JPH0356879B2 - - Google Patents

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JPH0356879B2
JPH0356879B2 JP59091427A JP9142784A JPH0356879B2 JP H0356879 B2 JPH0356879 B2 JP H0356879B2 JP 59091427 A JP59091427 A JP 59091427A JP 9142784 A JP9142784 A JP 9142784A JP H0356879 B2 JPH0356879 B2 JP H0356879B2
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JP
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cylindrical case
gas
strip
sealing member
generating agent
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JP59091427A
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JPS60238300A (ja
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  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は切断装置に関し、特に一回の瞬発的
な切断動作で確実に、かつ安全に条体を切断する
ことのできる切断装置に関する。
[従来技術およびその問題点] 従来、条体たとえばロープ、紐、縄、針金、網
索等を切断するのに挟み、カツター等を使用する
が、いずれも、条体が太いときには一回の切断動
作で確実に条体を分断することができないし、ま
た、確実に条体を切断するのに大きな力を必要と
し、それがためにカツター等の切断装置が大型に
なる。
近年、安全装置その他各種の装置に、一回の切
断動作で確実に条体を切断することのできる切断
装置が要望されている。
この要望に答えるものとして、この出願人は先
に特願昭第59−34712号(特開昭60−177898号公
報参照)に係る条体切断装置を提案しているが、
この条体切断装置は、条体の切断時に条体挿通孔
から高温のガスが周囲に噴出するおそれがあるの
で、この条体切断装置の使用は周囲に人が居ない
場合や、周囲に高温のガスが噴出しても問題がな
い場合に限定される。
[発明の目的] この発明は、前記事情に基ずいてなされたもの
であり、何らの力もいらない簡単な操作で、一回
の切断動作により確実に条体を切断することので
き、しかも、高温のガスを周囲に噴出させない安
全な切断装置を提供することを目的とするもので
ある。
[発明の概要] 前記目的を達成するためのこの発明の概要は、
筒体ケースの一端近傍に、一方の側面から他方の
側面へと貫通する条体挿通孔を一端近傍に開設す
る筒体ケースと、 前記条体挿通孔に対し前記筒体ケースの一端と
は反対側に配置されると共に、前記筒体ケースの
内周面を摺動する外周面を有し、かつ、この外周
面の先端部から筒体ケースの中心軸に向かつて傾
斜するテーパ面を有してなる切断刃と、 前記筒体ケース内に配置されると共に、筒体ケ
ースの内面に密接する外周面を有するガス封止部
材と、 前記ガス封止部材と前記筒体ケースの他端との
間に充填されたガス発生剤とを備え、 起動装置によりこのガス発生剤から発生したガ
スの漏出を防止すると共に前記ガスの膨張圧によ
り前記移動基板を前進させ、条体挿通孔に挿通し
た条体を切断刃で切断するようにしたことを特徴
とする。
[発明の構成および実施例] この発明について、図面に示す実施例を参照し
ながら説明をする。
第1図に示すように、中空円筒状の筒体ケース
1の一端近傍に、この筒体ケース1の一方の側面
から他方の側面へと貫通する条体挿通孔2を開設
する。前記筒体ケース1は、円筒体であつても角
筒体であつてもよいが、加工の容易性の点では円
筒体であるのが好ましい。前記条体挿通孔2の直
径は、切断すべき条体3の直径にほぼ同等である
のが好ましい。
前記筒体ケース1内の、前記条体挿通孔2に対
しこの筒体ケース1の一端とは反対側の部分に、
この筒体ケース1の内面に接するとともに摺動可
能な移動基板4を配置する。この移動基板4の前
記筒体ケース1の一端に対向する一方の面には、
切断刃5が設けられていて、この切断刃5は、こ
の筒体ケース1の一方の面と前記条体挿通孔2と
の間に位置する。この切断刃5は、第2図に示す
ように、前記筒体ケース1の内周面に接する外周
面6を有する筒状体の外周先端と、前記筒状体の
先端面に開設する凹部7のテーパ面8とで形成さ
れる円状の鋭いエツジ9であり、このエツジ9で
条体挿通孔2に挿通した条体3を2箇所で切断す
ることができるようになつている。
前記移動基板4の背面には、円盤状のスペーサ
10を介してガス封止部材11を配置する。
このスペーサ10は、溶融可能な合成樹脂たと
えばポリエチレン、ポリプロピレン等で形成され
る。また、前記ガス封止部材11は、一端を開口
すると共に他端を封止する円筒状体であり、前記
筒体ケース1の内周面の密接する外周面を有して
なり、軟質で膨張係数の大きな金属たとえば銅、
黄銅、アルミニウム等で形成される。そして、こ
のガス封止部材11は、その他端封止部と前記移
動基板4とで前記スペーサ10をはさむようにし
て前記筒体ケース1内に配置される。
前記筒体ケース1の他端と前記ガス封止部材1
1の一端開口部との間には、ガス発生剤12を充
填する。
前記ガス封止部材11の外周面を前記筒体ケー
ス1の内面に密接するのは、ガス発生剤12から
発生するガスがこの筒体ケース1の内面とこのガ
ス封止部材11の外周面との間から漏出するのを
防止するためであり、前記移動基板4を摺動可能
とするのは、ガスの膨張圧により切断刃5を円滑
に前進させるためである。
ガス発生剤12は、通常、火薬を使用すること
ができる。このガス発生剤12は、前記筒体ケー
ス1の他端と前記ガス封止部材11との間にその
まま充填してもよいが、耐圧製の容器たとえば金
属製の容器に充填し、この金属製の容器をこの筒
体ケース1内に装填するようにしてもよい。
ガス発生剤12からのガス発生は、起動装置に
より行なわれ、この実施例においては、前記起動
装置は、前記筒体ケース1内に充填したガス発生
剤12の中に埋め込んだ点火玉13に差し込んだ
発生抵抗線14と、この発生抵抗線14に導電線
15を介して接続した電源Vと、スイツチSWと
で構成される。この導電線15は、前記筒体ケー
ス1より延在してこの筒体ケース1の外部にある
前記発生抵抗線14およびスイツチSWに接続さ
れているので、遠隔起動操作をすることができて
好都合である。もつとも、前記スイツチSWを前
記筒体ケース1の外部表面に設けるとともに前記
筒体ケース1内に導電線15と電源Vとを収納し
てもよい。また、前記起動装置の代りに海水電池
を用いてもよい。
第1図に示す切断装置は、スイツチSWをON
にすると、電源Vから発熱抵抗線14に電流が流
れて点火玉13が点火し、これによつてガス発生
剤12である火薬が急激に燃焼して高温高圧のガ
スが発生する。高温のガスにより、ガス封止部材
11が膨張し、このガス封止部材11の外周面6
と前記筒体ケース1の内周面とが密着すると共
に、ガスの高圧によりガス封止部材11が前記筒
体ケース1の一端に向つて瞬発的に摺動前進す
る。このとき、ガス封止部材11は、高温のガス
により熱されているので、前記スペーサ10が溶
融して、この筒体ケース1の内周面とこのガス封
止部材11の外周面とのシーリングを高める。こ
のガス封止部材11が瞬発的に摺動前進すると、
このガス封止部材11に押されて前記切断刃5も
瞬発的に前進し、この切断刃5が前記条体挿通孔
2に挿通した条体3を一発で切断することとな
る。この切断に際し、高温のガスにより膨張した
ガス封止部材11の外周面が前記筒体ケース1の
内周面に密接していることにより前記筒体ケース
1内に発生したガスのシーリングが行なわれ、し
かも、溶融したスペーサ10によりガスのシーリ
ングが確実に行なわれることとなる。
このようにして前記条体3を切断すると、ガス
発生剤12より発生した高温高圧のガスがこの筒
体ケース1の外に漏出しないので、この切断装置
の周囲にいる作業者に危険を及ぼすこともなく、
また、周囲の機械器具に悪影響を及ぼすこともな
い。
条体3の切断後、この筒体ケース1の周側面に
開設したガス抜き穴16を開口して前記筒体ケー
ス1内の高圧ガスをリークする。
なお、7で示すのは刃留である。
以上この発明の一実施例について説明したが、
この発明は、前記実施例に限定されず、この発明
の要旨の範囲内で種々の変形および修正を行ない
得ることは言うまでもない。
前記実施例における起動装置の代りに次のよう
な構成の起動装置を用いてもよい。すなわち、前
記筒体ケースにガス発生剤を充填した部位を薬室
とし、この薬室に前記ガス発生剤と雷管とを設
け、この薬室の前記移動基板とは反対側の端面に
は、断面円形の撃針移動孔を開設し、この撃針移
動孔の他端開口部から前記筒体の他端までは前記
他端開口部よりも大きな直径の空洞部を形成し、
この撃針移動孔の他端開口部の近傍には係止突出
部を突出形成する。そして、この撃針移動孔内に
は、撃針を挿入し、この撃針は、円柱状の先端外
周にこの撃針移動孔の内周面に密接し、かつ、摺
動可能な鍔部を有すると共に前記円柱体の先端面
に尖頭部を立設し、この円柱体の他端近傍の外周
面に凹部を開設する。この撃針は、その円柱体の
外周に付勢部材たとえばコイルスプリングを巻回
し、このコイルスプリングは前記鍔部と前記係止
突出部とで係止する。前記凹部には、前記撃針の
円柱体の外周上に突出して前記係止突出部には係
止されるボールを収納し、このボールに、前記筒
体の外部に引き出された引き索の一端を結合す
る。
以上構成の起動装置は、引き索を引つ張るとボ
ールが凹部に収納されたまま空洞部の方に引つ張
られるので、撃針自体も前記空洞部の方に引つ張
られ、その結果前記撃針の端部が撃針移動孔から
前記空洞部に露出してくる。前記凹部に収納され
ていたボールが前記空洞部に完全に露出すると、
このボール凹部から前記空洞部内に飛び出す。そ
うすると、前記撃針は係止突出部に前進不可能に
係止されなくなるので、コイルスプリングの付勢
力によつて瞬発的に前進し、撃針の尖頭部が雷管
を打撃して、この雷管を発火させ、次いでガス発
生剤を発火させる。
[発明の効果] この発明の切断装置は、簡単な構成であるので
小型の携帯用にすることができ、また、ガスの急
激な膨張圧によりどのような条体であつても一回
の切断動作で確実にこれを切断することができ
る。特に切断刃が筒体ケースの内周面に密接する
外周面とテーパ面とで形成される鋭いエツジであ
るので、条体を2箇所で確実に切断することがで
きる。しかも、この切断に際し、この筒体ケース
内で発生した高温のガスがシールされて外部に漏
出しないので、作業者に対し安全であり、周囲に
高温のガスによる悪影響を及ぼすことがない。こ
の切断装置は、種々の装置に応用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図、第
2図は前記実施例における切断刃を示す断面図、
及び第3図は前記実施例を示し、条体を切断した
状態を示す断面図である。 1……筒体ケース、2……条体挿通孔、3……
条体、5……切断刃、7……凹部、8……テーパ
面、9……エツジ、10……スペーサ、11……
ガス封止部材、12……ガス発生剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方の側面から他方の側面へと貫通する条体
    挿通孔を一端近傍に開設する筒体ケースと、 前記条体挿通孔に対し前記筒体ケースの一端と
    は反対側に配置されると共に、前記筒体ケースの
    内周面を摺動する外周面を有し、かつ、この外周
    面の先端部から筒体ケースの中心軸に向かつて傾
    斜するテーパ面を有してなる切断刃と、 前記筒体ケース内に配置されると共に、筒体ケ
    ースの内面に密接する外周面を有するガス封止部
    材と、 前記ガス封止部材と前記筒体ケースの他端との
    間に充填されたガス発生剤とを備え、 起動装置によりこのガス発生剤から発生したガ
    スの漏出を防止すると共に前記ガスの膨張圧によ
    り前記移動基板を前進させ、条体挿通孔に挿通し
    た条体を切断刃で切断するようにしたことを特徴
    とする切断装置。 2 前記切断刃とガス封止部材との間に溶融可能
    なスペーサを介在したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の切断装置。
JP9142784A 1984-05-07 1984-05-07 切断装置 Granted JPS60238300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142784A JPS60238300A (ja) 1984-05-07 1984-05-07 切断装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9142784A JPS60238300A (ja) 1984-05-07 1984-05-07 切断装置

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Publication Number Publication Date
JPS60238300A JPS60238300A (ja) 1985-11-27
JPH0356879B2 true JPH0356879B2 (ja) 1991-08-29

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JP9142784A Granted JPS60238300A (ja) 1984-05-07 1984-05-07 切断装置

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JPS60238300A (ja) 1985-11-27

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