JPH0353168Y2 - - Google Patents

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JPH0353168Y2
JPH0353168Y2 JP9799990U JP9799990U JPH0353168Y2 JP H0353168 Y2 JPH0353168 Y2 JP H0353168Y2 JP 9799990 U JP9799990 U JP 9799990U JP 9799990 U JP9799990 U JP 9799990U JP H0353168 Y2 JPH0353168 Y2 JP H0353168Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、クーリングタワーにおける換水制
御のための検出装置、特に循環水の濁りを精度良
く検知するよう0℃〜50℃の広範囲に渡り温度補
正を行つて正確な導通度を検出するようにした換
水制御のための検出装置に関するものである。
【従来の技術】
一般に、大型空調装置等に用いられる循環水
は、クーリングタワーを介して循環しているが、
この循環水の汚れは、通常循環水の導電率を検出
することにより確認している。そもそも水の導電
率はその温度により異なつており、例えば塩化カ
リウム(KC)水溶液の場合、水温1℃の上昇
に対して約2%の増加があることが知られてい
る。従つて水の導電率を検出する場合には、同時
に水温を検出して温度補正を行う必要があるが、
水温が広い温度範囲で変化する場合の温度補正に
は高価な装置を必要としていた。そのため、一定
の基準温度を設定し、この基準温度に対し温度変
化した分だけ補正を行うことが多い。 第4図は、従来の温度補正回路を示すもので、
1はDC電圧、2は入力端子、3は増幅器、R1,
R2,R3,Rsはブリツジ回路を構成する抵抗
素子であり、このブリツジ回路は上記増幅器3の
出力側に接続されている。R1,R2,R3は一
定の同一抵抗値に設定された固定抵抗、Rsは例
えばマンガン,コバルト,ニツケル,銅,鉄など
の酸化物の混合焼結体より成るサーミスタ等の感
温抵抗である。5は固定抵抗R1,感温抵抗Rs
間の検出用分圧点、6は固定抵抗R2,R3間の
検出用分圧点、7は前記分圧点5,6の電位差を
増幅して出力する差動増幅器、8は検出用出力端
子である。 次に動作について説明する。導通率検出回路
(図示せず)より入力端子2,2を介して温度補
正回路に入力された電圧V1は増幅器3で増幅さ
れた後、クーリングタワー内に設けられたサーミ
スタ等より成る感温抵抗Rsを有するブリツジ回
路に入力される。差動増幅器7は温度変化量に応
じてブリツジ回路の分圧点5,6の電位差を検出
して端子8に出力される。このときのサーミスタ
等の感温抵抗Rsの対温度変化の抵抗値を示すも
のが第5図の特性図であり、季節による寒暖差の
影響を受けて最も変化し易い温度幅0℃〜50℃に
かけて急激な抵抗値の減少を示している。因に線
Aで示したものは、一般的な金属抵抗の温度変化
に伴う抵抗値の変化である。
【考案が解決しようとする問題点】
従来の特に温度補正回路を備えた換水制御用の
検出装置は、以上のように構成されていたので、
ブリツジ回路を構成するサーミスタ等の感温抵抗
Rsの抵抗値が、0℃〜50℃の温度範囲において
急激に変化するために、ブリツジ各辺の抵抗値が
容易に定まらず、このため温度変化に伴う抵抗値
の変化を忠実に検出して導電率の温度変化に基づ
く誤差の補正を精度良く行うことができないとい
う問題点があつた。 また、例えば整流回路等から第4図に示す入力
端子2,2を介して温度補正回路に入力した電圧
V1が、温度補正されて端子8から電圧V0として
出力されるときに、差動増幅器7には分圧点5,
6より一定の電位差を有する電流が必要である
が、前記のようにサーミスタを感温抵抗として用
いて、各固定抵抗R1,R2,R3と感温抵抗
Rsからなるブリツジ回路の出力を計算すると、 V0=Δ(1+αt)(R1/R1+Rs−R2/R2+R3) (但しΔは25℃の導電度) となり、この式において、 1/1+αt=R1/R1+Rs−R2/R2+R3 としなければならない。ところが、感温抵抗Rs
はRoe-kt(ここでKはB定数)であるから、上記
の式を十分満足することができない。従つて、温
度補正を行う上での所望のリニアリテイー及び精
度が出てこないという問題点があつた。 この考案は、上述の問題点を解決するためのも
ので、温度補正回路を構成する感温抵抗すなわち
温度−抵抗変化素子を有するブリツジ回路のブリ
ツジ各辺の抵抗値が容易に定まると共に、換水制
御における温度補正に対するリニアリテイーのよ
いクーリングタワーにおける換水制御のための検
出回路を得ることを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
この考案に係るクーリングタワーにおける換水
制御のための検出装置は、温度補正回路をブリツ
ジ回路,差動増幅器、負帰還回路から構成し、ブ
リツジ回路の温度−抵抗変化素子を基準温度に対
し循環水温度差を一定の割合の抵抗値のリニアな
増大または減少として変化させる温度−抵抗変化
素子により構成すると共に、この温度−抵抗変化
素子およびこれに直列に接続される固定抵抗に流
れる電流を定電流としたものである。
【作用】
以上のように構成したので、温度−抵抗変化素
子の循環水温度の変化に対する抵抗値が直ちに決
定され、ブリツジ回路の各辺の抵抗が容易に定ま
ることとなり、また、温度補正に対するリニアリ
テイーが向上することとなる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図について説明す
る。第3図はクーリングタワーにおける換水装置
の概要を示すブロツク図であり、図において11
はクーリングタワー、12はクーリングタワー1
1の上方から循環水Wを落下させる管、12aは
管12の循環制御弁、13はクーリングタワー1
1を循環する循環水Wの排水を制御する排水制御
弁、14は開弁時に清浄水Cをクーリングタワー
11に供給する清浄水供給制御弁,15は導電度
検出用電極、16は温度検出器、17は導電度,
温度等の検出値に基づいて排水制御弁13、清浄
水供給制御弁14等に制御信号を送出する制御装
置、18はクーリングタワー11内の循環水Wの
液面を検出する液面検出器である。 次に、第1図を用いてこの実施例における回路
を説明する。図において、第4図と同一符号は同
一又は相当部分を示しており、15は交流電圧が
印加される検出用電極、21,22,23は等価
回路となるよう接続された電極間抵抗、24は循
環水の導電度に従つて生じる交流信号を増加する
増幅器、25は4個のダイオードで構成される整
流回路であり、前記交流信号は整流回路25を経
て第2増幅器3に入力される。第2増幅器3の出
力側には、一定の抵抗値に設定された固定抵抗R
1,R2,R3,R4,R5と温度−抵抗変化素
子Rtが図示のとおり接続されており、固定抵抗
R1と温度−抵抗変化素子Rtとに流される電流
は定電流となるように設定されている。固定抵抗
R1と温度−抵抗変化素子Rtとの分圧点5と、
固定抵抗R2,R3の分圧点6との間の電圧は入
力抵抗R4を経て差動増幅器7に印加される。抵
抗R5は差動増幅器7のフイードバツク抵抗であ
る。抵抗R1,R2は固定抵抗で、ほぼ同じ値と
するが、抵抗R1の方がR2より若干大きな値で
あるときもある。抵抗Rtは白金測温体等であつ
て、第3図で温度検出器16で示す温度−抵抗変
化素子である。上述の各抵抗値を与えると、分圧
点5,6間には電位差が生じ、この値は入力抵抗
R4を経て差動増幅器7に導入される。この差動
増幅器7の出力は抵抗R6を有する負帰還回路2
6により第2増幅器3の入力側にフイードバツク
されている。第2増幅器3の出力は温度補償が行
なわれていない値であり、差動増幅器7の出力は
温度補償の行われた値である。第2増幅器3の出
力は固定抵抗R1,R2,R3と循環水温度によ
つて抵抗値をリニアに変える温度−抵抗変化素子
Rtのそれぞれを一辺とするブリツジ回路を経て
差動増幅器7に導入される。固定抵抗R1,R
2,R3,温度−抵抗変化素子Rtの各抵抗値は
分圧点5,6間に電位差が生じる値に設定され、
例えばこの実施例に於いて次の値である。 R1:976オーム R2:976オーム R3:110オーム Rt:100+0.4/℃オーム 第2増幅器3の出力電圧をV2、差動増幅器7の
出力電圧をV3とした時、近似的に下式によつて
その関係を示す。 −V2=V1+V2(R3/R2+R3 −Rt/R1+Rt)R5/R4 …(1) V2=−V1/1+R5/R4×R3R1−R2Rt/(R2+R3)(R1
+Rt)…(2) 25℃を基準にとり、1℃当り2%の補償を行うた
めに、次式を満足させる。 1+0.02(T−25)=1+R5/R4× R3R1−R2Rt/(R2+R3)(R1+Rt) …(3) (2)式と(3)式の結果から1℃の温度変化によつて
−2%の温度補正が行われる事が示される。 白金測温体より成る抵抗Rtに5ミリアンペア
の電流が流れる時、1℃の温度上昇の際に0.4オ
ームの増加がある。このため差動増幅器7には、
0.4(オーム)×5(ミリアンペア)=2ミリボルト
の入力変化があり、この時、第2増幅器3の入力
を100ミリボルトとすると2%の読み値減が生じ
る。この電圧を補正するために第2増幅器3の出
力の利得を設定し、自己加熱分を補正する。 温度−抵抗変化素子Rtの測定範囲を0℃ない
し50℃である時、25℃を中心にすると±10オーム
の変化がある。この時電流変化をΔとすると、 Δ=V2/R1+Rt=6/976+(110±10)=5.474〜5.5
76 但しV2=6ボルトとする。 この値は電流5ミリアンペアである時±1.02%
FSであり、この範囲以内の精度に得られる事が
実測できた。 第2増幅器3の直流出力電圧を4個の抵抗辺R
1,R2,R3,Rtより構成されるブリツジ回
路に加え、各抵抗辺の分圧点5,6間に電位差が
生じるように、各抵抗値を選定し、分圧点5,6
間の電圧は差動増幅器7の入力となる。固定抵抗
R1,R2,R3は循環水の温度変化とは無関係
な固有の値であり、温度−抵抗変化素子Rtは循
環水の温度変化に従つて抵抗値を変化し、且つ0
℃ないし50℃の温度変化範囲に於いて、1℃当り
2%の温度補償値を得るために、分圧点5,6間
に生じる直流電圧が、この補償値に対応した値で
あるように、三個の固定抵抗R1,R2,R3は
設定され、この直流電圧が導電度測定信号である
直流信号電圧の係数電圧として印加する事によ
り、温度補償の行われた測定値が得られるもので
ある。クーリングタワーに於ける循環水の汚れ
が、温度に対して2%の検出値変化を与え、0℃
ないし50℃の範囲では、ほぼ同一の割合であるこ
とが実測の結果たしかめられた。 第2増幅器3の直流出力はブリツジを構成する
4個の抵抗辺によつて、分圧点5,6に於いて分
圧され、この分圧点5,6に生じる直流電圧を検
出する時、クーリングタワーにおける循環水の導
電度は温度補正された高精度の値が導出される。
本装置の温度補正は例えば1℃の変化に対し、フ
ルスパンの2%では無く、0〜50℃の範囲の任意
の導電率の読み値の2%の補正が行われる。この
ような状態の変化に対応する。 本装置の使用方法はクーリングタワーの換水制
御装置の多くの型式のものに有効に適用すること
ができる。例えば換水開始を制御するための上限
導電度の検出、換水の停止を制御するための下限
導電度の検出及びその他の使用方法に於いて効果
を有する。若し温度−抵抗変化素子Rtを循環水
中に取付けるために、リード線をL1,L2,L
3延長する時、リード線L1,L2,L3の抵抗
値r1,r2,r3は3線式リード線として図示
のように接続される、二線に比し三線による抵抗
値の影響は除去し易い、リード線L1,L2,L
3の長さが例えば30メートルの場合、リード線の
抵抗値は0.36オーム程度であるから電流変化の影
響は、電流が5ミリアンペアの時、0.064%のシ
フトとなり、この程度ならば差動増幅器により充
分補償できる。 なお、温度−抵抗変化素子として、白金測温体
を用いた場合、第2図に点線で示すリニアな測定
値Bが得られ、この測定値Bは実線で示す理想電
圧値Pに極めて近似している。
【考案の効果】
以上、説明したようにこの考案によれば、換水
開始または停止時期を制御するために、循環水の
導電度を検出する際に、循環水の温度が0℃〜50
℃の範囲で急激に変化しても、直ちに温度補正を
行うことができ、これにより循環水の導電率が温
度変化に基因して誤つて検出され、換水開始また
は停止時期が循環水の濁りと無関係に行われるの
を防止できる。 特に、温度−抵抗変化素子として基準温度と測
定温度との差に基づいて一定率で抵抗値が変化す
る素子を用いて差動増幅器により動作させ、その
出力をフイードバツクさせて温度補正制御を行う
ようにしているので、リニアリテイーのよい換水
制御用検出回路を得ることができる。 また温度−抵抗変化素子Rtを、これと隣接す
る固定抵抗および電源端子に対し、3本のリード
線によつて接続しているので抵抗値の影響を除去
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の一実施例を夫々示
す回路図、特性図及びブロツク図であり、第4
図,第5図は従来の温度補正回路の一例を示す回
路図及び特性図である。 3……増幅器、4……ブリツジ回路、5,6…
…分圧点、7……差動増幅器、11……クーリン
グタワー、15……電極、25……整流回路、2
6……負帰還回路、R1,R2,R3……固定抵
抗、Rt……温度−抵抗変化素子、L1,L2,
L3……リード線。なお、図中同一符号は同一又
は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1対の電流供給電極および1対の電圧検出電極
    を有し、前記電流供給電極に交流電流を供給して
    循環水の導電率に応じた電圧降下を電圧検出電極
    から取出す検出電極と、 上記検出電極の電圧降下を直流電圧信号に整流
    する整流回路と、 上記整流回路の出力を増幅する増幅器と、上記
    増幅器の出力側に設けられ、一定の抵抗値を有す
    る数個の固定抵抗と基準温度に対する循環水温度
    差に応じて抵抗値がリニアに増大または減少する
    温度−抵抗変化素子とからなり、この温度−抵抗
    変化素子およびこれと直列接続の前記固定抵抗と
    に流れる電流が定電流に設定され、前記温度−抵
    抗変化素子がこれに隣接する固定抵抗および電源
    端子に対し3本のリード線により接続されたブリ
    ツジ回路と、このブリツジ回路の検出側分圧点の
    出力を増幅する差動増幅器と、この差動増幅器の
    出力を前記増幅器の入力側に負帰還する負帰還回
    路とからなる温度補正回路と、により構成したこ
    とを特徴とするクーリングタワーにおける換水制
    御のための検出装置。
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