JPH0353142Y2 - - Google Patents

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JPH0353142Y2
JPH0353142Y2 JP4872987U JP4872987U JPH0353142Y2 JP H0353142 Y2 JPH0353142 Y2 JP H0353142Y2 JP 4872987 U JP4872987 U JP 4872987U JP 4872987 U JP4872987 U JP 4872987U JP H0353142 Y2 JPH0353142 Y2 JP H0353142Y2
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plate
sensing
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earthquake
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は重錘落下型地震感知器の改良に関する
ものである。
〔従来技術〕
地震感知器の中には、主に水平方向の振動を感
知するものとして、重錘落下型と呼ばれるものが
存在するが、その構造は既に実公昭53−19822号
公報にも記載されている如く、第2図に示すよう
に検知箱1内に支持部材2が嵌入され、この支持
部材2には磁力により検知体3が吊り下げられ、
この検知体3の中程には、それによつて動かされ
る検知板4を緩合し、一端を検知箱1の側壁に固
定されて構成されている。この地震感知器の地震
時の動作は、ある一定以上の震度に達すると支持
部材2に垂下された検知体3が支持部材2から離
れて落下し、検知体3の上部突起部3aが検知板
4を動かし、それによつて検知板4の先端に接し
て設けられた各種の機械的あるいは電気的な装置
(図示しない)を作動させることにより行われる。
ところで、地震がおさまれば各部品の点検を行
い、地震感知器を元の状態に復帰させることにな
るが、第3図に示す具体的な装置で説明すると、
ピン5により回動自在に支持された検知板4のA
部又はB部を矢印の方向に押すことにより、検知
板4をピン5を中心に反時計方向に回転させ、ち
ようど地震感知時の動作と逆の動作を行わせ、検
知体3を支持部材2に吸着させ復帰させることに
なる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来の地震感知器において、地震による水
平動を検知するためには、検知板4には検知体3
との間に隙間のある緩孔4aを設ける必要がある
が、地震による感知動作後、復帰させる場合、こ
の緩孔4aゆえに検知体3と検知板4との位置関
係がまちまちになり、ただ単に検知板4のA部又
はB部を矢印の方向に押しただけでは第4図に示
すように、検知体3と支持部材2が密着状態に復
帰せず、目でよく確かめて検知体3を支持しなが
ら作業をしなければならない。したがつて、従来
の構成を基礎として、人手によらない自動復帰機
能を持たせようとして、例えば電磁ソレノイドを
A部又はB部に対向させる復帰構成を付加しても
安定に復帰させることができない。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、検知
体3の位置設定を正確に行え、必要に応じて自動
復帰機能を持たせることもできる重錘落下型地震
感知器を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段並びに実施例〕
以下、図面を用いて本考案の一実施例について
説明する。
第1図は本考案による地震感知器の一例を示す
正面図、第5図は第1図の−線断面図、第6
図は本考案による地震感知器の復帰動作を説明す
るための説明図である。図中第3図と同一符号の
ものは同一のものを示すが、11,12は支持部
材2を中心に左右対称にそれぞれピン13,14
により回動自在に支持された本考案によるL字状
の2分割の検知板で、検知体3と対向する先端部
分には第5図に示すように検知体3を取り囲むよ
うに切欠き11c,12cが設けられ、検知体3
との間に適当な隙間があくように構成されてい
る。又、15は検知板11の上辺11aと検知板
12の下辺12bとをピン16,17を介して回
動自在に連結した連結板である。この連結板15
を支持するピン16,17とピン13,14との
位置関係については、第7図に示すモデルによつ
て説明する。
即ち、今中心距離がだけ離れた位置に直径が
同じDのプーリー21,22を置き、それにベル
ト23をたすき掛けにして反対方向に回転させた
場合を考えると、プーリー21と22が互いに向
い合つた「a−b−c」の面のうち、ベルト23
がプーリー21,22に接触しているのは「a−
d」面と「c−e」面であり、角度であらわせば
∠aod=θ1,∠coe=θ2である。
ここで、たすき掛けベルトの交差点fとプーリ
ー21,22の中心oと点dとで構成される直角
三角形「o−d−f」を考え、 角度∠dfo=θ3,∠efo=θ4をそれぞれ距離と
直径Dであらわせば sinθ3=〓=sinθ4 ∴θ3=θ4=sin-1D/となる。
そして、∠dfo+∠fod=θ3+∠fod=90°=θ1
∠fod及び∠efo+∠foe=θ4+∠foe=90°=θ2+∠
foeであることからθ3=θ1,θ4=θ2となり、 結局θ1=θ2=θ3=θ4つまり、 θ1=θ2=sin-1D/(ただし≧D) であることがわかる。
そこで、仮にプーリー21の面「a−d」の中
間点とプーリー22の面「c−e」の中間点ある
いはプーリー21の面「c−e」の中間点とプー
リー22の面「a−d」の中間点とを連結板で連
結すれば、ベルト23のたすき掛けを外しても、
プーリー21あるいはプーリー22の一方を所定
の角度θ1/2だけ時計方向あるいは反時計方向に回 転させるだけで、もう一方のプーリーも反対方向
に同一角度回転させることができる。
つまり、第1図の場合であれば、L字状の検知
板11と12の回動自在支持点(ピン13,14
の位置)から略等距離(ただし回動自在支持点間
隔(ピン13と14の間隔)の半分よりも小さい
寸法)上の第7図に相当する角度θ1,θ2の中間点
どうしを連結すればよいことがわかる。
そして、この連結部材は連結板15のような剛
体ではなく、多少伸び縮みする部材で連結するよ
うにすれば、検知板11,12の連結点の配置条
件を実用上問題がない程度まで緩めることができ
る。
次に、本考案装置の動作について説明する。
まず、地震により検知体3が落下する場合に
は、検知板11はピン13を中心に第1図の時計
方向に回転し、検知板12はピン14を中心に反
時計方向にそれぞれ回転するが、検知板11,1
2は連結板15により連結されているため、各々
が中心軸X−Xに対称に回転動作を行い、第6図
に示すように検知体3はその中心が中心軸X−X
と略一致した位置に落下する。そして、復帰させ
る場合には、例えば検知板12のA部を矢印の方
向に押せば、あるいは必要に応じて自動復帰さす
場合には電磁ソレノイドSに通電することによ
り、検知板12がピン14を中心に時計方向に回
転し、連結板15により連結された検知板11は
中心軸X−Xに対称に反時計方向に回転すること
になり、検知体3は中心軸X−Xに沿つて真上に
押上げられ支持体2に対し密着状態に復帰する。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば検知体の落
下時及び復帰時の動きが略鉛直方向に上下動する
だけとなり、特に復帰時には、検知体が確実に支
持体と密着する位置に規制できるため、間違いな
く復帰動作が円滑に素早く行えるばかりでなく必
要に応じて安定な自動復帰を行わせることもで
き、従来のように復帰動作を繰り返したり、検知
体の位置をわざわざ確認する必要がない等の効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による垂錘落下型地震感知器の
一例を示す正面図、第2図及び第3図は従来の重
錘落下型地震感知器の一例を示す正面図、第4図
は従来の地震感知器の問題点を説明するための説
明図、第5図は第1図の−線断面図、第6図
は本考案による重錘落下型地震感知器が動作した
ときの状態図、第7図は第1図におけるピン1
6,17とピン13,14の位置関係を説明する
ための説明図である。 1……検知箱、2……支持部材、3……検知
体、4,11,12……検知板、5,13,14
……ピン、11c,12c……切欠き、15……
連結板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 検知箱内に支持部材が嵌入され、該支持部材に
    は磁力により検知体が吊り下げられ、該検知体の
    中程には一端が前記検知箱の側壁に支持された検
    知板を緩合し、前記検知体の落下によつて前記検
    知板が変位し地震を感知するものにおいて、 前記検知板を前記支持部材を中心に左右対称に
    L字状部材からなる2分割構成とし、前記検知板
    の前記検知体と対向する先端部分には前記検知体
    を取り囲むように切欠きを有し、L字状の屈曲部
    分において回動自在に支持するとともに、前記検
    知板の該回動自在支持点から略等距離上の所定箇
    所を相互に連結したことを特徴とする重錘落下型
    地震感知器。
JP4872987U 1987-03-30 1987-03-30 Expired JPH0353142Y2 (ja)

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JP4872987U JPH0353142Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JP4872987U JPH0353142Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JPS63155031U JPS63155031U (ja) 1988-10-12
JPH0353142Y2 true JPH0353142Y2 (ja) 1991-11-20

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ID=30870535

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JP6390045B2 (ja) * 2015-06-15 2018-09-19 公益財団法人鉄道総合技術研究所 地震検出装置、力算出方法及び質量算出方法

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JPS63155031U (ja) 1988-10-12

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