JPH0355421Y2 - - Google Patents

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JPH0355421Y2
JPH0355421Y2 JP1312086U JP1312086U JPH0355421Y2 JP H0355421 Y2 JPH0355421 Y2 JP H0355421Y2 JP 1312086 U JP1312086 U JP 1312086U JP 1312086 U JP1312086 U JP 1312086U JP H0355421 Y2 JPH0355421 Y2 JP H0355421Y2
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dust collection
collection chamber
protrusion
chamber lid
cam
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JP1312086U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は回動自在の集塵室蓋を有する電気掃除
機に関するものである。
従来の技術 従来、この種の電気掃除機は例えば第6図に示
すような構造になつていた。すなわち、紙袋1を
装着する集塵室2の上方開口部を開放・閉塞する
ために回動軸3を中心に回動自在な集塵室蓋4を
有し、この集塵室蓋4は集塵室2を閉塞した状態
からほぼ90°回動した状態、すなわち第6図に示
した状態で仮固定できるよう集塵室蓋4に突起部
を設け、本体外かく5に前記突起部と合致すべく
凹部を設けたものが一般的であつた。
考案が解決しようとする問題点 しかし、このような構造のものでは、集塵室蓋
4をほぼ90°に立てた状態で紙袋1の装着や取出
しを行なつているときに集塵室蓋4に身体の一部
が不意に触れたり、周りの人や物が触れたりして
集塵室蓋4が閉まり、手を挟み込んでしまうとい
う問題点を有していた。特に、集塵室蓋に吸気口
を有する場合などは集塵室蓋の重量が大きくなる
ため、閉まるときの慣性モーメントを大きく、手
を挟み込んだりした場合大きな怪我に結びつく可
能性が懸念されていた。
本考案はこのような問題点を解決するもので、
安全性および使用性の向上を計るようにすること
を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本考案は、集塵室
の上方開口部を、軸支点を中心に回動自在な集塵
室蓋で開閉するようにした電気掃除機において、
掃除機本体側に上方への突起を有する板ばねを、
集塵室蓋の軸支点近傍に上記板ばねと弾接するカ
ム形状部をそれぞれ設け、上記カム形状部には集
塵室蓋が閉じ状態からほぼ90°回動して起立して
いるときに板ばねの突起に係止する第1の突起部
と、起立状態と閉じ状態の途中段階で板ばねの突
起に係止する第2の突起部とを形成し、かつ軸支
点からの距離は、第1の突起部よりも第2の突起
部の方が大きく設定したものである。
作 用 この構成により、集塵室蓋をほぼ90°に立てた
状態から閉める方向へ力を加えると、カムに加え
られたばね圧に抗して仮固定が解除されて集塵室
蓋は一端閉まりかける。しかし、閉まる途中段階
でカムとばね体が係合し、集塵室蓋はここで一端
停止し仮固定される。これにさらに力を加えると
集塵室蓋は閉まろうとするが、このときの慣性モ
ーメントは途中で仮固定されなかつた場合に比べ
はるかに小さいものになる。したがつて、集塵室
蓋をほぼ90°に立てた状態で不意に触れたりして
力が加わつた場合でも集塵室蓋は途中で停止する
ため、手などの挟み込みを防止することができ、
また途中段階で仮固定された状態で力が加わつて
集塵室蓋が閉まり手などを挟み込んだとしても慣
性モーメントが小さいため大事に至る心配がな
く、安全性の向上に大いに貢献するものである。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面(第1
図〜第5図)に基づいて説明する。
図において、10はモーター11を内蔵する本
体外かく、12は紙袋13などの集塵袋を装着す
る集塵室で、上方は回動自在の集塵室蓋14で閉
塞されている。15は前記集塵室蓋14に回動自
在に取付けられた閉塞時の固定を行なう尾錠、1
6は同じく集塵室蓋14に設けられた開閉自在の
吸気口、17は集塵室蓋14に一体的に形成され
た回動軸、18は同じく集塵室蓋14に一体的に
形成されたカム形状部であり、集塵室蓋14をほ
ぼ90°で仮固定するための第1の突起部18aと、
途中段階で仮固定するための第2の突起部18b
を有している。19は前記カム形状部18を付勢
し仮固定するために突起19aを有する板ばねで
ある。なお、前記カム形状部18に設けられてい
る突起部18aおよび18bの回動軸17からの
距離は突起部18bの方が長く形成されており、
集塵室蓋14の途中段階での仮固定力のほうが大
きいよう設定されている。
上記構成において動作を説明すると、尾錠15
を外して集塵室蓋14を開けてほぼ90°に立てる
とカム形状部18の第1の突起部18aと板ばね
19の突部19aとが合致して集塵室蓋14を第
4図に示すごとく仮固定することがき、この状態
で紙袋13の着脱を行なうことができる。この状
態のときに集塵室蓋14に不意に力が加わつた場
合、仮固定が解除され集塵室蓋14は途中まで閉
まるが、第5図に示す状態、すなわち第2の突起
部18bと板ばね19の突部19aとが合致した
状態で止まつてもう一度仮固定される。したがつ
て集塵室蓋14は立てた状態から急に閉まること
がないため、手指などを挟み込む危険性がきわめ
て少なく、また途中段階から閉まつた場合にはそ
の衝撃値は小さいため怪我をする可能性はきわめ
て小さいものとなるため、安全性の向上を計るこ
とができる。
また、第1図に示す途中段階での仮固定状態で
は床面から集塵室蓋14の最高部までの高さを低
く保てるため、電気掃除機本体を棚などの低い所
に置いたままの状態で紙袋13の着脱が可能とな
るため、使用性の向上をも同時に計ることができ
る。
また、板ばね19のばね圧は集塵室蓋14の仮
固定時以外はほとんど作用しないため、通常使用
時および保管時の集塵室蓋14を閉めた状態での
ばね圧による樹脂変形やばね圧の減少がほとんど
なく、耐久性の面でも大きな効果を発揮するもの
である。
なお、本実施例ではカム形状部18を集塵室蓋
14側に、板ばね19を本体外かく10側に設け
ているが、これは逆にしても良く、要は集塵室蓋
14の回動に伴いばね圧が変化し仮固定が可能な
ようにカム構造をとれば良いわけである。また、
カム形状部18に設けた突起部18a,18bの
数も2箇所に限ることはなく、3箇所〜4箇所設
けることによつてさらに細かい配慮が可能となり
商品性の向上を計ることができるものである。
考案の効果 以上のように本考案によれば、集塵室蓋を立て
た状態でけでなく途中段階でも仮固定が可能とな
り、集塵室蓋が不意に倒れても手などを挟み込む
という危険性を減少させ安全性の向上を計るばか
りでなく、低い所での使用性向上や通常状態でば
ね体への負荷がかからないことによる耐久性の向
上を計ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は集塵室蓋を途中段階で開いた状態を
示す一部切欠要部側面図、第2図は全体斜視図、
第3図は全体側面図、第4図は集塵室蓋をほぼ
90°開いた状態を示す一部切欠要部側面図、第5
図は要部拡大断面図、第6図は従来例を示す側面
図である。 10……本体外かく、12……集塵室、13…
…紙袋、14……集塵室蓋、17……回動軸、1
8……カム形状部、18a,18b……突起部、
19……板ばね、19a……突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 集塵室の上方開口部を、軸支点を中心に回動自
    在な集塵室蓋で開閉するようにした空気掃除機に
    おいて、掃除機本体側に上方への突起を有する板
    ばねを、集塵室蓋の軸支点近傍に上記板ばねと弾
    接するカム形状部をそれぞれ設け、上記カム形状
    部には集塵室蓋が閉じ状態からほぼ90°回動して
    起立しているときに板ばねの突起に係止する第1
    の突起部と、起立状態と閉じ状態の途中段階で板
    ばねの突起に係止する第2の突起部とを形成し、
    かつ軸支点からの距離は、第1の突起部よりも第
    2の突起部の方が大きく設定した電気掃除機。
JP1312086U 1986-01-30 1986-01-30 Expired JPH0355421Y2 (ja)

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JP1312086U JPH0355421Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

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JP1312086U JPH0355421Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

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JPS62123757U JPS62123757U (ja) 1987-08-06
JPH0355421Y2 true JPH0355421Y2 (ja) 1991-12-10

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JP5931385B2 (ja) * 2011-09-22 2016-06-08 株式会社東芝 電気掃除機

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JPS62123757U (ja) 1987-08-06

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