JPH0357163A - 燃料電池の生成水回収装置 - Google Patents
燃料電池の生成水回収装置Info
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Abstract
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Description
水を燃料i!C池のオフ空気中に含1れる生成水を回収
して得るための生成水回収装置に関する. 〔従来の技術〕 燃料電池の燃料ガスとして、メタン.メタノールなどの
原燃料を水蒸気改質して得られる水素リッチな改質ガス
が使用される.一方、リン酸型燃料電池の電池反応は水
素と酸素から水を生成する反応でもあるので、この生成
水を回収して原燃料に添加し、水蒸気改質反応に利用す
る方法が一般に知られている.この改質に用いる水は改
質装置内の触媒に悪影響を与えたシ、スクールが発生し
ないように高純度でなげればならない。電池反応によっ
て生じた生成水を凝縮させて回収した水は純度が高〈簡
単な処理をすれば原燃料の添加水として使用できる。こ
の生成水の回収は燃料電池の出口空気側に設けられた排
熱回収装置などの熱交換器のドレンとして回収できるが
、回収量が十分でない。従って、この不足分は上水をイ
オン交換樹脂などで処理して補給しているのが実情であ
る。
得るにはなるべく低い湛度1でガスを冷却しなければな
らないが、排熱回収装置ではこのような条件にすると得
られる温水湛度が低くなう温水の排熱利用価値が下がる
点にある。第2に生成水に含まれる潜熱が大きいので多
量の熱交換を行わなければならないが、ガスとの熱交換
は面積当たbの効率が悪い上に凝縮した水の被膜によっ
て熱交換効率が低下するので大きな熱交換器を設置しな
ければならないためである。第3に大きな熱光換器はガ
スの圧力損失が大きくなるが、燃料電池に供給する反応
空気プロワの吐出圧力を大きくするとプロクの電力量が
大きくなり発電システム全体の効率が低下するためであ
る。
生成水を回収できる小型な生放水回収装if金得ること
にある. 〔課題を解決するための手段〕 上記課題を解決するために、この発明によれば、燃料電
池の反応空気の出口側配管系に設けられ、オ7空気中に
含塘れる燃科電池の生成水を回収するものであって、上
部に排気管,底部に回収水タンクを有する筒状体からな
υ、前記回収水夕/クの上方に流入して前記排気管に向
けて上昇する前記オフ空気の流路に配された充填材層、
》よびこの充填材層の上方に配されたスプレーノズルと
を有する生成水回収塔と、前記回収水タンク内の回収水
を前記スプレーノズルを介して前記充填材層に向けてス
プレーする回収水循環系1と、この回収水循環系に配さ
れて前記回収水t液冷する熱交換器とを備えてなるもの
とする。
層に下方から燃料電池のオフ空気を送b,上方から液冷
式熱交換器で冷却された回収水をスプレーノズルによっ
て散布するよう構成したことによシ、充填材によって熱
交換面積が拡張された同流形の熱交換器が形成され、オ
フ空気中に水蒸気として含まれる生成水を効率よ〈凝縮
させて回収塔底部の回収水タンクに回収することができ
る。
成水を冷却する熱交換器を水冷式としたことによシ、空
冷式熱交換器に比べて小形化できるとともに、充填材層
に供給する冷却媒体に純度の高い回収水を用いたことに
よシ、回収水の純度を高度に維持することができる。
を示す概略断面図である。図において、生成水回収塔1
は底部に回収水タンク4,上部に排気管IBt−有する
筒状体からなシ、オーノく7ロー管8Aによって水位が
規制される回収水タンク4の液面よう幾分高い側壁面に
はオフ空気19の入口管1Aが設けられ、入口管1人か
ら排気管1Bに向かうオフ空気19の流路が形成される
とともに、この流路上にはプラスチックビーズ,プラス
チックパイプ,あるいはプラスチックチフプ等の充填材
をオフ空気の流通を妨げない程度に充填した充填材#2
と、その上方の排気管寄シにはプラスチック繊維等から
なるミストフィルタ5が設けられる.筐た、充填INj
i2とミストフィルタ5との間にはスプレーノズル3が
設けられる。一方回収水タンク4とスプレーノズル3は
循環ポンプ6At−有する回収水循環系6によって連結
され、回収水循環系6には液冷式の熱交換器7が設けら
れ、回収水循環系6をスプレーノズル3に向けて流れる
回収水8が熱交換器7の水冷蛇管7Aを流れる冷却水に
よって冷却され、冷却された回収水8Aがスプレーノズ
ル3を介して充填材層2に向けて注水され、充填材とし
てのプラスチック材チップの表面に広がって面積の大き
い熱交換面を形成した後、回収水タンク4に落下して回
収される。
池10の反応空気の出口側配管系11を、例えば電解質
としてのシん酸ミストを除去するシん酸除去装置12,
排熱回収装置13f:介してオフ空気19の入口管1A
に連結する。この状態では排熱回収装置13で排熱利用
効率の高い温水が得られる程度にオフ空気が冷却され、
したがってオフ空気中に水蒸気として含普れる生成水の
量も幾分減少しているものの、まだかなシの量の生成水
が含1れている。このような状態のオフ空気19は下方
から充填材層2に流入し、例えばペレット状の表面を伝
い落ちる冷えた回収水と直接接触する向流熱伝達によっ
て効率よく冷却され、冷却笛れることによって凝縮した
生成水は流下する回収水と合流して落下し、回収水タン
ク4に回収される。このようにして回収された回収水8
は実用上十分な純度を有するので、オーバーフロー管8
Aから流出する回収水を直接水蒸気改質器側に送るか、
あるいはイオン交換樹脂を通して水蒸気改質器側に送る
ことによD,回収水を原燃料の水蒸気改質に必要な添加
水等に有効に利用することができる。1た、水分が除去
されたオフ空気は排気管IBt−介して例えば改質装置
のパーナ等に送られ支焼空気として利用される。
た熱交換面fjc@い落ちる冷えた回収水と、逆向きに
流れるオフ空気とが直接接触して向流熱伝違を行い、オ
フ空気を効率よく冷却して生成水蒸気を凝縮灯せるとと
もに、凝縮水が流下する回収水と合流して熱伝達t−阻
害しないので、熱効率の高い熱交換器が得られ、したが
って生成水回収塔を小型化することができる。
循環する回収水金冷却するよう構成したことによシ、空
気冷却式の熱交換器に比べて熱効率がよく熱交換器を小
型化できるとともに、熱交換器の冷却温度を排熱回収装
置の排熱利用効率に悪影Vt−及ぼすことなく低くする
ことができるので、排熱回収装置で回収しきれない生成
水を有効に回収できる.その結果、イオン5!換樹脂を
通して補給する純水の量を従来よb大幅に低減できるの
で、イオン交換樹脂の交換頻度やその使用量を低減する
ことができる。
用いたことによシ、凝縮する水の純度を低下させること
がなく、純度の高い回収水を安定して得ることができる
。
除去装置や排熱回収装置を介して生成水回収装置に供給
する場合を例に説明したが、回収水の使用目的や燃料電
池発電システムの使用目的によっては両装t′!!−必
ずしも必要としない場合があることはいう筐でもないこ
とである。
された回収水を生成水回収塔内の充填材層に上方からス
プレーし、逆向きに流通するオフ空気と直接接触させて
向流熱伝達を行うよう構成した.その結果、高い熱交換
効率が得られ、生成水回収塔および熱交換器を小型化で
きるとともに、排熱利用効率の制約によって従来利用さ
れなかった燃料電池の生成水を効率よく回収して利用で
きる生成水回収装置を備えた燃料電池発電システムを提
供することができる。1た、回収水の増加によって(1
lI水の追加供給量が減るので、純水の製造に用いるイ
オン交換樹脂やその交換サイクル数も減少し、したがっ
て発電システム全体としてのランニングコストを低減で
きる利点が得られる。
概略断面図である。
Claims (1)
- 1)燃料電池の反応空気の出口側配管系に設けられ、オ
フ空気中に含まれる燃料電池の生成水を回収するもので
ありて、上部に排気管、底部に回収水タンクを有する筒
状体からなり、前記回収水タンクの上方に流入して前記
排気管に向けて上昇する前記オフ空気の流路に配された
充填材層、およびこの充填材層の上方に配されたスプレ
ーノズルとを有する生成水回収塔と、前記回収水タンク
内の回収水を前記スプレーノズルを介して前記充填材層
に向けてスプレーする回収水循環系と、この回収水循環
系に配されて前記回収水を液冷する熱交換器とを備えて
なることを特徴とする燃料電池の生成水回収装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100802846B1 (ko) * | 2006-09-22 | 2008-02-12 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 시트벨트용 앵커플레이트 조립구조 |
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JP5604429B2 (ja) * | 2009-07-08 | 2014-10-08 | パナソニック株式会社 | 燃料電池システム |
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-
1989
- 1989-07-26 JP JP1193725A patent/JP2800286B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2800286B2 (ja) | 1998-09-21 |
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