JPH0352847Y2 - - Google Patents

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JPH0352847Y2
JPH0352847Y2 JP14848384U JP14848384U JPH0352847Y2 JP H0352847 Y2 JPH0352847 Y2 JP H0352847Y2 JP 14848384 U JP14848384 U JP 14848384U JP 14848384 U JP14848384 U JP 14848384U JP H0352847 Y2 JPH0352847 Y2 JP H0352847Y2
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injection
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sand
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additive
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は土砂輸送管内に潤滑剤あるいは固化
剤などの添加剤を注入する添加剤注入装置の改良
に関する。
《従来技術と問題点》 周知のように、トンネル、〓道などの堀削工事
では、堀削土砂の搬出が必要となる。
搬出手段としては、ズリトロ、ベルトコンベア
が広く用いられているが、設置面積を要し、段取
取替が大変で、折曲個所での輸送が難しい。
このため、堀削土砂のパイプラインで輸送する
手段が提供されている。
しかしながら、パイプラインで輸送する場合に
も次のような問題があつた。
すなわち、パイプライン輸送では、土砂の摩擦
抵抗を小さくする必要があつて、従来は土砂輸送
管の土砂供給口近傍で、水などの潤滑剤を注入し
ていたが、輸送される土砂がポンプで加圧されて
いるため、潤滑剤の貯留チヤンバや注入ホース内
に土砂が逆流し、目詰りするという問題があつ
た。
そして、逆流を防止する逆止弁を取付けたもの
も提供されているが、これが不完全であつて実用
に供し得なかつた。
一方、摩擦抵抗を低減した土砂や、高含水率の
土砂は、輸送後の取扱が面倒となるため、パイプ
ラインの終端近くでセメントや高吸水樹脂などの
固化剤を添加することが行なわれているが、固化
剤を添加注入する場合にも上述した逆流の問題が
あつた。
《考案の目的》 この考案は、上述した従来の問題点に鑑みてな
されたものであつて、その目的とするところは、
比較的簡単な構成でもつて、輸送土砂の逆流を防
止しつつ潤滑剤、固化剤などの添加剤を予め定め
た注入圧で土砂に注入できる土砂輸送管用添加剤
注入装置を提供することにある。
《考案の構成》 上記目的を達成するため、この考案は、中空筒
状の土砂輸送管内に潤滑剤、固化剤などの添加剤
を注入する装置において、土砂輸送管の周方向に
所定の間隔を置いて装着された複数の添加剤噴出
弁と、この噴出弁に接続された添加剤注入ポンプ
とを有し、ポンプで圧送される添加剤の圧力でも
つて前記噴出弁を開口し、且つ噴出弁の注入圧力
を調整可能にしてなることを特徴とする。
《実施例》 以下、この考案の好適な実施例について添附図
面を参照にして詳細に説明する。
第1図から第4図は、この考案に係る土砂輸送
管用添加剤注入装置の一実施例を示している。
第1図は本考案の添加剤注入装置10の使用例
を示す説明図であつて、中空円筒状の土砂輸送管
12の一端にポンプ14を接続し、輸送管12の
他端側には、輸送された土砂16を収容するホツ
パー18が設置されており、注入装置10は土砂
輸送管12の途中に介装され、水、ゲル状高吸水
性樹脂、気泡、マツドオイルなどの潤滑剤19を
注入する場合を示している。注入装置10は、土
砂輸送管12との接続部分を拡大して第3図に示
すように、接続部の前後で土砂輸送管12の径を
異ならせ、土砂16の輸送方向の下流側を大径と
しており、これらの間にテーパー状に拡開した筒
体24をフランジ26,26を介して接続し、筒
体24の外周面に周方向に所定の間隔を置いて複
数の添加剤(潤滑剤19)噴出弁28を装着し、
噴出弁28に注入ホース20の先端を接続し、ホ
ース20の後端には注入ポンプ22を接続して構
成している。
噴出弁28の詳細を第4図に示す。
同図の噴出弁28は、両端が開口した中空円筒
状の本体30と、本体30の上端に設けられた注
入ホース20の接続用のネジが内設された取入口
32と、本体30の下端に形成された外方に拡開
するテーパー面34と、本体30内にあつてその
内面に沿つて上下移動するピストン36と、ピス
トン36の周面に間隔を置いて突設された羽根部
材38と、ピストン36に固着されたロツド40
と、ロツド40は本体30内に設けられた隔壁4
2を貫通して下方に延びるとともに、ピストン3
6と隔壁42間にロツド40を挿通して取付けら
れたコイルバネ44と、ロツド40の先端部に固
着され、前記テーパー面34を弁座とするコーン
弁46とで概略構成されている。
上記コイルバネ44は、ロツド40を介してコ
ーン弁46を上方に付勢しており、バネ44の弾
発力は、ロツド40に形成されたスクリユーを廻
すと、コーン弁46に取付けられた座金ナツト4
8が前後して調整できるようになつている。
また、上記隔壁42には、連通孔50が穿設さ
れており、上記注入ポンプ22によつて送り込ま
れた潤滑剤19は、コイルバネ44の付勢力より
も高圧になると、コーン弁46を下方に押し下
げ、テーパー面34との間に形成される間隙から
外方に噴出する。
このように構成された噴出弁28は、筒体24
内にコーン弁46が臨むようにして取付けられ、
上記本体30の外周面にネジを刻設して、筒体2
4に着脱可能に装着してもよい。
潤滑剤19の注入圧設定の一例を第2図に示
す。
同図に示す注入圧の設定は、ポンプ14として
ピストン式のものを使用した場合であつて、注入
圧は所定の周期で脈動する土砂輸送管12の内圧
のほぼ平均値に設定されている。
このように注入圧を設定すると、輸送管12の
内圧が設定左よりも低い間(第2図中T1,T3
T5……)は上述したように噴出弁28から潤滑
剤19が注入される。
そして、輸送管12の内圧が設定圧よりも高い
間(第2図T2,T4,T6……)は、差圧がコーン
弁46をテーパー面34側に押圧するように作用
するとともに、コイルバネ44の付勢力も同じ方
向に作用しているため、噴出弁28は完全に閉塞
されて、土砂16の逆流が防止される。
さて、以上の如く構成された注入装置10は、
上記のように潤滑剤19の円滑な注入と、土砂1
6の逆流が確実に防止されるとともに、噴出弁2
8が周方向に装着されているため、輸送管12の
内面に潤滑剤19を全面から供給し、潤滑剤19
は土砂16の移動に伴つて輸送管12の内面をほ
ぼ全長に亘つて覆うようになり、土砂16と輸送
管12との摩擦抵抗を大幅に低下させる。
第5図はこの考案の注入装置に用いられる他の
噴出弁28′を示しており、噴出弁28′は以下の
ように構成されている。
すなわち、噴出弁28′は、上端が開口し、他
端に傾斜したテーパー面52とノズル孔54とが
形成された先細筒状の本体56と、本体56内に
あつてコイルバネ58で、下方に付勢され上下移
動するピストン60と、ピストン60に固着され
たロツド62と、ロツド62の先端にプレート6
4を介して固着された略円錐状の弁体66と、コ
イルバネ58に後端に取付けられた押え金物68
と、本体56の上端開口を閉塞する袋ナツト70
と、袋ナツト70に螺着されたバネ圧調整用のス
クリユー72とから構成されている。
そして、上記本体56の側面には、上記注入ホ
ース20と接続される取入口74が設けられてお
り、また、上記弁体66は高分子プラスチツク材
で形成され、上記テーパー面52を弁座面とし
て、コイルバネ58の付勢力によつてテーパー面
52に押付けられ、常時ノズル孔54を閉塞して
いる。
このように構成された噴出弁28′は、ノズル
孔54が上記筒体24内に開口するように装着さ
れ、注入ポンプ22を介して本体56内に潤滑剤
19が送り込まれると、潤滑剤19の注入圧でも
つて、ピストン60を上方に押し上げ、テーパー
面52と弁体56との間に間隙を生じさせ、この
間隙からノズル孔54を介して潤滑剤19を筒体
24内に注入する。
以上のように構成された噴出弁28′にあつて
は、コイルバネ44の付勢力は、土砂輸送管12
の最大内圧よりも大きく設定され、潤滑剤19の
注入圧は、コイルバネ44の付勢力よりも大きく
設定する。
そして、このように圧力を設定すれば、上記実
施例と同様な作用効果が得られる。
なお、上記実施例ではテーパー状に拡径した筒
体24に噴出弁28,28′を装着するものを例
示したが、直接輸送管12に装着してもよい。
また、上記実施例では、潤滑剤38を注入する
場合を例示したが、この考案の実施はこれに限定
されることはなく、土砂輸送管12の終端近傍に
注入装置10を設け、粉体状高吸水性樹脂、セメ
ントミルクなどの固化剤を注入することも勿論可
能であつて、この場合には、固化剤がノズル孔3
4から輸送管2の中心方向に向けて噴出されるた
め、土砂16との混合が良好となる。
《考案の効果》 以上、実施例で詳細に説明したように本考案に
係る土砂輸送管用添加剤注入装置は、噴出弁と注
入ポンプという簡単な構成にもかかわらず、土砂
の逆流を防止して予め定めた注入圧で添加剤を注
入し、土砂と輸送管との摩擦抵抗を大幅に低くす
るなどの作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の注入装置の使用例を示す図、
第2図は添加剤の注入設定圧を示すグラフ、第3
図は第1図の要部拡大図、第4図は噴出弁の断面
図、第5図は噴出弁の他の例を示す断面図であ
る。 10……添加剤注入装置、12……土砂輸送
管、14……ポンプ、16……土砂、18……ホ
ツパー、19……潤滑剤、22……注入ポンプ、
28……噴出弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空筒状の土砂輸送管内に潤滑剤、固化剤など
    の添加剤を注入する装置において、該土砂輸送管
    の周方向に所定の間隔を置いて装着された複数の
    添加剤噴出弁と、該噴出弁に接続された添加剤注
    入ポンプとを有し、該ポンプで圧送される添加剤
    の圧力でもつて該噴出弁を開口し、且つ該噴出弁
    の注入圧力を調整可能にしてなることを特徴とす
    る土砂輸送管用添加剤注入装置。
JP14848384U 1984-10-02 1984-10-02 Expired JPH0352847Y2 (ja)

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JP14848384U JPH0352847Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

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JPS6168168U JPS6168168U (ja) 1986-05-10
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