JPH0355045A - 超音波探触子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被検体の内部構造を検査するための超音波探
触子に関し、特に、開腹術中に好適な超音波探触子に関
するものである。

〔従来技術〕

従来の術中用超音波探触子の基本的な構成要素は、超音
波を送受信する振動子と、電気信号を送受信するための
ケーブルと、術者がプローブを保持するためのグリップ
部材とからなっている。これらは、検査目的、検査部、
表面部、裏面部、深部、狭い部分等で種々の形状と大き
さを有する多種類の術中用超音波探触子である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら，前記従来の術中用超音波探触子では、検
査目的、検査部分に応じて、何種類もの術中用超音波探
触子の交換部の構或ならびに交換作業が煩雑となり、種
々の術中用超音波探触子を汚してしまうという問題があ
った。

また、従来の術中用超音波探触子の形状では、第８図に
示すように、深部の臓器１２の裏側への神入時に大型で
あり、術中用超音波探触子１０を指１１でつまむように
使用す７るため、術中用超音波探触子１０をしっかり保
持できず操作が困難であるという問題があった。

本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
ある。

本発明の目的は、一種類の超音波探触子により、あらゆ
る部分の術中検査に使用することができる超音波探触子
を提供することにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達或するため、本発明は、超音波探触子にお
いて、超音波探触子本体の超音波送受信部背面にグリッ
プ部材を着脱自在に設け、該グリノプ部材に互いに対向
する側面に指（又は指先）で挟んだり挿入したりして保
持する溝あるいは穴を設け，前記グリップ部材を超音波
探触子本体よりケーブル側に延長させ、グリップ延長方
向に湾曲させたことを特徴とする。

〔作用〕

前述の手段によれば、超音波探触子は、グリップ部材を
取り外しにより小型化する。さらに、グリップ部材の左
右方向に溝あるいは穴を設け、後方に延ばすことにより
、指（又は指先）で挟むことが可能である。これにより
、超音波探触子深部及び狭い部分への挿入ができるよう
になり、検査目的に応じて、超音波探触子の交換作業も
なくなる。

また、前記グリップ部材を超音波探触子本体よりケーブ
ル側に延長させ、グリップ延長方向に湾曲させたζとに
より、対象臓器の側面下側から見あげる走査も可能とな
るので、診断領域を拡大することができる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。

なお、実施例を説明するための全図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け，その繰り返しの説明は
省略する。

第ｌ図は、本発明の一実施例の超音波探触子の概略構成
を示す斜視図、第２図は、第ｌ図のＡ−Ａ線で切った断
面図である。

第１図及び第２図に示すように、本実施例の超音波探触
子本体１は、超音波を送受信する振動子２と、その電気
信号を送受信するためのケーブル３とからなる。そして
、第２図に示すように前記超音波探触子本体１に凹部を
設け、グリップ部材４側に凸部を設けて超音波探触子本
体１の超音波送受信部（振動子２）の背面に，グリップ
部材４がその弾性を利用し着脱自在に取り付けられてい
る。このグリップ部材４の形状は、超音波探触子本体１
よりケーブル３側に延長され、グリップ延長方向に湾曲
している。また、グリップ部材４には、互いに対向する
側面に指（又は指先）で挟んで保持する溝（あるいは穴
）４Ａが設けられている。

このグリップ部材４は、金型を用いてプラスチック成形
（例えばポリ力ボネット或形）で作製され、超音波探触
子本体１よりケーブル３側に延長されている。

また、前記グリップ部材４には湾曲部４Ｂをもたせてあ
る。

また、第ｌ図及び第３図（第１図をケーブル出口方向よ
り見た右側面図）に示すように，前記グリノプ部材４の
溝４Ａは、グリップ部材４の左右に設けたＣ形の挾り込
みの溝である６このＣ形の扶り込みの溝４Ａを、術者の
指（又は指先）で挟むことにより、臓器表面の装着及び
深部への押入装着においても超音波探触子本体１をしっ
かりと保持する。

また、第４図（第ｌ図の超音波探触子の超音波送受信側
より見た平面図）に示すように，前記超音波探触子本体
１は、前記ケーブル３の端部に設けられたコネクタ５に
より，超音波断層装置６と結合されている。４Ｃはグリ
ップ部材４の幅寸法であり、この幅寸法４Ｃは細く形成
されている。

以上の説明からわかるように，本実施例によれば、第５
図（本実施例の超音波探触子のグリップ部材４を外した
状態での実際の使用状況を示した図）に示すように、グ
リップ部材４を外した状態で使用することにより、小型
化し、指（又は指先）ｌ１で操作ができ、臓器ｌ２の表
面の細かな部分での操作が可能になる。

また、第６図（第ｌ図の超音波探触子の臓器表面での使
用状況示す図）に示すように、グリップ部材４のＣ形扶
り込みの溝４Ａを指（又は指先）１１で挟んで使用する
。これにより超音波探触子の保持を容易にすることがで
きる。

また、第７図（第１図の超音波探触子の臓器深部での使
用状況を示す図）に示すように、臓器１２の深部、裏部
、及び臓器１２と臓器１２の間等の狭い部分で使用する
場合、グリップ部材４のＣ形扶り込みの溝４Ａを指（又
は指先）１１で挟み、湾曲部４Ｂの曲げを利用すること
により、深部でも最深部まで届き、狭くても、超音波探
触子本体１をしっかり保持することができるので，手術
を円滑に行うことができる。

以上の説明からわかるように、本実施例によれば、例え
ば、開腹術中において、深部で，狭い部分での検査目的
に応じ、前記超音波探触子本体１に装着されたグリップ
部材４のＣ形扶り込みの溝４Ａを指（又は指先）１１で
挟むことにより、超音波探触子本体１の保持性を向上さ
せることができる。

また、グリップ部材４を超音波探触子本体１より着脱可
能にしたことにより、小型化し、細かな部分の検査も可
能にする。

これらのことにより、術者が検査状況により，種々の超
音波探触子を使用することなく、１，個の超音波探触子
で開腹術中の種々の検査が可能になり、検査効率を向上
することができる。

また，前記グリップ部材４を超音波探触子木体１よりケ
ーブル３側に延長させ、グリップ延長方向に湾曲させた
ことにより、対象臓器の側面下側から見あげる走査も可
能となるので、診断領域を拡大することができる。

以上、本発明を実施例にもとすき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上、説明したように、本発明によれば、超音波探触子
の深部及び狭い部分への挿入ができるようになり、検査
目的に応じ、超音波探触子の交換作業もな＜．１個の超
音波探触子で開腹術中の種々の検査が可能になるので、
検査効率を向上することができる。

また、前記グリップ部材を超音波探触子本体よりケーブ
ル側に延長させ，グリップ延長方向に湾曲させたことに
より、対象臓器の側面下側から見あげる走査も可能とな
るので、診断領域を拡大することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の超音波探触子の概略構或
を示す斜視図、 第２図は、第１図のＡ−Ａ線で切った断面図、第３図は
、第１図の超音波探触子をケーブル出口方向より見た右
側面図、 第４図は、第１図の超音波探触子を超音波送受信方向よ
り見た平面図、 第５図は、第ｌ図の超音波探触子のグリップ部を取り外
した状態での使用状況、 第６図は、第１図の超音波探触子の臓器表面での使用状
況示す図、 第７図は、第１図の超音波探触子の臓器深部での使用状
況を示す図、 第８図は、従来形の超音波探触子の臓器深部での使用状
況を示す図である。 図中、１・・・超音波探触子本体、２・・振動子、３・
・・ケーブル、４・・・グリップ部材、５・・・コネク
タ、６・・・超音波断層装置である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）超音波探触子本体の超音波送受信部背面にグリッ
   プ部材を着脱自在に設け、該グリップ部材に互いに対向
   する側面に指（又は指先）で挟んだり挿入したりして保
   持する溝あるいは穴を設け、前記グリップ部材を超音波
   探触子本体よりケーブル側に延長させ、グリップ延長方
   向に湾曲させたことを特徴とする超音波探触子。