JPH0353680Y2 - - Google Patents

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JPH0353680Y2
JPH0353680Y2 JP1987106385U JP10638587U JPH0353680Y2 JP H0353680 Y2 JPH0353680 Y2 JP H0353680Y2 JP 1987106385 U JP1987106385 U JP 1987106385U JP 10638587 U JP10638587 U JP 10638587U JP H0353680 Y2 JPH0353680 Y2 JP H0353680Y2
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JP
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light source
light
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reflective surface
container
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JP1987106385U
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JPS6411652U (ja
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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、植物を培養液中において浮遊培養す
る植物浮遊培養装置に関する。
(従来の技術) 植物細胞を培養液中に浮遊させて培養する手段
として、従来から容器内に培養液を入れ、この培
養液中に植物細胞を浮遊させ、これに光を照射し
て培養を促進させるようにしている。
容器中の植物細胞に光を照射する手段として
は、例えば容器をガラス製とし、その外部から自
然光を当てるか、あるいは容器の外部に人工光源
を置き、この光源からの光を容器内に照射するよ
うになされている。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに容器に対する光の透過および容器外面
での反射の状態をコンピユータシユミレーシヨン
により判断すると、第3図に示す太陽光のような
平行光線L1の場合、あるいは第4図に示すよう
に容器aの外部に該容器にそつて配設された線状
の人工光源bからの光線L2の場合のいずれにお
いても、入射光に対し容器aの表面で反射される
反射光L3が多く、容器a内に入射する透過光L4
はその入射時の屈折も加わつて一部しか透過し得
ず、人工光源bを容器a外に設置した場合には特
に透過光量が少なくなる。
また、上記第3図および第4図からも判るよう
に、容器a内への入射方向に対する両側部分に透
過光L4が入らないデツドゾーンc,cが存在す
る。前記のような植物の浮遊培養の場合、植物細
胞の多くが容器aの内壁面に付着していることを
考慮すると、上記のように透過光L4が入らない
デツドゾーンc,cが存在することは植物培養上
極めて好ましくない。
本考案はこれに鑑み、人工的な照明手段を用い
ながら、容器内の浮遊植物に対し均一に光を照射
することができ、光の無駄がなく、植物培養の効
率を著しく高めることのできる植物浮遊培養装置
を提供することを目的としてなされたものであ
る。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記従来技術が有する問題点を解決するため、
本考案は筒状を有し内周面を鏡面状の反射面とさ
れた竪長の容器本体と、この容器本体の中心軸方
向に液密に配設された透光性を有する光源筒と、
この光源筒の内部に配設された光源とを有してな
り、この光源からの照射光を容器本体の内周の反
射面で反射させ、その反射光を培養液中に戻すよ
うにしたことを特徴とするものである。
(作用) 上記の構成により、光源から照射される光は透
光性を有する光源筒から培養液中に照射され、そ
の光は容器本体の内周面の反射面に到達するとこ
の反射面により反射されて再び培養液中に戻さ
れ、培養液中に浮遊するすべての植物細胞に光が
均一に与えられる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説
明する。
第1図は本考案による植物浮遊培養装置の一実
施例の縦断面図を示すもので、容器本体1と、こ
の容器本体1内の軸方向に液密に配設された光源
筒2と、この光源筒2の内部に配設された光源3
とからなつている。
容器本体1は、内周面を鏡面状の反射面4とさ
れた円筒部5の下端が底部材6で閉塞され、上端
は蓋部材7で閉塞されるもので、これら底部材6
および蓋部材7は円筒部5の上下のフランジ8,
9にボルト10,10により締着されるようにな
つている。
前記円筒部5は、ガラス製とした場合には内周
面を例えば鏡面処理して反射面4とするか、反射
筒との二重構造とするか、あるいは金属製、合成
樹脂製等の非透光材料で形成される場合には内周
面を鏡面として反射面4とされる。
前記光源筒2は、図示実施例においては透光性
材料からなり、容器本体1内の軸方向中心部にお
いてその底部材6と蓋部材7との間に内部が液密
になるように取付けられていて、内部に光源3と
しての蛍光管が挿入され、蓋部材7から蛍光管に
接続される給電用コード11が導出されている。
容器本体1の内部下方には、外部からの通気管
12に連通して前記光源筒2をとりまくようにリ
ング状の噴出ノズル13が配設され、この噴出ノ
ズル13から培養液14中に通気されるようにな
つている。
図において15は液入口、16は液出口、17
は気抜弁である。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
容器本体1の液入口15から培養液14を注入
し、植物細胞を混入して通気管12を通じ噴出ノ
ズル13から空気を噴出させることにより培養液
14中に通気がなされて植物細胞の浮遊培養が行
なわれる。このとき光源3に通電されると、この
光源3から照射される光は培養液14内に照射さ
れ、培養液14中に浮遊する植物細胞に光が当て
られる。
培養液14を透過した光は、容器本体1の円筒
部5の内周面の反射面4によつて反射され、その
反射光は培養液14中に戻され、再び培養液14
中の植物細胞に当てられる。
上記作用が容器本体1の内周面全域において行
われるので、容器本体1内のすべての領域に光が
均一に反射され、デツドゾーンが皆無となつて、
光に無駄を生じることなく均一な照射が保証さ
れ、植物の浮遊培養が効率よく行なわれる。
なお、前記光源3は、蛍光管等の発光体による
ほか、光源筒2内に光フアイバー等の導光体を内
挿し、これを通じて自然光または人工光を導くよ
うにしてもよい。また光源筒2および光源3は、
容器本体1の軸方向中心に配置することが望まし
いが、容器本体1内の偏つた位置に配置してもよ
く、さらに第3図に示すように、円筒部5をガラ
ス製とし、その外周に金属製筒体18を外嵌して
反射面4を構成するような場合には、この金属製
筒体18の軸方向一側に光源3を内装し得るよう
外方に膨らませて光源筒2とし、これに光源3を
納めて円筒部5内を照明するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、内周面を鏡面状
の反射面とされた竪長筒状の容器本体内軸方向に
透光性を有する光源筒を配設し、この光源筒内に
光源を内装したことにより、この光源からの照射
光は容器本体の内周の反射面に向けて均等に照射
され、容器本体内の培養液中に浮遊する植物に対
し均一に光を与えることができ、しかも照射光は
容器本体の内周の反射面により光源に向けて全反
射されるので、その反射光で培養液中の浮遊植物
を再び照射することができ、光源からの光を有効
に利用することができて照明効果を著しく高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断正面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は同他
の実施例を示す第2図相当図、第4図および第5
図は従来技術における光の入射および反射状態を
示す説明図である。 1……容器本体、2……光源筒、3……光源、
4……反射面、5……円筒部、6……底部材、7
……蓋部材、13……噴出ノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 筒状を有し内周面を鏡面状の反射面とされた
    竪長の容器本体と、この容器本体の中心軸方向
    に液密に配設された透光性を有する光源筒と、
    この光源筒の内部に配設された光源とを有して
    なり、この光源からの照射光を容器本体の内周
    の反射面で反射させ、その反射光を培養液中に
    戻すようにしたことを特徴とする植物浮遊培養
    装置。 2 前記容器本体は、ガラス等の透光材料製円筒
    体の内周面を鏡面処理して反射面とされている
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の植物浮
    遊培養装置。 3 前記容器本体は、金属等非透光材料製円筒体
    の内周面を鏡面加工して反射面とされている実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載の植物浮遊
    培養装置。 4 前記光源は蛍光管等の人工光源を用いた実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の植物浮遊培
    養装置。 5 前記光源は、外部光を導く光フアイバーを用
    いた実用新案登録請求の範囲第1項に記載の植
    物浮遊培養装置。
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