JPH0355865Y2 - - Google Patents

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JPH0355865Y2
JPH0355865Y2 JP7255684U JP7255684U JPH0355865Y2 JP H0355865 Y2 JPH0355865 Y2 JP H0355865Y2 JP 7255684 U JP7255684 U JP 7255684U JP 7255684 U JP7255684 U JP 7255684U JP H0355865 Y2 JPH0355865 Y2 JP H0355865Y2
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electrode
conduit
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lining
chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は電磁流量計の電極構造に係り、特に電
極を大きくすることなく高圧の被測定流体の測定
ができるように改良した電極構造に関する。
<従来技術> 従来の電磁流量計の電極構造の断面図を第1図
に示す。被測定流体1を送る電磁流量計の導管2
に直径Dの電極取付孔3が穿設され、導管2の外
部には円筒状の電極室4が突設されている。導管
2の内面から電極取付孔3を介して電極室4の内
壁に沿つて絶縁性のライニング材5でライニング
が施され、電極室4の内部に凹部6を形成してい
る。電極取付孔3の部分のライニング材5には被
測定流体1側から電極室4に貫通する電極挿入孔
7が穿たれている。電極挿入孔7には電極取付孔
3の直径Dより小さい直径dの頭部8と頭部8と
1体に形成された電極棒9とを有する電極10が
挿入されている。電極棒9の外端部11にはネジ
12が切られてある。ライニング材5の凹部6の
底面13には円板状のワツシヤ14が配置されこ
の上にスプリング15、更にその上にワツシヤ1
6を介してネジ12に螺合するナツト17が設け
られ、ナツト17を締め付けることにより電極1
0の頭部8がライニング材5に締めつけられ、被
測定流体1の電極室4への洩れが防止されるよう
になつている。この様にして構成されたライニン
グ材5の接液内面と凹部6の底面との間の寸法は
lの長さとされている。
以上の如く構成された従来の電磁流量計の電極
構造には以下に示す様な欠点がある。
(イ) 被測定流体1の圧力が高くなると、電極10
の頭部8の直径dが電極取付孔3の直径Dより
も小さいため、電極10が全体として電極室4
側に移動し、対向する電極(図示せず)間の距
離が増加してスパン誤差を生ずる。被測定流体
の圧力Pを00Kgf/cm2、ライニング材としてポ
リウレタンゴムを採用したときの縦弾性係数
EPを1.5×103Kgf/cm2、ライニングの厚さlを
0.7cmとすれば電極10の圧力による変位Δlは
次式の様になる。
Δl=P/EPl=0.05cm (1) 従つて、電極間の変位量2Δlは0.1cmとなる。
この値は口径2.5cmの電磁流量計の場合には約
4%のスパン誤差となる。この対策として、第
1図において電極取付孔3の直径Dを電極の頭
部8の直径dより小さくして強度を確保しよう
とすると、ライニング材5を電極室4側に回わ
り込ませて凹部6を形成させるライニングが困
難になりライニング技術上の制約を受ける。ま
た、逆に頭部8の直径dを電極取付孔3の直径
Dより大きくしようとすると、頭部8により被
測定流体1の流れを乱し測定精度に悪影響を及
ぼしこの点でも制約を受ける。この傾向はサイ
ズの小さい電磁流量計ほど大きい。
(ロ) 更に、被測定流体1の圧力が高くなると、電
極取付孔3の部分でライニング5の破断を起こ
す。(イ)で想定した数値に加えて電極取付孔3の
直径Dを0.8cmにすると、せん断応力τPは次式
の如くなる。
τP=π/4D2P/πDl=28.5Kgf/cm2 (2) ポリウレタンゴムの引裂強度を40Kgf/cm2
するとせん断応力τPに対する安全率がほとんど
なく破断のおそれが生ずる。
<考案の目的> 本考案は、前記の従来技術に鑑み、高圧の被測
定流体の流量を測定しても測定誤差が生ぜずかつ
ライニング材の破損を来たさない電磁流量計の電
極構造を提供することを目的とする。
<考案の構成> この目的を達成する本考案の構成は、電磁流量
計の電極構造に係り、導管の外周に突設された円
筒状の電極室と、導管に穿設され電極室に通ずる
電極取付孔と、この電極取付孔を通じ導管の内部
から外部に向つてライニングされたライニング材
と、このライニング材に電極室に通ずる孔があけ
られた電極挿入孔と、電極室の内側壁に螺着され
ライニング材を導管の外部側から押圧するバツク
アツプ部材と、電極棒の先端に電極取付孔より小
さい頭部を有し導管の内側から電極挿入孔に挿着
される電極と、頭部とバツクアツプ部材とでライ
ニング材を締めつけて液シールすることを特徴と
するものである。
<実施例> 以下、本考案の実施例について図面に基づき説
明する。なお、従来技術と同一の機能を有する部
分には同一の符号を付し、重複する説明は省略す
る。
第2図は本考案の第1の実施例を示す電極部の
縦断面図である。本実施例においては円筒状の電
極室4の外端部の内周面にネジ部18が設けられ
ており、ネジ部18とバツクアツプ部材19のネ
ジ部20とが螺合されている。バツクアツプ部材
19は底部21を有する円筒状を成している。底
部21の中央には電極を挿入する孔22が穿たれ
ている。底部21と反対側である開放端には縁部
が設けられここにネジ部20が形成されている。
バツクアツプ部材19の底部21とライニング
材5の凹部6の底面13との間にワツシヤ14が
介挿されており、底部21の上面には絶縁座23
が配置され、この上にワツシヤ24が置かれてス
プリング15で押圧されている。絶縁座23によ
り電極10と導管2との間の絶縁が確保される。
電極室4のネジ部18とバツクアツプ部材19
のネジ部20との螺合によりライニング材5の底
面13はバツクアツプ部材19の底部21で押圧
される。従つて、バツクアツプ部材19としてス
テンレス鋼などを用いれば、被測定流体1による
圧力はバツクアツプ部材19で受けることにより
ライニング材5は第1図に示す如く移動して洩れ
を生ぜず、またライニングの破断も来たさない。
以上の点につき、実験により検討した結果、第1
図に示す構成では被測定流体1の圧力が100Kg
f/cm2程度から漏れが生じ電極10と導管2との
間の絶縁抵抗が低下し始めるが、第2図に示す構
成の場合には200Kgf/cm2の圧力においても漏れ
を生ぜず、十分な余裕をもつて使用できることが
判つた。また、第1図に示す構成に対して第2図
に示す構成では、電極取付孔3の直径Dも電極1
0の頭部の直径dも共に変更してないのでライニ
ング上の不都合も、測定精度上の悪化も来たさな
い。
第3図は本考案の第2の実施例を示す電極部の
縦断面図である。本実施例は第2図の実施例にお
けるバツクアツプ部材19の代りに底部21のな
いバツクアツプ部材25で構成し、バツクアツプ
部材25は絶縁座23およびワツシヤ14を介し
てライニング材5の底面13を押圧する様にした
ものである。この構成によりバツクアツプ部材2
5の構造を簡単にしたものである。
第4図は本考案の第3の実施例を示す電極部の
縦断面図である。本実施例はライニング材5を電
極室4の内側面に沿つてライニングを施して凹部
を形成せず、導管2の電極取付孔3の外端までラ
イニングを施した場合の構成例である。ライニン
ダ5の電極取付孔3の外面26は導管2の外面に
沿つており、これに対応してバツクアツプ部材2
7の底面28も導管2の外面に沿うように形成さ
れている。この様な構成にしても本考案の目的を
達成することができる。
<考案の効果> 以上、実施例と共に具体的に説明した様に本考
案によれば、ライニングをするのに必要な大きさ
の電極取付孔を確保し更に電極頭部の大きさを測
定精度を維持するに必要な大きさとしながら、高
圧の被測定流体の測定をすることができるように
したので電磁流量計の信頼性と応用分野を更に広
げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁流量計の電極部の構造を示
す縦断面図、第2図は本考案の第1の実施例を示
す電極部の縦断面図、第3図は本考案の第2の実
施例を示す電極部の縦断面図、第4図は本考案の
第3の実施例を示す電極部の縦断面図である。 1……被測定流体、2……導管、3……電極取
付孔、4……電極室、5……ライニング材、7…
…電極挿入孔、8……頭部、10……電極、1
9,25,27……バツクアツプ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導管の外周に突設された円筒状の電極室と、前
    記導管に穿設され前記電極室に通ずる電極取付孔
    と、前記電極取付孔を通じ前記導管の内部から外
    部に向つてライニングされたライニング材と、前
    記ライニング材に前記電極室に通ずる孔があけら
    れた電極挿入孔と、前記電極室の内側壁に螺着さ
    れ前記ライニング材を前記導管の外部側から押圧
    するバツクアツプ部材と、電極棒の先端に前記電
    極取付孔より小さい頭部を有し前記導管の内側か
    ら前記電極挿入孔に挿着される電極と、前記頭部
    と前記バツクアツプ部材とで前記ライニング材を
    締めつけて液シールすることを特徴とした電磁流
    量計の電極構造。
JP7255684U 1984-05-17 1984-05-17 電磁流量計の電極構造 Granted JPS60183823U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7255684U JPS60183823U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 電磁流量計の電極構造

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JP7255684U JPS60183823U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 電磁流量計の電極構造

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Publication Number Publication Date
JPS60183823U JPS60183823U (ja) 1985-12-06
JPH0355865Y2 true JPH0355865Y2 (ja) 1991-12-13

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JP7255684U Granted JPS60183823U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 電磁流量計の電極構造

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JPS60183823U (ja) 1985-12-06

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