JPH0355877Y2 - - Google Patents

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JPH0355877Y2
JPH0355877Y2 JP12280085U JP12280085U JPH0355877Y2 JP H0355877 Y2 JPH0355877 Y2 JP H0355877Y2 JP 12280085 U JP12280085 U JP 12280085U JP 12280085 U JP12280085 U JP 12280085U JP H0355877 Y2 JPH0355877 Y2 JP H0355877Y2
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JP
Japan
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measuring tube
dropper
section
scale
tube part
Prior art date
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JP12280085U
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JPS6232351U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体を採取しその採取量を測定する
スポイトに関するものであり、より詳しくは、主
として血液や薬溶液等の採取に使用する医療用ス
ポイトに関するものである。
〔従来の技術〕
従来医療用スポイトは、弾性材料に成る腔形ツ
マミ部と円筒形測定管部と尖端形口先部とから成
り、測定管部の表面には測定精度1c.c.以下の目盛
と数値が付けられており、口先部を液体の中に差
し込み、ツマミ部を押圧操作して液体を測定管部
まで吸い上げて採取する様になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のスポイト14′の測定管部11′は円形断
面のものであり、そこに付けられた目盛と数値は
測定管部の軸芯を通る視線上におかれるとき、つ
まり正面に向けられる場合はつきり読み取れる
が、その視線上から回転し側面におかれるときは
読み取りにくい。例えば測定管部の軸芯を中心に
120°回転した三面に目盛と数値のあるスポイト1
4′において、第4図に図示する如く目盛と数値
が軸芯O′を通る視線上O′−E′から60°回転した位
置におかれる場合には、測定管部の断面の外接円
の半径をR′とすると、その目視される測定管部
の範囲(幅)S′はR′/2となる。つまり、目盛と
数値が測定管部の軸芯O′を通る視線上(正面)
O′−E′におかれるときは、その目視される測定管
部の範囲(幅)S″がR′であるから、それが視線
上から60°回転した位置にあると目視される測定
管部の範囲(幅)S′では半減し、それだけ目盛や
数値が読み取りにくくなり、それが更に回転した
位置におかれるといは殆ど読み取れなくなる。
そこで、液体を採取しその採取量を読み取る場
合にはその都度目盛と数値が軸芯を通る視線上に
くるようにスポイトを回してそれらの表示位置を
セツトしなければならず、そのような動作は液体
採取作業を手間取らせるものであつた。
勿論その様にスポイトを逐一回さないようにす
るには、目盛と数値を測定管部の周りに連続させ
ておけばよいのであるが、特に、数値を表す一つ
の表示文字が5mm×5mm以下の大きさになると読
み取りずらくなるので、その表示文字の大きさは
少なくとも5mm×5mm以上にせざるを得ず、又、
連続する文字と文字の間に5mm以上のスペースを
おかなければ読み取りにくくなるので、結局、直
径(2R′)が10mm程度の測定管部の周りに測定数
値を続けて表示するにしても三個が限度とされ
る。
そこで本考案は、液体の採取量を読み取る場合
に逐一スポイトを回して目盛や数値の表示位置を
セツトしなくてすむスポイトを提供し、液体採取
作業を効率化を図ることを目的とするものであ
る。
〔考案の構成〕
本考案に係るスポイト14は、柱形の測定管部
11の表面に軸芯方向O−O′に沿つて測定精度
1c.c.以下の目盛12と数値13を付けたものであ
つて、その測定管部11の断面を三角形状にし
て、測定管部11の軸芯方向O−O′に沿つて長
く伸びた三つの平面をその周面に形成したことを
特徴とするものである。
以下、実施例により本考案を説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案に係るスポイト14の外観斜視
図であり、ツマミ部15と測定管部11と口先部
16とはポリオレフイン樹脂組成物によつて一体
的に形成されており、ツマミ部15は角部が丸み
を帯びた四角形断面を成し、測定管部11は三角
形断面を成し、測定管部11の表面には0.1c.c.単
位で目盛12が、又、0.5c.c.単位で測定数値13
が付けられている。
〔考案の効果〕
本考案において測定管部11に付けられた目盛
12と数値13が最もはつきり読み取れるのは、
それらが軸芯Oを通る視線上(正面)O−Eにお
かれた場合であることは従来のものと同じであ
る。
然るに、それらが第3図に図示する如く軸芯O
を通る視線上O−Eから60°回転した位置におか
れる場合には、測定管部11の断面の外接円Oの
半径をRとすると、その目視される測定管部の範
囲(幅)Sは√3/2R、つまり外接円Oの半径
Rの100分の85になる。他方、従来のものでは外
接円O′の半径R′の100分の50になるから、本考案
によると60°回転した位置の目視される測定管部
の範囲Sが35%増えそれだけ読み取り易くなる。
そして本考案のスポイト14の太さ、つまり正
三角形をなす測定管部11の断面積を、断面が円
形である従来のスポイト14′のそれと同じにす
るとするなら、本考案のスポイト14の外接円O
の半径Rは、 √3R×1.5R×1/2=πR′2 ∴R/R′=√0.75×√3×π≒2 となつて、従来のスポイト14′の外接円O′の半
径R′の2倍になり、結局、目盛と数値が軸芯を
通る視線上から60°回転した位置におかれる場合
において、その目視される測定管部の範囲(幅)
Sは2×√2≒3と約三倍に増え、それだけ読み
取り易くなる。
しかも、測定管部11の目盛12や数値13の
表示される三面は、それぞれ三角柱の稜線17に
よつて仕切られので、これらの平面にそれぞれ数
値を表示しても、隣り合う平面の数値13と数値
13′の間に5mm以上のスペースをおかなくても
はつきりと識別され、従つてそれだけ数値を大き
く表示することが出来る。
そして、目盛や数値の表示した一つの平面が軸
芯O−O′を通る視線上O−Eから60°以上回転し
た位置におかれる場合には、隣り合う他の平面が
軸芯を通る視線上から60°以内の回転位置に現れ、
結局本考案のスポイトにおいて目盛や数値が最も
小さく見える場合でも、それらの大きさは従来の
スポイト14′のそれよりも数倍大きくなり、従
つて、液体の採取量を読み取る場合に逐一スポイ
トを回して目盛や数値の表示位置をセツトしなく
てすむので液体採取作業が効率化し、よつて明ら
かな如く本考案は実用的である。
又、本考案ではツマミ部15を四角形断面とし
たので、スポイトを横に倒して卓上18に置くと
き転がらず、この点でも実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスポイトの斜視図、第2
図は本考案に係るスポイトの卓上の置いた状態で
の斜視図、第3図は第1図のX−X′での測定管
部の断面図、第4図は従来のスポイトの第3図に
示す部分に相当する測定管部の断面図である。 11……測定管部、12……目盛、13……数
値、14……スポイト、15……ツマミ部、16
……口先部、17……稜線、18……卓上。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱形の測定管部11の表面に軸芯方向O−
    O′に沿つて測定精度1c.c.以下の目盛12と数値
    13を付けたスポイト14において、その測定管
    部11の断面を三角形状にして、測定管部11の
    軸芯方向O−O′に沿つて長く伸びた三つの平面
    をその周面に形成したことを特徴とするスポイ
    ト。
JP12280085U 1985-08-09 1985-08-09 Expired JPH0355877Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12280085U JPH0355877Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12280085U JPH0355877Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6232351U JPS6232351U (ja) 1987-02-26
JPH0355877Y2 true JPH0355877Y2 (ja) 1991-12-13

Family

ID=31013329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12280085U Expired JPH0355877Y2 (ja) 1985-08-09 1985-08-09

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JP (1) JPH0355877Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS6232351U (ja) 1987-02-26

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