JPH0356887Y2 - - Google Patents

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JPH0356887Y2
JPH0356887Y2 JP11337784U JP11337784U JPH0356887Y2 JP H0356887 Y2 JPH0356887 Y2 JP H0356887Y2 JP 11337784 U JP11337784 U JP 11337784U JP 11337784 U JP11337784 U JP 11337784U JP H0356887 Y2 JPH0356887 Y2 JP H0356887Y2
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degaussing
spring material
demagnetizer
demagnetizing
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JP11337784U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、テープレコーダ等の磁気ヘツドを消
磁するための消磁器に関し、更に詳しくは、所謂
フイリツプス型のカセツトと外形が同一規格のカ
セツト内に消磁ヘツド等を内蔵し、この消磁器カ
セツトをテープレコーダに装着してPLAY釦を押
すことによつて、テープレコーダの磁気ヘツド
(被消磁用ヘツド)が自動的に消磁器カセツトの
消磁ヘツドと当接すると共に、消磁器カセツト内
の消磁回路駆動用のマイクロスイツチがバネ材を
介してONするようにしてなる消磁器に係る。
〔従来技術およびその問題点〕
通常テープレコーダは、長期に亘り使用し続け
ると、その発生する磁界により磁気ヘツド等が帯
磁し、録音再生特性が劣下する傾向にあるため、
一定期間毎に消磁を行なう必要がある。
そこで、カセツト式テープレコーダにおける磁
気ヘツドの消磁を容易にするため、第5図に示す
ようなフイリツプス型のコンパクトカセツトと同
一規格のケース1内に消磁信号発生回路2を組込
み、被消磁用ヘツドの挿入窓3にその前面を臨ま
せた消磁ヘツド4をケース1内に後退自在に配設
すると共に、この消磁ヘツド4にその中央部を当
接させて消磁ヘツド4を挿入窓3方向に押圧する
両端支持の長尺のバネ材5を設け、消磁ヘツド4
の後退に伴つて弾性変形するバネ材5によつて、
マイクロスイツチ6をONさせるようにした消磁
器Aが提案されている。かかる消磁器Aは、通常
のテープ再生操作、即ち、ケース1をテープレコ
ーダ内に適正にセツトした後、PLAY(再生)釦
を押すだけで被消磁ヘツドにより消磁ヘツド4が
押されて後退し、マイクロスイツチ6がONして
消磁信号発生回路2が作動して減衰交番電圧を発
生させ、自動的に消磁ヘツド4によつてテープレ
コーダの磁気ヘツドが消磁されるようになつてい
る。従つて、消磁操作に何ら熟練を要さず、極め
て使い勝手の良いものである。なお、第5図にお
いて、7はボタン型水銀電池等よりなる消磁器A
の電源部、8はテープレコーダの回転軸挿入孔で
ある。
しかしながら上記構成においては、第6図に示
すように両端を例えばピン状の支持部材9に保持
されたバネ材が、消磁ヘツド4の後退によつてそ
の中央部を押されて突出変形する際に、周知のマ
イクロスイツチ6内の復帰用スプリングにより付
勢される作動片10によつて反力を受けるため、
消磁ヘツド4の左右において反力がアンバランス
となるものであつた。何んとなれば、バネ材5に
おける消磁ヘツド4との当接箇所から支持部材9
までの長さが左右で同一であると、第6図におい
て右側の反力はバネ材5の反力だけであるが、左
側のそれはバネ部材5と作動片10との反力を合
わせたものとなるため、消磁ヘツド4を押返す力
が左右アンバランスとなつた。このため、消磁ヘ
ツド4と当接する被消磁ヘツド11の先端の曲率
半径が小さいと特に顕著であるが、消磁ヘツド4
が傾いて両ヘツド4,11が適正状態で接触でき
ず、消磁が不完全になる恐れのあるものであつ
た。
〔考案の目的〕
従つて本考案の目的とするところは、上記従来
技術のもつ欠点を解消し、マイクロスイツチの作
動片の反力があつても、バネ材における消磁ヘツ
ドとの当接箇所の左右において、消磁ヘツドを押
返す力が左右で略均等となるようにし、消磁ヘツ
ドが傾くことなく常に適正状態で被消磁ヘツドと
当接する消磁器を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案に係る消磁器は上記目的を達成するた
め、消磁ヘツドと当接する箇所を境とするバネ材
の左右において、マイクロスイツチの作動片の反
力が作用する側と反対側に補助バネ材を設け、こ
の補助バネ材でバネ材を押返すようにして、消磁
ヘツドの左右において消磁ヘツドに作用する力を
均等にしたことをその概要とする。
〔考案の実施例〕
第1図および第2図は本考案の1実施例に係
り、同各図において、従来と同一部材には同一の
符号を付し、その詳細は省略する。
同図において、12補助バネ材で、金属製の板
バネ、線バネ或いは合成樹脂製の板バネからな
り、前記ケース1に突設した支持部材13の切溝
13aにその一端を嵌合することによつて保持さ
れている。上記補助バネ材12の他端(自由端)
は、消磁ヘツド4と当接する箇所を境とするバネ
材5の左右において、バネ材5が前記作動片9と
当接する側(第1図で左側)と反対側(第1図で
右側)でバネ材5と当接可能とされている。そし
て、この補助バネ材12のバネ力は、前記消磁ヘ
ツド4が後退してバネ材5が突出変形した際に、
消磁ヘツド4を押返そうと作用する消磁ヘツド4
の左右の反力F1,F2が、等しくなるように設定
される。即ち例えば、消磁ヘツド4がバネ材5の
中心位置に当接し、この当接箇所から前記支持部
材9までの左右のバネ材5の長さが等しいと、補
助バネ材12は前記作動片10がバネ材5を押戻
そうとする力に等しい力でバネ材6を押戻すよう
に設定される。また、消磁ヘツド4がバネ材5の
中心位置からズレている場合は、これに見合つて
F1=F2となるように補助バネ材12のバネ圧は
設定される。従つて、消磁ヘツド4は傾くことな
く、常に適正状態で前記被消磁ヘツド11に当接
することが保証される。
第3図は本考案の他の実施例に係り、この場合
は、支持部材9の外側において、作動片10と補
助バネ材12とをバネ材5Aの両端に当接させる
ようにしたもので、上記実施例と同様の効果が期
待できる。また、第4図示のように、バネ材5B
側に補助バネ材12Aを取付け、これをケース1
の突片14に当接させても同様の効果が期待でき
る。なお、図示していないが、バネ材が合成樹脂
製である場合は、ケース1と一体に形成すること
も可能であるし、バネ材が板バネである場合は、
補助バネ材と一体にすることも可能である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、消磁ヘツドを押
返す左右の力が略均一にできるので、消磁ヘツド
が傾くことなく、消磁ヘツドが被消磁ヘツドと常
に適正状態で接触でき、消磁不良の恐れのない信
頼性の高い消磁器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の1実施例に係
り、第1図は要部平面図、第2図は要部斜視図、
第3図は本考案の他の実施例に係る要部平面図、
第4図は本考案の更に他の実施例に係る要部斜視
図、第5図および第6図は従来例に係り、第5図
は消磁器全体を示すケース上面部を取去つた状態
の平面図、第6図は動作説明のための要部平面図
である。 A……消磁器、1……ケース、2……消磁信号
発生回路、4……消磁ヘツド、5,5A,5B…
…バネ材、6……マイクロスイツチ、9……支持
部材、10……作動片、11……被消磁ヘツド、
12,12A……補助バネ材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 消磁器のケース本体内には、交番電圧を発生す
    る消磁信号発生回路と、該消磁信号発生回路の駆
    動を制御するマイクロスイツチと、ケース本体に
    設けられた被消磁用ヘツドの挿入窓にその前面を
    臨ませ且つケース本体内部に後退自在に保持され
    た消磁ヘツドと、該消磁ヘツドの後端部にその中
    間部を当接させ消磁ヘツドを前記挿入窓方向に押
    圧すると共にその両端を保持された長尺のバネ材
    と、前記消磁ヘツドの後退によつて突出変形する
    前記バネ材によつて駆動される前記マイクロスイ
    ツチの作動片とが設けられた構成において、前記
    バネ材における消磁ヘツド当接箇所の左右におい
    て、消磁ヘツドを押返す力が左右で略均等となる
    ように、バネ材を押返すように作用する補助バネ
    材を、前記作動片が位置する側と反対側に設けた
    ことを特徴とする消磁器。
JP11337784U 1984-07-27 1984-07-27 消磁器 Granted JPS6133215U (ja)

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JP11337784U JPS6133215U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 消磁器

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JP11337784U JPS6133215U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 消磁器

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Publication Number Publication Date
JPS6133215U JPS6133215U (ja) 1986-02-28
JPH0356887Y2 true JPH0356887Y2 (ja) 1991-12-24

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ID=30672410

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JP11337784U Granted JPS6133215U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 消磁器

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