的を達威しうろことを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
。
た結果、冷却用脱熱流体として沸点の低い共沸組成混合
物を用い、反応帯域から流出する反応混合物をこの共沸
組成混合物と間接的に接触させて熱交換を行わせ、該共
沸組成混合物を気化させ、次いで気化した共沸組成混合
物を前記反応混合物を分留するだめの熱源用熱媒体とし
て利用することにより、その目的を達威しうろことを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
。
すなわち、本発明は、反応帯域から流出する気相又は気
相と液相との混合相から成る反応混合物と共沸組成混合
物とを間接的に接触させて該反応混合物を冷却するとと
もに、共沸組成混合物を気化させ、次いでこの気化した
共沸IIFR,混合物を熱媒体として、前記の冷却され
た反応混合物を分留することを特徴とする熱回収方法を
提供するものである。
相と液相との混合相から成る反応混合物と共沸組成混合
物とを間接的に接触させて該反応混合物を冷却するとと
もに、共沸組成混合物を気化させ、次いでこの気化した
共沸IIFR,混合物を熱媒体として、前記の冷却され
た反応混合物を分留することを特徴とする熱回収方法を
提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の熱回収方法を適用しうるプロセスについては特
に制限はないが、例えば水蒸気の存在下、アルキル芳香
族炭化水素を高温度で接触脱水素して、芳香族ビニル化
合物を製造するプロセス、特にエチルベンゼンの脱水素
によるスチレンの製造プロセスなどに好適である。
に制限はないが、例えば水蒸気の存在下、アルキル芳香
族炭化水素を高温度で接触脱水素して、芳香族ビニル化
合物を製造するプロセス、特にエチルベンゼンの脱水素
によるスチレンの製造プロセスなどに好適である。
このエチルベンゼンの脱水素によるスチレンの製造プロ
セスにおいては、反応帯域から流出する反応混合物の温
度は、通常530〜660 ′Cの範囲の温度にあり、
またその組成は未反応エチルベンゼン、スチレン、水素
、水蒸気及び少量のベンゼン、トルエン、メタン、エタ
ン、−酸化炭素、二酸化炭素、高分子量物質、タールな
どの副生物から戊っている。
セスにおいては、反応帯域から流出する反応混合物の温
度は、通常530〜660 ′Cの範囲の温度にあり、
またその組成は未反応エチルベンゼン、スチレン、水素
、水蒸気及び少量のベンゼン、トルエン、メタン、エタ
ン、−酸化炭素、二酸化炭素、高分子量物質、タールな
どの副生物から戊っている。
本発明においては、前記の反応帯域から流出する反応混
合物を、まず間接的に熱交換することによって、その中
のエチルベンゼン、スチレン、水蒸気などが著しい凝縮
を生じない程度の温度、すなわち90−150℃の範囲
の温度まで冷却したのち、この気相又は気相と液相との
混合相から成る反応混合物に共沸組成混合物を間接的に
接触させて、該反応混合物を冷却すると同時に、共沸組
成混合物を気化させる。次いで、このようにして冷却さ
れた反応混合物を、必要に応じ、さら【こ間接的に熱交
換することによって25〜60’O程度の温度に冷却し
たのち、気相と液相とに分離する。
合物を、まず間接的に熱交換することによって、その中
のエチルベンゼン、スチレン、水蒸気などが著しい凝縮
を生じない程度の温度、すなわち90−150℃の範囲
の温度まで冷却したのち、この気相又は気相と液相との
混合相から成る反応混合物に共沸組成混合物を間接的に
接触させて、該反応混合物を冷却すると同時に、共沸組
成混合物を気化させる。次いで、このようにして冷却さ
れた反応混合物を、必要に応じ、さら【こ間接的に熱交
換することによって25〜60’O程度の温度に冷却し
たのち、気相と液相とに分離する。
そして、気相成分は燃料として、あるいは他の用途のた
めに回収され、一方液相成分は油層と水層とに分離され
たのち、水層はボイラー供給水などとして再使用され、
また油層は蒸留処理によりスチレンをはじめ、各成分に
分けられる。このように、本発明においては、前記の気
化した共沸組成混合物を分留のための熱源用熱媒体とし
て用いる。
めに回収され、一方液相成分は油層と水層とに分離され
たのち、水層はボイラー供給水などとして再使用され、
また油層は蒸留処理によりスチレンをはじめ、各成分に
分けられる。このように、本発明においては、前記の気
化した共沸組成混合物を分留のための熱源用熱媒体とし
て用いる。
次に、本発明の好適な実施態様の1例を添付図面に従っ
て説明する。図は本発明の熱回収方法を利用したスチレ
ン製造プロセスの1例のフローダイヤグラムであって、
スチーム加熱炉lで脱水素反応温度以上の温度に過熱さ
れたスチームは脱水素反応器5に供給される。一方、エ
チルベンゼンはエチルベンゼン気化器2で気化されたの
ち、エチルベンゼン分離器3に導かれ、さらにエチルベ
ンゼン蒸気は、エチルベンゼンに対してて0−OS〜0
.3重量倍程度の量のスチームと混合されたのち、熱交
換器4における脱水素反応流出物との熱交換によって加
熱され、次いで所望に応じ、スーパーヒートスチームに
よって予熱されてから、脱水素反応器5に供給される。
て説明する。図は本発明の熱回収方法を利用したスチレ
ン製造プロセスの1例のフローダイヤグラムであって、
スチーム加熱炉lで脱水素反応温度以上の温度に過熱さ
れたスチームは脱水素反応器5に供給される。一方、エ
チルベンゼンはエチルベンゼン気化器2で気化されたの
ち、エチルベンゼン分離器3に導かれ、さらにエチルベ
ンゼン蒸気は、エチルベンゼンに対してて0−OS〜0
.3重量倍程度の量のスチームと混合されたのち、熱交
換器4における脱水素反応流出物との熱交換によって加
熱され、次いで所望に応じ、スーパーヒートスチームに
よって予熱されてから、脱水素反応器5に供給される。
脱水素反応器5において、エチルベンゼンはスチームの
存在下、通常温度510〜700℃、圧力0.4〜1.
6気圧の条件で脱水素される。この際、スチームはエチ
ルベンゼンに対し、0.6〜2.0重量倍用いるのが有
利である。
存在下、通常温度510〜700℃、圧力0.4〜1.
6気圧の条件で脱水素される。この際、スチームはエチ
ルベンゼンに対し、0.6〜2.0重量倍用いるのが有
利である。
脱水素反応終了後の反応混合物は、脱水素反応器5から
熱交換器4に導かれ、ここでエチルベンゼン蒸気とスチ
ームとの混合物とは間接的に熱交換され、主として顕然
冷却される。熱交換器4を通過した気相又は気相と液相
との混合相から成る反応混合物は熱交換器6に導かれ、
ここで共沸組成混合物と間接的に接触される。これによ
り反応混合物が冷却されると同時に、該共沸組成混合物
が気化される。この際の共沸組成混合物としては、例え
ハ水/ベンゼン、水/トルエン、水/エチルベンゼンな
どが好適である。
熱交換器4に導かれ、ここでエチルベンゼン蒸気とスチ
ームとの混合物とは間接的に熱交換され、主として顕然
冷却される。熱交換器4を通過した気相又は気相と液相
との混合相から成る反応混合物は熱交換器6に導かれ、
ここで共沸組成混合物と間接的に接触される。これによ
り反応混合物が冷却されると同時に、該共沸組成混合物
が気化される。この際の共沸組成混合物としては、例え
ハ水/ベンゼン、水/トルエン、水/エチルベンゼンな
どが好適である。
熱交換器6を通過した反応混合物は熱交換器7に導かれ
、さらに冷却される。この熱交換器7を通過した反応混
合物は気相成分として、水素及び少量のメタン、エタン
、−酸化炭素、二酸化炭素などを液相成分として、スチ
レン、未反応エチルベンゼン、水及び少量のベンゼン、
トルエン、高分子量物質、タールなどを含有しており、
前記気相成分は、通常用いられている方法に従って回収
される。一方、液相成分は油層と水層とに分離されたの
ち、水層は通常オイルストリッパーを通して、ボイラー
供給水などとして再使用され、また油層は粗スチレン1
4として、EB/SMスプリッター9に供給され、エチ
ルベンゼン及び軽質物質を塔頂より回収する。EB/S
Mスプリッター9のボトム液はスチレン塔11に供給さ
れ、塔頂よりスチレンを回収する。このEB/ 3Mス
プリッター9及びスチレン塔11における蒸留分離のた
めのエネルギーは、スチレン精製工程全体の80%以上
を占めている。
、さらに冷却される。この熱交換器7を通過した反応混
合物は気相成分として、水素及び少量のメタン、エタン
、−酸化炭素、二酸化炭素などを液相成分として、スチ
レン、未反応エチルベンゼン、水及び少量のベンゼン、
トルエン、高分子量物質、タールなどを含有しており、
前記気相成分は、通常用いられている方法に従って回収
される。一方、液相成分は油層と水層とに分離されたの
ち、水層は通常オイルストリッパーを通して、ボイラー
供給水などとして再使用され、また油層は粗スチレン1
4として、EB/SMスプリッター9に供給され、エチ
ルベンゼン及び軽質物質を塔頂より回収する。EB/S
Mスプリッター9のボトム液はスチレン塔11に供給さ
れ、塔頂よりスチレンを回収する。このEB/ 3Mス
プリッター9及びスチレン塔11における蒸留分離のた
めのエネルギーは、スチレン精製工程全体の80%以上
を占めている。
前記熱交換器6において、冷却用脱熱流体として用いら
れる共沸組成混合物としては、水/ベンゼン系では、ベ
ンゼンに対する水の重量比が0.05〜0.30.好ま
しくは0.08〜0.12の範囲にあるものが望ましく
、水/トルエン系では、トルエンに対する水の重量比が
0.10〜0.40、好ましくは0.20〜0.30の
範囲にあるものが望ましい。一方、水/エチルベンゼン
系ではエチルベンゼンに対する水の重量比が0.30〜
0.60、好ましくは0゜40〜0.50の範囲にある
ものが望ましい。このような共沸組成混合物は、水/ベ
ンゼン系では0.26〜1気圧の圧力において、36〜
69℃の範囲の沸点を有し、水/トルエン系では0.2
6〜0.54気圧において、53〜69℃の範囲の沸点
を有する。また、水/エチルベンゼン系では0.26〜
0.39の圧力において、61〜69℃の範囲の沸点を
有する。
れる共沸組成混合物としては、水/ベンゼン系では、ベ
ンゼンに対する水の重量比が0.05〜0.30.好ま
しくは0.08〜0.12の範囲にあるものが望ましく
、水/トルエン系では、トルエンに対する水の重量比が
0.10〜0.40、好ましくは0.20〜0.30の
範囲にあるものが望ましい。一方、水/エチルベンゼン
系ではエチルベンゼンに対する水の重量比が0.30〜
0.60、好ましくは0゜40〜0.50の範囲にある
ものが望ましい。このような共沸組成混合物は、水/ベ
ンゼン系では0.26〜1気圧の圧力において、36〜
69℃の範囲の沸点を有し、水/トルエン系では0.2
6〜0.54気圧において、53〜69℃の範囲の沸点
を有する。また、水/エチルベンゼン系では0.26〜
0.39の圧力において、61〜69℃の範囲の沸点を
有する。
前記熱交換器6で気化した共沸組成混合物は、圧縮a8
によって必要な温度レベルまで昇圧され、EB/ 3M
スプリッター9及びスチレン塔11のそれぞれのりボイ
ラー10及び12に熱源用熱媒体として供給される。
によって必要な温度レベルまで昇圧され、EB/ 3M
スプリッター9及びスチレン塔11のそれぞれのりボイ
ラー10及び12に熱源用熱媒体として供給される。
本発明の熱回収方法は、このようなエチルベンゼンの脱
水素によるスチレンの製造プロセス以外に、例えばp−
エチルトルエンの脱水素によるp−ビニルトルエンの製
造プロセスやジエチルベンゼンの脱水素によるジビニル
ベンゼンの製造プロセスなどにも適用できるが、もちろ
ん、これらに限定されるものではない。
水素によるスチレンの製造プロセス以外に、例えばp−
エチルトルエンの脱水素によるp−ビニルトルエンの製
造プロセスやジエチルベンゼンの脱水素によるジビニル
ベンゼンの製造プロセスなどにも適用できるが、もちろ
ん、これらに限定されるものではない。
発明の効果
本発明によると、冷却用脱熱流体として沸点の低い共沸
組成混合物を用い、反応帯域から流出する反応混合物と
この共沸組成混合物との間接的接触による熱交換によっ
て、該共沸組成混合物を気化させ、次いで気化した共沸
組成混合物を前記反応混合物を分留するための熱源用熱
媒体として利用することにより、反応帯域から流出する
比較的低温度の反応混合物からの熱回収を容易にかつ十
分に効率よく行うことができる。
組成混合物を用い、反応帯域から流出する反応混合物と
この共沸組成混合物との間接的接触による熱交換によっ
て、該共沸組成混合物を気化させ、次いで気化した共沸
組成混合物を前記反応混合物を分留するための熱源用熱
媒体として利用することにより、反応帯域から流出する
比較的低温度の反応混合物からの熱回収を容易にかつ十
分に効率よく行うことができる。
このような本発明の熱回収方法は、例えばエチルベンゼ
ンの脱水素によるスチレンの製造プロセスなどに好適に
利用することができる。
ンの脱水素によるスチレンの製造プロセスなどに好適に
利用することができる。
実施例
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこの例によってなんら限定されるものではない
。
本発明はこの例によってなんら限定されるものではない
。
実施例
図面に示す装置において、原料のエチルベンゼンをエチ
ルベンゼン気化器2に供給して気化し、エチルベンゼン
分離器3に導く。気化したエチルベンゼンは、その0.
2重量倍のスチームと混合され、熱交換器4において脱
水素反応器流出物との熱交換によって、約550℃に加
熱される。次いで、このエチルベンゼン/スチーム混合
物は、加熱炉lでスーパーヒートされたエチルベンゼン
に対して1.3重量倍量のスチーム(反応器入口前では
約710℃)と脱水素反応器入口付近で混合され、脱水
素反応器5へ供給される。
ルベンゼン気化器2に供給して気化し、エチルベンゼン
分離器3に導く。気化したエチルベンゼンは、その0.
2重量倍のスチームと混合され、熱交換器4において脱
水素反応器流出物との熱交換によって、約550℃に加
熱される。次いで、このエチルベンゼン/スチーム混合
物は、加熱炉lでスーパーヒートされたエチルベンゼン
に対して1.3重量倍量のスチーム(反応器入口前では
約710℃)と脱水素反応器入口付近で混合され、脱水
素反応器5へ供給される。
脱水素反応″m5から流出する温度約590℃、圧力的
0.6気圧の反応混合物は熱交換器(頭熱冷却器)4に
導かれ、約130℃に冷却されたのち、さらに熱交換器
7で約35℃に冷却される。液化分離された粗スチレン
14はスチレン精製工程へ送られ、EB/ 5Mスプリ
ッター9及びスチレン塔11によって分留される。
0.6気圧の反応混合物は熱交換器(頭熱冷却器)4に
導かれ、約130℃に冷却されたのち、さらに熱交換器
7で約35℃に冷却される。液化分離された粗スチレン
14はスチレン精製工程へ送られ、EB/ 5Mスプリ
ッター9及びスチレン塔11によって分留される。
一方、熱交換器6には、冷却用脱熱流体として水/ベン
ゼン混合液(重量比的0.1/ 1 )が供給され、熱
交換器4からの反応混合物との間接的熱交換によって、
該水/ベンゼン混合液は約l気圧の圧力下、69°Cで
気化する。この気化した水/ベンゼン混合蒸気は圧縮機
8によって2.4気圧に圧縮され、95℃の温度まで高
められたのち、スチレン精製工程のEB/ 5Mスプリ
ッター9のりボイラー10及びスチレン塔11のリボイ
ラー12へ、熱源用熱媒体として供給される。
ゼン混合液(重量比的0.1/ 1 )が供給され、熱
交換器4からの反応混合物との間接的熱交換によって、
該水/ベンゼン混合液は約l気圧の圧力下、69°Cで
気化する。この気化した水/ベンゼン混合蒸気は圧縮機
8によって2.4気圧に圧縮され、95℃の温度まで高
められたのち、スチレン精製工程のEB/ 5Mスプリ
ッター9のりボイラー10及びスチレン塔11のリボイ
ラー12へ、熱源用熱媒体として供給される。
この際、共沸組成混合物の圧縮動力を軽減するため、E
B/SMスプリッター9及びスチレン塔11を充填塔な
どにすることによって、塔のボトム温度をできるだけ下
げることが有利である。
B/SMスプリッター9及びスチレン塔11を充填塔な
どにすることによって、塔のボトム温度をできるだけ下
げることが有利である。
図は本発明の熱回収方法を適用したスチレン製造プロセ
スの1例の70−ダイヤグラムであって、図中符号1は
スチーム加熱炉、2はスチーム気化器、4.6及び7は
熱交換器、5は脱水素反応器、8は圧WI機、9はEB
/ 3Mスプリッター 11はスチレン塔、 0及び12はリボイラーである。
スの1例の70−ダイヤグラムであって、図中符号1は
スチーム加熱炉、2はスチーム気化器、4.6及び7は
熱交換器、5は脱水素反応器、8は圧WI機、9はEB
/ 3Mスプリッター 11はスチレン塔、 0及び12はリボイラーである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 反応帯域から流出する気相又は気相と液相との混合
相から成る反応混合物に共沸組成混合物を間接的に接触
させて該反応混合物を冷却するとともに、共沸組成混合
物を気化させ、次いでこの気化した共沸組成混合物を熱
媒体として、前記の冷却された反応混合物を分留するこ
とを特徴とする熱回収方法。 2 反応帯域から留出する反応混合物が、水蒸気の存在
下、アルキル芳香族炭化水素を高温度で接触脱水素する
ことにより得られたものである請求項1記載の熱回収方
法。 3 アルキル芳香族炭化水素がエチルベンゼンである請
求項2記載の熱回収方法。 4 共沸組成混合物が水とベンゼンとから成るものであ
る請求項1、2又は3記載の熱回収方法。 5 共沸組成混合物が水とトルエンとから成るものであ
る請求項1、2又は3記載の熱回収方法。 6 共沸組成混合物が水とエチルベンゼンとから成るも
のである請求項1、2又は3記載の熱回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1192652A JPH0360702A (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 熱回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1192652A JPH0360702A (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 熱回収方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0360702A true JPH0360702A (ja) | 1991-03-15 |
Family
ID=16294804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1192652A Pending JPH0360702A (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 熱回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0360702A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115210506A (zh) * | 2020-02-24 | 2022-10-18 | 雷斯皮雷科有限责任公司 | 通风装置 |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP1192652A patent/JPH0360702A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115210506A (zh) * | 2020-02-24 | 2022-10-18 | 雷斯皮雷科有限责任公司 | 通风装置 |
CN115210506B (zh) * | 2020-02-24 | 2024-04-16 | 雷斯皮雷科有限责任公司 | 通风装置 |
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