JPH0356217Y2 - - Google Patents

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JPH0356217Y2
JPH0356217Y2 JP1985079018U JP7901885U JPH0356217Y2 JP H0356217 Y2 JPH0356217 Y2 JP H0356217Y2 JP 1985079018 U JP1985079018 U JP 1985079018U JP 7901885 U JP7901885 U JP 7901885U JP H0356217 Y2 JPH0356217 Y2 JP H0356217Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は集魚用まき餌入れ容器に関し、特に互
いに遊嵌した一対の両筒の相対的な往復運動に従
つて少なくともいずれか一方の筒の放出口の窓が
開閉されてまき餌を散布し、両筒の相対的運動を
線部材で制限するものにおいて、一方の筒の底に
錘を簡単な手段で固着し、該錘を容器の沈下と両
筒の相対的移動に利用することを特徴とするもの
である。
以下本考案の実施例を説明する。
互いに遊嵌して相対的に往復運動する一対の筒
は外筒1と内筒2で構成され、両筒は軸方向へ相
対的に摺動できる他に周方向にも相対的に回転で
きる。
両筒の中心には線部材3が設けられ、該線部材
の上端は外筒1の頂壁4に固定され、下端は内筒
2の底壁5からその孔を通つて下方に延出し、こ
の線部材が両筒間の往復運動の距離を制限する。
外筒1と内筒2は、各々円筒形の周壁6,7を
有し、外筒1はその上端に円錐形の頂壁4が形成
され、内筒2はその下端に平らな底壁5が形成さ
れている。内筒2の直径は外筒1の直径よりやゝ
小いさく形成されて内筒が外筒にがたつかない程
度に遊嵌され、両筒の周壁の縦方向の長さはほゞ
等しい大きさである。
外筒の頂壁4と、該頂壁に近接した周壁6の部
分に流入用の楕円形の孔8と円形の孔9が複数個
環状に穿設され、周壁6の中央部にまき餌の充填
に使用される縦長の長方形の窓10が1個穿設さ
れていて、該窓の円弛の長さは全円周のほゞ1/5
の大きさに形成されている。内筒の周壁7の中央
部にも前記窓10と類似のまき餌の放出と充填に
使用される縦長の長方形の窓11が穿設され、該
窓11の幅は窓10と同一であるが、高さはより
長くその下辺が周壁7の下端まで延びている。
内筒2が外筒1に対して引込位置まで引込む
と、窓11の上辺12は窓10の上辺13と一致
し、窓11の下方の部分は窓10の下方の帯状の
周壁部分14で閉じられる。内筒2が突出位置に
突き出るに従い、窓11はその下方の開口面積が
大きくなるように開口する。
内筒2はまた別のまき餌放出用の窓15を具備
し、該窓15は周壁7の下部に窓11の反対側に
形成され、幅は互いに同一であるが高さはほゞそ
の1/5弱であり、内筒2が引込んでいるときは外
筒1の周壁の周壁部分14で閉じられ、突き出る
と開口される。底壁5の周縁16の直径は内筒2
の周壁7の直径より大きく、外筒1の周壁6の下
端に突き当つて内筒がそれ以上引込まないように
する。
外筒1の頂壁4には該壁と同様な円錐形の上蓋
17が回転可能にかぶせられ、該上蓋は頂壁の孔
8と同じ流入用の楕円形の複数個の孔18を有
し、上蓋の回転に従つてその孔18が頂壁の孔8
と完全に一致する状態から、互いに部分的に一致
する状態を経て、完全に一致しない状態まで変化
する。この変化により、頂壁の孔8が開閉され、
その開口面積が調節される。指掛19は上蓋17
の孔18間に起立されていて、上蓋の回転のため
に使用される。
頂壁4と上蓋17の各頂部には短い筒状部2
0,21が形成され、これらの筒状部の間には組
立状態において環状空間が形成され、該空間に圧
縮ばね22を挿入する。筒状部20の内周面はめ
ねじを有し、該めねじに調節ねじ23を螺合し、
該ねじの頭部24を前記筒状部20,21の上端
にのぞませている。圧縮ばね22の両端は調節ね
じの頭部24と筒部21の下端のフランジ25で
受け止められていて、該ばね22が上蓋17を頂
壁4に押しつけて上蓋の不必要な回転を阻止す
る。調節ねじ23はその中心に貫通孔を有し、該
貫通孔を線部材3の上端が通り抜けて頭24の上
方に突き出ていて、この突出部のねじ部にキヤツ
プ26を螺合させて線部材の上端を調節ねじに連
結している。
内筒2の底壁5には、円錐形の錘27が固着さ
れている。その固着手段として、錘27と底壁5
の中心に孔が穿設され、錘の孔34に筒28を埋
込み、底壁の孔に上方より頭30a付ねじ30を
挿入して筒28の内周のめねじに螺合して締めつ
ける。ねじ30の頭30aは底壁5の孔の縁に掛
合して錘27を外筒2の底壁5に固着する。線部
材3の下端はねじ30の中心孔から筒28内に延
びて、その先端に抜け止めのための拡大部31に
形成している。この拡大部31は筒28の孔に沿
つて移動可能であり、該拡大部31がねじ30の
端面にかみ合うことにより、内筒2が線部材3か
ら外れるのを阻止している。
次にこのまき餌入れ容器の使用方法について述
べると、内筒2をその底壁5の周縁16が外筒1
の周壁6の下端面に突き当るまで外筒内に押し込
んで、内筒と外筒の窓10,11を合わせて(第
3図)、これらの窓からまき餌を容器内に詰め込
み、内筒2と外筒1を相対的にほゞ180度回転さ
せて、内筒の窓11,15を外筒の周壁6で閉じ
る。
容器を海中に沈めると、この容器は沈下する間
内筒2の底が海水の抵抗を受けて内筒2が外筒1
内に引込んだ状態に保持されて、まき餌は外に出
ない。容器が所望の水深に達したとき、竿を引き
上げると、外筒1が内筒2に対して上昇して窓1
1,15と孔9が開き(第4図)、竿を下げると
外筒1が内筒2に対して下降して窓11,15と
孔9を閉じる。以下同様に竿の上下運動に従つて
窓と孔がそれらの開閉を繰り返す。その結果まき
餌が主として窓11,15から海中に散布され
る。この散布をより円滑にしたり、潮の流れに順
応させるために、細孔32,33を内筒と外筒の
周壁に設けている。
まき餌の出方は、まき餌の種類と大きさにより
異なるので、放出口や流入孔の開口面積を拡大し
たり縮小したりして、まき餌がその種類等のいか
んにかゝわらず常に最適の状態に出るように調節
する。放出口としての窓11,15の開口面積の
調節は、ねじ23を左右いずれかの方向にまわし
てねじ30の先端と線部材3の拡大部31の間隔
Hを変えることにより行われる。流入孔8の開口
面積の調節は、上蓋17を外筒の頂壁4に対して
回転させることにより行われる。
尚本考案の容器は次のように種々変形し得るも
のである。前記外筒1と内筒2の嵌合関係は第5
図のように逆にしてもよく、上蓋17を省略して
調節ねじ23を第6図のように頂壁4に取り付け
てもよく、また孔8,18,9の大きさ、形、数
も適宜に変更することができ、孔32,33の配
列も縦横の格子状に限らず、斜めの格子状にした
り、同心円状にしたりすることができる。
本考案は上記のように、互いに遊嵌した一対の
筒1,2の相対的な往復運動に従つて少なくとも
いずれか一方の筒の放出用の窓11,15が開閉
されてまき餌を散布するまき餌入れ容器におい
て、一方の筒の底壁5に錘27がその錘に埋込ま
れた筒28と底壁を貫通するねじ30との螺合に
て固着され、これら両筒1,2の中心にはその両
筒の相対的運動を制限する線部材3が設けられ、
その線部材の上端は一方の上側の筒の頂壁4の筒
状部20に螺合された調節ねじ23に連結され、
線部材の下端は前記ねじ30の孔から筒28に延
びてその先端に抜け止め手段31が設けられてい
るので、まき餌を筒1,2内に窓10,11から
充填する場合に錘27が邪魔にならずその充填作
業が容易であり、また充填されたまき餌入れ容器
を水中に投げ返す場合に錘27と容器が一体とな
つて移動しその投げ返しの操作も容易であり、さ
らには容器が錘27で水中に沈下する場合に容器
と錘が一体となつて沈下し、しかも錘の表面の滑
めらかさと放出窓の調節ねじ23の上方位置から
容器の沈下の抵抗が小いさく、その沈下と容器の
両筒1,2の相対的な往復動が円滑になされ、放
出窓の開口面積の調節ねじ23が最も目に近くそ
の操作が容易である。また前記上側の筒の頂壁4
は前記窓11,15からのまき餌の放出を助ける
流通孔8を有し、かつ蓋17が回転可能に取りつ
けられ、この蓋は上記流通孔8に連通する流通孔
18を有し、その蓋の回転に従つて頂壁の流入孔
8の開口面積が変化され、蓋に一体に設けられた
筒状部21が上側の筒の筒状部20を囲み、これ
らの筒状部間の環状空間内に圧縮コイルばね22
が組み込まれ、該ばねの両端が筒状部21の内フ
ランジ25と調節ねじの頭部24に掛合している
ので、種々の異るまき餌を最適の散布状態に設定
することができ、かつその設定が極めて容易であ
り、また蓋17は筒の頂壁4に押しつけられてそ
の回転が阻止され、まき餌の最適の散布状態を保
持することができ、さらにまた調節ねじ23と筒
の筒状部20との螺合部分もばね22で互いに押
しつけられて調節ねじがゆるまず、筒の窓11,
15の調節された開口面積が一定に保たれて、こ
の点からもまき餌の最適の散布状態が保持され、
さらにまたばね22はその座屈が筒状部20,2
1で阻止され、体裁もよく、針や糸がばねに絡ま
らず、またこませもばねに付着せず使い勝手が良
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は組立斜
視図、第2図は内筒の斜視図、第3図はまき餌を
埋込む状態を示す縦断面図、第4図は使用状態を
示す縦断面図、第5図は他の変形例で第4図に類
似の一部縦断面図である。 図中1は外筒、2は内筒、3は線部材、4は頂
壁、5は底壁、6と7は周壁、8と9は孔、10
と11と15は窓、17は上蓋、18は孔、22
は圧縮ばね、23は調節ねじ、26はキヤツプ、
27は錘、28は筒、30はねじ、31は拡大
部、32と33は細孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに遊嵌した一対の筒1,2の相対的な往復
    運動に従つて少くともいずれか一方の筒の放出用
    の窓11,15が開閉されてまき餌を散布するま
    き餌入れ容器において、一方の筒の底壁5に錘2
    7がその錘に埋込まれた筒28と底壁を貫通する
    ねじ30との螺合にて固着され、これら両筒の中
    心にはその両筒の相対的運動を制限する線部材3
    が設けられ、その線部材の上端は一方の上側の筒
    の頂壁4の筒状部20に螺合された調節ねじ23
    に連結され、線部材の下端は前記ねじ30の孔か
    ら筒28内に延びてその先端に抜け止め手段31
    が設けられ、前記上側の筒の頂壁4は上記窓1
    1,15からのまき餌の放出を助ける流通孔8を
    有し、かつ蓋17が回転可能に取りつけられ、こ
    の蓋は上記流通孔8に連通する流通孔18を有
    し、その蓋の回転に従つて頂壁の流入孔8の開口
    面積が変化され、蓋に一体に設けられた筒状部2
    1が上側の筒の筒状部20を囲み、これらの筒状
    部間の環状空間内に圧縮コイルばね22が組み込
    まれ、該ばねの両端が筒状部21の内フランジ2
    5と調節ねじの頭部24に掛合して、蓋を筒の頂
    壁に押しつけると共に調節ねじと筒状部20の螺
    合部分に相対的押圧力を与える集魚用まき餌入れ
    容器。
JP1985079018U 1985-05-27 1985-05-27 Expired JPH0356217Y2 (ja)

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JPS61193777U JPS61193777U (ja) 1986-12-02
JPH0356217Y2 true JPH0356217Y2 (ja) 1991-12-17

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0637665Y2 (ja) * 1988-05-13 1994-10-05 三輝工業有限会社 集魚用まき餌入れ容器
JP2515652Y2 (ja) * 1990-04-26 1996-10-30 徹 渡辺 釣り用撒き餌具

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JPS5838278B2 (ja) * 1980-07-07 1983-08-22 パウル・オプレヒト 電気抵抗継目溶接装置
JPS5923509U (ja) * 1982-07-29 1984-02-14 松下電器産業株式会社 液体燃料燃焼装置

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