JPH0357557B2 - - Google Patents

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JPH0357557B2
JPH0357557B2 JP21813587A JP21813587A JPH0357557B2 JP H0357557 B2 JPH0357557 B2 JP H0357557B2 JP 21813587 A JP21813587 A JP 21813587A JP 21813587 A JP21813587 A JP 21813587A JP H0357557 B2 JPH0357557 B2 JP H0357557B2
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light modulation
spatial light
mlt
input
modulation tube
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Naohisa Kosaka
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Hamamatsu Photonics KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連想記憶装置に係わり、特に連想記憶
装置の空間的コーデイングシステムに関する。
〔従来の技術〕
一般に、画像情報等の2次元情報を扱う場合に
は、2次元情報のままで扱つたのでは計算が膨大
となつてしまうため、通常1次元情報に変換し、
時系列処理を行つている。
〔発明が解決すべき問題点〕
しかしながら、このような2次元情報処理シス
テムでは、2次元情報を一旦1次元情報に変換
し、演算処理再び2次元情報に再変換するため効
率が悪くなつてしまう。
本発明は上記問題点を解決するためのもので、
2次元情報のままですべての演算を行うことによ
り処理効率を飛躍的に向上させることのできる連
想記憶装置の空間的コーデイングシステムを提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明の連想記憶装置の空間的コー
デイングシステムは、入力を拡大化させる拡大化
系と、入力を多重化させる多重化系と、入力を逆
多重化させる逆多重化系とを備え、拡大化像、多
重化像により2次元演算処理を行い、演算結果を
逆多重化させて出力を得ることを特徴とする。
〔作用〕
本発明の連想記憶装置の空間的コーデイングシ
ステムは、入力を拡大化、多重化させて2次元演
算処理を行い、演算結果を逆多重化させて出力を
得るようにすることにより、すべての演算を2次
元で行うことができる。
〔実施例〕
以下、実施例を図面に基づき説明する。
まず、本発明による連想記憶装置の空間的コー
デイングシステムの原理を説明する。
連想記憶を実現する方法として、本発明では自
己関行列を用いており、記憶したい内容の自己相
関により記憶行列を形成する。
記銘時の演算処理は式で表わすと次のようにな
る。
M=Σχ・χ′ ……(1) ここでχは記憶したい内容を表す入力ベクト
ル、χ′はχの転置ベクトル、Mは記憶行列であ
る。即ち、記憶したい内容の自己相関をとり、こ
れを何回も加え合わせて形成する。
想起の時には、この記憶行列との演算により、
一部分から全体を想起することができる。想起時
の演算処理は式で表わすと次のようになる。
y=φ(M・χ) ……(2) ここで、yは出力ベクトル、χは入力データ、
φは閾値操作を表わす。M・χの操作により、χ
が一部欠けたりして不完全なデータであつたとし
ても、(1)式の演算処理により記憶行列Mができて
いれば、想起データyとしては欠けた部分が補わ
れた元のデータχに近いデータが得られる。な
お、φの閾値操作により所定レベル以上のデータ
を検出するようにしてノイズ部分をカツトしてい
る。
次に、上記(1)式における記憶行列による想起で
は分離が不十分である場合の方法として、より分
離度の上がる記憶行列を形成する逐次計算法を説
明する。
Mo+1=Mo+α〔χ−φ{Σ(Mo・χ)}〕χ′
……(3) ここで、αは学習ゲイン、ΣはMo・χについ
て部分和をとることによりχ′と次数を合わせるた
めの演算子である。n+1回目の記憶行列Mo+1
は、n回目のMoによつて想起した結果であるφ
{Σ(Mo・χ)}とχの差により示される想起時の
誤差成分と、χ′との相関に学習ゲインαを掛けた
ものによつてMoを修正することで得られる。な
お、学習ゲインαは、Moが収束するような値を
選ぶ。
こうして(3)式の演算処理をMoが収束するまで
行うと分離度の向上した相関行列Mが求められ、
記憶したい内容の自己相関により記憶行列を形成
し、連想の時にはこの記憶行列との相関をとると
一部分から全体を想起することができる。
第6図は本発明による連想記憶装置の空間的コ
ーデイングシステムの一実施例における基本的な
構成要素である空間光変調管の構成と動作を説明
するための図で、1は入力像、2はレンズ、3は
光電陰極、4はマイクロチヤンネルプレート、5
はメツシユ電極、6は結晶、61は電荷蓄積面、
7はハーフミラー、8は単色光、9は検光子、1
0は出力像である。
図において、空間光変調管の光電陰極3にレン
ズ2を介して入射した入力像1は光電子像に変換
される。この光電子像はマイクロチヤンネルプレ
ート4で増倍された後、結晶6の電荷蓄積面61
に電荷パターンを形成する。その電荷パターンに
応じて結晶6を横切る電界が変化し、ポツケルス
効果によつて結晶6の屈折率が変化する。
ここで、直線偏光の単色光8を結晶6に照射す
ると、電荷蓄積面61からの反射光は、結晶6の
複屈折性により偏光状態が変化しているので、検
光子9を通過させれば入力像1の光強度に対応し
た光強度をもつ出力像10が得られる。
次にこのような空間光変調管について、本発明
と関連する主要な機能を説明する。
(イ) 記憶機能 空間光変調管は、電気光学結晶の表面の電荷
分布を長い時間保持する記憶機能を持つてい
る。結晶6は非常に高い電気抵抗値を有してい
るので、結晶表面61の電荷分布を数日以上保
持することができる。
(ロ) 減算機能 空間光変調管は電気光学結晶の表面に正また
は負の電荷分布を選択的に形成することができ
る。第7図Aは電気光学結晶の2次電子放出特
性を示すグラフである。
第7図Aに示すように電荷蓄積面61へ入射
する1次電子エネルギーEが第1クロスオーバ
ー点E1よりも小さいか、または第2クロスオ
ーバー点E2より大きい場合には、1次電子数
が結晶表面で放出される2次電子数よりも大き
いので(δ<1)、結晶表面は負に帯電する。
1次電子のエネルギーがE1とE2の間では、
2次電子数が1次電子数よりも多くなるので
(δ>1)、結晶表面は正に帯電する。
結晶に電荷を蓄積する際に正の電荷で書き込
むか負の電荷で書き込むかは、第6図に示す
VcとVbの電圧を制御することにより実行され
る。ここで最初に負の電圧を書込み、次に正に
帯電させるか、或いは最初に正に帯電させ、次
に負の電荷を書込むかの2つの方法により減算
機能を持たすことができる。減算の量は次の3
つの方法により制御できる。
即ち、減算時の入射光強度を変化させる方
法、マイクロチヤンネルプレート4に加える電
圧の持続時間を変化させる方法、及びマイクロ
チヤンネルプレート4に加える電圧を変化させ
る方法である。
書き込み、消去の方法は周知であるが、第7
図A,Bにより正電荷像を例にとつて説明す
る。なお、二次電子捕集電極に印加する電圧
Vcは、第7図Aの第2クロスオーバーE2に設
定する。
〔消去動作〕
結晶背面電圧Vbを第2クロスオーバー点E2
に相当する電位に設定すると、結晶表面電位
Vsは、電位E2に書き込みによつて生じた正電
荷の電位上昇分が加わつた値になる。この表面
電位の場合、入射する一次電子のエネルギは
E2以上あるので二次電子放出比δ<1となり、
表面電位がE2に達するまで負電荷が蓄積され
る。電位がE2に達するとδ=1となつて平衡
状態になり、かつ表面の帯電は零となる。
〔書き込み動作〕
結晶背面電圧Vbを第1クロスオーバー点E1
と第2クロスオーバー点E2との間でダイナミ
ツクレンジが十分にとれる電圧E′に設定する。
このとき結晶表面電位VsもほぼE′となるから、
入射する一次電子のエネルギはE1とE2の間で
ある。従つて二次電子放出比δ>1となるから
正電荷像が形成される。放出された二次電子は
Vsよりも高い電位Vcにある二次電子捕集電極
に捕集される。
(ハ) 実時間閾値動作機能 空間光変調管は、第6図に示すVc及びVbの
設定条件により、実時間閾値動作を実行させる
ことができる。メツシユ電極5は結晶表面の近
傍に設けられており、これを所定の電位に設定
すると、結晶表面に十分な電子が供給されてい
る場合には結晶表面電位はメツシユ電極の電位
となり、この電位がクロスオーバー点となる。
すなわち、結晶表面電位がメツシユ電極よりも
低いと結晶表面から放出される二次電子がメツ
シユ電極に捕集されるため入射電子に対して二
次電子放出が増加して結晶表面の電位は上昇
し、逆に結晶表面電位がメツシム電極電位より
も高いと入射電子が二次電子よりも多くなつて
結晶表面電位が下がり、結局結晶表面電位がメ
ツシユ電極電位に等しくなつたところで電位は
一定となる。いま、メツシユ電極5の電圧Vc
を0.1KV程度と低くしておき、Vbをステツプ
状に0.1KVより下げると、結晶表面もステツプ
状に電位が下がつて結晶6の電荷蓄積面61は
負電位となり、電子が到達しなくなつて、いわ
ゆるロツクアウト状態となる。しかし、Vbを
ゆつくりとランプ状に下げていくと、入射する
光の強度が大きくて多量の電子が供給される部
分では電子が結晶表面に供給され、二次電子放
出が大きくなつて負電位とならず、入射する光
の強度が小さくて供給される電子の量が少ない
部分では電位降下に電子の供給が追いつかず、
そのため負電位となつて電子が結晶表面に到達
しなくなる。したがつて、光電陰極3に入射す
る光の強度に対応して結晶表面が負電位となつ
て書き込みが行われない部分と、結晶表面に電
子が到達し、表面が負電位とならずに書き込み
が行われる部分とができ、その結果、入射する
光の強度により閾値操作が実行されることにな
る。
(ニ) 実時間閾値動作によるAND演算機能 空間光変調管は、前述のとおり、実時間閾値
動作機能を有する。これを利用して次のように
AND演算を実行することができる。即ち、第
8図に示すように、2つの入力を重ね合わせる
と、入力光強度は0、1、2の3レベルとな
る。このうちのレベル2のところで実時間閾値
動作を行うと、結果は第9図の通りとなり、
AND演算が実行されたことになる。
次に本発明に必要なその他の構成要素について
説明する。なお、入力像は2×2のパターンとい
うことにする。
拡大化系 第10図に示すように2×2の入力像を4×
4に拡大投影させる。実際にはレンズ等により
行われる。
多重化系 第11図Aに示すように2×2の入力像を繰
返し投影させ、第11図Bに示すようなパター
ンを得る。実際には、レンズアレイ等により実
現される。
逆多重化系 第12図に示すように4×4の入力像を2×
2に重ね合わせるように投影する。実際にはレ
ンズアレイ等により実現する。
次に、前述の拡大化像、多重化像、逆多重化像
を用いて2次元データに適したコーデイングを行
うコーデイング法について2×2の画像として説
明する。
本出願人が別途出願した記銘、想起の方法につ
いて説明する。
ベクトルχと、その転置ベクトルχ′を次のよう
に表す。
χ=x1 x2 x3 x4,χ′=(x1,x2,x3,x4) このとき記銘は、 M=χ・χ′=x1 x2 x3 x4・(x1,x2,x3,x4) =x1x1 x1x2 x1x3 x1x4 x2x1 x2x2 x2x3 x2x4 x3x1 x3x2 x3x3 x3x4 x4x1 x4x2 x4x3 x4x4 と表され、一方想起は、 z′=M・y=x1x1 x1x2 x1x3 x1x4 x2x1 x2x2 x2x3 x2x4 x3x1 x3x2 x3x3 x3x4 x4x1 x4x2 x4x3 x4x4 y1 y2 y3 y4 =x1x1y1 x1x2y2 x1x3y3 x1x4y4 x2x1y1 x2x2y2 x2x3y3 x2x4y4 x3x1y1 x3x2y2 x3x3y3 x3x4y4 x4x1y1 x4x2y2 x4x3y3 x4x4y4 と表される。
ここでz′を一次元化してzとすると、 z=x1x1y1+x1x2y2+x1x3y3+x1x4y4 x2x1y1+x2x2y2+x2x3y3+x2x4y4 x3x1y1+x3x2y2+x3x3y3+x3x4y4 x4x1y1+x4x2y2+x4x3y3+x4x4y4 となる。
しかしながら、この方法では画像処理を行うた
めには、画像の2次元データを、1次元化する必
要がある。
これに対して本発明では次のような演算により
記銘、想起を行う。今、記憶させたい内容をχと
し、 χ=x1 x2 x3 x4 とする。
ここで、拡大化系により、 x mag=x1 x1 x2 x2 x1 x1 x2 x2 x3 x3 x4 x4 x3 x3 x4 x4 多重化系により、 x mlt=x1 x2 x1 x2 x3 x4 x3 x4 x1 x2 x1 x2 x3 x4 x3 x4 を得る。このときx magとx mltの要素同志
の乗算x mag・x mltをMとすると、 M=x mag・x mlt=x1x1 x1x2 x2x1 x
2x2 x1x3 x1x4 x2x3 x2x4 x3x1 x3x2 x4x1 x4x2 x3x3 x1x4 x4x3 x4x4 .……要素同士の乗算でHadamard積と呼
ばれる。) となり、前述の行列演算により得られた結果と同
じ一結果が得られ(但し配列は異なつている)、
x mag・x mltにより記銘を行うことが可能
であることが分かる。また、 y mlt=y1 y2 y1 y2 y2 y4 y3 y4 y1 y2 y1 y2 y3 y4 y3 y4 とし、Mとy mltの要素同志の乗算M・y
mltをz′とすると、 z′=M・y mlt =x1x1 x1x2 x2x1 x2x2 x1x3 x1x4 x2x3 x2x4 x3x1 x3x2 x4x1 x4x2 x3x3 x3x4 x4x3 x4x4 y1 y2 y1 y2 y3 y4 y3 y4 y1 y2 y1 y2 y3 y4 y3 y4 =x1x1y1 x1x2y2 x2x1y1 x2x2y2 x1x3y3 x1x4y4 x2x3y3 x2x4y4 x3x1y1 x3x2y2 x4x1y1 x4x2y2 x3x3y3 x3x4y4 x4x3y3 x4x4y4 となる。ここでz′の逆多重化をzとすると、 z=x1x1y1+x1x2y2+x1x3y3+x1x4y4 x2x1y1
+x2x2y2+x2x3y3+x2x4y4 z=x1x1y1+x1x2y2+x1x3y3+x1x4y4 x2x1y1
+x2x2y2+x2x3y3+x2x4y4 x3x1y1+x3x2y2+x3x3y3+x3x4y4 x4x1y1+x4x2y2+x4x
3y3+x4x4y4 となり、前述の行列演算で得られた結果と同一内
容(但し配列は異なつている)であり、M・y
mltの逆多重化像により想起パターンが得られる
ことが分かる。
このように、多重化系と拡大化系を用いて記銘
を行い、さらに逆多重化系を用いて想起を行うこ
とができるので、全て2次元的処理により連想記
憶を実現することが可能となる。
次に、具体的に本発明による連想記憶について
説明する。なお、計算は前述の(3)式と同様の次式
により行う。
Mo+1=Mo+α〔x mag−〔φ{Σ(Mo・x mlt)
}〕mag〕x mlt……(4) ここで、αは学習ゲイン、x magはxの拡大
化像、x mltはxの多重化像、Σは逆多重化像
を示す。n+1回目の記憶行列Mo+1は、n回目
のMoによつて想起した結果である〔φ{Σ(Mo×
x mlt)}〕magとx magとの差により示され
る想起時の誤差成分と、x maltとの積に学習
ゲインαを掛けたものによつて、Moを修正する
ことで得られる。前述と同様、学習ゲインαは
Moが収束するような値を選び、この演算処理を
Moが収束するまで行うと分離度の向上したMo
求められる。
第1図は本発明による連想記憶装置の空間的コ
ーデイングシステムの構成を示すブロツク図で、
図中、101は拡大化系、102は多重化系、1
03は第1の演算器、104はメモリ、105は
第2の演算器、106は逆多重化系、107は閾
値メモリである。
図において、拡大化系101は前述したよう
に、例えば4×4の入力xから16×16のx mag
を作成し、多重化系102は同様に4×4の入力
xから16×16のx mltを作成する。第1の演算
器103はx magとx mltの要素同士の乗算
を行う。第1のメモリ104は、x mag・x
mltの加算、フイードバツク値の減算を行うメモ
リである。第2の演算器105はメモリ104の
内容とx mltの乗算を行つて想起データを作成
する。逆多重化系106は16×16のデータを4×
4のデータに変換するためのものである。閾値メ
モリ107は閾値操作を行い所定レベル以上のデ
ータを検出してノイズをカツトするメモリであ
る。この閾値メモリの出力yはフイードバツク系
を通して入力側にフイードバツクされる。
次に、記銘時の動作について式(4)に従つて説明
する。なお、記銘時の流れは図の細線で示してあ
る。
先ず、記銘したい2次元の入力データxから
拡大化系101でx magを作成し、同時に多
重化系102でx mltを作成する。
第2の演算器105で、メモリ104からの
Moと、多重化系102からのx mltとで、
Mo・x mltを計算し、逆多重化系106を介
し、閾値メモリ107で閾値操作した後、メモ
リする。ここで、Moは最初、例えば“0”に
セツトされていることとする。もちろん、“0”
以外の値にセツトするようにしてもよい。
作成したx magと、x mltを入力データ
として第1の演算器103で要素同士の乗算x
mag・x mltを行い、α倍してメモリ10
4に記憶されているMoに加算する。
の結果をフイードバツク系により入力に戻
し、拡大化系101で拡大結像させてφ{Σ
(Mo・x)}とする。
第1の演算器103でφ{Σ(Mo・x)}・x
mltを計算し、α倍してメモリ104のMo
り減算する。
によりMoにx mag・x mltをα倍して
加算し、続いてによりφ{Σ(Mo・x)}・x
mltをα倍してMoより減算した結果のMo
Mo+1となる。
以上の動作をMoが収束するまでおこなうこと
により、入力データの記銘が行われる。期待する
Moが得られるとその値に基づいて処理が行われ
る。
次に想起時について説明する。
この場合、記憶行列Mはすでに計算され、記銘
されているものとする。想起時の流れは図の太線
で示されている。
先ず、想起させようとする2次元の入力デー
タxより多重化系102によつてx mltを作
成する。
第2の演算器105において、メモリ104
から読み出したMとの乗算、M・x mltを計
算し、結果を逆多重化系106で逆多重化さ
せ、閾値メモリ107で閾値操作して記憶す
る。
閾値メモリ107より出力を読み出し、一回
の想起では不十分な場合、またその出力をフイ
ードバツク系により入力に戻し、再想起を行
い、所望のデータを読み出す。
こうして、記銘、想起を行うことができる。
次に、第1図の連想記憶装置の空間的コーデイ
ングシステムを空間光変調管を使用して構成した
実施例について説明する。
第2図は空間光変調管4本を用いた完全光学シ
ステムによる連想記憶装置の空間的コーデイング
システムの一実施例を示す図で、図中、201〜
204は空間光変調管、211は拡大結像系、2
12は多重結像系、213は逆多重結像系、22
1〜228はハーフミラー、231〜238は反
射鏡、S1,S2,S3はシヤツタである。
図において、第1図の演算器103,105は
空間光変調管201→202の読み出しにより行
い、メモリ104は空間光変調管203で構成
し、閾値メモリ107は空間光変調管204で構
成している。
以下順に動作方法について説明する。なお、計
算は第1図と同様に(4)式に基づいて行われる。
先ず、入力Uをハーフミラー228、反射鏡
238を介してそれぞれ拡大結像系201,2
02へ導き、U mag、U mltを作成し、空
間光変調管201,202へそれぞれ書き込
む。
シヤツタSlを開き、ハーフミラー221,2
22、反射鏡231、ハーフミラー223,2
24を介して単色光により空間光変調管202
→203と読み出し、Mo・U mltを計算す
る、その結果をハーフミラー225、逆多重結
像系213を通して、実時間閾値動作により、
閾値操作をしながら空間光変調管204へ書き
込む。
シヤツタS2を開き、同様に単色光により反
射鏡232、ハーフミラー223、224を介
して空間光変調管201→202と読み出すこ
とによりU mag・U mltを計算し、ハーフ
ミラー225、反射鏡233,234,235
を介して空間光変調管203へ加算する。
空間光変調管201を消去後、シヤツタS3
を開き、単色光によりハーフミラー221、反
射鏡236、ハーフミラー226を介して空間
光変調管204を読み出し、ハーフミラー22
7、反射鏡237,238を介して拡大結像系
211で拡大結像させ、空間光変調管201へ
(Mo・U mlt)magを書き込む。
シヤツタS2を開き、空間光変調管201→
202と読み出し、(Mo・U mlt)mag・U
mltを計算し、空間光変調管203から減算
する。この時、結果はMeshの効果により0よ
り小さくはならない。
以上の動作を、各入力パターンについて収束す
るまで行うことにより記銘が完了する。
次に想起の動作について順に説明する。
先ず、入力Uより、ハーフミラー228、多
重結像系212を介して空間光変調管212へ
U mltを書き込む。
シヤツタSlを開き、空間光変調管202→2
03と読み出し、Mo・U mltを計算し、その
結果を逆多重結像系213を通して、実時間閾
値動作により、空間光変調管204へ書き込
む。
空間光変調管204を読み出し、ハーフミラ
ー227より出力を得る。また、この出力をシ
ヤツタS3を開きフイードバツク系で戻して再
想起させることも可能である。
第3図は第2図の完全光学システムによる連想
記憶装置の空間的コーデイングシステムの一部を
電子回路に置き換えたハイブリツド連想記憶装置
の一実施例を示す図である。図中、301〜30
3は空間光変調管、311は拡大結像系、312
は多重結像系、313は逆多重結像系、321〜
324はハーフミラー、331〜335は反射
鏡、341は受光マトリツクス、351はCPU、
361,362はパターン提示装置、S1,S2
はシヤツタである。
この実施例では、入力部分、フイードバツク部
分をCPUに置き換えたことにより電子回路との
インターフエースを容易にしている。また、使用
する空間光変調管の数が3本となり、より簡単に
実現できるシステムとなる。動作手順については
第2図の場合と全く同様である。
以上、2つの実施例におけるシステムにおいて
は、空間光変調管201と202、301と30
2の2本で乗算を行つているが、実際には{0,
1}の2値の乗算であるため、論理演算のAND
動作と同じである。そこで、この部分を実時間閾
値動作を用いたAND演算を用いることにより、
空間光変調管を1本減らすことが可能である。
第4図は、実時間閾値動作AND演算を導入す
ることにより、空間光変調管を1本減らし、3本
で実現した完全光学システムによる連想記憶装置
の空間的コーデイングシステムの一実施例を示す
図である。図中、401〜403は空間光変調
管、411は拡大結像系、412は多重結像系、
413は逆多重結像系、421〜430はハーフ
ミラー、431〜437は反射鏡、S1,S2,
S3,S4はシヤツタである。
図において、空間光変調管401はAND演算
を行い、空間光変調管402はメモリとして機能
し、空間光変調管403は閾値メモリとして機能
する。
先ず、記銘について説明する。
シヤツタS1を開いてUを入力し、多重結像
系412で多重結像させて空間光変調管401
にU mlhを書き込む。
空間光変調管401→402と読み出して
Mo・U mltを計算し、逆多重結像系413を
通して実時間閾値動作により、閾値操作をしな
がら空間光変調管403へ書き込む。
空間光変調管401を消去後、シヤツタS
1,S2を開き、多重結像と拡大結像を作成
し、実時間閾値操作により、U magとU
mltのAND演算を実行させる。
空間光変調管401を読み出し、U mag・
U mltを空間光変調管402へ加算する。
空間光変調管401を消去後、シヤツタS
1,S4を開き、実時間閾値動作により、
(Mo・U mlt)magとU mltのAND演算を
実行させる。
空間光変調管401を読み出し、空間光変調
管402より減算する。この時、結果はMesh
の効果により0より小さくはならない。
以上の動作を各入力パターンについて収束する
まで行うことにより記銘が完了する。
シヤツタS1を開き、入力Uの多重結像U
mltを空間光変調管401へ書き込む。
空間光変調管401→402と読み出し、
Mo・U mltを計算し、その結果を逆多重結像
系413を通して実時間閾値動作により空間光
変調管403へ書き込む。
空間光変調管403を読み出してハーフミラ
ー425より出力を得る。また、この出力をシ
ヤツタS1,S3を開いてフイードバツク系で
戻して再想起することもできる。
第5図は第4図の完全光学システムによる連想
記憶装置の空間的コーデイングシステムの一部を
電子回路に置き換えたハイブリツド連想記憶装置
の空間的コーデイングシステムの一実施例を示す
図である。図中、501,502は空間光変調
管、511は拡大結像系、512は多重結像系、
513は逆多重結像系、521〜523はハーフ
ミラー、531〜534は反射鏡、541は受光
マトリツクス、551はCPU、561,562
はパターン提示装置である。
この実施例は、第4図の連想記憶装置の空間的
コーデイングシステムの入力部分、フイードバツ
ク部分をCPUに置き換えたことにより、電子回
路とのインターフエースを容易にし、かつ出力部
も電子回路に置き換えることにより、空間光変調
管を1本減らしたハイブリツド連想記憶装置の空
間的コーデイングシステムであ。
その場合の動作手順については第4図の場合と
全く同じである。
なお、上記各実施例においては、第1図で示し
た本発明の基本構成を、完全光学システム、光学
系と電気系のハイブリツドシステムで構成した例
について説明したが、電気系で全て構成する完全
電気回路システムで構成してもよいことは勿論で
ある。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、全ての演算を2
次元で行うことが可能となり、入出力時の効率を
飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による連想記憶装置の空間的コ
ーデイングシステムのブロツク図、第2図、第3
図、第4図及び第5図は空間光変調管を用いた本
発明の連想記憶装置の空間的コーデイングシステ
ムの光学系の各実施例を示す図、第6図は本発明
による連想記憶装置の空間的コーデイングシステ
ムの一実施例における基本的な構成要素である空
間光変調管の構成を説明するため図、第7図は空
間光変調間の結晶表面の2次電子放出特性及び書
き込み、消去を説明するための図、第8図及び第
9図は空間変調管の実時間ハードクリツプ機能に
よるAND演算を説明するための図、第10図は
拡大化系を説明するための図、第11図は多重化
系を説明するための図、第12図は逆多重化系を
説明するための図である。 1……像、2……レンズ、3……光電陰極、4
……マイクロチヤンネルプレート、5……メツシ
ユ電極、6……結晶、61……電荷蓄積面、7…
…ハーフミラー、8……単色光、9……検光子、
10……出力光、101……拡大化系、102…
…多重化系、103……第1の演算器、104…
…メモリ、105……第2の演算器、106……
逆多重化系、107……閾値メモリ、201〜2
04……空間光変調管、211……拡大結像系、
212……多重結像系、213……逆多重結像
系、221〜228……ハーフミラー、231〜
238……反射鏡、S1,S2,S3……シヤツ
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力を拡大化させる拡大化系と、入力を多重
    化させる多重化系と、入力を逆多重化させる逆多
    重化系とを備え、拡大化像、多重化像により2次
    元演算処理を行い、演算結果を逆多重化させて出
    力を得ることを特徴とする連想記憶装置の空間的
    コーデイングシステム。
JP21813587A 1987-06-10 1987-09-01 Spatial coding system for association storage device Granted JPS6482390A (en)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21813587A JPS6482390A (en) 1987-06-10 1987-09-01 Spatial coding system for association storage device
US07/870,760 US5526298A (en) 1987-06-10 1992-04-20 Optical associative memory

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14434887 1987-06-10
JP21813587A JPS6482390A (en) 1987-06-10 1987-09-01 Spatial coding system for association storage device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6482390A JPS6482390A (en) 1989-03-28
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