JPH0352670Y2 - - Google Patents

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JPH0352670Y2
JPH0352670Y2 JP1987106238U JP10623887U JPH0352670Y2 JP H0352670 Y2 JPH0352670 Y2 JP H0352670Y2 JP 1987106238 U JP1987106238 U JP 1987106238U JP 10623887 U JP10623887 U JP 10623887U JP H0352670 Y2 JPH0352670 Y2 JP H0352670Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、バーコード・シンボルを有するプラ
スチツク製透明容器に関する。
(従来の技術) 化粧品、薬品、食品或は洗剤等の日用雑貨に類
するものは内容物の色や使用中の残量を確認する
ため容器を透明とし充填内容物が外面から見える
構成が要求される事がある。
この構成は、例えば頭髪用品を充填した押出チ
ユーブ容器やシャンプー・洗剤等を充填したプラ
スチツクボトルが挙げられこれ等の内容物は赤、
青、黄色等の濃い色の着色が行なわれているもの
が多い。この様に派手に着色した内容物を透明容
器に充填する理由は、色調を消費者にアピールし
購買意欲をそそることを目的としている。
一方、上記の化粧品や日用雑貨に類するもの
は、種類も多く消費量も多い状況にあり最近販売
店の合理化を計るためPOS(Point of Sale;販売
時点情報管理)システムが浸透しておりその結果
レジスター業務の省力化や購買者の傾向をとらえ
在庫管理等の経営効率を高めてる。
次に、化粧品や日用雑貨等がPOSシステムに
より具体的にどの様にコントロールされているか
を述べる。
(1) 食品・雑貨等についてはJAN(Japanese
Article No.)バーコード・シンボルがJIS(日
本工業規格)で制定されている。
JANバーコード・シンボルは数種の巾の白
と黒の平行バーからなるバーコードと13桁の
(又は8桁の)数字(OCR文字)で形成される
JANコード・シンボル及びこれ等の左右のマ
ージン部によつて構成され商品の表面に印刷等
の方法で表示されたマークである。
(2) 商品の販売時「読み取り器」を使つてバーコ
ード・シンボルを自動的に読み取る。
自動読み取り時「読み取り器」からレーザー
光を発射し白バーに於る高い反射と黒バーに於
る低い反射光をパルス信号に変えて文字認識す
る等の機能がある。又は「OCR読み取り器」
で文字の光学像を電気信号に変換しこれをもと
に文字像を認識しデータの組立てを行つて
POSターミナルへ送出する。
(3) 「読み取り器」で読みき取つた情報は同時に
POSターミナルを経由してストア・コントロ
ーラーに伝送され、ストア・コントローラーか
ら商品の値段や合計金額等の情報がPOSター
ミナルに返送されてレシートが作成される。
(4) 販売店で収集された販売情報は店内のコンピ
ユターによる伝送等方法で流通センターや本部
の仕入れ部等に伝達され適切な発注や在庫管理
が可能になる。
JANバーコート・シンボルのバーコードは各
バーの巾、黒バー2本と白バー2本とからなる1
つのキヤラクターを形成するその巾、黒バーのエ
ツジから隣接する黒バーのエツジ迄の巾等が許容
寸法内に納る様に定められているし、白バーと黒
バーの間及び黒バーとマージンの間には高いコン
トラストが求められるし、これ等の部分は出来る
だけ鮮明に仕上がつている事も読み取りをスムー
ズに行うため必要条件である。
一方、OCR文字部については、文字の形、線
の太さ、文字の大きさが定められており黒色濃度
が一定以上の水準であることが必要である。
但し、販売店の「読み取り器」は設備のコスト
面よりバーコード部分を認識する機能があるもの
が大部分でありOCR文字部についてはバーコー
ドだけでは人間が見ても何を意味するか不明であ
るのでJANバーコード・シンボルではバーコー
ドとOCR文字を併記するものでそれだけにバー
コード部分の仕上り状態が重要である。
従来、プラスチツク製容器にバーコードを形成
する方法として、容器の素材に直接ドライオフセ
ツト印刷やスクリーン印刷法で印刷するか、あら
かじめ印刷してあるラベルを貼付ける方法、或は
バーコードが印刷してあるフイルムで覆う方法等
が行われている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記ドライオフセツト印刷法で白バーと黒バー
を交互に印刷する方法は、各刷版によつて白と黒
インキをラバーブランケツトに移した後ラバーブ
ランケツトから2色同時に容器表面に展色するも
のであるが、白バー部と黒バー部を隙間なしの状
態で印刷するとお互いのインキの重なり部分のニ
ジミが発生したり鮮明度が低下する生産上の問題
となる。
又、白バー部と黒バー部の間に隙間を有する様
にバーコードを印刷する事は印刷作業上からはい
かにも容易なことであるが、前途の巾寸法等に規
制に反するし読み取り時、不具合を生ずる事もあ
る。
スクリーン印刷法においては、1色ずつの印刷
であるため白バーと黒バーの位置合せの精度に於
て問題がある。
容器素材が透明の場合、上記の白バーと黒バー
を交互に印刷する必要があるが、ドライオフセツ
ト印刷法、スクリーン印刷法は共に前述の生産性
や品質に問題があり、又これ等の問題を克服した
としても赤や青等の濃い色調の内容物を充填した
場合その影響を受け白バーと黒バーの間、黒バー
とマージンの間に必要なコントラストが無くなつ
たり、着色のない内容物であつても中に気泡を含
む等の理由で所定の反射率が得られず読み取り不
能の自体に至つたり、又は異る数値に読まれると
大変なトラブルに発展する。
従つて、透明容器では生産工程の増加やコスト
アツプしてもラベル貼付やフイルムで覆う方法等
が行なわれている。
尚、この問題を回避するため容器を内容物の色
調が透けない不透明仕様とすると商品の購買意欲
をそそる目的を達成出来なくなる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、商品の販売促進上必要な容器の透明
性を維持しながら上記バーコード・シンボルの読
み取りをスムーズに行える容器仕様を確立するこ
とを目的とし、この目的達成のため本考案では、
容器の材料がプラスチツクであり、内容物を保有
する胴部は、内容物の色調や残量を確認する透明
部と、内容物が透けない部分的な不透明部とから
成り、該不透明部に黒バー又は白バーとマージン
のどちらか一方のみによりバーコード・シンボル
を印刷したことを特徴とした。
(作用) プラスチツク製透明容器の製造に際しては、公
知の方法により透明部と不透明部とを一体に有す
る胴部が製造され、その後、不透明部に黒バー又
は白バーとマージンのどちらか一方のみによりバ
ーコード・シンボルが印刷される。
従つて、透明容器に現用されているラベル、フ
イルム包装等が不要となるのでラベル代及びラベ
ル等の貼付作業分がコストダウンとなるし、不透
明部を設ける事で白バーとマージン又は黒バーの
どちらかの印刷が不要であるのでバーコード・シ
ンボル部分の印刷ダブリによるニジミや印刷ムラ
が生じないし、バーコード・シンボルの印刷がき
れいに仕上るため商品価値も上る。
プラスチツク製透明容器の使用に際しては、部
分的な不透明部を除いて胴部の大半を締める透明
部により内容物の色調を消費者にアピールしたり
又は内容物の残量が外面から確認出来る機能性を
維持しながら、不透明部のバーコード・シンボル
によりレジの省力化や商品在庫の適正化が計れる
等経営の合理化が行える。又、バーコード・シン
ボル部分には前述の様に、印刷ダブリによるニジ
ミや印刷ムラが生じないためバーコードがスムー
ズに読み取れるし、誤読も防止される。
(実施例) 全般的な容器構成を説明する。
容器の材料がプラスチツク性であり、内容物を
保有する胴部に内容物の色調や残量を確する事の
透明部と内容物の色調が透けない不透明部分から
なり不透明部分の表面にバーコード・シンボルが
印刷されている構成である。
上記透明部分は全く着色剤を含まないプラスチ
ツク材のみの構成とするか又は着色剤中でも有機
顔料等の透明性のある顔料を混入した層であり、
不透明部分はプラスチツク材の中にチタンホワイ
ト、チタンイエロー、カーボンブラツク等の無機
顔料や金属顔料からなる不透明顔料単独か又はこ
れ等複数種の組み合わせ又は不透明顔料と少量の
有機顔料を混合した色付きの不透明層からなるも
のである。
不透明層の存在形態は容器の軸芯と平行に筋状
に形成したり、容器の表側を透明に裏側不透明と
したり、容器の円周方向に胴部の一部に不透明層
を形成し、該不透明層の表面にバーコード・シン
ボルを印刷し内容物による影響を受けない構成と
した事が特徴である。いずれの容器の構造の場合
も不透明層の形成はプラスチツク材の中に不透明
顔料を混入して行うもので、バーコード・シンボ
ルを印刷したラベルを貼り付けて内容物の透視を
防止するものではない。
次に、全般的な容器の材質及び製造方法を説明
する。
いずれの製造方法の場合も熱可塑性樹脂を材料
とするもので、コスト、成形加工性及び性能面か
らポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマ
ー、エチレンープロピレン共重合体、ポリブタジ
エン系、エチレンビニールアルコール、塩化ビニ
ール、ポリカーボネート、ポリエステル、ナイロ
ン、ポリスチレン、エチレンー酢酸ビニール共重
合体、エチレンービニールアルコール共重合体ケ
ン化物、塩化ビニリデン、エチレンーエチルアク
リレート共重合体、エチレンメタクリル酸共重合
体等の樹脂単独又は2種以上の複合構成である。
容器の製造方法は、押出成形法、ブロー成形法、
射出成形法、真空成形法、圧空成形法、ラミネー
ト成形法等の公知の成形法で成形した後、構成材
料の最外層に用いられている樹脂の種類により
(無極性樹脂の場合)フレーム処理、コロナ放電
等の方法で表面処理した後、容器の形状、生産数
量や得意先の要求すある印刷効果(バーコード・
シンボル以外の部分)より適切な印刷方法により
商品名、絵柄やその他の説明文の他、容器の不透
明部分にバーコード・シンボルを印刷し、印刷面
に光沢や耐摩擦性等が要求される場合は印刷面の
保護としてオーバーコートをコーテングする。
次に、容器に透明部と不透明部を形成する方法
として代表的なものを説明する。
(1) 押出成形法 押出ダイスの構造が透明部と不透明部が形成さ
れ、これ等が筋状に配置した筒状に融合する様に
なつている。
それぞれの樹脂材料を別々の押出機のホツパー
より押出ダイスの中に導き上記の構造に状とした
後、押出ダイス出口にて、外径規制冷却装置又は
内径規制冷却装置にて固化する。通常の押出ライ
ンは冷却装置の前方に引取機を設置し、能率的に
押出を行えるラインとなつている。
(2) ブロー成形法 先ず、押出成形法でパリソン(厚肉のパイプ状
スリーブ)成形し、これをキヤビテイ型の中に保
持しパリソンを軟化状態としパリソンの内側から
内圧をかけキヤビテイ型の内面に密着させ目的の
形状に成形する。パリソンの形成は(1)の押出成形
法と同様にて行う。
(3) 射出成形法 キヤビテイ型(雌型)とコア型(雄型)からな
る金型の射出空間に透明又は不透明樹脂どちらか
一方を溶融状態で流入し、金型の一部が移動し又
は金型の一部が分割移動した後他の金型部分と組
み合わせられ、射出空間が形成され、どちらか他
方の樹脂を流入冷却固化し金型より取り出す射出
成形機は2系統の射出ユニツトを備えてあるもの
であり、金型に対して平行に配置するものと、金
型に対して対向の方向に配置されているものがあ
る。
(4) ラミネート法 不透明部を筋状に形成したフイルムを他の透明
フイルムと貼合わせ(ラミネーシヨン加工)原反
を製造し、この原反を円筒形に丸めサイドシーム
接着加工し容器の胴部を形成する。
(1)の押出成形法と(4)のラミネート法で製造した
胴部はその一端に公知の射出成形法等で造した頭
部を接着し押出チユーブ容器又はラミネーシヨン
チユーブ容器を製造する。
成形品の不透明部へのバーコード・シンボルの
印刷方法は、容器の形状や得意先の要求する印刷
効果等によつて選択するが、例えば、押出し成形
法によつて成形した押出チユーブ容器や射出成形
法によつて成形したカツプ状容器の場合はドライ
オフセツト印刷法によて能率的に行うことが多
い。
ドライオフセツト印刷法は、刷版がインキツボ
よりインキを先ずラバーブランケツトに転移し、
更に成形容器に展色するものであるが、容器がラ
バーブランケツトに接触する直前にバーコード・
シンボルが不透明部に位置する様にチユーブ容器
の印刷スタート位置がコントロールされた後、ラ
バーブランケツトが接触しインキの展色が行われ
る。その後、インキの種類により例えば紫外線硬
化型インキの場合は紫外線の数秒間の照射によつ
てインキを乾燥し又は熱乾燥型インキの場合は50
〜100゜C程度の乾燥炉を通過することで乾燥し、
オフセツト印刷部を保護する目的でオーバーコー
トがコーターでコーテイングされオーバーコート
剤の種類による適切な乾燥が行なわれチユーブ容
器にバーコード・シンボルを印刷する作業が完了
する。
尚、被印刷面の樹脂材料の種類(例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン等)によつてはフレーム
処理、コロナ放電処理等の表面処理を行つた後、
インキを展色する。
ブロー成形法によつて成形したプラスチツクボ
トルでは、押出チユーブ容器の場合同様に樹脂材
料の種類によつてはフレーム処理等の表面処理を
行つた後スクリーン印刷法によつて印刷される事
が一般的である。
スクリーン印刷法は、ステンレス、ナイロン等
からなるスクリーンを印刷絵柄以外の部分を樹脂
で固めインキを通らない様にレスクリーンの上面
からインキをスキージでスクリーンの下面に接触
通過するボトルにインキをにじみ出させ印刷する
ものである。
この場合もボトルの不透明部にバーコード・シ
ボルが位置する様にボトルをスクリーン下面に位
置させるものである。印刷した後、オフセツトイ
ンキの場合と同様にインキの種類に応じた適切な
乾燥方法で乾燥するものである。
ラミネート法によつて製造する容器の印刷は、
サイドシーム接着加工する前に原反の状態でグラ
ビヤ印刷やフレキソ印刷法によつて行うもので、
原反の不透明部に位置合せした状態で印刷され、
複合構成の中間に印刷層が位置する場合と外層の
外面に印刷及びオーバーコートする方法がある。
前記同様に印刷面の樹脂材料の種類によつては
フレーム処理等の表面処理を行つた後印刷する。
本考案の容器の不透明部の面積はバーコード・
シンボルの印刷に必要な範囲である、それ以外の
部分は内容物が透けて見える透明部分である。
(実施例 1) 第1図は実施例1の容器を示す正面図、第2図
は実施例1の容器の底面図、第3図は実施例1の
容器に内容物を充填した状態を示す正面図、第4
図は第3図の充填容器のバーコードを読み取る状
態を示す斜視図、第5図は実施例1の容器胴部の
押出設備の1例を示す図、第6図はオフセツト印
刷機の1例を示す図、第7図は塗装機の1例を示
す図である。
図において、1は容器本体、2はキヤツプ、3
は胴部、4は頭部、5は白不透明部、6は透明
部、7はJANバーコード・シンボル、8はバー
コード、9は白バー部、10は黒バー部、11は
マージン部、12はOCR文字、13はニス除け
部、14は胴接合部、15はハンドスキヤナー、
16は押出機(1)、17は押出機(2)、18はダイ
ス、19は外形規制冷却装置、20は白不透明部
成形空間、21は透明部成形空間、22は押出パ
イプ、23はオフセツト印刷機、24はターレツ
ト、25はマンドレル、26はブラン胴、27は
ラバーブランケツト、28はインク、29はくり
出しローラー、30は移しローラー、31は肉な
らしローラー、32は着肉ローラー、33は版
胴、34は塗装機、35は塗布ローラー、36は
塗料である。
容器本体1の構造は、薄肉の低密度ポリエチレ
ンからなる胴部3と同系統の樹脂からなる頭部4
とで構成し、胴部3は長さ方向に区分された帯状
の白不透明部5とこれと同方間に連続する透明部
6からなり筒状に形成されている。
頭部4は上方にキヤツプ2を嵌合するための雄ね
じを有し、胴部3の一端に接合されている押出チ
ユーブ容器である。
胴部3の外面の白不透明部5にはJANバーコ
ード・シンボルが黒色で印刷され、胴部3の下方
端部であるニス除け部13以外の全周に仕上ニス
が塗装されている。
透明部6は低密度ポリエチレンの中に着色剤を含
まない材料構成であり白不透明部5は透明部6と
同種の低密度ポリエチレンにチタンホワイトを3
%混入し白色に着色した仕様である。
白不透明部5は十分な隠蔽力があり、リキツド
状の女性用フアンデーシヨンを充填しても透けて
見える事のない性能がある。
その他、白不透明部5と透明部6は溶融状態で
薄肉円筒形に成形されるため両者の接合部14は
強固に接着している。
第3図は上記の構造の容器本体1にキヤツプ2
を嵌合した後フアンデーシヨン内容物を充填しニ
ス除け部13をヒートシールし密封した状態を示
すものであり、白不透明部5は内容物が透けて見
える事がなく、反面、透明部6は目視により内容
物の色調、量等が明瞭に確認出来る性能がある。
不透明部5は及びその外面に印刷されている
JANバーコード・シンボルは白バー部9、黒バ
ー部10及びマージン部11より構成し内容物に
よつて色調、光沢等外観状態が損なわれていな
い。
第4図は上記状態の充填した容器本体1のバー
コード・シンボル7にハンドスキヤナー15を当
て読み取る時の状態を示すものである。
容器本体1が上記の様に構成されているためハ
ンドスキヤナー15で安定的に読み取る事が出
来、POSターミナルを経由してストアコントロ
ーラーに伝送され、ストアコントローラーでは予
め商品ナンバーや価格等が登録されているので商
品ナンバーや価格等をPOSターミナルへ返送し
てレシートが作成される。
従つて、価格等を確認してレジスターのボタン
を押してレシートを作成する手間が省け、又レジ
スターの操作は熟練を要せずレジスター打ち間違
いも発生しない。
上記の作業がスピーデイに行えるため精算のス
ピードアツプとなり客の回転が上る。
第5図は胴部3を製造する押出し設備の1例を示
すもので、透明部6を形成する低密度ポリエチレ
ンを溶融して状態で押し出す機能がある押出機(1)
16と白色に着色した低密度ポリエチレンを溶融
した状態で押出す機能がある押出機(2)17がダイ
ス18に連結されており、ダイス18の構造は押
出パイプ20の円周の大部分である透明部6と押
出パイプ20の流れ方向に帯状に形成される白不
透明部5が溶融状態で円周方向に連続するパイプ
となる様な構造であり、透明部6を形成するダイ
ス18の空間21には押出機(1)16の接続口が連
通し、白不透明部5を形成するダイス18の空間
20は押出機(2)17の接続口が連通しダイス18
の出口では白不透明部5と透明部6が円周方向に
連続する形状の押出パイプ22が両押出機16,
17の圧力によつて押し出される構造になつてい
る。
ダイス18によつて上記の構造の押出パイプ2
2が形成された後冷却装置19でもつて固化され
押出パイプ22の形状が定まる。
又第5図には示していないが、冷却装置19の前
方には引取機が設置されており冷却された押出パ
イプ22が引取られ能率的に製造される。
上記の様にして押出パイプ22を製造した後、
所望の長さにカツトしその一端に射出成形法によ
つて胴部3と同系の樹脂で頭部4を形成すると同
時に接着する。次に、頭部成形して押出パイプ2
2を第6図に示す様なオフセツト印刷機23のタ
ーレツト22に回転自在に取付けられているマン
ドレル25に被り固定され、ガスフレーム処理等
公知の方法で表面処理を行つた後、胴部3の白不
透明部5がブラン胴26に取付られているラバー
ブランケツト27のバーコード・シンボル7のイ
ンク28模様に位置当接する様にマンドレル25
の回転が調節される。
一方、インクつぼに収容されているインク28
をくり出しローラー29の回転でくり出し、移し
ローラー30、肉ならしローラー31、着肉ロー
ラー32を経由して版胴33に取付固定されてい
る刷版にインク28が転移し、バーコード・シン
ボル7の他場合によつては所望の模様が順次ラバ
ーブランケツト27に転移する。この時、刷版に
インク28が移行して来ることは各ロール29,
30,31,32が回転によつて行なわれ着肉ロ
ーラー32と版胴33及び版胴33とブラン胴2
6はそれぞれが回転しながら接触する事で最終的
にラバーブランケツト27の表面にバーコード・
シンボル7の他、場合によつては所望のインク模
様が形成される。次に、該ラバーブランケツト2
7が胴部3に接触する様にマンドレル25とブラ
ン胴26が回転し各模様が同時に胴部3の表面に
展色される。マンドレル25に装着した頭部成形
した押出しパイプ22とラバーブランケツト27
の接触位置がマンドレル25の回転制御装置によ
つて厳密にコントロールされるため胴部3の白不
透明部5にバーコード・シンボル7が位置する様
に印刷される。又、第6図に示す印刷機23は略
図であるが、このラバーブランケツト27迄のイ
ンク28転移機構を1ユニツトとして1台の印刷
機23に4〜6ユニツトが搭載されており4〜6
色の印刷が同時に行える。
頭部成形した押出しパイプ22は上記の様に印
刷された後、マンドレル25からチエーンに固定
されているピン等に移動し使用しインク28の種
類によつて熱乾燥や紫外線照射等が行なわれ、イ
ンク28を乾燥した後、引き続いて第7図に示す
塗装機34のマンドレル25に被り固定されター
レツト24が回転し塗布ローラー35に接触する
とマンドレル25が回転しニス除け部13以外の
全面に塗料36が塗布される。
塗布ローラー35は塗料層に蓄えられている塗
料36がくり出しローラー29、移しローラー3
0を経由することによつて均一な表面状態と適量
の布着量がお互いのロール圧によつて管理されて
いるので印刷済の胴部3への塗料の塗布状況も適
量が均一に行われる。
次に、インク28の乾燥の場合と同様に塗料の種
類に適する熱乾燥や紫外線照射等によつて塗料が
乾燥される。この様にして胴部3の白不透明部5
にバーコード・シンボル7が印刷され、その後胴
部3のほぼ全周が塗料によつて被われる。
(実施例2) 第8図は内容物を充填した実施例2の容器の状
態を示す正面図、第9図は第8図のA−A´線切断
図である。
図において、37はカツプ状容器本体、38は
蓋、40は淡黄色不透明部、41は淡黄色透明部
である。尚、3,7,8,9,10,11,1
2,14の符号の構成は実施例1と同様である。
本例の容器は、カツプ状の容器本体37に着色
した飲料を充填しヒートシール性の蓋38で密封
したものである。
容器本体37は公知のインジエクシヨン成形によ
つてカツプ状に成形さたものであり、カツプの1
側に帯状に形成される淡黄色不透明部40と、カ
ツプ状の容器本体37の大半を占める部分の淡黄
色透明部41とを有し、前記淡黄色不透明部40
にバーコード・シンボル7を印刷した事を特徴と
するものである。
印刷は、実施例1と同様の方法でオフセツト印
刷法、又は公知のスクリーン印刷法でバーコー
ド・シンボル7を不透明部40に印刷する。
本例の容器は実施例1と同様に不透明部40の
隠蔽力が十分であるため、バーコード・シンボル
7の読み取りはスムーズに行えるし、又胴部3の
大部分は淡黄色透明部41であるため、黄色に着
色した内容物を更に引立たせて色彩効果を出す事
が出来る。
(実施例3) 第10図は円周上に不透明部を形成したラミネ
ートチューブ容器を示す一部断面とした正面図、
第11図は第10図の容器の原反の構成を示す斜
視図である。
図において、45は接着剤層、46はラミネー
シヨンチユーブ容器、47はラミネーシヨン原
反、48は最外層、49は最内層、50は黒不透
明部、51はポリエステル層、52は黒着色ポリ
エチレン層、53はサイドシーム接着部、54は
切断線、55はブランクである。尚、3,4,
6,7,8,9,10,11,12,14の構成
は実施例1と同様である。
本例の容器46は、ラミネーシヨン方法によつ
て製造した原反47を一定のサイズに切断したブ
ランク55を円筒形に丸め、端面同志を接着しサ
イドシーム接着部53を形成し、胴部3の一端に
頭部4を接着した構成であり、胴部3の略中程の
高さに円周状に黒不透明部50を形成しその表面
に白バー部9及びマージン部11を白インキでも
つて印刷したものである。
ラミネーシヨン原反47の構成は、無着色のポ
リエステル層51を中心にその両面に接着剤層4
5を配し、更にその内外面にポリエチレンからな
る最外層48と最内層49を位置させこれ等の層
を強固に接着加工してものである。
黒不透明部50は、最外層48に筋状に黒着色ポ
リエチレン層52でもつて形成してものである。
黒着色ポリエチレン層52には不透明なカーボン
ブラツク顔料が1%混入されている。
最外層48はT型ダイスによつて筋状に透明部
6と不透明部50が交互に位置する構造に製造
し、該最外層48と最内層49をポリエステル層
51を中心としてエクストルージヨンラミネータ
ーで接着剤層45を押し出しながら貼り合わせる
ものである。
この様にして製造したラミネーシヨン原反47
の黒不透明部50の表面にグラビヤ印刷法によつ
てバーコード・シンボル7の白バー部9及びマー
ジン部11を印刷する。印刷した後、塗料をコー
テイングする。又は最外層48の内側に印刷を逆
刷した後、印刷面を接着面として貼り合わせる方
法がある。
この様にしてラミネーシヨン原反47に印刷を
した後、チユーブ容器46の大きさに見合うサイ
ズのブランク55を切断線54に添つて切断する
事で作成し、次に黒不透明部50が円周状に配置
される様に筒状にフオーミングした後、端部を重
ね合せ熱接着する事でサイドシーム接着部53を
形成4胴部3を製造する。
次に、胴部3の一端に射出成形法で成形した頭
部4を接着しチユーブ容器46を製造する。
該チユーブ容器46のバーコード・シンボル7
は黒不透明部50に白バー部9とマージン部11
を印刷したため黒バー部10は印刷抜き部分であ
るが、ハンドスキヤナー15での読み取り状況は
実施例1,2の場合と同様問題ない。
以上、本考案の実施例を図面に基づいて説明し
てきたが、具体的な容器製造方法や素材の選択等
はこれらの実施例に限られるものではなく、本考
案の要旨を逸脱しない範囲における変更があつて
も本考案に含まれる。
例えば、多層シートを形成し、圧空成形法によ
つて容器を成形するような例であつても良く、用
途等に応じ成形される様々のプラスチツク製透明
容器に適応することが出来る。
(考案の効果) 以上説明してきたように、ほん考案のバーコー
ド・シンボルを有するプラスチツク製透明容器に
あつては、容器の胴部は、内容物の色調や残量を
確認する透明部と、内容物が透けない部分的な不
透明部とから成り、該不透明部に黒バーまたは白
バーとマージンのどちらか一方のみによりバーコ
ード・シンボルを印刷したことを特徴とする構成
とした為、以下に列挙する効果が得られる。
(1) 内容物の色調を消費者にアピールしたり又は
内容物の残量が外面から確認出来る機能を維持
しながらレジの省力化や商品在庫の適正化が計
れる等経営の合理化が行える。
(2) 透明容器に現用されているラベル、フイルム
包装等が不要となるのでラベル代等及びラベル
等の貼付作業分がコストダウンとなる。
(3) 不透明部を設ける事で白バーとマージン又は
黒バーのどちらかの印刷が不要であるのでバー
コード・シンボル部分の印刷ダブリによるニジ
ミや印刷ムラが生じないためバーコードがスム
ーズに読み取れるし、誤読も防止出来る。
(4) バーコード・シンボルの印刷がきれいに仕上
るため商品価値も上る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の容器を示す正面図、第2図
は実施例1の容器の底面図、第3図は実施例1の
容器に内容物を充填した状態を示す正面図、第4
図は第3図の充填容器のバーコードを読み取る状
態を示す斜視図、第5図は実施例1の容器胴部の
押出設備の1例を示す図、第6図はオフセツト印
刷機の1例を示す図、第7図は塗装機の1例を示
す図、第8図は内容物を充填した実施例2の容器
の状態を示す正面図、第9図は第8図のA−
A′線切断図、第10図は円周上に不透明部を形
成したラミネートチユーブ容器を示す一部断面と
した正面図、第11図は第10図の容器の原反の
構成を示す斜視図である。 1……容器本体、2……キヤツプ、3……胴
部、4……頭部、5……白不透明部、6……透明
部、7……JANバーコード・シンボル、8……
バーコード、9……白バー部、10……黒バー
部、11……マージン部、37……カツプ状容器
本体、38……蓋、40……淡黄色不透明部、4
1……淡黄色透明部、46……ラミネーシヨンチ
ユーブ容器、47……ラミネーシヨン原反、48
……最外層、49……最内層、45……接着材
層、50……黒不透明部、51……ポリエステル
層、52……黒着色ポリエチレン層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の材料がプラスチツクであり、内容物を保
    有する胴部は、内容物の色調や残量を確認する透
    明部と、内容物が透けない部分的な不透明部とか
    ら成り、該不透明部に黒バー又は白バーとマージ
    ンのどちらか一方のみによりバーコード・シンボ
    ルを印刷したことを特徴とするバーコード・シン
    ボルを有するプラスチツク製透明容器。
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