JPH0359639B2 - - Google Patents
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- JPH0359639B2 JPH0359639B2 JP56203425A JP20342581A JPH0359639B2 JP H0359639 B2 JPH0359639 B2 JP H0359639B2 JP 56203425 A JP56203425 A JP 56203425A JP 20342581 A JP20342581 A JP 20342581A JP H0359639 B2 JPH0359639 B2 JP H0359639B2
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- JP
- Japan
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- diaphragm
- speaker
- holder
- soft porous
- bracket
- Prior art date
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Links
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- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 4
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- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R7/00—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
- H04R7/26—Damping by means acting directly on free portion of diaphragm or cone
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、振動板に音響抵抗器を設けたスピー
カに関する。
カに関する。
従来、一般にコーン・スピーカ又はドーム・ス
ピーカでは、主にボイス・コイルに発生する電磁
力によつて制動を行なうことによりスピーカの過
渡特性の改善を図つている。
ピーカでは、主にボイス・コイルに発生する電磁
力によつて制動を行なうことによりスピーカの過
渡特性の改善を図つている。
コイルの電磁力による制動の場合、ネツトワー
クやアツテネータを介してアンプに接続して使用
すると、一定の周波数領域で制動力が減少し、制
動不足となり、過渡特性が劣化するという欠点が
ある。
クやアツテネータを介してアンプに接続して使用
すると、一定の周波数領域で制動力が減少し、制
動不足となり、過渡特性が劣化するという欠点が
ある。
ネツトワークは電気的入力をツイータ、スコー
カ等の各々の使用帯域に分割するものであり、そ
れぞれの周波数帯に分割するクロスオーバー周波
数での電気入力の減衰は通常−3dbであるが、使
用帯域外ではそれ以上となる。
カ等の各々の使用帯域に分割するものであり、そ
れぞれの周波数帯に分割するクロスオーバー周波
数での電気入力の減衰は通常−3dbであるが、使
用帯域外ではそれ以上となる。
従つて、使用帯域外では、スピーカとアンプと
の間に電気入力減衰のための大きな抵抗(インピ
ーダンス)が入ることになるので、電磁力による
制動が働かず、制動力が不足することになり、過
渡特性が劣化する。
の間に電気入力減衰のための大きな抵抗(インピ
ーダンス)が入ることになるので、電磁力による
制動が働かず、制動力が不足することになり、過
渡特性が劣化する。
ハード・ドームの高域分割振動及び振動板が一
体となつて動くピストン振動の制動方法として、
振動板の裏側に発泡ゴム等を貼り付けたり、振動
板の裏側の空間に柔らかい吸音材を入れて振動板
に触れさせ、制動抵抗として働かせたりするもの
が知られているが、これらは周波数特性や過度特
性の改善には余り効果的ではなかつた。
体となつて動くピストン振動の制動方法として、
振動板の裏側に発泡ゴム等を貼り付けたり、振動
板の裏側の空間に柔らかい吸音材を入れて振動板
に触れさせ、制動抵抗として働かせたりするもの
が知られているが、これらは周波数特性や過度特
性の改善には余り効果的ではなかつた。
又、特開昭54−150121号公報には、振動板上に
粘弾性体を介して機械素子を取付け、これにより
振動板の分割共振を防止する技術が開示されてい
る。
粘弾性体を介して機械素子を取付け、これにより
振動板の分割共振を防止する技術が開示されてい
る。
この考案は、振動板の分割振動の抑制を目的と
したものである。この考案では、機械素子のいず
れの部位もスピーカのフレーム等に固定されてお
らず、振動板と一体となつて機械素子が動く構造
となつているため、振動板全体の等価質量を増大
させることになる。
したものである。この考案では、機械素子のいず
れの部位もスピーカのフレーム等に固定されてお
らず、振動板と一体となつて機械素子が動く構造
となつているため、振動板全体の等価質量を増大
させることになる。
又、実開昭56−6192号公報には、スピーカの振
動板の外周とフレームとの間に、中心孔を有する
円板状で、通気性と吸音特性とを有する弾性部材
の外周縁をフレームに固定すると共に、その内周
縁を振動板の外周に固着する技術が示されてい
る。
動板の外周とフレームとの間に、中心孔を有する
円板状で、通気性と吸音特性とを有する弾性部材
の外周縁をフレームに固定すると共に、その内周
縁を振動板の外周に固着する技術が示されてい
る。
然しながらこの考案も振動板の分割振動の抑制
を目的としたものであり、スピーカのフレームに
その外周を固定した弾性材から成る環状平板の内
周縁を振動板の分割振動を発生し易い外周縁に固
着することにめより分割振動の抑制を図つたもの
であり、この場合も振動板全体の等価質量が増大
することになる。
を目的としたものであり、スピーカのフレームに
その外周を固定した弾性材から成る環状平板の内
周縁を振動板の分割振動を発生し易い外周縁に固
着することにめより分割振動の抑制を図つたもの
であり、この場合も振動板全体の等価質量が増大
することになる。
又、実開昭54−181924号公報には、平板スピー
カにおいて、吸音性の弾性材料から成る環状平板
で、その外径より小さく、内径がボイスコイルの
外径より大きい支持部材を、上記平板状振動板と
フレームの間に挿入し、その両面をそれぞれ平板
状振動板とフレームの間に挿入し、その両面をそ
れぞれ平板状振動板とフレームとに接着して、振
動板の横振れを防止し、かつ、フレームと振動板
との間の定在波を吸収する技術が示されている。
カにおいて、吸音性の弾性材料から成る環状平板
で、その外径より小さく、内径がボイスコイルの
外径より大きい支持部材を、上記平板状振動板と
フレームの間に挿入し、その両面をそれぞれ平板
状振動板とフレームの間に挿入し、その両面をそ
れぞれ平板状振動板とフレームとに接着して、振
動板の横振れを防止し、かつ、フレームと振動板
との間の定在波を吸収する技術が示されている。
この考案の目的は、従来の平板スピーカで用い
たダンパーに代えて、弾性材料の支持部材を用
い、平板スピーカの振動板のダンパー機能の代わ
りをさせ横振れ防止を計つたものであり、この場
合も、弾性材料を振動板に付加するため振動板全
体の等価質量を増大させる。
たダンパーに代えて、弾性材料の支持部材を用
い、平板スピーカの振動板のダンパー機能の代わ
りをさせ横振れ防止を計つたものであり、この場
合も、弾性材料を振動板に付加するため振動板全
体の等価質量を増大させる。
然しながら、この種従来の考案は、いずれも振
動板が一体となつて動くピストン振動に対する音
響的制動を好適とするものではなく、又、振動板
の等価質量が増大するため、スピーカの周波数特
性及び過渡特性が悪くなり、音響歪みを生ずると
云う問題点があつた。
動板が一体となつて動くピストン振動に対する音
響的制動を好適とするものではなく、又、振動板
の等価質量が増大するため、スピーカの周波数特
性及び過渡特性が悪くなり、音響歪みを生ずると
云う問題点があつた。
本発明は、叙上の観点に立つてなされたもので
あり、本発明の目的とするところは、スピーカの
制動力不足、特にネツトワーク使用のスピーカに
おいて、使用帯域外で発生する電磁不足による過
渡特性の悪化を改善するため、振動板全体が一体
となつて動くピストン振動に対する音響的制動力
を発生させて、周波数特性及び過渡特性を大幅に
向上させることにある。
あり、本発明の目的とするところは、スピーカの
制動力不足、特にネツトワーク使用のスピーカに
おいて、使用帯域外で発生する電磁不足による過
渡特性の悪化を改善するため、振動板全体が一体
となつて動くピストン振動に対する音響的制動力
を発生させて、周波数特性及び過渡特性を大幅に
向上させることにある。
而して、本発明の目的は、
コーンスピーカ又はドームスピーカにおいて、
それらのフレームなどの固定部の適宜の位置に設
けられるブラケツトと、そのブラケツトにより振
動板に略平行に接近して設けられるホルダーと、
内部に互いに連通する狭隘な空気流通路を多数、
高密度で包含し、上記ホルダーと振動板との間の
空間に充填される軟質多孔体とから成る音響抵抗
器とを設けることにより達成される。
それらのフレームなどの固定部の適宜の位置に設
けられるブラケツトと、そのブラケツトにより振
動板に略平行に接近して設けられるホルダーと、
内部に互いに連通する狭隘な空気流通路を多数、
高密度で包含し、上記ホルダーと振動板との間の
空間に充填される軟質多孔体とから成る音響抵抗
器とを設けることにより達成される。
而して、この軟質多孔体は、例えば海綿状、繊
維状、不織布状などの物体であり、自由状態又は
適宜に圧縮された状態でホルダーと振動板の間の
空間に充填されるものである。
維状、不織布状などの物体であり、自由状態又は
適宜に圧縮された状態でホルダーと振動板の間の
空間に充填されるものである。
而して、その軟質多孔体が振動板の振動に伴つ
て圧縮又は膨張せしめられるときは、その内部の
空気流通路に含まれる気体が軟質多孔体の内部か
ら外部へ流出し、又はその逆に外部から内部に吸
入され、この空気の流動に伴なう空気の粘性抵抗
により振動板に制動力が与えられ、これにより振
動板のピストン振動が効果的に制動されるので、
スピーカの過渡特性が改善される。
て圧縮又は膨張せしめられるときは、その内部の
空気流通路に含まれる気体が軟質多孔体の内部か
ら外部へ流出し、又はその逆に外部から内部に吸
入され、この空気の流動に伴なう空気の粘性抵抗
により振動板に制動力が与えられ、これにより振
動板のピストン振動が効果的に制動されるので、
スピーカの過渡特性が改善される。
この振動板に与えられる制動力は、スピーカ本
来の音響特性や振動板の形状などの外、軟質多孔
体の空〓比、厚み、厚み方向の投影図形の形状と
面積、軟質多孔体内の空気流通路の有効断面積及
び流路長などにより相当複雑に変化するものであ
り、そのため、軟質多孔体の諸元は、スピーカの
構造及び特性に合わせて実験的に定める必要があ
る。
来の音響特性や振動板の形状などの外、軟質多孔
体の空〓比、厚み、厚み方向の投影図形の形状と
面積、軟質多孔体内の空気流通路の有効断面積及
び流路長などにより相当複雑に変化するものであ
り、そのため、軟質多孔体の諸元は、スピーカの
構造及び特性に合わせて実験的に定める必要があ
る。
スピーカの音質を向上させるため特に重要な要
素は、このホルダと振動板の距離、即ち、その間
に充填される軟質多孔体の厚みであり、またその
厚みの均一性である。このホルダと振動板の距離
が過大であると、振動を抑制するのに必要な制動
力が得られなくなり、又逆に、この距離が小さ過
ぎると振動板の正常な振動が損なわれ、却つて音
質が悪化することとなる。
素は、このホルダと振動板の距離、即ち、その間
に充填される軟質多孔体の厚みであり、またその
厚みの均一性である。このホルダと振動板の距離
が過大であると、振動を抑制するのに必要な制動
力が得られなくなり、又逆に、この距離が小さ過
ぎると振動板の正常な振動が損なわれ、却つて音
質が悪化することとなる。
又、ホルダと振動板が平行でなく、両者の距離
が均一でないと、比較的距離の大きい部分では制
動力が不足し、逆に小さい部分では音響歪が発生
することとなるため、平行の場合に比して制動力
が効果的に得られない上に、歪が多くなり、ま
た、振動板の制動力も不均一となるため、振動を
効果的に抑制するという本発明の目的が達成でき
なくなる。
が均一でないと、比較的距離の大きい部分では制
動力が不足し、逆に小さい部分では音響歪が発生
することとなるため、平行の場合に比して制動力
が効果的に得られない上に、歪が多くなり、ま
た、振動板の制動力も不均一となるため、振動を
効果的に抑制するという本発明の目的が達成でき
なくなる。
従つて、ホルダーは振動板と平行に設けること
が必要である。
が必要である。
叙上の如く構成することにより、ブラケツトを
介して固定部に取り付けられるホルダーと振動板
との間に設けられた軟質多孔体により音響抵抗を
発生させ、振動板のピストン運動を制動させ、周
波数特性及び過渡特性を大幅に向上させることが
できる。
介して固定部に取り付けられるホルダーと振動板
との間に設けられた軟質多孔体により音響抵抗を
発生させ、振動板のピストン運動を制動させ、周
波数特性及び過渡特性を大幅に向上させることが
できる。
今、軟質多孔体空気に対する流動抵抗係数を一
定とすると、振動板の一定の振動に起因する空〓
即ち、空気流通路内の空気の圧力変動の振幅は、
振動板の振幅に略比例し、ホルダーと振動板の距
離に略逆比例するものと考えられる。
定とすると、振動板の一定の振動に起因する空〓
即ち、空気流通路内の空気の圧力変動の振幅は、
振動板の振幅に略比例し、ホルダーと振動板の距
離に略逆比例するものと考えられる。
この圧力変動は一方では軟質多孔体内の空気の
流動を生じ、他の一方では振動板の振動に対する
抵抗力となる。
流動を生じ、他の一方では振動板の振動に対する
抵抗力となる。
軟質多孔体内の空気流動に対する流動抵抗係数
を増大にすれば、大きな制動力が得られる。
を増大にすれば、大きな制動力が得られる。
而して、この抵抗係数を増すには、軟質多孔体
を緻密にすること、その制動板に接する面積を増
加して空気の流動路を長くすること、などが考え
られるが、これらは何れも適切ではない。
を緻密にすること、その制動板に接する面積を増
加して空気の流動路を長くすること、などが考え
られるが、これらは何れも適切ではない。
この様な方法を採用すると、振動板全体の等価
質量が増大するばかりでなく、振動板に対する機
械的拘束力が増大するので、却つて音質が損なわ
れる。
質量が増大するばかりでなく、振動板に対する機
械的拘束力が増大するので、却つて音質が損なわ
れる。
従つて、振動板全体の等価質量を増大させるこ
となく有効な制動力を得るため、本発明に於いて
は、軟質多孔体と振動板とが接する面積を少なく
して軟質多孔体の使用量を最少限に制限し、然も
充分強力な制動力を発生させようとするものであ
る。
となく有効な制動力を得るため、本発明に於いて
は、軟質多孔体と振動板とが接する面積を少なく
して軟質多孔体の使用量を最少限に制限し、然も
充分強力な制動力を発生させようとするものであ
る。
そのため、本発明に於いては、振動板に近接し
てホルダーを設け、そのホルダーと振動板の間に
軟質多孔体を充填する。
てホルダーを設け、そのホルダーと振動板の間に
軟質多孔体を充填する。
以下、図面により本発明の詳細を具体的に説明
する。
する。
第1図は、本発明に係るスピーカの一実施例を
示す断面図、第2図は他の実施例を示す断面図で
ある。
示す断面図、第2図は他の実施例を示す断面図で
ある。
先ず、第1図に就いて説明する。
第1図中、1はコーン・スピーカ、2はマグネ
ツト、3はポール・ピース、4はヨーク・プレー
ト、6は振動板、7は上記振動板6の外周を支持
するエツジ、8は上記振動板6の中心部を支持す
るダンパ、9は上記振動板6の下部に取り付けら
れたボイスコイル、10はセンタ・キヤツプ、1
1はフレーム、12は上記振動板6の後面に取り
付けた音響抵抗器である。
ツト、3はポール・ピース、4はヨーク・プレー
ト、6は振動板、7は上記振動板6の外周を支持
するエツジ、8は上記振動板6の中心部を支持す
るダンパ、9は上記振動板6の下部に取り付けら
れたボイスコイル、10はセンタ・キヤツプ、1
1はフレーム、12は上記振動板6の後面に取り
付けた音響抵抗器である。
而して、このスピーカ1では、マグネツト1、
ポール・ピース3、ヨーク・プレート4、ヨーク
5で電磁回路が構成されており、音響抵抗器12
は、振動板6に接触するように配置され、スピー
カ本体のフレーム等を利用してブラケツトにより
固定される。
ポール・ピース3、ヨーク・プレート4、ヨーク
5で電磁回路が構成されており、音響抵抗器12
は、振動板6に接触するように配置され、スピー
カ本体のフレーム等を利用してブラケツトにより
固定される。
尚、音響抵抗器は振動板6の一つの等高線に沿
つて連続する環状のものとしてもよい。
つて連続する環状のものとしてもよい。
次に、本発明に係るスピーカに用いる音響抵抗
器の実施例に就いて説明する。
器の実施例に就いて説明する。
第2図中、15はドーム・スピーカであり、1
6はマグネツト、17はトツプ・プレート、18
はセンタ・ポール、19はバツク・プレート、2
0は振動板、21はエツジ、22はボイスコイ
ル、23はパツキン、24はイコライザー、25
は上記振動板20の後面に接するように取り付け
た音響抵抗器である。
6はマグネツト、17はトツプ・プレート、18
はセンタ・ポール、19はバツク・プレート、2
0は振動板、21はエツジ、22はボイスコイ
ル、23はパツキン、24はイコライザー、25
は上記振動板20の後面に接するように取り付け
た音響抵抗器である。
而して、ドーム・スピーカ15は、前記コー
ン・スピーカ1と同様に音響抵抗器25が振動板
20に接触するようにセンタ・ポール18からブ
ラケツトを介して配置、固定されている。
ン・スピーカ1と同様に音響抵抗器25が振動板
20に接触するようにセンタ・ポール18からブ
ラケツトを介して配置、固定されている。
この音響抵抗器25は、ドーム状の振動板20
に略平行に複数の通気孔(図示せぬ)を有するド
ーム状のホルダーがセンタ・ポール18からブラ
ケツトを介して設けられ、振動板20とホルダー
の間に軟質多孔体が設けられて成るものである。
に略平行に複数の通気孔(図示せぬ)を有するド
ーム状のホルダーがセンタ・ポール18からブラ
ケツトを介して設けられ、振動板20とホルダー
の間に軟質多孔体が設けられて成るものである。
前記の如く、ホルダーはセンタ・ポール18に
ブラケツトを介して固定されているため全く振動
せず、軟質多孔体の振動板20近傍の部位だけが
振動し、その結果軟質多孔体の空気流通路の容積
が変化し、その内部の空気が流動しホルダーの複
数の孔及び軟質多孔体周囲の側面から流出、流入
を繰り返す。この空気が軟質多孔体内の空気流通
路を通り抜けるときに生ずる空気の粘性抵抗によ
り振動板20の振動が制動されて音響歪みが防止
される。
ブラケツトを介して固定されているため全く振動
せず、軟質多孔体の振動板20近傍の部位だけが
振動し、その結果軟質多孔体の空気流通路の容積
が変化し、その内部の空気が流動しホルダーの複
数の孔及び軟質多孔体周囲の側面から流出、流入
を繰り返す。この空気が軟質多孔体内の空気流通
路を通り抜けるときに生ずる空気の粘性抵抗によ
り振動板20の振動が制動されて音響歪みが防止
される。
本発明は叙上の如く構成されるので、本発明に
よるときには、スピーカの振動部の制動及び振動
板の分割振動を効果的に制動でき、周波数特性及
び過渡特性の改善されたスピーカを提供し得るも
のである。
よるときには、スピーカの振動部の制動及び振動
板の分割振動を効果的に制動でき、周波数特性及
び過渡特性の改善されたスピーカを提供し得るも
のである。
特に、殆どのスピーカシステムで用いられてい
るネツトワークと、アツテネータの使用によるス
ピーカの過渡特性の悪化に対する改善効果が著し
く、良好な過渡特性、周波数特性を有するスピー
カを提供し得るものである。
るネツトワークと、アツテネータの使用によるス
ピーカの過渡特性の悪化に対する改善効果が著し
く、良好な過渡特性、周波数特性を有するスピー
カを提供し得るものである。
尚、本発明の構成は叙上の実施例に限定さるも
のではなく、例えば、軟質多孔体及びホルダーの
形状は本発明の目的の範囲内で自由に設計変更で
きるものであり、本発明はこれらの全てを包摂す
るものである。
のではなく、例えば、軟質多孔体及びホルダーの
形状は本発明の目的の範囲内で自由に設計変更で
きるものであり、本発明はこれらの全てを包摂す
るものである。
第1図は、本発明に係るスピーカの一実施例を
示す断面図、第2図は他の実施例を示すスピーカ
の断面図である。 6,20……振動板、12,25……音響抵抗
器、13……ホルダー、13a……孔。
示す断面図、第2図は他の実施例を示すスピーカ
の断面図である。 6,20……振動板、12,25……音響抵抗
器、13……ホルダー、13a……孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 固定部の適宜の位置に設けられるブラケツト
と、そのブラケツトにより振動板に略平行に接近
して設けられるホルダーと、内部に互いに連通す
る狭隘な空気流通路を多数、高密度で包含し、上
記ホルダーと振動板との間の空間に充填される軟
質多孔体とから成る音響抵抗器とを設けたことを
特徴とするコーンスピーカ。 2 固定部の適宜の位置に設けられるブラケツト
と、そのブラケツトにより振動板に略平行に接近
して設けられるホルダーと、内部に互いに連通す
る狭隘な空気流通路を多数、高密度で包含し、上
記ホルダーと振動板との間の空間に充填される軟
質多孔体とから成る音響抵抗器とを設けたことを
特徴とするドーム状振動板を具備するスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20342581A JPS58105695A (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | スピ−カ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20342581A JPS58105695A (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | スピ−カ |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29188587A Division JPS63153998A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | スピーカ |
JP29188687A Division JPS63153999A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | スピーカ |
JP29188787A Division JPS63154000A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | スピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58105695A JPS58105695A (ja) | 1983-06-23 |
JPH0359639B2 true JPH0359639B2 (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=16473863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20342581A Granted JPS58105695A (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | スピ−カ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS58105695A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01320900A (ja) * | 1988-06-22 | 1989-12-26 | Eiji Yamazaki | スピーカ |
JP4605395B2 (ja) * | 2006-04-04 | 2011-01-05 | 日本電気株式会社 | スピーカ |
CN102047690B (zh) | 2008-05-21 | 2013-10-16 | 佳奈斯新音响有限公司 | 扬声器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54150121A (en) * | 1978-05-17 | 1979-11-26 | Mitsubishi Electric Corp | Speaker |
JPS566192B2 (ja) * | 1976-09-18 | 1981-02-09 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS54181924U (ja) * | 1978-06-13 | 1979-12-22 | ||
JPS566192U (ja) * | 1979-06-21 | 1981-01-20 |
-
1981
- 1981-12-18 JP JP20342581A patent/JPS58105695A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS566192B2 (ja) * | 1976-09-18 | 1981-02-09 | ||
JPS54150121A (en) * | 1978-05-17 | 1979-11-26 | Mitsubishi Electric Corp | Speaker |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58105695A (ja) | 1983-06-23 |
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