JPH0353949B2 - - Google Patents

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JPH0353949B2
JPH0353949B2 JP61015745A JP1574586A JPH0353949B2 JP H0353949 B2 JPH0353949 B2 JP H0353949B2 JP 61015745 A JP61015745 A JP 61015745A JP 1574586 A JP1574586 A JP 1574586A JP H0353949 B2 JPH0353949 B2 JP H0353949B2
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tube
tube body
medical device
introducing
inner needle
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 (1) 技術分野 本発明はカテーテル等の医療器具を血管等に
導入、留置する際に用いられる可撓性合成樹脂
製チユーブ体および、これを備えた医療用器具
導入用組立体に関する。
(2) 先行技術および問題点 従来、たとえばカテーテルを血管内に導入、
留置する際に合成樹脂からなる可撓性チユーブ
体が用いられている。すなわち、第6図に示す
如く導入用チユーブ体1をシリンジ2の内針3
に、内針3の先端が突出するようにして挿着
し、ついで導入用チユーブ体1の先端が血管4
内に挿通されるまで内針3を血管4内に刺通す
る。次に第7図に示す如く導入用チユーブ体1
をその状態に保つたまま、内針3を血管4から
抜き去る。このようにして導入用チユーブ体1
を血管4内に確保させた状態で、第8図に示す
如く所望のカテーテル5をこの導入用チユーブ
体1内に挿通して、その先端部を血管4内に挿
入する。このようにして、カテーテル5を血管
4内の所定の位置に留置したのち、不用となつ
た導入用チユーブ体1を血管4から抜き取り、
さらにカテーテル5からも抜き取ることが望ま
しい。なぜならばこの不用となつた導入用チユ
ーブ体1を血管4から抜去したまま放置してお
くことは衛生上好ましくなく、またその後の操
作の妨げとなるからである。
しかし、導入用チユーブ体1をカテーテル5
から引き抜くことはたとえばカテーテルのコネ
クタ6等の拡大部の存在により不可能である。
そのため、この不用となつた導入用チユーブ
体1をカテーテル5から取りはずすための提案
がいくつかなされている。たとえば、導入用チ
ユーブに長手方向に沿うスリツトをあらかじめ
形成しておき、このスリツトを介して不用とな
つた導入用チユーブをカテーテルから取り去る
方法が提案されている。しかし、この方法では
血管へのカテーテル導入時にスリツトが拡大し
て血液漏れを生じさせたり、このスリツトの巾
は細くならざるを得ないため、カテーテルから
の導入用チユーブの抜去が困難であるなどの問
題がある。
そのほか、特開昭56−11069号公報には導入
用チユーブの径方向の対向する個所に他部と異
質のプラスチツクからなる一対の線条帯を形成
しその導入用チユーブをスリツトの入つたハブ
に接続しておき、不用となつた導入用チユーブ
をハブを反対方向に引つ張ることによりこの線
条帯を介して2つに分割するようにしたものも
提案されている。しかし、この場合、導入用チ
ユーブの取扱時にこの線条帯に割れが入り易
く、それによつて使用不能あるいは血液漏れを
生じさせたり、特別な形状のハブが必要となる
など、コストが高くなつたり工程が増えるなど
の問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであつ
て、取扱時の損傷のおそれがなく、かつ不用にな
つた際のカテーテル等からの抜去が容易な医療器
具導入用チユーブ体およびこれを備えた医療用器
具導入用組立体を提供することを目的とする。
すなわち、この発明は棒状の医療器具を挿通可
能とする長手方向の中空部を有する管状体からな
り、該管状体はチユーブ本体と、該チユーブ本体
の管壁中に埋設されて長手方向に伸びる線条体と
からなり、前記線条体とチユーブ本体とは互いに
相溶性の少ない合成樹脂からなり、前記線条体は
チユーブ本体から所定の力により剥離可能な程度
にその上下面(チユーブ本体の厚み方向と垂直な
面)が薄い被膜で被覆された状態で全体が該チユ
ーブ本体壁内に埋設されていることを特徴とする
医療器具導入用チユーブを提供するものである。
さらに、この発明は棒状の医療器具を挿通可能
とする長手方向の中空部を有する管状体からな
り、該管状体は長手方向に伸びる線条体と、これ
と一体に液密に接合するチユーブ本体とからな
り、前記線条体とチユーブ本体とは互いに相溶性
の少ない合成樹脂からなり、前記線条体はチユー
ブ本体から所定の力により剥離可能な程度に全体
がチユーブ本体壁内に埋め込まれている医療器具
導入用チユーブと、前記チユーブ内に挿入取りは
ずし可能な内針と、前記内針の基部に固着されさ
らに前記チユーブ基端に嵌着可能な形状をなす内
針ハブとを備え、前記チユーブ中に挿入される内
針の刃先が前記チユーブの先端から突出するよう
構成したことを特徴とする医療器具導入用チユー
ブを備えた医療器具導入用組立体を提供するもの
である。
さらに、この発明は具体的態様として、上記医
療器具導入用チユーブにおいて、上記線条体の数
を2条以上とし、これらを離間させて設けたも
の、あるいは管状体の後端部を後端方向に順次拡
径したものを提供する。
〔発明の具体的説明〕
以下、本発明を第1図ないし第4図に示す一実
施例を参照して説明する。第1図は本発明に係わ
る医療器具導入用チユーブ体11の側面図であつ
て、第1の熱可塑性合成樹脂からなるチユーブ本
体12と、このチユーブ本体12内にその長手方
向に沿つて線状に埋め込まれた第2の熱可塑性合
成樹脂からなる線条体13とからなつていて、異
径押出成形によつて径の異なる部分を同時に成形
している。この線条体13は第2図に示す如くそ
の上下面は第1の熱可塑性合成樹脂の薄い被膜1
2a,12bにより被覆されていて、後述の如
く、必要時にこの線条体13を引つ張ることによ
り、これら薄い被膜12a,12bを破つてチユ
ーブ本体12から剥離することができるようにな
つている。これら被膜の厚さは0.05〜0.3mm程度
とするのが好ましい。
上記第1の熱可塑性合成樹脂としては使用目的
に応じ適宜選択すればよく、特に制限はない。一
般にはポリプロピレン、ポリエチレン、ふつ素化
エチレンプロピレン、テトラフルオロエチレン、
エチレン/テトラフルオロエチレンコポリマー等
のオレフイン系ポリマーの単体又は変性ポリマー
を使用し得る。
上記第2の熱可塑性合成樹脂としては上記第1
の熱可塑性合成樹脂との相溶性に乏しい材質であ
れば特に制限はなく適宜選択し得る。たとえば、
ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアミドの単体あるいはコポリ
マーを使用し得る。
この線条体13を被覆する第1の熱可塑性合成
樹脂被膜12a,12bの厚さは取扱い時に線条
体13が不用意に剥離することがない程度の十分
な厚みを有するとともに、線条体13の容易な剥
離を可能とする薄さとする必要がある。また、線
条体13の巾はチユーブ本体12内に挿入された
医療器具の太さに応じて適宜選択し得る。さらに
線条体13は図示の実施例の如く、チユーブ本体
12に一条のみ埋設するものに限らず、必要に応
じ2条以上間隔をおいて埋設してもよい。
この医療器具導入用チユーブ体11の製造はた
とえば第3図に示す如き押出し機によつてなされ
る。すなわち、この押出し機は先端に環状ダイス
21を有する第1の押出し装置22と、このダイ
ス21の上流の溶融樹脂通路内中間に開口するノ
ズル23を装着した第2の押出し装置24からな
つている。これら第1および第2の押出し装置2
2,24を同時に動作させることにより第2図に
示す如き線条体13がチユーブ本体12の肉厚部
に埋設されたチユーブがダイス21から取り出す
ことができる。尚、チユーブ本体12の後端側に
は図示するように連続的に順次拡径する拡径部と
一体に形成することにより、後述するシリンジの
内針ハブをこの拡径部に挿着する操作が容易とな
る。この場合、線条体はこの拡径部にも連続して
設けるのがよい。
次に本発明の医療器具導入用チユーブ体の使用
方法について説明する。
まず、たとえば第6図ないし第8図に示したの
と同様にして導入用チユーブ体11を第6図に示
したようなシリンジに挿着し、ついでシリンジの
内針とともに血管等に挿通したのち、内針を抜き
去り、導入用チユーブ体11を血管等に確保し、
ついでカテーテル等をこの導入用チユーブ体11
内に挿入し、カテーテル等を血管等に導入する。
次に、この不用となつた導入用チユーブ体11
をカテーテル等から取り去るに際し、チユーブ本
体12の端部を第4図の如く線条体13を上向き
にした状態で両側面を押圧すれば線条体13が自
動的に上方向にはじかれた状態で剥離する。した
がつて、第5図に示す如く、この剥離した線条体
13の端部をつまみ引つ張ればチユーブ本体12
の一側にスリツト14を形成しながら線条体13
を剥離することができる。次にこの形成されたス
リツト14を介して導入用チユーブ本体11をカ
テーテル15から容易に取りはずすことができ
る。
なお、上記実施例では医療器具導入用チユーブ
としてカテーテルを導入する場合について説明し
たが、カテーテルに限らずあらゆる種類の線状医
療器を人体内に導入する場合にも適用し得ること
明らかであろう。
〔発明の具体的効果〕
以上詳述した如く、本発明に係わる医療器具導
入用チユーブ体は、導入された医療器具からこの
チユーブ体を取りはずす際に必要にスリツトの形
成手段としてチユーブ本体を構成する熱可塑性樹
脂とは相溶性に乏しい異質の熱可塑性樹脂を線条
体としてチユーブ本体内に埋め込むようにしたか
ら、この導入用チユーブ体の取扱い時に不用意に
線条体が剥離するおそれがなく、したがつて、カ
テーテル等の挿入時の血液漏れのおそれもない。
そのほか、線条体の巾を必要に応じて任意に調整
できるから導入された医療器具から脱去も容易に
おこなうことが可能となるなど顕著な効果を奏す
る。また、異径押出成形によつて全体を一体成形
した場合は他の部品を必要とせず、安価に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる医療器具導入用チユー
ブ体の側面図、第2図は第1図の−線に沿う
断面図、第3図は本発明のチユーブ体の製造装置
の断面図、第4図および第5図は線条体をチユー
ブ本体から剥離する操作を説明する斜視図、第6
図ないし第8図は医療器具導入用チユーブ体の使
用形態を説明するための模式図である。 1……導入用チユーブ体、2……シリンジ、3
……内針、4……血管、5……カテーテル、6…
…コネクタ、11……医療器具導入用チユーブ
体、12……チユーブ本体、12a,12b……
被膜、13……線条体、14……スリツト、15
……カテーテル、21……ダイス、22……第1
の押出し装置、23……ノズル、24……第2の
押出し装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 棒状の医療器具を挿通可能とする長手方向の
    中空部を有する管状体からなり、該管状体はチユ
    ーブ本体と、該チユーブ本体の管壁中に埋設され
    て長手方向に伸びる線条体とからなり、前記線条
    体とチユーブ本体とは互いに相溶性の少ない合成
    樹脂からなり、前記線条体はチユーブ本体から所
    定の力により剥離可能な程度にその上下面(チユ
    ーブ本体の厚み方向と垂直な面)が薄い被膜で被
    覆された状態で全体が該チユーブ本体壁内に埋設
    されていることを特徴とする医療器具導入用チユ
    ーブ。 2 上記線条体の数を2条以上とし、これらを離
    間させて設けたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の医療器具導入用チユーブ。 3 管状体の後端部は後端方向へ順次拡径してな
    る特許請求の範囲第1項記載の医療器具導入用チ
    ユーブ。 4 棒状の医療器具を挿通可能とする長手方向の
    中空部を有する管状体からなり、該管状体はチユ
    ーブ本体と、該チーブ本体の管壁中に埋設されて
    長手方向に伸びる線条体とからなり、前記線条体
    とチユーブ本体とは互いに相溶性の少ない合成樹
    脂からなり、前記線条体はチユーブ本体から所定
    の力により剥離可能な程度にその上下面(チユー
    ブ本体の厚み方向と垂直な面)が薄い被膜で被覆
    された状態で全体が該チユーブ本体壁内に埋設さ
    れている医療器具導入用チユーブと、前記チユー
    ブ内に挿入取りはずし可能な内針と、前記内針の
    基部に固着されさらに前記チユーブ基端に嵌着可
    能な形状をなす内針ハブとを備え、前記チユーブ
    中に挿入される内針の刃先が前記チユーブの先端
    から突出するように構成したことを特徴とする医
    療器具導入用チユーブを備えた医療器具導入用組
    立体。 5 上記線条体の数を2条以上とし、これらを離
    間させて設けたことを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載の医療器具導入用組立体。 6 管状体の後端部は後端方向へ順次拡径してな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    医療器具導入用組立体。
JP61015745A 1986-01-29 1986-01-29 医療器具導入用チューブおよびこれを備えた医療器具導入用組立体 Granted JPS62176459A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261238B2 (ja) * 1981-08-25 1987-12-21 Bayer Ag

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261238U (ja) * 1985-10-05 1987-04-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6261238B2 (ja) * 1981-08-25 1987-12-21 Bayer Ag

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