JPH0354737Y2 - - Google Patents

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JPH0354737Y2
JPH0354737Y2 JP10888187U JP10888187U JPH0354737Y2 JP H0354737 Y2 JPH0354737 Y2 JP H0354737Y2 JP 10888187 U JP10888187 U JP 10888187U JP 10888187 U JP10888187 U JP 10888187U JP H0354737 Y2 JPH0354737 Y2 JP H0354737Y2
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pressure
chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は寝たきり老人等の床擦れ防止装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来の床擦れ防止装置には特公昭61−16454号
公報で提案されたものを1例として挙げることが
できるが、この床擦れ防止装置は第4図に示す如
きもので、扁平エアマツト体1は3つの気室1
1,12,13で構成されており、第1気室11
と第2気室12とは、第3気室13によつて互い
に隔離された膨張収縮自在な気のうからなるもの
で、第1気室11の気のうと第2気室12の気の
うとは交互に並び、第3気室13は細幅の膨張収
縮自在なジクザグ状気のうによつて構成されて、
第1気室11と第2気室12との境界に沿つて設
けられ、上面には空気噴出孔3が設けられてい
る。そしてこれらの気室11,12,13には1
台のポンプ2で加圧空気を供給し、またポンプ2
と各気室11,12,13との間には夫々電磁弁
V1,V2,V3が設けられており、これらの電磁弁
V1,V2,V3によつて各気室11,12,13へ
の加圧空気の供給が制御されている。そしてこれ
ら電磁弁V1〜V3は、切換スイツチ4によつて切
換えられる制御回路5によつて動作が制御される
ものであるが、例えば切換スイツチ4をA位置に
切り換えた時には、制御回路5は全電磁弁V1
V3をオンとするよう制御し、全気室11,12,
13に加圧空気が供給される。この場合、エアマ
ツト体1は全体が膨らんだ状態になり、第3気室
13の空気噴出孔3からは空気を噴出する。第3
気室13から噴出する空気は肌の湿気を取り除く
作用がある。またスイツチ4をB位置に切り換え
た時には、制御回路5は電磁弁V3をオフとして
前記第3気室13への空気供給を絶ち、電磁弁
V1と電磁弁V2のみが交互にオン,オフして、第
1気室11と第2気室12とがポンプ2から送ら
れてくる加圧空気の供給排出を繰り返して、膨張
と収縮とを同時に繰り返し、エアマツト体1上に
伏す人体の支持位置を交互に変えて血行を促進さ
せることで床擦れを防止する。更にスイツチ4を
C位置に切り換えた時には、電磁弁V1,V2が交
互にオン,オフし、電磁弁V3がオン状態を持続
して、第1気室11と第2気室12とが交互に膨
張収縮するかたわら第3気室では空気噴出孔3か
ら空気が常時噴出するというものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらかかる従来装置では、次のような
問題点がある。即ち、第1気室11と第2気室1
2への供給用の空気と、第3気室13への供給用
空気は1台のポンプ2によつてまかなわれてはい
るが、該ポンプ2から各気室11,12,13に
至る配管に設けられている電磁弁V1,V2,V3
オン,オフ弁のため、空気噴出孔3から噴出させ
る空気は噴出量の調整は出来ず、従つて多量の空
気噴出が好ましくない病人等に対しては、噴出を
停止する以外に方法がなかつた。しかも従来装置
はポンプの吐出圧力そのものを制御するものであ
るから、ポンプ自身の制御は第3気室から噴出さ
せる空気の量を変化させることになるため、ポン
プで空気の吐出圧力を調整することは好ましくな
いことであつた。
本考案は第3気室から噴出させる空気の量を第
1、第2気室を膨張収縮させる空気とは関係なく
調整できるようにすると共に、第1、第2気室に
供給する加圧空気の圧力を自動的に調整できるよ
うにすることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本考案は、扁平エ
アマツト体を、上面に空気噴出孔を有する細幅の
ジクザグ状の第3気室と該第3気室で仕切られた
膨張収縮可能な第1気室と第2気室とをもつて構
成すると共に、1台のポンプを設け、該ポンプと
前記第1、第2気室とを連結する配管には前記ポ
ンプから給送される加圧空気の圧力を制御する電
磁弁と、圧力制御された空気を当該2室に交互に
分配する分配器を設けると共に、第1、第2気室
に給送される加圧空気の設定圧力を感知するセン
サーを設け、更に、前記ポンプと第3気室とを連
結する配管には前記ポンプから給送される加圧空
気の流量を調整する流量制御弁を設け、前記セン
サーが設定圧力以上の空気圧を感知したときその
信号を受けて作動し、前記電磁弁の開度を調整す
る制御回路を設けて、問題点解決のための手段と
するものである。
(作用) ポンプを作動させると、該ポンプから吐出され
る加圧空気は、一方では電磁弁側の回路に向か
い、他方では流量制御弁側の回路に流れる。
先ず電磁弁側の回路では、当該電磁弁で適正の
圧力に調整された空気は、常時回転している分配
器により、第1、第2気室に交互に給送される。
第1気室に加圧空気が給送されると、第1気室は
各部が一斉に膨張してマツト体は第1気室部分が
膨らみ、次いで分配器により、第2気室に同様に
加圧空気が給送され、第1気室では加圧空気の排
出が行われる。分配器は常時作動しているため、
第1気室に再び加圧空気が給送され、第2気室で
は排気が行われ、以後これを繰り返すため、マツ
ト体は全体的に波動運動を行なう。その間、第
1、第2気室に給送された空気圧が設定圧力以上
になると、センサーがそれを感知して制御回路は
電磁弁を閉じるよう指示し、第1、第2気室内の
圧力がこれ以上上昇しないように制御する。
また、流量制御弁側の回路に吐出された前記ポ
ンプからの吐出空気は、流量制御弁でマツト体上
に寝ている人の体調や好みに合つた噴出流量に調
整された後、配管を経て第3気室に給送され、同
気室を膨張させた後に上面の空気噴出孔から噴出
される。前記のように第1、第2気室では交互に
膨張と収縮とが反復して行われ、第3気室では常
態では加圧空気が噴出して、病人の肌を乾燥し、
マツト体の波動運動とその間、常時行われる適正
流量の噴出空気の作用で寝たきり老人等の床擦れ
を防止する。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明する。
第1図は扁平エアマツト体と空気給送機構との
接続状態を示す系統図、第2図は第1図のA〜A
線上拡大断面図、第3図は分配器の1例を詳細に
示す一部縦断正面図である。
先ず第1図において1はエアマツト体、11,
12,13はジグザグ状に交互に規則的に配置さ
れた細幅の第1、第2、第3気室、3は第3気室
の上面にあけられた空気噴出孔であり、第4図に
示すエアマツト体の各部と同一符号を付して示し
ている。
本考案の特徴とする点は、空気給送機構20の
構造にあり、該機構部内には1台のポンプ21が
配設されており、該ポンプ21の吐出口側は2回
路に分岐されて、その中の一方の回路は電磁弁2
2及びセンサー23を経て配管26により後述の
分配器24が接続されている。また前記吐出口側
の他方の回路には流量制御弁25が連結されてい
る。なお、ポン21は、回転式、往復動式などの
適宜の加圧エアポンプまたはコンプレツサであ
る。また分配器24から出ている2本の配管27
及び28は、夫々第1気室11及び第2気室12
に接続されており、流量制御弁25は、配管29
により第3気室13に接続されている。
さて前記電磁弁22は制御回路45により制御
されて開閉するもので、第1、第2気室11,1
2に給送される空気の圧力が設定圧以上になる
と、当該電磁弁22は弁体を閉じるように制御
し、第1、第2気室11,12の圧力が設定圧以
上にならないようになつている。センサー23は
第1、第2気室11,12に給送される空気の圧
力を感知して制御回路45に信号を送るものであ
る。
また流量制御弁25には、例えば絞り弁が用い
られる。この絞り弁はバルブ内の空気通路の面積
を機械的に変える所定の空気圧以上になると、機
械操作絞り弁と、排気口から排出される空気の流
量をねじ込みの絞り機構を調整することで変える
排気絞り弁が用いられるが、絞り部の開度が大き
くなると、流量が増大する。またその調整は、手
動で行なうことができる。
次に分配器24の1例を第3図により説明す
る。30はシンクロモータで、該モータ30の駆
動軸31には、係止部32を有する回転板33を
固着している。34は上面に平滑面35を有する
円筒状の回転部材で、該回転部材34に形成した
切欠溝36を、前記係止部32に係止せしめ、回
転部材34を回転板33に緩く取付けて加圧空気
が大気中に放出されるようにしてあり、更に回転
部材34の平滑面35には中央部より半径方向に
沿つて連通溝37が形成されている。38は円形
状の固定部材で、該固定部材38はモータ30を
取付けたフレーム39に固定され、かつ該固定部
材38の下面には平滑面40を形成し、この平滑
面40の中央部には、ポンプ21から吐出される
加圧空気を偶数個の分配孔44に給送する給気孔
41を形成し、この給気孔41は、ポンプ21か
ら電磁弁23を介して分配器24に空気を給送さ
れる加圧空気の配管26と接続する導入部42と
連通している。
この第3図の分配器24では、シンクロモータ
30が低速回転し、回転部材34は、その平滑面
35が回転板33を介して固定部材38の平滑面
40に対し密接状態を維持して摺動回転する。従
つて固定部材38に設けられた2つの排気孔と連
通溝37が交互に連通し、該排気孔に連通溝37
を介してポンプ21から送入された圧力空気は、
所定のタイミングで接続ソケツト43の接続口4
4を介して配管27,28に交互に給送され、第
1、第2気室11,12を交互に膨張、収縮させ
る。
次に作用を説明する。
ポンプ21から吐出された加圧空気の一部は、
電磁弁22を通り配管26を経て分配器24に送
られ、分配器24によつて分配されて配管27,
28に交互に給送され、第1、第2気室11,1
2を交互に膨張させては収縮させる。なお、空気
が給送されない側の気室が大気と連通している
と、エアマツト体上に伏す人の体重により押しつ
ぶされて分配器24を逆戻りし、切欠溝36を経
て大気中に放出される。
かかる第1、第2気室11,12への加圧空気
給送の過程でセンサー23は、該気室11,12
内の空気圧を常時感知し、第1、第2気室11,
12内の空気の圧力が、制御回路45で設定され
ている圧力より高くなると、該制御回路45は電
磁弁22を作動させて配管26を遮断し、これ以
上第1、第2気室に加圧空気が給送さないように
する。
またポンプ21より吐出された前記空気の一部
は、流量制御弁25に到達し、該制御弁25によ
つて通過流量を調整して、使用する人の好みや体
調に合わせて空気噴出孔3からの噴出流量を調整
し、波動運動を繰り返すエアマツト体1の上面の
空気噴出孔3からの適量の空気が間断なく吹き出
して、病人の肌を乾燥する。
(考案の効果) 本考案は、第3気室に供給する加圧空気を、流
量制御弁で流量が調整できるようにしたので、単
にオン,オフだけで加圧空気を供給したり、供給
を停止したりする従来装置に比べると、肌乾燥用
空気の噴出が第1、第2気室の波動運動に関係な
く行われて、適正流量の空気を噴出することがで
きる。従つて、本考案によれば、エアマツト体の
上面から噴出させる空気を、エアマツト体上に寝
ている人の体調や好みに合わせて調節して噴出孔
から噴出させることができるため、従来の床擦れ
防止装置と異なり、寝ている病人等の体温を充分
考慮して、例えば過度の空気噴出を防止できる。
また本考案では、空気流量の調整によつて空気噴
出孔から殆ど噴出させない状態に第3気室を常時
膨張状態に維持することができるから、第1気室
と第2気室が交互に一時的に収縮しても、病人に
不安感を与えることがないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図はマツト体と空気給送機構との接続状態を示す
系統図、第2図は第1図のA〜A線上拡大断面
図、第3図は第1図における分配器の1例を示す
一部縦断正面図、第4図は従来の床擦れ防止装置
を示す空気給送機構とマツト体との接続状態を示
す系統図である。 図の主要部分の説明、1……エアマツト体、3
……空気噴出孔、11……第1気室、12……第
2気室、13……第3気室、21……ポンプ、2
3……センサー、24……分配器、25……流量
制御弁、26,27,28,29……配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扁平エアマツト体を、上面に空気噴出孔を有す
    る細幅のジグザグ状の第3気室と該第3気室で仕
    切られた膨張収縮可能な第1気室と第2気室とを
    もつて構成すると共に、1台のポンプを設け、該
    ポンプと前記第1、第2気室とを連結する配管に
    は前記ポンプから給送される加圧空気の圧力を制
    御する電磁弁と、圧力制御された空気を当該2室
    に交互に分配する分配器を設けると共に、第1、
    第2気室に給送される加圧空気の設定圧力を感知
    するセンサーを設け、更に、前記ポンプと第3気
    室とを連結する配管には前記ポンプから給送され
    る加圧空気の流量を調整する流量制御弁を設け、
    前記センサーが設定圧力以上の空気圧を感知した
    ときその信号を受けて作動し、前記電磁弁の開度
    を調整する制御回路を設けてなる床擦れ防止装
    置。
JP10888187U 1987-07-15 1987-07-15 Expired JPH0354737Y2 (ja)

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