JPH0354051B2 - - Google Patents

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JPH0354051B2
JPH0354051B2 JP59201839A JP20183984A JPH0354051B2 JP H0354051 B2 JPH0354051 B2 JP H0354051B2 JP 59201839 A JP59201839 A JP 59201839A JP 20183984 A JP20183984 A JP 20183984A JP H0354051 B2 JPH0354051 B2 JP H0354051B2
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weight
adhesive
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polymer layer
laminate
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【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属層とポリマー層とを含む積層物
およびその製造法に関する。 〔従来の技術〕 ポリオレフイン樹脂は無極性であるためにすぐ
れた化学的、電気的性質を有しており、各種の分
野で利用されているが、反面、非常に接着性に乏
しいため、接着を目的とする用途には全く利用す
ることができなかつた。 そこで、ポリオレフイン樹脂に接着性を付与す
るために種々の改良方法が提案されており、その
一つとして、ポリオレフイン樹脂を、γ−メタア
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、
グリシジルメタアクリレートなどから選ばれた一
種の変性剤と有機過酸化物とで変性してポリオレ
フイン樹脂の接着性を改良する方法が提案されて
いる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この方法によつて得られる変性
ポリオレフインの接着性改良は、未だ満足すべき
ものとはいえない。特に、この変性ポリオレフイ
ンを、クロームメツキ鋼板やステンレス板などの
金属板を接着するための接着剤として用いる場合
には、金属板の接着面をあらかじめ脱脂処理して
おく必要があり、しかも脱脂処理した金属板を接
着しても得られた積層物の接着強度は、未だ満足
すべきほどのものとはいえない。 そして、このような変性ポリオレフインを接着
層とする金属層とポリマー層との積層物は、接着
強度が満足すべきほど大きくない。このため、従
来の積層物は使用範囲が大巾に限定されていたの
である。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、ポリオレフイン樹脂を主成分と
する接着層を介して金属層とポリマー層とが強固
に接着した積層物を提供することを目的として鋭
意研究した結果、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、金属層とポリマー層と
を、結晶性ポリオレフイン樹脂をエチレン性不飽
和結合を有する有機シラン化合物によつて加熱下
にグラフト変性して得られる変性ポリオレフイン
10〜80重量%と未変性の結晶性ポリオレフイン樹
脂10〜80重量%と粉末状炭酸カルシウム5〜50重
量%(合計100重量%)との接着性ポリオレフイ
ン組成物よりなる厚みが1μ以上の均一な接着層
を介して積層してなる積層物に関するものであ
る。 さらに、本発明は、金属層とポリマー層との間
に、ポリオレフイン樹脂をエチレン性不飽和結合
を有する有機シラン化合物によつて加熱下にグラ
フト変性して得られる変性ポリオレフイン10〜80
重量%と未変性の結晶性ポリオレフイン樹脂10〜
80重量%と粉末状炭酸カルシウム5〜50重量%
(合計100重量%)との接着性ポリオレフイン組成
物を介在させ、これによつて形成される接着層の
厚みが1μとなるように加熱圧着することを特徴
とする積層物の製造法に関するものである。 本発明において、金属層を形成する金属は特に
限定されるものではなく、鉄、アルミニウム、ク
ロム、ニツケル、金、銀、銅、亜鉛、錫、鋼、ス
テンレス、トタン、ブリキ等が挙げられ、特に
鉄、鋼、ステンレス及びアルミニウムが好適であ
る。前記の金属は、板状、管状、棒状のいずれで
もよく、通常は板状であり、脱脂処理されていて
もよく脱脂処理してなくともよい。金属管の場合
には管内面、外面のいずれでもよい。 本発明において、ポリマー層を形成するポリマ
ーは特に限定されるものではなく、ポリオレフイ
ン、例えばポリプロピレン(結晶性単独重合体、
プロピレンとエチレンあるいは他のα−オレフイ
ン、例えばブテン−1、ヘキセン、オクテンとの
結晶性ランダムあるいはブロツク共重合体等)、
ポリエチレン(エチレン単独重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレンとα−オレフイ
ン、例えばブテン−1、ヘキセン、オクテンとの
共重合体等)、天然ゴム、エラストマー(エチレ
ン−プロピレン、エチレン−プロピレン−非共役
ジエン、エチレン−アクリル酸エステル、アイオ
ノマー、スチレン−ブタジエン等の共重合体、ポ
リブタジエン)およびこれらに不飽和酸、酸のエ
ステル、金属塩、イミド、アミド等の誘導体によ
つて付加変性されたものや部分架橋されたものも
使用することができる。これらのポリマーには公
知の無機充填剤、例えば炭酸カルシウム、タル
ク、カーボンブラツク、金属粉、これらの繊維状
物や織布等を必要に応じて添加することができ
る。その添加量は積層物の用途によつて適宜決め
られる。またポリマー層は独立気泡あるいは連続
気泡を有する発泡体であつてもよい。ポリマー層
は厚みが0.01〜20mm、特に0.1〜5mmであるもの
が好ましい。またポリマー層(および接着剤)に
導電性フイラー、例えば炭素繊維、金属の繊維、
フレークあるいは粉、フイラーの金属メツキ物を
添加して金属積層物(基本的な構造:金属層−接
着層−ポリマー層−接着層−金属層)のスポツト
溶接を可能にすることができる。 本発明においては、結晶性ポリオレフイン樹脂
をエチレン性不飽和結合を有する有機シラン化合
物によつて加熱下にグラフト変性して得られる変
性ポリオレフイン10〜80重量%と未変性のポリオ
レフイン樹脂10〜80重量%と粉末状炭酸カルシウ
ム5〜50重量%(合計100重量%)との接着性ポ
リオレフイン組成物よりなる厚みが1μ以上、好
ましくは10〜80μの均一な接着層を使用すること
が必要であり、これによつて接着層を介して前記
の金属層とポリマー層とを強固に接着することが
できる。また、ポリマー層と接着層との種々の組
み合わせが可能となる。 前記の変性ポリオレフインは、結晶性ポリオレ
フイン樹脂とエチレン性不飽和結合を有する有機
シラン化合物と好適には有機過酸化物の存在下に
加熱しポリオレフイン樹脂をグラフト変性するこ
とによつて得ることができる。 前記のポリオレフイン樹脂としては、プロピレ
ンの結晶性単独重合体、プロピレンと共重合体中
の含有量が約30重量%以下の他のα−オレフイン
(例えばエチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、
ヘプテンなど)との二元以上のブロツクあるいは
ランダム共重合体などの結晶性プロピレン重合体
や、密度が0.93g/cm3以上であるエチレンの単独
重合体、エチレンと共重合体中の含有量が約15重
量%以下の他のα−オレフイン(プロピレン、ブ
テン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテンなど)との
二元以上のブロツクあるいはランダム共重合体な
どのエチレン重合体が挙げられる。これらのうち
でも、エチレン含有量が2〜15重量%であるエチ
レンとプロピレンとのランダムまたはブロツク共
重合体、あるいはこの共重合体に密度が0.93g/
cm3以上であるエチレン重合体を50重量%まで、特
に25重量%まで混合したものが好ましい。また、
ポリオレフイン樹脂のメルトフローレイト
(MFR)は0.01〜20g/10分、特に0.1〜10g/10
分のものが好ましい。ポリオレフイン樹脂には安
定剤などが配合されていてもよい。 また、前記のエチレン性不飽和結合を有する有
機シラン化合物(以下単に変性剤ということもあ
る)としては、ビニルトリエトキシシラン、メタ
アクリロイルオキシトリメトキシシラン、γ−メ
タアクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、メタアクリロイルオキシシクロヘキシルトリ
メトキシシラン、γ−メタアクリロイルオキシプ
ロピルトリアセチルオキシシラン、メタアクリロ
イルオキシトリエトキシシラン、γ−メタアクリ
ロイルオキシプロピルトリエトキシシランなどが
挙げられる。本発明においては前記エチレン性不
飽和結合を有する有機シラン化合物とともに他の
変性剤を組み合わせて使用してもよい。このよう
な変性剤としては特に制限はなく、例えばアリル
グリシジルエーテル、2−メチル−アリルグリシ
ジルエーテル、アクリル酸ナトリウム、メタアク
リル酸ナトリウム、アクリル酸カルシウム、メタ
アクリル酸カルシウム、アクリル酸マグネシウ
ム、メタアクリル酸マグネシウム、アクリル酸亜
鉛、メタアクリル酸亜鉛、アクリル酸アルミニウ
ム、メタアクリル酸アルミニウム、アクリル酸鉄
()、メタアクリル酸鉄()などの(メタ)ア
クリル酸の金属塩化合物、トリアリルシアヌレー
ト、トリ(2−メチルアリル)シアヌレート、
1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロ−s
−トリアジン、1,3,5−トリメタアクリロイ
ルヘキサヒドロ−s−トリアジン、4−アクリロ
イルオキシフエノール、4−(アクリロイルオキ
シメチル)フエノール、4−アクリロイルオキシ
ベンジルアルコール、4−メタアクリロイルオキ
シフエノール、4−メタアクリロイルオキシベン
ジルアルコール、4−(メタアクリロイルオキシ
メチル)ベンジルアルコールなどが挙げられる。 さらに前記の有機過酸化物としては、1分半減
期温度が約160〜260℃の温度となるようなものが
好ましく、そのようなものとしては、例えば第三
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ
第三ブチルジパーオキシフタレート、第三ブチル
パーオキシアセテート、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(第三ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3、第三ブチルパーオキシラウレ
ート、第三ブチルパーオキシマレイツクアシツ
ド、第三ブチルパーオキシベンゾエート、メチル
エチルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキ
サイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、第三
ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル
ヘキサノン2,5−ジハイドロパーオキサイドな
どが挙げられる。これらの有機過酸化物は、1種
のみ使用してもよく2種以上を混合して使用して
もよい。 前記の結晶性ポリオレフイン樹脂と変性剤であ
るエチレン性不飽和結合を有する有機シラン化合
物と有機過酸化物との配合割合は、希望する変性
ポリオレフインのMFRなどによつて変化するが、
一般的には、結晶性ポリオレフイン樹脂100重量
部に対して、変性剤が0.01〜5重量部、特に0.1
〜3重量部、有機過酸化物が0.01〜5重量部、特
に0.1〜2重量部の範囲が好ましい。 また、変性剤と有機過酸化物との配合割合は、
変性剤100重量部に対して有機過酸化物が5〜80
重量部の範囲が好ましい。 この発明で用いる変性ポリオレフインは、結晶
性ポリオレフイン樹脂と変性剤とさらに好適には
有機過酸化物とからそれ自体公知の方法によつ
て、例えば好適には、有機過酸化物が分解しない
条件下で、公知の適当な混合方法を適用して結晶
性ポリオレフイン樹脂と変性剤と有機過酸化物と
を混合し、得られた混合物をポリオレフイン樹脂
が溶融するが、分解しない温度、好ましくは、約
180〜260℃、特に220〜250℃の温度に加熱して反
応させることによつて得られる。最も簡便な加熱
処理操作は、前記混合物を前記温度で2〜5分間
程度押出機内で溶融加熱することである。 以上のようにして得られた変性ポリオレフイン
は、MFRが1〜150g/10分、特に10〜50g/10
分のものが好ましい。 本発明で用いる粉末状炭酸カルシウム(重質、
軽質)としては、粒径が0.05〜10μ、特に0.05〜
2μのものが好ましい。炭酸カルシウムは表面処
理されていてもよいが表面処理されてないものが
好ましい。 また、この発明で用いる未変性の結晶性ポリオ
レフイン樹脂としては、前記の結晶性ポリオレフ
イン樹脂が挙げられる。未変性の結晶性ポリオレ
フイン樹脂はMFRが0.1〜10g/10分、特に0.3〜
5g/10分のものが好ましく、変性ポリオレフイ
ンを得るために用いたものと同じ種類のものが好
適に使用される。特に未変性の結晶性ポリオレフ
イン樹脂として前記の結晶性プロピレン重合体が
使用される。未変性の結晶性ポリオレフイン樹脂
には、従来公知の添加剤(酸化防止剤、紫外線吸
収剤など)が配合されていてもよい。粉末状無機
物質、変性ポリオレフインは、それぞれ未変性の
結晶性ポリオレフイン樹脂のマスターバツチにし
て使用してもよい。 この発明で使用する接着性ポリオレフイン組成
物は、前記変性ポリオレフインと粉末状炭酸カル
シウムと未変性の結晶性ポリオレフイン樹脂と
を、組成物中の各成分の配合割合が、(a):変性ポ
リオレフイン10〜80重量%、(b):粉末状炭酸カル
シウム5〜50重量%、好ましくは10〜50重量%、
および(c):未変性の結晶性ポリオレフイン樹脂10
〜80重量%(合計100重量%)となるように混合
することによつて得ることができる。混合時に、
さらに各種添加剤、例えば耐候(熱)性安定剤、
成形助剤、他の無機あるいは有機充填剤、導電性
フイラーなどを添加してもよい。最も簡便な混合
操作は、前記各成分を約180〜260℃、特に220〜
250℃の温度で1〜10分間程度押出機内で溶融混
合することである。押出機としては一軸または二
軸押出機やFCMなどのコンテイニユアスミキサ
ーが挙げられる。溶融混合の際に、脱気操作(ベ
ント)を行なうと本発明の効果は一層向上する。
これは、粉末状無機物質の表面に付着水分がある
ためである。 本発明の積層物は、前記変性ポリオレフイン10
〜80重量%と未変性の結晶性ポリオレフイン樹脂
10〜80重量%と粉末状無機物質5〜50重量%(合
計100重量%)との接着性ポリオレフイン組成物
よりなる厚みが1μ以上の接着層を介して金属層
とポリマー層とが存在しているものが全で含まれ
る。例えば、金属層/接着層/ポリマー層、ポリ
マー層/接着層/金属層/接着層/ポリマー層、
金属層/接着層/ポリマー層/接着層/金属層な
どの積層物が好適である。 本発明の積層物は、金属層として脱脂処理した
金属は勿論のこと脱脂処理してない金属、例えば
未脱脂のクロームメツキ鋼板、ステンレスなどを
使用しても大きな接着強度を有し、従来公知のポ
リオレフイン樹脂系の接着剤を使用したものと比
較して産業上きわめて有利なものである。 本発明の積層物は、金属層とポリマー層との間
に前記の接着性ポリオレフイン組成物を介在さ
せ、これによつて形成される接着層の厚みが1μ
以上、好ましくは10〜80μとなるように加熱圧着
することによつて製造することができる。好適に
は、接着層とポリマー層(好ましくは厚み0.1〜
20mm)との複合樹脂層(構造としては、接着層/
ポリマー層、接着層/ポリマー層/接着層が好ま
しい。)を予め製造し、この複合樹脂層と金属層
(例えば金属板、金属板の場合は厚みは0.1〜20mm
が好ましい。)とをプレス、ロール等で熱溶着す
ることによつて積層物を製造することができる。
このときの温度は変性ポリオレフインの軟化点以
上、圧力は1〜100Kg/cm2が好ましい。接着層と
ポリマー層との複合樹脂層は、接着性ポリオレフ
イン組成物をポリマー層と共押出成型することに
よつて予めポリマー層の表面に接着層を積層する
方法、接着性ポリオレフイン組成物よりなる接着
フイルム(フイルム状の押出されたものでもよ
い)を予め形成されたポリマー層形成用シートと
積層する方法、あるいはシート状に押出されたポ
リマー層を予め形成された接着フイルムと積層す
る方法によつて好適に得ることができる。 本発明の方法によつて各種の積層物を連続的に
製造することができ、例えば金属板/接着層/ポ
リマー層/接着層/金属板の積層板を連続的に製
造する方法としては例えば下記の方法を挙げるこ
とができる。すなわち、異種または同種の金属板
(予めそれ自体公知の方法によつて脱脂してもよ
い)をオーブンやロール等の予備加熱装置によつ
て予熱(変性ポリオレフインの溶融温度以上の温
度に予熱するのが好ましい。)し、これらをロー
ルやスチールベルト等の加熱加圧装置に供給す
る。一方、中間層となる接着フイルムとポリマー
シートとを別々にあるいは予め積層して一体化し
た積層シートとして2枚の金属板の間に供給す
る。接着フイルムは予め金属板の表面に予備的に
接着しておいてもよい。金属板−接着フイルム−
ポリマーシート−接着フイルム−金属板の5層に
重ね合わせられ、加熱加圧装置によつて接着フイ
ルムとポリマーシートの少なくとも表面部分とが
溶融するように加熱加圧するのが好ましい。結晶
性ポリオレフイン樹脂(接着フイルムまたはポリ
マーシート用)は、加熱温度は約170〜270℃、特
に180〜240℃が好ましく、一般に加圧圧力は1〜
100Kg/cm2、特に3〜100Kg/cm2で、このような状
態に約5秒〜10分間保持されて積層板(金属複合
板)が製造される。このようにして製造された積
層板はロール等で加圧下に冷却する。このときの
温度は変性ポリオレフインの結晶化温度以下の温
度が好ましい。例えば結晶化ポリプロピレン樹脂
(接着フイルム用)を用いた場合には、約110℃以
下の温度になるまで加圧下に冷却するのが好まし
い。加圧下に変性ポリオレフインの結晶化温度以
下の温度に冷却後、常温まで冷却される。つい
で、積層板は必要であればスリツターで端部を切
り取られた後、レベラーで歪直しされて、切断ま
たは巻き取り工程で適当な長さに切断されるか、
巻き取られて製品の積層板になる。 本発明の方法によつて得られた積層板は、一般
に厚みが0.2〜20mmであり、金属板間の接着強度
が大きく、同じ厚さの金属板と比較して軽量であ
り、遮音性、断熱性に優れ、種々の形状に切断
し、穴あけ、曲げ加工、絞り加工等の冷間加工性
に優れている。 本発明の積層板は自動車内外装材、建材、工業
材料、包装資材として使用することができる。 〔実施例〕 次に実施例を示す。以下の記載において部は重
量部を示し、メルトフローレイト(MFR)は
ASTM D1238に、接着性を示すためのT−剥離
強度はJISK6854に従つて測定した。 実施例 1 エチレン−プロピレンブロツク共重合体
(MFR1.0g/10分、エチレン含量8重量%、溶
融温度約160℃)〔樹脂(1)〕のパウダー100部に、
酸化防止剤としてIrganox1010(ムサシノガイギ
ー)0.1部とアンチオツクスS(日本油脂)0.2部、
ステアリン酸カルシウム0.05部、変性剤としてγ
−メタアクリロイルオキシプロピルトリメトキシ
シラン0.7部、および有機過酸化物として第三ブ
チルパーオキシベンゾエート0.35部を配合し、ヘ
ンシエルミキサーで10分間混合後、50mmφ一軸押
出機にて240℃で2分間(滞留時間)溶融加熱し
て反応させ、2mmφ×3mm程度のMFR25g/10
分の変性ポリプロピレンのペレツトを得た。この
ペレツトと炭酸カルシウム(ホワイトンSSB赤、
平均粒径1.25μ、比表面積1.85m2/g、白石カル
シウム)(炭カル)とエチレン−プロピレンブ
ロツク共重合体(MFR1.0g/10分、エチレン含
量8重量%、溶融温度160℃)のペレツト(公知
の酸化防止剤、ステアリン酸カルシウムが配合さ
れている)とを、変性ポリプロピレン40部と炭酸
カルシウム20部と未変性ポリプロピレン40部との
割合でブレンダーで混合した後、50mmφベント式
一軸押出機にて250℃で2分間溶融混練し、フイ
ルム成形機で厚さ80μの接着性ポリオレフイン組
成物のフイルム(接着フイルム)に成形した。 このフイルムを接着層とし、前記樹脂(1)よりな
る厚さ0.47mmのシートをポリマー層とし、被着材
として未脱脂のクロームメツキ鋼板(0.2mm厚×
300mm×300mm)2枚を用い、圧縮成形機によつ
て、180〜220℃で5分間予熱ついで3分間加圧
(面圧力3Kg/cm2以上)、ついで25分間冷却(50℃
まで徐冷)することによつて5層構造の積層板を
得た。 この積層板から試験片(巾25mm)を切りとり剥
離速度20cm/minにて接着強度を求めた。結果を
まとめて第1表に示す。 実施例 2 実施例1における接着層を80μから40μと薄く
し、その分だけポリマー層を厚くして積層板を得
た。結果を第1表に示す。 実施例 3 金属板の種類を鋼板から未脱脂のステンレス板
(SUS304、厚さ0.15mm)に変えた他は実施例1と
同様にして積層板を得た。結果を第1表に示す。 実施例 4 金属板として未脱脂鋼板に代えて70〜80℃のメ
タゾールH−400〔アルカリ脱脂剤、丸菱油化工業
(株)〕の3%水溶液に5分間浸漬後水洗乾燥して脱
脂した脱脂クロームメツキ鋼板を用いた他は実施
例1と同様にして積層板を得た。結果を第1表に
示す。 実施例 5 ポリマー層として樹脂(1)80部と炭酸カルシウム
(炭カル)20部とを混合後シート化したものを
用いた他は実施例1と同様にして積層板を得た。
結果を第1表に示す。 比較例 1 接着性ポリオレフイン組成物のフイルム(接着
フイルム)に代えて変性ポリプロピレンのみのフ
イルムを用いた他は実施例1と同様にして積層板
を得た。結果を第1表に示す。 比較例 2 実施例1において、接着層組成物の、未変性の
結晶性ポリプロピレンを使用しないで、変性ポリ
プロピレン80重量部、炭酸カルシウム20重量部を
配合し、実施例1と同様に行なつた。 T−剥離強度は5.9(Kg/cm)破壊様式は界面破
壊であつた。 比較例 3 実施例1において、接着層組成物の、炭酸カル
シウムの代りにタルクを使用した以外は実施例1
と同様に行つた。 T−剥離強度は2.4(Kg/cm)であつた。 比較例 4 実施例1において、接着層組成物の、炭酸カル
シウムを除いた組成物を用いた以外実施例1と同
様に行つた。 T−剥離強度は1.0(Kg/cm)以下であつた。 比較例 5 実施例1において、接着層組成物の炭酸カルシ
ウムの代りに硫酸バリウムを用いた以外は実施例
1と同様に行つた。 T−剥離強度は2.1(Kg/cm)であつた。
[Industrial Field of Application] The present invention relates to a laminate including a metal layer and a polymer layer and a method for producing the same. [Prior art] Polyolefin resin is non-polar and has excellent chemical and electrical properties, and is used in various fields. However, on the other hand, it has extremely poor adhesive properties, so it is difficult to It could not be used for the intended purpose at all. Therefore, various improvement methods have been proposed in order to impart adhesive properties to polyolefin resins, and one of them is to add polyolefin resins to γ-methacryloyloxypropyltrimethoxysilane, γ-methacryloyloxypropyltrimethoxysilane,
A method has been proposed for improving the adhesiveness of polyolefin resins by modifying them with a type of modifier selected from glycidyl methacrylate and an organic peroxide. [Problems to be Solved by the Invention] However, the improvement in adhesion of the modified polyolefin obtained by this method is still not satisfactory. In particular, when this modified polyolefin is used as an adhesive for bonding metal plates such as chrome-plated steel plates and stainless steel plates, it is necessary to degrease the adhesive surface of the metal plates in advance. Even when metal plates are bonded together, the adhesive strength of the resulting laminate is still not satisfactory. A laminate of a metal layer and a polymer layer using such modified polyolefin as an adhesive layer does not have a satisfactory adhesive strength. For this reason, the range of use of conventional laminates has been largely limited. [Means for Solving the Problems] The present inventors have conducted extensive research with the aim of providing a laminate in which a metal layer and a polymer layer are firmly adhered via an adhesive layer mainly composed of polyolefin resin. As a result, the present invention was completed. That is, the present invention provides a modified polyolefin obtained by graft-modifying a crystalline polyolefin resin with an organic silane compound having an ethylenically unsaturated bond under heating to form a metal layer and a polymer layer.
A uniform adhesive polyolefin composition with a thickness of 1μ or more consisting of 10 to 80% by weight of an unmodified crystalline polyolefin resin and 5 to 50% by weight of powdered calcium carbonate (100% by weight in total). This invention relates to a laminate formed by laminating layers with an adhesive layer interposed therebetween. Furthermore, the present invention provides a modified polyolefin 10 to 80% polyolefin resin obtained by graft-modifying a polyolefin resin with an organic silane compound having an ethylenically unsaturated bond under heating between the metal layer and the polymer layer.
Weight% and unmodified crystalline polyolefin resin 10~
80% by weight and powdered calcium carbonate 5-50% by weight
(100% by weight in total), and heat-pressing is carried out so that the adhesive layer formed thereby has a thickness of 1μ. be. In the present invention, the metal forming the metal layer is not particularly limited, and examples thereof include iron, aluminum, chromium, nickel, gold, silver, copper, zinc, tin, steel, stainless steel, galvanized iron, tinplate, etc. Iron, steel, stainless steel and aluminum are preferred. The metal may be plate-shaped, tubular, or rod-shaped, and is usually plate-shaped, and may or may not be degreased. In the case of a metal tube, either the inner or outer surface of the tube may be used. In the present invention, the polymer forming the polymer layer is not particularly limited, and polyolefins such as polypropylene (crystalline homopolymer,
crystalline random or block copolymers of propylene and ethylene or other α-olefins, such as butene-1, hexene, octene, etc.),
Polyethylene (ethylene homopolymer, ethylene-
vinyl acetate copolymers, copolymers of ethylene and α-olefins, such as butene-1, hexene, octene, etc.), natural rubber, elastomers (ethylene-propylene, ethylene-propylene-nonconjugated dienes, ethylene-acrylic esters) , ionomers, copolymers such as styrene-butadiene, polybutadiene), and those modified by addition with derivatives such as unsaturated acids, acid esters, metal salts, imides, amides, etc., or partially crosslinked products are also used. can do. Known inorganic fillers such as calcium carbonate, talc, carbon black, metal powder, fibrous materials and woven fabrics thereof, etc. can be added to these polymers as necessary. The amount added is appropriately determined depending on the use of the laminate. The polymer layer may also be a foam having closed cells or open cells. The polymer layer preferably has a thickness of 0.01 to 20 mm, particularly 0.1 to 5 mm. The polymer layer (and adhesive) may also contain conductive fillers, such as carbon fibers, metal fibers, etc.
Metal plating of flakes or powders or fillers can be added to enable spot welding of metal laminates (basic structure: metal layer-adhesive layer-polymer layer-adhesive layer-metal layer). In the present invention, 10 to 80% by weight of a modified polyolefin obtained by graft-modifying a crystalline polyolefin resin with an organosilane compound having an ethylenically unsaturated bond under heating and 10 to 80% by weight of an unmodified polyolefin resin. It is necessary to use a uniform adhesive layer with a thickness of 1μ or more, preferably 10 to 80μ, consisting of an adhesive polyolefin composition of powdered calcium carbonate and 5 to 50% by weight (total 100% by weight). This allows the metal layer and the polymer layer to be firmly bonded together via the adhesive layer. Also, various combinations of polymer layers and adhesive layers are possible. The above-mentioned modified polyolefin can be obtained by graft-modifying the polyolefin resin by heating in the presence of a crystalline polyolefin resin, an organic silane compound having an ethylenically unsaturated bond, and preferably an organic peroxide. The polyolefin resin may be a crystalline homopolymer of propylene or other α-olefins (e.g., ethylene, butene, pentene, hexene,
Crystalline propylene polymers such as binary or random copolymers with heptene, etc.), ethylene homopolymers with a density of 0.93 g/ cm3 or more, and copolymers with ethylene whose content is Examples include ethylene polymers such as binary or more block or random copolymers with up to about 15% by weight of other α-olefins (propylene, butene, pentene, hexene, heptene, etc.). Among these, random or block copolymers of ethylene and propylene with an ethylene content of 2 to 15% by weight, or a density of 0.93 g/
Preferably, up to 50% by weight, particularly up to 25% by weight, of an ethylene polymer having a mass of 3 cm 3 or more is mixed. Also,
The melt flow rate (MFR) of polyolefin resin is 0.01 to 20 g/10 minutes, especially 0.1 to 10 g/10
Preferably. A stabilizer or the like may be added to the polyolefin resin. In addition, examples of the above-mentioned organic silane compounds having ethylenically unsaturated bonds (hereinafter also simply referred to as modifiers) include vinyltriethoxysilane, methacryloyloxytrimethoxysilane, γ-methacryloyloxypropyltrimethoxysilane, and methacryloyloxypropyltrimethoxysilane. Examples include acryloyloxycyclohexyltrimethoxysilane, γ-methacryloyloxypropyltriacetyloxysilane, methacryloyloxytriethoxysilane, γ-methacryloyloxypropyltriethoxysilane, and the like. In the present invention, other modifiers may be used in combination with the organosilane compound having an ethylenically unsaturated bond. Such modifiers are not particularly limited and include, for example, allyl glycidyl ether, 2-methyl-allyl glycidyl ether, sodium acrylate, sodium methacrylate, calcium acrylate, calcium methacrylate, magnesium acrylate, and methacrylic acid. Metal salt compounds of (meth)acrylic acid such as magnesium, zinc acrylate, zinc methacrylate, aluminum acrylate, aluminum methacrylate, iron acrylate (), iron methacrylate (), triallylcyanurate, tri- (2-methylallyl) cyanurate,
1,3,5-triacryloylhexahydro-s
-triazine, 1,3,5-trimethacryloylhexahydro-s-triazine, 4-acryloyloxyphenol, 4-(acryloyloxymethyl)phenol, 4-acryloyloxybenzyl alcohol, 4-methacryloyloxyphenol, 4- Examples include methacryloyloxybenzyl alcohol and 4-(methacryloyloxymethyl)benzyl alcohol. Furthermore, the organic peroxide mentioned above is preferably one having a 1-minute half-life temperature of about 160 to 260°C, such as tert-butylperoxyisopropyl carbonate, di-tert-butylperoxyisopropyl carbonate, etc. Butyl diperoxyphthalate, tert-butyl peroxyacetate, 2,5-dimethyl-2,
5-di(tert-butylperoxy)hexane, 2,
5-dimethyl-2,5-di(tert-butylperoxy)hexyne-3, tert-butyl peroxylaurate, tert-butyl peroxymale acid, tert-butyl peroxybenzoate, methyl ethyl ketone peroxide, dichloromethane Examples include mil peroxide, cyclohexanone peroxide, tert-butylcumyl peroxide, 2,5-dimethylhexanone 2,5-dihydroperoxide, and the like. These organic peroxides may be used alone or in combination of two or more. The blending ratio of the crystalline polyolefin resin and the modifier, an organic silane compound having an ethylenically unsaturated bond, and an organic peroxide, varies depending on the desired MFR of the modified polyolefin, etc.
Generally, the modifier is 0.01 to 5 parts by weight, especially 0.1 parts by weight, per 100 parts by weight of the crystalline polyolefin resin.
-3 parts by weight, and a range of 0.01 to 5 parts by weight, particularly 0.1 to 2 parts by weight of the organic peroxide is preferred. In addition, the blending ratio of the modifier and organic peroxide is
5 to 80 parts of organic peroxide per 100 parts by weight of modifier
Parts by weight ranges are preferred. The modified polyolefin used in the present invention is prepared by a method known per se from a crystalline polyolefin resin, a modifier, and more preferably an organic peroxide, preferably under conditions in which the organic peroxide does not decompose. , the crystalline polyolefin resin, the modifier, and the organic peroxide are mixed by applying a known suitable mixing method, and the resulting mixture is heated to a temperature at which the polyolefin resin melts but does not decompose, preferably about
It is obtained by heating and reacting at a temperature of 180 to 260°C, particularly 220 to 250°C. The simplest heat treatment operation is to melt and heat the mixture in an extruder at the above temperature for about 2 to 5 minutes. The modified polyolefin obtained as described above has an MFR of 1 to 150 g/10 min, particularly 10 to 50 g/10 min.
Preferably. Powdered calcium carbonate (heavy,
As for light particles, the particle size is 0.05~10μ, especially 0.05~10μ.
2μ is preferable. Although calcium carbonate may be surface-treated, it is preferably not surface-treated. Furthermore, examples of the unmodified crystalline polyolefin resin used in this invention include the above-mentioned crystalline polyolefin resins. Unmodified crystalline polyolefin resin has an MFR of 0.1 to 10 g/10 min, especially 0.3 to 10 min.
5 g/10 min is preferred, and the same type as used to obtain the modified polyolefin is preferably used. In particular, the above-mentioned crystalline propylene polymer is used as the unmodified crystalline polyolefin resin. Conventionally known additives (antioxidants, ultraviolet absorbers, etc.) may be blended with the unmodified crystalline polyolefin resin. The powdered inorganic substance and modified polyolefin may each be used in the form of a master batch of unmodified crystalline polyolefin resin. The adhesive polyolefin composition used in the present invention comprises the modified polyolefin, powdered calcium carbonate, and unmodified crystalline polyolefin resin in a blending ratio of (a): modified polyolefin 10 to 80% by weight, (b): 5-50% by weight of powdered calcium carbonate, preferably 10-50% by weight,
and (c): unmodified crystalline polyolefin resin 10
It can be obtained by mixing to 80% by weight (total 100% by weight). When mixing,
Furthermore, various additives, such as weathering (thermal) stabilizers,
Molding aids, other inorganic or organic fillers, conductive fillers, etc. may also be added. The simplest mixing operation is to mix each of the above components at approximately 180-260°C, especially at 220-260°C.
The mixture is melt-mixed in an extruder at a temperature of 250°C for about 1 to 10 minutes. Examples of the extruder include a single-screw or twin-screw extruder and a continuous mixer such as FCM. The effect of the present invention is further improved by performing a deaeration operation (venting) during melt-mixing.
This is because there is moisture attached to the surface of the powdered inorganic substance. The laminate of the present invention comprises the modified polyolefin 10
~80% by weight and unmodified crystalline polyolefin resin
A metal layer and a polymer layer are present through an adhesive layer with a thickness of 1μ or more, which is made of an adhesive polyolefin composition of 10 to 80% by weight and 5 to 50% by weight of a powdered inorganic substance (total 100% by weight). It includes everything that exists. For example, metal layer/adhesive layer/polymer layer, polymer layer/adhesive layer/metal layer/adhesive layer/polymer layer,
Laminates such as metal layer/adhesive layer/polymer layer/adhesive layer/metal layer are suitable. The laminate of the present invention has high adhesion strength even when using not only degreased metal but also non-degreased metal such as undegreased chrome-plated steel plate, stainless steel, etc. as a metal layer, This is industrially extremely advantageous compared to adhesives based on polyolefin resins. In the laminate of the present invention, the adhesive polyolefin composition described above is interposed between the metal layer and the polymer layer, and the thickness of the adhesive layer formed thereby is 1 μm.
As mentioned above, it can be manufactured by heat-pressing so as to preferably have a thickness of 10 to 80μ. Suitably, an adhesive layer and a polymer layer (preferably thickness 0.1~
20mm) and a composite resin layer (the structure is an adhesive layer/
Polymer layer and adhesive layer/polymer layer/adhesive layer are preferred. ) is manufactured in advance, and the composite resin layer and metal layer (for example, a metal plate, the thickness is 0.1 to 20 mm in the case of a metal plate)
is preferred. ) by thermally welding them using a press, roll, etc., to produce a laminate.
At this time, the temperature is preferably higher than the softening point of the modified polyolefin, and the pressure is preferably 1 to 100 kg/cm 2 . A composite resin layer of an adhesive layer and a polymer layer can be formed by coextrusion molding an adhesive polyolefin composition with the polymer layer so that the adhesive layer is preliminarily laminated on the surface of the polymer layer. By a method of laminating a film (which may be an extruded film) with a preformed sheet for forming a polymer layer, or a method of laminating a polymer layer extruded into a sheet with a preformed adhesive film. It can be obtained suitably. Various laminates can be continuously produced by the method of the present invention. For example, the method for continuously producing a laminate of metal plate/adhesive layer/polymer layer/adhesive layer/metal plate is as follows. The following methods can be mentioned. That is, metal plates of different or similar types (which may be degreased in advance by a method known per se) are preheated using a preheating device such as an oven or roll (preheating to a temperature higher than the melting temperature of the modified polyolefin) (preferably) and then feed these to a heating and pressing device such as a roll or steel belt. On the other hand, an adhesive film and a polymer sheet, which serve as an intermediate layer, are supplied between two metal plates either separately or as an integrated laminated sheet formed by laminating them in advance. The adhesive film may be preliminarily adhered to the surface of the metal plate. Metal plate - adhesive film -
It is preferable that five layers (polymer sheet, adhesive film, metal plate) are stacked one on top of the other, and heated and pressed using a heating and pressing device so that at least the surface portion of the adhesive film and the polymer sheet are melted. For crystalline polyolefin resin (for adhesive films or polymer sheets), the heating temperature is preferably about 170 to 270°C, particularly 180 to 240°C, and the pressing pressure is generally 1 to 240°C.
A laminate plate (metal composite plate) is produced by maintaining the pressure at 100 Kg/cm 2 , particularly from 3 to 100 Kg/cm 2 for about 5 seconds to 10 minutes. The thus produced laminate is cooled under pressure using a roll or the like. The temperature at this time is preferably a temperature equal to or lower than the crystallization temperature of the modified polyolefin. For example, when crystallized polypropylene resin (for adhesive films) is used, it is preferable to cool it under pressure to a temperature of about 110° C. or less. After being cooled under pressure to a temperature below the crystallization temperature of the modified polyolefin, it is cooled to room temperature. The laminate is then edge-trimmed with a slitter, if necessary, straightened with a leveler, and cut to the appropriate length in a cutting or winding process, or
It is rolled up and made into product laminates. The laminates obtained by the method of the present invention generally have a thickness of 0.2 to 20 mm, have high adhesive strength between metal plates, are lightweight compared to metal plates of the same thickness, and have good sound insulation and heat insulation properties. It has excellent cold workability such as cutting into various shapes, drilling, bending, and drawing. The laminate of the present invention can be used as interior and exterior materials for automobiles, building materials, industrial materials, and packaging materials. [Example] Next, an example will be shown. In the following description, parts indicate parts by weight, and melt flow rate (MFR) is
T-peel strength to indicate adhesion was measured according to ASTM D1238 and JIS K6854. Example 1 To 100 parts of powder of ethylene-propylene block copolymer (MFR 1.0 g/10 minutes, ethylene content 8% by weight, melting temperature about 160°C) [resin (1)],
As antioxidants, 0.1 part of Irganox 1010 (Musashino Geigy) and 0.2 part of Antiox S (Nippon Oil & Fats),
Calcium stearate 0.05 part, γ as a denaturing agent
- Blend 0.7 parts of methacryloyloxypropyltrimethoxysilane and 0.35 parts of tert-butyl peroxybenzoate as an organic peroxide, mix for 10 minutes with a Henschel mixer, and then use a 50 mmφ single screw extruder at 240°C for 2 minutes ( Residence time) Melt and heat to react, MFR25g/10 of about 2mmφ x 3mm
Pellets of modified polypropylene were obtained. This pellet and calcium carbonate (White SSB red,
Pellets of average particle size 1.25 μ, specific surface area 1.85 m 2 /g, Shiroishi calcium) (charcoal) and ethylene-propylene block copolymer (MFR 1.0 g/10 min, ethylene content 8% by weight, melting temperature 160°C) (contains a known antioxidant, calcium stearate) in a blender at a ratio of 40 parts of modified polypropylene, 20 parts of calcium carbonate, and 40 parts of unmodified polypropylene, and then placed in a 50 mmφ vented single screw extruder. The mixture was melt-kneaded at 250° C. for 2 minutes, and then molded into a film (adhesive film) of the adhesive polyolefin composition with a thickness of 80 μm using a film molding machine. This film was used as an adhesive layer, a 0.47 mm thick sheet made of the resin (1) was used as a polymer layer, and an undegreased chrome-plated steel plate (0.2 mm thick x
Using two sheets (300mm x 300mm), use a compression molding machine to preheat at 180 to 220℃ for 5 minutes, pressurize for 3 minutes (surface pressure of 3Kg/cm2 or more), and then cool for 25 minutes (50℃).
A laminate with a five-layer structure was obtained by cooling slowly until the temperature reached 100. A test piece (width 25 mm) was cut from this laminate and the adhesive strength was determined at a peeling rate of 20 cm/min. The results are summarized in Table 1. Example 2 A laminate was obtained by thinning the adhesive layer in Example 1 from 80μ to 40μ and increasing the thickness of the polymer layer accordingly. The results are shown in Table 1. Example 3 A laminate was obtained in the same manner as in Example 1, except that the type of metal plate was changed from a steel plate to an undegreased stainless steel plate (SUS304, thickness 0.15 mm). The results are shown in Table 1. Example 4 Metasol H-400 [alkaline degreasing agent, Marubishi Yuka Kogyo Co., Ltd.] at 70 to 80°C was used instead of an undegreased steel plate as a metal plate.
A laminate was obtained in the same manner as in Example 1, except that a degreased chrome-plated steel plate was used, which had been immersed in a 3% aqueous solution of Co., Ltd. for 5 minutes, washed with water, and degreased. The results are shown in Table 1. Example 5 A laminate was obtained in the same manner as in Example 1, except that 80 parts of resin (1) and 20 parts of calcium carbonate were mixed and formed into a sheet as the polymer layer.
The results are shown in Table 1. Comparative Example 1 A laminate was obtained in the same manner as in Example 1, except that a film made only of modified polypropylene was used in place of the adhesive polyolefin composition film (adhesive film). The results are shown in Table 1. Comparative Example 2 The same procedure as in Example 1 was carried out except that 80 parts by weight of modified polypropylene and 20 parts by weight of calcium carbonate were blended instead of using unmodified crystalline polypropylene in the adhesive layer composition. The T-peel strength was 5.9 (Kg/cm) and the failure mode was interfacial failure. Comparative Example 3 Example 1 except that talc was used instead of calcium carbonate in the adhesive layer composition in Example 1.
I went in the same way. The T-peel strength was 2.4 (Kg/cm). Comparative Example 4 The same procedure as in Example 1 was carried out except that the adhesive layer composition used was a composition excluding calcium carbonate. The T-peel strength was 1.0 (Kg/cm) or less. Comparative Example 5 The same procedure as in Example 1 was carried out except that barium sulfate was used instead of calcium carbonate in the adhesive layer composition. The T-peel strength was 2.1 (Kg/cm).

【表】【table】

〔発明の効果〕〔Effect of the invention〕

前述のように、本発明によれば接着強度の大き
い積層物を得ることができる。
As described above, according to the present invention, a laminate with high adhesive strength can be obtained.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 金属層とポリマー層とを、結晶性ポリオレフ
イン樹脂をエチレン性不飽和結合を有する有機シ
ラン化合物によつて加熱下にグラフト変性して得
られる変性ポリオレフイン10〜80重量%と未変性
の結晶性ポリオレフイン樹脂10〜80重量%と粉末
状炭酸カルシウム5〜50重量%(合計100重量%)
との接着性ポリオレフイン組成物よりなる厚みが
1μ以上の均一な接着層を介して積層してなる積
層物。 2 金属層とポリマー層との間に、結晶性ポリオ
レフイン樹脂をエチレン性不飽和結合を有する有
機シラン化合物によつて加熱下にグラフト変性し
て得られる変性ポリオレフイン10〜80重量%と未
変性の結晶性ポリオレフイン樹脂10〜80重量%と
粉末状炭酸カルシウム5〜50重量%(合計100重
量%)との接着性ポリオレフイン組成物を介在さ
せ、これによつて形成される接着層の厚みが1μ
以上となるように加熱圧着することを特徴とする
積層物の製造法。 3 接着性ポリオレフイン組成物をポリマー層と
共押出成型することによつて予めポリマー層の表
面に接着層を積層した後金属層との接着に供する
特許請求の範囲第2項記載の積層物の製造法。 4 接着性ポリオレフイン組成物よりなる接着フ
イルムを予め形成されたポリマー層形成用シート
と積層させた後、金属層との接着に供する特許請
求の範囲第2項記載の積層物の製造法。 5 シート状に押出されたポリマー層を予め形成
された接着フイルムと積層させた後、金属層との
接着に供する特許請求の範囲第2項記載の積層物
の製造法。
[Claims] 1. The metal layer and the polymer layer are made of 10 to 80% by weight of a modified polyolefin obtained by graft-modifying a crystalline polyolefin resin with an organic silane compound having an ethylenically unsaturated bond under heating. 10-80% by weight of unmodified crystalline polyolefin resin and 5-50% by weight of powdered calcium carbonate (100% by weight in total)
The thickness is made of adhesive polyolefin composition with
A laminate made by laminating layers with a uniform adhesive layer of 1μ or more. 2 Between the metal layer and the polymer layer, 10 to 80% by weight of a modified polyolefin obtained by graft-modifying a crystalline polyolefin resin with an organic silane compound having an ethylenically unsaturated bond under heating and unmodified crystals. An adhesive polyolefin composition of 10 to 80% by weight of a polyolefin resin and 5 to 50% by weight of powdered calcium carbonate (100% by weight in total) is interposed, and the thickness of the adhesive layer formed thereby is 1 μm.
A method for producing a laminate, characterized by carrying out heat and pressure bonding so as to achieve the above. 3. Production of a laminate according to claim 2, in which an adhesive layer is preliminarily laminated on the surface of a polymer layer by coextrusion molding an adhesive polyolefin composition with a polymer layer, and then subjected to adhesion with a metal layer. Law. 4. The method for producing a laminate according to claim 2, wherein an adhesive film made of an adhesive polyolefin composition is laminated with a preformed sheet for forming a polymer layer, and then the adhesive film is bonded to a metal layer. 5. The method for producing a laminate according to claim 2, wherein the polymer layer extruded into a sheet is laminated with a pre-formed adhesive film and then bonded to a metal layer.
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