JPH0353192B2 - - Google Patents

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JPH0353192B2
JPH0353192B2 JP58013709A JP1370983A JPH0353192B2 JP H0353192 B2 JPH0353192 B2 JP H0353192B2 JP 58013709 A JP58013709 A JP 58013709A JP 1370983 A JP1370983 A JP 1370983A JP H0353192 B2 JPH0353192 B2 JP H0353192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
tank
space
liquid level
communication pipe
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58013709A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59142982A (ja
Inventor
Hiroshi Matsumura
Yasuhito Oota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Tatsuno Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tatsuno Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Tatsuno Co Ltd filed Critical Tokyo Tatsuno Co Ltd
Priority to JP58013709A priority Critical patent/JPS59142982A/ja
Publication of JPS59142982A publication Critical patent/JPS59142982A/ja
Publication of JPH0353192B2 publication Critical patent/JPH0353192B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内側タンクの外側に間隔をおいて外
側タンクを形成し、その間隔に形成された空間に
連通する連通管を外側タンクに気密に取付け、そ
の空間および連通管には液体が満たされており、
連通管の先端に液位指示器を設けた2重タンクに
関する。
[従来の技術] かかる2重タンクは公知であり、本出願人によ
つて種々提案されており、又例えば実開昭54−
32818号公報等に開示されている。そして、かか
る2重タンクでは内側タンクが破損したり亀裂が
生じた場合に、内側タンクの内部に貯えた液、例
えば油が流出するが、外側タンクより外部へ流出
することがなく、また外側タンクが破損した場合
は内外タンクの間の空間に地下水が流入するが、
内側タンク内に流入することはない。それ故にタ
ンクの万一の破損に対して安全対策や公害問題の
見地から、2重タンクが用いられている。
上述の如く、かかる2重タンクは内外のいずれ
のタンクが破損しても、内外タンクの間の空間の
下部には貯蔵液又は地下水が溜まることになる。
したがつて、内外タンクの間の空間に液があるか
ないかを検知することによつて内外タンクの破損
を知ることができる。そのために内外タンク間の
空間に漏洩検知用の液体が満たされており、その
液体の液位の変化により内外両タンクの破損を知
ることができる。
[従来技術の問題点] しかしながら、一般に地下タンクは地中に埋設
されているので、その周囲の温度変化は少ない
が、地上付近に設けられた液位指示器は冬季にか
なり低温となる。そのために、漏洩検知用の液体
は不凍液、例えばエチレングリコール溶液が用い
られている。しかるにかかる不凍液は一般に体積
膨脹率が大きく(水の3倍程)、温度変化による
膨脹の影響を少なくするためには液位指示器自体
の容積を大きくする必要がある。その結果、材料
および重量が嵩み、コスト高となる。
このように漏洩検知用の液体として、不凍性が
あつて、かつ膨脹率の少ない液体は適当なものが
見当らない。
[解決しようとする課題] したがつて本発明の目的は、比較的に熱膨脹率
の大きい不凍液を用いても、液位指示器自体の容
積を大きくすることなく、通常のものを使用でき
る2重タンクを提供するにある。
[課題を解決する手段] 本発明によれば、内側タンクの外側に間隔をお
いて外側タンクを形成し、その間隔に形成された
空間に連通する連通管を外側タンクに気密に取付
け、その空間および連通管には液体が満たされて
おり、その連通管の先端に液位指示器を設けた2
重タンクにおいて、前記空間に満たされた第1の
液体は比重が重くかつ防錆効果のある液であり、
前記連通管の部分および液位指示器に満たされた
第2の液は第1の液より比重が軽く、かつ凍結し
にくい液となつている。
[作用効果の説明] 第1の液体は比重が重いので、内外タンクの間
の空間に満たされる。この内外タンクの間の空間
は地下に位置しているので、あまり温度変化がな
く、したがつて、不凍液を用いる必要がない。ま
た防錆効果を有しているので、内外タンクの発錆
を防止し、内外タンクの耐用年数を延ばすことが
できる。
第2の液体は比重が小さいので上方の管および
液位指示器に満たされる。このように第2の液体
は前記の空間には満たされておらず、上方の小容
積部分(連通管および液位指示器)に満たされて
いるだけなので、その体積は小さく、その結果、
温度変化による体積の変化の絶対量が小さくな
る。それ故に体積膨脹率の大きい不凍液を用いて
も、通常の大きさの液位検知器で充分に対応する
ことができる。
このように本発明によれば、温度変化による液
位の変化が少なくなるので、温度変化による液位
の変化を内外タンクの破損と誤認されることがな
く、また液位検知器をいたずらに大型化すること
もない。
[好ましい実施の態様] 本発明の実施に際して上方の比重の軽い液とし
ては例えば着色した灯油が好ましく、また空間内
の液としては水に苛性ソーダを少し入れた弱アル
カリ性の水が防錆効果を有しているので好まし
い。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図は本発明を給油所に実施した所が示され
ており、全体をAで示す2重タンクは地下に埋設
されており、この2重タンクAは内側タンク1と
外側タンク2とから構成され、そして内側タンク
1と外側タンク2との間には適数のスペーサ3が
長手方向に間隔をおいて設けられ、したがつて両
者の間に空間4が形成されている。これらの空間
は通常スペーサすなわち鉄板等を溶接することに
よつて形成され、円周方向にも間隔があいている
ので、空間4は内側タンク1の外周に連通してい
る。
地上には給油機5が設置されており、この給油
機5に接続されている給油管6は内側タンク1の
内部下方から上方に延び、内側タンク1および外
側タンク2の上方を貫通し、そして給油機5に達
している。また内側タンク1の上部には外側タン
ク2を貫通して上方に延びる注油管7が設けら
れ、そしてやはり同様に上方に延びるエアベント
管8が接続されている。そして注油管7およびエ
アベント管8の立ち上り部分にはマンホール9が
設けられている。図中10は事務所、14は防火
塀、15はマンホールである。内外タンク1,2
の間の空間4に連通管11が連通しており、この
連通管11の上端には検出液の液位指示器Bが接
続されている。
そして本発明によれば、内外タンク1,2の間
の空間4には比重が重くかつ防錆効果のある第1
の液体Xが充填されており、また連通管11の部
分および液位検出器Bには比重が軽くかつ凍結し
にくい第2の液体Yが充填されている。充填時に
は第2の液体Yが丁度連通管11の下端すなわち
空間4の上端の所に位置するようになつている。
第1の液体Xとしては苛性ソーダを少し入れた
弱アルカリ性の水が好ましく、また第2の液体と
しては着色した灯油が好ましい。
さて液位指示器Bは、詳細を第2図に示すよう
に、連通管11の上端に取付けられ、その連通管
11が開口するケース13を備え、そのケース1
3は上部に透明なのぞき窓20を有し、その内部
には上面が透明な内側ケース21が支持柱22を
介して収容されている。その内側ケース21の内
部に内側ケース21の底部25と上部20とに連
通する透明なスパイラルチユーブ24が収容さ
れ、液体Yは、液位の変化に応じてスパイラルチ
ユーブ24内を昇降するようになつている。した
がつて目視により液位を知ることができる。そし
て、第2の液体Yを着色すれば、液位の変化は第
2の液体Yにより着色されて見えるスパイラルチ
ユーブ24の直径の変化をさらに簡単に目視でき
る。なお、第1図に示すように、内側タンク1の
全周を外側タンク2で覆わずに、第3図に示すよ
うに、内側タンク1の上部を除いた周囲だけを外
側タンク2で覆うように、両タンクで形成された
空間に液位指示器Bを有する連通管11を連結し
ても良い。
[発明の効果] 以上の如く本発明によれば下記のすぐれた効果
を奏する。
(1) 第1の液体の量が少ないので、体積膨脹率の
大きい不凍液を用いても、体積変化の絶対量が
少なく、液位検出器をいたずらに大型化しなく
てすむ。
(2) 第2の液体は防錆効果があるので、タンクが
長持ちする。
(3) 第1および第2の液の選択が可能であり、地
下タンクの接地の状態に応じて選定することが
できる。
(4) 内外両タンクの漏洩の検知が確実となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した2重タンクを有する
給油所の一例を一部断面で示す側面図、第2図は
本発明に実施される液位指示器の断面側面図、第
3図は2重タンクの他の実施例を一部断面で示す
側面図である。 A……2重タンク、1……内側タンク、2……
外側タンク、3……スペーサ、4……空間、11
……連通管、B……液位指示器、X……第1の液
体、Y……第2の液体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内側タンクの外側に間隔をおいて外側タンク
    を形成し、その間隔に形成された空間に連通する
    連通管を外側タンクに気密に取付け、その空間お
    よび連通管には液体が満たされており、その連通
    管の先端に液位指示器を設けた2重タンクにおい
    て、前記空間に満たされた第1の液体は比重が重
    くかつ防錆効果のある液であり、前記連通管の部
    分および液位指示器に満たされた第2の液は第1
    の液より比重が軽く、かつ凍結しにくい液である
    ことを特徴とする2重タンク。
JP58013709A 1983-02-01 1983-02-01 2重タンク Granted JPS59142982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58013709A JPS59142982A (ja) 1983-02-01 1983-02-01 2重タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58013709A JPS59142982A (ja) 1983-02-01 1983-02-01 2重タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59142982A JPS59142982A (ja) 1984-08-16
JPH0353192B2 true JPH0353192B2 (ja) 1991-08-14

Family

ID=11840751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58013709A Granted JPS59142982A (ja) 1983-02-01 1983-02-01 2重タンク

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0331758Y2 (ja) * 1985-05-21 1991-07-05
DE102017215754A1 (de) * 2017-09-07 2019-03-07 Robert Bosch Gmbh Tank mit einem Innenbehälter und einer Außenhülle sowie Verfahren zur Herstellung des Tanks
JP7281176B2 (ja) * 2019-03-28 2023-05-25 タマダ株式会社 縦置き型二重殻タンク

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JPS5432818B2 (ja) * 1977-02-10 1979-10-17

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JPS5432818B2 (ja) * 1977-02-10 1979-10-17

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