JPH0356A - 吸収性物品の複数層を有する表面シートの製造方法 - Google Patents
吸収性物品の複数層を有する表面シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH0356A JPH0356A JP1135062A JP13506289A JPH0356A JP H0356 A JPH0356 A JP H0356A JP 1135062 A JP1135062 A JP 1135062A JP 13506289 A JP13506289 A JP 13506289A JP H0356 A JPH0356 A JP H0356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- layer
- sheet
- roll
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 54
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 12
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 claims description 31
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 claims description 31
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 24
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 15
- 239000004744 fabric Substances 0.000 abstract description 5
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract description 4
- 239000000155 melt Substances 0.000 abstract description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 86
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 45
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 34
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 17
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 17
- 239000004831 Hot glue Substances 0.000 description 16
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 11
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 11
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 10
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 10
- 230000002175 menstrual effect Effects 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 8
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 7
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 7
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 6
- 230000002209 hydrophobic effect Effects 0.000 description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 3
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 3
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 3
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 239000004094 surface-active agent Substances 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009736 wetting Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
造方法に関する。
スチックフィルムを用いることが、特公昭57−170
81号に記載されている。この孔開きプラスチックフィ
ルムを用いると、経血の逆戻りがないなどの利点がもた
らされる。
号、実開昭63−166400号などにも示されている
ように、針をシートに突き刺すことで行っている。
フィルムを用いることは有効であるが、感触性があまり
良好でない。したがって、できれば不織布に孔を開け、
これを表面シートとするのが好ましい。
そのプラスチックフィルムの融点よりかなり高い温度と
され、シートを溶融して孔開けがなされる。
周囲が溶融によって硬くなり、風合いが悪くなる。
技術は何も開示していない。
れていた。
を有する表面シート、たとえば不織布に孔を形成する場
合において、特に良好に適用でき、その際表面シートの
風合いを悪化させることがない吸収性物品の表面シート
の製造方法を提供することにある。
シートにこれを搬送しながらその表面に多数の孔を開け
る方法において; 前記表面シートを複数層により構成し、周囲に多数の針
が突出しその針が加熱されている針ロールと、これと対
向して配され前記針が食い込み可能な受ロールとの間を
複数層を有する表面シートの原反を通しながらそのシー
ト原反全体に連続的に孔を形成するとともに、 前記針は実質的に先細の円錐形をなし、形成しようとす
る孔の平面視における最小径をdとしたとき、針が食い
込んだときの針の根元径りが(1,1〜3.0) dで
あり、かつ針の先端から根元までの高さHがシート原反
全体の厚みhの(h+2)1)1)0以上であり、さら
にH:Dが4=1〜6:5であり、前記針の加熱温度を
T’C1針と対向する層の融点を1)℃、針に対して反
対側層の融点を12℃としたとき、1)℃<T”C≦(
t2−10)℃に設定し、 前記反対側層を吸収性物品の肌に接するよう配置したこ
とで解決できる。
針の加熱温度が少なくとも10℃低い。
がない。また、針の加熱温度が表面シートの肌に接しな
い層(針と対向する層)の融点より高い。したがって、
少なくともその針と対向する層に対して確実に溶融によ
り孔開けを行うことができる。
つその溶融孔開けによる孔は復元性がないから、主に機
械的に孔開けした前記反対側層の繊維が復元しようとし
ても、その復元を前記針と対向する層の孔部分が阻止し
ようとするから、反対側層の繊維の復元性に伴う孔塞が
りを防止できる。
設定しているので、確実に所望の孔を形成できる。
ナプキンの構造例について説明すると、1は孔開き不織
布からなる表面シートで、第9図、第14図および第1
6図に示すように、上層IA、および下層IBからなる
。2は不織布で、ナプキンの長手方向の一部を除いて、
前記表面シートiの両側繰上にホットメルト接着剤3に
より相互に固着されるとともに、前記一部部分において
はヒートエンボスHEによって固着されている。この不
織布2は図面に示すように、横断面リップ溝形形状をな
し、内部要素を包んでいる。
防漏シート)としての防水紙4が内装され、そのリップ
部は表面シート1の両側縁の下方に位置している。防水
紙4は内面が紙または不織布により、外面がプラスチッ
クフィルムにより形成されたもので、たとえばいわゆる
ポリラミ防水紙として公知のものである。この防水紙4
は吸収した経血の外部への漏れを防止する。
の下側の蛇腹台紙6と固着状態にある。
紙7およびこれによって包囲された綿状パルプからなる
吸収体8が設けられている。吸収紙7はその下面におい
て一部重ね合わされている。
5とその山部でホットメルト接着剤9によって相互に固
着されている。蛇腹台紙6と吸収紙7ともホットメルト
接着剤10によって固着されている。これによって、ク
ツション材層5や吸収体8などの内包物(内部要素)の
固定化が図られている。
体8および吸収紙7の一部は幅狭に切除され、局部への
装着性(密着性)が高められている。この幅狭部におい
て、前記ヒートエンボスHEによって不織布2、表面シ
ートlおよび防水紙4が熱溶融により相互に固着されて
いる。
ずれ止め用ホットメルト接着剤である。
ってシールされている。
して従来の綿状パルプを主体としたものに対する改良と
して、スポット吸収性、吸収速度、表面のベトッキおよ
び装着感などの改善を目的として、綿状パルプからなる
吸収体の上にクツション材層を設けることが、たとえば
特開昭6212500を号公報などによって知られてい
る。
号、および実開昭62−97629号などにおいて、表
面シートの両側繰上に、吸収体の側部を通って巻き上げ
た防漏シートの側縁を重ねてナプキンの長手方向に間歇
的または連続的に接着させたものが知られている。実公
昭60=31718号には、液透過性シートにより、吸
収体および防漏シートの全体を包被したものも開示され
ている。
もの、またはポリエチレンなどのプラスチックフィルム
と不織布とを貼る合わせたいわゆるポリラミ不織布が通
常用いられているが、プラスチックフィルムあるいはポ
リラミ不織布のプラスチックフィルム面を外面に用いる
と、ナプキンを使用にあたって、ショーツに仮止めする
ためのずれ止め用接着剤の接着性が悪くなる。したがっ
て、ポリラミ不織布を用いるとともに、その不織布面を
外面とするのが好ましい。
、硬くあまり風合いがよいものではない。
実開昭62−97629号のように側縁部のみであって
も、肌に一部が触れる以上、感触性を阻害する。この後
者の技術は、防漏シートの側縁が不織布によって包まれ
ているので感触性の改良に寄与するけれども、プラスチ
ックフィルムの幅より広い不織布を必要とし、コストア
ップの要因となり、かつ特殊品となるため、自家製造と
なり、そのための工程を別に必要となり、実用的でない
。さらに、ポリラミ不織布を表面シートの上面に被せて
ホットメルト接着剤により連続的であれ間歇的であれ接
着する場合、側縁そのものは非接着であるため、そこが
めくれたとき、プラスチックフィルムの側縁が露出し、
感触を悪くする。
は、全体を不織布で包んでいるので、感触性に優れる。
り現象がみられる。
に代表的に示されているように、孔開きプラスチックフ
ィルムをナプキンの表面シートとして用いることが知ら
れている。この技術を利用した実際の製品は、単に吸収
体の四周を孔開きプラスチックフィルムで包被したもの
である。確かに、この製品は種々の点で優れるものの、
最大の欠点は四周がプラスチックフィルムで包被されで
いるため、製品を手にもったときの感触がツルツルして
いることである。またプラスチックフィルムと吸収体が
離れているため、着用者の運動によってプラスチックフ
ィルム内で吸収体がずれ易い。しかも、前述のように、
ずれ止め用接着剤を使用し難い。
て、吸収要素をその下面、側面および上面の側部に跨が
るリップ溝形の不織布で包被し、この不織布が肌に接触
するので、プラスチックフィルムおよびポリラミ不織布
と比較して感触性にきわめて優れる。また、ナプキンの
下面(非使用面)が不織布であるため、ずれ止め用接着
剤の接着性が良好である。さらに表面シートとして、孔
開き不織布を用いると、孔無し不織布を用いた場合と比
較して、経血のスポット吸収性、逆戻り防止効果に優れ
る。かくして、感触性と経血のスポット吸収性および逆
戻り防止効果との相反するものとされてきた課題を解決
できる。
ものが肌に接触するので、ポリラミ不織布を用いたとき
のように、プラスチックフィルムの側縁が露出して肌を
傷めることがない。
ツション性に優れる。このクツション材層は孔開き表面
シートとの関係で、後述のように、顕著な経血のスポッ
ト吸収性および逆戻り防止効果を発揮する。
を設けることは、特開昭62−125001号によって
公知である。しかし、ここにおけるクツション材層は、
単に疎水性繊維を単層に設けたものでかつ面一である。
ように、コスト高となるなどの難点があるので、横断面
を波形とし、かつ複数層の積層構造とするのが好ましい
。
波形でかつ上層5Aと下層5Bとの二層積層構造とされ
ている。この二層構造とした理由は、クツション材層5
の嵩高性を高めるとともに、層間に空隙をもたせること
などによってクツション性を高め、吸収速度を速めるた
めである。しかし、波形である限り、−層や3層以上で
あることを妨げない。
り、熱溶融性を有するES繊維(ポリプロピレン繊維の
まわりをポリエチレンで被覆したもの)や、ET繊維(
ポリエステル繊維のまわりをポリエチレンで被覆したも
の)などの合成繊維を主成分(80%以上が好ましい)
とするものが用いられる。このクツション材構成用繊維
の太さとしては、3〜14デニールが好ましい。上記合
成繊維は、疎水性繊維であれば、得に限定されず、クツ
ション材が不感湿性となるようなものでもよい。クツシ
ョン層の不感湿性を軽減する必要がある場合は、界面活
性剤を噴霧したり、界面活性剤溶液に浸漬する方法を用
いることができるし、レーヨン繊維などを少量含ませて
もよい。
の熱溶融性を有する繊維の一部を熱風スル一方式で溶融
させ、繊維を互いに結合させる方法を用いることができ
る。しかし、接着剤による繊維結合方法などを採用して
もよい。
/rri、これを積層して波形にしたときの目付として
は、20 g/rrf〜90g/rrfのシートが好ま
しい。密度やデニールが異なる異種を積層してもよい。
か、生理用ナプキン等吸収性物品を製造する工程でロー
ル状の巻取状態で供給する場合、単層の厚いクツション
材のロール状巻取を使用するよりは、巻取の交換回数が
少なくて済むという利点もあるからである。クツション
材そのものの密度としては、0.1g/m未満、特に0
.005〜0.05 g / mrが好ましい。嵩高と
しては、0.5〜IOI!l!1)特に1.0〜7.0
mmが好ましい。
ートであると、クツション効果が劣るので、上記例のよ
うに、波形(蛇腹状)にすことがクツション性および吸
収速度を向上させるので特に好ましい。
のような方法を採用するのが好ましい。
態で重ね合わせたクツション材原反(実施例では(al
の形態)を得るために、まず第4図のように、折り畳み
器(セーター)20により折り畳み、次いでブレードロ
ール21とこれと対向する受ロール22との間を通し、
両ロールを密接するように加圧してクツション材原反5
0に波形を付与する。
ード21aをロールの長手方向に間隔を置いて多数有し
、かつクツション材の溶融点より高い温度にブレード2
1aが加熱されている。この加熱温度としては、100
〜200℃、またクツション材がES繊維、ET繊維あ
るいはそれらの混合繊維であるときにおいて160〜1
90℃、特に170〜180°Cが好ましい。受ロール
22も同様な温度もしくは若干低い温度の加熱ロールと
するのが好ましい。ブレードロール21は、たとえば、
第5図のように、外径Φが100順、長さしがloO+
nm、ブレードピッチpが5mm、ブレード先端厚みt
が1市とすることができる。
速やかに蛇腹台紙6とクツション材の残留熱あるいは加
熱ロールによって、クツション材層と熱接着できる。ホ
ットメルト接着剤によって接着してもよい。その後の工
程は、ナプキンの構造から容易に推測できよう。
あればよく、全長にわたってもよい。波の数は、好まし
くは5〜30である。実施例ではクツション材層5の底
面が、受ロール22古してフラットな表面をもったもの
を用いたので、面一となっているが、受ロールを、ブレ
ードロール21の谷に対応して山をもつ波形ロールを用
いれば、クツション材層の下面も波形に形成できる。し
たがって、クツション材層の両面が波形であってもよい
。
材の原反に加圧力を作用させると、その加圧力によって
原反が波形に変形する。その際、ブレードロールのブレ
ードがクツション材を形成する合成繊維の溶融点より高
い温度とされているので、繊維が溶融変形して形状が復
元することがない。さらに、ブレードロール21にはブ
レード21aが複数設けられているので、同時に複数の
波を形成でき、かつブレードの温度を溶融点よりかなり
高めておけば高速で波形の成形を行うことができる。さ
らに、前記ブレード21aによって波の谷部を加圧また
は熱溶融によって、クツション材内において密度差をも
たせると、第7図の矢印のように、経血は山部から谷部
に速やかに移行するようになり、もって経血の吸収速度
を速めることができる。
収紙7から基本的に構成したが、吸収要素とは、経血を
最終的に保持する部分を言い、その構成が限定されるも
のではない。蛇腹台紙6は必須ではないが、これが存在
することで、クツション材層5の形態保持性が高まる。
用いるより不織布を素材とするのが感触性の点で優れる
。かかる孔開き不織布からなる表面シート全体の厚みは
i ohm以下、特に0.1〜0.3鰭程度、孔lOの
平面視における最小径dは1止以下、開孔率は15〜4
5%、特に27〜32%、濡れ角(水滴Hがなす角度)
αが90’以下、外表面基準の孔角度θが90°以上で
あるのが好ましい。
形をなしているのは、後述のように、孔形成にあたり、
加熱針ロール61と受ロール62間に表面シートを通す
ので、針60が表面シートlの当該孔lOから離れると
きの時間的ずれによるのが原因となっている。
によって、保持されているとしても、上面はフリーであ
るため、着用者からの圧迫、ずり力などによって、波形
が崩れ易い。そこで、上記実施例のように、ホットメル
ト接着剤9によってクツション材層5の上面を固定して
形態の保持を図るのが好ましい。このホットメルト接着
剤の適用方法上しては、ビード塗布法またはスプレー塗
布法を用いることができるが、前者の方法では、線状塗
布となるので感触が悪いし、後者の方法では、表面シー
ト1の孔から、ホットメルト接着剤が滲み出し、何れも
好ましものではない。
るのが最適であることを知見した。この方法は、一つま
たは複数の塗布ヘッド1)をナプキンの幅方向に並べ、
塗布ヘッド1)の中心ノズルIIAからホットメルト接
着剤9を、周囲の複数の底面からの視での吹き出し方向
が中心に向かわない空気孔1)Bから、ホットメルト接
着剤9に高圧空気を吹き付けることで、ホットメルト接
着剤9を螺旋状に流出させるものである。この方法によ
れば、クツション材層5と表面シート1とがランダムな
個所で接着するとともに、塗布面積として小さくとも良
好に接着し、感触性を高めるなどの効果をもたらす。
性をもたせるために、波形に成形した。
との接触部分の割合が小さくなり、経血の流入性が損な
われる。両者の特性を実用上満足させるためには、クツ
ション材層5表面と表面シートlとの接触面積(ホット
メルト接着剤が塗布されていない部分もあるので、正確
には当接面積)Scと、非接触面積Snとの関係が、S
c/(Sc+Sn) =0.3(好ましくは0.5)
〜0.7が好ましい。ホットメルト接着剤は、粘着タイ
プの場合、孔10から表面に抜けることがあるので、固
着タイプの方が好ましい。
ト1に孔を形成するには、第13図のように、外周面に
多数の針60を有する針ロール61と受ロール62との
間に積層原反シート100を通し、孔10を形成する。
タを埋め込むなどによって、所定温度に加熱されている
。針60は金属などによって形成される。受ロール62
は、針60が食い込み可能なものとされ、ゴムやプラス
チックなどで形成することもできるが、最適なのは細い
毛を植設したブラシロールである。ブラシ材質は、動物
の毛、たとえば豚の毛を用いることができる。ブラシは
密に植設するのがよい。ブラシの突出高さは適宜法める
ことができる。
錐形をなし、形成しようとする孔10の平面視における
最小径をdとしたとき、針60が食い込んだときの針6
0の根元径りが(1,1〜3.0)dであり、かつ針6
0の先端から根元までの高さHがシート厚みhの(b+
2)mm以上であり、さらにH:Dが4:l〜6:5で
あるとされる。針60の全体高さは、H+ 3 mm以
上がよい。また針6゜の先端角βは50°以下であれば
、穿孔できるが、見栄えのよい孔を得ようとすると、4
0’以下が望ましい。たとえば、ロール径を200 m
としたとき、穿孔可能、操業性、ピッキング防止などか
ら、第15図の斜線部であるのがよい。
)1に上層fAが位置するように、針ロール6Iと受ロ
ール62との間に原反シートlooが通される。
と対向する層、すなわち下層IBの融点をt1℃、針6
0に対して反対側層、すなわち上層IA(7)融点をt
2℃としたとき、tl’c<T’C≦(t2−10)’
Cに設定される。
、針により、機械的に、また溶融温度より低い温度に加
熱した針により、機械的および熱的に孔を形成する場合
、表面シートを構成する繊維の復元が少なからずあり、
加工後の孔塞がりがみられる。そこで、表面シートlを
複数層、実施例では上層IAと下層IBの2層構造とな
し、下層IBについては肌と接触せず、風合いが問題と
ならないので、溶融孔開けにより孔を確実に形成し、肌
と接触し溶融に伴う硬化部分の生成をさけ風合いの悪化
を防止せねばならない上層IAについては、溶融孔開け
を避け、あるいは一部軟化するとしても溶融する程度で
ない、針60の加熱温度との相対的関係で、高い融点を
もつ材料を選定することで、全体として、風合いに優れ
、かつ孔塞がりのない表面シート1を形成するものであ
る。
トlは、最終的に得られる吸収性物品の肌に接する側に
上層IAが、反対側に下層【Bが位置するよう、他の構
成要素と組み立てられる。
16図に示した。この図からも明らかなように、下層I
B(針60と対向する層)の孔10周囲が下方に突出し
ている。これによって、表面シート1が嵩高となる効果
も生じる。
いることができるが、ETa維、ES繊維、ポリプロピ
レン(PP)繊維またはポリエチレン(PE)繊維など
を用いることができ、特に上記下層IBとしてはPP繊
維、上層IAとしてはESまたはPE繊維が好ましく用
いることができる。さらに、各層が上記繊維の混合繊維
でもよい。たとえば、上層がPP−ES、下層がES・
PEである場合である。
上でもよい。この場合、3層の中間層は、針の熱により
、溶融してもしなくともよい。
で孔を形成し、その孔の形成態様を目視観察した。
PE繊維(融点1.10〜120°C)からなる2層表
面シートにおいては、第1表の結果を得た。
ES : 2/1) 、下層をPE繊維とES繊維との
混合繊維(混合比PE/ES : 2/l)としたとき
の結果は第2表のとおりであった。
繊維で、公知のものである。
的に設けたのは、共通の繊維の含有により上層と下層と
の接着力を高めるための繋ぎ繊維の役割を担わせるため
である。
または嵩が良好でない箇所があったことを示す。
に、孔塞がりを防止できる。
および3図はそれぞれff−n線および■■線矢視図、
第4図はクツション材層の製造方法例の斜視図、第5図
はブレードロールと受ロールとの関係図、第6図(a)
〜fc)はクツション材原反の折り畳み例の概要図、第
7図は波形付与状態説明図、第8図は表面シートの平面
図、第9図は表面部の断面図、第10図はホットメルト
接着剤の塗布装置例の斜視図、第1)図はその塗布ヘッ
ドの断面図、第12図はその底面図、第13図は表面シ
ートは穿孔状態図、第14図(a)、 (b)は表面シ
ートと針との関係図、第15図は針の形状の最適範囲例
の関係図、第16図は具体的孔断面形状の断面図である
。 ■・・・表面シート lA・・・上層(反対側層)
IB・・・下層(針と対向する層) 2・・・不織布第
1図 ・・防水紙 ・・・蛇腹台紙 ・・・吸収体 0・・・・孔 0・・・・針 2・・・・受ロール 5・・・クツション材層 7・・・吸収紙 9・・・ホットメルト接着剤 1工・・・・塗布ヘット 61・・・・針ロール 第2因 第 図 二、二 第 図 第 ア 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第13 図 第 図 (b) らn 第 図 4+r 根fc、 % D (mml 第 図
Claims (1)
- (1)吸収性物品の肌に接する面を構成する表面シート
にこれを搬送しながらその表面に多数の孔を開ける方法
において; 前記表面シートを複数層により構成し、 周囲に多数の針が突出しその針が加熱されている針ロー
ルと、これと対向して配され前記針が食い込み可能な受
ロールとの間を複数層を有する表面シートの原反を通し
ながらそのシート原反全体に連続的に孔を形成するとと
もに、 前記針は実質的に先細の円錐形をなし、形成しようとす
る孔の平面視における最小径をdとしたとき、針が食い
込んだときの針の根元径Dが(1.1〜3.0)dであ
り、かつ針の先端から根元までの高さHがシート原反全
体の厚みhの(h+2)mm以上であり、さらにH:D
が4:1〜6:5であり、前記針の加熱温度をT℃、針
と対向する層の融点をt1℃、針に対して反対側層の融
点をt2℃としたとき、t1℃<T℃≦(t2−10)
℃に設定し、 前記反対側層を吸収性物品の肌に接するよう配置したこ
とを特徴とする吸収性物品の表面シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1135062A JP2876216B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 吸収性物品の複数層を有する表面シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1135062A JP2876216B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 吸収性物品の複数層を有する表面シートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0356A true JPH0356A (ja) | 1991-01-07 |
JP2876216B2 JP2876216B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15142994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1135062A Expired - Lifetime JP2876216B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 吸収性物品の複数層を有する表面シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876216B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6452064B1 (en) | 1997-06-27 | 2002-09-17 | Sca Hygiene Products Ab | Method of producing an apertured covering sheet for an absorbent article and a material produced in accordance with the method |
US6583487B1 (en) * | 1998-10-23 | 2003-06-24 | Stmicroelectronics S.A. | Power component bearing interconnections |
KR100766805B1 (ko) * | 2005-03-24 | 2007-10-17 | 대림산업 주식회사 | 복합재료판넬을 이용한 오각형 지중구조물 시스템 및 이를이용한 시공방법법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105902343A (zh) * | 2016-05-25 | 2016-08-31 | 太仓市报艺商务调查有限公司 | 一种低温保健卫生巾及其加工方法 |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP1135062A patent/JP2876216B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6452064B1 (en) | 1997-06-27 | 2002-09-17 | Sca Hygiene Products Ab | Method of producing an apertured covering sheet for an absorbent article and a material produced in accordance with the method |
US6583487B1 (en) * | 1998-10-23 | 2003-06-24 | Stmicroelectronics S.A. | Power component bearing interconnections |
KR100766805B1 (ko) * | 2005-03-24 | 2007-10-17 | 대림산업 주식회사 | 복합재료판넬을 이용한 오각형 지중구조물 시스템 및 이를이용한 시공방법법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2876216B2 (ja) | 1999-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100293156B1 (ko) | 일회용흡수제품 | |
US6452064B1 (en) | Method of producing an apertured covering sheet for an absorbent article and a material produced in accordance with the method | |
EP1207832B1 (en) | A material laminate for use as a covering sheet in an absorbent article | |
US5637106A (en) | Absorbent product for personal use | |
RU2197934C2 (ru) | Перфорированный покрывающий лист для поглощающего изделия и способ производства покрывающего листа | |
US4725473A (en) | Cloth-like, liquid impervious composite material and method for making the same | |
US5091240A (en) | Laminate incorporating hot melt and water based adhesives | |
JP2010148730A (ja) | 吸収性物品の表面シート | |
JP2009291473A (ja) | 吸収性物品 | |
GB2100130A (en) | Quilted diaper and sanitary napkin products | |
CN102355878A (zh) | 吸收性物品 | |
JP3288920B2 (ja) | 体液吸収性物品の透液性表面シート製造方法 | |
JP2002065738A (ja) | 連続フィラメントの表面材を用いた吸収性物品 | |
JP2001231815A (ja) | 吸収体製品の表面被覆シート | |
RU2266091C2 (ru) | Гигиеническое абсорбирующее изделие, абсорбирующая сердцевина и способ ее изготовления | |
JP6301422B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JPH0356A (ja) | 吸収性物品の複数層を有する表面シートの製造方法 | |
JP4912004B2 (ja) | 吸収性物品の製造におけるヒートエンボス加工方法 | |
JPH02218368A (ja) | 生理用ナプキン | |
JP2007252542A5 (ja) | ||
EP0444140A4 (en) | Absorbent product for personal use | |
JP2787460B2 (ja) | 吸収性物品の表面シートの製造方法 | |
JPH08322881A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2876215B2 (ja) | 吸収性物品のクッション材の製造方法 | |
JPH06319769A (ja) | 発泡性材料バッフルを備えた吸収性製品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100122 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100122 Year of fee payment: 11 |