JPH0354424A - 放射温度計の赤外線放射部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、放射温度計に装着される赤外線放射部材に関
する。

〔従来の技術〕

例えば合或樹脂威形金型の光沢仕上げが成された製品威
形部や、その他各種の光沢金属の温度を測定するような
場合、熱電対を利用した接触式の温度計では光沢金属面
を傷付ける致命的な問題があることから、一般には非接
触式の放射温度計が用いられる。

そして、上記の光沢金属面から放射される赤外線の放１
・ｉ率は非常に低いことから従来では、測定対象物の光
沢面部に黒体テーブを貼着したり黒体塗料を塗布したり
して、測定対象物の温度をテープや塗料に伝達させて当
該テープや塗料から赤外線を放射させるようにし、その
放射される赤外線を基にして測定対象物の温度測定を行
っている．〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、前記テープを貼着したり塗料を塗布した
りする煩わしさがある上、温度測定後にテープや塗料を
取り除く手間を要し、特に、合成樹脂威形金型の製品戒
形部を測定対象にするときは、その製品成形部の光沢面
部が受けるダメージが大きくて実際には実施できないと
言っても過言でなかった． 本発明は、上記の不都合を解消することができる放射温
度計の赤外線放射部材を提供することを目的としている
． 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するに至った本発明による放射温度計
の赤外線放射部材は、感温部の視野の光軸を横断する状
態で放射温度計に装着される弾性体製のものであって、
前記光軸横断部分を薄膜に形成して測定対象側に突出さ
せた点に特徴を有する。

〔作用〕

上記の特徴構成によれば、光軸横断部分を測定対象物の
塩度測定対象面に押接させると、当該光軸横断部分が薄
膜であって熱容量が小さいことから、測定対象物の温度
が速やかに光軸横断部分に伝達され、かつ、その温度に
見合った赤外線が光軸横断部分から放射されるもので、
温度測定対象面に場体テープを貼着する等の手段をとっ
た場合と同しような応答速度で測定対象物の温度測定が
行われる。

そして、光軸横断部分が薄膜で且つ測定対象側に突出さ
れているので、温度測定対象面が凹凸面であっても前記
光軸横断部分が温度庸定対象面に馴染み良く面密着する
． 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面にノ，ｔづいて説明する。

第ｌ図は本発明による赤外線放射部材１の一実施例を示
し、この赤外線放射部材１ば、全体が椀形状で弾性体か
ら成ると共に、放射温度計２に装着されるフード３の環
状凸部ａに外嵌合する環状凹部ｂを有し、放射温度計２
に内蔵された感温部４の視野の光軸Ｐを横断する状態で
前記フード３に着脱自在に取り付けられている． そして、この赤外線放射部材１の前記光軸Ｐを横断する
部分１ａは薄膜に形成され、かつ、その薄膜の光軸横断
部分１ａは測定対象側に突出されている． 上記構成の赤外線放射部材１を放射塩度計２のフ一ド３
に装着させて、前記薄膜で且つ測定対象側に突出されて
いる光軸横断部分１ａを温度測定対象面Ｓに押接させる
と、第１図に仮想線で示すように光軸横断部分１ａが温
度測定対象而Ｓに馴染み良く面接触すると共に、光軸横
断部分１ａの熱容量が小さいことから測定対象物５の温
度が速やかに当１亥光軸横断部分１ａに伝達される．而
して、第２図にも示すように、実質的に測定対象物５そ
のものの温度に見合った赤外線が光軸横断部分１ａから
放射されると共に、その赤外線が感温部４でキャッチさ
れて電気信号に変換され、かつ、その電気信号がアンブ
６で増幅されて演算回路７に入力されると共に、ここで
電気信号を基Ｃこして温度換算が行われ、その膓度測定
結果が表゜示部８に表示されれるもので、温度測定対象
面Ｓが光沢金属面で且つその面Ｓの赤外線放射率が未知
であっても、温度測定対象面Ｓに黒体テーブを貼着した
り黒体塗料を塗布させたりした時と同しような応答速度
で測定対象物５の温度が実質的に間接測定される． 尚、温度測定対象面Ｓが光沢金属面でない場合の温度測
定も同様にして行うことができるが、光沢金属面でない
場合で温度測定対象面Ｓからの赤外線の放射率が高い場
合においては、前記フード３から赤外線放射部材ｌを取
り外して温度測定を行うこともできることは言うまでも
ない。

また実施例では、放射瓜度Ｍｆ　２に連投のフ一ド３に
赤外線放射部材ｌを着脱自在に取り付ける構威としてい
るが、前記放射温度計２そのものに赤外線放射部材ｌを
着脱自在に取り付けるもよく、あるいは、赤外線放射部
材ｌを放射温度計２または放射温度計２に連投の部材（
実施例ではフード）３に接着や焼付け等の手段で固着す
る構戒とするもよい。

更に、前記赤外線放射部材ｌを構或する弾性体として、
これに金属製の粉粒体を混入させたものとするもよく、
この場合、熱伝導率が高くなる点で優れたものとなる． 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明による放射温度計の赤外線放
射部材を用いれば、温度測定対象面が光沢金属面で且つ
その光沢金属面の放射率が未知であっても、前記薄膜で
ある光軸横断部分を温度測定対象面に押接させることで
、従来のように具体テーブの貼着やそれの取り外し等の
煩わしさを伴うことなく、従来と同しような応答速度で
測定対象物の温度を実質的に間接測定することができる
．しかも、前記薄膜の光軸横断部分を測定対象側に突出
させているので、温度測定対象面が門凸而であっても赤
外線放射部材を温度測定対象面に９−染み良く面密着さ
せることができると共に、このことと前記黒体テープの
貼着等が不要であることから測定対象物の制約を受ける
こともない．

【図面の簡単な説明】

第１図は赤外線放射部材ならびにフードの断面図、第２
図は放射温度計の原理図である．１・・・赤外線放射部
材、ｌａ・・・光軸横断部分、２・・・放射温度計、４
・・・感温部、Ｐ・・・視野の光軸。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感温部の視野の光軸を横断する状態で放射温度計に装着
   される弾性体製の赤外線放射部材であって、前記光軸横
   断部分を薄膜に形成して測定対象側に突出させてあるこ
   とを特徴とする放射温度計の赤外線放射部材。