JPH0358449B2 - - Google Patents
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- JPH0358449B2 JPH0358449B2 JP23754683A JP23754683A JPH0358449B2 JP H0358449 B2 JPH0358449 B2 JP H0358449B2 JP 23754683 A JP23754683 A JP 23754683A JP 23754683 A JP23754683 A JP 23754683A JP H0358449 B2 JPH0358449 B2 JP H0358449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weighing
- weight value
- combination
- machines
- weighing machine
- Prior art date
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- 238000005303 weighing Methods 0.000 claims description 108
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
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- Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、複数の計量機の計量データを組合せ
演算して目標重量値と一致するか最も目標重量値
に近い最適の組合せを選択し、該当する計量機よ
り品物を排出する自動計量装置の組合せ計量方法
に関する。 (従来技術) 複数の計量機に品物を分散供給して各計量機毎
の重量を計量して、この計量データをマイクロコ
ンピユータ等で構成される演算制御装置に入力
し、演算制御装置は入力された計量データをプロ
グラム制御される組合せパターンに基づいて組合
せ演算して各組合せの加算重量値を求め、得られ
た加算重量値を目標重量値と比較して、目標重量
値に等しいか目標重量値に最も近い最適の組合せ
を選択し、該当する計量機から品物を排出させる
自動計量装置が実用化されている。 第1図はこのような自動計量装置の概略のブロ
ツク図である。図において1はX1〜XNの複数台
よりなる計量機、2はマルチプレクサ、3はA/
D変換器、4はマイクロコンピユータ等で構成さ
れる演算制御装置、5は目標重量設定部を示して
いる。 次にこのような自動計量装置の動作について説
明すると、図示しない包装機よりタイミング信号
Tが演算制御装置4に与えられると、演算制御装
置4は選択信号Stをマルチプレクサ2に送り、マ
ルチプレクサ2は順次計量機の計量データW1〜
Woを取り込み、A/D変換器3に計量データを
送出する。A/D変換器3は各計量機の計量デー
タをデジタル信号に変換して演算制御装置4に入
力する。演算制御装置4は計量データが入力され
ると、この計量データをデータメモリに記憶さ
せ、プログラムに制御される組合せパターンに従
つて順次データメモリより計量データを読出して
組合せ演算を行ない、目標重量設定部5で設定さ
れる目標重量値Wsと加算重量値を比較する。目
標重量値Wsと等しいか最も近い組合せ加算重量
値が得られると、該当する最適組合せの計量機の
計量ホツパに排出信号Xeを与えて品物を排出し、
この計量機のプールホツパに次回の計量のための
品物の供給信号Xeを与える。 (従来技術の問題点) 従来の自動計量装置の組合せ計量は、全ての計
量機の計量データの組合せ演算を行なつて最適の
組合せを選択しているため、演算処理に多くの時
間を費やす欠点があつた。 例えば、計量機の台数Nを12台としたときの組
合せパターンの総数は 2N−1=212−1=4095 となり、4095組の組合せが存在することになり、
これだけのパターンをすべてについて演算処理を
行なうのは、実際の組合せ計量においては最適の
組合せを求める上で無駄な演算も含まれていて効
率的な演算処理が出来なかつた。 (発明の目的) 本発明の目的は、自動計量装置の組合せ計量を
行なう上で、全ての組合せパターンについて計量
データの加算を行なわずに、ある限られた枠内で
の演算処理のみを行なつて最適の組合せを選択す
るようにして、演算処理を迅速に、効率的に行な
うことにある。 (発明の概要) 本発明は、次のステツプにより組合せ演算を実
施するものである。 (1) 複数の計量機の計量データを演算制御装置に
入力する。 (2) 計量データをデータの大きい順に配列する。 (3) 配列された順に計量データを加算していき、
目標重量値Wsを超えたときの順番nに該当す
る計量機を選定する。 (4) 順番nまでの計量機の計量データを、順番n
+j(j=1、2、………)の計量データと置
換して加算重量値を求め、加算重量値が目標重
量値よりも小さくなるまで置換を続けて、加算
重量値が目標重量値に最も近くなる組合せを選
択する。 (5) 上記ステツプで得られた所定条件を満たす最
適の加算重量値となる組合せに該当する計量機
より品物を排出させる。 ここで、所定条件は下記の(a)、(b)いずれかとす
る。 (a) 設定された目標重量値と等しいか又はこれと
最も近いものであること。 (b) 設定された目標重量値と等しいか又はこれと
最も近い加算重量値でありかつ、上限の設定重
量値よりも小さいものであること、 (実施例) 第2図は本発明の一実施例の処理手順を示すフ
ローチヤート、第3図は計量機の台数Nを10台と
した場合の計量データとして具体的な重量値を用
いて演算処理する説明図である。 以下第2図、第3図により本発明の計量方法に
ついて説明する。 (1) ステツプ100 まず、組合せ不参加の計量機の最大台数mを
例えば3に設定し、次に演算制御装置に入力さ
れた各計量機の重量値を重い順に並べる。例え
ば計量機の台数が10台、各計量機の重量値W1
〜W10が、W1=9g、W2=6g、W3=16g、
W4=14g、W5=18g、W6=13g、W7=4
g、W8=21g、W9=10g、W10=3gである
場合には、第3図aのように重量値を大きい順
に配列する。続いて、組合せに参加させる計量
機を指定する。即ち、初回は、全計量機を組合
せに参加させるために計量機番号No.1〜No.10の
計量機を指定する。 (2) ステツプ101、102、103 前記ステツプ100又は後述するステツプ105で
指定された計量機の重量値を重い順に順次加算
していき、初めて加算重量値が目標重量値Ws
以上になるときの計量機の配列番号(n)を求
める。即ち、 o 〓i=1 WiWs(nN) ……… を演算する。第3図aの例では、目標重量値Ws
を90gとした場合に、各計量機の重量値を重い順
に加算していくと、目標重量値の90gを超えるの
は、重い順で6番目の計量機No.9の重量値10gを
加算したときの合計重量値92gが得られた場合で
ある。即ちn=6となる。 尚、指定された全計量機の重量値を加算しても
目標重量値Wsを超えることができない場合(ス
テツプ102)、又は指定された計量機の内で最後の
計量機の重量値を加算した時に初めて目標重量値
Wsを超えた場合(ステツプ103)は、ステツプ
105に移行する。 (3) ステツプ104 前記ステツプ101において求めたn番目の計
量機の重量値とn+1番目の計量機の重量値と
を入れ換えて、加算重量値を求める。この値は
ステツプ101のそれより必ず小さいので再び目
標重量値Wsと比較する。入れ換えた加算重量
値がまたWsより大であれば更に小さい重量値
と入れ換えて加算を繰り返し、毎回 o 〓i=1 Wi+Wn+jWs(j=1、2、……) ……… の比較を行ない、が成立する最軽量のWn+j
を選択する。第3図の例では、前記aにおいてn
=6が求められているので、bにおいてはn+1
(j=1)、即ち重い方から数えて7番目の計量機
No.1の重量値9gを計量機No.6の重量値10gと入
れ換えて組合せ加算の演算をする。このときの加
算重量値は91gとなり設定された目標重量値の90
gを超えている。 が成立する最軽量のWn+jを求めるには更
にj=2の計量機の重量値と入れ換える。第3図
の例では2+2(j=2)、即ち重い方から数えて
8番目の計量機No.2の重量値6gを計量機No.1の
重量値9gと入れ換えて加算する。ところがこの
とき加算重量値は87gとなり目標重量値Ws以下
となるので、上記n+1(j=1)即ち計量機No.
1の重量値9gを加算した加算重量値91gを選択
し、選択した加算重量値91gとその組合せとを記
憶しておく。目標重量値以下の加算重量値が発生
すればもはや、以後の入れ換えを実行してもその
加算重量値は必ず目標重量値Ws以下となる。即
ち以降の演算はムダとなるので第1回目の組合せ
演算は重い順に加算した(o 〓i=1 Wi)を含む組合せ
においては(o 〓i=1 Wi+Wn+j)の組合せが最も目
標重量値に近いものとして、次のステツプ105の
処理を行う。 (4) ステツプ105、106 ステツプ105では、次の組合せ演算に参加さ
せる新たな計量機のグループを指定する。即ち
重量値の大きな計量機m台のうち任意の計量機
を組合せに参加させずに上記処理の(2)、(3)の演
算を行う。第3図の例では、m=3と設定した
場合の処理を示すもので、(c)においてはNo.8、
No.5、No.3の重量値の大きな3台の計量機のう
ちNo.8の計量機1台のみを組合せに参加させず
に、No.5の計量機から順次No.7の計量機までの
重量値を加算して目標重量値90gと一致する加
算重量値を得る例について記載している。ま
た、第3図dでは、重量値の大きな3台の上記
計量機のうち、No.5の計量機の重量値を組合せ
から除外してNo.8からNo.7の計量機までの重量
値を加算して加算重量値93gを得る例を示して
いる。この場合には、加算重量値が目標重量値
以上となつているので、前記dで最後に加算し
たNo.7の計量機に替えてeの場合にはNo.10の計
量機を入れ換えて、加算重量値92gを得てい
る。更に、第3図fでは、重い方から数えて3
番目のNo.3の計量機を組合せから除外して残る
計量機No.8からNo.2までの計量機の重量値を加
算して合計重量値91gを得る例を示している。 続いて、重量の重い3台の計量機の中から2台
の計量機を参加させない各組合せと、上記3台の
計量機を除く残りの計量機とのそれぞれの重量値
の加算と入れ替えとを実行していく。 このようにして、重量の重いm台の計量機につ
いての2m個の組合せと、そのm台の計量機を除く
残りの計量機とについて、それぞれの重量値の加
算と入れ替えとを実行して、目標重量値に最も近
い2m個の最適組合せを記憶していく。 (5) ステツプ107、108 このようにして得られた最適組合せのうち設
定された目標重量値に最も近い組合せを選定し
て、該当する計量機より品物を排出させる。第
3図の例では前記cの場合がこれに該当し、組
合せ演算への参加を禁止した一番重量値の大き
なNo.8の計量機と、一番重量値の小さなNo.10の
計量機を除いた残り8台の計量機から品物を排
出させる。なお、加算重量値が目標重量Ws以
上の組合せがない場合には、例えば重量値が軽
量の所定台数の計量機に追加供給して再度ステ
ツプ100からの処理を実行する。 以上の実施例についての本発明による演算回路
と従来方法の演算回数との比較を第1表に示す。
演算して目標重量値と一致するか最も目標重量値
に近い最適の組合せを選択し、該当する計量機よ
り品物を排出する自動計量装置の組合せ計量方法
に関する。 (従来技術) 複数の計量機に品物を分散供給して各計量機毎
の重量を計量して、この計量データをマイクロコ
ンピユータ等で構成される演算制御装置に入力
し、演算制御装置は入力された計量データをプロ
グラム制御される組合せパターンに基づいて組合
せ演算して各組合せの加算重量値を求め、得られ
た加算重量値を目標重量値と比較して、目標重量
値に等しいか目標重量値に最も近い最適の組合せ
を選択し、該当する計量機から品物を排出させる
自動計量装置が実用化されている。 第1図はこのような自動計量装置の概略のブロ
ツク図である。図において1はX1〜XNの複数台
よりなる計量機、2はマルチプレクサ、3はA/
D変換器、4はマイクロコンピユータ等で構成さ
れる演算制御装置、5は目標重量設定部を示して
いる。 次にこのような自動計量装置の動作について説
明すると、図示しない包装機よりタイミング信号
Tが演算制御装置4に与えられると、演算制御装
置4は選択信号Stをマルチプレクサ2に送り、マ
ルチプレクサ2は順次計量機の計量データW1〜
Woを取り込み、A/D変換器3に計量データを
送出する。A/D変換器3は各計量機の計量デー
タをデジタル信号に変換して演算制御装置4に入
力する。演算制御装置4は計量データが入力され
ると、この計量データをデータメモリに記憶さ
せ、プログラムに制御される組合せパターンに従
つて順次データメモリより計量データを読出して
組合せ演算を行ない、目標重量設定部5で設定さ
れる目標重量値Wsと加算重量値を比較する。目
標重量値Wsと等しいか最も近い組合せ加算重量
値が得られると、該当する最適組合せの計量機の
計量ホツパに排出信号Xeを与えて品物を排出し、
この計量機のプールホツパに次回の計量のための
品物の供給信号Xeを与える。 (従来技術の問題点) 従来の自動計量装置の組合せ計量は、全ての計
量機の計量データの組合せ演算を行なつて最適の
組合せを選択しているため、演算処理に多くの時
間を費やす欠点があつた。 例えば、計量機の台数Nを12台としたときの組
合せパターンの総数は 2N−1=212−1=4095 となり、4095組の組合せが存在することになり、
これだけのパターンをすべてについて演算処理を
行なうのは、実際の組合せ計量においては最適の
組合せを求める上で無駄な演算も含まれていて効
率的な演算処理が出来なかつた。 (発明の目的) 本発明の目的は、自動計量装置の組合せ計量を
行なう上で、全ての組合せパターンについて計量
データの加算を行なわずに、ある限られた枠内で
の演算処理のみを行なつて最適の組合せを選択す
るようにして、演算処理を迅速に、効率的に行な
うことにある。 (発明の概要) 本発明は、次のステツプにより組合せ演算を実
施するものである。 (1) 複数の計量機の計量データを演算制御装置に
入力する。 (2) 計量データをデータの大きい順に配列する。 (3) 配列された順に計量データを加算していき、
目標重量値Wsを超えたときの順番nに該当す
る計量機を選定する。 (4) 順番nまでの計量機の計量データを、順番n
+j(j=1、2、………)の計量データと置
換して加算重量値を求め、加算重量値が目標重
量値よりも小さくなるまで置換を続けて、加算
重量値が目標重量値に最も近くなる組合せを選
択する。 (5) 上記ステツプで得られた所定条件を満たす最
適の加算重量値となる組合せに該当する計量機
より品物を排出させる。 ここで、所定条件は下記の(a)、(b)いずれかとす
る。 (a) 設定された目標重量値と等しいか又はこれと
最も近いものであること。 (b) 設定された目標重量値と等しいか又はこれと
最も近い加算重量値でありかつ、上限の設定重
量値よりも小さいものであること、 (実施例) 第2図は本発明の一実施例の処理手順を示すフ
ローチヤート、第3図は計量機の台数Nを10台と
した場合の計量データとして具体的な重量値を用
いて演算処理する説明図である。 以下第2図、第3図により本発明の計量方法に
ついて説明する。 (1) ステツプ100 まず、組合せ不参加の計量機の最大台数mを
例えば3に設定し、次に演算制御装置に入力さ
れた各計量機の重量値を重い順に並べる。例え
ば計量機の台数が10台、各計量機の重量値W1
〜W10が、W1=9g、W2=6g、W3=16g、
W4=14g、W5=18g、W6=13g、W7=4
g、W8=21g、W9=10g、W10=3gである
場合には、第3図aのように重量値を大きい順
に配列する。続いて、組合せに参加させる計量
機を指定する。即ち、初回は、全計量機を組合
せに参加させるために計量機番号No.1〜No.10の
計量機を指定する。 (2) ステツプ101、102、103 前記ステツプ100又は後述するステツプ105で
指定された計量機の重量値を重い順に順次加算
していき、初めて加算重量値が目標重量値Ws
以上になるときの計量機の配列番号(n)を求
める。即ち、 o 〓i=1 WiWs(nN) ……… を演算する。第3図aの例では、目標重量値Ws
を90gとした場合に、各計量機の重量値を重い順
に加算していくと、目標重量値の90gを超えるの
は、重い順で6番目の計量機No.9の重量値10gを
加算したときの合計重量値92gが得られた場合で
ある。即ちn=6となる。 尚、指定された全計量機の重量値を加算しても
目標重量値Wsを超えることができない場合(ス
テツプ102)、又は指定された計量機の内で最後の
計量機の重量値を加算した時に初めて目標重量値
Wsを超えた場合(ステツプ103)は、ステツプ
105に移行する。 (3) ステツプ104 前記ステツプ101において求めたn番目の計
量機の重量値とn+1番目の計量機の重量値と
を入れ換えて、加算重量値を求める。この値は
ステツプ101のそれより必ず小さいので再び目
標重量値Wsと比較する。入れ換えた加算重量
値がまたWsより大であれば更に小さい重量値
と入れ換えて加算を繰り返し、毎回 o 〓i=1 Wi+Wn+jWs(j=1、2、……) ……… の比較を行ない、が成立する最軽量のWn+j
を選択する。第3図の例では、前記aにおいてn
=6が求められているので、bにおいてはn+1
(j=1)、即ち重い方から数えて7番目の計量機
No.1の重量値9gを計量機No.6の重量値10gと入
れ換えて組合せ加算の演算をする。このときの加
算重量値は91gとなり設定された目標重量値の90
gを超えている。 が成立する最軽量のWn+jを求めるには更
にj=2の計量機の重量値と入れ換える。第3図
の例では2+2(j=2)、即ち重い方から数えて
8番目の計量機No.2の重量値6gを計量機No.1の
重量値9gと入れ換えて加算する。ところがこの
とき加算重量値は87gとなり目標重量値Ws以下
となるので、上記n+1(j=1)即ち計量機No.
1の重量値9gを加算した加算重量値91gを選択
し、選択した加算重量値91gとその組合せとを記
憶しておく。目標重量値以下の加算重量値が発生
すればもはや、以後の入れ換えを実行してもその
加算重量値は必ず目標重量値Ws以下となる。即
ち以降の演算はムダとなるので第1回目の組合せ
演算は重い順に加算した(o 〓i=1 Wi)を含む組合せ
においては(o 〓i=1 Wi+Wn+j)の組合せが最も目
標重量値に近いものとして、次のステツプ105の
処理を行う。 (4) ステツプ105、106 ステツプ105では、次の組合せ演算に参加さ
せる新たな計量機のグループを指定する。即ち
重量値の大きな計量機m台のうち任意の計量機
を組合せに参加させずに上記処理の(2)、(3)の演
算を行う。第3図の例では、m=3と設定した
場合の処理を示すもので、(c)においてはNo.8、
No.5、No.3の重量値の大きな3台の計量機のう
ちNo.8の計量機1台のみを組合せに参加させず
に、No.5の計量機から順次No.7の計量機までの
重量値を加算して目標重量値90gと一致する加
算重量値を得る例について記載している。ま
た、第3図dでは、重量値の大きな3台の上記
計量機のうち、No.5の計量機の重量値を組合せ
から除外してNo.8からNo.7の計量機までの重量
値を加算して加算重量値93gを得る例を示して
いる。この場合には、加算重量値が目標重量値
以上となつているので、前記dで最後に加算し
たNo.7の計量機に替えてeの場合にはNo.10の計
量機を入れ換えて、加算重量値92gを得てい
る。更に、第3図fでは、重い方から数えて3
番目のNo.3の計量機を組合せから除外して残る
計量機No.8からNo.2までの計量機の重量値を加
算して合計重量値91gを得る例を示している。 続いて、重量の重い3台の計量機の中から2台
の計量機を参加させない各組合せと、上記3台の
計量機を除く残りの計量機とのそれぞれの重量値
の加算と入れ替えとを実行していく。 このようにして、重量の重いm台の計量機につ
いての2m個の組合せと、そのm台の計量機を除く
残りの計量機とについて、それぞれの重量値の加
算と入れ替えとを実行して、目標重量値に最も近
い2m個の最適組合せを記憶していく。 (5) ステツプ107、108 このようにして得られた最適組合せのうち設
定された目標重量値に最も近い組合せを選定し
て、該当する計量機より品物を排出させる。第
3図の例では前記cの場合がこれに該当し、組
合せ演算への参加を禁止した一番重量値の大き
なNo.8の計量機と、一番重量値の小さなNo.10の
計量機を除いた残り8台の計量機から品物を排
出させる。なお、加算重量値が目標重量Ws以
上の組合せがない場合には、例えば重量値が軽
量の所定台数の計量機に追加供給して再度ステ
ツプ100からの処理を実行する。 以上の実施例についての本発明による演算回路
と従来方法の演算回数との比較を第1表に示す。
【表】
第1表からも明らかなように、本発明による組
合せ演算方法によれば、従来の全ての組合せパタ
ーンについて演算を行なう場合に比べて演算回数
は大幅に少なくなり、演算処理が迅速に行なえ
る。 第2図、第3図の例は組合せ重量値に上限を設
定しない場合の演算処理であるが、組合せ重量値
が予め設定される上限値以下であることを条件と
して最適の組合せを選定する例について、第4
図、第5図により説明する。 (1) ステツプ200〜207 ステツプ200〜207までの処理は、第2図の例
のステツプ100〜107に対応するものであり、第
2図の例と同様の演算処理を行なう。 (2) ステツプ208 ステツプ207において仮に選択した最適の組
合せ加算重量値W0が第1の上限値UL1よりも
小さいかどうかをチエツクして、W0≦UL1の
とき、その組合せを選択して該当する計量機よ
り品物を排出させる。W0≦UL1が成立しない
ときにはステツプ209の処理を行なう。 (3) ステツプ209 ステツプ209では、mをプラス1し、組合せ
に不参加の計量機の最大台数を1台増加させ、
ステツプ210以下の処理を行なう。第5図の例
では、aはm=3としたときの組合せ演算例を
示している。bは、ステツプ209においてm=
m+1、即ちm=4とした場合の処理の例を示
すもので、この場合の組合せ演算に不参加の計
量機の最大台数は前記aの場合よりも1台増加
させている。ステツプ201〜206の処理は、前回
と重複する計算は除外するので、m=4とした
ときの組合せ数は、 24−23=8 となる。第5図cは、m=5とした場合の組合
せの例を示すもので、この場合の組合せ数は、 25−24=16 となる。 (4) ステツプ210〜213 重量値の大きい順に選定した計量機の台数m
が全計量機の台数Nより小さいかどうかをチエ
ツクして、m<Nの条件が成立すれば、ステツ
プ201以下の処理を繰返す。例えばm=4であ
れば第5図bの組合せで処理を行なう。m<N
が不成立の場合にはこの処理ループを抜けてス
テツプ211に進み、ステツプ207において仮に採
用した最適の組合せ重量値の内で目標重量値
Wsに等しいか又はそれに最も近いものが第2
の上限値UL2よりも小さいかどうかを判断す
る。(UL1<UL2とする)UL2より小さい場合
は、該当する計量機より正規範囲ではないが特
採品として品物を排出し、UL2より小さくない
場合には、例えば重量値が軽量の所定数の計量
機に品物を追加供給して、計量データを変化さ
せてステツプ200以下の処理を実行する。なお、
ステツプ201〜206において加算重量値が目標重
量値Ws以上である組合せが一組も、求められ
なかつた場合は、上記同様に追加供給してステ
ツプ200以下の処理を実行する。 (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明において
は、自動計量装置の組合せ演算を一定の枠内での
み実行して最適の組合せ重量値を求めているの
で、全ての組合せパターンについて加算重量値を
求める従来の方法と比較して、演算処理を効率的
に短時間で実施できる効果を奏することができ
る。
合せ演算方法によれば、従来の全ての組合せパタ
ーンについて演算を行なう場合に比べて演算回数
は大幅に少なくなり、演算処理が迅速に行なえ
る。 第2図、第3図の例は組合せ重量値に上限を設
定しない場合の演算処理であるが、組合せ重量値
が予め設定される上限値以下であることを条件と
して最適の組合せを選定する例について、第4
図、第5図により説明する。 (1) ステツプ200〜207 ステツプ200〜207までの処理は、第2図の例
のステツプ100〜107に対応するものであり、第
2図の例と同様の演算処理を行なう。 (2) ステツプ208 ステツプ207において仮に選択した最適の組
合せ加算重量値W0が第1の上限値UL1よりも
小さいかどうかをチエツクして、W0≦UL1の
とき、その組合せを選択して該当する計量機よ
り品物を排出させる。W0≦UL1が成立しない
ときにはステツプ209の処理を行なう。 (3) ステツプ209 ステツプ209では、mをプラス1し、組合せ
に不参加の計量機の最大台数を1台増加させ、
ステツプ210以下の処理を行なう。第5図の例
では、aはm=3としたときの組合せ演算例を
示している。bは、ステツプ209においてm=
m+1、即ちm=4とした場合の処理の例を示
すもので、この場合の組合せ演算に不参加の計
量機の最大台数は前記aの場合よりも1台増加
させている。ステツプ201〜206の処理は、前回
と重複する計算は除外するので、m=4とした
ときの組合せ数は、 24−23=8 となる。第5図cは、m=5とした場合の組合
せの例を示すもので、この場合の組合せ数は、 25−24=16 となる。 (4) ステツプ210〜213 重量値の大きい順に選定した計量機の台数m
が全計量機の台数Nより小さいかどうかをチエ
ツクして、m<Nの条件が成立すれば、ステツ
プ201以下の処理を繰返す。例えばm=4であ
れば第5図bの組合せで処理を行なう。m<N
が不成立の場合にはこの処理ループを抜けてス
テツプ211に進み、ステツプ207において仮に採
用した最適の組合せ重量値の内で目標重量値
Wsに等しいか又はそれに最も近いものが第2
の上限値UL2よりも小さいかどうかを判断す
る。(UL1<UL2とする)UL2より小さい場合
は、該当する計量機より正規範囲ではないが特
採品として品物を排出し、UL2より小さくない
場合には、例えば重量値が軽量の所定数の計量
機に品物を追加供給して、計量データを変化さ
せてステツプ200以下の処理を実行する。なお、
ステツプ201〜206において加算重量値が目標重
量値Ws以上である組合せが一組も、求められ
なかつた場合は、上記同様に追加供給してステ
ツプ200以下の処理を実行する。 (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明において
は、自動計量装置の組合せ演算を一定の枠内での
み実行して最適の組合せ重量値を求めているの
で、全ての組合せパターンについて加算重量値を
求める従来の方法と比較して、演算処理を効率的
に短時間で実施できる効果を奏することができ
る。
第1図は自動計量装置の概略のブロツク図、第
2図、第4図は本発明による処理手順を示すフロ
ーチヤート、第3図、第5図は本発明による重量
値データの配列例を示す図である。 1…計量機、2…マルチプレクサ、3…A/D
変換器、4…演算制御装置、5…目標重量設定
部。
2図、第4図は本発明による処理手順を示すフロ
ーチヤート、第3図、第5図は本発明による重量
値データの配列例を示す図である。 1…計量機、2…マルチプレクサ、3…A/D
変換器、4…演算制御装置、5…目標重量設定
部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の計量機の計量データを演算制御装置に
入力するステツプと、 該計量データを大きい方から順に配列するステ
ツプと、 配列された順に計量データを加算し、目標重量
を超えたときの順番nに該当する計量機を選定す
るステツプと、 順番nまでの計量機の計量データを、順番がn
+j(j=1、2、……)の計量データと置換し
て加算重量値を求め、加算重量値が目標重量値よ
りも小さくなるまで置換を続けて最適の組合せを
選択するステツプと、 上記ステツプで得られた最適の組合せに該当す
る計量機より品物を排出させるステツプと、 を有することを特徴とする組合せ計量方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23754683A JPS60129623A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 組合せ計量方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23754683A JPS60129623A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 組合せ計量方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60129623A JPS60129623A (ja) | 1985-07-10 |
JPH0358449B2 true JPH0358449B2 (ja) | 1991-09-05 |
Family
ID=17016928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23754683A Granted JPS60129623A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 組合せ計量方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60129623A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2691249B2 (ja) * | 1987-12-26 | 1997-12-17 | カルビー株式会社 | 組合せ計量装置 |
-
1983
- 1983-12-16 JP JP23754683A patent/JPS60129623A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60129623A (ja) | 1985-07-10 |
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