JPH0356426A - ウシ乳房炎予防および治療用抗体含有材料 - Google Patents

ウシ乳房炎予防および治療用抗体含有材料

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JPH0356426A
JPH0356426A JP19118989A JP19118989A JPH0356426A JP H0356426 A JPH0356426 A JP H0356426A JP 19118989 A JP19118989 A JP 19118989A JP 19118989 A JP19118989 A JP 19118989A JP H0356426 A JPH0356426 A JP H0356426A
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JP
Japan
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antibody
mastitis
immunogen
bacteria
bovine mastitis
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JP19118989A
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English (en)
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Yoshikatsu Kodama
義勝 児玉
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GIFU MENEKI KENKYUSHO KK
Original Assignee
GIFU MENEKI KENKYUSHO KK
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〉 本発明はウシ乳房炎の予防または治療に用いるのに好適
な、ウシ乳房炎原因菌に対する特異的抗体を含有する材
料に関する. (従来の技術) ウシの乳房炎は乳腺の炎症性の変化であり、般には乳管
内、さらには乳槽内に侵入した微生物の定着と増殖によ
って起きる乳管系や乳腺&nIaの炎症をいう.このた
めに乳汁の合成機能が阻害され、乳汁を分泌する細胞壁
の透過性が冗進して異常乳を分泌したり、体細胞数、特
に白血球が増加する.さらに、乳汁分泌細胞の損害、萎
縮並びに結合組織の増殖などをきたして泌乳量が減少あ
るいは停止する. 乳房炎の原因菌として最も重視されているものとしては
、スタフィロコッカス(S taphy Iococc
us) ,ストレプトコッカス(Streptococ
cus) * アクチノミセス(Actinomyce
s) * エシェリヒx. (Escherlchia
) ,  シェードモナス(Pseudosonas)
 ,クロストリジウム(Clostridius+)お
よび真菌が知られている. 乳房炎の感染あるいは発症の機序は複雑であり、菌側の
病原因子としては菌の侵入性、乳腺上皮への定着性、さ
らにそこでの増殖性あるいは組織侵襲性などがあげられ
る.誘因としては遺伝、体質あるいは気候、牛舎構造、
環境、飼養頭数、飼料、搾乳の方法、乳頭口の損傷等が
あるが、実際的にはミルカーの適正な取り扱いを含む搾
乳衛生が最も重要とされている. 乳房炎による実際的な被害は乳量の減少、乳質の低下、
乳汁の廃棄、盲乳さらに供用年数の短縮、治療費の増大
、健康牛への感染源となることなどであり、その経済的
損失は甚大である.このような状況下において、乳房炎
についてはは過去200年間各国で活発に研究が行われ
、その膨大な成果が本病の予防、治療に活用されてきた
が、一向にその発生は減少せず、地域によっては増加し
ているところもある.乳房炎は微生物感染による乳腺の
炎症性変化であることから、その対策としては抗生物質
製剤並びに合威抗菌剤の乳房内注入が一般的に行われて
いる.この目的のために使用される薬剤として、以下の
ものがある. く抗生物質製剤〉 テトラサイクリン系 塩酸オキシテトラサイクリン ペニシリン系 クロキサシリンベンザチン テトラサイクリン合剤系 クロキサシリンナトリウム、塩酸オキシテトラサイクリ
ン、リン酸オレアンドマイシンペニシリン合剤系 硫酸カナマイシン、べ冫ジルペニシリンプロカイン、ベ
ンジルペニシリンブロカイン、硫酸ジしドロストレプト
マイシン、ベンジルペニシリンプロカイン、ノボビオシ
ンナトリウム、ベンジルペニシリンプロカイン、硫酸フ
ラジオマシン く合成抗菌剤〉 スルファニルアミド系 スルファメトキシピリダジン スルファニルアミド合剤系 スルファチアゾール、スルファジアジンこれらの抗生物
質製剤および合成抗菌剤は、各成分ごとに投与後の乳汁
の使用禁止期間が設定されていて、ヒトの健康をそこな
う恐れがないように配慮されている.しかしながら、使
用禁止期間中に搾乳された乳汁は市乳としての価値は全
くないため、経済的な損失は莫大である.また、診療現
場では薬物の用法、用量を守ることは当然ではあるが、
その都度原因菌の薬剤感受性試験を行わないで、勘に頼
って薬物を選択する場合もある.その結果、原因菌が多
剤耐性を獲得することから、適切な治療方針が設定でき
ないことも多い.このようなことから、抗生物質および
合戒抗菌剤に依存しない新しい試みとして、ワクチンの
開発が行なわれているが、実用化に至るまでには多くの
難関が予想されている. (発明が解決しようとする課題〉 乳房炎の予防、治療には前記の抗生物質製剤並びに合威
抗菌剤が使用されているが、このような方法では、抗生
物質製剤並びに合成抗菌剤使用禁止期間に伴う乳汁の経
済的損失をまねき、さらに多剤耐性菌による薬物療法の
障害あるいは多剤耐性菌による飼育環境の汚染等が危惧
される.一方、ワクチンの実用化技術についてもワクチ
ンの接種経路、接種時期等解決すべき問題点が多数存在
する. 本発明の目的は、上記問題点を解決し、乳汁への薬剤の
残留、菌の薬剤耐性化を生じることなく、経済的で実用
化の簡単な乳房炎の予防ないし治療方法、およびこの方
法に使用する材料を提供することである. (課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記目的を達成するために、乳房炎の原
因菌に対する抗体含有材料を製造することに着目し、種
々の検討を行なった.本発明者は、先に出願した特願昭
61−218559号(特開昭62−215534号)
および特願昭62−251365号(特開平1−935
39〉において、予め抗原を鶏に接種し、免疫獲得後に
産卵した卵より、該抗原に特異的な抗体を含有する材料
を得ることを提案した.本発明者は、この鶏卵より抗体
を得る方法が乳房炎原因菌に対する抗体の製造に有効で
あり、得られた抗体含有材料により乳房炎を効果的に予
防または治療しうろことを見出し、本発明を完威した. 本発明の要旨は、産卵鶏に免疫原を接種することにより
免疫を獲得させた産卵鶏の鶏卵から回収された、ウシ乳
房炎原因菌および/または該原因菌が産生ずる免疫原性
を有するコンポーネントに特異的な抗体を含有する材料
にある. 本発明によれば、上記抗体含有材料を含有する、ウシ乳
房炎予防および/または治療剤も提供される. さらに、本発明により、上記抗体含有材料を搾乳牛の乳
房に注入することからなる、ウシ乳房炎の予防および/
または治療方法も提供される。
本発明の抗体含有材料、その製造方法およびその使用法
について、以下に具体的に説明する。
まず、乳房炎原因菌に対する特異的抗体を形威させるた
め産卵鶏に接種するのに使用する免疫原を調製する. 免疫原としては、ウシ乳房炎原因菌の菌体または菌体威
分と、該原因菌が産生ずる免疫原性を有するコンポーネ
ントの一方もしくは両方が用いられる. ウシ乳房炎原因菌には、スタフィロコッカス・アウレウ
ス(Staphylococcus aureus,黄
色ブドウ状球菌、以下S. aureusと略称する〉
、ストレプトコッカス・アガラクチェ(Strepto
coccus agalactiae) 、コリネバク
テリウム・ピオゲネス(Corynebacter+u
s pyogenes) 、エシエリヒア1コリ([!
.col i )等の各種の菌が挙げられるが、S, 
aureusが乳房炎の最も重要な起因菌であるので、
少なくともこの菌を菌体抗原として用いることが好まし
い。
上記原因菌の菌体を抗原として産卵鶏に接種する場合、
全菌体を用いてもよいが、原因菌の乳腺上皮細胞への付
着に関与する外膜威分あるいは乳腺組織を破壊する菌体
威分等、乳房炎の発症や炎症に関与する威分が既知の場
合には、それらを抗原として用いればよい. 上記原因菌が産生ずる免疫原性(抗体を産生ずる性質)
を有するコンポーネントとは、該閑により産生され、乳
房炎に関する生物活性を有しかつ免疫原性を有する物質
をいい、例えば該菌が産生じ、菌体外に放出する毒素な
どがある.このような毒素を抗原として用いる場合、そ
のサブユニットを用いてもよい, S, aureus
の場合には炎症に関与する毒素としてα−ヘモリジンを
産生しているので、このトキソイド(l毒素、すなわち
、免疫原性を維持させながら無毒化したもの)を抗原と
して用いることができる.抗原としてα−へモリジント
ヰソイドの使用が有効であるのは、乳房炎が乳房の炎症
を特徴とし、その病状発生にばαーヘモリジンのような
毒素が重要な役割を果たしていることが予想されるため
である. 本発明において、産卵鶏にS. aureusを接種す
る場合には、この菌体抗原とα−ヘモリジンのトキソイ
ドの両方を免疫原として使用することが好ましい. 産卵鶏への接種量は、免疫獲得後に所望の抗体価を有す
る卵が得られるように適宜戊定され、菌種やトキソイド
の種類により異なるが、S. aureu3とα−へモ
リジンのトキソイドとを接種する場合で、S. aur
eus菌体抗原2 〜5 X 10” GFU/羽、ト
キソイド1〜5+mgN/羽程度でよい,本発明の抗体
含有材料の製造において、産卵鶏に接種する抗原として
、乳房炎原因菌の菌体および該菌が産生ずる免疫原性を
有するコンポーネントとの混合物を用いた場合、菌体自
体に対する特異的抗体とコンボー不ントに対する特異的
抗体の両方が、鶏の体内および卵中に形成され、いずれ
か一方のみを使用した場合には、それに対する特異的抗
体が形威される. S. aureusを菌体抗原として接種する場合には
、この菌の全菌体を免疫原として用いることが好ましい
。これは、搾乳牛にS. aureusを乳腺内に接種
すると、実験的な乳房炎が再現され、病理変化が起こる
前に接種菌がまず乳腺上皮細胞に付着することが、形態
学的研究によって明らかにされているからである(Gu
dding, R.+ PaLhogenesis o
fSLaphylococcus aureus ma
stitis: Bacteriologic. hi
stologic, and ultrasLruct
ural pathologic findings,
 All. J. Vet. Res. 45: 25
25−2531.1984参照).すなわち、この菌体
抗原に対する抗体は、S. aureusの乳腺上皮へ
の付着を阻止するのに有効であると考えられる. 上記のようにS. aureusの全菌体とこの菌が産
生ずる毒素であるα−ヘモリジンのトキソイドとの混合
物を用いて本発明方法に従って製造した抗体含有材料は
、菌体に対する抗体とα−へモリジンに対する抗体の両
方を含有し、菌体に対する抗体によって乳房炎原因菌の
乳腺上皮細胞への付着が防止され、また該菌が増殖して
も、α−ヘモリジンに対する抗体によって、増殖により
産生されたα−へモリジンが乳腺内で中和されることに
より、乳房炎が抑えられると考えられる。
菌体抗原としては、鶏に過度の毒性を与えないように不
活化抗原を用いることが好ましい。例えば、菌をホルマ
リン等の薬剤で処理することにより不活化する。
α−ヘモリジン(α一溶血素)など毒素のトキソイドを
免疫原として使用する場合、その抽出、精製およびトキ
ソイド化は常法により行うことができる.トキソイド化
は通常は加熱又はホルマリン処理により行われる, S
.aureusの毒素であるα−へモリジンの抽出、精
製、トキソイド化は、例えばCoulLer JR, 
Production, purification+
and coa+poSition of stapb
ylococcal α−tox i nJ Bact
erio+ 92:1655−1662 (1966)
の方法に準して実施できる. 上述した原因菌の菌体抗原、原因菌が産生ずるヘモリジ
ンのトキソイド、あるいは菌体抗原とトキソイドとの混
合物を、所望によりこれにアジュバント (免疫増強剤
)を混合して、産卵鶏に接種する。接種は皮下、腹膣内
、筋肉内、静脈内注射などの適宜経路で可能である。
アジュバントの使用により、鶏の体内、したがってその
産生卵に長期間にわたって高い抗体価を維持することが
できる. 接種量は、接種物およびアジュバントの種類に応して、
所望の抗体が鶏の体内に適当量形威され、過度の毒性が
発揮されないよう選択する。この選択は実験により適宜
行うことができる。
通常、菌の投与から数週間以内に鶏は接種された菌に対
する免疫を獲得し、その体内に接種菌に特異的な抗体が
形威され、その鶏が産生ずる卵にこの抗体が含まれるよ
うになる(すなわち、免疫卵となる)。
高力価の抗体が持続するように適当な間隔(通常、2〜
10週間)で同じ菌をブスターとして1回ないし数回追
加接種することもできる。その際にも、アジュバントを
使用することが好ましい。
卵中の特異的抗体の含有は、抗原一抗体反応を利用した
既知の検査法により確認できる。抗体価の定量的測定は
、例えばELISA (enzyme−linkedi
−munosorbent assay)のような酸素
免疫測定法により行うことができる. このようにして免疫を獲得し、卵に特異的抗体が含有さ
れるようになった後、その鶏が産生ずる免疫卵を採取す
る.好ましくは それぞれの抗原に対する抗体価がプラ
トーに達した後の免疫卵を集める。
この免疫卵から本発明の抗体含有材料とするには、例え
ば、次のようにして抗体含有画分を回収する.すなわち
、卵白を除去した卵黄に対して2.5倍量の蒸留水を加
えて准合した後、これに等遺の0.5%オイドラキッド
L30Pを加えて撹拌する。
この混合物から遠心操作によって上清を得る.この上清
に対してあらかしめ−20″Cに冷却したエタノールを
2倍量加えて攪拌する。沈渣を得るために遠心しその沈
渣をPBSで溶解する。抗体を含有する濃縮物を0.4
5n+mおよび0.22nmのフィルターを通して濾過
滅菌した後、凍結乾燥法、噴霧乾燥法等の方法によって
抗体粉末を得る. もちろん、乾燥粉末に加工せずに、上記の抗体含有画分
をそのまま使用することもできる.また、それぞれ異な
る原因菌を鶏に接種して上記方法で得た、異なる抗体を
含有する2種以上の抗体含有材料を混合して使用するこ
とも可能である。あるいは、あまり好ましくはないが、
鶏の免疫時に2種以上の原因菌を接種して、対応する2
種以上の抗体を含有する免疫卵を得、これを上記のよう
に粉末化することもできる. 本発明の抗体含有材料は、ウシの乳房炎に対する予防効
果ならびに治療効果がすぐれており、ウシの乳房炎の予
防剤または治療剤として使用できる. 乳房炎の予肪のためにウシに投与する方法としては、乳
房内注入によるのが効果的であり、具体的には、例えば
乳頭管を用いて乳頭口から乳槽内に注入する方法を採用
できる.注入には、上述のようにして得られた抗体含有
粉末を、適当な賦形剤を用いてペースト化したものを用
いることができ、またその際、乳腺の深部に抗体を到達
させるため番二発泡剤を併用することも可能である.予
防用の投与量は、その抗体含有j5)末に含まれる抗体
の種類や抗体価により変化するが、一般にS. aur
eus菌体およびα−ヘモリジンのトキソイドの接種に
より上記方法で得た猜製抗体含有粉末で1回に1分房当
たり1〜20mg、好ましくはlO〜20a+g程度で
あり、必要に応した回数投与する.乳房炎の治療のため
のウシへの投与も、上記の予防の場合と同様に実施でき
る。治療用の投与量はやはり抗体の種類や抗体価により
異なるが、上記の精製抗体含有粉末で、l回に1分房当
たり20〜40mg程度であり、これを1日に1回ない
し2回投与する.治療用の投与は、症状が完全に消失す
るまで続けることが好ましい。上記のS.aureus
およびα−ヘモリジンのトキソイドの接種により得た抗
体含有材料の場合には、通常は数日の投与で乳房炎が治
癒する。
本発明による抗体含有材料は、その精製抗体標品の、マ
ウスを用いた経口ルートによる急性毒性、亜急性毒性並
びに慢性毒性試験では投与可能な最大i1 (0. 1
g/マウス)でも異常は認められなかった.次に、本発
明を実施例によってさらに詳細に説明するが、本発明は
それらに制限されるものではない。
乳房炎山来S.aLIrellsホンゴウ902A菌株
(道立新得畜産,tfl:験場より入手)を5%馬血液
加プレインハートインヒューノヨン寒天培地に接種して
37゜Cで約18時間培養した。出現したコロニーは明
瞭な冷血性を示し、コアグラーゼを産生し、マンニノト
分解性であった。このコロニーをlO−のプレインハー
トインヒエージョンに接種し、37゜Cで杓8時間振盪
培養した。この培養菌液0.5一を400 dのプレイ
ンハートインヒュージョン培地に接種し、37“Cで約
16時間振盪培養した(200rpn+)。集菌後、菌
体をPBS (p}17.2)に5 X 10” CF
IJ/dになるように浮遊させ、0.5%ホルマリンを
加えて不活化し、免疫用菌体抗原とした。
一方、α−ヘモリジンの抽出、猜製、トキソイド化は、
CoulLer, JR (1966)の方法(Pro
ductionpurification,  and
  composiLion  or  staphy
lococcal α−toxin. J Bacte
rio1 92:l655−1662)に準じて、次の
ように行った。
すなわち、S, aureusの48時間振とう培養菌
を遠心した上清を出発材ギ4とした。約0゜Cに冷;j
+ Lた上7iltに氷酢酸をPRが4.0にtζるま
で加え、次に30゜Cに冷却したメタノールを最P.4
度が25%Cこなるように加えた。2〜3時間後に遠心
し′ζ上清を除去した後、沈渣に0.15M酢酸ナトリ
ウムを加えζ3〜4回抽出した。この抽出戚を0.+5
M酢酸ナトリウム緩衝液で平衡化したセファデックスG
l00を用いてカラムクロマトグラフィーを行った。
溶出パターンは3lb!認められ、αヘモリジン活性は
第2lllIに検出された。この分画をプールしてαヘ
モリジン分画とした。次にトキソイド化するため60゜
C,30分の加熱処理を行った。トキソイド化抗原の濃
度はケルダール窒素法によって測定しmgN/+mlで
表示した. 5 XlO’OGFII/dに調整した菌体抗原と、0
.56N/affiに調整したα−ヘモリジンのトキソ
イドとを体積で等量づつ混合することによって抗原を調
整した。
免疫原の調製は以下のようにして行った.たとえば、1
00−の免疫原を作る時は、Ofl phase(65
%−inera1 011% 5%Arlacel 8
0)70111にTween80を0.マ絨、抗原を2
9.31111加えて攪拌するとエマルジョンができる
.このようにして得た免疫原を1羽あたりlmずつ約5
0羽の産卵鶏に免疫した.6週後、同し抗原と油性アジ
ュバントとの混合物を同量、ブスター(追加免疫)とし
て再接種した.接種前および接種後にこの鶏が産生した
卵について、卵黄中のS. aureus菌体に対する
抗体とα一ヘモリジンに対する抗体の両者の抗体価の推
移を第1図に示した.抗体価は、抗原一抗体反応を利用
した酵素免疫測定法の1種であるflLIs^により測
定し、10羽の平均値である. ELIS^に用いた抗
原の調製並びに反応術式はOpdebeeck,J.P
とNorcross N.L. (Antibody 
response in lacteal secre
tions  of  cows  after  i
+s+munization  with  vari
ous concentrations of sta
phylococcal and streptoco
ccal  antigens.  ^一 J  Ve
t  Res  43:  1770−1775 19
82)の方法を参考にして次のように行った。
[ELISA用抗原l ■S. aureus菌体抗原 約18時間37℃で振とう培養した培養液2lを遠心し
て菌体を得た.菌体を食塩水で3回洗浄した後50絨に
浮遊した.超音波処理をした後17,000Xgで1時
間遠心して上清を得た。この上清を菌体抽出抗原として
ELISAに用いた.■S. aureus α−ヘモ
リジン免疫用抗原と同じものをELISA用抗原として
使用した. ■および■の抗原は0.05M炭酸塩緩衝液 (P11
9.6)で透析した後、0.45μのフィルターを通し
て適当量に分けて−20゜Cに保存した.[術式1 ■5.aureus菌体抽出抗原あるいはα−ヘモリジ
ン抗原を0.05M炭酸塩緩衝液で最適濃度になるよう
に調整した後、マイクロプレート (ダイナテックイム
ロン2)のウエルにlOOulずつ分注した.テープで
シールした後、4゜Cで18時間@着させた. ■0.02%Tween加生理食塩水でウェルを3回洗
浄した。
■3%ウシ血清アルブミン加PBSを各ウェルに150
μlずつ加えてテープでシールした後37’Cに1時間
放置した. ■0.02%Tween20加生理食塩水でウェルを3
回洗浄した. ■0.05%Tween20加PBSでt:tooに希
釈した被検材料を各ウエルに100IJffiずつ加え
、テープでシールした後、37℃で1時間反応させた.
なお、被検材料は次のように調製した. 免疫卵から卵黄を分離し、等量のPBSを加えて撹拌し
た.さらに、この混合物に等量のクロロホルムを加えて
再び攪拌した。その後、4,00Qrpm 20分間の
遠心操作を行い、水溶性タンパク分画を被検材料とした
. ■0.02%ツィン20加生理食塩水でウェルを3回洗
浄した。
■各ウエルに抗ニワトリ IgG−ベルオキシダーゼ標
識抗体(約8,000倍に希釈したもの)を100μl
ずつ加え、テープでシールして25“C30分間反応さ
せた。
■0.02%ツイン20加生理食塩水でウェルを5回洗
浄した。
■各ウエルに反応基質液を100μiずつ加え、アルく
ホイルで被った後25゜Cで20分反応させた。
[相]各ウエルに3N ii.so.溶液を100 μ
lず・っ加えて酵素反応を停止させた後、各検体の0.
0値を492rvで測定した。
抜止坐且塁 第1図から明らかなように、プスター2週後から両者の
抗体価は急激に上昇し、4週後にはプラトーに達した。
そのためプスクー4週目からの免疫卵を集めてプールし
、以下に示すような方法で抗体を回収した.まず、免疫
卵をグルコン酸クロルヘキシジンで消毒した後、割卵し
て卵黄のみを採取した.卵黄重量の2.5倍量の蒸留水
を加えて乳化した後、得られたエマルジョンに等量の0
.5%オイドラギッドL30Dを加えて撹拌し、遠心に
よって上清を得た.この上清から抗体を精製するため、
約2倍量の−20℃に冷却したエタノールを徐々に加え
て攪拌した。これによって、抗体の白濁沈澱物が生じた
ので遠心操作によって回収した.沈渣を適当量のPBS
で溶解した後、0.45n−および0.22n+mのフ
ィルターを通して濾過滅菌した.最終的には、凍結乾燥
法によってS. aureusおよびαヘモリジンの両
者に対する抗体を含有する粉末状の精製杭体標品を得た
. 以下の実施例は、実施例1で得られた抗体含有乾燥粉末
(精製抗体標品)の、ウシ乳房炎に対する予防効果およ
び治療効果を実証するものである.夫嵐班主 0の  に  る ホルスタイン種の搾乳牛3頭を実験に供した.実験開始
前7日間、乳汁からのS.aureusの分離をしたが
、すべての分房とも陰性であった,No.1とNa2の
搾乳牛には、実施例lで得られた抗体含有粉末約50m
gをPB3 201m2に溶解し、その5dづつを乳頭
管を用いて2頭の計8分房全部の乳頭口から約40−の
乳槽内に注入した.漱3はPBSのみを全分房に5絨づ
つ注入した対照牛とした.この注入の約2時間後、io
”cFu/5−に調整したS.aureusホンゴウ9
02Aの攻撃菌を全分房の乳頭口から各5一注入するこ
とによって攻撃した.なお、攻撃菌液は次に述べる方法
によって調製した。5%馬血液寒天平板に発育したコロ
ニーを3 ttrlのプレインハートインフユージョン
培地に移植し、37℃で約18時間培養した後、この培
養菌を400 dの上と同じ培地にlId当り約10’
 CFUになるように接種した。37゜Cで約l8時間
振盪培養し(20Orpm)、集菌した後P[lSで2
回洗浄し、最終的に5X10”CFU/dになるように
lO%スキムミルクに浮遊させ、攻撃に使用するまで−
80゜Cで保存した.攻撃する時には、牛乳培地で所定
の菌数になるように調整して用いた. 攻撃後の観察は5日間とし、(1)体温、(2)食欲、
(3)乳房の疼痛、腫張並びに乳汁の凝固物の状態を観
察した.同時にこの期間中に毎日、(4)Califo
rnia Mastitis Test (CM?)に
よる乳房炎の程度を調べ、さらに(5)乳汁からの攻撃
菌の分離を行った.CMTは約30年前に考案され今日
なお世界各国で乳房炎診断のための簡便で信頼される方
法として用いられている番この原理は陰イオン系界面活
性剤と乳汁が反応すると体細胞数に比例して凝集が起こ
ることを利用したものである. 攻撃後の観察結果は次の通りである.漱3の対照搾乳牛
は攻撃1日後には体温が40″C前後に上昇し、食欲は
廃絶し、急性乳房炎特有の症状が認められ、4分房全部
の乳汁中に多量の凝固物が混合していた,Nalおよび
NIl2の搾乳牛は、NQ3とは異なり、体温、食欲と
もに正常であり、乳房炎の症状は全く認められなかった
C)ITの結果を第1表に示す。
Nl13の対照牛では、 全期間を通じて全分房で強陽性を示したのに対し、Na
lおよび恥2では攻撃後1日目に軽度な反応が認められ
た分房もあったが、翌日には全分房で陰性となった。
乳汁からの菌分離の結果は第2表に示した通りである.
攻撃後1日目では、供試牛3頭の全分房からS. au
reusが分離されたが、NlllおよびNllL2で
は、漱3に比較して菌量は少なかった。NαlおよびN
t12では、攻撃後2日目には計4分房からわずかな菌
量でS,aureusが検出されたのみとなり、3日目
以降は全く菌が分離されなくなった.これに対して、N
ll3では、5日間の観察期間を通して全分房から多量
の菌が検出された. 以上の結果から、予め本発明の抗体含有材料を乳房内注
入することによって、S.aureusによる乳房炎に
予防効果があることが実証された.なお、N[L1およ
びNa2の搾乳牛について、副作用は認められなかった
. O l 2 3 4 5 (陽性) ト++(強陽性) 0 l 2 3 4 5 菌を分離せず、 十 菌を分離 実ifL史 ”の   に  る ホルスタイン種の搾乳牛2頭を実験に供した。
実験開始前7日間、乳汁からのS.aureusの分離
を行ったが、すべての分房とも陰性であった。そこで、
実施例2で用いたと同じ攻撃菌を10”CFU/5一に
なるように牛乳培地で調整して、その51n1ツつを乳
頭管を用いて全分房の乳頭口から乳槽内に注入した。翌
日には、2頭共に、実施例2に示したNα3の牛と同様
の典型的な急性乳房炎の症状を示した。これらの発症牛
を用いて治療効果を検討するために、Nn4の牛には実
施例lで得られた精製抗体標品約100mgを20mの
PBSで溶解した後、その5醜づつを4分房全部の乳槽
内に注入してよくもんだ。Nα5の牛には4分房の乳槽
内にPBSを5成づつ〆主入し、対照とした。治療は朝
と夕の2回ずつ3日間連用した。この治療開始から5日
間症状をa!察すると共に、実施例2と同様に、CMT
によって乳房炎の程度を調べ、また乳汁からの攻撃菌の
分離を行った。
第3表はCMTの結果を示す。治療開始時にはNα4お
よびNα5共に急性症状を呈していたが、阻4の牛は治
療翌日には反応の程度が軽減し、2日後にはほぼ正常に
、3日以降は全く正常に回復したこれに反し、Nα5の
対照牛は、4日目まで強度の陽性を示し、5日目でもご
く僅かな回復しか示さず、急性症状が持続した。
第4表は、乳汁からのS.aureasの分離状況を示
している。治療開始時にはN[l4およびNα5共に多
量の接種菌が検出された。No. 4の治療牛は、治療
後3日目には2分房のみから攻撃菌が検出されたが、4
日目には検出されなくなった。これに対し、対照牛阻5
は観察期間中ずっと多量の攻撃菌が検出された。以上の
ことから、本発明の抗体含有材料の乳槽内注入によって
S.aureusによる乳房炎の治療の効果が実証され
た。
なお、Nl14の牛について副作用はL’lめられなか
った。
菌を分離せず、 + 菌を分離 以上、乳房炎の主要な原因菌であるS.aureusに
に起因する乳房炎について説明したが、他の乳房炎原因
菌についても本発明方l去により抗体含有材料を製造で
き、牛の乳房炎の予肪または治療に有効である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、鶏卵
より比較的簡単な手段で抗体含有材ギ4を多量かつ安価
に、しかも時期を選ばずに、ウシ乳房炎の原因菌および
/またはそのヘモリジンに対する抗体を含有する抗体含
有材料を製造することができ、これはウシの乳房炎の予
防並びに治療に大きな効果を発揮することが確かめられ
た。従って、本発明の方法および材料により、実用的で
簡便な乳房炎の予防および治療方法が確立することにな
る. 本発明によるウシ乳房炎の予肪および治療は、抗生物質
、合成抗菌剤に依存していた従来の方法と異なり、乳汁
への薬剤の残留、菌の薬剤耐性化と耐性化した菌の蔓延
等の問題も避けることができ、安全性の面でも非常に有
利である.さらに、従来の抗生物質や合威抗菌剤による
予防・治療では、その投与中および投与後のかなりの期
間、乳汁の市販が禁じられているため、経済的な損失が
大きいが、本発明の抗体含有材料では上記の経済的損失
が実質的に避けられる.このように、本発明は、ウシ乳
房炎の予防・治療効果が高く、しかも簡便、安全かつ経
済的である点で、今後の#1農業に貢献する技術である
【図面の簡単な説明】
第1図は、S. aureusの全菌体およびα−ヘモ
リジンのトキソイドを産卵鶏に接種した時の、接種前お
よび接種後に得られた卵の卵黄中のS. aurett
sおよびα−ヘモリジンに対する各抗体の抗体価の推移
を示すグラフである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)産卵鶏に免疫原を接種することにより免疫を獲得
    させた産卵鶏の鶏卵から回収された、ウシ乳房炎原因菌
    および/または該原因菌が産生する免疫原性を有するコ
    ンポーネントに特異的な抗体を含有する材料。
  2. (2)前記免疫原が、不活化されたウシ乳房炎原因菌の
    菌体または菌体成分と、該原因菌が産生する免疫原性を
    有するコンポーネントの一方もしくは両方である、請求
    項1記載の抗体含有材料。
  3. (3)前記免疫原が、不活化スタフィロコッカス・アウ
    レウス(Staphylococcusaureus)
    の全菌体とα−ヘモリジンのトキソイドの両者である、
    請求項2記載の抗体含有材料。
  4. (4)前記抗体含有材料が、該鶏卵の卵黄から分離・精
    製された抗体含有画分からなる、請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の抗体含有材料。
  5. (5)請求項1〜4のいずれか1項記載の抗体含有材料
    を含有する、ウシ乳房炎の予防および/または治療剤。
  6. (6)請求項1〜4のいずれか1項記載の抗体含有材料
    をウシの乳房内に注入することからなる、ウシ乳房炎の
    予防および/または治療方法。
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